JP6080038B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、密閉容器内に回転圧縮要素を収納した圧縮機と、密閉容器に接続される冷媒配管とを備えた空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置では、圧縮機(定速圧縮機)の起動時の逆トルクに起因して圧縮機の密閉容器に生じる回転方向の変位によって、圧縮機に接続されている配管に大きな応力が作用することが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−137578号公報
上記従来の空気調和装置では、圧縮機を支持する支持部材(マウントゴム)にカラーを設けることで、支持部材の変形を抑えて密閉容器の回転方向の変位を抑制し、圧縮機に接続されている配管の応力の低減を図っていたが、更なる応力の低減が望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、空気調和装置において、圧縮機に接続されている配管に作用する応力を低減できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、密閉容器内に回転圧縮要素を収納した圧縮機と、前記密閉容器に接続される冷媒配管とを備えた空気調和装置において、前記冷媒配管を支持する板材を備え、当該板材は、前記密閉容器が配置される床を固定位置として片持ちで固定され、前記板材の上部には前記冷媒配管が連結され、前記圧縮機の起動時に前記密閉容器が前記密閉容器の軸線を中心とした回転方向に変位すると、前記板材は、その下端を曲げの起点として前記冷媒配管と共に前記密閉容器の回転方向に弾性変形によって撓むことを特徴とする。
また、本発明は、前記圧縮機は、電源の周波数に応じて定速で回転駆動される定速圧縮機であることを特徴とする。
また、本発明は、前記冷媒配管と前記密閉容器との接続部は、前記密閉容器の外周部に設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記冷媒配管と前記密閉容器との接続部と、前記冷媒配管と前記板材との連結部との間には、前記冷媒配管を略U字状に屈曲したU字管が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記接続部と略同一の高さ位置に設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、空気調和装置において、圧縮機に接続されている配管に作用する応力を低減できる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の室外ユニットを示す斜視図である。 室外ユニットの内部を上方から見た平面図である。 室外ユニットの左側面図である。 室外ユニットを前方側から見た斜視図である。 定速圧縮機の斜視図である。 回転トルクによる定速側吐出管の変形を示す斜視図である。 第2の実施の形態における室外ユニットの内部を上方から見た平面図である。 室外ユニットの左側面図である。 室外ユニットを前方側から見た斜視図である。 定速圧縮機の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら以下に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の室外ユニットを示す斜視図である。
空気調和装置10は、室外ユニット11と、複数の室内機(不図示)とを備え、これら室外ユニット11と室内機とは、ガス管及び液管(不図示)により接続されている。ガス管は上記室内機の室内熱交換器(不図示)の一端に接続され、液管は上記室内熱交換器の他端に接続される。
室外ユニット11は、側面に配置された室外熱交換器18を通して内部に外気を取り込んで上方に空気を吹き出す上吹き出し型の室外機であり、上下方向に長い箱型の筺体12を有している。筺体12は、略矩形の底板13(床)と、底板13の4つの角部にそれぞれ立設される柱14と、柱14の上端に設けられて筺体12の上面を塞ぐ天板15とを有している。
筺体12の上部には、送風機16が設けられており、送風機16は、天板15に設けられた吹出口15aから上方に空気を吹き出す。送風機16の左右の側面及び後面は、複数の側面板17により塞がれる。
室外熱交換器18は、底板13の左右の側縁及び後縁に沿う略コ字状に形成されており、底板13から室外ユニット11の上部まで延び、側面板17の下方において室外ユニット11の左右の側壁及び後壁を構成している。
筺体12の前面は、着脱可能な前面パネル(不図示)によって塞がれる。筺体12の前面側の上部には、空気調和装置10の制御部(不図示)等が収納される電装箱20が設けられている。
図2は、室外ユニット11の内部を上方から見た平面図である。図3は、室外ユニット11の左側面図である。図4は、室外ユニット11を前方側から見た斜視図である。ここで、図2〜図4では、室外熱交換器18及び柱14等の図示が省略されている。
図1〜図4に示すように、筺体12の内部には、能力一定型の定速圧縮機21、能力可変型のインバーター型圧縮機22、アキュムレータ23、オイルセパレータ24、四方弁25、及び、これらを繋ぐ冷媒配管等が配置されている。
定速圧縮機21とインバーター型圧縮機22とは、並列に接続されている。定速圧縮機21及びインバーター型圧縮機22の吸込側には吸込管26の一端が接続され、この吸込管26の他端はアキュムレータ23を経由して四方弁25に接続されている。
定速圧縮機21とインバーター型圧縮機22の吐出側には吐出管27の一端が接続され、この吐出管27の他端はオイルセパレータ24を経由して四方弁25に接続されている。四方弁25は、吸込管26及び吐出管27を、上記ガス管または室外熱交換器18にそれぞれ連通するように切り換えられ、これにより、冷房及び暖房が切り替えられる。
室外熱交換器18は、不図示の室外膨張弁及びレシーバタンク等を介して、上記液管に接続されている。
定速圧縮機21、インバーター型圧縮機22、オイルセパレータ24及びアキュムレータ23は、円筒形のタンク状に形成されており、筺体12の底板13上に立設されて固定されている。定速圧縮機21及びインバーター型圧縮機22は、底板13の幅方向の中央部において上記前面パネル側に並べて配置され、オイルセパレータ24はインバーター型圧縮機22の後方に配置され、アキュムレータ23はオイルセパレータ24の後方に配置されている。
室外ユニット11の上記制御部は、リモートコントローラ(不図示)を介して入力されたユーザの指示等に応じて、空気調和装置10の全体の運転制御を行う。具体的には、制御部は、ユーザにより指示された動作を実現するため、室外ユニット11が備える圧力センサ、温度センサにより検出された冷媒の圧力および温度に基づき、定速圧縮機21の発停やインバーター型圧縮機22の運転周波数を制御したり、各種弁を開閉・切換したりする制御を行う。制御部は、運転周波数を調整しながらインバーター型圧縮機22を常時運転し、負荷が増加した場合に、定速圧縮機21を起動し、両方の圧縮機22,21を運転する。
インバーター型圧縮機22は、密閉形のスクロールコンプレッサであり、密閉容器31と、電源の周波数を変換するインバーター(不図示)と、この密閉容器31内に収容され、インバーターにより変換された電源の周波数に応じた回転数で駆動される電源要素(不図示)と、この電源要素により駆動されて冷媒を圧縮する回転圧縮要素(不図示)とを備える。密閉容器31は、高さ方向に長い円筒形容器であり、上記回転圧縮要素は密閉容器31内の下部に収容されている。
密閉容器31の下部には、密閉容器31の外周部よりも外側まで放射状に延出する複数の脚片部32が設けられている。詳細には、脚片部32は、密閉容器31の周方向に略等間隔をあけて3箇所に形成されている。
インバーター型圧縮機22は、筺体12の底板13上に固定される補強板33に固定されている。補強板33は、各脚片部32の配置に対応して略三角形状に形成されている。
各脚片部32と補強板33との間には、インバーター型圧縮機22の振動を減衰させるマウントゴム34(弾性部材)が介装されている。各脚片部32は、各脚片部32に上方から挿通されて各マウントゴム34を貫通して補強板33に締結されるボルト35によって固定される。
定速圧縮機21は、密閉形のスクロールコンプレッサであり、密閉容器41と、この密閉容器41内に収容され、電源の周波数に応じた略一定の回転数で駆動される電源要素(不図示)と、この電源要素により略一定の回転数で駆動されて冷媒を圧縮する回転圧縮要素(不図示)とを備える。密閉容器41は、高さ方向に長い円筒形容器であり、回転圧縮要素は密閉容器41内の下部に収容されている。
密閉容器41の下部には、密閉容器41の外周部41aよりも外側まで放射状に延出する複数の脚片部42が設けられている。詳細には、脚片部42は、密閉容器41の周方向に略等間隔をあけて4箇所に形成されている。
定速圧縮機21は、筺体12の底板13上に固定される補強板43に固定されており、インバーター型圧縮機22に隣接して配置されている。補強板43は、各脚片部42の配置に対応して略矩形状に形成されている。
各脚片部42と補強板43との間には、定速圧縮機21の振動を減衰させるマウントゴム44(弾性部材)が介装されている。各脚片部42は、各脚片部42に上方から挿通されて各マウントゴム44を貫通して補強板43に締結されるボルト45によって固定される。
定速圧縮機21及びインバーター型圧縮機22では、起動の際、回転圧縮要素の回転の反力によって、回転圧縮要素の回転方向とは反対方向の回転トルクT1,T2(図2)が密閉容器41,31に作用する。特に、定速圧縮機21は、電源の周波数に依存して一定速度で運転を行うため、起動の際には、電源の周波数に対応した所定回転数に急激に追従するために、大きな回転トルクT1が密閉容器41に作用し、密閉容器41は、この回転トルクT1の方向に変位(回転)する。また、インバーター型圧縮機22では、回転圧縮要素の回転がゆっくりと上昇するように制御されるため、密閉容器41よりも変位は小さいが、密閉容器31は同様に回転トルクT2の方向に変位する。
本実施の形態では、定速圧縮機21及びインバーター型圧縮機22の起動の際に発生する上記回転トルクT1,T2の一部は、マウントゴム44,34の回転トルクT1,T2の方向への変形によって吸収される。このため、定速圧縮機21及びインバーター型圧縮機22の起動時に生じる密閉容器41,31の回転方向の変位を低減できる。
吸込管26は、一端が定速圧縮機21の吸込口21aに接続される定速側吸込管50と、一端がインバーター型圧縮機22の吸込口(不図示)に接続される可変側吸込管51とを有している。
吸込口21aは、密閉容器41の上面に設けられ、定速側吸込管50は、吸込口21aから後方に屈曲してアキュムレータ23側に延びる。
可変側吸込管51は、タンク36を介して密閉容器31の後部の外周部に接続されており、タンク36の上端から後方に屈曲してアキュムレータ23側に延びる。定速圧縮機21及び可変側吸込管51の他端は、アキュムレータ23の近傍で一本の管に統合され、アキュムレータ23に接続されている。
図5は、定速圧縮機21の斜視図である。
図2〜図5に示すように、吐出管27は、一端が定速圧縮機21の吐出口21b(接続部)に接続される定速側吐出管52(冷媒配管)と、一端がインバーター型圧縮機22の吐出口22bに接続される可変側吐出管53とを有している。
定速圧縮機21の吐出口21bは、密閉容器41の外周部41aの上部においてインバーター型圧縮機22とは反対側に設けられている。定速側吐出管52は、吐出口21bから側方に引き出される接続管部52aと、接続管部52aから密閉容器41の上面近傍まで上方に延びて後側にU字状に屈曲して接続管部52a近傍まで下方に延びる上側U字管部52b(U字管)と、上側U字管部52bの下端から下方に延びて外側方にU字状に屈曲して接続管部52a近傍まで上方に延びる下側U字管部52c(U字管)と、下側U字管部52cから上方に延びて密閉容器41側へ屈曲し、密閉容器41及び密閉容器31の上方を通り、その後、オイルセパレータ24側へ後方に屈曲する上側配管部52dとを有している。下側U字管部52cは、上側U字管部52bの下端から下方に延びる内側管55aと、内側管55aの下端でU字状に屈曲するU字部55bと、内側管55aよりも密閉容器41の外方側でU字部55bから上方に延びる外側管55cとを有している。上側U字管部52b及び下側U字管部52cは、U字状の部分を除く直線部が、密閉容器41の軸線Cと略平行に上下に延びている。
上側U字管部52b及び下側U字管部52cは、密閉容器41の中心よりも後方で外周部41aに沿うように設けられている。このため、定速側吐出管52をコンパクトに設けることができる。
インバーター型圧縮機22の吐出口22bは、密閉容器31の上面に設けられている。可変側吐出管53は、吐出口22bから上方に引き出される接続管部53aと、接続管部53aから屈曲して定速圧縮機21とは反対側の側方に延びる上部配管部53bと、上部配管部53bから下方に延びて後側にU字状に屈曲して上方に延びるU字管部53cとを有している。
定速側吐出管52及び可変側吐出管53の他端は、オイルセパレータ24の近傍で一本の管に統合され、オイルセパレータ24に接続されている。
定速圧縮機21の近傍には、定速側吐出管52を支持する配管支持板70(板材)が設けられている。配管支持板70は、筺体12の底板13に立設される支持板本体71と、支持板本体71の上部に設けられる配管連結体72(連結部)とを備えている。
支持板本体71は、帯状の一枚の金属板を曲げ加工して上下に長い板状に形成されており、底板13に密着して固定される固定板部71aと、固定板部71aの後端から略直角に屈曲して接続管部52aの近傍まで上方へ延びるアーム部71bと、アーム部71bの上端から前方へ略直角に屈曲して固定板部71aと略平行に延びる前方延出部71cと、前方延出部71cの前端から略直角に屈曲して上方へ延びる上部固定部71dとを有している。
配管支持板70は、定速側吐出管52を後方から支持可能なように、定速側吐出管52よりも後方に配置される。
固定板部71aには、一対の固定孔73,73が設けられており、配管支持板70は、固定孔73,73に上方から挿通される固定ボルト74,74(図4)によって、固定板部71aが底板13に密着して締結されることで固定される。配管支持板70の筺体12に対する固定部は、固定板部71aだけであり、配管支持板70は、固定板部71aを固定部として片持ちで固定されている。
また、配管支持板70は、アーム部71bにおけるその板厚方向に垂直な面である板面75が筺体12の上記前面パネルに略対向する向きで固定されている。すなわち、配管支持板70は、板面75が前面パネルに向く向きで底板13に片持ちで固定されているため、アーム部71bの下端を曲げの起点として前後方向に弾性変形によって比較的大きく撓むことができる。
アーム部71bは、正面視において下側U字管部52cの外側管55cに重なるように外側管55cの後方に配置され、固定板部71aから密閉容器41の軸線Cと略平行に上方へ延びている。アーム部71bの上端は接続管部52aの下方で接続管部52aの近傍に位置している。
上部固定部71dは、アーム部71bの上端から前方に延びる前方延出部71cによって、アーム部71bの板面75から前方にオフセットして設けられ、外側管55cの上部の後方に位置する。
配管連結体72は、板状の金属板の一部をC字状に曲げ加工して合わせ部に開放部を有する円弧状に形成される固定バンドであり、外側管55cの外周部に嵌合する断面C字型の筒状の筒部72aと、筒部72aの一対の開放端から延びるステー部72bとを有する。筒部72aの開放部を押し広げることで、筒部72aを外側管55cの外周部に嵌合可能になる。配管連結体72は、ステー部72bに挿通される固定ボルト76によって上部固定部71dに固定される。配管連結体72は、吐出口21bと略同一の高さ位置で外側管55cに連結される。
配管支持板70を取り付ける際には、まず、支持板本体71を固定ボルト74,74によって底板13に片持ちの状態で固定し、配管連結体72を外側管55cに嵌合させ、その後、固定ボルト76によって配管連結体72を上部固定部71dに固定すれば良い。これにより、定速側吐出管52は、配管支持板70の上部に連結されて配管支持板70によって片持ちで支持される。
図6は、回転トルクT1による定速側吐出管52の変形を示す斜視図である。
インバーター型圧縮機22のみで運転中に空調の負荷の増加に伴って定速圧縮機21が起動されると、定速圧縮機21の密閉容器41には、軸線Cを中心として回転トルクT1の方向に変位する。これに伴い、密閉容器41の外周部41aに接続された定速側吐出管52は、図2に矢印で示す力Mの方向、すなわち、配管支持板70を後方へ押す方向に変位し、配管支持板70は、定速側吐出管52と共に後方へ撓む。
本第1の実施の形態では、配管支持板70を片持ちで底板13に立設し、配管支持板70の上部の配管連結体72に定速側吐出管52の外側管55cを連結したため、定速側吐出管52を変位させる力Mの一部を、配管支持板70の撓みによって吸収することができる。このため、定速圧縮機21の起動に伴う定速側吐出管52の変位量及び振動を低減でき、定速側吐出管52に作用する応力を低減できる。また、定速側吐出管52だけでなく、定速側吸込管50に作用する応力も低減できる。また、配管支持板70は、配管支持板70が大きく撓むことができるように、板面75が力Mの方向に略直交する向きで配置されているため、定速側吐出管52に作用する応力を効果的に低減できる。このように、冷媒配管に作用する応力を低減することで、冷媒配管の破損を防止できるだけでなく、冷媒配管長を短くしたり、異音の発生を抑制したり、冷媒配管を流れる冷媒の圧力損失を低減したりすることができる。
定速側吐出管52が板面75側に変位したとしても、上部固定部71dが前方にオフセットされているため、定速側吐出管52が板面75に接触することは無い。
また、定速側吐出管52は、外周部41aに接続されるため回転トルクT1の影響を受け易いが、配管支持板70を設けることで変位量及び振動を低減でき、定速側吐出管52に作用する応力を効果的に低減できる。
さらに、定速側吐出管52は、接続管部52aから上方に延びる上側U字管部52bと、上側U字管部52bから下方に延びる下側U字管部52cとを有し、定速側吐出管52と定速側吐出管52との連結部である配管連結体72と吐出口21bとの間の冷媒配管にU字部55b等の略U字状の屈曲部が設けられているため、この屈曲部の撓みによって応力を分散して応力の集中を抑制できる。また、配管連結体72と吐出口21bとが略同一の高さ位置に設けられており、上側U字管部52b及び下側U字管部52cに略均一に応力を分散できるため、応力の集中を抑制できる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、定速側吐出管52を支持する配管支持板70を備え、配管支持板70は、密閉容器41が配置される底板13を固定位置として片持ちで固定され、配管支持板70の上部の配管連結体72には定速側吐出管52が連結され、定速圧縮機21の起動時に密閉容器41が密閉容器41の軸線Cを中心とした回転方向に変位すると、配管支持板70は、定速側吐出管52と共に密閉容器41の回転方向に撓むため、定速側吐出管52を変位させる力Mの一部を配管支持板70の弾性的な撓みによって吸収できる。このため、定速圧縮機21の起動に伴う定速側吐出管52の変位量及び振動を低減でき、定速側吐出管52に作用する応力を低減できる。
また、定速圧縮機21は、電源の周波数に応じて定速で回転駆動されるものであるため回転トルクT1が大きくなるが、配管支持板70によって定速圧縮機21の起動に伴う定速側吐出管52の変位量及び振動を低減できるため、定速側吐出管52に作用する応力を低減できる。
また、定速側吐出管52と密閉容器41との接続部である吐出口21bは、密閉容器41の外周部41aに設けられているため定速側吐出管52が変位し易いが、配管支持板70を設けることで効果的に変位を抑制でき、定速側吐出管52に作用する応力を低減できる。
さらに、定速側吐出管52と密閉容器41との接続部である吐出口21bと、定速側吐出管52と配管支持板70との連結部である配管連結体72との間には、定速側吐出管52が略U字状に屈曲されたU字部55b等の屈曲部が形成されているため、この屈曲部の撓みによって応力を分散して応力の集中を抑制できる。
また、配管連結体72は、吐出口21bと略同一の高さ位置に設けられたため、上側U字管部52b及び下側U字管部52cに略均一に応力を分散でき、応力の集中を抑制できる。
[第2の実施の形態]
以下、図7〜図10を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、配管支持板70は、板面75が力Mの方向に略直交する向きで配置されているものとして説明したが、本第2の実施の形態は、配管支持板170の板面175が、力Mの方向に略平行である点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態における室外ユニット11の内部を上方から見た平面図である。図8は、室外ユニット11の左側面図である。図9は、室外ユニット11を前方側から見た斜視図である。図10は、定速圧縮機21の斜視図である。
図7〜図10に示すように、定速圧縮機21の近傍には、定速側吐出管52を支持する配管支持板170が設けられている。配管支持板170は、筺体12の底板13に立設される支持板本体171と、支持板本体171の上部に設けられる配管連結体72とを備えている。
支持板本体171は、一枚の金属板を曲げ加工して上下に長い板状に形成されており、底板13に密着して固定される固定板部171aと、固定板部171aの側端から略直角に屈曲して接続管部52aの近傍まで上方へ延びるアーム部171bと、アーム部171bの上部の前縁から前方へ延出する前方延出部171cと、前方延出部171cの前端から固定板部171aの延出方向に略直角に屈曲して密閉容器41側に側方へ延びる上部固定部171dとを有している。また、アーム部171bは、その前縁部及び後縁部が折り曲げられて形成されたリブ171eを有している。
配管支持板170は、定速側吐出管52を後方から支持可能なように、定速側吐出管52よりも後方に配置される。
固定板部171aには、一対の固定孔173,173が設けられており、配管支持板170は、固定孔173,173に上方から挿通される固定ボルト74,74(図7)によって、固定板部171aが底板13に密着して締結されることで固定される。配管支持板170の筺体12に対する固定部は、固定板部171aだけであり、配管支持板170は、固定板部171aを固定部として片持ちで固定されている。
また、配管支持板170は、アーム部171bにおけるその板厚方向に垂直な面である板面175が筺体12の上記前面パネルに略直交する向きで固定されている。すなわち、配管支持板170は、板面175が前面パネルに略直交する向きで底板13に片持ちで固定されているため、左右方向に力が作用した場合にはアーム部171bの下端を曲げの起点として左右方向に比較的大きく撓むことができるが、前後方向には撓みにくくなっている。
アーム部171bは、下側U字管部52cの外側管55cの後方に配置され、固定板部171aから密閉容器41の軸線Cと略平行に上方へ延びている。アーム部171bの上端は接続管部52aの下方で接続管部52aの近傍に位置している。
上部固定部171dは、前方に延びる前方延出部171cによって、アーム部171bの前縁から前方にオフセットして設けられ、外側管55cの上部の後方に位置する。上部固定部171dは、力Mに対して略垂直な板である。
配管連結体72は、固定ボルト76によって上部固定部171dの前面に固定され、吐出口21bと略同一の高さ位置で外側管55cに連結される。
配管支持板170を取り付ける際には、まず、支持板本体171を固定ボルト74,74によって底板13に片持ちの状態で固定し、配管連結体72を外側管55cに嵌合させ、その後、固定ボルト76によって配管連結体72を上部固定部171dに固定すれば良い。これにより、定速側吐出管52は、配管支持板170の上部に連結されて配管支持板170によって片持ちで支持される。
定速圧縮機21の起動に伴って回転トルクT1が作用すると、密閉容器41の外周部41aに接続された定速側吐出管52は、図7に矢印で示す力Mの方向、すなわち、配管支持板170を後方へ押す方向に変位し、配管支持板170は、定速側吐出管52と共に後方へ撓む。詳細には、配管支持板170は、上部固定部171d及び前方延出部171cが比較的大きく後方へ撓み、アーム部171bの撓みは小さい。これにより、定速側吐出管52を変位させる力Mの一部を、配管支持板170の撓みによって吸収することができるため、定速圧縮機21の起動に伴う定速側吐出管52の変位量及び振動を低減でき、定速側吐出管52に作用する応力を低減できる。
配管支持板170は、アーム部171bの板面175が、力Mの方向に略平行となる向きで配置され、力Mに対する断面係数が高くなるように設けられている。このため、アーム部171bの剛性は上記第1の実施の形態のアーム部71bよりも高くなっており、回転トルクT1がより大きくなった場合であっても、定速側吐出管52の変位量及び振動を効果的に低減できる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記第1及び第2の実施の形態では、配管支持板70,170は、定速側吐出管52を後方から支持するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。配管支持板は、底板13に片持ちで固定された状態で定速側吐出管52を支持すれば良く、例えば、定速側吐出管52を前方側から支持し、引っ張られるようにして力Mの方向に撓む構成としても良い。
10 空気調和装置
13 底板(床)
21 定速圧縮機(圧縮機)
21a 吸込口
21b 吐出口
41 密閉容器
41a 外周部
52 定速側吐出管(冷媒配管)
52b 上側U字管部(U字管)
52c 下側U字管部(U字管)
70,170 配管支持板(板材)
C 軸線

Claims (5)

  1. 密閉容器内に回転圧縮要素を収納した圧縮機と、前記密閉容器に接続される冷媒配管とを備えた空気調和装置において、
    前記冷媒配管を支持する板材を備え、当該板材は、前記密閉容器が配置される床を固定位置として片持ちで固定され、前記板材の上部には前記冷媒配管が連結され、
    前記圧縮機の起動時に前記密閉容器が前記密閉容器の軸線を中心とした回転方向に変位すると、前記板材は、その下端を曲げの起点として前記冷媒配管と共に前記密閉容器の回転方向に弾性変形によって撓むことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記圧縮機は、電源の周波数に応じて定速で回転駆動される定速圧縮機であることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記冷媒配管と前記密閉容器との接続部は、前記密閉容器の外周部に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和装置。
  4. 前記冷媒配管と前記密閉容器との接続部と、前記冷媒配管と前記板材との連結部との間には、前記冷媒配管を略U字状に屈曲したU字管が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 前記連結部は、前記接続部と略同一の高さ位置に設けられたことを特徴とする請求項4記載の空気調和装置。
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