JP6083942B2 - 長命草及び魚介油を含む組成物 - Google Patents

長命草及び魚介油を含む組成物 Download PDF

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Description

本発明は、長命草及び魚介油を含む組成物に関するものである。
魚介類は、冷たい水の中でも生存できるように、低温環境下であっても固化しにくい脂肪分を有している。このような脂肪分は、多価不飽和脂肪酸である、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペタエン酸(EPA)であることが知られている。
このような多価不飽和脂肪酸は、その化学構造において酸化されやすい部位を多数有しているために、活性酸素を比較的多く取り込むことによって抗酸化作用を発揮する化合物であることが知られている。このような観点から、魚介油を含む組成物が、抗酸化作用を発揮することも多数知られている。
また、このような多価不飽和脂肪酸は、酸化されるに従って、ヒトに異臭を感じさせることも知られており、多価不飽和脂肪酸を多く含む魚介油は一般的に異臭を発するものとしても知られている。
セリ科カワラボウフウ属に属する長命草は、多年草植物であり、日本では関東・石川県以西の本州、四国、九州、及び沖縄諸島に分布・生息している。特に、沖縄地方では、刺身の添え物としてや、ヤギ汁と共に食されており、伝統的な野菜として取り扱われている。
近年、長命草を摂取することによる健康効果について盛んに研究がされており、ビタミン類やポリフェノール類が多く含まれていることも知られている(非特許文献1)。
日本食品科学工学会誌 Vol.58 No.3 105〜112(2011)
本発明の課題は優れた抗酸化作用を発揮する組成物を提供することである。また、組成物中の酸化を抑制するとともに、魚介油に由来する異臭を軽減することも本発明の課題である。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、長命草と魚介油を配合した組成物が優れた抗酸化作用を発揮し、その抗酸化作用は長命草及び魚介油のそれぞれ有する抗酸化力を単に合わせた抗酸化作用に止まらず、相乗的な抗酸化作用が発揮されることを見出した。また、このような組成物は、組成物中の酸化が抑制されることから安定性に優れるとともに、魚介油が発する異臭が軽減されていることも見出した。
本発明は斯かる知見に基づいて完成されたものであり、下記に示す態様の発明を広く包含するものである。
項1 長命草ポリフェノール及び魚介油を含む組成物。
項2 長命草若しくは長命草抽出物及び魚介油を含む上記項1に記載の組成物。
項3 経口又は外用組成物である上記項1又は上記2に記載の組成物。
項4 魚介油に由来する異臭を軽減する方法であって、魚介油と長命草ポリフェノール若しくはその含有物を混合することを特徴とする方法。
項5 長命草ポリフェノールの含有物が、長命草若しくは長命草抽出物である上記項4に記載の方法。
本発明の組成物は、構成成分のそれぞれが有する抗酸化作用を相加した作用に止まらず、相乗的にまで優れた抗酸化作用を発揮する。また、本発明の組成物は、組成物中の酸化が抑制されることから安定性に優れるとともに、魚介油を含むものであるにもかかわらず、魚介油に由来する異臭が軽減されているといった効果も発揮する。従って、本発明の組成物は、経口組成物及び外用組成物として有用である。
以下に本発明について説明する。なお、本発明を実施するために使用する様々な技術は、特にその出典を明示した技術を除いては、公知の文献等に基づいて当業者であれば容易かつ確実に実施可能である。
本発明の組成物
本発明の組成物は、長命草ポリフェノール及び魚介油を構成成分として含む。また、本発明の組成物に構成成分として含まれる長命草ポリフェノールは、長命草抽出物又は長命草として含まれていてもよい。すなわち、本発明の組成物には長命草若しくは長命草抽出物及び魚介油を含む組成物も包含される。
(長命草ポリフェノール)
長命草ポリフェノールとは、長命草に由来するポリフェノールであり、特に限定はされないが、例えばカテキン、イソフラボンといったフラボノイド類、リグニン、タンニン等といったフェニルプロパノイド類、クロロゲン酸類等が挙げられる。本発明の長命草ポリフェノールはこれらのうち単独のものであっても、2種以上を組み合わせたものであってもよい。
長命草ポリフェノールは長命草を原料に、例えば、非特許文献1に記載されるような公知の方法を用いることによって得ることができる。具体的には、長命草に含水エタノールを加えた後、加温して抽出し、抽出物を遠心分離工程に供して固液分離して得られる液相画分を、本発明の構成成分である長命草ポリフェノールとすればよい。本発明の長命草ポリフェノールを得る方法は、このような方法に限定されるものではなく、適宜他の方法を選択してもよい。
なお、加温は通常は80℃程度とすればよく、抽出にかかる時間は通常30分程度とすればよい。また、含水エタノールに含まれるエタノールは通常は80%程度とすればよい。更に、遠心分離工程に供した後の固相画分に、更に含水エタノールを加えて抽出工程にリサイクルしてもよい。
長命草には長命草ポリフェノールが長命草の乾燥重量に換算した100重量%当たり、ポリフェノール総量として通常は0.1〜5重量%程度含まれている。
長命草に含まれるポリフェノールの総量を測定する方法は、特に限定されないが、例えば非特許文献1に記載されるような公知の方法を採用すればよい。具体的にはFolin−Ciocalteu法であり、フェノール試薬と10%炭酸ナトリウム試薬を測定試料に混合して660nmの吸光度の測定によって求める。なお、標準物質には没食子酸を用いればよく、没食子酸相当量として算出すればよい。
上記長命草とは、セリ科カワラボウフウ属に属し、ボタンボウフウとも呼ばれる多年生植物である。
本発明の長命草ポリフェノールの原料となる長命草は、茎、葉、根部を除いた全草などとすればよい。
このような長命草とは、その乾燥物であってもよく、粉砕物であってもよい。乾燥物とは、上記長命草に対して公知の乾燥工程に供して得られるものであり、その具体的な工程は特に限定されるものではない。また粉砕物とは、上記長命草又はその乾燥物を公知の粉砕工程に供して得られるものであり、その具体的な工程は特に限定されるものではない。
本発明の組成物の構成成分である長命草とは、上述の長命草そのものとすればよい。
本発明の組成物の構成成分である長命草抽出物とは、上述の長命草ポリフェノールの抽出方法にて得られるものであってもよいが、他の公知の植物抽出方法を採用して得られるものであってもよい。通常は、長命草の植物体(全草又は一部)を、超臨界抽出法といった公知の抽出方法に供することによって、長命草抽出物を得ることが可能である。また、得られた抽出物は適宜、固液分離工程に供して固相画分を除去してもよいし、適宜乾燥工程に供して得られたものを長命草抽出物としてもよい。
(魚介油)
本発明に係る組成物の構成成分である魚介油とは、アジ、イワシ、サバ、サメ、サンマ、タラ、ニシン、マグロ等といった魚類;イカ等の海洋軟体動物;ホタテ等の貝類等の魚介類を原料として得られる油である。また、タラ、サメ、イカ等から得られる魚肝油も、本発明に係る組成物の構成成分である魚介油に含まれる。
上記魚介油には、脂肪酸が著量含まれている。具体的には、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ヘプタデカン酸、ヘプタデセン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、オクタデカテトラエン酸、アラキジン酸、エイコセン酸、エイコサジエン酸、エイコサトリエン酸、エイコサテトラエン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコセン酸、ドコサジエン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、テトラコセン酸、ベヘン酸、ヘキサデカジエン酸、ヘエキサデカトリエン酸、ヘキサデカテトラエン酸等;これらの脂肪酸に水素添加処理を施して得られる脂肪酸等が挙げられる。
上記魚介油は、上述の脂肪酸が1種類のみ含まれるものに限定されるものではなく、2種類以上が含まれていてもよい。
上記魚介油には、上述の脂肪酸のうちの少なくとも1つがモノ−、ジ−、又はトリ−グリセロールとエステル結合したアシルグリセロールが含まれていてもよい。また、上記魚介油にはスクワラン、スクワレン等といった炭化水素が含まれていてもよい。
上記魚介油は、上述の脂肪酸の中でも、ドコサヘキサエン酸、エイコサペタエン酸などといった、n−3(ω−3)系列にカテゴライズされる多価不飽和脂肪酸を多く含むものが好ましい。具体的には、魚介油に含まれる脂肪酸の総量に対してドコサヘキサエン酸が12〜70重量%程度、エイコサペタエン酸が3〜45重量%程度含まれる魚介油が、本発明の組成物の構成成分として好ましい。また、魚介油には、脂肪酸が総量で80〜95重量%程度含まれており、かつドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸が総量で40〜75重量%程度含まれていることから、ドコサヘキサエン酸およびエイコサペンタエン酸を、ガスクロマトグラフィー等による公知の方法により測定することにより、組成物中の魚介油の含有量を把握することができる。具体的には、「魚肉加工食品中のEPA,DHAの測定」(森田正晶、農林水産消費技術センター調査研究報告、18号、153―156頁、1994年12月)に記載の方法が挙げられる。
上記魚介油は、上述の原料を必要に応じて蒸煮工程に供した後に圧搾採油した後、固液分離工程に供して固体画分を除去することによって得られる。更に、必要に応じて酸処理、アルカリ処理、水洗処理、脱色処理、脱水処理、酵素処理、蒸留等の工程に供して適宜精製を行ってもよい。
(本発明の組成物)
本発明の組成物における長命草ポリフェノールの含有量は、本発明の組成物に含まれる魚介油1重量部に対して、通常0.0001〜0.03重量部程度とすればよく、好ましくは0.0001〜0.015重量部程度、より好ましくは0.0005〜0.01重量部程度、更に好ましくは0.001〜0.008重量部程度である。
また、本発明の組成物における長命草ポリフェノールが、長命草として含まれる場合の含有量は、長命草における長命草ポリフェノール含有量に応じて適宜設定すればよいが、乾燥重量に換算した値として、本発明の組成物に含まれる魚介油1重量部に対して、通常0.01〜3重量部程度とすればよく、好ましくは0.01〜1.5重量部程度、より好ましくは0.05〜1重量部程度、更に好ましくは0.1〜0.8重量部程度である。
そして、本発明の組成物における長命草ポリフェノールが、長命草抽出物として含まれる場合の含有量は、長命草抽出物に含まれるポリフェノールの総量を測定の上、上述のような長命草ポリフェノールの含有量に換算した量を適宜設定すればよい。具体的ポリフェノールの含有量は、上述の非特許文献1に記載された方法を採用して測定すればよい。
本発明の組成物において、長命草ポリフェノールは、通常、0.0005〜2重量%程度含まれ、好ましくは0.001〜1.5重量%程度含まれ、更に好ましくは0.01〜1重量%程度含まれる。また、魚介油は、通常、5〜50重量%程度含まれ、好ましくは5〜30重量%程度含まれる。
上述する様に、本発明の組成物は優れた抗酸化作用を発揮する。また、本発明の組成物は、酸化が抑制されることから安定性に優れるとともに、魚介油が含有されているにもかかわらず、魚介油に起因する異臭(魚介油臭)を軽減するといった効果も発揮する。従って、本発明の組成物は医薬品、食品(経口及び非経口を含む。)、化粧料等といったヒトに適用する分野で特に好ましく用いることが可能であり、経口組成物又は外用組成物とすることができる。
本発明の組成物をヒトに適用する際、その適用量は、特に限定はされないが、長命草ポリフェノールの量に換算して、通常は0.01〜50mg程度とすればよく、より好ましくは、1〜10mg程度である。
本発明の経口組成物
前述する本発明の組成物は、経口組成物とすることができる。すなわち、本発明の経口組成物は、長命草ポリフェノール及び魚介油を構成成分として含む。また、経口組成物に構成成分として含まれる長命草ポリフェノールは、長命草抽出物又は長命草として含まれていてもよい。すなわち、経口組成物には長命草若しくは長命草抽出物及び魚介油を含む経口組成物も包含される。このような経口組成物とは、例えば食品組成物、医薬組成物等が挙げられる。
(食品組成物)
本発明の経口組成物を食品組成物とすれば、食品組成物中の酸化反応を抑制することができ、より長期に亘って保存等が可能となるなど、高い品質安定性を保持させることができる。また、本発明の食品組成物を摂取することによって生体内にて抗酸化の作用が発揮されることが期待できる。生体内において抗酸化作用が発揮されると、活性酸素の働きによる細胞や生体内の核酸などへの攻撃を防ぐことができ、細胞や組織の老化等を防ぐことが期待される。すなわち、本発明の食品組成物の摂取によって、いわゆるアンチエイジング機能が発揮されることが期待される。
本発明の経口組成物を食品組成物とする場合、上述した本発明の組成物をそのまま食品組成物としてもよく、通常、食品の分野において許容される担体や添加剤と共に様々な食品の形態に調製してもよい。食品組成物中の長命草ポリフェノール及び魚介油の含有量も、前述する本発明の組成物に準じて適宜設定することができる。
食品の形態は、特に限定されることは無いが、例えば、菓子類、パン類、スープ類等の各種食品等が挙げられる。
本発明の食品組成物は、上記の食品のほかに、摂取することによって抗酸化作用が発揮されることを目的とする健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品等)、サプリメント、病者用食品等の機能性食品として調製することもできる。このような食品として調製する場合は、継続的な摂取が行いやすいように、例えば顆粒、フィルム、タブレット、カプセル、錠剤(チュアブル剤等を含む)、飲料(ドリンク剤)等の形態で調製することが望ましく、なかでもカプセル、錠剤の形態が摂取の簡便さの点からは好ましいが、特にこれに限定されるものではない。
上述の形態に調製した食品組成物も、上述した食品の分野で許容される担体を用いて、常法に従って適宜調製することができる。また、他の形態に調製する場合であっても、従来の方法に従えばよく、その製造方法は、本発明の効果を損なわないものであれば特に限定されず、各用途で当業者によって使用されている方法に従えばよい。
なお、特定保健用食品(条件付き特定保健用食品を含む)は、その包装容器等に、例えば、抗酸化作用を付与する効果がある旨表示する等、食品の機能・効果を示すことが可能な食品である。
上述の食品、機能性食品等を調製するにあたり、通常用いられる補助的な原料や添加物と共に添加することができる。
本発明の食品組成物の1日当たりの摂取量は、特に限定はされないが、食品医薬組成物に含まれている長命草ポリフェノール量に換算して、通常は0.01〜50mg程度とすればよく、より好ましくは、1〜10mg程度摂取すればよい。このような摂取量は、1日に1〜数回で摂取することができ、効率的に有効量を摂取することができる。
(経口医薬組成物)
本発明の経口組成物を経口医薬組成物とすれば、経口医薬組成物中の酸化反応を抑制することができ、より長期に亘って保存等が可能となるなど、高い品質安定性を保持させることができる。また、本発明の経口医薬組成物が経口投与されることによって生体内にて抗酸化の作用が発揮されることが期待できる。生体内において抗酸化作用が発揮されると、活性酸素の働きによる細胞や生体内の核酸などへの攻撃等を防ぐことができ、このような攻撃等に起因して発症する疾患の治療又は予防剤として働くことが期待される。具体的な疾患としては、特に限定されないが、例えばアルツハイマー型認知症、パーキンソン病、糖尿病合併症、関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症、心血管疾患、脳血管疾患、高血圧、癌等が挙げられる。
ここで予防とは、疾病の発症を未然に防ぐことを意味し、具体的には、予め疾患の発症機序に作用して斯かる疾患の発症を防ぐこと、予め疾患の病変部に対して正常時又は寛解時を上回る機能を獲得させ、疾患の発症後に引き起こされる病変部の生理学的な損傷を軽減すること等に解することができる。
本発明の経口組成物を経口医薬組成物とする場合、上述した本発明の組成物をそのまま経口医薬組成物としてもよく、通常、医薬品の分野において許容される担体や添加剤と共に様々な剤型に調製してもよい。経口医薬組成物中の長命草ポリフェノール及び魚介油の含有量も、前述する本発明の組成物に準じて適宜設定することができる。
本発明の経口医薬組成物の剤型は、特に制限されないが、例えば、散剤、錠剤、顆粒剤、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤又は硬カプセル剤)、トローチ、チュアブル錠、ドライシロップ剤等が挙げられる。また、薬効成分の放出性を制御した製剤形態を有するものであってもよい(例えば、速放性製剤、徐放性製剤等)。また、好ましくは錠剤、顆粒剤、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤又は硬カプセル剤)である。このような剤型を有する製剤は、当業界の慣用法に従って調製することができる。
経口医薬組成物は、上述の経口投与形態に製剤化するため、また、その安定化のために、薬学上経口投与に許容される各種の担体並びに添加剤を配合することもできる(例えば、日本薬局方、「医薬品添加物事典」(薬事日報社発行)等が参照できる。)。
また上記成分の他、本発明の効果が減殺されない範囲であれば、通常医薬品の添加物として許容される安定剤、分散剤、流動化剤、緩衝剤、湿潤剤、粘稠剤、防腐剤、pH調整剤、溶剤、溶解補助剤等の任意成分を所望に応じて添加することもできる。
さらに上記以外に、アミノ酸、ビタミン類、無機塩類等の他の成分を含有させてもよい。
上記の経口医薬組成物は、上述の固体または液体の経口製剤(内服製剤)として調製され、投与することができ、投与量は、患者の年齢、性別、治療すべき症状の程度、及び投与方法により左右されるが、経口医薬組成物に含まれている長命草ポリフェノール量に換算して、成人に対する1日あたりの投与量は0.01〜50mg程度とすればよく、より好ましくは、1〜10mg程度である。この投与範囲であれば、1日に1〜数回に分けて投与することもできる。
本発明の経口医薬組成物は、より優れた予防又は治療効果を提供するために、公知の疾患に対する医薬品と併用することができる。
本発明の外用組成物
前述する本発明の組成物は、外用組成物とすることができる。すなわち、本発明の外用組成物は、長命草ポリフェノール及び魚介油を構成成分として含む。また、外用組成物に構成成分として含まれる長命草ポリフェノールは、長命草抽出物又は長命草として含まれていてもよい。すなわち、外用組成物には長命草若しくは長命草抽出物及び魚介油を含む外用組成物も包含される。
上述した本発明の組成物は、魚介油を構成成分として含んでおり、斯かる魚介油には上述したように脂肪酸のほかスクワランといった炭化水素類を含むものである。これらの成分は外用した場合生体に取り込まれやすい成分であるため、本発明の組成物は外用剤組成物としても有効に用いることができる。
(外用医薬組成物)
本発明の外用組成物を外用医薬組成物とすれば、外用医薬組成物中の酸化反応を抑制することができ、より長期に亘って保存等が可能となるなど、高い品質安定性を保持させることができる。また、本発明の外用医薬組成物が経皮、又は経粘膜投与されることによって生体内にて抗酸化の作用が発揮されることが期待できる。生体内において抗酸化作用が発揮されると、活性酸素の働きによる細胞や生体内の核酸等への攻撃等を防ぐことができ、このような攻撃等に起因して発症する疾患の治療又は予防剤として働くことが期待される。具体的な疾患としては、特に限定されないが、例えばアトピー皮膚、アトピー性皮膚炎、乾癬、魚鱗癬、口内炎、乾皮症等が挙げられる。
ここで予防とは、疾病の発症を未然に防ぐことを意味し、具体的には、予め疾患の発症機序に作用して斯かる疾患の発症を防ぐこと、予め疾患の病変部に対して正常時又は寛解時を上回る機能を獲得させ、疾患の発症後に引き起こされる病変部の生理学的な損傷を軽減すること等に解することができる。
本発明の外用組成物を外用医薬組成物とする場合、上述した本発明の組成物をそのまま外用医薬組成物としてもよく、通常、医薬品の分野において許容される担体や添加剤と共に様々な外用医薬組成物の形態に調製すればよい。外用医薬組成物中の長命草ポリフェノール及び魚介油の含有量も、前述する本発明の組成物に準じて適宜設定することができる。
本発明の外用医薬組成物の剤型は、特に制限されないが、例えば、液剤、乳剤、懸濁剤等の液状製剤;軟膏剤、ゲル剤等の半固形製剤が挙げられる。このような剤型を有する製剤は、当業界の慣用法に従って調製することができる。
外用医薬組成物は、上述の外用投与形態に製剤化するため、また、その安定化のために、薬学上外用投与に許容される各種の担体並びに添加剤を配合することもできる(例えば、日本薬局方、「医薬品添加物事典」(薬事日報社発行)等が参照できる。)。
また上記成分の他、本発明の効果が減殺されない範囲であれば、通常医薬品の添加物として許容される安定剤、分散剤、流動化剤、緩衝剤、湿潤剤、粘稠剤、防腐剤、pH調整剤、溶剤、溶解補助剤等の任意成分を所望に応じて添加することもできる。
さらに上記以外に、アミノ酸、ビタミン類、無機塩類等の他の成分を含有させてもよい。
上記の外用医薬組成物は、上述の製剤として調製され、投与することができ、その投与量は、患者の年齢、性別、治療すべき症状の程度、及び投与方法により左右されるが、外用医薬組成物に含まれている長命草ポリフェノールの、成人に対する1日あたりの投与量としては、通常0.01〜50mg程度とすればよく、より好ましくは、1〜10mg程度である。
(化粧料組成物)
本発明の外用組成物を化粧料組成物とすれば、化粧料組成物中の酸化反応を抑制することができ、より長期に亘って保存等が可能となるなど、高い品質安定性を保持させることができる。また、本発明の化粧料組成物が皮膚や毛髪等に適用されることによって生体内にて抗酸化の作用が発揮されることが期待できる。生体内において抗酸化作用が発揮されると、活性酸素の働きによる細胞や生体内の核酸等への攻撃等を防ぐことができ、このような攻撃等に起因する皮膚や毛髪の組織や細胞の老化等を防ぐことが期待される。とりわけ、老化に伴う皮膚のシワ、萎縮、皮膚組織の欠落、皮膚の変色等といった皮膚の異変を遅くするか、改善する効果を示すアンチエイジング化粧料としての効果が期待される。また、頭皮における毛根細胞への参加ストレスを軽減することも期待されるので、薄毛の改善効果も期待される。
本発明の組成物を化粧料組成物とする場合、上述した本発明の組成物をそのまま化粧料組成物としてもよく、通常、化粧品の分野において許容される担体や添加剤と共に様々な化粧料の形態に調製すればよい。化粧料組成物中の長命草ポリフェノール及び魚介油の含有量も、前述する本発明の組成物に準じて適宜設定することができる。
化粧料組成物の形状については特に制限されないが、例えば、ペースト状、ローション状、ムース状、ジェル状、ゼリー状、液状、乳液状、懸濁液状、クリーム状、軟膏状、シート状、エアゾール状、スプレー状等が挙げられる。また、当該化粧料組成物の形態についても、制限されるものではないが、例えば、ファンデーション、頬紅、白粉等のメイクアップ化粧料;化粧水、乳液、クリーム、ローション、オイル及びパック等の基礎化粧料;洗顔料、クレンジング、ボディ洗浄料等の皮膚洗浄料;マッサージ剤、清拭剤;清浄剤;入浴剤等が挙げられる。
魚介油に由来する異臭を軽減する方法
魚介油とは上述のようにドコサヘキサエン酸やエイコサペタエン酸といった優れた抗酸化作用を発揮する多価不飽和脂肪酸を含んでいるにもかかわらず、これらの多価不飽和脂肪酸が酸化することに起因する異臭を発するという問題を有している。
そこで、魚介油に対して本発明の組成物にて詳述した長命草ポリフェノール又はその含有物と魚介油を混合することによって、魚介油に由来する異臭を軽減することができる。長命草ポリフェノールの含有物とは、長命草又は長命草抽出物であり、具体的には上述した本発明の(長命草)の項に記載したものであればよい。
魚介油と混合する成分の量は、例えば、長命草ポリフェノールを混合する場合、魚介油1重量部に対して通常0.0001〜0.03重量部程度、好ましくは0.0001〜0.015重量部程度、より好ましくは0.0005〜0.01重量部、更に好ましくは0.001〜0.008重量部程度とすればよい。長命草を混合する場合、魚介油1重量部に対して乾燥重量に換算して通常0.01〜3重量部程度、好ましくは0.01〜1.5重量部程度、より好ましくは0.05〜1重量部程度、更に好ましくは0.1〜0.8重量部程度とすればよい。
本発明において、長命草ポリフェノールは、組成物中に、通常、0.0005〜2重量%程度含まれ、好ましくは0.001〜1.5重量%程度含まれ、更に好ましくは0.01〜1重量%程度含まれる。また、魚介油は、通常、5〜50重量%程度含まれ、好ましくは5〜30重量%程度含まれる。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。但し、本発明が以下に示す実施例に限定されないのは言うまでもない。
<長命草ポリフェノール>
本実施例にて用いる長命草ポリフェノールを、公知の方法を参照して製造した。具体的には、以下に示す方法である。
0.1gの長命草粉末(日本ランチェスター工業株式会社製)に、4mLの80%エタノールを加え、80℃で30分間静置した。その後、遠心分離工程に供して固液分離し、固相残渣を取り除いた。これらの操作を5回繰り返して、液相画分を抽出物とした。得られた抽出物を、主成分として含まれるポリフェノール含有量が約0.1重量%となるように濃縮した。得られた抽出物を、長命草ポリフェノールとして以下の実験に用いた。また抽出された長命草ポリフェノールの総量は、原料の長命草粉末1重量部に対して約0.01重量部であった。長命草ポリフェノールの総量は、上述した方法を採用して測定した。
<抗酸化作用の測定>
上述の方法によって得られた長命草ポリフェノールと魚介油(マルハニチロ社製 DHA46−MK)を以下の表1に示す割合(重量比)にて混合し、抗酸化測定用の試験液とした。この魚介油は、含まれる脂肪酸の総量に対してドコサヘキサエン酸を46重量%、エイコサペンタエン酸を5重量%含むことを特徴とする魚介油である。
得られた試験液を、抗酸化測定キット(日研ザイル株式会社日本老化制御研究所)を用いて抗酸化作用の測定を行った。各試験液の測定値を、実測値として表1に示す。なお、実測値は、いずれも別途作成した検量線に基づき適切に算出した。
Figure 0006083942
表1にて示す評価値から、魚介油1重量部に対して、長命草ポリフェノールを0.0001〜0.015重量部を配合した場合に、顕著に優れた抗酸化作用を発揮することが明らかとなった。また、長命草ポリフェノールは、それを製造する長命草粉末1重量部当たり約0.01重量部含有していることを鑑みると、魚介油1重量部あたり、0.01〜1.5重量部程度の長命草粉末を混合することによっても、ほぼ同等の効果を発揮することが期待される。
<官能試験>
上述の方法によって得られた長命草ポリフェノールと魚介油を、以下の表2に示す割合(重量比)にて混合し、官能試験の試験液とした。官能試験は、下記の試験液の匂いを、モニター者に嗅いでもらい、魚介油独特の臭みを感じる試験液を「1」、魚油独特の臭みを全く感じない試験液を「10」としたVisual analogue Scale(VAS)によるアンケートに記入させることによって評価した。評価結果を平均し、小数点第1位を四捨五入した結果を表2に合わせて示す。
Figure 0006083942
同様に、上記長命草粉末と魚介油を、以下の表3に示す割合(重量比)にて混合し、官能試験液とした。そして、上述の方法で官能試験を行った結果も合わせて表3に示す。
Figure 0006083942
表2及び表3に示す結果から、魚介油と長命草ポリフェノールを混合した試験液であっても、魚介油と長命草粉末を混合した試験液であっても、それぞれ長命草ポリフェノール又は長命草粉末の混合量の増加に伴って、魚介油に由来する独特の臭みが減少する傾向となることが明らかとなった。
<処方例1〜28>
表4に示す処方にしたがって錠剤を、また表5に示す処方にしたがってカプセル剤をそれぞれ定法通りに調製した。いずれも実施例と同様に、抗酸化効果に優れるとともに、魚介油に由来する独特の臭みが減少していた。また、組成物の酸化安定性にも優れていた。
Figure 0006083942
Figure 0006083942
<処方例29〜42>
表6に示す処方にしたがって外用組成物を定法通りに調製した。いずれも実施例と同様に、抗酸化効果に優れるとともに、魚介油に由来する独特の臭みが減少していた。また、組成物の酸化安定性にも優れていた。
Figure 0006083942

Claims (3)

  1. 魚介油1重量部に対して、
    長命草ポリフェノールを0.003〜0.015重量部含有するか、または
    長命草粉末を0.01〜1.5重量部含有する組成物(但し、長命草を含む白身魚の酢味噌和え、長命草の新芽と小魚の天ぷら、及び長命草を含む魚汁を除く。)。
  2. 経口又は外用組成物である請求項1に記載の組成物。
  3. 魚介油に由来する異臭を軽減する方法であって、
    魚介油1重量部に対して、長命草ポリフェノールまたはその含有物を
    長命草ポリフェノールの割合に換算して0.00〜0.03重量部混合するか、または長命草粉末の割合に換算して0.01〜3重量部混合する
    ことを特徴とする方法。
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