JP6147006B2 - 撮像装置、顕微鏡システム及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置、顕微鏡システム及び撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、物体を撮像して画像を取得する撮像装置、顕微鏡システム及び撮像方法に関する。
近年、顕微鏡観察の技術分野においては、電子撮像の技術が進歩しており、観察対象に応じて様々な撮像法や画像処理法が開発されている。一例として、観察対象である物体内の複数の領域をそれぞれ撮像して得られた複数の画像を貼り合わせることにより、広範囲且つ高精細な一枚の画像を表示するシステムが提案されている。このようなシステムは、バーチャルスライドシステムとも呼ばれている。例えば特許文献1には、生体組織の観察領域を小区画に分割し、各小区画を撮像することにより取得した画像を繋ぎ合わせる技術が開示されている。
このような撮像技術においては、小区画の数に対応して撮像回数が増えるので、撮像動作を高速化することが求められている。その中でも、各小区画を撮像する際のオートフォーカスを如何に高速化するかという課題がある。
また、顕微鏡により物体を観察する際、複数枚の画像から共焦点を抽出することにより、物体を三次元的に表示する技術も開発されている。一般に、共焦点顕微鏡観察においては、共焦点面を変化させる目的で、対物レンズ等の光学系を光軸方向(Z方向)に沿って操作するため、画像データの取得時間が長くなるという問題があった。この問題に対し、下記特許文献2には、ステージの移動方向(例えばX方向)に対して物体側の焦点面を傾斜させ、ステージの移動により物体の表面位置をZ軸方向に変化させながら撮像を行う技術が開示されている。この技術によれば、焦点面の傾斜角度に応じた厚みに含まれる物体を検出することができるので、Z方向に沿った操作を行う必要がなくなる。
特開2008−191427号公報 特開平11−211439号公報
バーチャルスライドシステムにおける撮像動作を高速化するためには、特許文献1に開示されたシステムに対し、特許文献2に開示された共焦点撮像の技術を適用することが考えられる。それにより、各小区画に対するオートフォーカスが不要となり、観察領域全体に対する撮像を高速化できる可能性がある。
しかしながら、物体面を移動させる速度と、焦点面の傾斜角度によって決まる検出可能な厚みの範囲とは、トレードオフの関係にある。例えば、1回で幅200μmの領域を撮像可能な撮像装置において、図18に示すように、物体側の焦点面PFCを厚み方向に10μmだけ傾斜させる場合と、図19に示すように、焦点面PFCを厚み方向に4μmだけ傾斜させる場合とを比較する。なお、図18及び図19に示す各撮像領域C1、C2、…は、1回の撮像により画像情報を取得可能な物体OB上の領域を示す。なお、図18及び図19においては、図の横方向に対して縦方向の縮尺を大きくしている。
図18の場合、1回の撮像により、厚み方向に10μm分の画像情報を取得できる(言い換えると、10μmの範囲で物体OBにおける合焦面を探索することができる)のに対し、図19の場合には、厚み方向に4μm分の画像情報しか取得することができない。しかしながら、例えば約1μmごとに傾斜結像を行う際、図18の場合にはステージを約20μmずつずらしながら撮像を行うのに対し、図19の場合、ステージを50μmずつずらしながら撮像を行うことができる。従って、後者の方が少ない撮像回数で、即ち短時間で物体OB全体を撮像することができる。
このように、観察対象全体の撮像に要する時間を短縮するためには、物体の傾斜量は少ない方が好ましい。しかしながら、そのためには、観察対象が、焦点面を傾斜させる厚み方向の範囲に収まっている必要がある。
一方、スライドガラスに生体標本を載置してカバーガラスで封止したプレパラートのように、平行平板に挟まった物体を観察する際、物体は通常、光軸に対してほぼ直交するように配置される。このような物体を上述した傾斜結像により観察する場合、焦点面の傾斜量が多くなると、非合焦の領域のボケ具合が不自然になるという問題が生じる。そのため、傾斜量を適切に設定して、必要以上に大きくしないことが望ましい。
このように、傾斜結像による観察を行う場合、観察に適した焦点面の傾斜量が様々な条件から設定される一方、焦点面の傾斜量に応じて決まるZ方向の範囲に物体面が収まっている必要がある。
ところで、観察対象の物体が生体標本である場合、その生態標本の厚みバラツキ等に起因してプレパラートは光軸と完全には直交していないことが多く、焦点深度のレベルにおいては、プレパラートの傾きが撮像に与える影響が顕著になる。そのため、一般には、物体の観察対象領域が変化するたびにオートフォーカスが実行される。それに対し、上述した傾斜結像による観察はオートフォーカスが不要となる技術であるものの、プレパラートの傾きや上記の厚みのバラツキを補償するためのZ方向の撮影範囲とスループットを両立することが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮像部と観察対象との少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させると共に、該移動の方向に対して撮像部の物体側の焦点面を傾斜させて撮像を行う傾斜結像撮像において、物体面のZ方向における変位によらず、合焦面を確実に得ることができる撮像装置、顕微鏡システム及び撮像方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、物体が載置されるステージと、前記物体からの観察光を受光する撮像面を有する撮像素子が設けられた撮像部と、前記物体の載置面内の少なくとも1つの方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第1の移動機構と、前記第1の移動機構による移動方向と平行な軸に対し、前記撮像部の前記物体側における焦点面を相対的に傾斜させる傾斜機構と、前記載置面と直交する方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第2の移動機構と、前記第1の移動機構を動作させながら前記撮像部に前記物体の第1の領域を撮像させ、該撮像の結果から前記第1の領域に関する情報を取得し、前記物体の合焦傾向を演算する演算部と、前記合焦傾向に基づいて前記第2の移動機構を制御し、前記撮像部に前記第1の領域とは異なる前記物体の第2の領域を撮像させる際の、前記撮像面における前記観察光の結像特性を調整する制御部と、を備えることを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記撮像部の光軸方向の焦点位置と、前記物体と、の相対的な位置関係を調整することにより、前記観察光の結像特性を調整することを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記ステージと前記撮像部との間の距離を変化させることにより、前記撮像面に結像する前記物体の像の位置を調整することを特徴とする。
上記撮像装置において、前記第1の領域に関する情報は、前記載置面と直交する方向におけるコントラストの高さを示す合焦評価値が最大となる位置である合焦位置の分布であって、前記載置面内の少なくとも1つの方向における分布であることを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記載置面と直交する方向における輝度値のコントラストに基づいて前記合焦位置の分布を取得することを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記第1の領域に関する情報に加えて、前記第1の領域に対する撮像と前記第2の領域に対する撮像との間における前記第1の移動機構による移動量に応じて前記結像特性が変化するように調整を行うことを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記合焦位置の分布の代表値を算出し、前記載置面と直交する方向における前記撮像部の前記焦点面の範囲と前記代表値との関係に基づいて、前記第2の領域を撮像する際の前記結像特性を変化させることを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記載置面と平行な面であって、前記載置面と直交する方向におけるコントラストの高さを示す合焦評価値が最も大きい領域の総面積が最大となる面を算出し、前記載置面と直交する方向における前記撮像部の前記焦点面の範囲と前記最大となる面との関係に基づいて、前記第2の領域を撮像する際の前記結像特性を変化させることを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記合焦評価値が最も大きい領域のうち、所定の閾値よりも大きい領域の面積のみを前記総面積に算入することを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記合焦位置の分布の回帰平面又は回帰曲面を算出し、該回帰平面又は回帰曲面に基づき、前記第1の領域とは異なる任意の位置における合焦位置の分布を推定し、推定した該合焦位置の分布に基づいて前記結像特性を調整することを特徴とする。
上記撮像装置において、前記制御部は、前記第1の移動機構を動作させながら前記撮像部に前記物体の互いに異なる複数の領域を撮像させ、該撮像の結果から前記複数の領域の各々に関する情報を取得し、前記複数の領域の各々に関する情報に基づいて前記複数の領域以外の任意の位置における合焦位置の分布を推定し、推定した該合焦位置の分布に基づいて前記結像特性の調整を行い、前記複数の領域の各々に関する情報は、各領域における合焦位置の分布と、該合焦位置の分布の代表値又は統計値と、前記載置面と平行な面であって前記載置面と直交する方向におけるコントラストの高さを示す合焦評価値が最も大きい領域の総面積が最大となる面の情報と、前記合焦位置の分布の回帰平面又は回帰曲面の情報と、のうちのいずれかであることを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡システムは、前記撮像装置と、前記物体を照明する照明手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像方法は、物体が載置されるステージと、前記物体からの観察光を受光する撮像面を有する撮像素子が設けられた撮像部と、前記物体の載置面内の少なくとも1つの方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第1の移動機構と、前記第1の移動機構による移動方向と平行な軸に対し、前記撮像部の前記物体側における焦点面を相対的に傾斜させる傾斜機構と、前記載置面と直交する方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第2の移動機構と、を備える撮像装置が、前記第1の移動機構を動作させながら前記撮像部に前記物体の第1の領域を撮像させ、該撮像の結果から前記第1の領域に関する情報を取得し、前記物体の合焦傾向を演算するステップと、前記撮像装置が、前記合焦傾向に基づいて前記第2の移動機構を制御し、前記撮像部に前記第1の領域とは異なる前記物体の第2の領域を撮像する際の前記撮像面における前記観察光の結像特性を調整するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、傾斜結像撮像により取得した物体の第1の領域に関する情報に基づいて第2の移動機構を制御することにより、第2の領域を撮像する際の撮像面における観察光の結像特性を調整するので、第2の領域に対する傾斜結像撮像において、物体面のZ方向における変位によらず、合焦面を確実に得ることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示す図である。 図2は、図1に示す撮像部の構成を示す模式図である。 図3Aは、傾斜結像撮像における焦点面と物体面との関係を示す模式図である。 図3Bは、図3Aに対応する合焦位置の分布(合焦分布)を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る撮像方法を示すフローチャートである。 図5Aは、実施の形態1に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図5Bは、実施の形態1に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図6は、本発明の実施の形態1の変形例1−1に係る撮像方法を示すフローチャートである。 図7は、変形例1−1に係る撮像方法を説明するためのグラフである。 図8は、本発明の実施の形態2に係る撮像方法を示すフローチャートである。 図9Aは、実施の形態2に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図9Bは、実施の形態2に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図10は、実施の形態2に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図11Aは、Y方向における最小自乗平面に基づくZ方向の調整方法を説明するための模式図である。 図11Bは、Y方向における最小自乗平面に基づくZ方向の調整方法を説明するための模式図である。 図11Cは、Y方向における最小自乗平面に基づくZ方向の調整方法を説明するための模式図である。 図12は、本発明の実施の形態3に係る撮像方法を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態3に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図14は、本発明の実施の形態3の変形例3−1に係る撮像方法を示すフローチャートである。 図15は、変形例3−1に係る撮像方法を説明するための模式図である。 図16は、図1に示す撮像装置を含む顕微鏡システムの構成例を示す模式図である。 図17は、図1に示す撮像装置を含む顕微鏡システムの別の構成例を説明するための模式図である。 図18は、Z方向の範囲が10μmとなるように合焦面を傾斜させた場合における撮像動作を説明する模式図である。 図19は、Z方向の範囲が4μmとなるように合焦面を傾斜させた場合における撮像動作を説明する模式図である。
以下、本発明に係る撮像装置及び顕微鏡システムの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態1に係る撮像装置1は、観察対象であるサンプルSPを載置するステージ100と、ステージ100に載置されたサンプルSPを撮像する撮像部110とを備える。以下において、ステージ100のサンプル載置面(以下、サンプル面PSPと記す)をXY面とし、サンプル面PSPと直交する方向をZ方向とする。
また、撮像装置1は、ステージ100をXY面内において移動させるXY駆動部120と、撮像部110の物体側の焦点面PFCをステージ100の移動方向と平行な軸に対して傾斜させる傾斜機構130と、ステージ100をZ方向に沿って移動させるZ駆動部140と、XY駆動部120によるステージ100の移動動作を制御するXY駆動制御部150と、Z駆動部140によるステージ100の移動動作を制御するZ駆動制御部160と、撮像部110がサンプルSPを撮像することにより取得した画像情報に基づいて、Z方向におけるサンプルSPの合焦位置を算出する合焦位置算出部170と、該合焦位置のXY面内における少なくとも1方向の分布に基づき、XY駆動部120及びZ駆動部140を制御する際に用いられる駆動パラメータを算出する駆動パラメータ演算部180と、当該撮像装置1における各種撮像条件を設定すると共に、駆動パラメータに基づいてXY駆動部120及びZ駆動部140を制御することにより、撮像部110の撮像面における結像特性を調整する撮像条件設定部190とを備える。
図2は、図1に示す撮像部110の構成を示す模式図である。図2に示すように、撮像部110は、CCD等の固体撮像素子からなる撮像素子111と、対物レンズ112aを含む観察光学系112とを備える。撮像素子111は、サンプルSPからの観察光(サンプルSPの透過光又は反射光)Lを受光する撮像面111aを有し、該撮像面111aにおいて受光した光を電気信号に変換して電子的な画像情報(画像データ)を生成する。観察光学系112は、サンプルSPからの観察光Lを撮像素子111の撮像面111aに結像させる。実施の形態1において、撮像面111aは、観察光学系112の光軸L1と直交するように設けられている。
図1に示した傾斜機構130は、撮像部110の撮像動作中、図2に示すように、撮像部110(撮像素子)の物体側の焦点面PFCがステージ100の移動方向と平行な軸に対して角度θをなすように、撮像部110を傾斜させた状態で保持する。具体的には、ステージ100をX方向に沿って移動させる場合、傾斜機構130は、X軸と直交するY方向の軸を中心に回転可能な回転機構によって構成される。
再び図1を参照すると、XY駆動制御部150は、撮像部110の撮像動作中、ステージ100を所定の方向(例えばX方向)に移動させるように、XY駆動部120を制御する。Z駆動制御部160は、撮像部110の撮像動作に際して、サンプルSPに対する撮像部110の合焦位置が所定範囲内に収まるように、Z駆動部140を制御する。
合焦位置算出部170は、XY駆動部120によりステージ100を移動させながら、サンプルSP内の領域を複数回撮像することによって得られた結果(画像情報)に基づき、例えばコントラスト法や位相差法等の公知の手法により合焦位置を算出し、XY平面の少なくとも1方向(例えばX方向)における合焦位置の分布を取得する。
ここで、図3Aは、ステージ100の移動方向(例えばX方向)に対して焦点面を傾斜させて物体を撮像する傾斜結像撮像における焦点面と物体面(例えばサンプルSPの表面)との関係を示す模式図である。また、図3Bは、図3Aに対応する合焦位置の分布(合焦分布)を示す図である。
図3Aに示すように、傾斜結像撮像において、物体面上の1点(例えば、座標xの点)は、ステージ100を移動させることにより、焦点面内における位置(Z方向における位置)を相対的に変化させながら複数回撮像されることになる。そこで、複数回の撮像によりそれぞれ得られた複数の画像に基づき、Z方向において輝度値のコントラストを比較することにより、物体の合焦位置を推定することができる。そして、このように推定された合焦位置に基づき、合焦された物体の像を得ることができる。図3Bは、推定された合焦位置のX方向における分布(合焦分布)を示す。
或いは、上述した特許文献2に開示されているように、合焦評価値(例えば共焦点位置における合焦)が最大になるX方向の位置から、傾斜している面における高さ位置を推定して、物体の合焦位置を求めることも可能である。
駆動パラメータ演算部180は、合焦位置算出部170が算出した合焦位置の分布に基づいて、XY駆動部120及びZ駆動部140を駆動するためにXY駆動制御部150及びZ駆動制御部160にそれぞれ与えられる駆動パラメータを算出する。
ここで、図3Aに示すように、Z方向における物体面の範囲は、撮像部110を傾斜させた際の焦点面の範囲(例えばZ=0〜ZH)に収まっていることが必要条件である。そこで、駆動パラメータ演算部180は、上記必要条件が満たされた傾斜結像撮像を実現するため、合焦位置算出部170により取得された合焦位置の分布に基づいて、XY駆動制御部150及びZ駆動制御部160にそれぞれ与える駆動パラメータを算出する。
撮像条件設定部190は、傾斜機構130が傾斜させる撮像部110の傾斜角度、XY駆動部120の駆動により移動させるステージ100の移動速度又は移動量、Z駆動部140の駆動により移動させるステージ100の移動量等、傾斜結像撮像における各種撮像条件を設定する。
次に、実施の形態1に係る撮像方法について説明する。図4は、実施の形態1に係る撮像方法を示すフローチャートである。また、図5A及び図5Bは、実施の形態1に係る撮像方法を説明するための模式図である。なお、以下においては、ステージ100をX方向に沿って移動させるものとする。
まず、ステップS101において、撮像条件設定部190は、傾斜結像撮像における撮像部110の焦点面C(i,n)の傾斜角度θを設定する。なお、符号nは、所定の領域に対する傾斜結像撮像におけるショット順を示すパラメータであり、n=1〜Nである。符号iについては後述する。
ここで、サンプルSP全体の撮像に要する時間を短縮するためには、傾斜角度θは小さい方が望ましいが、その場合、焦点面C(i,n)の高さZHの範囲にサンプルSPの厚みが収まっている必要がある。そこで、撮像条件設定部190は、サンプル面PSP上におけるサンプルSPの存在範囲、サンプルSPの厚み、撮像時間の制約等を考慮して、適宜、傾斜角度θを設定する。
続くステップS102において、撮像条件設定部190は、撮像を1回行うごとにステージ100を移動させる移動量Δxを、撮像部110の被写界深度及び傾斜角度θに応じて適宜設定する。なお、図5Aに示す符号Δzは、撮像部110による1回の撮像により物体の検出が可能なZ方向における範囲であり、被写界深度及び傾斜角度によって決まる。
ステップS103において、撮像条件設定部190は、サンプルSPの合焦傾向を推定するための領域Riを設定する。ここで、合焦傾向とは、XY面内のある領域においてサンプルSPに対する合焦面PAVが存在すると推定されるZ方向の高さの傾向のことである。
また、領域Riは、サンプル面PSP上におけるサンプルSPの存在領域(即ち、撮像対象領域)をマトリックス状に分割した各領域を示す。符号iは、撮像対象となっている個々の領域を示すパラメータであり、初期値として1が設定される。また、パラメータiの最大値は、サンプルSPの存在領域の分割数である。
各領域Riのサイズは、合焦傾向を推定するための十分な量の情報が得られるように設定される。具体的には、1つの領域Riに対して傾斜結像撮像を行った際に、例えば50ショット(N=50)の画像情報が取得されるサイズに設定される。
ステップS104において、撮像装置1は、撮像条件設定部190により設定された条件に従ってステージ100をX方向に沿って移動させながら領域Riを撮像する(傾斜結像撮像)。
ステップS105において、合焦位置算出部170は、領域Riに対する撮像結果から、領域Ri内の各位置(各XY座標)における合焦位置(Z方向の位置)を算出する。より詳細には、合焦位置算出部170は、ステップS104における傾斜結像撮像により得られた複数ショット(例えば50ショット)の画像情報を撮像部110から取得する。そして、これらの画像情報に基づき、領域Ri内の各XY座標に対し、Z方向における輝度値のコントラストの高さを示す合焦評価値を算出し、該合焦評価値が最大となるZ方向の位置を、当該XY座標における合焦位置として算出する。
ステップS106において、駆動パラメータ演算部180は、サンプルSPの合焦傾向を求める。本実施の形態1では、駆動パラメータ演算部180は、合焦傾向として、ステップS105において算出された合焦位置のX方向における分布に基づき、合焦位置の代表値として平均値z1を求める(図5A参照)。この平均値z1を通るXY面と平行な面が、領域Riにおける合焦面PAVとして扱われ、該平均値z1は、Z駆動制御部160の動作を制御するための駆動パラメータとして用いられる。なお、代表値としては、平均値の他、最大値やその他の統計値を用いても良い。
ステップS107において、撮像条件設定部190は、傾斜に伴う焦点面C(i,n)の高さ方向の範囲zHに対し、合焦位置の平均値z1が略中央(範囲zHの中央から所定範囲内)となるように、ステージ100をZ方向に調整する。例えば図5Aに示すように、合焦面PAVが焦点面C(i,n)の高さ方向の範囲zHの中央よりも下方に位置する場合には、ステージ100を下方に移動させることにより合焦面PAVを相対的に上昇させ、図5Bに示すように、合焦面PAVの高さz2がz2=zH/2となるようにする。これより、撮像部110における観察光の結像特性、即ち、撮像面に結像するサンプルSPの像の位置が変化する。
ステップS108において、撮像装置1は、撮像条件設定部190により設定された条件に従ってステージ100を移動させ、領域Riと隣接する領域Ri+1を撮像する。これより、例えば図5Aに示す領域R1に続いて、図5Bに示す領域R2に対して傾斜結像撮像が行われる。
ステップS109において、撮像装置1は、サンプルSPに対してX方向の走査が終了したか否かを判定する。走査が終了していない場合(ステップS109:No)、撮像対象となっている領域を示すパラメータiをインクリメントし(ステップS110)、撮像装置1の動作はステップS105に移行する。その後、先のステップS108における撮像結果から合焦位置が算出され(ステップS105)、続くステップS106〜S109の動作が繰り返される。
一方、X方向の走査が終了した場合(ステップS109:Yes)、続いて撮像装置1は、サンプルSPに対してY方向の走査が終了したか否かを判定する。走査が終了していない場合(ステップS111:No)、撮像装置1は、ステージ100をRiのサイズに応じてY方向に沿って移動させる(ステップS112)。
続くステップS113において、撮像装置1は、ステージ100に対し、Y方向の移動に伴うZ方向の調整を行う。より詳細には、直前のステップS108において撮像された領域Ri+1の撮像結果から該領域Ri+1の合焦位置を算出し、この合焦位置に基づく駆動パラメータをX方向と同様にして設定し、Z駆動部140を動作させる。
また、Y方向の走査が終了した場合(ステップS111:Yes)、撮像装置1は動作を終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態1においては、直前に撮像を行った領域Riに対する撮像結果をもとに合焦可能なZ方向の範囲を推定しながら、サンプルSPに対する走査を行う。従って、焦点面C(i,n)の傾斜量(傾斜角度θ)を必要最低限に抑えた場合であっても、物体面のZ方向における変位によらず、傾斜に伴う焦点面の高さ方向の範囲から物体面を逸脱させることなく撮像を継続し、確実に合焦面を得ることができる。また、その結果、タクトタイムを抑制することが可能となる。
なお、上記実施の形態1においては、撮像部110の位置を固定し、サンプルSPを載置したステージ100をXY平面において移動させることにより両者を相対的に移動させて傾斜結像撮像を行っているが、サンプルSP側を固定し、撮像部110側を移動させても良い。また、上記実施の形態1においては、撮像部110の位置を固定し、ステージ100をZ方向に沿って移動させることにより撮像部110における結像特性を調整しているが、サンプルSP側を固定し、撮像部110側を移動させても良い。
また、結像特性を調整するに当たっては、撮像部110の光軸方向の焦点位置とサンプルSPを載置したステージ100との相対的な位置関係を調整できれば良く、例えば撮像部110の結像面のZ方向に関する位置を調整しても良く、また、撮像部110の光学系の一部を移動し、焦点位置を変更しても良い。
(変形例1−1)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1−1について説明する。
図6は、変形例1−1に係る撮像方法を示すフローチャートである。また、図7は、変形例1−1に係る撮像方法を説明するためのグラフである。なお、変形例1−1に係る撮像装置の構成は、実施の形態1と同様である。
図6に示すステップS101〜S105及びS108〜S113の動作は、実施の形態1と同様である。
ステップS105に続くステップS121において、駆動パラメータ演算部180は、サンプルSPの合焦傾向を求める。本実施の形態1の変形例1−1では、駆動パラメータ演算部180は、合焦傾向として、ステップS105において算出された合焦位置のXY面内における分布に基づき、各Z座標を通るXY平面と平行な面のうち、サンプルSPに合焦している(即ち、合焦評価値が最も高い)領域の総面積が最も大きい面(最大合焦領域面)を算出する。
続くステップS122において、撮像条件設定部190は、傾斜に伴う焦点面C(i,n)の高さ方向の範囲zHに対し、上記最大合焦領域面が略中央(範囲zHの中央から所定範囲内の高さ)となるように、ステージ100をZ方向に調整する。この後、撮像装置1の動作はステップS108に移行する。
ここで、サンプルSPが2段構造を有する、或いは、透過性の2層構造を有するといった場合、サンプルSPの上面近傍及び下面近傍において合焦評価値が高くなることがある。このように、Z方向における合焦評価値E1の分布が複数のピークを有する場合(図7参照)、合焦位置の平均値が必ずしも、観察者にとって有用な情報を与えるとは限らない。また、合焦評価値E2のように、合焦評価値が単峰性の分布を示す場合においても、合焦位置の平均値が必ずしも、領域Riの最も広い範囲で合焦している高さであるとは限らない。
そこで、変形例1−1においては、ステップS105において算出された合焦位置のXY面内における分布から最大合焦領域面を算出し、該最大合焦領域面を領域Riにおける合焦面とする。それにより、焦点面C(i,n)の傾斜量(傾斜角度θ)を必要最低限に抑えた場合であっても、傾斜に伴う焦点面の高さ方向の範囲から、観察者にとって有用な情報を多く含む合焦面を逸脱させることなく撮像を継続することができる。また、その結果、タクトタイムを抑制することが可能となる。
なお、ステップS121において、サンプルSPに合焦している領域の総面積を算出する際、微小領域に対してはノイズの影響が相対的に大きいため、所定の閾値を設け、合焦している領域の面積が閾値よりも大きい領域の面積のみを、総面積に算入しても良い。
また、ステップS121において合焦している領域の総面積を算出する際、単に合焦している領域の面積を加算するのではなく、合焦している領域の面積と合焦評価値とを積算した値を加算することとしても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る撮像方法を示すフローチャートである。また、図9A、図9B及び図10は、実施の形態2に係る撮像方法を説明するための模式図である。なお、実施の形態2に係る撮像装置の構成は、実施の形態1と同様である。
図8に示すステップS101〜S105及びS109〜S113の動作は、実施の形態1と同様である。
ステップS105に続くステップS201において、駆動パラメータ演算部180は、サンプルSPの合焦傾向を求める。本実施の形態2では、駆動パラメータ演算部180は、合焦傾向として、ステップS105において算出された合焦位置の位置座標(以下、合焦位置座標という)から最小自乗平面を算出する。例えば、図9Aの場合、領域Riに対する撮像結果に基づいて、最小自乗平面PLSが算出される。最小自乗平面は、一般的な最小自乗法により求めることができる。
続くステップS202において、駆動パラメータ演算部180は、傾斜に伴う焦点面の高さ方向の範囲に対し、ステップS201において算出された最小自乗平面が略中央になるように、Z方向の駆動パラメータを算出する。
続くステップS203において、撮像装置1は、ステップS202において設定された駆動パラメータに従ってステージ100をZ方向に調整しつつ、X方向に沿って移動させながら領域Ri+1を撮像する。例えば図9A及び図9Bに示すように、領域R2に対し、焦点面C(2,1)及びC(2,2)における撮像が終了した後、焦点面C(2,3)の高さの範囲zHに対して最小自乗平面PLSが略中央(範囲zHの中央から所定範囲内)になるようにステージ100が調整され、焦点面C(2,3)における撮像が行われる。この後、撮像装置1の動作はステップS109に移行する。
ここで、図10に示すように、物体面PS(例えばサンプルSPの表面)は通常、連続的に存在しているため、領域Riにおける合焦位置座標に基づいて算出された最小自乗平面PLSは、領域Riの周辺の領域Ri+1等における物体面PSを推定していると言える。そのため、最小自乗平面PLSに基づいて、隣接する領域Ri+1等を撮像する際のZ駆動部140の駆動パラメータを設定することにより、合焦面の推定精度を向上させることができる。
具体的には、図9Aにおいて、領域R1に対する撮像結果から推定された最小自乗平面PLSは、X方向において左下がりになっている。そこで、図9Bに示すように、ステージ100の移動による撮像範囲の移動に応じて、ステージ100を上方に移動させることにより最小自乗平面PLSを相対的に下降させ、最小自乗平面PLSを焦点面C(2,3)の高さの範囲の略中央に維持する。
このように、実施の形態2においては、領域R1に対する撮像結果から算出された最小自乗平面に基づき、合焦可能な範囲を推定しながら、Z方向におけるステージ100の高さを随時調整する。そのため、実施の形態2によれば、これから撮像を行うショットに対する合焦面の予測精度を向上させることができる。従って、焦点面の傾斜量を必要最低限に抑えた場合であっても、傾斜に伴う焦点面の高さ方向の範囲から物体面を逸脱させることなく撮像を継続することができる。また、その結果、タクトタイムを抑制することが可能となる。
なお、上述した最小自乗平面に基づくZ方向の調整は、サンプルSPをX方向に走査する際だけでなく、Y方向に走査する際に適用しても良い。例えば図11Aに示すように、サンプルSPの存在領域をマトリックス状に分割した各領域R(x,y)を走査する場合、1列目の領域R(1,1)〜R(4,1)の走査(図11B参照)が終了した段階で、走査済みの各領域の撮像結果に基づく最小自乗平面PLSは算出されている。即ち、隣接する2列目における合焦面の傾向は既に把握されていることになる。従って、2列目の領域R(1,2)〜R(4,2)に関しては、既に算出されている最小自乗平面PLSに従い、該最小自乗平面が焦点面の高さの範囲の略中央になるように、ステージ100の高さを調整しながら撮像を行えば良い(図11C参照)。
また、上記説明においては、領域Riの撮像結果が得られるごとに最小自乗平面を算出したが、最小自乗平面を一旦算出した後、当該最小自乗平面の傾斜の傾向に基づいて、複数の領域Riに対する走査を行っても良い。この場合、駆動パラメータ演算部180における演算量を低減して、処理速度を向上させることが可能となる。
また、上記説明においては、領域Riの撮像結果に基づいて最小自乗平面を算出したが、領域Riの撮像結果に基づいて最小自乗法により2次曲面を推定し、この2次曲面に基づく駆動パラメータを設定して、領域Ri+1を撮像する際のステージ100の調整を行っても良い。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る撮像方法を示すフローチャートである。また、図13は、実施の形態3に係る撮像方法を説明するための模式図である。なお、実施の形態3に係る撮像装置の構成は、実施の形態1と同様である。
図12に示すステップS101及びS102は、実施の形態1と同様である。
ステップS102に続くステップS301において、撮像条件設定部190は、サンプルSPの合焦傾向を推定するための複数の領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)を設定する。ここで、後述するように、実施の形態3においては領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)の撮像結果に基づいて平面を算出するため、領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)としては、同一直線上にない3点が選択される。
続くステップS302において、撮像装置1は、撮像条件設定部190により設定された条件に従ってステージ100を移動させながら、各領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)を撮像する。
ステップS303において、合焦位置算出部170は、ステップS302における撮像結果を取得し、各領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)における合焦面を算出する。合焦面の算出方法は特に限定されず、例えば実施の形態1と同様に、各領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)内における合焦位置の分布を算出し、該合焦位置の分布の平均値を算出し、この平均値を通るXY面と平行な面が合焦面としても良い。また、平均値の代わりに、合焦位置の分布の最大値等の代表値や、該分布の平均及び分散に基づく統計値を用いて合焦面を求めても良い。或いは、変形例1−1と同様に、サンプルSPに合焦している領域の総面積が最も大きい面を合焦面としても良い。さらに、実施の形態2と同様に、合焦位置座標から算出した最小自乗平面を合焦面としても良い。
ステップS304において、駆動パラメータ演算部180は、サンプルSPの合焦傾向を求める。本実施の形態3では、駆動パラメータ演算部180は、合焦傾向として、各領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)の代表位置を取得し、該代表位置と合焦面の平均高さから、広域の合焦面PWに相当する平面を算出する。ここで、代表位置としては、例えば各領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)の中心位置や、複数の領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)間で互いに対応する端部位置等が用いられる。
広域の合焦面PWに相当する平面は、領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)の代表位置をそれぞれ(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)とし、合焦面の平均高さをそれぞれz1、z2、z3とするとき、次式によって与えられる。
{(y2−y1)(z3−z1)−(y3−y1)(z2−z1)}(x−x1)
+{(z2−z1)(x3−x1)−(z3−z1)(x2−x1)}(y−y1)
+{(x2−x1)(y3−y1)−(x3−x1)(y2−y1)}(z−z1)
=0
ステップS305において、駆動パラメータ演算部180は、次に撮像を行う領域において、傾斜に伴う焦点面の高さ方向の範囲に対し、ステップS304において算出された広域の合焦面PWが略中央(焦点面の高さの範囲の中央から所定範囲内)になるように、Z方向の駆動パラメータを算出する。なお、ステップS304によりサンプルSPの存在領域全体における合焦面が推定されているので、領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)以外の領域に対する撮像順序は特に限定されない。
ステップS306において、撮像装置1は、ステップS305において設定された駆動パラメータに従ってステージ100をZ方向に調整しつつ、X方向に沿って移動させながら、領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)以外の領域に対する撮像を行う。
ステップS307において、撮像装置1は、X方向の走査が終了したか否かを判定する。X方向の走査が終了していない場合(ステップS307:No)、撮像装置1の動作はステップS305に戻る。
一方、X方向の走査が終了した場合(ステップS307:Yes)、続いて撮像装置1は、Y方向の走査が終了したか否かを判定する(ステップS308)。走査が終了していない場合(ステップS308:No)、撮像装置1は、ステージ100をY方向に沿って移動させる(ステップS309)。
続くステップS310において、撮像装置1は、ステージ100に対し、Y方向の移動に伴うZ方向の調整を行う。即ち、移動後のステージ100の位置における広域の合焦面PWが、傾斜に伴う焦点面の高さ方向の範囲の略中央となるように、ステージ100をZ方向に沿って移動させる。その後、撮像装置1の動作はステップS305に移行する。
また、Y方向の走査が終了した場合(ステップS310:Yes)、撮像装置1の動作は終了する。
以上説明したように、実施の形態3によれば、広範囲な合焦面を推定することにより、Z方向におけるステージの移動を制御するので、傾斜結像撮像におけるタクトタイムを抑制しつつ、広範囲の撮像を、精度良く且つ効率的に行うことが可能となる。
なお、上記実施の形態3においては、3つの領域Ri(1)、Ri(2)、Ri(3)に対する撮像結果より、平面からなる広域の合焦面を算出したが、曲面からなる広域の合焦面を算出しても良い。曲面からなる広域の合焦面は、例えば最小自乗法により算出することができる。この際、合焦傾向を推定するために設定される複数の領域(ステップS301参照)の数は、曲面(例えば2次曲面)を表す一般式におけるパラメータに応じて適宜設定すれば良い。
(変形例3−1)
次に、本発明の実施の形態3の変形例3−1について説明する。
図14は、変形例3−1に係る撮像方法を示すフローチャートである。また、図15は、変形例3−1に係る撮像方法を説明するための模式図である。なお、変形例3−1に係る撮像装置の構成は、実施の形態1と同様である。
図14に示すステップS101及びS102は、実施の形態1と同様である。また、ステップS305〜S310は、実施の形態3と同様である。
ステップS102に続くステップS311において、撮像条件設定部190は、サンプルSPの合焦傾向を推定するための複数の領域Ri(1)’及びRi(2)’を設定する。
続くステップS312において、撮像装置1は、撮像条件設定部190により設定された条件に従ってステージ100を移動させながら、一方の領域Ri(1)’を撮像する。
ステップS313において、合焦位置算出部170は、領域Ri(1)’における合焦面PLS1を算出する。より詳細には、合焦位置算出部170は、領域Ri(1)’に対する撮像結果から、領域Ri(1)’内の複数の合焦位置座標を取得し、これらの合焦位置座標に基づき、一般的な最小自乗法を用いて最小自乗平面を算出する。この最小自乗平面が、領域Ri(1)’における合焦面として用いられる。
ステップS314において、撮像装置1は、撮像条件設定部190により設定された条件に従ってステージ100を移動させながら、他方の領域Ri(2)’を撮像する。
ステップS315において、合焦位置算出部170は、領域Ri(2)’における合焦面PLS2を算出する。合焦面PLS2の算出方法は、ステップS313と同様である。
ステップS316において、駆動パラメータ演算部180は、サンプルSPの合焦傾向を求める。本実施の形態3の変形例3−1では、駆動パラメータ演算部180は、合焦傾向として、領域Ri(1)’、Ri(2)’における合焦面PLS1、PLS2から、広域の合焦面PW’を算出する。広域の合焦面PW’は、合焦面PLS1及びPLS2に対する近似平面として求めることができる。その後、撮像装置1の動作は、ステップS305に移行する。
以上説明したように、変形例3−1によれば、2つの領域Ri(1)’及びRi(2)’における合焦面(最小自乗平面)に対する近似平面を広域の合焦面PW’として推定するので、合焦面の推定精度を向上させることができる。従って、傾斜結像撮像におけるタクトタイムを抑制しつつ、広範囲の撮像を、精度良く且つ効率的に行うことが可能となる。
次に、実施の形態1〜3に係る撮像装置1を含む顕微鏡システムの構成例を説明する。
図16は、顕微鏡システムの構成例を示す模式図である。図16に示すように、この顕微鏡システムは、顕微鏡10と、入力装置21及び表示装置22が設けられた制御装置20とを備える。
顕微鏡10は、ベース11と、該ベース11上に設定されたステージ台12及び支柱13とを備える。ステージ台12には、XY駆動部120を介してステージ100が設けられている。また、ステージ台12には、ステージ100をZ方向に沿って移動させる調節ツマミ14が設けられている。
ステージ台12の内部には、照明光をサンプルSPに照射する透過照明光学系15が設けられている。なお、サンプルSPを照明する機構としては、透過照明光学系15の代わりに、落射照明光学系を設けても良い。
一方、支柱13には、傾斜機構130を介して撮像部110が設けられている。なお、撮像部110は、倍率が互いに異なる複数の対物レンズを交換可能に保持するレボルバ113をさらに備えても良い。
制御装置20は、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリ、HDD、MO、CD−R、DVD−R等の記録媒体及び該記録媒体を駆動する駆動装置等からなる記憶部(図示せず)と、CPU等のハードウェアからなる制御部(図示せず)とを備える、汎用のパーソナルコンピュータ等によって構成される。実施の形態1〜3において、XY駆動制御部150、Z駆動制御部160、合焦位置算出部170、駆動パラメータ演算部180及び撮像条件設定部190は、当該制御装置20によって構成される。
記憶部は、制御装置20に各種動作を実行させるプログラム、該プログラムの実行中に用いられる各種情報及び撮像部110から出力された画像情報等を記憶する。一方、制御部は、記憶部に記憶されたプログラムを読み込むことにより、記憶部に記憶された各種データや入力装置21から入力される各種情報に基づき、当該顕微鏡システムに撮像動作を実行させるための制御を行う。
入力装置21は、キーボード、タッチパネル、マウス等の入力デバイスからなり、制御装置20において用いられる各種情報をユーザが入力する際に使用される。
表示装置22は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等によって構成される。
図17は、実施の形態1〜3に係る撮像装置1を含む顕微鏡システムの別の構成例を説明する模式図である。撮像装置1を含む顕微鏡システムにおいては、図16に示す顕微鏡10の代わりに、図17に示す顕微鏡10’を適用しても良い。
ここで、図16に示す顕微鏡10おいては、ステージ100を水平に配置し、観察光学系112及び透過照明光学系15の光軸L1をステージ100に対して傾斜させたが、図17に示すように、光軸L1が鉛直方向となるように観察光学系112及び透過照明光学系15を配置し、ステージ100を水平方向に対して傾斜させても良い。この場合、サンプル面PSPの傾斜方向(X’方向)に沿ってステージ100を移動させながら、撮像部110により撮像を行う。
以上説明した実施の形態1〜3及び変形例はそのままに限定されるものではなく、各実施の形態1〜3及び変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態1〜3に示される全構成要素からいくつかの構成要素を除外して形成してもよい。あるいは、異なる実施の形態1〜3に示した構成要素を適宜組み合わせて形成してもよい。
1 撮像装置
10 顕微鏡
11 ベース
12 ステージ台
13 支柱
14 調節ツマミ
15 透過照明光学系
20 制御装置
21 入力装置
22 表示装置
100 ステージ
110 撮像部
111 撮像素子
111a 撮像面
112 観察光学系
112a 対物レンズ
113 レボルバ
120 XY駆動部
130 傾斜機構
140 Z駆動部
150 XY駆動制御部
160 Z駆動制御部
170 合焦位置算出部
180 駆動パラメータ演算部
190 撮像条件設定部

Claims (13)

  1. 物体が載置されるステージと、
    前記物体からの観察光を受光する撮像面を有する撮像素子が設けられた撮像部と、
    前記物体の載置面内の少なくとも1つの方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第1の移動機構と、
    前記撮像部の撮像動作中、前記第1の移動機構による移動方向と平行な軸に対し、前記撮像部の前記物体側における焦点面を相対的に傾斜させた状態で前記撮像部を保持する傾斜機構と、
    前記載置面と直交する方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第2の移動機構と、
    前記第1の移動機構を動作させながら前記撮像部に前記物体の第1の領域を撮像させ、該撮像の結果から前記第1の領域に関する情報を取得し、前記物体の合焦傾向を演算する演算部と、
    前記合焦傾向に基づいて前記第2の移動機構を制御し、前記撮像部に前記第1の領域とは異なる前記物体の第2の領域を撮像させる際の、前記撮像面に結像する前記物体の像の合焦位置である前記観察光の結像特性を調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記撮像部の光軸方向の焦点位置と、前記物体と、の相対的な位置関係を調整することにより、前記観察光の結像特性を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記ステージと前記撮像部との間の距離を変化させることにより、前記撮像面に結像する前記物体の像の位置を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の領域に関する情報は、前記載置面と直交する方向におけるコントラストの高さを示す合焦評価値が最大となる位置である合焦位置の分布であって、前記載置面内の少なくとも1つの方向における分布である、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記載置面と直交する方向における輝度値のコントラストに基づいて前記合焦位置の分布を取得する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の領域に関する情報に加えて、前記第1の領域に対する撮像と前記第2の領域に対する撮像との間における前記第1の移動機構による移動量に応じて前記結像特性が変化するように調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記演算部は、前記合焦傾向として、前記合焦位置の分布の代表値を算出し、
    前記制御部は、前記載置面と直交する方向における前記撮像部の前記焦点面の範囲と前記代表値との関係に基づいて、前記第2の領域を撮像する際の前記結像特性を変化させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記演算部は、前記合焦傾向として、前記載置面と平行な面であって、前記載置面と直交する方向におけるコントラストの高さを示す合焦評価値が最も大きい領域の総面積が最大となる面を算出し、
    前記制御部は、前記載置面と直交する方向における前記撮像部の前記焦点面の範囲と前記最大となる面との関係に基づいて、前記第2の領域を撮像する際の前記結像特性を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記演算部は、前記合焦評価値が最も大きい領域のうち、所定の閾値よりも大きい領域の面積のみを前記総面積に算入する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記演算部は、前記合焦傾向として、前記合焦位置の分布の最小自乗平面又は最小自乗曲面を算出し、前記焦点面の範囲と前記最小自乗平面又は最小自乗曲面との関係に基づいて前記載置面と直交する方向の駆動パラメータを算出し、
    前記制御部は、前記駆動パラメータにしたがって前記第2の移動機構を制御しつつ、前記第1の移動機構を動作させながら、前記第2の領域を撮像させる際の前記結像特性を調整する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  11. 前記演算部は、前記第1の移動機構を動作させながら前記撮像部に前記物体の互いに異なる複数の前記第1の領域を撮像させ、該撮像の結果から前記複数の第1の領域の各々における合焦面を算出し、前記合焦傾向として、各領域の代表位置と各領域の合焦面の平均高さとを用いて広域の合焦面を算出し、前記焦点面の範囲と前記広域の合焦面との関係に基づいて前記載置面と直交する方向の駆動パラメータを算出し、
    前記制御部は、前記駆動パラメータにしたがって前記第2の移動機構を制御しつつ、前記第1の移動機構を動作させながら、前記複数の第1の領域と異なる領域を撮像させる際の前記結像特性を調整
    前記演算部は、前記合焦面を算出する際、各領域における合焦位置の分布と、該合焦位置の分布の代表値又は統計値と、前記載置面と平行な面であって前記載置面と直交する方向におけるコントラストの高さを示す合焦評価値が最も大きい領域の総面積が最大となる面の情報と、前記合焦位置の分布の最小自乗平面又は最小自乗曲面の情報と、のいずれかを用いる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記物体を照明する照明手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡システム。
  13. 物体が載置されるステージと、前記物体からの観察光を受光する撮像面を有する撮像素子が設けられた撮像部と、前記物体の載置面内の少なくとも1つの方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第1の移動機構と、前記撮像部の撮像動作中、前記第1の移動機構による移動方向と平行な軸に対し、前記撮像部の前記物体側における焦点面を相対的に傾斜させた状態で前記撮像部を保持する傾斜機構と、前記載置面と直交する方向に沿って、前記ステージと前記撮像部とのうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させる第2の移動機構と、を備える撮像装置が、前記第1の移動機構を動作させながら前記撮像部に前記物体の第1の領域を撮像させ、該撮像の結果から前記第1の領域に関する情報を取得し、前記物体の合焦傾向を演算するステップと、
    前記撮像装置が、前記合焦傾向に基づいて前記第2の移動機構を制御し、前記撮像部に前記第1の領域とは異なる前記物体の第2の領域を撮像する際の前記撮像面に結像する前記物体の像の合焦位置である前記観察光の結像特性を調整するステップと、
    を含むことを特徴とする撮像方法。

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