JP2014089005A - 圧縮機の配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の配管構造において、配管の破損を防止できるようにする。
【解決手段】定速圧縮機20の41aに設けられた接続管58に第一接続部62を介してオイル管56の一端を接続し、オイル管56の他端に第二接続部68を介してオイルバランス管57の一端を接続し、オイルバランス管57と接続管58との間に、第一接続部62と第二接続部68とを一体に補強する補強部材70を配置し、補強部材70が、接続管58を把持する第一クランパ71と、第二接続部68の外径部を把持する第二クランパ72と、各クランパ71,72を連結する連結板部73とを備えた。
【選択図】図6

Description

本発明は、圧縮機の配管構造に関する。
従来、空気調和装置の圧縮機において、一の圧縮機と他の圧縮機とを配管で連結し、この配管を通して複数の圧縮機間でのオイルの移動を可能とし、一の圧縮機及び他の圧縮機のオイル量を適正に調整できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−137578号公報
ところで、上記従来のような圧縮機では、圧縮機の運転時の振動等によって配管に負荷がかかり、配管が破損する虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、圧縮機の配管構造において、配管の破損を防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、圧縮機の本体胴部に設けられた太径の接続管に第一接続部を介して第一配管の一端を接続し、前記第一配管の他端に第二接続部を介して第二配管の一端を接続し、前記第二配管と前記太径の接続管との間に、前記第一接続部と前記第二接続部とを一体に補強する補強部材を配置し、この補強部材が、前記太径の接続管を把持する第一クランパと、前記第二配管の外径部を把持する第二クランパと、各クランパを連結する連結体とを備えたことを特徴とする特徴とする。
また、本発明は、前記第一配管がオイル管であり、前記第二配管がオイルバランス管であることを特徴とする。
また、本発明は、前記第二配管の他端が、別の圧縮機の吸込み管に接続されていることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記第一クランパの軸線と前記第二クランパの軸線とが略直交することを特徴とする。
また、本発明は、前記クランパが一対の半割部で形成され、一対の半割部を固定具で締め付けて、前記第二配管の外径部、或いは、前記太径の接続管が把持されていることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機の配管構造において、配管の破損を防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の室外ユニットを示す斜視図である。 右の側板、前面板及び上面板を省略して示す室外ユニットの斜視図である。 定速圧縮機及びインバーター型圧縮機の斜視図である。 定速圧縮機及びインバーター型圧縮機の近傍の冷媒回路の構成を示す図である。 オイル吐出管の取り付け状態を示す斜視図である。 オイル吐出管の取り付け状態を示す側面図である。 一方の補強板を示す斜視図である。 第2の実施の形態におけるオイル吐出管の取り付け状態を示す斜視図である。 一対の補強板を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら以下に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の室外ユニットを示す斜視図である。
空気調和装置10は、室外ユニット11と、複数の室内機(不図示)とを備え、これら室外ユニット11と室内機とは、ガス管及び液管(不図示)により接続されている。ガス管は上記室内機の室内熱交換器(不図示)の一端に接続され、液管は上記室内熱交換器の他端に接続される。
室外ユニット11は、前後方向に長い箱型の筺体12を有している。筺体12は、底面板13と、左右の側板14,15と、前面板16と、後面板17と、上面板18とを備える。前面板16は、メンテナンス時等に取り外し可能なように、ねじ等の締結部材で固定されている。前面板16の後方には、電装箱24が配置され、電装箱24の前面の開口は前面板16によって塞がれる。電装箱24内には、室外ユニット11の制御部19等が収納される。
図2は、右の側板15、前面板16及び上面板18を省略して示す室外ユニット11の斜視図である。
図2に示すように、筺体12の内部には、能力一定型の定速圧縮機20、能力可変型のインバーター型圧縮機21(別の圧縮機)、アキュムレータ22、室外熱交換器23、オイルセパレータ(不図示)及び四方弁(不図示)等が配置されており、これらを冷媒配管で繋ぐことで、空調運転を行うための冷凍サイクル回路が構成される。
室外ユニット11の制御部19は、リモートコントローラ(不図示)を介して入力されたユーザの指示等に応じて、空気調和装置10の全体の運転制御を行う。具体的には、制御部19は、ユーザにより指示された動作を実現するため、室外ユニット11が備える圧力センサ、温度センサにより検出された冷媒の圧力および温度に基づき、定速圧縮機20の発停やインバーター型圧縮機21の運転周波数を制御したり、各種弁を開閉・切換したりする制御を行う。制御部19は、運転周波数を調整しながらインバーター型圧縮機21を常時運転し、負荷が増加した場合に、定速圧縮機20を起動し、両方の圧縮機21,20を運転する。
図3は、定速圧縮機20及びインバーター型圧縮機21の斜視図である。図4は、定速圧縮機20及びインバーター型圧縮機21の近傍の冷媒回路の構成を示す図である。
図3及び図4に示すように、アキュムレータ22(図2)から延びる吸込み管25は、吸込み管25a及び吸込み管25bに分岐し、吸込み管25aはサブアキュムレーター26を介してインバーター型圧縮機21の吸込口21aに接続され、吸込み管25bは定速圧縮機20の吸込口20aに接続される。吸込み管25は、アキュムレータ22を経由して上記四方弁に接続されている。
定速圧縮機20及びインバーター型圧縮機21は、吐出管27及び上記オイルセパレータを経由して上記四方弁に接続されている。吐出管27は、インバーター型圧縮機21の吐出口21bに接続された吐出管27a及び定速圧縮機20の吐出口20bに接続された吐出管27bを有し、吐出管27a,27bは下流側で一本の管に統合される。定速圧縮機20とインバーター型圧縮機21とは、上記冷凍サイクル回路内で並列に接続されている。
上記四方弁は、吸込み管25及び吐出管27を、上記ガス管または室外熱交換器23にそれぞれ連通するように切り換えられ、これにより、冷房及び暖房が切り替えられる。室外熱交換器23は、不図示の室外膨張弁及びレシーバタンク等を介して、上記液管に接続されている。
定速圧縮機20及びインバーター型圧縮機21は、円筒形のタンク状に形成されており、互いに隣接して配置され、筺体12の底面板13上に立設されて固定されている。
インバーター型圧縮機21は、密閉形のスクロールコンプレッサであり、円筒形の密閉容器である圧縮機本体31と、電源の周波数を変換するインバーター(不図示)と、この圧縮機本体31内に収容され、インバーターにより変換された電源の周波数に応じた回転数で駆動される電源要素(不図示)と、この電源要素により駆動されて冷媒を圧縮する回転圧縮要素(不図示)とを備える。圧縮機本体31は、高さ方向に長い円筒形容器であり、上記回転圧縮要素は圧縮機本体31内の下部に収容されている。
圧縮機本体31の下部には、圧縮機本体31の胴部31aよりも外側まで放射状に延出する複数の脚片部32が設けられている。定速圧縮機20は、脚片部32と底面板13との間に設けられるマウントゴム33を介して底面板13に固定される。
定速圧縮機20は、密閉形のスクロールコンプレッサであり、円筒形の密閉容器である圧縮機本体41と、この圧縮機本体41内に収容され、電源の周波数に応じた略一定の回転数で駆動される電源要素(不図示)と、この電源要素により略一定の回転数で駆動されて冷媒を圧縮する回転圧縮要素(不図示)とを備える。圧縮機本体41は、高さ方向に長い円筒形容器であり、回転圧縮要素は圧縮機本体41内の下部に収容されている。圧縮機本体41の下部には、圧縮機本体41の胴部41aよりも外側まで放射状に延出する複数の脚片部42が設けられている。定速圧縮機20は、脚片部42と底面板13との間に設けられる複数のマウントゴム43を介して底面板13に固定される。
定速圧縮機20の冷媒の吸込口20aは、圧縮機本体41の上面に設けられており、吸込み管25bは、吸込口20aから上方に引き出された後、インバーター型圧縮機21側に屈曲されて延びる。インバーター型圧縮機21の冷媒の吐出口20bは、圧縮機本体41の胴部41aの上部に設けられており、吐出管27bは、吐出口20bから上方に引き出される。
定速圧縮機20の圧縮機本体41の胴部41aの下部には、圧縮機本体41内のオイル(潤滑油)をインバーター型圧縮機21側に送るオイル吐出管50が接続されている。また、インバーター型圧縮機21には、圧縮機本体31内のオイルを定速圧縮機20側に送るオイル吐出管51が接続されている。オイル吐出管50,51は、吸込み管25b等の冷媒配管よりも小さい径の配管である。
図3及び図4に示すように、オイル吐出管50は、一端が圧縮機本体41に接続され、他端50aがインバーター型圧縮機21の吸込み管25aに接続されており、圧縮機本体41内のオイル量が所定量以上になると、圧縮機本体41のオイルを定速圧縮機20の圧縮機本体31に戻す。オイル吐出管50には、オイル吐出管50のオイルの流れを制御する制御弁52と、オイル吐出管50を通るオイルを減圧するキャピラリーチューブ部53とが設けられている。
オイル吐出管51(図4)は、一端が圧縮機本体31に接続され、他端が定速圧縮機20の吸込み管25bに接続されており、圧縮機本体31内のオイル量が所定量以上になると、圧縮機本体31のオイルを定速圧縮機20の圧縮機本体41に戻す。オイル吐出管51には、オイル吐出管51のオイルの流れを制御する制御弁54と、オイル吐出管51を通るオイルを減圧するキャピラリーチューブ部55とが設けられている。
すなわち、室外ユニット11では、オイル吐出管50及びオイル吐出管51を通って、圧縮機本体41と圧縮機本体31との間をオイルが互いに行き来し、圧縮機本体41と圧縮機本体31内のオイル量の均衡が図られる。
図5は、オイル吐出管50の取り付け状態を示す斜視図である。図6は、オイル吐出管50の取り付け状態を示す側面図である。
図3、図5及び図6に示すように、オイル吐出管50は、圧縮機本体41の胴部41aから引き出されるオイル管56(第一配管)と、オイル管56の先端に接続されて吸込み管25aまで延びるオイルバランス管57(第二配管)とを有している。また、圧縮機本体41は、オイル管56の基端が接続される接続管58(太径の接続管)を有している。
接続管58は、胴部41aの下部から側方に突出した管状の接続部であり、圧縮機本体41と同様の鉄系の材料で構成されている。
オイル管56は、接続管58から側方に引き出されて略直角に上方に屈曲する屈曲部59と、屈曲部59から上方に延びる直線部60とを有する。オイル管56は、一端が接続管58に接続され、他端であって直線部60の上端には、オイルバランス管57が接続される接続部61が設けられている。接続部61は、下方の直線部60よりも太径である。オイル管56は、銅系の材料によって構成されている。オイル管56は、その一端が接続管58に挿入される第一接続部62で、ろう付けによって接続管58に接合されている。
オイルバランス管57は、オイル管56の接続部61に接続される一端接続部63と、一端接続部63から上方に延びる太径部64と、太径部64の上端からU字状に折り返して太径部64の上下の中間部まで下方に延びるU字部65(図3)と、U字部65の下端でインバーター型圧縮機21側へ側方へ屈曲して延びる延出部66(図3)と、上方に延びて吸込み管25aの上部に接続される上方延出部67(図3)とを有している。上方延出部67の先端は、オイルバランス管57の他端50aである。太径部64は、一端接続部63、U字部65、延出部66及び上方延出部67よりも太径に形成されている。制御弁52及びキャピラリーチューブ部53は、上方延出部67に設けられている。オイルバランス管57は、銅系の材料によって構成されている。オイルバランス管57は、一端接続部63がオイル管56の接続部61に挿入される第二接続部68で、ろう付けによってオイル管56に接合されている。
オイル吐出管50は、接続管58とオイルバランス管57とを連結する補強部材70によって補強されている。
補強部材70は、接続管58の外周部を把持する第一クランパ71と、オイルバランス管57の太径部64の外径部を把持する第二クランパ72と、第一クランパ71と第二クランパ72とを連結する板状の連結板部73(連結体)とを備えて構成されている。補強部材70は、例えば、銅製のオイル吐出管50よりも強度・剛性が高い鉄系の材料で構成される。
第一クランパ71は、接続管58の外周部を外側の全周から覆う管状部71aを有している。第二クランパ72は、太径部64の外径部を外側の全周から覆う管状部72aを有している。
第一クランパ71は、管状部71aの軸線C1が、略水平に延びる接続管58の軸線に略一致するように配置される。
連結板部73は、管状部71aの上部から直線部60に沿ってオイルバランス管57の太径部64の側方まで上方に延びている。連結板部73は、胴部41aと直線部60との間を通って上方に延出される。また、連結板部73は、接続管58側の根元部73aが太径部64側の上部73bよりも太く形成されている。連結板部73は略L字状に形成されている。
第二クランパ72は、連結板部73の上部から側方に突出するように設けられ、管状部72aの軸線C2が、略鉛直に延びるオイルバランス管57の軸線に略一致する向きで連結板部73に連結されている。管状部71aの軸線C1と管状部72aの軸線C2とが略直交するため、管状部71a及び管状部72aがその軸方向に移動してしまうことを管状部71a及び管状部72aによって相互に規制でき、補強部材70を強固に固定できる。
補強部材70は、接続管58及びオイルバランス管57を左右の両側から挟んで把持できるように、左右に2分割されており、2分割された一対の補強板74,74を一体に結合して形成される。
図7は、一方の補強板74を示す斜視図である。ここで、補強板74,74は略左右対称に形成されているため、図7では、他方の補強板74の図示を省略している。
図5〜図7に示すように、補強板74は、第一クランパ71の半分を構成する半割部75と、第二クランパ72の半分を構成する半割部76と、半割部75と半割部76とを連結する連結板77とを有している。
半割部75は、帯状の板の中央部を半円状に膨出させて形成されており、接続管58の外周部の略半分を把持可能なように半円状に屈曲された曲面状把持部75aと、曲面状把持部75aの周方向の両端部から延出される合わせ板部75b,75cとを有している。
半割部75は、連結板77の内側面の下部に合わせ板部75bが溶接されることで、連結板77に固定される。合わせ板部75bの下方に位置する合わせ板部75cには、合わせ板部75cを貫通する固定孔75dが形成されている。
半割部76は、帯状の板の中央部を半円状に膨出させて形成されており、オイルバランス管57の太径部64の外径部の略半分を把持可能なように半円状に屈曲された曲面状把持部76aと、曲面状把持部76aの周方向の両端部から延出される合わせ板部76b,76cとを有している。
半割部76は、連結板77の内側面の上部に合わせ板部76bが溶接されることで、連結板77に固定される。合わせ板部76bの外側方に位置する合わせ板部76cには、合わせ板部76cを貫通する固定孔76dが形成されている。
補強板74,74は、固定孔75dに挿通されるボルト78(固定具)及びナットと、固定孔76dに挿通されるボルト79(固定具)及びナットとによって一体化される。
補強部材70は、半割部75,75及び半割部76,76で接続管58及び太径部64を外側から覆うように補強板74,74をセットし、ボルト78及びボルト79を締め込むことでオイル吐出管50に固定される。また、連結板部73には、外周面に固定バンド(不図示)が締め付けられ、この固定バンドによって連結板77,77が固定される。この状態では、合わせ板部75b,75b、合わせ板部75c,75c、合わせ板部76b,76b及び合わせ板部76c,76c同士がボルト78、ボルト79及び上記固定バンドの締め付け力によって当接し、補強板74,74間には隙間が形成されている。このように、補強部材70を分割式にしたため、補強部材70を簡単に取付けできる。
第一クランパ71の内周面と接続管58の外周部との間、及び、第二クランパ72の内周面と太径部64の外径部との間には、ゴム製の防振部材81がそれぞれ介装されている。これにより、接続管58から補強部材70を介してオイル吐出管50に伝達される定速圧縮機20の振動を上記防振部材によって効果的に抑制できるとともに、補強部材70による支持に適度な柔軟性を持たせることができる。
定速圧縮機20及びインバーター型圧縮機21では、起動の際、上記回転圧縮要素の回転の反力によって、回転圧縮要素の回転方向とは反対方向の回転トルクが圧縮機本体41,31に作用する。特に、定速圧縮機20は、電源の周波数に依存して一定速度で運転を行うため、起動の際には、電源の周波数に対応した所定回転数に急激に追従するために、大きな回転トルクが圧縮機本体41に作用し、圧縮機本体41は、この回転トルクの方向に変位(回転)する。このため、上記回転トルクによって、オイル吐出管50等の圧縮機本体41に接続された配管には変位や振動が生じ、この変位や振動により、オイル吐出管50には応力が作用する。
本第1の実施の形態では、圧縮機本体41の胴部41aに固定されているとともに鉄系の材料で構成されていることで剛性が高い接続管58に第一クランパ71を固定し、オイルバランス管57の太径部64に第二クランパ72を固定し、第一クランパ71と第二クランパ72とを連結板部73で連結したため、オイル管56及びオイルバランス管57に作用する応力を低減でき、応力は、オイル吐出管50の全体に分散される。このため、ろう付け部を有する第一接続部62及び第二接続部68への応力集中を回避でき、オイル管56及びオイルバランス管57の破損を防止できる。
また、図3に示すように、オイル吐出管50は、インバーター型圧縮機21側の吸込み管25まで延びる長い管であるとともに、途中の固定部としては、上方延出部67において支持バンド80によって吸込み管25bに対して位置を規制しているだけであるため、定速圧縮機20の回転トルクによって変位し易い構成であるが、定速圧縮機20の接続管58の位置に補強部材70を設けたため、効果的にオイル吐出管50の変位を低減でき、オイル吐出管50の破損を防止できる。
また、第二クランパ72を、一端接続部63よりも太径で剛性が高い太径部64に固定したため、オイルバランス管57を安定して把持でき、オイル吐出管50の変位を低減できるため、オイル吐出管50の破損を防止できる。
さらに、第一クランパ71及び第二クランパ72は、接続管58及び太径部64の略全周を囲って把持するため、オイル吐出管50を強固に固定できる。このため、オイル吐出管50の変位を低減でき、オイル吐出管50の破損を防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、定速圧縮機20の胴部41aに設けられた接続管58に第一接続部62を介してオイル管56の一端を接続し、オイル管56の他端に第二接続部68を介してオイルバランス管57の一端を接続し、オイルバランス管57と接続管58との間に、第一接続部62と第二接続部68とを一体に補強する補強部材70を配置し、この補強部材70が、接続管58を把持する第一クランパ71と、オイルバランス管57の外径部を把持する第二クランパ72と、各クランパ71,72を連結する連結板部73とを備え、補強部材70によってオイルバランス管57を胴部41aの剛性が高い接続管58に連結して支持できるため、オイル管56及びオイルバランス管57の撓みを抑制でき、オイル吐出管50の破損を防止できる。
また、胴部41aから引き出されるオイル管56、及び、制御弁52及びキャピラリーチューブ部53が設けられるオイルバランス管57の破損を防止できる。
また、オイルバランス管57の他端50aが別の圧縮機であるインバーター型圧縮機21の吸込み管25aに接続される長い配管であったとしても、オイルバランス管57の撓みを抑制でき、オイル吐出管50の破損を防止できる。
さらに、第一クランパ71の軸線C1と第二クランパ72の軸線C2とが略直交するため、第一クランパ71及び第二クランパ72の移動を相互に規制でき、補強部材70を強固に固定できるため、オイル吐出管50の撓みを抑制してオイル吐出管50の破損を防止できる。
また、第一クランパ71及び第二クランパ72が一対の半割部75,75及び半割部76,76でそれぞれ形成され、半割部75,75及び半割部76,76をボルト78及びボルト79で締め付けて、接続管58及び太径部64の外径部が把持されているため、補強部材70を簡単に取付けできるとともに、接続管58及びオイルバランス管57を全周から支持でき、オイル管56及びオイルバランス管57の撓みを効果的に抑制して配管の破損を防止できる。
なお、上記第1の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
[第2の実施の形態]
以下、図8及び図9を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、補強板74は、半割部75と、半割部76と、連結板77とを溶接して構成されているものとして説明したが、本第2の実施の形態は、主として、補強板174が一枚の板で一体に構成される点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図8は、第2の実施の形態におけるオイル吐出管50の取り付け状態を示す斜視図である。
オイル吐出管50は、接続管58とオイルバランス管57とを連結する補強部材170によって補強されている。
補強部材170は、接続管58の外周部を把持する第一クランパ171と、オイルバランス管57の太径部64の外径部を把持する第二クランパ172と、第一クランパ171と第二クランパ172とを連結する板状の連結板部173(連結体)とを備えて構成されている。補強部材170は、例えば、銅製のオイル吐出管50よりも強度・剛性が高い鉄系の材料で構成される。
第一クランパ171は管状部71aを有し、第二クランパ172は管状部72aを有している。軸線C1と軸線C2とは略直交している。
補強部材170は、接続管58及びオイルバランス管57を左右の両側から挟んで把持できるように、左右に2分割されており、2分割された一対の補強板174,174を一体に結合して形成される。
図9は、一対の補強板174,174を示す斜視図である。
図9に示すように、補強板174,174は略左右対称に形成されている。
各補強板174は、予めL字状に形成された一枚の板材に対し、曲げ加工及び孔開けをすることで一体に形成されている。
各補強板174は、第一クランパ171の半分を構成する半割部175と、第二クランパ172の半分を構成する半割部176と、半割部175と半割部176とを連結する連結板177とを有している。
半割部175は、補強板174の基材の下部を半円状に膨出させて形成されており、接続管58の外周部の略半分を把持可能なように半円状に屈曲された曲面状把持部175aと、曲面状把持部175aの周方向の端部から延出される合わせ板部175bとを有している。合わせ板部175bには、ボルト78が挿通される固定孔175cが形成されている。
半割部176は、補強板174の基材の上部を半円状に膨出させて形成されており、オイルバランス管57の太径部64の外径部の略半分を把持可能なように半円状に屈曲された曲面状把持部176aと、曲面状把持部176aの周方向の端部から延出される合わせ板部176bとを有している。合わせ板部176bには、ボルト79が挿通される固定孔176cが形成されている。
連結板177は、半割部175と半割部176とを連結する板であり、合わせ板部175b及び合わせ板部176bと略面一に形成されている。連結板177の上部で半割部176に隣接する位置には、連結板177,177を固定するボルト(不図示)が挿通される固定孔177cが形成されている。
補強板174,174は、ボルト78,79及び不図示の上記ボルトと、これらボルトに螺合されるナット(不図示)とによって締結されることで一体化される。
補強部材170は、半割部175,175及び半割部176,176で接続管58及び太径部64を外側から覆うように補強板174,174をセットし、ボルト78,79及び不図示の上記ボルトを締め込むことでオイル吐出管50に固定される。この状態では、合わせ板部175b,175b、合わせ板部176b,176b及び連結板177,177同士がボルト78,79等の締め付け力によって当接する。このように、補強部材170を分割式にしたため、補強部材170を簡単に取付けできる。
第一クランパ171の内周面と接続管58の外周部との間、及び、第二クランパ172の内周面と太径部64の外径部との間には、防振部材81がそれぞれ介装されている。
なお、上記第1及び第2の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1及び第2の実施の形態に限定されない。
上記第1及び第2の実施の形態では、補強部材70,170は、オイル吐出管50を補強するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、圧縮機に接続された他の配管を補強するものであっても良い。例えば、インバーター型圧縮機21に接続されたオイル吐出管51や、定速圧縮機20の吐出口20bに接続された冷媒の吐出管27bに補強部材を取り付けて補強しても良い。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、接続管58から側方に引き出されて略直角に上方に屈曲する屈曲部59を有するオイル吐出管50に補強部材70,170を設けるものとして説明したが、これに限らず、例えば、接続管58から真直ぐに配管を引き出し、この配管の第二配管と接続管58とを連結する補強部材を設ける構成としても良い。
20 定速圧縮機(圧縮機)
21 インバーター型圧縮機(別の圧縮機)
25a 吸込み管
41a 胴部(本体胴部)
56 オイル管(第一配管)
57 オイルバランス管(第二配管)
58 接続管(太径の接続管)
62 第一接続部
68 第二接続部
70、170 補強部材
71,171 第一クランパ
72,172 第二クランパ
73,173 連結板部(連結体)
75,75,175,175 半割部
76,76,176,176 半割部
78 ボルト(固定具)
79 ボルト(固定具)
C1 軸線
C2 軸線

Claims (5)

  1. 圧縮機の本体胴部に設けられた太径の接続管に第一接続部を介して第一配管の一端を接続し、前記第一配管の他端に第二接続部を介して第二配管の一端を接続し、前記第二配管と前記太径の接続管との間に、前記第一接続部と前記第二接続部とを一体に補強する補強部材を配置し、この補強部材が、前記太径の接続管を把持する第一クランパと、前記第二配管の外径部を把持する第二クランパと、各クランパを連結する連結体とを備えたことを特徴とする圧縮機の配管構造。
  2. 前記第一配管がオイル管であり、前記第二配管がオイルバランス管であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の配管構造。
  3. 前記第二配管の他端が、別の圧縮機の吸込み管に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機の配管構造。
  4. 前記第一クランパの軸線と前記第二クランパの軸線とが略直交することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の圧縮機の配管構造。
  5. 前記クランパが一対の半割部で形成され、一対の半割部を固定具で締め付けて、前記第二配管の外径部、或いは、前記太径の接続管が把持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の圧縮機の配管構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179239A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 東芝キヤリア株式会社 曲げ管、およびこの曲げ管を備えた圧縮機

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