JP6083748B2 - 基板収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は基板収納容器に係り、たとえば半導体ウェーハを収納する基板収納容器に関する。
この種の基板収納容器は、たとえば下記特許文献1に開示がなされている。
特許文献1には、容器本体と蓋体を有し、半導体ウェーハを収納する基板収納容器において、容器本体の天壁にロボティックハンドルが、側壁にマニュアルハンドルが、底面にボトムプレートが取付けられることが記載されている。
そして、ロボティックハンドル、マニュアルハンドル、およびボトムプレート等のオプションパーツ(この明細書では、単に部品と称する場合がある)は、それぞれ、容器本体と摺動による嵌合手段を介して取り付けられ、容器本体に対して装着・離脱ができるようになっている。
ここで、該嵌合手段は、容器本体に設けられた部品嵌合部と、部品に設けられた被嵌合部と、から構成されている。
特開2004−342844号公報(特許第4282369号)
しかし、特許文献1に記載の基板収納容器は、ロボティックハンドル等を容器本体の取り付け面に対してほぼ水平の方向から移動させることによって、部品に設けた被嵌合部を容器本体に設けた部品嵌合部に嵌合させるようになっている。
この場合、部品の被嵌合部は、容器本体の部品嵌合部に摺動することになり、該ロボティックハンドル等の容器本体に対する装着・離脱の際における摩擦抵抗が大きくなってしまうことは否めない。
それ故、ロボティックハンドル等の容器本体に対する装着・離脱が困難であったという不都合を有していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器本体に嵌合によって取り付ける部品を容易に着脱させることができる基板収納容器を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の基板収納容器は、開口を通して基板を収納する容器本体と、前記容器本体の前記開口を閉鎖する蓋体と、前記容器本体の外側面に設けられた部品嵌合部と、前記部品嵌合部に摺動によって嵌合される被嵌合部が形成された部品と、を有し、前記部品嵌合部と前記部品の前記被嵌合部の少なくともいずれか一方に摺動性を向上させる表面加工が施されていることを特徴とする。
(2)本発明の基板収納容器は、(1)の構成において、前記表面加工は、シボ加工による加工であることを特徴とする。
(3)本発明の基板収納容器は、(2)の構成において、前記シボ加工は、その表面粗さがJIS B 0601−2001準拠で測定されたRz5〜70μmの範囲に設定されていることを特徴とする。
(4)本発明の基板収納容器は、(1)、(2)、(3)のいずれかの構成において、前記部品嵌合部と前記被嵌合部は、その前記表面加工がなされた係合力が、前記表面加工がなされていない場合の係合力に対して1/3以下になっていることを特徴とする。
(5)本発明の基板収納容器は、(1)ないし(4)のいずれかの構成において、前記容器本体は、その前記部品嵌合部が形成された外側面にダイヤモンドライクコーティングによる加工がなされていることを特徴とする。
(6)本発明の基板収納容器は、(1)の構成において、前記容器本体は、その前記部品嵌合部が形成された外側面に突起が設けられていることを特徴とする。
(7)本発明の基板収納容器は、(1)の構成において、前記部品嵌合部と前記部品の前記被嵌合部は、それらの接触部の全域に前記表面加工が施こされていることを特徴とする。
このように構成された基板収納容器は、容器本体に嵌合によって取り付ける部品を容易に着脱させることができるようになる。
本発明の基板収納容器の実施形態1の概略を示す展開斜視図である。 (a)は本発明の基板収納容器を天面側から観た斜視図、(b)は(a)のb−b線における断面図である。 図2(b)の点線枠の拡大を示す図である。 本発明の基板収納容器を側面側から観た斜視図である。 本発明の基板収納容器を底面側から観た斜視図である。 本発明の基板収納容器に取り付けられるボトムプレートの斜視図である。 本発明の基板収納容器に取り付けられるセンタークラップを示す斜視図である。 本発明の基板収納容器の他の実施形態を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明の基板収納容器の実施形態1の概略を示す展開斜視図である。図1に示すように、基板収納容器1は、正面に開口10Aを有する容器本体10と、この容器本体10の開口10Aを閉鎖する蓋体20と、容器本体10に収納されるたとえば半導体基板11の前方端部(蓋体20側の端部)を支持するリテーナ30と、を備えて構成されている。
容器本体10は、相対向する内壁に半導体基板11を垂直方向に水平に支持する一対の支持部(一方の支持部は図示されていない)12を備えている。これら支持部12は、該支持部12の長手方向に並設された溝を有し、これら溝に挿入される各半導体基板11は垂直方向に一定間隔で支持されるようになっている。
容器本体10の天面には、ロボティックフランジ13が設けられている。ロボティックフランジ13は、工場内に設置されるOHT(Overhead Hoist Transportation)に吊るされるようになっており、これにより、基板収納容器1は該OHTによって工場内に自動的に搬送されるようになっている。なお、このロボティックフランジ13は、容器本体10に対して摺動による嵌合によって着脱自在に取付けられるようになっている。このロボティックフランジ13については後に詳述する。
容器本体10の側壁には、マニュアルハンドル14が設けられている。このマニュアルハンドル14を把持することにより、OHTに吊るされた基板収納容器1を手動で搬送できるようになっている。このマニュアルハンドル14は、容器本体10に対して摺動による嵌合によって着脱自在に取付けられるようになっている。このマニュアルハンドル14については後に詳述する。
容器本体10の底面には、ボトムプレート(図5(a)にて符号40で示す)が設けられている。このボトムプレート40は、容器本体10の底面に設けられた複数の位置決め具(図5(a)にて符号50で示す)を露出させるようにして水平に取り付けられている。このボトムプレート40は、容器本体10に対して摺動による嵌合によって着脱自在に取付けられるようになっている。このボトムプレート40については後に詳述する。
図1に示すように、蓋体20は、その内部にラッチ機構21を配置された構成となっている。ラッチ機構21は、蓋体20を容器本体10に閉鎖させるための係止機構として構成され、たとえば図中左右に2個設けられている。各ラッチ機構21は、図示しないキーによって回転される回転プレート22と、この回転プレート22に連結され図中上下方向にスライドされる一対の動力伝達プレート23A、23Bと、これら動力伝達プレート23A、23Bの先端に形成される係止クランプ(図示せず)とからなっている。回転プレート22の周縁部には、一方の動力伝達プレート23Aに形成されたガイドピンを挿通させるガイド溝24Aと、他方の動力伝達プレート23Bに形成されたガイドピンを挿通させるガイド溝24Bとが形成されている。ガイド溝24A、24Bは、蓋体20の容器本体10に対する閉鎖の際の回転プレート22の回転にともない、動力伝達プレート23A、23Bの各ガイドピンを外方へ導くように半径が大きくなる弧状をなしている。これにより、一対の各動力伝達プレート23A、23Bは回転プレート22と反対側の方向に移動し、係止クランプが、容器本体10の開口10Aの周縁に形成された係止孔15に嵌入し、蓋体20を容器本体10の開口10Aに閉鎖できるようになっている。
リテーナ30は、蓋体20の裏面に固定され、蓋体20が容器本体10の開口10Aを閉鎖する際に、容器本体10内で支持部12によって支持された各半導体基板11の前方端部を該リテーナ30に形成された溝部31によって支持できるようになっている。
以下、ロボティックフランジ13、マニュアルハンドル14、ボトルプレート40について、さらに説明する。
<ロボティックフランジ13>
図2は、容器本体10をロボティックフランジ13の側から観た斜視図である。図2は、ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bが容器本体10の部品嵌合部130に嵌合される直前の状態を示している。
図2において、容器本体10の部品嵌合部130は、容器本体10の前後方向に延在し容器本体10の幅方向に並設される4本の鉤状部材130A、130B、130C、130Dから構成されている。これら鉤状部材は、中央から左右へ、それぞれ、互いに隣接する2個の鉤状部材130B、130A、および130C、130Dは、容器本体10の後部へ末広がりとなる‘八’の字状に配置されている。
図2(b)は、図2(a)のb−b線における断面図を示している。図2(b)に示すように、‘八’の字状に隣接して配置された各鉤状部材130A、130B、130C、130Dは、先端が互いに向き合うように屈曲された鉤部131を有している。
ロボティックフランジ13は、図2(a)に示すように、図示しないOHTに把持される矩形状の平板部材13Aを有し、この平板部材13Aに容器本体10の部品嵌合部130に嵌合される被嵌合部13Bが取り付けられて構成されている。
ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bは、図2(b)の点線枠を拡大して示す図3に示すように、‘八’の字状に隣接して配置された各鉤状部材130C、130Dの間に配置され、ロボティックフランジ13の上方の移動は、各鉤状部材130C、130Dの鉤部131によって規制されるようになっている。
容器本体10の部品嵌合部130へのロボティックフランジ13の被嵌合部13Bの嵌合は、図2(a)に示すように、ロボティックフランジ13を容器本体10の後方側から前方側へかけて(図中α方向)移動させ、この際のロボティックフランジ13の被嵌合部13Bが容器本体10の部品嵌合部130内における摺動によってなされるようになっている。
そして、図3に示すように、ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bにおいて、容器本体10の部品嵌合部130と摺動する領域の表面には、たとえばシボ加工(図中符号Tで示す)が施され、これにより、ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bと容器本体10の部品嵌合部130の摺動性を向上するようになっている。
ここで、シボ加工としては、エッチングによる化学処理、サンドブラストあるいは鏡面仕上げしない研磨処理等が挙げられる。
この場合、該シボ加工によって、その加工された表面粗さがたとえばRz5〜70μmの範囲に設定されるようになっている。
ここで、Rzは、JIS B 0601−2001準拠で測定された最大高さ粗さを表している。
また、上述の表面処理(シボ加工に限定されない)による摺動性の向上により、容器本体10の部品嵌合部130とロボティックフランジ13の被嵌合部13Bにおいて、該表面加工がなされた係合力が、該表面加工がなされていない場合の係合力に対して1/3以下になるようにしてもよい。
この係合力は、たとえば、表面処理がなされた(あるいはなされていない)評価サンプルの処理面に、摺動対象となる板材を対向させ、その板材の上に一定の重量を有する重りを載せた状態で、該板材に水平に力を加え、該板材が滑り出す際の最大荷重とすることができる。
<マニュアルハンドル>
図4(a)、(b)は、容器本体10の側面に取り付けられるマニュアルハンドル14を示す斜視図である。図4(a)は、容器本体10にマニュアルハンドル14を取り付ける直前の状態を示す図、図4(b)は、容器本体10にマニュアルハンドル14を取り付けた状態を示す図である。
図4(a)、(b)に示すように、容器本体10の側面に部品嵌合部140が形成されている。部品嵌合部140は、容器本体10の前後方向に延在する一対の水平壁状部材140Aと、上下方向に延在して各水平壁状部材140Aを連結する垂直壁状部材140Bと、から構成されている。垂直壁状部材140Bは、上下方向に並設されたたとえば2個の矩形状の孔141が形成されている。
マニュアルハンドル14は、上下方向に延在し各水平壁状部材140Aに容器本体10の後方部からガイドされて水平方向へ移動されるアーム部142Aと、このアーム部142Aの移動によって、部品嵌合部140の垂直壁状部材140Bに形成された各孔141に摺動された後に嵌合される被嵌合部142Bと、から構成されている。この場合、アーム部142Aには該アーム部142Aをガイドする各水平壁状部材140Aとの間に摺動部を有するようになっている。
そして、図4(a)に示すように、部品嵌合部140の垂直壁状部材140Bの各孔141において、その内周面に、たとえばシボ加工(図中符号Tで示す)が施され、これにより、マニュアルハンドル14の容器本体10への取り付けの際、マニュアルハンドル14の被嵌合部142Bと垂直壁状部材140Bの孔141との摺動性を向上させるようになっている。
なお、シボ加工は、垂直壁状部材140Bの各孔141の内周面に限定されることはなく、マニュアルハンドル14の被嵌合部142Bの外周面であってもよいことはもちろんである。
この場合、該シボ加工によって、その加工された表面粗さがたとえばRz5〜70μmの範囲に設定されるようになっている。
また、上述の表面処理(シボ加工に限定されない)による摺動性の向上により、容器本体10の部品嵌合部140とマニュアルハンドル14の被嵌合部140Bにおいて、該表面加工がなされた係合力が、該表面加工がなされていない場合の係合力に対して1/3以下になるようにしてもよい。本発明は、このようにしても同様の効果を奏するからである。
<ボトムプレート>
図5(a)、(b)は、容器本体10の底面に取り付けられるボトムプレート40を示す斜視図である。図5(a)は、容器本体10にボトムプレート40を取り付ける直前の状態を示す図、図5(b)は、容器本体10にボトムプレート40を取り付けた状態を示す図である。
ボトムプレート40は、図6に示すように、容器本体10の底面後方に近接して対向するベース板451と、このベース板451の後端部に立設されて容器本体10の背面の一部(識別部)に対向する壁板459と、ベース板451と壁板459のいずれかに保持機構を介し選択的に支持されてRFID(Radio Frequency Identification)システムの応答器(図示せず)を収容するホルダ460とから構成されている。
ボトムプレート40のベース板451は、板材からなり、前端の中央から後方へかけて回避溝452が切り欠かれ、この回避溝452が容器本体10の位置決め具50に後方から嵌合するようになっている。このベース板451は、複数のキャップ孔453が所定の間隔で丸く穿孔され、これらキャップ孔453には、図示しない加工装置が半導体基板11の仕様(たとえば、枚数)を識別するためのキャップ(図示せず)が必要に応じて選択的に挿入されるようになっている。ベース板451の左右両端部には、それぞれ、被取付け部454が配設され、各被取付け部454が容器本体10の取付け部430Aに嵌合されるようになっている。なお、容器本体10の底面に形成される位置決め具50は、上述した位置決め具50とともに3個設けられ、これらはY字上に配置されている。
被取付け部454は、ベース板451の側部に張り出し形成される本体455と、この本体455の前部外側から前方に延びるストッパ突起456と、本体455の前部内側から前方にストッパ突起456よりも細長く延びる可撓性の首片457と、この首片457の先端部外側にほぼ三角形状に形成される脱落防止突起458と、ストッパ突起456と首片457との間に区画形成される切り欠き空間と、から形成されている。ストッパ突起456と脱落防止突起458とは、取付け部430Aの保持レール433の長片内側に位置して短片を挟持し、この挟持により容器本体10にボトムプレート40が強固に装着される。
ボトムプレート40の壁板459は、横長の矩形に形成され、容器本体10に対向しない対向面にバーコード領域が形成される。このバーコード領域には、バーコードが粘着され、あるいは、バーコードがポケットを介し着脱自在に挿入される。
この場合、ボトムプレート40の容器本体10への取り付けは、該ボトムプレート40の移動によって、該ボトムプレート40の回避溝452の内壁面の位置決め具50の側壁面に対する摺動、および該ボトムプレート40のストッパ突起456と脱落防止突起458の保持レール433に対する摺動を介してなされるようになっている。
そして、図6に示すように、ボトムプレート40の回避溝452の内壁面において、たとえばシボ加工(図中符号Tで示す)が施され、これにより、ボトムプレート40と容器本体10の位置決め具50との摺動性を向上させるようになっている。このシボ加工は、位置決め具50の側壁面において、施されるようにしてもよい。また、シボ加工は、ボトムプレート40の回避溝452の内壁面、位置決め具50の側壁面の双方に施されるようにしてもよい。
この場合、該シボ加工によって、その加工された表面粗さがたとえばRz5〜70μmの範囲に設定されるようになっている。
また、上述の表面処理(シボ加工に限定されない)による摺動性の向上により、ボトムプレート40の回避溝452の内壁面と位置決め具50の側壁面において、該表面加工がなされた係合力が、該表面加工がなされていない場合の係合力に対して1/3以下になるようにしてもよい。本発明は、このようにしても同様の効果を奏するからである。
同様に、ボトムプレート40のストッパ突起456と脱落防止突起458の保持レール433に対する摺動面、あるいは保持レール433のボトムプレート40のストッパ突起456と脱落防止突起458に対する摺動面においても、上述したようなシボ加工、あるいは表面処理を施すようにしてもよい。
図7(a)、(b)は、容器本体10の底面のほぼ中央に取り付けられるセンタークランプ60を示す斜視図である。図7(a)は、容器本体10にセンタークランプ60を取り付ける直前の状態を示す図、図7(b)は、容器本体10にセンタークランプ60を取り付けた状態を示す図である。
ここで、センタークランプ60は、図示しない加工装置に基板収納容器1を固定するための部品となっている。
センタークランプ60は、ほぼ円柱体からなり、容器本体10に形成されたクランプ受け61に収納させた後に、その軸周りに約90°回転させることにより、該クランプ受け61に固定されるようになっている。
このため、センタークランプ60の容器本体10への取り付けは、センタークランプ60のクランプ受け61に対する摺動を介してなされるようになっている。
そして、図7(a)に示すように、クランプ受け61の内壁面において、たとえばシボ加工(図中符号Tで示す)が施され、これにより、センタークランプ60と容器本体10のクランプ受け61との摺動性を向上させるようになっている。この趣旨から、シボ加工は、センタークランプ60の周側面において、施されるようにしてもよい。また、シボ加工は、センタークランプ60の周側面、クランプ受け61の内側面の双方に施されるようにしてもよい。
この場合、該シボ加工によって、その加工された表面粗さがたとえばRz5〜70μmの範囲に設定されるようになっている。
また、上述の表面処理(シボ加工に限定されない)による摺動性の向上により、ボトムプレートの回避溝の内壁面と位置決め具の側壁面において、該表面加工がなされた係合力が、該表面加工がなされていない場合の係合力に対して1/3以下になるようにしてもよい。本発明は、このようにしても同様の効果を奏するからである。
(実施形態2)
実施形態1では、たとえば、図3に示すように、ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bと、この被嵌合部13Bと摺動し得る容器本体10の部品嵌合部130は、いずれも平坦な面として構成され、これにより摺動する面の面積が大きいものとなっていた。
それ故、図8に示すように、たとえば、ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bの容器本体10の部品嵌合部130と当接する面に複数の突起13Pを設けるようにし、これにより、容器本体10の部品嵌合部130と摺動する面の面積を小さくするようにしてもよい。
これにより、ロボティックフランジ13の被嵌合部13Bの容器本体10の部品嵌合部130に対する摺動を円滑化させ、摺動性を向上させることができるようになる。この趣旨から、突起を形成する面は容器本体10の部品嵌合部130側であってもよい。
そして、このような突起の形成は、マニュアルハンドル14、ボトムプレート40等の取り付けの際の摺動部に適用できることはいうまでもない。
(実施形態3)
上述した実施形態では、摺動部における表面処理をシボ加工としたものであるが、これに限定されることはなく、たとえば、ダイヤモンドライクコーティング処理を施すようにしてもよいことはもちろんである。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 基板収納容器
10 容器本体
11 半導体基板
12 支持部
13 ロボティックフランジ
14 マニュアルハンドル
10A 開口
20 蓋体
21 ラッチ機構
22 回転プレート
23A、24B 動力伝達プレート
24A、24B ガイド溝
30 リテーナ
40 ボトムプレート
50 位置決め具
60 センタークランプ
61 クランプ受け
130 部品嵌合部
131 鉤部
140 部品嵌合部
140A 水平壁状部材
140B 垂直壁状部材
141 孔
142A アーム部
142B 被嵌合部
433 保持レール
451 ベース板
459 壁板
453 キャップ孔
454 被取付け部
456 ストッパ突起
457 首片
458 脱落防止突起
460 ホルダ

Claims (7)

  1. 開口を通して基板を収納する容器本体と、
    前記容器本体の前記開口を閉鎖する蓋体と、
    前記容器本体の外側面に設けられた部品嵌合部と、
    前記部品嵌合部に摺動によって嵌合される被嵌合部が形成された部品と、
    を有し、
    前記部品嵌合部と前記部品の前記被嵌合部の少なくともいずれか一方に摺動性を向上させる表面加工が施されており、
    前記被篏合部には、前記部品篏合部と当接する面を有する断面矩形の複数の突起が設けられ、
    前記表面加工は、隣り合う前記突起の間の窪みには施されていない
    ことを特徴とする基板収納容器。
  2. 前記表面加工は、
    シボ加工による加工であることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記シボ加工は、
    その表面粗さがJIS B 0601−2001準拠で測定されたRz5〜70μmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の基板収納容器。
  4. 前記部品嵌合部と前記被嵌合部は、
    その前記表面加工がなされた係合力が、前記表面加工がなされていない場合の係合力に対して1/3以下になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板収納容器。
  5. 前記容器本体は、
    その前記部品嵌合部が形成された外側面にダイヤモンドライクコーティングによる加工がなされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の基板収納容器。
  6. 前記容器本体は、
    その前記部品嵌合部が形成された外側面に突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  7. 前記部品嵌合部と前記部品の前記被嵌合部は、
    それらの接触部の全域に前記表面加工が施こされていることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
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