JP6086431B2 - 樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法 - Google Patents

樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6086431B2
JP6086431B2 JP2013067703A JP2013067703A JP6086431B2 JP 6086431 B2 JP6086431 B2 JP 6086431B2 JP 2013067703 A JP2013067703 A JP 2013067703A JP 2013067703 A JP2013067703 A JP 2013067703A JP 6086431 B2 JP6086431 B2 JP 6086431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
male
axis direction
pair
die plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013067703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014188909A (ja
Inventor
公幸 広瀬
公幸 広瀬
Original Assignee
有限会社広和製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社広和製作所 filed Critical 有限会社広和製作所
Priority to JP2013067703A priority Critical patent/JP6086431B2/ja
Publication of JP2014188909A publication Critical patent/JP2014188909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6086431B2 publication Critical patent/JP6086431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法に関する。
鋳造は、自動車、航空機、産業機械等に用いられる機械部品や、水道バルブ、油圧バルブ等の管体や、配管部品等、多くの機械部品や構造部品に用いられている。鋳造は、複雑な形状のものを作るのに便利であり、シームレスで一体成型できるなどの特徴がある。主な鋳造方法としては、ロストフォーム法(フルモールド法)やロストワックス法(インベストメント法)、遠心鋳造法等が挙げられる。
鋳造用の型としては、鋳物砂で作る砂型が一般に知られているが、金属製の金型の場合もある。
鋳造用の消失模型としては、発泡ポリスチレン樹脂などの発泡性合成樹脂を成形した消失模型が一般に知られている。
特許文献1には、金型装置にて製作した複数の管体構成部材を、接着剤や両面接着テープ等を用いて互いに接合して管体鋳造用の消失模型を作製することが記載されている。
特許文献2には、アンダーカット部を有する円板形状の消失模型を作製する金型装置に関し、「移動型と固定型間にシャフトを装備し、シャフトの途中にはアンダーカット用型を装備してあり、移動型および固定型の一方の型とシャフトは固定され、他方の型とシャフトさらにはアンダーカット用型とシャフトとはスライド可能に設けられ、発泡成形時の型閉め時には移動型と固定型間にアンダーカット用型が位置し、型開き時には、シャフト方向に沿って移動型を固定型から離型するとともに、アンダーカット用型も移動型および固定型から離型し、アンダーカット部を有する発泡成形品を移動型および固定型から離型してアンダーカット用型と同伴させる発泡成形品の成形装置(その請求項4)」が記載されている。
特許文献3には、アンダーカット部を有する円環形状の消失模型を作製する金型装置に関し、「発泡成形金型内の一部に入れ込んであるアンダーカット金型と、このアンダーカット金型に連結してある一方側のラックと、この一方側のラックと噛合するとともに他方側のラックを作動するよう噛合するピニオンと、上記他方側ラックおよびこれと連結する駆動手段とを設けてあり、駆動手段の作動に伴う他方側のラックの作動によりピニオンを介して一方側のラックを引き込み作動させて、これと連結するアンダーカット金型を引き込んで発泡成形金型よりアンダーカット金型を取り出せるよう構成した成形装置(その請求項2)」が記載されている。
特許文献4には、皿形状の発泡樹脂容器を作製する金型装置に関し、複数個同時成形すること、離型の際にエジェクトピンを用いることが記載されている。
特開2005−199324号公報 特開2003−117926号公報 特開2003−001634号公報 特開昭59−051415号公報
しかしながら、既知の鋳造においては、依然として未解決の問題が多々ある。
特許文献1記載の、金型装置にて製作した複数の管体構成部材を接着剤や両面接着テープ等を用いて互いに接合して管体鋳造用の消失模型とする方法は、複数の構成部材を接合することで複雑な形状とすることが容易であるが、その反面、複数の構成部材同士の接合面の接合が十分でないことがある。つまり、接着剤や両面接着テープ等の接合材を用いて、複数の構成部材を互いに接合すると、接着剤の量が少ない場合や、両面テープの強度不足等に起因して、接合面に隙間が出来ることがあり、この隙間によって、前記接合位置と対応する鋳物の位置に繋ぎ目(接合痕)が出来てしまう。そして、前記接合痕ができると、鋳物の強度が低下し、亀裂が入る虞がある。一方で、接着剤の量が多くなると、鋳物の外観が損なわれてしまうが、前記接合面の隙間の有無は目視判断し難く管理し難い。特に、各種バルブや配管部品では、高圧力に耐えられる信頼性の高い鋳物部品が必要とされる。また、各種バルブや配管部品等では、その構造上、鋳物の内側にアンダーカット(溝部)や凹凸形状等を設けることが多々あるが、アンダーカットや凹凸形状があると鋳物が型抜きし難くなる。そのうえ、複数の構成部材を接合することは部品点数や工数の増大となるため、手間がかかってしまい、生産性の低下とコストの上昇を招く。
特許文献2や特許文献3記載の、アンダーカット部を有する消失模型を作製する金型装置は、円板形状や円環形状等の単純な形状では実用化されているが、特許文献1記載のような、複雑な形状ではまだ実用化できていない。また、特許文献4記載の、複数個同時成形することや離型の際にエジェクトピンを用いることについても、皿形状等の単純な形状では実用化されているが、特許文献1記載のような、複雑な形状ではまだ実用化できていない。
つまり、上述のように、型抜き方向の長さが短い円板形状や円環形状や皿形状等においては、アンダーカット部を有している場合の成形技術が確立しつつあるが、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状では、アンダーカット部を有している場合の成形技術はいまだに実用化には至っておらず、特許文献1記載のように、金型装置にて製作した複数の管体構成部材を接着剤や両面接着テープ等を用いて互いに接合して管体鋳造用の消失模型としているのが実情である。
このような実情に鑑みて、本発明の目的は、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状においても一度に製作でき、鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を製造することが可能な、管体鋳造用樹脂模型を成形する樹脂成形用金型装置を提供するものである。さらには、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状であったとしても生産性を飛躍的に向上させる複数個同時成形方法を提供するものである。
本発明の樹脂成形用金型装置は、対向して型開閉動作する一対の雌型と、固定シャフトに取り付けられるとともに延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型Aと、当該一対の雌型の間にてスライド動作するスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bを備え、前記一対の雌型の型開閉方向と前記雄型Aの延設方向が直交し、かつ、前記一対の雌型の型開閉方向と前記雄型Bのスライド方向が直交し、三軸方向に可動可能な型構成となっていることを特徴とする。
本発明によれば、三軸方向に可動可能な型構成となっているので、一対の雌型を型閉じ型締めして樹脂注型し樹脂成形後に、一対の雌型を型開きし、ラックアンドピニオン機構によって外径を狭小動作させ、成形された樹脂から雄型Bを引き抜いて、その後、雄型Aから成形された樹脂を離型させることで、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状においても樹脂成形品を一度に製作できる。よって、鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を製造することが可能となる。
本発明の樹脂成形用金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、固定シャフトに取り付けられるとともにY軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型Aと、当該一対の雌型の間にてY軸方向にスライド動作する第1のスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bと、前記雄型Aと前記雄型Bの間の高さ位置にてX軸方向にスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備えることを特徴とする。
本発明によれば、一対の雌型を型閉じ型締めして樹脂注型し樹脂成形後に、一対の雌型を型開きし、ラックアンドピニオン機構によって外径を狭小動作させ、成形された樹脂から雄型Bと雄型Cをそれぞれ引き抜いて、その後、雄型Aから成形された樹脂を離型させることで、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状においても樹脂成形品を一度に製作できる。よって、鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を製造することが可能となる。
本発明の樹脂成形用金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、固定シャフトに取り付けられるとともにY軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型Aと、当該一対の雌型の間にてY軸方向にスライド動作する第1のスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bと、前記雄型Aと前記雄型Bの間の高さ位置にてX軸方向にスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備えることを特徴とする。
本発明によれば、一対の雌型を型閉じ型締めして樹脂注型し樹脂成形後に、一対の雌型を型開きし、ラックアンドピニオン機構によって外径を狭小動作させ、成形された樹脂から一対の雄型Bをそれぞれ引き抜いて、その後、雄型Aから成形された樹脂を離型させることで、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状においても樹脂成形品を一度に製作できる。よって、鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を製造することが可能となる。
本発明は、樹脂成形後に前記雄型Aから離型させるためのエジェクト機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、成形された樹脂を確実かつスムーズに離型させることが容易となる。
本発明に係る金型装置は三軸構成となっており、例えば、Y軸は上下方向となり、X軸は左右方向となり、Z軸は前後方向となる。例えば、Z軸は上下方向となり、Z軸は左右方向となり、Y軸は前後方向となる。例えば、X軸は上下方向となり、Z軸は左右方向となり、Y軸は前後方向となる。このように、前記三軸の配置構成は任意の配置構成とすることが可能である。
前記一対の雌型は、蒸気圧、油圧、空圧、電動機等の動力によって型閉じ型締めして樹脂注型し樹脂成形後に、一対の雌型を型開きする構成となっているものであり、既知の機構が適用できる。
前記ラックアンドピニオン機構は、油圧、空圧、電動機等の動力によって分割式雄型の外径が狭小動作する構成となっているものであり、既知の機構が適用できる。前記スライド機構は、油圧、空圧、電動機等の動力によって雄型又は分割式雄型を前記一対の雌型に挿入する動作と抜き出す動作をする構成となっているものであり、既知の機構が適用できる。
前記エジェクト機構としては、油圧、空圧、電動機等の動力によってエジェクトピンを突き出して成形された樹脂(樹脂成形品)を押し出す構成や、エアー吐出力で前記樹脂模型を押し出す構成や、前記雄型Aを微振動させて成形された樹脂(樹脂成形品)を押し出す構成等が挙げられ、既知の機構が適用できる。
前記樹脂は、熱可塑性樹脂であり、熱溶融消失体となっている。前記熱可塑性樹脂としては、例えば、発泡ポリスチレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等が挙げられる。
本発明は、前記金型装置を複数並列配置して管体鋳造用樹脂模型を成形することを特徴とする。
本発明によれば、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状であったとしても生産性を飛躍的に向上させる複数個同時成形が可能となる。例えば、異なる形状の管体を組み合わせて使用する場合等に、異なる形状の管体を複数同時成形することでセット受注に対して迅速に対応することが容易となる。
本発明の樹脂成形用金型装置によれば、三軸方向に可動可能な型構成となっているので、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状においても樹脂成形品を一度に製作できる。よって、鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を製造することが可能となる。本発明によれば、成形された樹脂模型を確実かつスムーズに離型させることが容易となり、管体鋳造用樹脂模型の成形に好適な樹脂成形用金型装置となる。
本発明の樹脂成形方法によれば、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状であったとしても生産性を飛躍的に向上させる複数個同時成形が可能となる。そして、異なる形状の管体を複数同時成形することでセット受注に対して迅速に対応することが容易となる。
これら本発明によって、複雑な形状としても鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を、容易に製造することができ、特に、各種バルブや配管部品など、高圧力に耐えられる信頼性の高い鋳物部品を均質で再現性良く製造することができる高品質の樹脂成形品を製作することができる。
本発明を適用した実施形態の樹脂成形用金型装置を側面側(Z方向)から示す図である。 上記実施形態の金型装置を側面側(X方向)から示す図である。 上記実施形態の金型装置における樹脂模型とラックアンドピニオン機構との関係を示す図であり、(a)は側面側から見た図であり、(b)は底面側から見た図である。 本発明を適用した実施形態の樹脂成形用金型装置を側面側から示す図であり、(a)〜(d)はそれぞれ金型装置の組み合わせと配置を異ならせたパターンを示す図である。
本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて以下に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明と実質同一又は均等の範囲内において、既知の変更を加えることが可能である。
(実施の形態)
図1は、本発明を適用した実施形態の樹脂成形用金型装置を側面側(Z方向)から示す図である。本実施形態の金型装置1は、水道バルブ用の管体を鋳造するための発泡樹脂模型101,102を同時成形する金型装置である。
本実施形態の金型装置1は、金型装置11と金型装置21とを、ダイプレート201にセットして並列配置することで、形状の異なる発泡樹脂模型101と102とを同時成形する構成となっている(図1)。ダイプレート201の外側には所定間隔で複数のタイバー202が配置されている。図1では4つのタイバー202が配置されている。金型装置11と金型装置21はそれぞれ三軸方向に可動可能な型構成となっており、Y軸は上下方向となり、X軸は左右方向となり、Z軸は前後方向となる。
本実施形態の金型装置11は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型12,13と、固定シャフト14に取り付けられるとともにY軸方向に延設されて当該一対の雌型12,13の間に配された雄型A1(A)と、当該一対の雌型12,13の間にてY軸方向にスライド動作する第1のスライド機構15に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構16によってその分割型の外径が狭小動作する雄型B1(B)と、前記雄型Aと前記雄型Bの間の高さ位置にてX軸方向にスライド動作する第2のスライド機構17に取り付けられた雄型Cを備え、管体鋳造用樹脂模型101を成形する構成となっている(図1)。金型装置11には、成形された前記樹脂模型101を前記雄型A1から離型させるためのエジェクト機構19が備わっている。
本実施形態の金型装置21は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型22,23と、固定シャフト24に取り付けられるとともにX軸方向に延設されて当該一対の雌型22,23の間に配された雄型A2(A)と、互いに向かい合って配された一対の雄型B1,B2を備え、管体鋳造用樹脂模型を成形する構成となっている(図1)。前記雄型B1(B)は、一対の雌型22,23の間にてY軸方向にスライド動作するスライド機構25に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構26によってその分割型の外径が狭小動作する構成となっており、また、前記雄型B2(B)は、一対の雌型22,23の間にてY軸方向にスライド動作するスライド機構27に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構28によってその分割型の外径が狭小動作する構成となっている(図1)。金型装置21には、成形された前記樹脂模型102を前記雄型A2から離型させるためのエジェクト機構29が備わっている。
図2は、本実施形態の金型装置11を側面側(X方向)から示す図であり、雌型12と13とを型開きした状態を示す図である。前記一対の雌型12,13は、蒸気圧、油圧、空圧、電動機等の動力によって型閉じ型締めして樹脂注型し樹脂成形後に、型開きする構成となっている。ここで、雌型12は可動型であり、雌型13は固定型である。雄型A1は、固定シャフト14に取り付けられるとともにY軸方向に吊り下げられており、可動型12を固定型13から離して型開きしたときに、雄型A1が、可動型12と固定型13の中間位置となり、エジェクト機構19によって樹脂模型101が押し出されて落下し雄型A1から離型される。前記エジェクト機構19としては、油圧、空圧、電動機等の動力によってエジェクトピンを突き出して樹脂模型101を押し出す構成や、エアー吐出力で樹脂模型101を押し出す構成や、前記雄型Aを微振動させて樹脂模型101を押し出す構成等が挙げられる。
本実施形態によれば、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状においても一度に製作でき、鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を製造することが可能となる。
図3は、本実施形態の金型装置11における樹脂模型101とラックアンドピニオン機構16との関係を示す図であり、図3(a)は側面側から見た図であり、図3(b)は底面側から見た図である。ラックアンドピニオン機構16は、油圧、空圧、電動機等の動力によって分割式雄型B1の外径が狭小動作する構成となっている。樹脂模型101の下方側の内側にはアンダーカット部111が形成されており、雄型B1は、ラックアンドピニオン機構16によってその分割型の外径が狭小動作することで、アンダーカット部111から引き抜くことができる。
前記樹脂模型101,102は、例えば、発泡ポリスチレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等が挙げられる。
図4は、本実施形態の樹脂成形用金型装置1を側面側から示す図であり、図4(a)〜図4(d)はそれぞれ金型装置の組み合わせと配置を異ならせたパターンを示す図である。図4(a)に示す例では、操作盤側から順に、金型装置11と金型装置21を並列配置した構成となっている。図4(b)に示す例では、操作盤側から順に、金型装置21と金型装置11を並列配置した構成となっている。図4(c)に示す例では、操作盤側から順に、金型装置11と金型装置11を並列配置した構成となっている。図4(d)に示す例では、操作盤側から順に、金型装置21と金型装置21を並列配置した構成となっている。
本実施形態によれば、型抜き方向の長さが長い管体で複雑な形状であったとしても生産性を飛躍的に向上させる複数個同時成形が可能となる。例えば、異なる形状の管体を組み合わせて使用する場合等に、異なる形状の管体を複数同時成形することでセット受注に対して迅速に対応する数同時成形することでセット受注に対して迅速に対応することが容易となる。
本実施形態によれば、複雑な形状としても鋳物に接合痕が出来難い、高信頼性の鋳物を、容易に製造することができ、特に、各種バルブや配管部品など、高圧力に耐えられる信頼性の高い鋳物部品を、均質で再現性良く製造することができる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。上述の実施形態では、Y軸は上下方向となり、X軸は左右方向となり、Z軸は前後方向となるとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、Z軸は上下方向となり、Z軸は左右方向となり、Y軸は前後方向となるとしてもよい。また例えば、X軸は上下方向となり、Z軸は左右方向となり、Y軸は前後方向となるとしてもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1、11、21 本発明の金型装置、
12、13、22,23 雌型、
14、24 固定シャフト、
15、17、25、27 スライド機構、
16、26、28 ラックアンドピニオン機構、
A1、A2、A 雄型、
B1、B2、B 雄型、
C 雄型、
101、102 樹脂成形品(樹脂模型)

Claims (6)

  1. 複数の金型装置がダイプレートに並列配置された樹脂成型用金型装置であって、前記複数の金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、ダイプレート中央に配置されたエジェクト機構に取り付けられるとともにX軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型Aと、Y軸方向に延設されて当該一対の雌型の間にてY軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作するスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bを備え、前記複数の金型装置が三軸方向に同時に可動可能な型構成となっていることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  2. 複数の金型装置がダイプレートに並列配置された樹脂成型用金型装置であって、前記複数の金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、固定シャフトに取り付けられるとともにY軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型Aと、前記Y軸方向に延設されて当該一対の雌型の間にて前記Y軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作する第1のスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bと、前記雄型Aと前記雄型Bの高さ位置にて、X軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備え、前記複数の金型装置が三軸方向に同時に可動可能な型構成となっていることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  3. 複数の金型装置がダイプレートに並列配置された樹脂成型用金型装置であって、前記複数の金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、Y軸方向に互いに向かい合って配されて、当該一対の雌型の間にて前記Y軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作するスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bと、前記雄型Bの高さ位置にて、X軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備え、前記複数の金型装置が三軸方向に同時に可動可能な型構成となっていることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  4. 複数の金型装置がダイプレートに並列配置された樹脂成型用金型装置であって、前記複数の金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、Y軸方向に延設されて当該一対の雌型の間にて前記Y軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作するスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bを備え、前記複数の金型装置の一方が、ダイプレート中央に配置されたエジェクト機構に取り付けられるとともにX軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型A2を備え、前記複数の金型装置の他方が、固定シャフトに取り付けられるとともにY軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型Aと、前記雄型Aと前記雄型Bの間の位置にて、前記X軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備え、複数の金型装置が三軸方向に同時に可動可能な型構成となっていることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  5. 複数の金型装置がダイプレートに並列配置された樹脂成型用金型装置であって、前記複数の金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、Y軸方向に互いに向かい合って配されて、当該一対の雌型の間にて前記Y軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作するスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bを備え、前記複数の金型装置の一方が、ダイプレート中央に配置されたエジェクト機構に取り付けられるとともにX軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型A2を備え、前記複数の金型装置の他方が、前記雄型Aと前記雄型Bの高さ位置にて、前記X軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備え、複数の金型装置が三軸方向に同時に可動可能な型構成となっていることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  6. 複数の金型装置がダイプレートに並列配置された樹脂成型用金型装置であって、前記複数の金型装置は、対向してZ軸方向に型開閉動作する一対の雌型と、Y軸方向に延設されて当該一対の雌型の間にて前記Y軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作するスライド機構に取り付けられるとともにラックアンドピニオン機構によって外径が狭小動作する雄型Bと、前記雄型Bの高さ位置にて、X軸方向に沿ってダイプレートの外部方向へスライド動作する第2のスライド機構に取り付けられた雄型Cを備え、前記複数の金型装置の一方が、固定シャフトに取り付けられるとともに前記Y軸方向に延設されて当該一対の雌型の間に配された雄型A1を備え、複数の金型装置が三軸方向に同時に可動可能な型構成となっていることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
JP2013067703A 2013-03-28 2013-03-28 樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法 Active JP6086431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067703A JP6086431B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067703A JP6086431B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014188909A JP2014188909A (ja) 2014-10-06
JP6086431B2 true JP6086431B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=51835685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067703A Active JP6086431B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6086431B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124661A (ja) * 1974-08-24 1976-02-28 Asahi Organic Chem Ind Tsugiteyokanagata
JP3093041B2 (ja) * 1992-07-31 2000-10-03 トヨタ自動車株式会社 車両用経路誘導装置
JP2003117926A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Sekisui Plastics Co Ltd アンダーカット部を有する発泡成形品の成形方法および成形装置
JP4339717B2 (ja) * 2004-02-17 2009-10-07 積水化成品工業株式会社 発泡成形品成形装置
JP2012143906A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Sekisui Chem Co Ltd 射出成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014188909A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5777683B2 (ja) 組込部品付きプラスチック中空体の製造方法
JP5126890B2 (ja) ブロー成形装置
TW201615379A (zh) 射出成型方法及模具機構
CN104890199A (zh) 一种杯柄脱模机构及其注塑模具
JP2010076298A (ja) ブロー成形装置
JP6086431B2 (ja) 樹脂成形用金型装置及び樹脂成形方法
JP6473566B2 (ja) 吹き込み成形プロセス及び装置
CN104245271B (zh) 用于车辆保险杠面板的模具和相关联的成型技术
CN103909630B (zh) 司筒顶出机构
CN203765941U (zh) 制品内部进浇、定模推出的模具
CN204160714U (zh) 脱模装置及汽车保险杠模具
JP5207623B2 (ja) 成形装置
JP5256221B2 (ja) 樹脂製中空成形品の製造方法及びその装置
CN202213134U (zh) 一种汽车后门索环模具
CN203124644U (zh) 带有倒钩型环形芯子的制芯装置
CN103264488A (zh) 一种带侧向分型抽芯的注射模具
JP5734761B2 (ja) インサート成形方法および装置
CN207273763U (zh) 一种可快速复位塑胶注塑模具
CN202137907U (zh) 一种四模板模具
KR200394698Y1 (ko) 엘보우관 거푸집 제조장치
JP2010017913A (ja) 射出成形型および車両用内装材
CN202137914U (zh) 一种多型腔的模具
WO2011058071A3 (de) Vorrichtung und verfahren zur herstellung von formteilen aus partikelschäumen
JPH04301417A (ja) 繊維強化樹脂製品の穴部形成方法
CN104924533A (zh) 一种用于注塑产品的模内贴标装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6086431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350