JP6086258B2 - 触媒およびこれを備える燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、触媒およびこれを備える燃料電池に関する。
従来、燃料電池の電極用触媒として比表面積が100m/g以上の導電性を有する炭素担体に白金または白金合金(例えば、白金−ルテニウム、白金−鉄)等の金属を担持させた触媒が用いられている(特許文献1、2参照)。
近年、燃料電池は自動車用途での開発が進んでおり、走行中の加速および減速に対応できるように頻繁な起動と停止が求められている。しかしながら、燃料電池の起動と停止を繰り返すことにより、電極用の触媒を構成する炭素担体が酸化されるため、燃料電池の劣化が懸念される。かかる観点から炭素担体に代えて、チタン等の金属の窒化物または酸化物からなる炭素代替担体を用いた触媒が提案されている(特許文献3、非特許文献1、非特許文献2参照)。
特開2001−015121号公報 特開2006−127979号公報 特開2010−272248号公報
エレクトロケミストリー コミュニケーションズ(Electrochemistry Communications), 第7巻, 183-188頁(2005年) ジャーナル オブ ザ エレクトロケミカル ソサエティ(Journal of The Electrochemical Society), 第155巻(4号), B321-B326頁 (2008年)
特許文献3の触媒は、金属を担持させる際に例えば270℃といった高温での処理を必要とするため、担体同士が凝集して大粒径化する。また、非特許文献1、2では、例えば1050℃と言った高温下での二酸化チタンの還元を必要とするため、同様に担体同士が凝集して大粒径化する。このように、従来知られている炭素代替担体を用いて触媒を製造する場合、担体が大粒径化するため比表面積が小さくなり、性能の向上が困難であった。
したがって本発明の目的は、比表面積を高めた炭素代替担体を用いた触媒と、これを備える燃料電池を提供することである。
本発明によれば、上記目的は、
[1]組成式TiO(式中のxは1.5<x<2の範囲である。)で表され、かつ比表面積が50m/g以上である低次酸化チタンに、金属を担持してなる触媒;
[2]前記金属が白金、金、パラジウム、銀、イリジウム、ロジウム及びルテニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有し、平均粒子径が0.1〜10nmである[1]の触媒;
[3]前記金属の担持量が1〜40質量%である[1]または[2]の触媒;
[4]前記[1]〜[3]のいずれかの触媒を電極用触媒として備える燃料電池
を提供することにより達成される。
本発明の触媒は、組成式TiO(式中のxは1.5<x<2の範囲である。)で表され、かつ比表面積が50m/g以上である低次酸化チタンを担体とすることで、燃料電池の電極用触媒として用いた場合に酸化安定性に優れ、また導電性が高い。
参考例1で得られた低次酸化チタンのX線回折スペクトルである。 参考例1で得られた低次酸化チタンのTEM写真である。 参考例1で得られた低次酸化チタンの窒素ガスの吸着等温線である。 参考例2で得られた低次酸化チタンのX線回折スペクトルである。 参考例2で得られた低次酸化チタンの窒素ガスの吸着等温線である。 実施例1で得られた触媒1のX線回折スペクトルである。 実施例1で得られた触媒1のTEM写真である。 実施例1で得られた触媒1のCV測定結果である。 実施例1で得られた触媒1の酸素還元反応測定結果である。 実施例2で得られた触媒2のCV測定結果である。 実施例2で得られた触媒2の酸素還元反応測定結果である。 比較例2で得られた触媒3のX線回折スペクトルである。 比較例2で得られた触媒3のTEM写真である。 比較例2で得られた触媒3のCV測定結果である。 比較例2で得られた触媒3の酸素還元反応測定結果である。 比較例3で得られた触媒4のTEM写真である。図中、円内で示す箇所などで白金の分散が不十分であると考えられる。
本発明の触媒は、組成式TiO(式中、xは、1.5<x<2の範囲であり、1.6<x<1.9の範囲であるのが好ましい)で表される低次酸化チタン(以下、「低次酸化チタン」と称する)を、担体として用いる。なお、xは低次酸化チタンを充分に乾燥した後、熱重量分析装置に入れ、大気中で5℃/分の昇温速度で1000℃まで昇温することで二酸化チタンに酸化し、かかる酸化に伴う質量増加から求められる。また、低次酸化チタンは粒子状の組成物であることが好ましい。
本発明で用いる低次酸化チタンは、比表面積が50m/g以上であり、好ましくは70m/g以上であり、より好ましくは90m/g以上である。比表面積が50m/g未満であると、金属の担持性能が不十分となる。比表面積の上限値は特に制限されないが、比表面積は通常250m/g以下であり、より典型的には200m/g以下である。低次酸化チタンの比表面積は、低次酸化チタンに金属を担持させる前に、低次酸化チタンの比表面積を測定することにより求められる。なお、低次酸化チタンの比表面積は、無作為にサンプリングした0.001g以上、好ましくは0.01g以上の低次酸化チタンを用いて、吸着等温線をBET法によって解析することにより測定される。
本発明で用いる低次酸化チタンは、少なくとも一方がチタン含有電極である二つの電極間に水系媒体を流通させつつ、前記二つの電極から前記水系媒体にプラズマ放電することにより製造できる。プラズマ放電による低次酸化チタン生成のメカニズムは、水系媒体を挟んで対向した電極間に絶縁破壊電圧を超える電圧を印加することにより生じるプラズマにより溶融した電極中のチタンが、水系媒体に放散し、放散したチタンが水と反応すると同時に急冷されて低次酸化チタンが生成すると推定される。二つの電極間に水系媒体を流通させつつ、前記二つの電極から前記水系媒体にプラズマ放電することにより、生成した低次酸化チタンは、水系媒体に分散されて放電場より速やかに排出されるので、小粒径となり、この結果、本発明の触媒中の低次酸化チタンの比表面積が50m/g以上となる。
チタン含有電極の材料としては、金属チタン、チタン合金、酸化チタンが挙げられる。なお、少なくとも一方の電極材料を、シリコン、錫などの典型金属;ジルコニウム、タングステンなどの遷移金属;などの異種金属を含むチタン合金とすると、得られる低次酸化チタンに前記異種金属またはその酸化物を含有させることができる。
電極の形状に特に制限はなく、例えば棒状、針金状、板状、または中空部を有する形状などが挙げられる。中でも、二つ電極間に水系媒体を流通させる観点から、少なくとも一方がチューブ状などの中空部を有する形状であることが好ましい。二つの電極の形状や大きさは互いに異なっていてもよい。
水系媒体を流通させる方向は特に制限されないが、水系媒体により排出された低次酸化チタンが放電場に戻ることを抑制するために、二つの電極間を一方向に向けて流通させてもよい。
また、水系媒体を流通させる方法としては、少なくとも一方の電極を、チューブ状などの中空部を有する形状の電極(以下、「中空電極」と称する)として、水系媒体を中空電極の中空部を通じて注入及び/又は吸引することが好ましい。反応器内に設置した中空電極の中空部を通じて外部から水系媒体を注入するか、反応器内の水系媒体を中空電極の中空部を通じて吸引し系外に放出することで、中空電極を中心とした放射状の流れを発生させることができる。また二つの中空電極を用いて、一方の中空電極の中空部を通じて水系媒体を供給し、他方の中空電極の中空部を通じて水系媒体を吸引し、系外に放出してもよい。反応場に低次酸化チタンを残留させない観点から、中空電極の中空部を通じて水系媒体を吸引し、系外に放出することが好ましい。
水系媒体を流通させる速度は、生成した低次酸化チタンが反応場に滞留しなければ、特に制限はなく、例えば、二つの電極の放電部の最短距離が0.1〜2mmである場合は、1〜200ml/分の範囲が好ましく、10〜150ml/分の範囲がより好ましい。
二つの電極間を流通させ、またプラズマ放電を行う放電場を形成する水系媒体は、水を50質量%以上含むことが好ましい。通常、水単独又は水と水溶性有機溶媒との混合液を使用する。水溶性有機溶媒としては、例えばエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールなどのアルキレングリコール;ジエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのポリアルキレングリコール;および前記アルキレングリコールまたはポリアルキレングリコールのモノアルキルエーテル(例えばモノメチルエーテル、モノエチルエーテル)等が挙げられる。水は、例えば、イオン交換水等を用いるのが好ましい。水系媒体は、本発明の目的を損なわない範囲であれば水溶性有機溶媒以外の成分を含有していてもよい。例えば、過酸化水素の添加や、水系媒体の温度により、得られる低次酸化チタンの組成を制御することができる。
水系媒体の使用量に特に制限はないが、発熱を制御できる量であることが好ましい。
二つの電極はプラズマ放電する位置(放電部)において二つの電極が最も近接するように配置することが好ましく、二つの電極の放電部の最短距離は、通常0.01〜3mmであり、好ましくは0.1〜2mmである。またかかる放電部はいずれも水系媒体中にあるように配置する。プラズマ放電のため電極間に印加する電流は、直流電流または交流電流のどちらでもよいが、操作性及び生産安定性の観点から、直流電流を用いることが好ましい。交流電流を用いる場合は、ダイオードを用いて整流してもよい。
二つの電極間でプラズマ放電する電流に制限はなく、1〜200Aの範囲が好ましく、低次酸化チタンの生成量、エネルギー効率の観点から、2〜150Aの範囲がより好ましく、5〜120Aの範囲がさらに好ましい。二つの電極間に印加する電圧に特に制限はないが、20〜600Vの範囲が好ましく、工業生産性の観点から、60〜500Vの範囲がより好ましく、80〜400Vの範囲がさらに好ましい。
プラズマ放電の方式は、連続プラズマ放電であってもパルスプラズマ放電であっても構わない。プラズマ放電の方式により、生成するプラズマの環境が異なるため、得られる低次酸化チタンの組成分布、粒径分布、結晶形態に変化が起こる。
パルスプラズマ放電を与える場合、放電間隔に特に制限はないが、通常、0.01マイクロ秒〜100ミリ秒が好ましく、0.1マイクロ秒〜50ミリ秒がより好ましい。パルス間隔が短すぎると、生成する低次酸化チタンの分布がばらつく傾向となる。また、長すぎる放電間隔では、低次酸化チタンの生成量が著しく小さくなる傾向となる。
パルスプラズマ放電1回あたりの放電持続時間は、電圧および電流によっても異なるが、通常1〜2000マイクロ秒の範囲が好ましく、エネルギー効率の観点から、2〜1000マイクロ秒の範囲がより好ましい。
パルスプラズマ放電におけるパルス形状としては、正弦波、矩形波、三角波などが挙げられ、エネルギー効率の関連から、矩形波であるのが好ましい。
プラズマ放電させる際の水系媒体の温度は、10〜100℃の範囲が好ましい。100℃より高いと、水系媒体の蒸気圧が上がり、プラズマ放電が困難となる場合がある。また10℃より低いと、水系媒体の粘度が上昇して、反応性が下がるだけでなく、生成する低次酸化チタンの拡散性が低下する場合がある。
上記した低次酸化チタンの製造方法は、減圧下、加圧下、常圧下のいずれの状態でも実施できる。安全性、操作性の観点から、窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で実施することが好ましい。
上記の製造方法により生成する低次酸化チタンは、水性媒体中に分散した分散体として得られるので、当該分散体を、例えば、ろ過、遠心分離、水洗、乾燥することで、本発明で用いる低次酸化チタンを単離できる。
本発明の触媒において、低次酸化チタンに担持している金属は、白金、金、パラジウム、銀、イリジウム、ロジウム及びルテニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。該金属は合金であってもよく、酸素還元活性などの観点から、白金を含むことがより好ましく、例えば、白金、白金−ルテニウム合金、白金−鉄合金等が挙げられる。
本発明の触媒において、低次酸化チタンに担持している金属は平均粒子径が0.1〜10nmであることが好ましく、1〜3nmであることがより好ましい。平均粒子径が0.1nm未満であると、低次酸化チタンからの脱離が容易となり、触媒の安定性が低くなる傾向がある。一方、10nmを超えると、金属の表面積が小さくなり、触媒活性が低下し、発電量が低下する原因となる。金属の平均粒子径は、透過型電子顕微鏡(TEM)の撮影像から測定される。平均粒子径は15nmを超えないことが好ましく、また、平均粒子径は0.1nm未満でないことが好ましい。
低次酸化チタンは、金属を、通常1〜40質量%の範囲で、好ましくは1.5〜30質量%の範囲で担持する。担持量が1質量%未満であると、燃料電池の電極用触媒として用いた場合に低次酸化チタン質量あたりの発電量が低下する傾向がある。一方、40質量%を超えると、低次酸化チタンからの金属の脱離に伴う触媒活性の低下が起こりやすくなる。
担体である低次酸化チタンに、金属を担持させる方法としては、例えば気相化学還元法、液相化学還元法、含浸−還元熱分解法、表面修飾コロイド熱分解還元法等が挙げられ、工業生産上の観点から、液相化学還元法が好ましい。液相化学還元法の原料となる金属化合物としては、例えば、塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩などの金属の鉱酸塩;蟻酸塩、酢酸塩、酪酸塩などの金属の有機酸塩;アセチルアセトネートなどの有機配位子を有する金属錯体;などが挙げられ、塩化白金酸六水和物(HPtCl・6HO)やジニトロジアミン白金(Pt(NH(NO)を用いることが好ましい。
液相化学還元法で用いる還元剤は特に制限されないが、低次酸化チタン上に余分な元素の添着を回避する観点から、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールなどのアルコール;メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、2−プロピルアミン、ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ヒドラジン、エチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタンなどのアミン;ヒドロキシルアミン、2−アミノエタノール、3−アミノプロパノールなどのアミノアルコールが好ましい。これらは1種を単独で用いても、複数種を併用してもよい。上記還元剤の使用量は、原料となる金属化合物に対して、好ましくは1〜10000モル倍、より好ましくは1〜8000モル倍、さらに好ましくは1〜5000モル倍を使用する。
液相化学還元法は、無溶媒で還元剤中で行っても、水及び還元剤の混合液中で行なってもよい。
本発明の触媒は、金属と低次酸化チタンとの結着力を向上させる観点から、必要に応じて、熱処理を行なってもよい。熱処理は、不活性雰囲気下、酸化性雰囲気下、還元性雰囲気下のいずれで行なってもよいが、低次酸化チタンの酸化、金属のシンタリングを抑制する観点から、通常、不活性雰囲気下または還元性雰囲気下で行う。還元性雰囲気下としては、通常水素存在下に行い、通常不活性ガスの0.1〜50体積%の水素を混合して行う。安全性を考慮して、0.1〜20体積%の水素存在下に行うことがより好ましい。熱処理の温度は、100〜1000℃の範囲が好ましく、200〜800℃の範囲がより好ましく、250〜700℃の範囲がさらに好ましい。
本発明の触媒は、導電性を高める目的で、本発明の効果を損なわない範囲で導電性の炭素材料と混合して用いてもよい。導電性の炭素材料としては、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなどが挙げられる。導電性の炭素材料を混合する場合、その量は通常、本発明の触媒に対して0.1〜100質量%、好ましくは10〜70質量%の範囲である。
本発明の触媒を備えた燃料電池は、本発明の触媒を用いる以外は、公知の燃料電池の材料を用い、公知の燃料電池の製造方法に準じて製造できる。
以下に実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。
なお参考例において、低次酸化チタンの組成式TiOにおけるxの値は、低次酸化チタンを充分に乾燥した後、熱重量分析装置に入れ、大気中で5℃/分の昇温速度で1000℃まで昇温することで二酸化チタンに酸化し、かかる酸化に伴う質量増加から求めた。
低次酸化チタンの比表面積は、窒素ガスの吸着等温線を測定し、BET法で解析することにより求めた。具体的には、約0.1gの試料を入れたサンプル管を、減圧下、200℃、12時間乾燥させ、乾燥後の質量を測定した。次いで試料を比表面積計(日本ベル(株)製、BELSORP-miniII)に装着して液体窒素に浸漬し、冷却完了後、吸着ガスとして窒素を用いて吸着等温線を測定した。得られた吸着等温線をBET等温線に変換し、BET等温線の近似直線の傾きと質量から比表面積を算出した。
担持した金属の平均粒子径は透過型電子顕微鏡(TEM)による写真から求めた。具体的には、担持した20個の金属の粒子径を測定し、その平均を算出した。なお、粒子径は、写真における金属の形状が円形のものはその直径を粒子径とし、楕円形のものは短径と長径の平均値を粒子径とした。
(参考例1)
反応器(幅150mm、奥行き70mm、高さ50mm)の底部にチタン金属(純度99%以上)の板状電極(幅15mm、長さ100mm、厚み1mm)を固定した。板状電極の上部0.5mmの位置にチタン金属(純度99%以上)の中空電極(外径6mm、内径4mm、長さ100mm)を設置した。板状電極の上部端面から少なくとも20mm上が液面になるように反応器に80℃の水をいれた。反応器を恒温バスに浸漬し、水温を80℃で保持した。あらかじめ80℃に予熱した水を反応器に20ml/分で供給し、一方、中空電極からは20ml/分(液線速15.9mm/分)で反応器内の水を吸引し、放電場の水を置換できるようにした。
電極間に320Vの矩形のパルス電圧を印加し、放電時間2マイクロ秒、放電間隔1024マイクロ秒、放電電流5Aでパルスプラズマ放電させた。放電開始後、中空電極から吸引した水に黒色粒子が含まれることを確認した。パルスプラズマ放電を2時間行い、得られた黒色粒子を含む水をろ過し、黒色粒子を回収した。
水70mlを入れた100mlビーカーに回収した黒色粒子を入れ、超音波分散器を用いて分散させた後、30分間静置し、沈殿した大きな粒子をデカンテーションで取り除いた。浮遊していた黒色粒子をろ過で回収し、60℃にて3時間熱風乾燥し、黒色粒子1.32gを得た。
得られた黒色粒子の熱重量分析を行ったところ、低次酸化チタン(組成式:TiOx(x=1.76)であることが確認できた。図1に示すX線回折スペクトルでは、亜酸化チタンに特徴的なピークが観察された。得られた低次酸化チタンのTEM写真を図2に示す。得られた低次酸化チタンは粒子径が5〜20nmであった。図3に得られた低次酸化チタンの窒素ガスの吸着等温線を示す(縦軸は窒素の吸着量(標準状態(0℃、1atm)において吸着した量の窒素が占める体積(cm(STP)g-1))、横軸は平衡圧力を飽和蒸気圧で割った相対圧(P/P0)である)。この吸着等温線をBET法で解析した結果、比表面積は92m/gであった。
(参考例2)
反応器(幅150mm、奥行き70mm、高さ50mm)の底部にチタン金属(純度99%以上)の板状電極(幅15mm、長さ100mm、厚み1mm)を固定した。板状電極の上部にチタン金属(純度99%以上)の中空電極(外径6mm、内径4mm、長さ100mm)を設置した。板状電極の上部端面から少なくとも20mm上が液面になるように反応器に25℃の水をいれた。反応器を恒温バスに浸漬し、水温を25℃で保持した。あらかじめ25℃に調整した水を、反応器に12ml/分で供給し、一方、中空電極からは12ml/分で反応器内の水を吸引し、放電場の水を置換できるようにした。
電極間に320Vの矩形のパルス電圧を印加し、放電時間1024マイクロ秒、放電間隔1024マイクロ秒、放電電流は5Aでパルスプラズマ放電させた。放電開始後、中空電極から吸引した水に黒色粒子が含まれることを確認した。パルスプラズマ放電を2時間行い、得られた黒色粒子を含む水をろ過し、黒色粒子を回収した。水70mlを入れた100mlビーカーに回収した黒色粒子を入れ、超音波分散器を用いて分散させた後、30分間静置し、沈殿した大きな粒子をデカンテーションで取り除いた。浮遊する黒色粒子をろ過で回収し、60℃にて3時間熱風乾燥し、黒色粒子1.67gを得た。
得られた黒色粒子の熱重量分析を行ったところ、低次酸化チタン(組成式:TiOx(x=1.88)であることが確認できた。図4に示すX線回折スペクトルでは亜酸化チタンに特徴的なピークが観察された。図5に得られた低次酸化チタンの窒素ガスの吸着等温線を示す(縦軸は窒素の吸着量(標準状態(0℃、1atm)において吸着した量の窒素が占める体積(cm(STP)g-1))、横軸は平衡圧力を飽和蒸気圧で割った相対圧(P/P0)である)。この吸着等温線をBET法で解析した結果、比表面積は60m/gであった。
[実施例1]
(1) 塩化白金酸(2質量%水溶液)8mlおよび水82mlをガラス製の反応器に入れて混合した。次いで、水10ml中に超音波分散器を用いて分散させた低次酸化チタン(組成式TiOx(x=1.88))150mg(比表面積60m/g)を添加し撹拌した。この混合液にメタノール100mlを添加した後、ラバーヒーターを用いて70℃に加熱して3時間撹拌した。この反応液をろ過して、回収した粒子を水に分散させた後、ろ過する操作を数回行って洗浄した。次いで、熱風乾燥機にて60℃、1時間乾燥し、白金(Pt)担持低次酸化チタン(以下、「触媒1」と称する)を得た。
得られた触媒1のPt担持量を誘導結合プラズマ法ICP発光分析で測定した。10mgの触媒1を10mlの王水に添加しPtを溶解させ、この溶液をICP発光分析装置に導入し、溶液中のPt濃度を測定した。溶解させた触媒1の重量と得られたPt濃度の比から求めたPt担持量は30質量%であった。
触媒1のX線回折スペクトルを図6に示す(縦軸は強度、横軸は2θである)。45°付近のPt由来のピークをシェラーの式に適用した結果、Ptの結晶子径は7.8nmであった。図7に示した触媒1のTEMイメージから、担持されたPtの平均粒子径は5〜10nmであった。
(2) Pt重量が4mgになるように秤量した触媒1をヘキサノール10mlに添加し、これを氷浴で30分分散させた液をグラッシーカーボン上に10マイクロリットル滴下した。滴下後、室温で10時間乾燥、さらに10分間減圧乾燥した。乾燥後、0.1wt%ナフィオン―エタノール分散液7マイクロリットルを触媒の滴下位置に滴下した。これを室温で10分乾燥して電極(以下、「電極1」と称する)を得た。回転電極を用いたサイクリックボルタンメトリ(CV)法で、上記で得られた電極1の触媒活性を測定した。電解液として0.1mol/lの過塩素酸水溶液を用い、対極に白金線を、参照極に標準水素電極を用いて0.045〜1.2Vの範囲の電位を、0.05V/秒で走査した。CV法の測定結果を図8に示す(縦軸は電流量、横軸は標準水素電極の電位に対する電極1の電位(以下、「相対電位」と称する)である)。0.045V〜0.4Vにおける水素脱着に起因するピーク面積から求めた電極1におけるPtの有効比表面積は2.1m/gであった。0.045V〜1Vの範囲で走査した酸素還元電流値の測定結果を図9に示す(縦軸は電流量、横軸は相対電位である)。Ptの有効比表面積あたりの0.9Vにおける酸素還元電流値(比活性)が1.2mA/cm、触媒1の単位質量あたりの0.9Vにおける酸素還元電流値(質量活性)が0.026A/mgであった
[実施例2]
(触媒の製造)
実施例1の(2)で得られた触媒1に対して70質量%のケッチェンブラックを混合した(以下「触媒2」と称する)。触媒1に代えて触媒2を使用した以外は、実施例1の(2)と同様に触媒活性を測定した。CV法の測定結果を図10(縦軸は電流量、横軸は相対電位である)、酸素還元反応の測定結果を図11(縦軸は電流量、横軸は相対電位である)に示す。Ptの有効比表面積は10.4m/g、比活性は1.4mA/cm、質量活性が0.15A/mgであった。炭素の添加で導電性が向上し、市販のPt50質量%担持炭素よりも高い活性を示した。
[比較例1]
触媒1に代えてPt50質量%担持炭素(田中貴金属社製、比表面積800m/g)を使用した以外は実施例1の(2)と同様にして、燃料電池用の電極としての触媒活性を測定した。この結果、比活性は0.20mA/cm、質量活性は0.13A/mgであった。このことは、低次酸化チタンを担体として用いることで高い比活性が得られることを示している。
[比較例2]
(1) 比表面積が0.3m/gであるATRAVERDA社製低次酸化チタン(組成式TiOx(x=1.75))を用い、実施例1の(1)と同様にしてPt担持低次酸化チタン(以下、「触媒3」と称する)を得た。
触媒3のPt担持量は誘導結合プラズマ法で確認したところ、30質量%であった。X線回折スペクトルを図12に示す(縦軸は強度、横軸は2θである)。45°付近のPt由来のピークをシェラーの式に適用した結果、Ptの結晶子径は7.8nmであった。また図13に示した触媒3のTEM写真から求めた、担持されたPtの平均粒子径は5〜10nmであった。
(2) 実施例1の(2)と同様の方法で触媒3の触媒活性を測定した。CV測定の結果を図14(縦軸は電流量、横軸は相対電位である)、酸素還元反応の測定結果を図15(縦軸は電流量、横軸は相対電位である)に示す。Ptの有効比表面積は1.0m/g、比活性は0.80mA/cm、質量活性は0.008A/mgであった。
[比較例3]
(1) 100mlのフラスコにて、2.78gの硫酸チタンを水に溶解させて、24質量%の水溶液を調製したのち、29.5mlの水でさらに希釈した。該希釈した水溶液を入れたフラスコを、水を張った超音波噴霧器を備えたトレー内に設置し、フラスコに超音波を照射してフラスコ内の水溶液からミストを発生させた。上記フラスコ内にアルゴンガスを流し、上記ミストを熱プラズマ反応炉(日本電子製、HF-HS97019)内に導入した。プラズマの出力は0.6kWとし、プラズマ内を通過したミストをイオン交換水に通し、ミスト内の粉末を上記イオン交換水内に捕集した。粉末を捕集したイオン交換水をろ過して、粉末1.02gを得た。得られた粉末を水素中1100℃にて還元し、0.89gの固体を得た。得られた固体をX線構造解析し、構造式:Ti(組成式:TiOx、x=1.75)で示される低次酸化チタンであることを確認した。得られた低次酸化チタン54.5mgをジフェニルエーテル2.5mlに入れ、超音波分散機にて30分間混合し、上記低次酸化チタンの分散液を調製した。
また、白金アセチルアセトナート50.6mg及びヘキサデカンジオール260mgをジフェニルエーテル10mlに入れ、110℃窒素気流中で30分間混合し、白金錯体を含む溶液を調製した。かかる溶液に界面活性剤として85mlのオレイン酸及び80mlのオレイルアミン酸を加え、窒素気流中で220℃にて30分間混合したのち、1mlの水素化トリエチルホウ素リチウムテトラヒドロフラン溶液をさらに加え、窒素気流中で270℃にて30分間混合し、白金微粒子の分散液を調製した。
得られた白金微粒子の分散液を200℃まで徐冷し、上記した低次酸化チタンの分散液を混合したのち、再び270℃まで昇温し、窒素気流中で30分間混合した。かかる混合液を室温にてろ過し、得られた粉末をエタノールで洗浄した。かかる粉末を60℃にて乾燥後、電気炉にて400℃にて加熱処理によって有機物を除去して、Pt担持低次酸化チタン(以下、「触媒4」と称する)を得た。
触媒4をTEM観察したところ、低次酸化チタンの一次粒径は60nm程度であり、15〜30μm程度の凝集径で凝集していた。また、白金の粒径は140nm程度であった。
(2) 実施例1の(2)と同様の方法で触媒4の触媒活性を測定した。Ptの有効比表面積は3.0m/g、比活性は0.079mA/cm、質量活性は0.0008A/mgであった。
本発明によれば、燃料電池用の電極用触媒として用いた場合の、酸化安定性に優れ、導電性が高い触媒と、これを備える燃料電池を提供できる。
本出願は、日本で出願された特願2012-68346(出願日:2012年3月23日)を基礎としており、その内容は本明細書に全て包含されるものである。

Claims (4)

  1. 組成式TiO(式中のxは1.5<x<2の範囲である)で表され、かつ比表面積が50m/g以上である低次酸化チタンに、白金を含む金属を担持してなる、燃料電池の電極用触媒。
  2. 前記金属平均粒子径が0.1〜10nmである請求項1に記載の電極用触媒。
  3. 前記金属の担持量が1〜40質量%である請求項1または2に記載の電極用触媒。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電極用触媒備える燃料電池。
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