JP6086446B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、熱電子を契機として電磁波によりプラズマを生成するプラズマ生成装置、及びそのプラズマ生成装置を備えた内燃機関に関するものである。
従来から、熱電子を契機として電磁波によりプラズマを生成する技術が知られている。例えば特開2009−287549号公報には、この種の技術が適用された圧縮着火式内燃機関が記載されている。この圧縮着火内燃機関では、グロープラグの表面から熱電子が放出される。マイクロ波は、熱電子が存在する領域に照射される。そうすると、熱電子は、マイクロ波のエネルギーを受けて加速される。加速された熱電子は、周囲の分子に衝突し、その分子を電離させる。この電離により放出された電子も、マイクロ波により加速され、周囲の分子に衝突して、その分子を電離させる。マイクロ波により分子の電離は雪崩式に生じ、マイクロ波プラズマが生成される。
特開2009−287549号公報
ところで、従来のプラズマ生成装置では、グロープラグから放出される熱電子を契機としてプラズマが生成される。しかし、電気系の配線が必要な装置として、電磁波放射装置とグロープラグが少なくとも必要であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱電子を契機として電磁波によりプラズマを生成するプラズマ生成装置の構成を簡素化させることにある。
第1の発明は、加熱されると熱電子を放出する熱電子放出部材と、電磁波を利用して前記熱電子放出部材を加熱する加熱装置と、前記熱電子放出部材の近傍に、前記加熱装置が発生させる電磁波による電界を集中させる電界集中部材とを備え、前記加熱装置により前記熱電子放出部材を加熱して熱電子を放出させると共に、前記電界集中部材により前記熱電子放出部材の近傍に電磁波による電界を集中させることで、前記熱電子放出部材の近傍にプラズマを生成するプラズマ生成装置である。
第1の発明では、加熱装置が、電磁波を利用して熱電子放出部材を加熱する。熱電子放出部材からは熱電子が放出される。電界集中部材は、熱電子放出部材の近傍に電界を集中させている。そのため、熱電子放出部材から放出された熱電子は、電磁波のエネルギーを受けて加速される。加速された熱電子は、周囲の分子に衝突し、その分子を電離させる。この電離により放出された電子も、電磁波により加速され、衝突した分子を電離させる。熱電子放出部材の近傍では、電磁波により分子の電離が雪崩式に生じ、プラズマが生成される。第1の発明では、熱電子放出部材と共に電界集中部材を設けることで、熱電子放出部材の近傍の熱電子に電磁波のエネルギーが効果的に吸収されるようにしている。
第2の発明は、第1の発明において、前記加熱装置が、前記熱電子放出部材が設けられた空間に電磁波を放射し、前記熱電子放出部材は、前記加熱装置が放射する電磁波を吸収して発熱する電磁波吸収体と、該電磁波吸収体と一体に設けられ、発熱した前記電磁波吸収体により加熱されると熱電子を放出する熱電子放出体とを備えている。
第3の発明は、第2の発明において、前記電磁波吸収体が、前記加熱装置が放射する電磁波に共振して、前記電界集中部材として機能する受信アンテナを構成している。
第4の発明は、第1の発明において、前記加熱装置が、交流電力が供給される加熱コイルを備え、前記加熱コイルの内側に位置する前記熱電子放出部材を誘導加熱する。
第5の発明は、第1から4の何れか1つの発明のプラズマ生成装置と、燃焼室が形成された内燃機関本体とを備え、前記熱電子放出部材及び前記電界集中部材は、前記内燃機関本体における前記燃焼室の区画面に設けられ、前記プラズマ生成装置は、前記加熱装置により前記熱電子放出部材を加熱して熱電子を放出させると共に、前記電界集中部材により前記熱電子放出部材の近傍に電磁波による電界を集中させることで、前記燃焼室における前記熱電子放出部材の近傍にプラズマを生成する内燃機関である。
第6の発明は、第5の発明において、前記プラズマ生成装置が、前記区画面において互いに異なる領域に配置された複数の熱電子放出部材を備え、前記複数の熱電子放出部材の近傍にプラズマを生成する。
第7の発明は、第4又は第5の発明において、前記プラズマ生成装置が、前記内燃機関本体の始動の際に、前記燃焼室で混合気を燃焼させる燃焼サイクルの開始前に前記熱電子放出部材の加熱を開始し、前記燃焼サイクル中に前記燃焼室でプラズマを生成する。
第8の発明は、加熱されると熱電子を放出する熱電子放出部材と、交流電源と、該交流電源から交流電力が供給される加熱コイルとを備え、前記加熱コイルの内側に位置する前記熱電子放出部材を誘導加熱する加熱装置とを備え、前記加熱装置により前記熱電子放出部材を加熱して熱電子を放出させることで、前記加熱コイルの内側にプラズマを生成するプラズマ生成装置である。
本発明では、熱電子放出部材と共に電界集中部材を設けることで、熱電子放出部材の近傍の熱電子に電磁波のエネルギーが効果的に吸収されるようにしている。電気系の配線が必要な装置として少なくとも加熱装置があれば、電磁波のエネルギーによりプラズマを生成できるようにしている。そのため、従来のプラズマ生成装置では必須であったグロープラグが不要であるため、熱電子を契機として電磁波によりプラズマを生成するプラズマ生成装置の構成を簡素化させることができる。
また、第3の発明では、電磁波吸収体が電界集中部材を兼ねているため、プラズマ生成装置の構成をさらに簡素化させることができる。
図1は、実施形態1に係る内燃機関の断面図である。 図2は、実施形態1に係る燃焼室の天井面の正面図である。 図3は、実施形態に係るピストン頂面の正面図である。 図4は、実施形態1の変形例1に係る内燃機関の断面図である。 図5は、実施形態1の変形例2に係る内燃機関の断面図である。 図6は、実施形態2に係る内燃機関の断面図である。 図7は、実施形態3に係る内燃機関の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
−実施形態1−
本実施形態は、燃焼室20において燃料を圧縮着火させる圧縮着火式の内燃機関10である。内燃機関10は、マイクロ波プラズマを利用して燃焼を促進させる。内燃機関10は、内燃機関本体11と燃料噴射装置40とプラズマ生成装置30とを備えている。
−内燃機関本体−
内燃機関本体11は、図1に示すように、シリンダブロック21とシリンダヘッド22とピストン23とを備えている。シリンダブロック21には、横断面が円形のシリンダ24が複数形成されている。各シリンダ24には、ピストン23が摺動自在に設けられている。ピストン23は、コネクティングロッドを介して、クランクシャフトに連結されている(図示省略)。クランクシャフトは、シリンダブロック21に回転自在に支持されている。各シリンダ24においてシリンダ24の軸方向にピストン23が往復運動すると、コネクティングロッドがピストン23の往復運動をクランクシャフトの回転運動に変換する。
シリンダヘッド22は、ガスケット18を挟んで、シリンダブロック21上に載置されている。シリンダヘッド22は、ピストン23及びシリンダ24と共に、燃焼室20を区画している。燃焼室20の直径は、例えば、後述する放射アンテナ16から放射されるマイクロ波の波長の半分程度である。
シリンダヘッド22には、図1及び図2示すように、各シリンダ24に対して、後述する燃料噴射装置40の一部を構成するインジェクター50が1つずつ設けられている。インジェクター50は、複数の噴孔39(実施形態1では4つの噴孔39)が形成され、燃料を放射状に噴射する。
シリンダヘッド22には、各シリンダ24に対して、吸気ポート25及び排気ポート26が形成されている。吸気ポート25には、吸気ポート25の吸気側開口25aを開閉する吸気バルブ27が設けられている。一方、排気ポート26には、排気ポート26の排気側開口26aを開閉する排気バルブ28が設けられている。
ピストン23には、その頂面に開口するキャビティー12が形成されている。キャビティー12は、燃焼室20の一部をなる。図3に示すように、キャビティー12の開口55は円形である。キャビティー12の中心は、ピストン23の軸心上に位置している。キャビティー12の底面56は、シリンダヘッド22側へ突出するテーパー面になっている。キャビティー12の側面は少し外側へ凹んでいる。ピストン23では、燃焼室20を区画する区画面に熱電子放出部材14が埋設されている。
−燃料噴射装置−
燃料噴射装置40は、内燃機関本体11に取り付けられて、燃焼室20に燃料を噴射する。燃料噴射装置40は、コモンレール式の燃料噴射装置である。燃料噴射装置40は、図1に示すように、各シリンダ24にそれぞれ設けられたインジェクター50と、各インジェクター50へ供給する高圧燃料を蓄える蓄圧器52と、燃料タンク53の燃料を加圧して蓄圧器52に供給する供給ポンプ54とを備えている。燃料噴射装置40は、制御装置35により制御される。
−プラズマ生成装置−
プラズマ生成装置30は、熱電子にマイクロ波のエネルギーを与えてマイクロ波プラズマを生成する。プラズマ生成装置30は、燃焼室20(対象空間)における複数の領域でマイクロ波プラズマを生成する。プラズマ生成装置30は、図1に示すように、電磁波放射装置13と熱電子放出部材14とを備えている。電磁波放射装置13は、電磁波を利用して前記熱電子放出部材を加熱する加熱装置を構成している。
電磁波放射装置13は、電磁波発生装置31と電磁波切替器32と放射アンテナ16とを備えている。電磁波放射装置13では、電磁波発生装置31と電磁波切替器32が1つずつ設けられ、燃焼室20毎に放射アンテナ16が設けられている。
電磁波発生装置31は、制御装置35から電磁波駆動信号(パルス信号)を受けると、その電磁波駆動信号のパルス幅の時間に亘ってマイクロ波を連続的に出力する。電磁波発生装置31では、半導体発振器がマイクロ波パルスを生成する。なお、半導体発振器の代わりに、マグネトロン等の他の発振器を使用してもよい。
電磁波切替器32は、1つの入力端子と、放射アンテナ16毎に設けられた複数の出力端子とを備えている。入力端子は、電磁波発生装置31に接続されている。各出力端子は、対応する放射アンテナ16に接続されている。電磁波切替器32は、制御装置35により制御されて、複数の放射アンテナ16の間で、電磁波発生装置31から出力されたマイクロ波の供給先を順番に切り替える。
放射アンテナ16は、燃焼室20の天井面51に設けられている。放射アンテナ16は、図2に示すように、燃焼室20の天井面51の正面視において円環状に形成され、インジェクター50の先端部を囲っている。なお、放射アンテナ16は、燃焼室20の天井面51の正面視においてC字状に形成されていてもよい。
放射アンテナ16は、燃焼室20の天井面51におけるインジェクター50の取付孔の周囲に形成された環状の絶縁層19の上に積層されている。絶縁層19は、例えば溶射により絶縁体を吹き付けることにより形成されている。放射アンテナ16は、絶縁層19によりシリンダヘッド22から電気的に絶縁されている。放射アンテナ16は、シリンダヘッド22に埋設されたマイクロ波の伝送線路33を介して、電磁波切替器32の出力端子に電気的に接続されている。
熱電子放出部材14は、電磁波放射装置13から燃焼室20へ放射されたマイクロ波のエネルギーにより加熱されると熱電子を放出する。熱電子放出部材14は、例えばキャビティー12の底面56に複数設けられている。各熱電子放出部材14は、例えば、インジェクター50の噴孔39と同数設けられている。各熱電子放出部材14は、図3に示すように、噴孔39から噴射された燃料噴流38が通過する位置に配置されている。各熱電子放出部材14は、円板状に形成されている。各熱電子放出部材14は、キャビティー12の底面56に形成された円形の凹部57に嵌め込まれている。各熱電子放出部材14の表面は、キャビティー12の底面55と略面一になっている。
各熱電子放出部材14は、電磁波吸収体61と熱電子放出体62とを備えている。電磁波吸収体61は、電磁波放射装置13が放射するマイクロ波を吸収して発熱する。熱電子放出体62は、電磁波吸収体61と一体に設けられ、発熱した電磁波吸収体61により加熱されると熱電子を放出する。熱電子放出体62は、赤熱すると熱電子を放出する物質(例えば、セラミック)である。
電磁波吸収体61は、マイクロ波を吸収して発熱する物質(例えば、カーボンマイクロコイル)をバインダーにより成形したものである。電磁波吸収体61は、マイクロ波を吸収すると、その温度が熱電子放出体62の赤熱温度以上に上昇する。電磁波吸収体61は、熱電子放出体62の内部に設けられている。各熱電子放出部材14では、電磁波吸収体61がピストン23の金属部分に非接触で且つ燃焼室20に露出していない。
実施形態1では、電磁波吸収体61が、電磁波放射装置13が放射するマイクロ波に共振する受信アンテナを構成している。電磁波吸収体61は、熱電子放出部材14の近傍に、電磁波放射装置13が発生させるマイクロ波による電界を集中させる電界集中部材を兼ねている。電磁波吸収体61は、熱電子放出体62の内部において、導電性のバインダーによりリング状に成形されている。電磁波吸収体61の長さは、例えば、電磁波放射装置13が放射するマイクロ波の波長の4分の1である。実施形態1では、電磁波放射装置13により熱電子放出部材14を加熱すると共に、電磁波吸収体61により熱電子放出部材14の近傍にマイクロ波による電界を集中させることで、熱電子放出部材14の近傍にプラズマを生成する。
−制御装置−
制御装置35は内燃機関10を制御する。制御装置35は、燃料噴射装置24に対しては、1回の燃焼サイクルにおいてパイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射およびポスト噴射を行わせる噴射制御動作を実行する。また、制御装置35は、プラズマ生成装置30に対しては、マイクロ波プラズマを生成させるプラズマ制御動作を実行する。以下では、プラズマ制御動作について詳述する。
制御装置35は、内燃機関本体11の始動指令(例えば、自動車のユーザーがイグニッションキーを回すことで発せられる指令)を受けると、内燃機関本体11における最初の燃焼サイクルの開始に先立ってプラズマ制御動作を開始する。なお、最初の燃焼サイクルは、プラズマ制御動作の開始直後に開始される。
制御装置35は、プラズマ制御動作として、電磁波駆動信号を電磁波発生装置31へ出力する動作を行う。電磁波駆動信号のパルス幅は、所定の設定時間(例えば2秒間)に設定されている。電磁波発生装置31は、電磁波駆動信号を受けると、設定時間に亘ってマイクロ波を連続波(CW)で出力する。放射アンテナ16からは、設定時間に亘ってマイクロ波が放射される。
各熱電子放出部材14内では、電磁波吸収体61がマイクロ波を吸収して発熱する。電磁波吸収体61は、熱電子放出体62を加熱する。熱電子放出体62は、その温度が上昇して赤熱し、熱電子を放出する。
ここで、電磁波吸収体61は、放射アンテナ16から放射された二次アンテナとして機能する。各熱電子放出部材14の表面近傍には、燃焼室20において電界強度が相対的に強い強電界領域が形成される。熱電子放出体62から放出された熱電子は、強電界領域のマイクロ波のエネルギーを受けて加速される。加速された熱電子は、周囲の分子に衝突し、その分子を電離させる。この電離により放出された電子も、マイクロ波により加速され、周囲の分子に衝突して、その分子を電離させる。このように、強電界領域では、分子の電離が雪崩式に生じる。その結果、各熱電子放出部材14の表面近傍にマイクロ波プラズマが生成される。マイクロ波プラズマは複数の領域に生成される。
なお、本実施形態では、最初の燃焼サイクルにおけるメイン噴射の直前からメイン噴射中に亘ってマイクロ波プラズマが生成されるように、電磁波駆動信号の実行タイミングが設定されている。
燃焼室20では、インジェクター50の各噴孔から噴射された燃料噴流38がマイクロ波プラズマに接触する。マイクロ波プラズマは、燃料の蒸発を促進させる。また、マイクロ波プラズマが生成された領域ではOHラジカル等の活性種が生成される。そのため、活性種により、圧縮着火した燃料の燃焼が促進される。
実施形態1によれば、燃焼室20の複数の領域においてマイクロ波プラズマが生成されるので、その複数の領域において燃料の蒸発及び燃料の燃焼が促進される。従って、最初の燃焼サイクルにおいて未燃のまま燃焼室20から排出される燃料が減少する。また、多くの燃料が燃焼することで発熱量が増大するため、最初の燃焼サイクル以降の内燃機関本体11の温度上昇が早くなる。従って、2回目の燃焼サイクル以降において未燃のまま燃焼室20から排出される燃料が減少する。
なお、制御装置35は、2回目以降の燃焼サイクルも、プラズマ制御動作として、吸気行程中に電磁波駆動信号を出力する。この電磁波駆動信号のパルス幅は、最初の燃焼サイクルのときに比べて短い時間に設定されている。電磁波駆動信号の出力タイミングは、最初の燃焼サイクルのときと同様に、メイン噴射の直前からメイン噴射中に亘ってマイクロ波プラズマが生成されるように設定されている。制御装置35は、内燃機関本体11の温度が所定の設定温度に達すると、それ以降の燃焼サイクルではプラズマ制御動作を実行しない。
−実施形態1の効果−
実施形態1では、燃焼室20に熱電子を放出させるのに、電磁波放射装置13が放射するマイクロ波のエネルギーが利用される。そのため、電気系の配線が必要な装置として、従来のプラズマ生成装置では必須であったグロープラグが不要であり、少なくとも電磁波放射装置13があればプラズマを生成できる。従って、熱電子を契機として電磁波によりプラズマを生成するプラズマ生成装置30の構成を簡素化させることができる。
また、実施形態1では、内燃機関本体11を始動させる際に、燃焼室20の複数の領域においてマイクロ波プラズマを生成することで、未燃のまま燃焼室20から排出される燃料が減少するようにしている。従って、内燃機関本体11に接続する排気通路における浄化装置(例えば、三元触媒)をコンパクト化することができる。
−実施形態1の変形例1−
実施形態1の変形例1では、図4に示すように、燃焼室20の天井面51における外周寄りの位置に放射アンテナ16が設けられている。従って、プラズマ生成装置30がマイクロ波プラズマを生成する際に燃料噴流38にマイクロ波が吸収されることが抑制され、より多くのマイクロ波のエネルギーをマイクロ波プラズマの生成に利用できる。なお、燃焼室20の天井面51に放射アンテナ16を複数設けてもよい。
また、ピストン23の頂面におけるキャビティー12の開口55の外側領域に、熱電子放出部材14を設けてもよい。
また、インジェクター50の先端面に熱電子放出部材14を設けてもよい。この場合、インジェクター50の先端面に付着したデポジットをプラズマにより除去することができる。
−実施形態1の変形例2−
実施形態1の変形例2では、図5に示すように、電磁波吸収体61とは別途に、放射アンテナ16から放射されたマイクロ波に共振する二次アンテナを構成する電界集中部材70が設けられている。電磁波吸収体61は、バインダーによりカーボンマイクロコイルを円板状に成形したものである。
電界集中部材70は、各熱電子放出部材14毎に設けられている。電界集中部材70は、例えばリング状の導体である。電界集中部材70は、電磁波吸収体61を囲うように熱電子放出体62に埋設されている。電界集中部材70の長さは、例えば、電磁波放射装置13が放射するマイクロ波の波長の4分の1である。
変形例2では、放射アンテナ16からマイクロ波が放射されると、電界集中部材70の近傍が強電界領域となる。つまり、熱電子放出部材14の表面近傍が強電界領域となる。従って、強電界領域において熱電子放出体62から放出された熱電子が加速され、前記実施形態1と同様に、マイクロ波プラズマが生成される。
−実施形態2−
本実施形態2の内燃機関10は、図6に示すように、火花点火式の内燃機関である。内燃機関10は、内燃機関本体11と点火装置60とプラズマ生成装置30とを備えている。実施形態2においても、実施形態1と同様に、複数の熱電子放出部材14が内燃機関本体11に設けられている。
各熱電子放出部材14は、燃焼室20の天井面51において、吸気側開口25aと排気側開口26aの4つの開口25a,26aのうち隣り合う2つの開口25a,26aの間にそれぞれ設けられている。各熱電子放出部材14は、ピストン23の頂面に形成された円形の凸部71の先端に対向する。ピストン23の頂面には、凸部71によりクレータ状の窪みが形成されている。
プラズマ生成装置30は、実施形態1と同様に、内燃機関本体11の始動の際に、燃焼室20で混合気を燃焼させる燃焼サイクルの開始前に、各熱電子放出部材14の加熱を開始し、燃焼サイクル中に燃焼室20でマイクロ波プラズマを生成する。
具体的に、プラズマ生成装置30は、燃焼サイクルの開始前に放射アンテナ16からのマイクロ波の放射を開始する。熱電子放出部材14では、電磁波吸収体61が加熱されて、熱電子放出体62が熱電子を放出する。マイクロ波の放射は、最初の燃焼サイクルにおいて、凸部71が熱電子放出部材14に接近する圧縮上死点まで継続される。圧縮上死点付近のクランク角では、凸部71の先端の近傍に強電界領域が形成される。強電界領域は、各熱電子放出部材14の表面を含むように形成される。従って、強電界領域において各熱電子放出部材14から放出された熱電子が加速され、マイクロ波プラズマが生成される。
−実施形態3−
本実施形態3では、前記実施形態1及び2とは異なり、誘導加熱の原理を利用して熱電子放出部材14を加熱して、その熱電子放出部材14から熱電子を放出させる。
プラズマ生成装置30は、図7に示すように、高周波電源80と加熱コイル81と熱電子放出部材14とを備えている。高周波電源80(交流電源)は、第1リード線82a及び第2リード線82bを介して、加熱コイル81に交流電力を供給する。
加熱コイル81は、シリンダブロック21の燃焼室20の壁面近傍に埋設されている。加熱コイル81は、燃焼室20の壁面に沿って巻かれている。加熱コイル81の上端は、第1リード線82aに接続されている。加熱コイル81の下端は、第2リード線82bに接続されている。加熱コイル81は、全長に亘って絶縁体(例えば、セラミック)により被覆されている。
なお、第1リード線82a及び第2リード線82bは、耐熱性の絶縁体(例えば、セラミック)により被覆されている。また、第1リード線82aは、ガスケット18に埋設されている。
熱電子放出部材14は、誘導発熱体83と熱電子放出体62とを備えている。誘導発熱体83は、リング状の導体である。誘導発熱体83は、例えば、カーボンマイクロコイルをバインダーで固定させた導体層である。導体層83では、導線性のバインダーを使用しているが、カーボンマイクロコイルの比率を多くすれば非導電性のバインダーを使用することもできる。また、導体層83に、アルミ、銅、シリコンカーバイドなどの粉体を混入させてもよい。銅のように酸化しやすい粉体を混入させることで、導体層83におけるカーボンマイクロコイルの酸化を抑制できる。
なお、誘導発熱体83は、内燃機関本体11を構成する部品(シリンダブロック、シリンダヘッド、ピストン)に比べて、電気抵抗の高い材料が使用される。例えば、内燃機関本体11を構成する部品をアルミとする場合に、誘導発熱体83にカーボン、鉄、タングステンなどを使用できる。また、誘導発熱体83に半導体を使用することも可能である。
誘導発熱体83は、リング状の熱電子放出体62(例えば、セラミック)に埋設されている。熱電子放出体62は、ピストン23の頂面のリング状の凹部84に嵌め込まれている。熱電子放出体62は、ピストン23の頂面におけるキャビティー12の開口55の外側領域に設けられている。なお、熱電子放出体62は、キャビティー12の底面56など他の位置の設けてもよい。
プラズマ生成装置30では、高周波電源80から加熱コイル81へ数十から数百メガヘルツの大電力の交流が供給されると、加熱コイル81の内側の磁束が変化し、誘導発熱体83に誘導電流が流れる。誘導発熱体83は誘導電流により発熱する。熱電子放出体62は、誘導発熱体83の発熱に伴い加熱される。そうすると、熱電子放出体62の温度が赤熱温度以上になり、熱電子放出体62から熱電子が放出される。
熱電子放出体62から放出された熱電子は、加熱コイル81の内側の電磁波が集中する強電界領域において、電磁波のエネルギーを吸収して加速される。加速された熱電子は、衝突した分子を電離させる。この電離により放出された電子も、電磁波のエネルギーを吸収して加速され、衝突した分子を電離させる。強電界領域では分子の電離が雪崩式に生じる。実施形態3では、このようにして加熱コイル81の内側にプラズマが生成される。
なお、誘導発熱体83の温度がある程度上昇すると、誘導発熱体83の電気抵抗が低下する。誘導発熱体において消費される電磁波のエネルギーは減少する。従って、誘導発熱体83が高温になって熱電子放出体62からの熱電子の放出が開始された後は、加熱コイル81の内側の電磁波のエネルギーは、主に電子の加速に消費されるようになる。
熱電子放出部材14の近傍に、電磁波による電界を集中させる電界集中部材(例えば、突起)を配置してもよい。また、部分的に突起を設けるなど、電磁波による電界を集中させる形状に誘導発熱体83を形成してもよい。このようにすることで、高周波電源80の出力を下げてもプラズマを生成することが可能になる。
−その他の実施形態−
前記実施形態は、以下のように構成してもよい。
前記実施形態において、放射アンテナ16の近傍に熱電子放出部材14を配置し、放射アンテナ16を電界集中部材として利用してもよい。
また、前記実施形態において、熱電子放出部材14を、電磁波放射装置13が放射するマイクロ波を吸収して発熱すると共に、その発熱に伴って熱電子を放出する単一の材料により構成してもよい。例えば、熱電子放出部材14をセラミックにより構成してもよい。セラミックは、マイクロ波を吸収して発熱すると共に、その発熱に伴って赤熱温度以上になると熱電子を放出する。
また、前記実施形態において、内燃機関本体11の始動時以外においてもプラズマ生成装置30が燃焼室20において複数の領域でマイクロ波プラズマを生成してもよい。
また、前記実施形態において、内燃機関10が予混合圧縮着火エンジン(いわゆるHCCIエンジン)であってもよい。その場合に、プラズマ生成装置30は、内燃機関本体11の始動時の複数の燃焼サイクルにおいて未燃のまま排出される燃料を低減させるためにマイクロ波プラズマを生成してもよい。また、プラズマ生成装置30は、内燃機関本体11の動作中に亘って各燃焼サイクルにおいて着火タイミングを制御するためにマイクロ波プラズマを生成してもよい。
また、前記実施形態において、電磁波発生装置31は、マイクロ波を連続波(CW)ではなくパルス波で出力してもよい。
また、前記実施形態では、プラズマ生成装置30が非平衡プラズマを生成するが、熱プラズマを生成してもよい。この場合、前記実施形態に比べて、ラジカルによる化学反応促進の効果は小さくなるが、噴霧燃料の蒸発が促進される。
また、前記実施形態において、各熱電子放出部材14の周囲に断熱材を設けてもよいし、断熱用の空間を設けてもよい。その場合、少ないマイクロ波のエネルギーで熱電子放出部材14から熱電子を放出させることができる。特に、2回目以降の燃焼サイクルにおいて、少ないマイクロ波のエネルギーで熱電子を放出させることができる。
また、前記実施形態において、電磁波吸収体61に、熱電子放出体62の赤熱温度以上の温度を超えるとマイクロ波の吸収特性が低下する物質を使用してもよい。
以上説明したように、本発明は、熱電子を契機として電磁波によりプラズマを生成するプラズマ生成装置、及びそのプラズマ生成装置を備えた内燃機関について有用である。
10 内燃機関
11 内燃機関本体
13 電磁波放射装置(加熱装置)
14 熱電子放出部材
16 放射アンテナ
20 燃焼室
30 プラズマ生成装置
57 凹部
61 電磁波吸収体(電界集中部材)
62 熱電子放出体

Claims (4)

  1. シリンダ、シリンダヘッド及び頂面中心部にキャビティが開口するピストンによって区画される燃焼室が形成され、該燃焼室の天井面の中心にインジェクターが取り付けられた圧縮着火式の内燃機関本体と、
    加熱されると熱電子を放出する熱電子放出部材と、
    電磁波を利用して前記熱電子放出部材を加熱する加熱装置と、
    前記熱電子放出部材の近傍に、前記加熱装置が発生させる電磁波による電界を集中させる電界集中部材とを備え、
    前記熱電子放出部材及び前記電界集中部材は、前記キャビティ内に設けられ、
    前記加熱装置は、電磁波発生装置と該電磁波発生装置から出力された電磁波を燃焼室内に放射する放射アンテナとから構成され、該放射アンテナは、前記インジェクターの先端部を覆うように円環状又はC字状形成されるとともに、天井面におけるインジェクター取付孔の周囲に形成された環状の絶縁層上に積層され、
    前記熱電子放出部材は、電界集中部材を兼ねる電磁波吸収体及び該電磁波吸収体を内部に配設し電磁波吸収体と一体の電磁波放出体から構成され、該電磁波吸収体は電磁波放出体の内部で、電磁波を吸収して発熱する物質をバインダーによって成形し、
    前記加熱装置により前記電磁波吸収体を加熱して電磁波放出体から熱電子を放出させると共に、前記電界集中部材により前記熱電子放出部材の近傍に電磁波による電界を集中させることで、前記熱電子放出部材の近傍にプラズマを生成するプラズマ生成装置を有することを特徴とする内燃機関
  2. シリンダ、シリンダヘッド及び頂面中心部にキャビティが開口するピストンによって区画される燃焼室が形成され、該燃焼室の天井面の中心にインジェクターが取り付けられた圧縮着火式の内燃機関本体と、
    加熱されると熱電子を放出する熱電子放出部材と、
    電磁波を利用して前記熱電子放出部材を加熱する加熱装置と、
    前記熱電子放出部材の近傍に、前記加熱装置が発生させる電磁波による電界を集中させる電界集中部材とを備え、
    前記熱電子放出部材及び前記電界集中部材は、前記ピストン頂面のキャビティ以外に設けられ、
    前記加熱装置は、電磁波発生装置と該電磁波発生装置から出力された電磁波を燃焼室内に放射する放射アンテナとから構成され、該放射アンテナは、前記燃焼室の天井面における外周よりの位置に配設され、
    前記熱電子放出部材は、電界集中部材を兼ねる電磁波吸収体及び該電磁波吸収体を内部に配設し電磁波吸収体と一体の電磁波放出体から構成され、該電磁波吸収体は電磁波放出体の内部で、電磁波を吸収して発熱する物質をバインダーによって成形し、
    前記加熱装置により前記電磁波吸収体を加熱して電磁波放出体から熱電子を放出させると共に、前記電界集中部材により前記熱電子放出部材の近傍に電磁波による電界を集中させることで、前記熱電子放出部材の近傍にプラズマを生成するプラズマ生成装置を有することを特徴とする内燃機関。
  3. 請求項1又は2に記載の内燃機関において、
    前記加熱装置は、交流電力が供給される加熱コイルを備え、前記加熱コイルの内側に位置する前記熱電子放出部材を誘導加熱する
    ことを特徴とする内燃機関
  4. 請求項1、2又は3に記載の内燃機関において、
    前記プラズマ生成装置は、前記内燃機関本体の始動の際に、前記燃焼室で混合気を燃焼させる燃焼サイクルの開始前に前記熱電子放出部材の加熱を開始し、前記燃焼サイクル中に前記燃焼室でプラズマを生成する
    ことを特徴とする内燃機関。
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