JP5865393B2 - 同相及び直交(iq)インバランス推定についての制御可能な周波数オフセット - Google Patents

同相及び直交(iq)インバランス推定についての制御可能な周波数オフセット Download PDF

Info

Publication number
JP5865393B2
JP5865393B2 JP2013546782A JP2013546782A JP5865393B2 JP 5865393 B2 JP5865393 B2 JP 5865393B2 JP 2013546782 A JP2013546782 A JP 2013546782A JP 2013546782 A JP2013546782 A JP 2013546782A JP 5865393 B2 JP5865393 B2 JP 5865393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency offset
signal
imbalance
mixer
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013546782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014502816A (ja
Inventor
パーク,チェスター
スヴェンソン、ジム
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル), テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2014502816A publication Critical patent/JP2014502816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5865393B2 publication Critical patent/JP5865393B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2657Carrier synchronisation
    • H04L27/2659Coarse or integer frequency offset determination and synchronisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/28Systems using multi-frequency codes with simultaneous transmission of different frequencies each representing one code element
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0024Carrier regulation at the receiver end
    • H04L2027/0026Correction of carrier offset
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、一般に、無線通信に関し、特に、同相(I:in-phase)及び直交(Q:quadrature)インバランスパラメータ推定のための装置及び方法に関する。
直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency-division multiplexing)システムに関して言えば、IQインバランスは、端末無線機内部の主な障害源のうちの1つと考えられる。ダイレクトコンバージョン受信機(DCR:direct conversion receiver)が適用可能ではない場合、より多くの注意がIQインバランスに払われるべきである。これは、例えば、キャリアアグリゲーション(CA)(特に、バンド内非隣接CA)において生じ得る。
CAは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)について検討されている。特にLTE(Long Term Evolution)−Advancedプロジェクトは、1つのバンド内に複数のキャリアが別個に配置されるバンド内非隣接CAを検討する。一般に、この目的のために用いられるユーザ機器(UE:user equipment)について2つの優れた無線アーキテクチャが存在する:DCR及びダブルコンバージョン受信機である。これらの2つの無線アーキテクチャは、それぞれの長所及び短所を有する。ダブルコンバージョン受信機は、複数のキャリアがRFミキシングステージ及びIFミキシングステージ(の一部)を共有するため、コスト効率の高い及びハードウェア効率の高い実装を可能にする。しかしながら、ダブルコンバージョン受信機の1つの欠点は、IQインバランスの影響をより受けやすいことである。要するに、ダブルコンバージョン受信機は、よりコスト効率の高い及びハードウェア効率の高い実装を代償にして、よりバランスの取れた無線設計を必要とする。
IQインバランスは、局部発振器(LO:local oscillators)、ミキサ、フィルタ、ADC等を備え、バランスを失した(imbalanced)RF/アナログ回路に由来する。RF/アナログ回路は、一部の回路パラメータを制御することによって調整され、又はIQインバランスは、デジタルベースバンド内のデジタル信号処理によって補償され得る。
本明細書において開示され及び特許請求の範囲に記載される1つ以上の実施形態によれば、少なくとも1つの制御可能な周波数オフセットを用いてデュアルキャリア受信機において既知信号に基づいて同相(I)及び直交(Q)インバランス(IQインバランス)パラメータを判定するための方法であって、当該方法は、第1の無線周波数(RF)キャリア周波数及び当該第1のRFキャリア周波数とは異なる第2のRFキャリア周波数上に変調された既知信号を受信することと、共通のRF局部発振器(LO)を用いた、それぞれのRFキャリア周波数から中間周波数(IF)への変換と、キャリア固有のIF LOを用いた、IFからベースバンドへのさらなる変換と、によって、既知信号を第1及び第2のキャリアについてのベースバンド信号にダウンコンバートすることと、制御可能な周波数オフセットは、LOを通じてRFからIF及びIFからベースバンドのうちの少なくとも1つの変換の一部として用いられることと、第1及び第2のキャリアについてのベースバンド信号から任意の制御可能な周波数オフセットを除去して、第1及び第2のキャリアの受信信号の表現を生成することと、最小二乗推定値を用いて第1及び第2のキャリアの受信信号の各表現についてIQインバランスパラメータを導くことと、を含む、方法が説明される。
本明細書において開示され及び特許請求の範囲に記載される1つ以上の実施形態によれば、受信される既知信号から同相(I)及び直交(Q)インバランス(IQインバランス)パラメータを計算するためのユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、第1及び第2の無線周波数(RF)上に変調された既知信号を受信し、及び導入される周波数オフセットを用いて上記受信される既知信号の表現を生成するように動作可能なデュアルキャリア受信機と、
上記受信される既知信号の上記表現を受信し、及び最小二乗推定値に応じてIQインバランスパラメータを生成するように動作可能なIQインバランスパラメータ推定器回路と、
を備える、ユーザ機器が説明される。
ユーザ機器(UE)と無線キャリアとの間のインタラクションを図示する。 デュアルキャリア受信のための従来のダブルコンバージョン受信機を図示する。 UEの少なくとも一部の例示的な実施形態を図示する。 例示的な受信機の詳細である。 デュアルキャリア受信機及び制御可能な周波数オフセットを用いてIQインバランスパラメータを判定する例示的な方法を図示する。 ベースバンド信号へダウンコンバートする方法の例示的な実施形態を図示する。 異なるセルIDを有するIQインバランス推定ファクタを図示する。 同じセルID及び制御可能な周波数オフセットを有するIQインバランス推定誤差ファクタを図示する。
図1は、ユーザ機器(UE)と無線キャリアとの間のインタラクションを図示する。この図において、キャリア1 101及びキャリア2 103の各々は、UE105に無線信号を送信する。残念ながら、送信されるキャリア信号がUE105によって受信される信号と同じであることは、あるとしても稀である。また、UE105自体が、IQインバランスを通じて信号差を導入し得る。当該IQインバランスは、上記に詳述したように、局部発振器(LO)、ミキサ、フィルタ、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)等を備える(ただし、これらに限定されない)、バランスを失した無線周波数(RF)/アナログ回路に由来し得る。RF/アナログ回路は、回路パラメータを制御することによって調整され、又はIQインバランスは、デジタルベースバンド内のデジタル信号処理によって補償され得る。IQインバランスのデジタル補償は、アナログキャリブレーションに比して多くの利点を有する。例えば、原則として、デジタル補償は、無線とデジタルベースバンドとの間に特別なインタフェースを必要としないため、任意の無線機で作動することができる。IQインバランス補償の主な利点は、IQインバランスに課される設計要件を緩和すること(又は、同じ無線機を仮定すると、受信機の性能を改善すること)である。
IQインバランスのデジタル補償は、2つのステップを有する:インバランス推定及びインバランス補償である。インバランス推定を通じて、例えば他の予期される信号のパイロット、テストなどの既知信号に基づくIQインバランスに関連するパラメータが推定される。これらの推定値は、受信キャリア信号におけるIQインバランスの影響を最小限にするために、補償ロジック又は補償回路によって用いられる。無線ダウンリンク(DL)について、テスト信号は、ユーザ機器(UE)内部で生成され、受信機に投入される。パイロット信号は、eNodeBによって生成され、UEによって無線で受信される。パイロットベースのIQインバランス推定は、(無線及びデジタルベースバンド双方の)付加的なハードウェア及び関連付けられるインタフェースを回避することが可能であるという点において有益である。
LTE DLについて、パイロット信号は、リファレンスシンボル(RS)又は同期チャネル(SCH:synchronization channel)であってもよい。RSは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)の復調を支援し、それ故に、RSは、時間、周波数及び空間にわたり拡散される。しかしながら、RSは、(「櫛形パイロット」としても知られる)直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内でPDSCHに埋め込まれる(co-mingled)ため、RSをIQインバランス推定について利用することは困難である。他方、SCHはPDSCHとは別個であり(これは「ブロックタイプパイロット」と呼ばれる)、及び(セルサーチはSCHに基づくため)SCHの受信は常にPDSCHに先行するので、SCHは、一般に、IQインバランス推定の観点からより好都合である。
デュアルキャリア受信のための従来のダブルコンバージョン受信機は、図2に示される。この図においてK、J 、及びJ によって表されるIQインバランスパラメータは、一般に複素数であり、ゲイン及び同相と直交位相との位相インバランスによって判定される。これらの変数及び本説明全体にわたる変数に関して、上付き文字は、キャリアを表す(+はキャリア1、−はキャリア2について用いられる)。無線機のバランスが完全に取れている場合、K=J =J =1、且つ、K=J =J =J =J =J =J =0である。
第1のキャリアについてのIFミキシングに関連するJ個のIQインバランスパラメータは、以下のように定義される。
Figure 0005865393
第2のキャリアについてのJ個のIQインバランスパラメータは、以下の通りである。
Figure 0005865393
IFミキシングのゲインインバランスは、h、h及びhによって表され、IFミキシングの位相インバランスは、θ、θ及びθによって表される。
RFミキシングに関連するK個のIQインバランスパラメータは、以下のように定義される。
Figure 0005865393
K個の値において、g及びφは、それぞれRFミキシングのゲイン及び位相インバランスを表す。
デジタル補償は、デジタルベースバンドのOFDM処理の後に実行されるため、OFDM後のベースバンド信号を観測することは、IQインバランス推定のための手段を提供する。これについての(雑音を含まない)例示的な信号モデルは、
Figure 0005865393
であり、ここで、Y (又はY )は、第1の(又は第2の)キャリアのn番目のサブキャリアの受信信号を表し、X (又はX )は、第1の(又は第2の)キャリアのn番目のサブキャリアの送信信号を表し、H (又はH )は、第1の(又は第2の)キャリアのn番目のサブキャリアのチャネル係数を表し、P (又はP )は、IQインバランスパラメータを表す。P (又はP )はK、J 、及びJ に関連することに留意されたい。
しかしながら、等式(1)において提示される推定問題は、等式の数(4個)が未知数の数(16個)よりも小さいため、劣決定である。この例示的なシステムモデルを時間及び/又は周波数において拡張することは、理想的なチャネル係数及びIQインバランスパラメータを仮定することによって達成され得る。当該仮定の下、4つの隣接サブキャリア全ては、同じチャネル及びIQインバランスを経験し、及び等式(1)の周波数領域拡張は、以下のように表されることができる。
Figure 0005865393
ここで、Xは、受信機に送信される信号であり、以下のように定義される。
Figure 0005865393
結果として、
Figure 0005865393
の最小二乗推定値は、以下のように与えられる。
Figure 0005865393
留意する価値があることは、Xが正則(non-singular)である場合、即ち、逆行列が存在する場合のみ、この推定が適用可能であることである。さらに、等式(1)に雑音が含まれる状態で、推定誤差は、
Figure 0005865393
の対角要素に比例する。しかしながら、以下の議論において前提とされる点として、理解を簡単にするために、雑音無しのより単純な変形が、等式(1)のIQインバランス行列の第1の行の推定値を詳細化することになる。残りの行について、最小二乗推定値は同様に取得される。一旦IQインバランスパラメータが推定されると、インバランス補償が後に続く。
IQインバランスのデジタル補償の性能は、インバランス推定に大きく依存し、及び、残念ながら、良好な推定品質は、幾つかの理由により常に保証されるわけではない。主な理由は、既知信号がインバランス推定のために必ずしも最適化されていないことがあるためである。
例えば、LTE DLの場合において、各キャリアのSCHは、セルIDから導かれ、セルIDの選択は、運用者のセルプランニング次第である。それ故に、同じセルの2つのキャリアが同じセルIDを用い、従って、同じSCHを用いることがあり得る。この場合において、Xの最初の列は第3の列と同じである一方、第2の列は第4の列と同じである。これは、Xがランク2であり、従って、特異であることを意味する。換言すれば、推定問題は、なお劣決定である。
さらに、時間領域拡張も役に立たない。インバランス推定についての観測がPSS及びSSSの両方に為される場合でも、PSS及びSSSの双方は同じセルIDから導かれ、従って、Xはランク2であるため、なお劣決定である。
ユーザ機器
図3は、UE105の少なくとも一部の例示的な実施形態を図示する。このUEは、後に詳述されるように、そのRF LO及び/又はIF LOに周波数オフセットを導入するデュアルキャリア受信のための従来のダブルコンバージョン受信機の使用を通じてIQインバランスパラメータを判定する。この受信器301の出力は、IQインバランスパラメータを生成するIQインバランスパラメータ推定器回路305によって、実装に依存して直接又は何らかの後処理の後に評価される。
UE105は、RF信号r(t)を受信し、当該r(t)は、以下のように表される。
Figure 0005865393
ここで、r(t)及びr(t)は、それぞれキャリア1及びキャリア2上に変調されるベースバンド信号である。キャリア1及びキャリア2は、それぞれ中心周波数(fRF+fIF)及び(fRF−fIF)を有することに留意されたい。つまり、中間周波数は第1のキャリア周波数と第2のキャリア周波数との間の差の半分となるように選択される。
RF信号は、アンテナ(図示せず)によって受信され、及び制御可能な周波数オフセット受信器301に渡される。この受信器301の詳細は、図4に関して詳細に議論されるであろう。上記に示唆されたように、この受信器301は、そのRF LO及び/又はIF LOに制御可能な周波数オフセットを導入して、前述した推定問題を回避する。具体的には、キャリアのサブキャリア間隔の倍数、例えば整数倍、だけ受信器のLOの周波数のシフトが為される。いくつかの実施形態において、所望のキャリアがIQインバランス補償の後に(たとえあるとしても)あまり多くのオフセットを経験しないように、この導入される制御可能な周波数は、(例えば、デジタルフロントエンドにおけるデジタルミキサを用いて)ADC演算が実行された後に補償される。
同じセルID(又は、等価的に、同じSCH)が全てのCCについて用いられる場合であっても、RF LO及び/又はIF LOの周波数シフトに依存して、パイロット行列(X)をフルランク(正則)とし、IQインバランスパラメータを推定することが可能である。
いくつかの実施形態において、制御可能な周波数オフセット受信器301は、メモリ311から、RF LO及びIF LOそれぞれについての制御可能な周波数オフセットδを受け取る。言うまでもなく、このオフセットは、受信器301に記憶されてもよい。受信器301のいくつかの実施形態によれば、この制御可能な周波数オフセットは、導入されるオフセットを相殺するためにデジタルミキサにおいても用いられる。
受信器301の出力は、当該受信器がデジタルミキサを備えるか否かに依存する。デジタルミキサが存在する場合、出力は、周波数オフセット無しのサブキャリアの受信信号である。これは、以下でYと呼ばれる。デジタルミキサが存在しない場合、受信器301の出力は、キャリアのベースバンド信号であり、あるいは以下のyである。デジタルミキサを用いて周波数オフセットを補償する代わりに、OFDMプロセッサ303が、周波数領域において、即ちFFT後に、補償を調整する。
いずれの場合においても、Yは、IQインバランスパラメータ(P)を生成するIQインバランスパラメータ推定器回路305に供給される。この生成の詳細は、後述される。
補償回路307は、PとYに含まれる(又は、メモリ311によって提供される)既知の送信信号Xの逆行列とを取り込み、及びIQインバランス無しの受信信号を生成する。上記コンポーネントの全てではないにしろ多くが、プロセッサ309によって制御される。また、いくつかの実施形態においては「回路」とラベリングされるが、上記は、プロセッサにおいて実行されるソフトウェアルーティン又は何らかの他の種類のロジックである。
図4は、制御可能な周波数オフセットを用いてIQインバランスパラメータの判定を支援するデュアルキャリア受信のためのダブルコンバージョン受信機の例示的な実施形態を図示する。この既知のRF信号は、制御可能な周波数オフセット(δRF)を含む既知信号の周波数変換バージョンRF LOと共にRFミキサ401に供給される。RF LOは、以下のように表される。
Figure 0005865393
いくつかの実施形態において、δRFは、4又は5などの整数である。
このLO401の出力は、キャリア固有のIF LOを用いるミキサに渡される。図において、「上段(top)」は、キャリア1に関連付けられ、2つのIFミキサ403及び407と、複素共役生成器405と、加算器409と、を備える。ミキサ403は、既知信号の周波数変換バージョンをIF LO
Figure 0005865393
とミキシングする。ここで、
Figure 0005865393
である。いくつかの実施形態において、δIFは、2又は3などの整数である。ミキサ401の出力は、複素共役生成器405にも入力され、当該複素共役生成器405の出力は、ミキサ407に他のIF LO
Figure 0005865393
と共に供給される。ここで、
Figure 0005865393
である。IFミキサ403及び407の出力は、第1のキャリアについてのベースバンド信号(y)を生成するローパスフィルタ(LPF)411に供給される。アナログ/デジタルコンバータ(ADC)413は、ベースバンド信号を受け取り、当該ベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換する。
いくつかの実施形態において、受信機は、デジタルベースバンド信号からの導入されるオフセットの影響を除去し又は最小限にするためのデジタルフロントエンドも有するであろう。デジタルフロントは、当該デジタル信号を取り入れ及び当該デジタル信号にLOを適用するためのミキサ415を含む。いくつかの実施形態において、ミキサ415に適用されるLOは、以下のように表される。
Figure 0005865393
ここで、μRF及びμIFは、デジタルミキサの周波数オフセットを表し、これらの周波数オフセット値は、サブキャリア間隔の整数倍として与えられる。例えば、いくつかの実施形態において、μRF=δRFT、及び、μIF=δIFTである。ここで、Tは、巡回プレフィックスを除いたOFDMシンボルの持続時間、即ちサブキャリア間隔の逆値である。LTEにおいて、Tは15kHzである。このミキサ415の出力は、キャリア1のn番目のサブキャリアの受信信号であり、あるいは
Figure 0005865393
である。
他の実施形態において、ミキサの代わりに、OFDM処理部が、周波数領域において、即ちFFT後に、サブキャリアインデックスを同じ量だけ調整する。OFDM処理部は、受信器301の内部にあっても又は外部にあってもよい。
第2のキャリア、即ちキャリア2も、RFミキサ401の出力を受け取る。図において、これは「下段(bottom)」パスであり、当該パスは、2つのIFミキサ417及び432と、複素共役生成器419と、加算器423と、を備える。ミキサ417は、既知信号の周波数変換バージョンをIF LO
Figure 0005865393
とミキシングする。ここで、
Figure 0005865393
である。この信号において、IFミキシングのゲインインバランスは、h、h及びhによって表され、IFミキシングの位相インバランスは、θ、θ及びθによって表される。ミキサ401の出力は、複素共役生成器419にも入力され、当該複素共役生成器419の出力は、別のIF LO
Figure 0005865393
と共にミキサ421に供給される。ここで、
Figure 0005865393
である。IFミキサ417及び421の出力は、加算器423に供給され、当該加算器423は、第2のキャリアについてのベースバンド信号(y)を生成するローパスフィルタ(LPF)411に値を渡す。アナログ/デジタルコンバータ(ADC)425は、ベースバンド信号を受け取り、当該ベースバンド信号をデジタル信号に変換する。
いくつかの実施形態において、受信器は、第2のキャリアについてのデジタルベースバンド信号からの導入されるオフセットの影響を除去し又は最小限にするためのデジタルフロントエンドを有するであろう。デジタルフロントは、当該デジタル信号を取り込み、当該デジタル信号にLOを適用するためのミキサ429を備える。いくつかの実施形態において、ミキサ429に適用されるLOは、以下のように表される。
Figure 0005865393
このミキサ429の出力は、キャリア2のn番目のサブキャリアの受信信号であり、あるいは
Figure 0005865393
である。
他の実施形態において、ミキサの代わりに、OFDM処理部が、周波数領域において、即ちFFT後に、サブキャリアインデックスを同じ量だけ調整する。OFDM処理部は、受信器301の内部にあっても又は外部にあってもよい。
デジタルミキサ又はOFDM処理部が周波数オフセットを完全に補償すると仮定すると、図3における受信器に対応する信号モデルは、以下のように与えられる。
Figure 0005865393
4つの隣接するサブキャリアが同じチャネル及びIQインバランスを経験すると仮定すると、(7)の周波数領域拡張は、以下のように表されることができる。
Figure 0005865393
ここで、X’は、以下のように定義されるパイロット行列である。
Figure 0005865393
結果として、
Figure 0005865393
の最小二乗推定値は、以下のように与えられる。
Figure 0005865393
従って、IQインバランスパラメータ推定器回路305は、既知信号の逆行列と制御可能な周波数オフセット受信器301の出力とを用いて、IQインバランスパラメータを発見することができる。
2つのキャリアが同じSCHを用いる場合、即ちXn=Xnの場合でも、X’は、(μRF及びμIFの双方が非ゼロである場合)正則であり得ることに留意する。図4は、PSSが双方のキャリアについてのパイロット信号として用いられる場合のLTE DLについての推定誤差を示す。例示されるように、制御可能な周波数オフセットは、異なるセルIDを有する2つのキャリアについての推定誤差ファクタを比較可能にする。
例示的な方法
図5は、デュアルキャリア受信器及び制御可能な周波数オフセットを用いて、IQインバランスパラメータを判定する例示的な方法を図示する。501において、第1の無線周波数(RF)キャリア周波数及び当該第1のRFキャリア周波数と異なる第2のRFキャリア周波数上に変調されたパイロット信号又はテスト信号などの既知信号が受信される。上述された内容の観点でいうと、r(t)が受信される。
503において、共通のRF局部発振器(LO)を用いた、第1のキャリア及び第2のキャリアそれぞれのRFキャリア周波数から中間周波数(IF)への変換と、キャリア固有のIF LOを用いた、IFからベースバンドへのさらなる変換と、によって、既知信号は、第1のキャリア及び第2のキャリアについてのベースバンド信号にダウンコンバートされ、制御可能な周波数オフセットは、LOを通じたRFからIF及びIFからベースバンドのうちの少なくとも1つの変換の一部として用いられる。前述の議論に関連して、ベースバンド信号yは、このステップにおいて生成される。
505において、導入される如何なる制御可能な周波数オフセットも、第1のキャリア及び第2のキャリアについてのベースバンド信号から除去されて、第1のキャリア及び第2のキャリアの受信信号の表現が生成される。この時点において、信号は、上述されたYとなるであろう。
507において、IQインバランスパラメータは、最小二乗推定値を用いて第1のキャリア及び第2のキャリアの受信信号Yの各表現について導かれる。これは上記等式(6)の適用である。
図6は、ベースバンド信号へダウンコンバートする方法の例示的な実施形態を図示する。601において、受信信号は、RF LOと(ミキサ401などの)RFミキサにおいてミキシングされ、これは図4に例示され及び上記で定義された周波数変換後の受信信号である。
603の処理において、このミキサの出力は、双方のキャリアについてのIFミキシングステージにおいて受け取られる。各キャリアについて、RFミキサの結果は、当該キャリアの2つのIQインバランスパラメータを含むIF LOと第1のIFミキサ(即ち、403)においてミキシングされる。RFミキサの結果は、複素共役ユニット(即ち、405)も通過し、当該結果の複素共役が生成される。この複素共役は、当該キャリアのその他2つの1Qインバランスパラメータのミラーを含むIF LOと第2のミキサ(即ち、407)においてミキシングされる。双方のIFミキサの結果は、加算器(即ち、409)によって加算される。
605において、各キャリアについて、上記加算の結果にローパスフィルタが適用されて、当該キャリアのベースバンド信号が取得される。
例示的な変形
前述したように、いくつかの実施形態において、デジタルフロントエンドのデジタルミキサは、導入された周波数オフセットを除去するために用いられる。他の実施形態において、デジタルミキサを用いて周波数オフセットについて補償する代わりに、デジタルベースバンドのOFDM処理が、周波数領域において、即ちFFT後に、サブキャリアインデックスを同じ量だけ調整する。
周波数オフセットを導入することの1つの潜在的な論点は、IFミキシングステージのDCオフセットの影響である。DCオフセットはヌルサブキャリアではなく所望の信号のデータサブキャリアに位置するため、IF LOの周波数オフセットは、受信器の性能に影響を及ぼし得る。しかしながら、DCオフセットの問題は、(DCRの場合におけるRFミキシングステージとは対照的に)IFミキシングステージに由来するため、ダイレクトコンバージョン受信機(DCR)についてのそれと同じくらいまで深刻ではないであろう。さらに、以下のうちの1つを行うことによってDCオフセットの影響を軽減することが可能である。第1に、RF LOをIF LOと同じ量だけ(同じ/反対方向へ)シフトすること。例えば、μRF=μIFである場合、キャリアのうちの一方は如何なるDCオフセットも経験しない(一方で、他方のキャリアは依然としてDCオフセットを経験する)。同様に、μRF=−μIFである場合、他方のキャリアは、如何なるDCオフセットも経験しない。第2に、SCHの受信期間中に、前述したように、RF LO及び/又はIF LOに周波数オフセットを導入すること。一旦SCHを用いてIQインバランスパラメータが推定されると、LOの周波数オフセットを除去すれば(μRF=μIF=0)、PDSCHの受信期間中に、受信機が図2における従来の受信機のように機能する。一般に、IQインバランスは、LOの周波数オフセットが変更されても(比較的小さなシフト、例えばサブキャリア間隔、であるため)ほぼ一定を保つ。
ターボ符号及びLDPC符号といった誤り訂正符号が適用される場合、全てのデータサブキャリアの信頼度は、計算され及びデコーダに提供される。(導入される周波数オフセットに起因する)DCオフセットによって乱されるデータサブキャリア(又はデータサブキャリアのセット)の信頼度を考慮することによって、受信機の性能へのDCオフセットの影響を軽減することが可能である。例えば、各データサブキャリアの対数尤度比(LLR:log-likelihood ratio)が信頼度の指標として用いられることができる。DCオフセットを未知の(確率)変数としてモデリングすることによって、DCオフセット周辺のデータサブキャリアのLLRは、DCオフセットが存在しない場合よりもゼロに近くなる。それ故に、DCオフセットによって乱されたデータサブキャリアの、デコーディング処理への寄与はより少なくなり、当該データサブキャリアは、残りのデータサブキャリアによって回復されることができる。
様々な周波数オフセットの導入は、様々な推定誤差ファクタにつながり得る。結果として、周波数オフセットを制御して、ユーザ帯域幅のある部分の推定精度を改善することが可能である。これは、ユーザ帯域幅のある部分が周波数依存のIQインバランスを経験し、従って、帯域幅全体にわたってIQインバランスパラメータを平均することによってIQインバランスパラメータを推定することが不可能である場合に特に有用である。
図7は、異なるセルIDを有するIQインバランス推定ファクタを図示する。これは、PSSがパイロット信号として用いられる場合の、LTE DLについての推定誤差ファクタを示す。
図8は、同じセルID及び制御可能な周波数オフセットを有するIQインバランス推定ファクタを図示する。これは、PSSがキャリアの双方についてのパイロット信号として用いられる場合の、LTE DLについての推定誤差を示す。制御可能な周波数オフセットは推定誤差ファクタを異なるセルIDを有する2つのキャリアについての推定誤差ファクタと比較可能にすることが示される。
本発明は、言うまでもなく、本発明の本質的な特性から逸脱することなく、本明細書に具体的に述べられた手法以外の手法において実行され得る。本実施形態は、あらゆる点において例示的であって限定的ではないとみなされるべきであり、添付の特許請求の範囲の意味及び均等の範囲内におさまるあらゆる変更は、当該特許請求の範囲に包含されることが意図される。

Claims (16)

  1. 少なくとも1つの制御可能な周波数オフセットを用いてデュアルキャリア受信機において既知信号に基づいて同相(I)及び直交(Q)インバランス(IQインバランス)パラメータを判定するための方法であって、当該方法は、
    第1の無線周波数(RF)キャリア周波数及び当該第1のRFキャリア周波数とは異なる第2のRFキャリア周波数上に変調された既知信号を受信することと、
    共通のRF局部発振器(LO)を用いた、それぞれの前記RFキャリア周波数から中間周波数(IF)への変換と、キャリア固有のIF LOを用いた、IFからベースバンドへのさらなる変換と、によって、前記既知信号を第1及び第2のキャリアについてのベースバンド信号にダウンコンバートすることと、制御可能な周波数オフセットが前記LOを通じてRFからIF及びIFからベースバンドのうちの少なくとも1つの変換の一部として用いられることと、
    前記第1及び第2のキャリアについての前記ベースバンド信号から任意の制御可能な周波数オフセットを除去して、前記第1及び第2のキャリアの受信信号の表現を生成することと、
    最小二乗推定値を用いて前記第1及び第2のキャリアの前記受信信号の各表現についてIQインバランスパラメータを導くことと、
    を含む、方法。
  2. 前記制御可能な周波数オフセットは、RF LOを用いた、RFからIFへの前記変換に導入される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記制御可能な周波数オフセットは、IF LOを用いた、IFからベースバンドへの前記変換に導入される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記制御可能な周波数オフセットは、RF LOを用いた、RFからIFへの前記変換と、IF LOを用いた、IFからベースバンドへの前記変換と、に導入される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記制御可能な周波数オフセットは、前記RF LOの機能及び前記IF LOの機能について同じである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記既知信号が同期(SCH)信号である場合のみ、前記制御可能な周波数オフセットは、非ゼロ値である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記既知信号が物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)信号である場合、前記制御可能な周波数オフセットは、ゼロである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記制御可能な周波数オフセットは、導入される任意の制御可能な周波数オフセットの整数倍である周波数オフセットを含むデジタルミキサLOを受け取るミキサを備えるデジタルフロントエンドを用いて除去される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記制御可能な周波数オフセットは、直交周波数分割多重(OFDM)を用いて除去される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記既知信号は、前記デュアルキャリア受信機によって無線で受信されるパイロット信号である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記既知信号は、前記デュアルキャリア受信機を収容するユーザ機器の内部に記憶されるテスト信号である、請求項1に記載の方法。
  12. 受信される既知信号から同相(I)及び直交(Q)インバランス(IQインバランス)パラメータを計算するためのユーザ機器であって、当該ユーザ機器は、
    第1及び第2の無線周波数(RF)上に変調された既知信号を受信し、及び導入される周波数オフセットを用いて前記受信される既知信号の表現を生成するように動作可能なデュアルキャリア受信機と、
    前記受信される既知信号の前記表現を受信し、及び最小二乗推定値に応じてIQインバランスパラメータを生成するように動作可能なIQインバランスパラメータ推定器回路と、
    を備え
    前記デュアルキャリア受信機は、
    前記既知信号を受信し、当該既知信号をRF局部発振器とミキシングして第1の結果を生成するように動作可能なRFミキサと、
    前記RFミキサから前記第1の結果を受け取り、及び当該第1の結果をIF LOとミキシングして出力を生成するように動作可能な第1のIFミキサ、
    前記RFミキサから前記第1の結果を受け取り、及び当該第1の結果の複素共役を生成するように動作可能な第1の複素共役ユニット、
    前記複素共役ユニットから前記第1の結果の前記複素共役を受け取り、及び当該第1の結果の当該複素共役をIF LOとミキシングして出力を生成するように動作可能な第2のIFミキサ、
    前記第1及び第2のIFミキサの前記出力を加算するように動作可能な第1の加算器、及び
    前記第1及び第2のIFミキサの加算された出力を受け取り、及び前記既知信号のベースバンド表現を生成するように動作可能な第1のローパスフィルタ、
    を含む、第1の中間周波数(IF)ミキシングステージと、
    前記RFミキサから前記第1の結果を受け取り、及び当該第1の結果をIF LOとミキシングして出力を生成するように動作可能な第3のIFミキサ、
    前記RFミキサから前記第1の結果を受け取り、及び当該第1の結果の複素共役を生成するように動作可能な第2の複素共役ユニット、
    前記複素共役ユニットから前記第1の結果の前記複素共役を受け取り、及び当該第1の結果の当該複素共役をIF LOとミキシングして出力を生成するように動作可能な第4のIFミキサ、
    前記第3及び第4のIFミキサの前記出力を加算するように動作可能な第2の加算器、及び
    前記第3及び第4のIFミキサの加算された出力を受け取り、及び前記既知信号のベースバンド表現を生成するように動作可能な第2のローパスフィルタ、
    を含む、第2のミキシングステージと、
    を備え、
    前記RF LO又は前記IF LOのうちの少なくとも1つは、周波数オフセットを含む、
    ユーザ機器。
  13. 前記デュアルキャリア受信機は、
    RF LO又はIF LOの任意の周波数オフセットを除去するように動作可能なデジタルフロントエンド、
    をさらに備える、請求項12に記載のユーザ機器。
  14. RF LO又はIF LOの任意の周波数オフセットを除去するように動作可能な直交周波数分割多重(OFDM)回路、
    をさらに備える、請求項12に記載のユーザ機器。
  15. 前記既知信号を記憶するためのメモリ、
    をさらに備える、請求項12に記載のユーザ機器。
  16. 前記RF LO又は前記IF LOの前記周波数オフセットを記憶するためのメモリ、
    をさらに備える、請求項12に記載のユーザ機器。
JP2013546782A 2010-12-31 2011-12-06 同相及び直交(iq)インバランス推定についての制御可能な周波数オフセット Expired - Fee Related JP5865393B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/983,006 2010-12-31
US12/983,006 US8548096B2 (en) 2010-12-31 2010-12-31 Controllable frequency offset for inphase and Quadrature (IQ) imbalance estimation
PCT/IB2011/055473 WO2012090097A1 (en) 2010-12-31 2011-12-06 Controllable frequency offset for inphase and quadrature (iq) imbalance estimation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014502816A JP2014502816A (ja) 2014-02-03
JP5865393B2 true JP5865393B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=45420700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013546782A Expired - Fee Related JP5865393B2 (ja) 2010-12-31 2011-12-06 同相及び直交(iq)インバランス推定についての制御可能な周波数オフセット

Country Status (6)

Country Link
US (3) US8548096B2 (ja)
EP (1) EP2659636B1 (ja)
JP (1) JP5865393B2 (ja)
KR (1) KR101884492B1 (ja)
CN (1) CN103262488B (ja)
WO (1) WO2012090097A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2237413B1 (en) * 2009-03-31 2013-05-08 Sony Corporation Compensator unit and compensation method for I/Q imbalance errors
US8649464B2 (en) * 2010-08-10 2014-02-11 Sony Corporation Quadrature receiver and method of compensating for I/Q imbalance using a calibration signal
US8792601B2 (en) * 2011-10-04 2014-07-29 Qualcomm Incorporated Non-coherent combining detection with reduced buffering requirements
CN109155768B (zh) 2016-07-14 2022-04-12 索尼移动通信株式会社 信息处理设备、通信设备、信息处理方法、通信方法和程序
US10630516B2 (en) 2017-11-08 2020-04-21 Samsung Electronics Co., Ltd System and method for providing filter/mixer structure for OFDM signal separation
KR102069424B1 (ko) * 2017-12-22 2020-01-22 국립 중산 과학 기술 연구원 I/q 불균형 교정 장치, 해당 교정 장치를 이용한 방법 및 송신기 시스템
KR102052381B1 (ko) * 2018-01-24 2020-01-07 엘지전자 주식회사 Ofdm 신호 전송 방법 및 전송장치와, ofdm 신호 수신방법 및 수신장치
GB201907717D0 (en) * 2019-05-31 2019-07-17 Nordic Semiconductor Asa Apparatus and methods for dc-offset estimation
CN112671681B (zh) * 2020-02-03 2022-03-01 腾讯科技(深圳)有限公司 边带抑制方法、装置、计算机设备和存储介质
KR20210111606A (ko) * 2020-03-03 2021-09-13 삼성전자주식회사 무선 통신을 위한 전자 장치 및 그 방법
CN111371712A (zh) * 2020-03-03 2020-07-03 成都津研科技有限公司 一种对基带数字信号进行重构的方法
CN114257253B (zh) * 2020-09-21 2023-08-01 珠海全志科技股份有限公司 宽带iq不平衡的补偿方法及装置
CN114650068B (zh) * 2020-12-17 2023-08-15 武汉芯泰科技有限公司 一种数字iq失衡估计和补偿的方法及装置

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW465234B (en) * 1997-02-18 2001-11-21 Discovision Ass Single chip VLSI implementation of a digital receiver employing orthogonal frequency division multiplexing
ES2188370B1 (es) * 2001-05-21 2004-10-16 Diseño De Sistemas En Silicio, S.A. Procedimiento para la sincronizacion en el enlace descendente de multiples usuarios en un sistema de transmision punto a multipunto con modulacion ofdm.
US7248625B2 (en) * 2002-09-05 2007-07-24 Silicon Storage Technology, Inc. Compensation of I-Q imbalance in digital transceivers
US7466768B2 (en) * 2004-06-14 2008-12-16 Via Technologies, Inc. IQ imbalance compensation
JP5474301B2 (ja) * 2004-12-23 2014-04-16 エレクトロニクス アンド テレコミュニケーションズ リサーチ インスチチュート 高速データ通信のためのデータ送受信装置及びその方法
JP2007142674A (ja) 2005-11-16 2007-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置及び通信方法
JP4406398B2 (ja) * 2005-12-26 2010-01-27 株式会社東芝 Ofdm信号の送信方法と送信装置及びofdm信号の受信装置
US7957476B2 (en) * 2006-05-16 2011-06-07 Sony Corporation Wireless communicaton apparatus
US8295371B2 (en) * 2006-07-14 2012-10-23 Qualcomm Incorporated Multi-carrier receiver for wireless communication
JP4261578B2 (ja) * 2006-12-27 2009-04-30 株式会社東芝 無線通信装置及び受信方法
JP4957419B2 (ja) * 2007-07-10 2012-06-20 ソニー株式会社 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラム
CN101388729B (zh) * 2007-09-14 2012-05-09 富士通株式会社 相位失衡监测装置、振幅失衡监测装置及使用它们的装置
JP2009147498A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sharp Corp 送信機、送信機制御方法、送信機制御プログラム、受信機、受信機制御方法、受信機制御プログラム及び無線通信システム
US8526518B2 (en) * 2007-12-18 2013-09-03 Skyworks Solutions, Inc. Imbalance compensation for direct conversion communication systems
US20090232108A1 (en) * 2008-03-07 2009-09-17 Interdigital Patent Holdings, Inc. I/q imbalance estimation using synchronization signals in lte systems
CN101610230B (zh) * 2008-06-17 2012-07-18 富士通株式会社 信号失衡补偿装置和方法
US8290458B2 (en) 2008-06-30 2012-10-16 Entropic Communications, Inc. System and method for IQ imbalance estimation using loopback with frequency offset
WO2010000297A1 (en) * 2008-06-30 2010-01-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Iq-imbalance compensation in presence of carrier offset
JP2010041570A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Panasonic Mobile Communications Co Ltd 受信装置及びiq偏差補償方法
JP4661938B2 (ja) * 2008-10-28 2011-03-30 ソニー株式会社 無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラム
US8583170B2 (en) * 2009-02-16 2013-11-12 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multi-band aggregated spectrum receiver employing frequency source reuse
JP5267874B2 (ja) * 2009-07-24 2013-08-21 ソニー株式会社 信号処理装置、及び、信号処理方法
US8259858B2 (en) * 2009-07-30 2012-09-04 Motorola Solutions, Inc. Carrier detect system, apparatus and method thereof
ES2391368T3 (es) * 2009-12-21 2012-11-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Estimación del desequilibrio IQ para símbolos pilotos asimétricos
US8331506B2 (en) * 2010-03-12 2012-12-11 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Frequency-dependent IQ imbalance estimation
KR101097295B1 (ko) * 2010-04-20 2011-12-22 충남대학교산학협력단 Ofdm 시스템에서 직접변환 송수신기의 iq 불균형 추정 및 보상 방법
US8355472B2 (en) * 2010-04-28 2013-01-15 Motorola Solutions, Inc. Frequency deviation error compensation in an MLSE receiver
US8565352B2 (en) * 2010-05-03 2013-10-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Digital IQ imbalance compensation for dual-carrier double conversion receiver
US8320858B2 (en) * 2010-11-22 2012-11-27 Motorola Solutions, Inc. Apparatus for receiving multiple independent RF signals simultaneously and method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
EP2659636B1 (en) 2020-04-01
JP2014502816A (ja) 2014-02-03
KR20130133827A (ko) 2013-12-09
US20140348272A1 (en) 2014-11-27
CN103262488B (zh) 2017-04-12
US20130343492A1 (en) 2013-12-26
KR101884492B1 (ko) 2018-08-01
CN103262488A (zh) 2013-08-21
EP2659636A1 (en) 2013-11-06
US20120170629A1 (en) 2012-07-05
US9077603B2 (en) 2015-07-07
US8548096B2 (en) 2013-10-01
WO2012090097A1 (en) 2012-07-05
US8842779B2 (en) 2014-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5865393B2 (ja) 同相及び直交(iq)インバランス推定についての制御可能な周波数オフセット
EP2567522B1 (en) Inter-carrier bandwidth control for mitigating IQ imbalance
US10148480B2 (en) Methods and apparatus for synchronization in multiple-channel communication systems
US8331506B2 (en) Frequency-dependent IQ imbalance estimation
EP3729755B1 (en) Method and device for transmitting ofdm signal, and method and device for receiving ofdm signal
US9813267B1 (en) Communicaton unit, circuit for quadrature sampling error estimation and compensation and method therefor
TWI502935B (zh) 估測補償方法及裝置
US8149902B1 (en) Methods to relax the second order intercept point of transceivers
JP6585307B2 (ja) 受信回路および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5865393

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees