JP6081265B2 - 受信装置、ノイズ補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置及びローカル信号のノイズ補正方法に関する。
近年、ディジタル信号処理の進歩により、無線通信分野においても、RF(Radio Frequency)周波数以上のクロック速度を持つCPU(Central Processing Unit)を用いてディジタル信号処理を行う無線機が可能となってきた。一方、無線信号自体はアナログ波形を持つため、無線機受信側で到達する無線信号をアンテナで受信し、周波数の異なる信号を弁別するためのフィルタリング機能、信号が復調するのに充分なSNR(信号対ノイズ比)が得られるように増幅する機能が必要とされる。
フィルタリング機能は、RF段、即ちアナログ段で行う場合、必要な信号帯域幅(Bd)と、帯域外を不要な信号として除去すべき帯域幅(Bu)の間には、フィルタを構成するデバイス上の制約があり、Bu>Bd、即ち、Bu/Bd>1となり、不要な帯域を全て取り除くような、理想解Bu=Bd、Bu/Bd=1とすることはできない。更に、Bdを搬送波周波数(fo)で割ったBd/foは比帯域と呼ばれるが、比帯域の小さいほど、即ち、キャリア周波数に比べて狭帯域なほど、Bu/Bdは1から離れた値となる。従って、高周波帯での不要信号の除去には、一旦RF段でBu/Bdが大きな値のアナログフィルタで帯域外の不要波を除去し、低周波数に周波数変換(周波数シフト)することにより、Bu/Bdが1に近いフィルタを用いて、信号帯域近傍の不要信号を除去する。更に、ディジタル変換した後、ディジタルフィルタにて、より大きな帯域外の不要信号除去を行う。
増幅機能に関しては、アンテナより受信される無線信号(希望波)を信号が復調するのに充分なSNRが得られるように増幅する必要がある。付加的なノイズの少ないRF初段で増幅することは理想であるが、フィルタリングが充分でないRF初段においては、所望信号と同時に帯域外の不要波も同時に増幅することとなり、特に不要波の信号レベルが希望波と比較して大きい場合は、信号の持つダイナミックレンジに加えて、不要波の希望波に対するレベル差分を含めたダイナミックレンジが必要となり、互いに独立した信号レベルを持つ希望波と不要波をカバーするダイナミックレンジを持つ増幅を行うことが必要となる。一般に、実用上必要なダイナミックレンジを持つ増幅器は存在せず、RF初段、RFフィルタ後のRF段間、周波数変換後のIF(Intermediate Frequency)段、若しくはベースバンド段で、不要信号を除去しながら多段で、段階的に増幅する手段が取られている。
以上、周波数変換を含みフィルタリングと増幅を繰り返すことにより、必要なSNRの下、ベースバンド段若しくはIF段にて、アナログ信号はA/D(Analog to Digital)コンバータによりディジタル信号に変換され、更にフィルタリングや波形整形を受けて信号復調が行われる。
近年、A/Dコンバータの後のディジタル処理の機能比重は大きくなってきており、物理的な大きさで性能が決まるアナログフィルタに置き換えて、フィルタリング特性と物理的な大きさが直接関係しないディジタルフィルタによる不要波抑圧の比重が増えている。ここで、ディジタルフィルタによる帯域外不要波の抑圧のためには、A/Dコンバータのサンプリング周波数を上げて、広帯域の帯域幅でディジタル化することが行われてきている。
受信信号は情報を発出する側でキャリア信号を変調して伝送され。ここで、送信側での変調は、派出すべき情報データに基づいてキャリア周波数を振幅変調(AM)、位相変調(PM)、若しくは、振幅及び位相の双方(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)で変調している。また、回路上で非線形素子を用いても帯域外に不要波成分を送出しにくいGMSK(ガウシアン・ミニマム・シフト・キーイング)や、4値FSK(Frequency Shift Keying)が用いられる場合もある。更に、個々のキャリアをデータ変調した信号を、周波数軸上で互いに直交する様等間隔に配置したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)も利用される場合もある。
送信側で変調された信号は、送信側、受信側、及び、その間の伝搬路において、なるべく振幅変動、位相変動を受けないように、送信系、受信系が確保される。伝送路に関しては、マルチパスや、ドプラー効果等により、必ずしも振幅、位相とも安定した伝搬路が確保できるわけではないが、等化器等の工夫により改善は得られている。
位相の安定性に関しては、送信部、受信部とも周波数変換部に起因する劣化が見られる。周波数変換は、変換前後の周波数差を周波数とするローカル発振器を信号に乗算することにより所望の周波数に変換する(例えば特許文献1)。ここで、ローカル発振器は、通常VCO(電圧制御発振器)の信号をPLL(Phase Lock Loop)により基準周波数信号にロックさせて所望周波数信号を得るが、VCOの信号純度が悪いと、発振周波数に位相ノイズが含まれる。ここで、このような位相ノイズを含むローカル発振器を用いると、希望信号の位相がローカル信号の位相ノイズにより変調されることとなり、データ伝送特性(誤り率を上昇)悪化させる場合が生じる。
特開2012−100295号公報
上述のように、ローカル発振器からのローカル信号に位相ノイズが含まれていると、希望信号の位相がローカル信号の位相ノイズにより変調され、データ伝送特性が悪化する。特に、小型で簡素な構造を好む移動通信用無線機の受信部は、簡素なローカル発振器を用いているため、ローカル信号の位相ノイズの影響を受けやすい。
上述の課題を鑑み、本発明は、ローカル信号に含まれるノイズ成分が推定でき、データ伝送特性を向上できる受信装置、ノイズ補正方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る受信装置は、ローカル信号を発振するローカル発振器と、受信信号と前記ローカル信号とを乗算し、アップコンバート信号及びダウンコンバート信号に周波数変換するミキサと、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号のうちの一方を除去するバンドパスフィルタと、前記ローカル発振器からのローカル信号の周波数を変更して、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号と多重化する加算器と、前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記A/Dコンバータでディジタル化した前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号から、前記ローカル発振器からのローカル信号を分離し、前記ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定するローカル信号ノイズ推定部と、前記ローカル信号ノイズ推定部で推定されたローカル信号のノイズ成分に基づいて、受信信号を補正するノイズ補正部と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る受信装置であって、前記ローカル信号ノイズ推定部は、前記分離したローカル信号と理想的なローカル信号とを比較し、前記分離したローカル信号と前記理想的なローカル信号との誤差に基づいて、前記ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る受信装置であって、前記加算器は、前記バンドパスフィルタの後段に配設するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る受信装置であって、前記加算器又は前記ミキサには、前記ローカル発振器からのローカル信号を分周又は逓倍した信号を供給するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るノイズ補正方法は、受信信号とローカル信号とを乗算し、アップコンバート信号及びダウンコンバート信号に周波数変換し、バンドパスフィルタにより、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号のうちの一方を除去するようにした受信装置で、前記ローカル信号に含まれるノイズ成分による影響を補正するノイズ補正方法であって、加算器が、ローカル信号を発振するローカル発振器からのローカル信号の周波数を変更して、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号と多重化する手順と、A/Dコンバータが、前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する手順と、ローカル信号ノイズ推定部が、ディジタル信号に変換された前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号から、前記ローカル発振器からのローカル信号を分離し、前記ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定する手順と、ノイズ補正部が、前記推定されたローカル信号のノイズ成分に基づいて、受信信号を補正する手順と、を含むことを特徴としている。
本発明によれば、ローカル信号に含まれるノイズ成分が推定でき、このローカル信号に含まれるノイズ成分に基づいて、受信信号を補正することで、データ伝送特性を向上することができる。
第1実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。 第1実施形態に係る受信装置の動作の説明図である。 第2実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。 第3実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。 第4実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。 第5実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る受信装置は、アンテナ11と、LNA(Low Noise Amplifier)12と、バンドパスフィルタ13と、ミキサ14と、ローカル発振器15と、加算器16と、バンドパスフィルタ17と、A/D(Analog to Digital)コンバータ18と、ローカル信号ノイズ推定部19と、ノイズ補正部20とを備えている。
LNA12は、アンテナ11からの受信信号を増幅する。バンドパスフィルタ13は、受信信号の中から、希望波となるRF(Radio Frequency)信号の帯域の信号を選択する。ミキサ14は、受信したRF信号とローカル信号とを乗算し、アップコンバート信号とダウンコンバート信号とに周波数変換する。ローカル発振器15は、ローカル信号を発振する。加算器16は、ミキサ14の出力信号に、ローカル信号を重畳する。なお、加算器16に重畳するローカル信号は、IF(Intermediate Frequency)信号に重畳して周波数多重化できるように、必要に応じて、分周又は逓倍され、その周波数が変更されている。バンドパスフィルタ17は、ミキサ14の出力信号から、アップコンバート信号又はダウンコンバート信号の一方を除去し、IF(Intermediate Frequency)信号として抽出する。
A/Dコンバータ18は、ローカル信号が重畳されたIF信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する。ローカル信号ノイズ推定部19は、A/Dコンバータ18の出力信号から、ローカル信号とダウンコンバート信号とを分離し、分離したローカル信号から、ローカル信号中に含まれるノイズ成分を求める。ノイズ補正部20は、ローカル信号ノイズ推定部19により推定されたローカル信号のノイズ成分を基に、受信信号を補正する。
次に、本実施形態の動作について説明する。図1において、アンテナ11の受信信号は、LNA12、バンドパスフィルタ13を介して、ミキサ14に供給される。また、ミキサ14には、ローカル発振器15からローカル信号が供給される。ミキサ14により、受信したRF信号とローカル発振器15からのローカル信号とが乗算され、受信したRF信号は、図2(A)に示すように、アップコンバート信号(RF信号とローカル信号との和周波数の信号)とダウンコンバート信号(RF信号とローカル信号との差周波数の信号)とに周波数変換される。
ミキサ14の出力信号は、加算器16に供給される。また、加算器16には、ローカル発振器15から、ローカル信号が供給される。図2(B)に示すように、加算器16により、ミキサ14の出力信号に、ローカル信号が重畳される。加算器16の出力信号は、バンドパスフィルタ17に供給される。
バンドパスフィルタ17により、アップコンバート信号が除去される。従って、バンドパスフィルタ17からは、図2(C)に示すように、ダウンコンバート信号成分と、ローカル信号成分とがIF信号として出力される。このバンドパスフィルタ17の出力信号がA/Dコンバータ18に供給される。A/Dコンバータ18により、バンドパスフィルタ17の出力信号がアナログ信号からディジタル信号に変換される。
例えば、無線LAN(Local Area Network)では、RF信号として、数GHz(2.4GHz帯、5GHz帯等)の信号が用いられる。また、IF信号として、100MHz〜300MHzの信号が用いられている。ここで、例えば、RF信号の周波数を2GHz、IF信号の周波数を100MHzとすると、ローカル発振器15からのローカル信号の周波数は2.1GHz又は1.9GHzとなる。このように、通常、ローカル信号の周波数は、IF信号の周波数より高くなり、ローカル信号はバンドパスフィルタ17の帯域内に収まらない。また、このような高い周波数のローカル信号では、直接A/D変換して、処理することが難しい。そこで、この例では、加算器16に重畳するローカル信号をIF信号と周波数多重化できるように、必要に応じて、ローカル信号を分周又は逓倍して、その周波数を下げるようにしている。そして、ローカル信号をIF信号に多重化することにより、同様のA/Dコンバータ18で、受信信号とローカル信号とをディジタル化できるようにしている。
ローカル発振器15としては、通常、PLL(Phase Locked Loop)が用いられる。PLLでは、位相比較器により、基準発振器からの基準信号の位相と、分周器を介されたVCO(Voltage Controlled Oscillator)の出力信号との位相とが比較され、この位相比較器の比較出力により、VCOの発振周波数が制御される。このような構成のローカル発振器では、分周器からは、ローカル信号を分周した信号を取り出すことができる。この分周器の出力から、バンドパスフィルタ17の帯域内となる周波数のローカル信号が取り出せれば、このローカル信号を加算器16に供給することができる。
ローカル信号ノイズ推定部19により、図2(D)に示すように、A/Dコンバータ18の出力信号から、ディジタルフィルタにより、ローカル信号が分離される。この分離されたローカル信号から、ローカル信号中に含まれるノイズ成分が求められる。ノイズ補正部20で、この推定されたローカル信号のノイズ成分を基に、受信信号が補正される。
このように、本実施形態では、ローカル発振器15からのローカル信号の周波数をIF信号と多重化できる周波数に落として、加算器16によりローカル信号をIF信号に重畳し、A/Dコンバータ18で、ダウンコンバート信号成分とローカル信号成分とからなるIF信号をディジタル化している。そして、ローカル信号ノイズ推定部19により、ディジタル処理で、ダウンコンバート信号とローカル信号とを分離し、ローカル信号のノイズ成分を推定している。このようにローカル信号をディジタル化すると、ディジタル処理により、ローカル信号中に含まれるノイズ成分が推定できる。このことについて、更に説明する。
ローカル発振器15からのローカル信号は、理想的には正弦波であるが、位相変動及び振幅変動のノイズ成分を含んでいる。従って、ローカル発振器15からのローカル信号L(t)は、時間tの変数で複素表現すると、以下のようになる。
Figure 0006081265
ここで、L(t)はローカル発振器15の信号の振幅成分を示し、ωt+φ(t)はローカル発振器15の信号の位相成分を表している。また、ωは設定されるローカル周波
一方、アンテナ11から、LNA12、バンドパスフィルタ13を介して入力される信号をS(t)とすると、この受信信号S(t)は、中心周波数ωの信号S(t)が情報変調S(t)ejθ(t)によって変調されたものであるから、以下のように書き表すことができる。
Figure 0006081265
受信信号とローカル発振器15からのローカル信号は、ミキサ14により乗算される。そして、加算器16により、ミキサ14の出力にローカル信号が重畳される。そして、バンドパスフィルタ17により、アップコンバート信号が除去される。この場合、バンドパスフィルタ17からは、以下のように、ダウンコンバート信号成分と、ローカル信号成分とからなる信号Q(t)が出力される。
Figure 0006081265
(3)式において、右辺第1項がダウンコンバート信号成分であり、第2項がローカル信号成分である。
このバンドパスフィルタ17からの信号は、A/Dコンバータ18でディジタル信号に変換される。そして、ローカル信号ノイズ推定部19により、A/Dコンバータ18の出力信号から、ダウンコンバート信号成分((3)式の右辺第1項)と、ローカル信号成分((3)式の右辺第2項)とが分離される。ダウンコンバート信号成分とローカル信号成分との分離は、例えばディジタルフィルタで、周波数的に分離できる。
ここで、ローカル信号は、既知の周波数の正弦波の信号である。従って、分離されたローカル信号成分から、既知のローカル信号の周波数の設定値ωを利用して、ローカル信号中に含まれる振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)を求めることができる。
図1におけるローカル信号ノイズ推定部19は、このように、A/Dコンバータ18の出力信号から、ダウンコンバート信号成分とローカル信号成分とを分離し、この分離したローカル信号から、既知のローカル信号の周波数の設定値ωを用いて、ローカル信号の振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)を推定する。
また、ノイズ補正部20は、推定された振幅ノイズL0(t)及び位相ノイズφ(t)を、ダウンコンバート信号成分((3)式の右辺第1項)に代入することにより、受信信号を補正し、情報変調S(t)ejθ(t)を推定する。
なお、上述の説明では、ローカル信号を直接IF信号に重畳しているものとして説明したが、ローカル発振器15のローカル信号は、バンドパスフィルタ17の帯域内でダウンコンバート信号と周波数多重化できるように、必要に応じて、分周又は逓倍されている。ローカル信号を分周又は逓倍した際の信号が、各々以下のようになることに留意すれば、同様に、情報変調S(t)ejθ(t)を推定できる。
Figure 0006081265
なお、以上の解析は、受信信号S(t)及びローカル信号L(t)を時間軸上の信号として扱ったが、受信信号S(t)及びローカル信号L(t)をフーリエ変換し、周波数領域で、信号S(ω)及びローカル信号L(ω)を計算してもよい。このように、周波数領域で信号を扱うことにより、より容易に、ダウンコンバート信号とローカル信号とを分離できる。
また、(3)式の右辺第1項で示されるダウンコンバート信号は、(1)式のローカル信号と、(2)式の受信した信号とをミキサ14で乗算した結果得られたものである。また、この受信信号中は、ローカル信号に含まれるローカル信号の振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)の成分が変調成分として含まれている。このことから、A/Dコンバータ18の出力信号を周波数領域に変換し、ダウンコンバート信号とローカル信号とを分離し、分離したダウンコンバート信号を分離したローカル信号で除算すれば、ローカル信号の振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)の成分がキャンセルされ、受信信号のノイズが補正できる。
次に、ローカル信号ノイズ推定部19における、ローカル信号の振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)の推定処理について説明する。
前述したように、理想的なローカル信号は、既知の周波数ωの正弦波である。よって、A/Dコンバータ18の出力信号から分離したローカル信号の波形と、既知の周波数ωから設定した理想のローカル信号の波形とを比較し、この誤差を求めることで、ローカル信号の振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)を推定することができる。
即ち、A/Dコンバータ18の出力信号から分離したローカル信号の各サンプリング時刻t(n=1,2,…,N) における信号をL(t)とし、振幅ノイズ、位相ノイズの無い理想的なローカル信号の各サンプリング時刻の信号をM(t)とすると、ローカル信号の振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)は、ローカル信号L(t)と理想的なローカル信号M(t)との誤差の総和が最小となるような振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)を求めることで、推定できる。
ローカル信号L(t)と理想的なローカル信号M(t)との誤差は、以下のように求められる。
Figure 0006081265
ローカル信号L(t)と理想的なローカル信号M(t)との誤差の総和は、以下のように求められる。
Figure 0006081265
ここで、Nは、誤差の総和の変化が略無視できる(略安定していると見なせる)時間幅を与える数値である。
ローカル信号L(t)と理想的なローカル信号M(t)との誤差の総和が最小となる振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)は、例えば、LMS(Least Mean Square)アルゴリズムにより推定できる。
即ち、推定すべきローカル信号を
Figure 0006081265
としたとき、振幅ノイズ、位相ノイズの無い理想的なローカル信号を
Figure 0006081265
とし、振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)を付加するための係数をWとすると、A/Dコンバータ18の出力信号から分離したローカル信号に含まれる振幅ノイズ及び位相ノイズと、LMSアルゴリズムでは、
Figure 0006081265
とし、次のステップでは、係数Wn+1をに更新して、誤差ε(t)を算出する。ここで、Wは初期値、Δtはステップサイズ、μは収束の速さを決めるパラメータである。そして、上述のステップを繰り返し行い、誤差ε(t)の二乗の総和が最小となるときの係数Wから、振幅ノイズL(t)及び位相ノイズφ(t)を推定する。
以上説明したように、本実施形態では、ローカル信号を発振するローカル発振器15と、受信信号とローカル信号とを乗算し、アップコンバート信号及びダウンコンバート信号に周波数変換するミキサ14と、アップコンバート信号又はダウンコンバート信号のうちの一方を除去するバンドパスフィルタ17と、ローカル発振器からのローカル信号の周波数を変更して、アップコンバート信号又はダウンコンバート信号と多重化する加算器16と、ローカル発振器からのローカル信号とアップコンバート信号又はダウンコンバート信号との多重化信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータ18と、A/Dコンバータでディジタル化したローカル発振器からのローカル信号とアップコンバート信号又はダウンコンバート信号との多重化信号から、ローカル発振器からのローカル信号を分離し、ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定するローカル信号ノイズ推定部19と、ローカル信号ノイズ推定部で推定されたローカル信号のノイズ成分に基づいて、受信信号を補正するノイズ補正部20と、を備える。
このような構成により、本実施形態では、加算器16によりIF信号にローカル信号を重畳し、A/Dコンバータ18により、ダウンコンバート信号成分とローカル信号成分とからなるIF信号をディジタル化することで、ディジタル処理により、ローカル信号の振幅ノイズ及び位相ノイズを推定することができる。そして、この推定されたローカル信号の振幅ノイズ及び位相ノイズにより、受信信号を補正することができる。
なお、以上のようなローカル信号のノイズを推定し、補正する処理は、パイロット信号等の信号を受信したときに行うようにしてもよい。また、以上のようなローカル信号のノイズを推定し、補正する処理は、連続的に行う必要はなく、所定の時間間隔毎に行うようにしてもよい。
[第2実施形態]
図3は、本実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る受信装置は、アンテナ111と、LNA112と、バンドパスフィルタ113と、ミキサ114と、ローカル発振器115と、加算器116と、バンドパスフィルタ117と、A/Dコンバータ118と、ローカル信号ノイズ推定部119と、ノイズ補正部120と、分周器131とを備えている。アンテナ111、LNA112、バンドパスフィルタ113、ミキサ114、ローカル発振器115、加算器116、バンドパスフィルタ117、A/Dコンバータ118、ローカル信号ノイズ推定部119、ノイズ補正部120は、前述の第1実施形態における、アンテナ11、LNA12、バンドパスフィルタ13、ミキサ14、ローカル発振器15、加算器16、バンドパスフィルタ17、A/Dコンバータ18、ローカル信号ノイズ推定部19、ノイズ補正部20と対応している。
この実施形態では、ローカル発振器115からのローカル信号は、ミキサ114に供給されると共に、分周器131を介して、加算器116に供給される。このように、加算器116に供給されるローカル信号は、分周器131を介されることにより分周され、その周波数が下げられる。これにより、加算器116に重畳するローカル信号をバンドパスフィルタ117の帯域内とすることができ、ダウンコンバート信号とローカル信号とをIF信号に周波数多重化できる。
[第3実施形態]
図4は、本実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。この実施形態では、図4に示すように、アンテナ211と、LNA212と、バンドパスフィルタ213と、ミキサ214と、ローカル発振器215と、加算器216と、バンドパスフィルタ217と、A/Dコンバータ218と、ローカル信号ノイズ推定部219と、ノイズ補正部220と、分周器231とを備えている。
前述の第2実施形態では、加算器116をミキサ114とバンドパスフィルタ117との間に配置しているのに対して、この実施形態では、加算器216をバンドパスフィルタ217の後段に設けるようにしている。この場合には、加算器216に重畳するローカル信号は、バンドパスフィルタ217の帯域内とする必要がない。この結果、本実施形態では、ダウンコンバート信号とローカル信号とを多重化してA/Dコンバータ218でディジタル化できる周波数とすることができる。
[第4実施形態]
図5は、本実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係る受信装置は、アンテナ311と、LNA312と、バンドパスフィルタ313と、ミキサ314と、ローカル発振器315と、加算器316と、バンドパスフィルタ317と、A/Dコンバータ318と、ローカル信号ノイズ推定部319と、ノイズ補正部320と、逓倍器332とを備えている。アンテナ311、LNA312、バンドパスフィルタ313、ミキサ314、ローカル発振器315、加算器316、バンドパスフィルタ317、A/Dコンバータ318、ローカル信号ノイズ推定部319、ノイズ補正部320は、前述の第1実施形態における、アンテナ11、LNA12、バンドパスフィルタ13、ミキサ14、ローカル発振器15、加算器16、バンドパスフィルタ17、A/Dコンバータ18、ローカル信号ノイズ推定部19、ノイズ補正部20と対応している。
この実施形態では、図5において、ローカル発振器315からのローカル信号は、逓倍器332を介して、ミキサ314に供給されると共に、加算器316に供給される。この場合、ローカル発振器315からのローカル信号は、バンドパスフィルタ317の帯域内にある。そして、ミキサ314に供給されるローカル信号は、逓倍器332を介されることにより逓倍され、その周波数が上げられる。
[第5実施形態]
図6は、本実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。この実施形態では、図6に示すように、アンテナ411と、LNA412と、バンドパスフィルタ413と、ミキサ414と、ローカル発振器415と、加算器416と、バンドパスフィルタ417と、A/Dコンバータ418と、ローカル信号ノイズ推定部419と、ノイズ補正部420と、逓倍器432とを備えている。
前述の第4実施形態では、加算器316をミキサ314とバンドパスフィルタ317との間に配置しているのに対して、本実施形態では、加算器416をバンドパスフィルタ417の後段に設けるようにしている。この場合には、加算器416に重畳するローカル信号は、バンドパスフィルタ417の帯域内とする必要はなく、ダウンコンバート信号とローカル信号とを多重化してA/Dコンバータ418でディジタル化できる周波数とすればよい。
なお、前述の実施形態では、ローカル信号をIF信号に重畳し、ダウンコンバート信号成分とローカル信号成分とからなるIF信号をディジタル化し、ディジタル処理で、ダウンコンバート信号とローカル信号とを分離し、ローカル信号の振幅ノイズ及び位相ノイズを推定している。このように、同一のA/Dコンバータで、受信信号とローカル信号とをディジタル化しているため、A/Dコンバータのクロックの位相誤差に伴うノイズをキャンセルできる。
A/Dコンバータによる位相ノイズの影響を無視できるなら、IF信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータとは別個に、ローカル発振器からのローカル信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータを設け、このA/Dコンバータでディジタル化されたローカル信号から、振幅ノイズ及び位相ノイズを推定し、この推定されたローカル信号のノイズ成分を基に、受信新語のノイズ成分を補正してもよい。
なお、受信装置の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、更に前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
14,114,214,314,414:ミキサ
15,115,215,315,415:ローカル発振器
16,116,216,316,416:加算器
17,117,217,317,417:バンドパスフィルタ
18,118,218,318,418: A/Dコンバータ
19,119,219,319,419:ローカル信号ノイズ推定部
20,120,220.312,420:ノイズ補正部
131,231:分周器
332,432:逓倍器

Claims (5)

  1. ローカル信号を発振するローカル発振器と、
    受信信号と前記ローカル信号とを乗算し、アップコンバート信号及びダウンコンバート信号に周波数変換するミキサと、
    前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号のうちの一方を除去するバンドパスフィルタと、
    前記ローカル発振器からのローカル信号の周波数を変更して、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号と多重化する加算器と、
    前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
    前記A/Dコンバータでディジタル化した前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号から、前記ローカル発振器からのローカル信号を分離し、前記ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定するローカル信号ノイズ推定部と、
    前記ローカル信号ノイズ推定部で推定されたローカル信号のノイズ成分に基づいて、受信信号を補正するノイズ補正部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記ローカル信号ノイズ推定部は、前記分離したローカル信号と理想的なローカル信号とを比較し、前記分離したローカル信号と前記理想的なローカル信号との誤差に基づいて、前記ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記加算器は、前記バンドパスフィルタの後段に配設する
    ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記加算器又は前記ミキサには、前記ローカル発振器からのローカル信号を分周又は逓倍した信号を供給することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の受信装置。
  5. 受信信号とローカル信号とを乗算し、アップコンバート信号及びダウンコンバート信号に周波数変換し、バンドパスフィルタにより、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号のうちの一方を除去するようにした受信装置で、前記ローカル信号に含まれるノイズ成分による影響を補正するノイズ補正方法であって、
    加算器が、ローカル信号を発振するローカル発振器からのローカル信号の周波数を変更して、前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号と多重化する手順と、
    A/Dコンバータが、前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する手順と、
    ローカル信号ノイズ推定部が、ディジタル信号に変換された前記ローカル発振器からのローカル信号と前記アップコンバート信号又は前記ダウンコンバート信号との多重化信号から、前記ローカル発振器からのローカル信号を分離し、前記ローカル発振器からのローカル信号に含まれるノイズ成分を推定する手順と、
    ノイズ補正部が、前記推定されたローカル信号のノイズ成分に基づいて、受信信号を補正する手順と、
    を含むことを特徴とするノイズ補正方法。
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