JP6083981B2 - 部品除去装置、および部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から装着部品を除去する部品除去装置、および、部品除去装置を備える部品装着装置に関するものである。
回路基板に装着部品が装着される際には、装着部品を保持する保持具を用いて装着作業が実行される。保持具によって保持された装着部品は、回路基板上の所定の位置において離脱されることで、回路基板に装着される。しかし、稀に、装着部品が保持具に張り付いて、保持具から離脱しない場合がある。このような場合に備えて、多くの部品装着機には、保持具から装着部品を除去するための部品除去装置が設けられている。下記特許文献に記載の部品除去装置では、粘性物の粘性を利用して、保持具から装着部品が除去される。
特開2012−43930号公報
上記特許文献に記載された部品除去装置によれば、粘性物の粘性により、保持具から装着部品を確実に除去することが可能である。ただし、粘性物の粘着面の大きさは限られており、複数回の部品の除去作業により、粘性物の粘着面が、除去された部品で覆われる虞がある。つまり、全粘着面に部品が張り付き、粘性物の粘性による部品の除去能力が低下する虞がある。また、粘性物が長時間露出されると、粘性物に経時劣化が生じ、粘性物の粘性による部品の除去能力が低下する虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、装着部品の除去能力の低下を防止することが可能な部品除去装置、および、部品除去装置を備える部品装着装置を提供する。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の部品除去装置は、粘性物が載置される載置台を備え、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置であって、前記保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構と、予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置とを備え、前記タイミングが、予め設定された時間が経過したタイミングであることを特徴とする。
また、請求項2に記載の部品除去装置では、粘性物が載置される載置台を備え、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置において、当該部品除去装置が、前記保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構と、予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置とを備え、前記制御装置が、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去するためのスペースが前記載置台上にあるか否かを判定する判定部を有し、前記タイミングが、前記判定部によって、装着部品を除去するためのスペースが前記粘性物にないと判定されたタイミングであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の部品除去装置では、請求項1または請求項2に記載の部品除去装置において、前記粘性物が、シート状に形成されており、複数のシート状の前記粘性物が、前記載置台に積層された状態で載置されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の部品装着装置は、粘性物が載置される載置台と、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構とを有し、前記装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置と、予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置とを備えた部品装着装置であって、前記タイミングが、予め設定された時間が経過したタイミングであることを特徴とする。
また、請求項5に記載の部品装着装置は、粘性物が載置される載置台と、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構とを有し、前記装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置と、予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置とを備えた部品装着装置であって、前記制御装置が、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去するためのスペースが前記載置台上にあるか否かを判定する判定部を有し、前記タイミングが、前記判定部によって、装着部品を除去するためのスペースが前記粘性物にないと判定されたタイミングであることを特徴とする。
また、請求項6に記載の部品装着装置は、粘性物が載置される載置台と、前記載置台を移動させる移動機構とを有し、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置と、予め設定された時間が経過した際に、その設定された時間が経過した旨を報知するパネルと、前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させるためのスイッチとを備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の部品装着装置は、前記粘性物が、シート状に形成されており、複数のシート状の前記粘性物が、前記載置台に積層された状態で載置されていることを特徴とする
請求項1に記載の部品除去装置および請求項4に記載の部品装着装置では、載置台が移動する。載置台の移動により、例えば、載置台が作業者に近づく方向に移動することで、作業者は、載置台に対する作業が容易となる。これにより、作業者が容易に粘性物の交換等を行うことが可能となる。また、例えば、載置台の上にスキージ等を設け、スキージと載置台とを相対移動させることで、粘性物の表面がスキージングされる。これにより、粘性物に張り付いた装着部品がかき集められ、新たな除去スペースが形成される。このように、請求項1に記載の部品除去装置によれば、粘性物の交換、新たな除去スペースの形成等により、装着部品の除去能力の低下を防止することが可能となる。また、請求項1に記載の部品除去装置では、載置台が、保持具による作業エリア内から作業エリアの外に移動する。つまり、作業者が、保持具の作業エリア外において、載置台に対して作業を行うことが可能となる。これにより、作業者が、安全に粘性物の交換等を行うことが可能となり、部品除去能力を回復させることが可能となる。また、請求項1に記載の部品除去装置では、予め設定されたタイミングで載置台が移動する。これにより、適切なタイミングで除去能力を回復させることが可能となる。さらに、請求項1に記載の部品除去装置では、設定時間が経過したタイミングで載置台が移動する。これにより、計時劣化による粘着性の低下を防止することが可能となる。
請求項2に記載の部品除去装置および請求項5に記載の部品装着装置では、部品を除去するためのスペースが載置台上にあるか否かが判定されている。そして、除去スペースが無いと判定されたタイミングで載置台が移動する。これにより、適切なタイミングで、新たな除去スペースを形成することが可能となる。
請求項3に記載の部品除去装置および請求項7に記載の部品装着装置では、複数のシート状の粘性物が、載置台に積層された状態で載置されている。つまり、作業者が、積層された複数の粘着シートの一番上の粘着シートを剥離することで、新たな粘着シートが露出する。これにより、容易に部品除去能力を回復させることが可能となる。
本発明の実施例である部品装着装置を示す斜視図である。 図1に示す部品装着装置を上方からの視点において示す平面図である。 図1に示す部品装着装置の備える吸着ノズルを示す断面図である。 図1に示す部品装着装置の備える制御装置を示すブロック図である。 変形例の部品装着装置を上方からの視点において示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例および変形例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品装着装置の構成>
図1および図2に、部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)10を示す。装着装置10は、1つのシステムベース12と、2つの部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)16,18とを含んで構成されている。それら2つの装着機16,18は、システムベース12の上に並んで配列されており、回路基板に電子部品、半田ボール等の部品を装着する作業を行う。なお、図1は、装着装置10の斜視図であり、図2は、カバー等を外した状態の装着装置10を上方からの視点で示した平面図である。また、以下の説明において、装着機16,18の並ぶ方向をX軸方向とし、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
装着機16,18は、それぞれ、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、装着ヘッド26、デバイステーブル28を備えている。装着機本体20は、フレーム部30と、そのフレーム部30に上架されたビーム部32とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部30に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図4参照)46によって回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図4参照)48によって固定的に保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図4参照)52と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図4参照)54とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド26が取り付けられており、その装着ヘッド26は、2つの電磁モータ52,54の作動によって、フレーム部30上の任意の位置に移動させられる。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品若しくは、半田ボールを装着するものである。装着機16の備える装着ヘッド26の下端面には、電子部品を吸着するための電子部品吸着ノズル60が装着されている。一方、装着機18の備える装着ヘッド26の下端面には、複数の半田ボールを吸着するための半田ボール吸着ノズル62が装着されている。電子部品吸着ノズル60および半田ボール吸着ノズル62は、それぞれ、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図4参照)66に通じている。各吸着ノズル60,62は、負圧によって部品を吸着保持し、保持した部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド26は、各吸着ノズル60,62を昇降させるノズル昇降装置(図4参照)68を有している。そのノズル昇降装置68によって、装着ヘッド26は、保持する部品の上下方向の位置を変更する。
デバイステーブル28は、フレーム部30の前方側の端部に固定的に配設されている。デバイステーブル28は、種々のデバイスを装着する装着台であり、装着機16のデバイステーブル28には、複数のテープフィーダ70が装着されている。テープフィーダ70は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ70は、送出装置(図示省略)によって、テープ化部品を送り出す。これにより、テープフィーダ70は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ70は、デバイステーブル28に着脱可能とされている。
一方、装着機18のデバイステーブル28には、テープフィーダ70の代わりに、半田ボール供給装置76が装着されている。半田ボール供給装置76は、複数の半田ボールを供給するための装置である。半田ボール供給装置76は、特開2011−91192号公報に記載の半田ボール供給装置と同様に構成されており、半田ボール供給装置76の構成について、簡単に説明する。
半田ボール供給装置76は、本体ベース78とボール整列板80とを有している。本体ベース78は、デバイステーブル28に着脱可能に装着される。ボール整列板80は、本体ベース78上に固定的に配設されている。そのボール整列板80上には、所定数のボール穴82が形成されており、各ボール穴82には、図3に示すように、1個の半田ボールが収容されるようになっている。一方、半田ボール吸着ノズル62の下端面には、複数の吸着穴84が形成されている。それら複数の吸着穴84は、ボール整列板80の所定数のボール穴82と同じ配列パターンで配置されており、正負圧供給装置66に接続されている。これにより、複数の半田ボールが、半田ボール吸着ノズル62の複数の吸着穴84において、負圧により吸着保持される。
装着機18のデバイステーブル28には、さらに、図1および図2に示すように、部品除去装置86が装着されている。部品除去装置86は、本体ベース88と移動機構90と載置プレート92とを有している。本体ベース88は、デバイステーブル28に着脱可能に装着される。ちなみに、本体ベース88は、半田ボール供給装置76の本体ベース78と並んで配置されている。移動機構90は、レール96を有しており、そのレール96は、Y軸方向に延びるようにして本体ベース88上に設けられている。載置プレート92は、レール96によって、それの軸線方向にスライド可能に支持されており、電磁モータ(図4参照)98の駆動により、Y軸方向に移動する。具体的には、載置プレート92は、レール96の搬送装置22に近い側の一端部と、レール96の他端部との間で移動する。
なお、レール96の一端部に位置する載置プレート92は、移動装置24の移動範囲内に位置しており、図2において実線で図示されている。一方、レール96の他端部に位置する載置プレート92は、移動装置24の移動範囲外に位置しており、図2において点線で図示されている。つまり、載置プレート92は、移動機構90によって、装着ヘッド26の作業エリア内と作業エリア外との間を移動する。
また、載置プレート92の上には、積層粘着シート100が載置されている。積層粘着シート100は、複数の粘着シート101が積層されている。各粘着シート101の上面には、粘着性を有する素材が塗布されており、粘着シート101を1枚毎に剥離することが可能となっている。これにより、一番上の粘着シート101の粘着性が低くなってきた場合等に、一番上の粘着シート101を剥離することで、上から2番目の粘着シート101の上面が新たに露出する。つまり、粘着シート101の剥離により、粘着性を回復することが可能となっている。
また、装着機16,18は、マークカメラ(図4参照)102およびパーツカメラ104を備えている。マークカメラ102は、下方を向いた状態でスライダ50の下面に固定されている。このため、移動装置24によりスライダ50が移動することで、マークカメラ102は、回路基板を任意の位置において撮像することが可能となっている。一方、パーツカメラ104は、搬送装置22とデバイステーブル28との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ104は、装着ヘッド26を下方から撮像することが可能となっている。つまり、各吸着ノズル60の部品の保持状態を撮像することが可能となっている。
また、装着機16,18は、それぞれ、制御装置を備えており、各制御装置は、略同じ構成とされている。このため、装着機18の備える制御装置を代表して説明する。装着機18の備える制御装置110は、図4に示すように、コントローラ112と、複数の駆動回路114とを備えている。複数の駆動回路114は、上記電磁モータ46,52,54,98、基板保持装置48、正負圧供給装置66、ノズル昇降装置68に接続されている。コントローラ112は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路114に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置24等の作動が、コントローラ112によって制御される。また、コントローラ112は、画像処理装置116にも接続されている。画像処理装置116は、マークカメラ102、パーツカメラ104によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ112は、画像処理装置116の処理により、画像データから各種情報を得ることが可能となっている。
<部品装着機による装着作業>
装着機16,18では、上述した構成によって、回路基板への電子部品若しくは、半田ボールの装着作業が行われる。各装着機16,18による装着作業は、略同じであるため、装着機18による装着作業を代表して説明する。
制御装置110のコントローラ112の指令により、装着機18では、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において回路基板が固定的に保持される。コントローラ112は、装着ヘッド26を、回路基板の上方に移動し、マークカメラ102によって回路基板を撮像する。そして、コントローラ112は、マークカメラ102の撮像により画像データを取得し、その画像データに基づいて回路基板に関する情報を取得する。
続いて、コントローラ112は、装着ヘッド26を、半田ボール供給装置76のボール整列板80の上方に移動し、半田ボール吸着ノズル62によって複数の半田ボールを吸着保持する。そして、装着ヘッド26を、パーツカメラ104の上方に移動し、パーツカメラ104によって半田ボール吸着ノズル62を下方から撮像する。これにより、コントローラ112は、パーツカメラ104の撮像により画像データを取得し、その画像データに基づいて半田ボールの保持姿勢に関する情報を取得する。そして、コントローラ112は、装着ヘッド26を、回路基板上の装着位置の上方に移動し、各種情報を利用して回路基板上に半田ボールを装着する。
<部品除去装置による半田ボールの除去>
回路基板上に半田ボールが装着される際には、半田ボール吸着ノズル62に僅かな正圧が供給されるとことで、半田ボール吸着ノズル62に保持された半田ボールが離脱する。ただし、半田ボールが半田ボール吸着ノズル62の吸着穴84に張り付いて、半田ボールが離脱しない場合がある。このような場合に備えて、装着機18には、部品除去装置86が設けられており、部品除去装置86によって、半田ボール吸着ノズル62から半田ボールが除去される。
具体的には、コントローラ112の指令により、回路基板への半田ボールの装着作業の後に、装着ヘッド26を、パーツカメラ104の上方に移動し、パーツカメラ104によって半田ボール吸着ノズル62を下方から撮像する。これにより、コントローラ112は、半田ボール吸着ノズル62による半田ボールの保持状態に関する情報を取得し、その情報に基づいて半田ボールの有無を判断する。半田ボールが無い場合、つまり、半田ボールが半田ボール吸着ノズル62に残存していない場合には、全ての半田ボールが回路基板に適切に装着されており、部品除去装置86による半田ボールの除去作業は必要ない。
一方、半田ボールが半田ボール吸着ノズル62に残存している場合には、コントローラ112は、装着ヘッド26を部品除去装置86の載置プレート92の上方に移動する。そして、半田ボール吸着ノズル62を下方に移動することで、半田ボール吸着ノズル62に残存する半田ボールが、粘着シート101に張り付く。これにより、半田ボール吸着ノズル62から半田ボールが除去される。なお、半田ボールの除去作業の際に、載置プレート92は、レール96の搬送装置22に近い側の一端部、つまり、除去作業位置に移動している。
ただし、ごく稀に、半田ボール吸着ノズル62に残存する半田ボールが、粘着シート101に張り付かない虞がある。このため、半田ボールの除去作業の後に、コントローラ112は、装着ヘッド26を、パーツカメラ104の上方に移動し、パーツカメラ104によって半田ボール吸着ノズル62を下方から撮像する。そして、コントローラ112は、撮像データに基づいて、半田ボールの有無を判断し、半田ボールが半田ボール吸着ノズル62に残存している場合には、再度、半田ボールの除去作業が行われる。
上述した除去作業により、半田ボール吸着ノズル62から半田ボールを確実に除去することが可能となる。ただし、粘着シート101の粘着面の面積は限られており、複数回の半田ボールの除去作業により、粘着シート101の粘着面が、半田ボールによって覆われる虞がある。つまり、粘着シート101の全粘着面に半田ボールが張り付く虞がある。このような場合には、積層粘着シート100の一番上の粘着シート101を剥離し、上から2番目の粘着シート101を露出させる必要がある。また、粘着シート101の粘着面が、半田ボールによって覆われていない場合であっても、時間の経過により、粘着シート101の粘着性が低下する虞がある。このような場合にも、積層粘着シート100の一番上の粘着シート101を剥離する必要がある。
このため、所定のタイミングで、載置プレート92を、移動機構90によって半田ボールの除去作業位置から移動する。具体的には、コントローラ112の指令により、装着ヘッド26を載置プレート92の上方に移動し、マークカメラ102によって粘着シート101の上面を撮像する。これにより、コントローラ112は、撮像データに基づいて、半田ボールを張り付けるためのスペースの有無を判断する。そして、粘着シート101に半田ボールを張り付けるためのスペースが無い場合には、載置プレート92を、レール96の除去作業位置と反対側の端部、つまり、装着ヘッド26の作業エリア外に移動する。
載置プレート92を作業エリア外に移動することで、作業者は、安全に載置プレート92に対して作業を行うことが可能となり、積層粘着シート100の一番上の粘着シート101を剥離することが可能となる。そして、作業者が粘着シート101を剥離することで、新たな粘着シート101が露出し、粘着シート101の粘性による除去能力が回復する。なお、作業者が粘着シート101を剥離した後には、載置プレート92は除去作業位置に戻される。
また、半田ボールを張り付けるためのスペースに関わらず、予め設定された時間が経過した場合にも、載置プレート92を、除去作業位置から作業エリア外に移動する。具体的には、コントローラ112は、粘着シート101が剥離されてからの経過時間、つまり、載置プレート92が除去作業位置に戻されてからの経過時間を計測しており、その経過時間が設定時間を超えたか否かを判断する。そして、経過時間が設定時間を超えた場合に、載置プレート92を装着ヘッド26の作業エリア外に移動する。これにより、粘着性の低下した粘着シート101が剥離され、新たな粘着シート101によって、粘着シート101の除去能力が回復する。
なお、制御装置110のコントローラ112は、図4に示すように、除去スペース判定部120、判定依拠載置台移動部122、時間依拠載置台移動部124を備えている。除去スペース判定部120は、粘着シート101に半田ボールの除去スペースが有るか無いかを判定するための機能部である。判定依拠載置台移動部122は、除去スペース判定部120の判定に依拠して、載置プレート92を移動するための機能部である。時間依拠載置台移動部124は、経過時間に依拠して、載置プレート92を移動するための機能部である。
<変形例>
上記実施例の部品除去装置86では、粘着シート101を利用して除去作業が行われているが、粘性流体を利用して除去作業を行う部品除去装置を採用することが可能である。このような部品除去装置130が装着された装着機131を、変形例として、図5に示す。なお、装着機131は、部品除去装置130を除いて、上記装着機18と略同様の構成である。このため、上記装着機18と同様の機能の構成要素について、同じ符号を用いて説明を省略あるいは簡略に行う。
装着機131では、半田ボール供給装置76の代わりに複数のテープフィーダ70がデバイステーブル28に装着されている。つまり、装着機131は、回路基板に電子部品を装着する作業機である。このため、装着機131の装着ヘッド26には、半田ボール吸着ノズル62の代わりに電子部品吸着ノズル60が装着されている。
また、装着機131では、部品除去装置86の代わりに、部品除去装置130がデバイステーブル28に装着されている。部品除去装置130は、本体ベース132と載置プレート134とスキージ136とを有している。本体ベース132は、デバイステーブル28に着脱可能に装着される。載置プレート134は、円盤状とされており、本体ベース132上に回転可能に設けられている。なお、載置プレート134は、移動機構としての電磁モータ(図示省略)の駆動により、制御可能に回転する。また、載置プレート134の上面は、皿状とされており、その皿状の載置プレート134には、粘性流体が貯留されている。
スキージ136の一端部は、保持台138を介して、本体ベース132に固定されている。一方、スキージ136の他端部は、載置プレート134の上面に延び出しており、載置プレート134に貯留された粘性流体の表面に沿うように配置されている。なお、スキージ136の他端部には、凹部140が形成されており、載置プレート134の回転により、スキージ136の凹部140と載置プレート134とが相対移動する。
装着機131では、電子部品の装着作業時に、電子部品が電子部品吸着ノズル60から離脱しない場合に、電子部品が、電子部品吸着ノズル60から部品除去装置130によって除去される。詳しくは、電子部品が電子部品吸着ノズル60に残存している場合には、コントローラ112は、装着ヘッド26を載置プレート134の上方に移動する。そして、電子部品吸着ノズル60を下方に移動することで、電子部品吸着ノズル60に残存する電子部品が、粘性流体に張り付く。これにより、電子部品吸着ノズル60から電子部品が除去される。
そして、電子部品の除去スペースが無くなった場合、若しくは、設定時間が経過した場合に、コントローラ112は、載置プレート134を回転させ、載置プレート134とスキージ136とを相対移動させる。これにより、載置プレート134に貯留された粘性流体がスキージングされ、粘性流体の粘着性が回復する。また、載置プレート134とスキージ136との相対移動により、粘性流体に張り付いている電子部品が、スキージ136の凹部140に集約され、電子部品の除去スペースが新たに形成される。このように、部品除去装置130でも、粘性流体の粘性による除去能力を回復させることが可能である。
ちなみに、上記実施例において、デバイステーブル28は、装着台の一例である。電子部品吸着ノズル60、半田ボール吸着ノズル62は、保持具の一例である。部品除去装置86、部品除去装置130は、部品除去装置の一例である。移動機構90は、移動機構の一例である。載置プレート92、載置プレート134は、載置台の一例である。制御装置110は、制御装置の一例である。除去スペース判定部120は、判定部の一例である。判定依拠載置台移動部122、時間依拠載置台移動部124は、載置台移動部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例および変形例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例および変形例では、載置プレート92,134は、電磁モータの駆動により移動するが、ハンドル等の手動操作により、載置プレートが移動する構造であってもよい。
また、上記実施例では、予め設定された時間が経過した場合に、載置プレート92が、除去作業位置から装着ヘッド26の作業エリア外に移動する。ただし、設定時間が経過して直ぐに、粘着シート101の除去能力は不能にならない。また、載置プレート92が作業エリア外に移動しても、作業者が他の作業を行っている場合には、粘着シート101の剥離作業を直ぐに実行できない。このため、例えば、載置プレートを除去作業位置から作業エリア外に移動させるためのスイッチ等を設け、そのスイッチの操作により、載置プレート92が、除去作業位置から装着ヘッド26の作業エリア外に移動してもよい。具体的には、例えば、予め設定された時間が経過した際に、設定時間が経過した旨を、パネル等により作業者に報知する。そして、その報知に基づいて、作業者が上記スイッチを操作した際に、載置プレート92が、除去作業位置から装着ヘッド26の作業エリア外に移動してもよい。また、手動操作により載置プレートが移動する構造が採用された場合には、設定時間の経過の報知に基づいて、作業者が、手動操作により載置プレートを移動させてもよい。
また、上記実施例では、載置プレート92に積層された粘着シートが載置されているが、1枚の粘着シートが載置されてもよい。この場合には、載置プレート92が装着ヘッド26の作業エリア外に移動した際に、粘着シートが交換されることで、粘性流体の粘性による除去能力が回復する。
また、上記変形例では、載置プレート134の移動により、載置プレート134とスキージ136とが相対移動しているが、スキージ136の移動により、載置プレート134とスキージ136とが相対移動してもよい。つまり、載置プレート134とスキージ136との少なくとも一方の移動により、載置プレート134とスキージ136とが相対移動すればよい。
28:デバイステーブル(装着台) 60:電子部品吸着ノズル(保持具) 62:半田ボール吸着ノズル(保持具) 86:部品除去装置 90:移動機構 92:載置プレート(載置台) 110:制御装置 120:除去スペース判定部(判定部) 122:判定依拠載置台移動部(載置台移動部) 124:時間依拠載置台移動部(載置台移動部) 130:部品除去装置 134:載置プレート(載置台)

Claims (7)

  1. 粘性物が載置される載置台を備え、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置において、
    当該部品除去装置が、
    前記保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構と、
    予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置と
    を備え、
    前記タイミングが、予め設定された時間が経過したタイミングであることを特徴とする部品除去装置。
  2. 粘性物が載置される載置台を備え、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置において、
    当該部品除去装置が、
    前記保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構と、
    予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置と
    を備え、
    前記制御装置が、
    前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去するためのスペースが前記載置台上にあるか否かを判定する判定部を有し、
    前記タイミングが、
    前記判定部によって、装着部品を除去するためのスペースが前記粘性物にないと判定されたタイミングであることを特徴とする部品除去装置。
  3. 前記粘性物が、シート状に形成されており、
    複数のシート状の前記粘性物が、前記載置台に積層された状態で載置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の部品除去装置。
  4. 粘性物が載置される載置台と、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構とを有し、前記装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置と、
    予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置と
    を備えた部品装着装置であって、
    前記タイミングが、予め設定された時間が経過したタイミングであることを特徴とする部品装着装置。
  5. 粘性物が載置される載置台と、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具による作業エリア内から前記載置台を前記作業エリアの外に移動させる移動機構とを有し、前記装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置と、
    予め設定されたタイミングで前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させる制御装置と
    を備えた部品装着装置であって、
    前記制御装置が、
    前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去するためのスペースが前記載置台上にあるか否かを判定する判定部を有し、
    前記タイミングが、
    前記判定部によって、装着部品を除去するためのスペースが前記粘性物にないと判定されたタイミングであることを特徴とする部品装着装置。
  6. 粘性物が載置される載置台と、前記載置台を移動させる移動機構とを有し、回路基板に装着される装着部品を保持した保持具から、前記粘性物の粘性を利用して装着部品を除去する部品除去装置と、
    予め設定された時間が経過した際に、その設定された時間が経過した旨を報知するパネルと、
    前記移動機構を作動させ、前記載置台を移動させるためのスイッチと
    を備えた部品装着装置。
  7. 前記粘性物が、シート状に形成されており、
    複数のシート状の前記粘性物が、前記載置台に積層された状態で載置されていることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1つに記載の部品除去装置。
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