JP6080558B2 - ホールプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、砂等の異物が、車体の内側に侵入するのを抑制するホールプラグに関する。
特許文献1には、車両のドアを構成するインナーパネル(被固定部材)の下側に形成された貫通孔に取り付けられる水抜装置が記載されている。
具体的には、ドアの内側に水が侵入した場合には、水抜装置から水が外側に排出され、ドアの外側の砂等は、水抜装置(ホールプラグ)によってドアの内側に侵入しないようになっている。
実用登録1138517
しかしながら、従来のホールプラグでは、ホールプラグを貫通孔に取り付ける際には、貫通孔の縁部に引っ掛ける爪を変形させながら貫通孔を貫通させるため、幅が狭くされた貫通孔には取り付けることができなかった。
本発明の課題は、車体に形成される幅が狭くされた貫通孔の外側から貫通孔を通って貫通孔の内側に至る異物の侵入を抑制することである。
本発明の請求項1に係るホールプラグは、車体のパネルによって構成された貫通孔に湾曲可能な先端側が挿入され、基端側が前記貫通孔の外側に位置する本体部と、一端側が板状とされて前記本体部の先端側に連結され、一端側が前記貫通孔に挿入された状態で他端側が前記貫通孔の外側に位置し、外側に位置した他端側を前記貫通孔に向けて押圧することで前記一端側が屈曲して前記貫通孔を貫通した前記本体部の先端側を湾曲させることで前記本体部の先端側を前記パネルの裏面に当てる抑制部と、前記抑制部の他端側に形成された係合部と、前記本体部の基端側に形成され、前記抑制部の他端側を前記貫通孔に向けて押圧した状態で、前記係合部と係合する被係合部と、を備えている。
上記構成によれば、車体のパネルによって構成された貫通孔に本体部を挿入した状態で、抑制部の他端側を貫通孔に向けて押圧すると、一端側が屈曲して貫通孔を貫通した本体部の先端側が湾曲する。本体部の先端側が湾曲することで、本体部の先端側がパネルの裏面に当たる。
さらに、この状態で、係合部を被係合部に係合させる。これにより、ホールプラグが貫通孔に取り付けられる。
このように、貫通孔に本体部を挿入した後に本体部を湾曲させることで、ホールプラグを貫通孔に取り付ける。このため、貫通孔の幅が狭くされている場合でも、この幅が狭くされた貫通孔にホールプラグが取り付けられ、貫通孔の外側から貫通孔を通って貫通孔の内側に至る異物の侵入を抑制することができる。
本発明の請求項2に係るホールプラグは、請求項1に記載のホールプラグにおいて、前記本体部は、前記抑制部の両側に形成され、帯状とされた一対の本体側部位と、一対の前記本体側部位の基体側に形成され、前記本体側部位が前記貫通孔に挿入されると前記貫通孔の縁部と当たって前記本体側部位の挿入を規制する当接部位と、を備え、前記抑制部は、前記当接部位によって前記本体側部位の前記貫通孔への挿入が規制された状態で、前記他端側を前記貫通孔に向けて押圧することで屈曲する屈曲部位を備え、前記屈曲部位は、前記抑制部の他の部位に比して薄肉とされている。
上記構成によれば、当接部位によって本体側部位の貫通孔への挿入が規制された状態で、抑制部の他端側を貫通孔に向けて押圧することで抑制部の屈曲部位が屈曲して貫通孔を貫通した本体側部位の先端側が湾曲する。本体側部位の先端側が湾曲することで、本体側部位の先端側がパネルの裏面に当たる。
ここで、屈曲部位は、抑制部の他の部位に比して薄肉とされているため、容易に屈曲部位を屈曲させることができる。
本発明の請求項3に係るホールプラグは、請求項1又は2に記載のホールプラグにおいて、前記抑制部には、前記係合部を前記被係合部に係合させた状態で、前記貫通孔の内側と前記貫通孔の外側とを連通させる連通口が形成されている。
上記構成によれば、抑制部には、係合部を被係合部に係合させた状態で、貫通孔の内側と貫通孔の外側とを連通させる連通口が形成されている。このため、車体のパネルの内側(貫通孔の内側)に水が侵入した場合でも、この連通口を通して内側に侵入した水を貫通孔の外側に排出することができる。
本発明の請求項4に係るホールプラグは、請求項1〜3の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記係合部は、片持状に形成され、前記被係合部に係合する弾性爪である。
上記構成によれば、被係合部に係合されるのは、弾性変形可能な片持状に形成された弾性爪である。このため、容易に弾性爪を弾性変形させて被係合部に係合させることができる。
本発明の請求項5に係るホールプラグは、請求項1〜4の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記本体部、前記抑制部、前記係合部、及び前記被係合部は一体的に形成される。
上記構成によれば、本体部、抑制部、係合部、及び被係合部は一体的に形成されるため、例えば、ツーピースのプラグと比して、組付工程(ASSY工程)が不要となる。
本発明によれば、車体に形成される幅が狭くされた貫通孔の外側から貫通孔を通って貫通孔の内側に至る異物の侵入を抑制することができる。
(A)(B)本発明の実施形態に係るプラグを貫通孔に取り付ける際の工程を説明するのに用いた工程図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るプラグを貫通孔に取り付ける際の工程を説明するのに用いた工程図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るプラグを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るプラグを示した斜視図である。 (A)(B)(C)本発明の実施形態に係るプラグが取り付けられる貫通孔を示した断面図、底面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るプラグが取り付けられる貫通孔が形成されたロッカーパネルを示した斜視図、拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るプラグが貫通孔に取り付けられた状態を示した状態図である。
本発明の実施形態に係るホールプラグの一例について図1〜図7に従って説明する。
(車体の構成)
先ず、ホールプラグの一例としてのプラグ10(図3参照)が取り付けられる貫通孔110を備えた車体100の構成について説明する。
図6(A)に示されるように、車体100において車両上下方向(図に示す矢印H方向)の下側であり、かつ、車両幅方向(図に示す矢印W方向)の外側には、車両前後方向(図に示す矢印L方向)に延びるロッカー102が備えられている(図6では片側だけを記載する)。ロッカー102は、車両ドア(図示省略)の下方に配置される部材であって、車体100の骨格部材である。
このロッカー102は、車両前後方向から見て車両幅方向の外側に膨らんだアウタパネル104と、アウタパネル104の車両幅方向の内側に配置され、車両前後方向から見て車両幅方向の内側に膨らんだインナパネル106とを含んで構成されている。
アウタパネル104の上側には、車両前後方向に延びると共に車両幅方向に板面が向いた平面状のアッパフランジ104Aが形成されている。これに対して、アウタパネル104の下側には、車両前後方向に延びると共に車両幅方向に板面が向いた平面状のロアフランジ104Bが形成されている。
一方、インナパネル106の上側には、アウタパネル104のアッパフランジ104Aと溶接にて接合される平面状のアッパフランジ106Aが、車両前後方向に延びて形成されている。これに対して、インナパネル106の下側には、アウタパネル104のロアフランジ104Bと溶接にて接合される平面状のロアフランジ106Bが、車両前後方向に延びて形成されている。
この構成により、ロッカー102における車両前後方向に対して交差する断面は、袋状とされている。
さらに、ロッカー102には、車両の電着塗装時に電着液(塗装液の一例)をロッカー102の内側から抜く貫通孔110(車体100のパネルによって構成された貫通孔の一例)が複数形成されている。
具体的には、貫通孔110は、図5(A)(B)、図6(B)に示されるように、インナパネル106のロアフランジ106Bの一部を車両幅方向の内側に移動させ、ロアフランジ106Bの一部とロアフランジ104Bの一部とを離間させることで構成されている。
そして、この貫通孔110は、車両上下方向の下側からみると、図5(B)に示されるように、車両前後方向に延び、幅(車両幅方向の開口距離)が狭くされている。
(要部構成)
次に、貫通孔110に取り付けられるプラグ10について説明する。
プラグ10は、樹脂材料を射出成形することにより形成される。そして、図3(A)(B)には、射出成形後のプラグ10の形状が記載され、図4には、作業者が、プラグ10を掴んで貫通孔110に挿入する際のプラグ10の形状が記載されている。
成形後のプラグ10は、図3(A)(B)に示されるように、貫通孔110(図6(B)参照)に先端側が挿入されると湾曲可能とされる本体部18と、貫通孔110への挿入方向(図中の矢印A方向)に延びる共に板状とされた抑制部14と、を備えている。
〔本体部〕
本体部18は、図3(A)(B)に示されるように、抑制部14の板厚方向(図中の矢印B方向)から見て、抑制部14の両側に形成された帯状の一対の本体側部位18Aを備えている。そして、本体側部位18Aの先端側(図中上側)は、抑制部14の一端側と連結されている。
また、本体側部位18Aは、板厚方向及び挿入方向と直交する板幅方向(図中の矢印C方向)から見て、先端側が挿入方向に沿い、基端側が板厚方向に沿うように湾曲している。また、本体側部位18Aの先端側の板厚は、基端側の板厚に比して薄くされている。
さらに、本体側部位18Aの基端側には、本体部18に備えられると共に、貫通孔110に本体側部位18Aが挿入されると、貫通孔110を構成するロアフランジ106Bの縁部と接して本体側部位18Aの貫通孔110への挿入を規制する一対の当接部位18Bの端部が連結されている(図1(B)参照)。
さらに、一対の当接部位18Bにおいて本体側部位18Aが連結される側とは反対側の端部には、板幅方向に延びる断面矩形状の被係合部24の両端部が連結されている。
〔抑制部〕
抑制部14は、挿入方向に延びる板状とされている。そして、図4に示されるように、本体側部位18Aの基端側を挿入方向に沿うように変形させた状態(以下「挿入状態」と記載する)では、抑制部14の他端側は、本体部18の基端側に比して、挿入方向において図中下側に突出している。
そして、抑制部14の一端側には、当接部位18Bによって本体側部位18Aの貫通孔110への挿入が規制された状態で(図1(B)参照)、抑制部14の他端側を貫通孔110に向けて押圧すると屈曲する屈曲部位14Aが形成されている。この屈曲部位14Aは、抑制部14の他の部位に比して薄肉とされている。
具体的には、挿入が規制された本体側部位18Aの先端側と連結されている抑制部14の一端側は、貫通孔110への挿入が規制される。このため、抑制部14の他端側を貫通孔110に向けて押圧すると、屈曲部位14Aが屈曲するようになっている。そして、屈曲部位14Aが屈曲することで、貫通孔110を貫通した本体側部位18Aの先端側が湾曲する。本体側部位18Aの先端側が湾曲することで、本体側部位18Aの先端側がインナパネル106の裏面に当たるようになっている(図2(A)(B)参照)。なお、この屈曲部位14Aが屈曲する状況等については、後述する作用と共に説明する。
一方、抑制部14の他端側には、抑制部14の他端側を貫通孔110に向けて押圧して屈曲部位14Aを屈曲させた状態(図2(B)参照)で、貫通孔110の内側と貫通孔110の外側とを連通させる連通口26が形成される。そして、この連通口26により、抑制部14の他端側には、図3(A)(B)に示されるように、挿入方向に延びると共に板幅方向に離間する一対の離間部位14Bが形成されている。
さらに、一対の離間部位14Bの他端側には、抑制部14の他端側を貫通孔110に向けて押圧して屈曲部位14Aを屈曲させた状態で、貫通孔110を形成するロアフランジ106Bの縁部と接触又は対向する一対の対向部位14Cの端部が連結されている。
また、一対の対向部位14Cにおいて離間部位14Bが連結される側とは反対側の端部には、板幅方向に延びる断面矩形状の延設部位14Dの両端部が連結されている。
さらに、延設部位14Dの長手方向の中央側には、前述した被係合部24に係合する爪部28が形成されている。
〔爪部〕
爪部28は、図4に示されるように、挿入状態で、延設部位14Dから挿入方向における図中上側に向けて突出すると共に、板幅方向で離間する一対の支持部位28Aと、板幅方向に延びて、一対の支持部位28Aの先端側(図中上側)を接続させる接続部位28Bと、を備えている。
さらに、一対の支持部位28Aの間に配置されると共に、基端部が接続部位28Bに連結される片持状に形成された弾性爪28Cが形成されている。
詳細は、後述する作用と共に説明するが、抑制部14及び本体部18の一端側及び先端側を貫通孔110に挿入して、弾性爪28Cを弾性変形させて被係合部24に係合させることで、プラグ10が貫通孔110に取り付けられるようになっている。
(要部構成の作用・効果)
次に、プラグ10を貫通孔110に取り付ける作業を用いて要部構成の作用を説明する。なお、取付作業を説明するのに用いる図1、図2においては、車両を説明するのに用いた軸(矢印H、矢印W、矢印L)のみを示す。
先ず、作業者(図示省略)は、プラグ10を手に持ち、図4に示されるように、本体側部位18Aの基端側を挿入方向に沿うように変形させてプラグ10を挿入状態とする。
次に、作業者は、図1(A)に示されるように、プラグ10と貫通孔110とを対向させ、プラグ10の挿入方向を車両の上下方向に沿わせ、さらに、プラグ10の板厚方向を車両幅方向に沿わせる。また、被係合部24及び爪部28を、車両幅方向の内側(図中左側)に向ける。
次に、作業者は、図1(B)に示されるように、プラグ10を挿入方向に移動させ、プラグ10の本体部18及び抑制部14の先端側及び一端側を貫通孔110に挿入する。プラグ10を貫通孔110に挿入すると、当接部位18Bが、貫通孔110を構成するロアフランジ106Bの縁部と接して本体側部位18Aの貫通孔110への挿入が規制される。
次に、作業者は、図2(A)に示されるように、抑制部14の他端側(図中下側)を貫通孔110に向けて押圧する。挿入が規制された本体側部位18Aの先端側と連結されている抑制部14の一端側は、貫通孔110への挿入が規制される。このため、抑制部14の他端側を貫通孔110に向けて押圧すると、屈曲部位14Aが屈曲する。
さらに、屈曲部位14Aが屈曲することで、本体側部位18Aの先端側が湾曲し、本体側部位18Aの先端側がインナパネル106の裏面に当接する。
次に、作業者は、図2(B)に示されるように、さらに、抑制部14の他端側(図中下側)を貫通孔110に向かって押圧し、爪部28を、ロアフランジ106Bと被係合部24との間に形成された隙間に押し込む。これにより、弾性爪28Cが、被係合部24に押圧されて弾性変形し、弾性爪28Cが被係合部24を通過すると弾性爪28Cが弾性復帰して被係合部24に係合する。これにより、プラグ10が貫通孔110に取り付けられる。なお、抑制部14の他端側(図中下側)を貫通孔110に向かってさらに押圧することで、屈曲部14Aの屈曲度合が増し、本体側部位18Aの先端側がインナパネル106の裏面に押し付けられる。
以上説明したように、貫通孔110に本体側部位18Aを挿入した後に本体側部位18Aを湾曲させることでプラグ10を貫通孔110に取り付ける。このため、車両前後方向に延びて幅(車両幅方向の距離)が狭くされた貫通孔110にプラグ10を取り付けることができる。
また、貫通孔110にプラグ10が取り付けられることで、貫通孔110の開口面積が減り、貫通孔110の外側から貫通孔110を通って貫通孔110の内側に至る異物の侵入を抑制することができる。
また、プラグ10の抑制部14には、プラグ10を貫通孔110に取り付けた状態で、貫通孔110の内側と貫通孔110の外側とを連通させる連通口26が形成されている。このため、ロッカー102の内側(貫通孔110の内側)に水が侵入した場合でも、この連通口26を通して内側に侵入した水をロッカー102の外側(貫通孔110の外側)に排出することができる。
また、連通口26の形状を変えるだけで、容易に貫通孔110の内側と貫通孔110の外側との連通量を変えることができる。
また、屈曲部位14Aが屈曲することで、本体側部位18Aの先端側を湾曲させて、インナパネル106の裏面に当接させる構成となっている。このため、ロアフランジ106Bのフランジ幅(図1(A)に示す寸法G)が多少異なった場合でも、本体側部位18Aが弾性変形可能なため、先端側の湾曲度合が変わることで、同一のプラグ10を貫通孔110に取り付けることができる。
また、図5(C)に示されるように、プラグ10を貫通孔110に取り付けると、貫通孔110の開口が複数に分割されて小さくなる。これにより、仮にこの開口に砂等の異物が詰まった場合でも、容易に異物が落下して開口を開放させることができる。
また、図3(A)(B)に示されるように、射出成形後のプラグ10の形状において、抑制部14を挿入方向に沿うように形成し、本体部18を湾曲させて本体部18の基端側を板厚方向に沿わせることで、本体部18、抑制部14、爪部28、及び被係合部24を一体的に形成することができる。
また、プラグ10が、一体的に形成されるため、例えば、ツーピースのプラグと比して、組付工程(ASSY工程)が不要となる。
また、片持状とされている弾性爪28Cを弾性変形させて、さらに弾性復帰させることで、弾性爪28Cを被係合部24に係合させる構成となっている。このため、容易に弾性爪28Cを被係合部24に係合させることができ、さらには、弾性爪28Cを弾性変形させることで、容易に弾性爪28Cと被係合部24との係合を解除することができる。
また、屈曲部位14Aが、他の部位に比して薄肉とされているため、容易に屈曲部位14Aを屈曲させることができる。
また、例えば、Bピラー120(図6(A))の下端部では、図7に示されるように、補強パネル122がアウタパネル104とインナパネル106との間に配置される場合がある。このような場合でも、プラグ10は、一方向側(本実施例では、車両幅方向の内側)にしか湾曲しないため、プラグ10を貫通孔110に取り付けることができる。なお、補強パネル122が車両前後方向において貫通口110と離れた部位にあり、プラグ10の取り付けに影響しない場合には取付方向の制約はない。つまり、図7に示す例ではインナパネル106に本体側部位18Aを当接させたが、補強パネル122がなければ(邪魔をしなければ)、本体側部位18Aをアウタパネル14に当接せてもよい。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、作業者がプラグ10を貫通孔110に挿入する際に、図4に示されるように、本体側部位18Aの基端側を挿入方向に沿うように変形させてプラグ10を挿入状態としたが、特に、プラグ10を予め挿入状態に変形させることなく、プラグ10を貫通孔110に挿入させることで、貫通孔110の形状にならってプラグ10の本体側部位18Aを変形させることで、プラグ10を貫通孔110に挿入してもよい。
また、上記実施形態では、連通口26を抑制部14の先端側まで形成させたが、基端側のみでもよい。
10 プラグ(ホールプラグの一例)
14 抑制部
14A 屈曲部位
18 本体部
18A 本体側部位
18B 当接部位
24 被係合部
26 連通口
28C 弾性爪(係合部の一例)
100 車体
104 アウタパネル(パネルの一例)
106 インナパネル(パネルの一例)
110 貫通孔























Claims (5)

  1. 車体のパネルによって構成された貫通孔に湾曲可能な先端側が挿入され、基端側が前記貫通孔の外側に位置する本体部と、
    一端側が板状とされて前記本体部の先端側に連結され、一端側が前記貫通孔に挿入された状態で他端側が前記貫通孔の外側に位置し、外側に位置した他端側を前記貫通孔に向けて押圧することで前記一端側が屈曲して前記貫通孔を貫通した前記本体部の先端側を湾曲させることで前記本体部の先端側を前記パネルの裏面に当てる抑制部と、
    前記抑制部の他端側に形成された係合部と、
    前記本体部の基端側に形成され、前記抑制部の他端側を前記貫通孔に向けて押圧した状態で、前記係合部と係合する被係合部と、
    を備えるホールプラグ。
  2. 前記本体部は、
    前記抑制部の両側に形成され、帯状とされた一対の本体側部位と、
    一対の前記本体側部位の基体側に形成され、前記本体側部位が前記貫通孔に挿入されると前記貫通孔の縁部と当たって前記本体側部位の挿入を規制する当接部位と、を備え、
    前記抑制部は、前記当接部位によって前記本体側部位の前記貫通孔への挿入が規制された状態で、前記他端側を前記貫通孔に向けて押圧することで屈曲する屈曲部位を備え、前記屈曲部位は、前記抑制部の他の部位に比して薄肉とされている請求項1に記載のホールプラグ。
  3. 前記抑制部には、前記係合部を前記被係合部に係合させた状態で、前記貫通孔の内側と前記貫通孔の外側とを連通させる連通口が形成されている請求項1又は2に記載のホールプラグ。
  4. 前記係合部は、片持状に形成され、前記被係合部に係合する弾性爪である請求項1〜3の何れか1項に記載のホールプラグ。
  5. 前記本体部、前記抑制部、前記係合部、及び前記被係合部は一体的に形成される請求項1〜4の何れか1項に記載のホールプラグ。
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