JP6079063B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置等に関する。
インクジェット方式のプリンターで用いられるインクカートリッジ(液体容器)には、そのカートリッジから消費されたインクのインク総消費量(インク消費量)を管理するために記憶装置が設けられているものがある。また、インクカートリッジではなく、印刷装置に設けられたインクタンクにインクを充填する方式においても、記憶装置を含むメモリーユニットを印刷装置に装着してインク消費量を管理するものがある。この記憶装置には、例えばインクの色やインク総消費量などの情報が格納される。インク総消費量に関するデータは、印刷装置本体から記憶装置に送信され、記憶装置に含まれる不揮発性メモリーなどに書き込まれる。例えば特許文献1には、インク総消費量に関するデータを印刷が終了する毎に記憶装置に書き込む手法が開示されている。
しかしながらこの手法では、印刷中に電源断などの不測の事象があると本体側でカウントしているインク総消費量を記憶装置に書き込むことができず、本体側のインク総消費量と記憶装置側のインク総消費量とが乖離してしまうなどの問題がある。
特開2002−120375号公報
本発明の幾つかの態様によれば、信頼性の高いインク総消費量の管理ができる印刷装置等を提供できる。
本発明の一態様は、インクパックに収容されたインクがそれぞれ充填される第1のインクタンク〜第n(nは2以上の整数)のインクタンクと、前記第1のインクタンク〜前記第nのインクタンクに対応する第1のスロット〜第nのスロットと、前記インクパックと同梱され、前記第1のスロット〜前記第nのスロットに装着される第1のメモリーユニット〜第nのメモリーユニットと、前記第1のスロット〜前記第nのスロットに装着された前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットに対してデータの読み出し又は書き込みの制御を行う処理部とを含み、前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットは、記憶装置をそれぞれ有し、前記処理部は、印刷実行中にインク色毎にインク消費量をカウントする処理を行い、カウントした前記インク消費量に基づいてインク色毎に本体側インク総消費量情報を更新し、前記本体側インク総消費量情報に基づくインク総消費量の増加分が第1のしきい値を超える毎に、前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットのうちのインク色に対応するメモリーユニットの前記記憶装置に対して、前記本体側インク総消費量情報に基づく前記インク総消費量を書き込み、前記インク総消費量の増加分が前記第1のしきい値を超えていない場合であっても、前記インク総消費量が前記メモリーユニットの使用終了を規定する第2のしきい値を超えた場合には、前記インク総消費量を前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込むと共に、前記メモリーユニットの使用が終了したことを示す使用終了情報を前記記憶装置に書き込むことを特徴とする印刷装置に関係する。
本発明の一態様によれば、インク総消費量が第1のしきい値分だけ増加する毎に記憶装置への書き込み処理を行えばよいから、書き込み処理の回数を抑制することができる。こうすることで、記憶装置の書き込みエラーによるデータの破壊などを抑制することができる。また、記憶装置に書き込まれたインク総消費量と本体側インク総消費量とのずれを第1のしきい値以下にすることができる。また、インク総消費量が第2のしきい値を超えた直後に、インク総消費量及び使用終了情報を記憶装置に書き込むことができるから、確実にメモリーユニットの使用を終了させることができる。その結果、信頼性の高いインク総消費量の管理などが可能になる。
また本発明の一態様では、前記処理部は、前記本体側インク総消費量情報に基づく前記インク総消費量が前記第2のしきい値未満であるときは、インク色に対応する前記メモリーユニットが非装着である場合、又は前記使用終了情報がインク色に対応する前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれている場合に、印刷を非実行としてもよい。
このようにすれば、記憶装置に使用終了情報が書き込まれていないメモリーユニットが装着されている場合に印刷が実行可能となるから、確実にインク総消費量を記憶装置に書き込むことができる。
また本発明の一態様では、前記処理部は、前記本体側インク総消費量情報に基づく前記インク総消費量が前記第2のしきい値以上であって第3のしきい値未満であるときは、インク色に対応する前記メモリーユニットが非装着である場合、又は前記使用終了情報がインク色に対応する前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれている場合であっても、印刷を実行可能な状態にしてもよい。
このようにすれば、インク総消費量が第2のしきい値以上であってもインクタンクにインクが残っている場合には、残っているインクを使用して印刷を続けることができる。
また本発明の一態様では、前記第2のしきい値は、前記メモリーユニットが装着される印刷装置のインク消費効率が所定の範囲の下限値である場合に、前記メモリーユニットと同梱されていた前記インクパックに収容されるインク量分のインクを消費したときの推定されるインク総消費量に対応する値であってもよい。
このようにすれば、印刷装置のインク消費効率が所定の範囲の下限値である場合であっても、インク総消費量が第2のしきい値になる前までは印刷することができる。
また本発明の一態様では、前記処理部は、印刷装置の電源が投入された後、又は前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットのうちのいずれかのメモリーユニットが交換された後に、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれたインク総消費量が前記第2のしきい値未満である場合に、前記本体側インク総消費量情報を、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量と同一の値に書き換えてもよい。
このようにすれば、記憶装置に書き込まれたインク総消費量と本体側インク総消費量とを同じ値にすることができる。またインク補充と共にメモリーユニットが交換された場合に、本体側インク総消費量情報を初期値に書き換えることができる。
また本発明の一態様では、前記処理部は、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量が前記第2のしきい値以上である場合には、前記本体側インク総消費量情報を前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量で書き換えなくてもよい。
このようにすれば、本体側インク総消費量情報を誤った値に書き換えることを防止できる。
また本発明の一態様では、前記処理部は、前記メモリーユニットが、前記第1のスロット〜前記第nのスロットのうち、同梱されていた前記インクパックに収容されていたインクのインク色に対応するスロットに装着されている場合に、前記本体側インク総消費量情報を、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量と同一の値に書き換えてもよい。
このようにすれば、メモリーユニットが誤装着されている場合に、本体側インク総消費量情報を誤った値に書き換えることを防止できる。
また本発明の一態様では、前記記憶装置は、同梱されていた前記インクパックの前記インク色に対応するインク色情報を記憶し、前記処理部は、前記メモリーユニットに対して読み出しコマンドを出力し、前記読み出しコマンドにより読み出されたインク色情報と、前記メモリーユニットが装着されたスロットに対応するインク色とが一致するか否かを判断し、前記読み出されたインク色情報と、前記スロットに対応するインク色とが一致する場合に、前記本体側インク総消費量情報を、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量と同一の値に書き換えてもよい。
このようにすれば、メモリーユニットが異なるインク色に対応するスロットに装着されている場合に、処理部が誤装着を検出することができるから、本体側インク総消費量情報を誤った値に書き換えることを防止できる。
印刷装置の構成例を示す斜視図。 インクタンク及びスライダーの構成例を示す側面図。 スライダーの構成例。 メモリーユニットの構成例。 メモリーユニットが搭載されたスライダーの先端部の構成例。 インクパックセットの構成例。 第1〜第nのスロット、第1〜第nのメモリーユニット及び処理部の構成例。 記憶装置にインク総消費量を書き込む処理のフローチャートの一例。 図9(A)は、印刷実行のための条件を説明する図。図9(B)は、本体側インク総消費量情報を書き換えるための条件を説明する図。 メモリーユニットの誤装着を検出する処理のフローチャートの一例。 メモリーユニットに対する読み出し処理のフローチャートの一例。 第jのメモリーユニットに対する読み出し処理のタイミングチャートの一例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.印刷装置
図1は、本実施形態における印刷装置200の構成例を示す斜視図である。本実施形態の印刷装置200は、第1〜第n(nは2以上の整数)のインクタンク220−1〜220−n、第1〜第nのスロット230−1〜230−n、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−n、スライダー240−1〜240−n、処理部210及び操作部250を含む。なお、本実施形態の印刷装置200は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。図1ではn=4の場合を示すが、n=2又はn=3であってもよいし、n≧5であってもよい。
なお、以下の説明において、第1〜第nのインクタンク220−1〜220−nについて個々のインクタンクを区別する必要がないときは、適宜インクタンク220と記載する。第1〜第nのスロット230−1〜230−n、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−n、スライダー240−1〜240−nについても、同様とする。
第1〜第n(nは2以上の整数)のインクタンク220−1〜220−nには、インクパックに収容されたインクがそれぞれ充填される。例えば、第1のインクタンク220−1にはブラック、第2のインクタンク220−2にはイエロー、第3のインクタンク220−3にはマゼンタ、そして第4のインクタンク220−4にはシアンのインクが充填される。これらのインクは別々のインクパックに収容されて、ユーザーに提供される。ユーザーは、必要とするインク色のインクパックから、インク色に対応するインクタンク220にインクを充填(補充)することができる。
第1〜第nのスロット230−1〜230−nは、印刷装置200に着脱可能なスライダー230−1〜230−nを印刷装置200に装着するためのもので、第1〜第nのインクタンク220−1〜220−nに対応して設けられる。例えば、第1〜第4のスロット230−1〜230−4は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのインクが各々充填された第1〜第4のインクタンク220−1〜220−4の上に対応して設けられる。
第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nは、インクパックと同梱されてユーザーに提供され、ユーザーによりスライダー240−1〜240−nに取り付けられる。メモリーユニット100−1〜100−nが取り付けられたスライダー240−1〜240−nが、第1〜第nのスロット230−1〜230−nに装着されることで、メモリーユニット100はスロット230に装着される。図1では、各メモリーユニット100は対応する各スロット230に装着されているので、見ることができない。第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nは、記憶装置110(図示せず)をそれぞれ有する。
記憶装置110は、同梱されていたインクパックのインク色に依らない共通の通信用ID情報と、同梱されていたインクパックのインク色に対応するインク色情報と、同梱されていたインクパックのインクの充填量とを予め記憶している。例えば、ブラックのインクが収容されたインクパックと同梱されて提供された第1のメモリーユニット100−1に含まれる記憶装置110は、共通の通信用ID情報とブラックに対応するインク色情報とを予め記憶している。そして第1のメモリーユニット100−1は、第1のスロット230−1に装着される。印刷処理の実行に伴って、各スロット230に装着されたメモリーユニット100の記憶装置110に対して、対応するインク色のインク総消費量情報が処理部210により書き込まれる。総消費量情報は、インクパックのインク充填量をもとにしたインクの消費割合データ(相対値)の情報である。
スライダー240−1〜240−nは、第1〜第nのスロット230−1〜230−nに装着される。第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nのうちの第k(kは1≦k≦nである整数)のメモリーユニット100−kは、ユーザーによりスライダー240−kに着脱可能に搭載される。そして第kのメモリーユニット100−kが搭載されたスライダー240−kが、第kのスロット230−kに装着されることで、第kのメモリーユニット100−kが第kのスロット230−kに装着される。
処理部210は、CPU211、記憶部212、通信処理部213を含み、印刷装置200の印刷処理や各メモリーユニット100との通信処理を実行する。具体的には、第1〜第nのスロット230−1〜230−nに装着された第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nに対してデータの読み出し又は書き込みの制御を行う。また、処理部210は、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nが第1〜第nのスロット230−1〜230−nに装着されているか否かを検出する処理を行う。また、処理部210は、印刷実行中にインク色毎にインク消費量をカウントする処理と、カウントしたインク消費量をもとに、各インク色の本体側インク総消費量情報WD(WD1〜WDn)を計算し、自身の記憶部212の本体側インク総消費量情報WDを更新する処理を行う。インク色毎のインク消費量のカウント処理では、印刷により消費されたインクのカウントの他に、印刷装置200の印刷ヘッドのメンテナンスにより消費されたインク消費量のカウントも含めてインク消費量をカウントする。
操作部250は、ユーザーが各種の指示や設定を行うための入力装置であり、また、ユーザーに各種の通知を行うための表示部を備えている。
図2は、本実施形態のインクタンク220及びスライダー240の構成例を示す側面図である。インクタンク220はインク供給口222を備える。ユーザーは、インク供給口222からインクパックに収容されたインクを充填することができる。インクタンク220は、印刷装置200に固定されており、固定された状態でインクを充填することができる。スライダー240がスロット230に装着されている状態では、スライダー240のインク供給口カバー242を開けることでインクタンク220にインクを充填することができる。
スライダー240は、インクタンク220の上部をスライドすることで、印刷装置200から脱着可能である。ユーザーがメモリーユニット100をスロット230に装着する際には、スライダー240をスロット230から引き抜いて、メモリーユニット100をスライダー240の装着方向側の先端部に搭載し、スライダー240を装着方向に沿って再びスロット230に挿入する。図2は、メモリーユニット100がスライダー240に搭載された状態を示す。
図3に、本実施形態のスライダー240の構成例を示す。図3に示すように、メモリーユニット100がスライダー240の装着方向側の先端部に搭載される。ここで「搭載される」とは、メモリーユニット100がスライダー240の所定の場所に置かれることを意味し、所定の場所に固定される必要はない。
図4に、本実施形態のメモリーユニット100の構成例を示す。メモリーユニット100は、記憶装置110(図示せず)、リセット端子TRST、クロック端子TSCK、データ端子TSDA、第1の電源端子TVDD、第2の電源端子TVSS、装着検出端子TCOを有する。これらの端子は、メモリーユニット100がスロット230に装着されることで、スロット230に設けられた印刷装置200の本体側端子CRST、CSCK、CSDA、CVDD、CVSS及びCCOにそれぞれ電気的に接続される。なお、リセット端子TRST、クロック端子TSCK、データ端子TSDA、第1の電源端子TVDD、第2の電源端子TVSSをまとめて「記憶装置用端子」とも呼ぶ。また、端子の個数及び配列は図4に示すものに限定されず、様々な個数、配列が可能である。
図5に、本実施形態のスライダー240に着脱可能に搭載されるメモリーユニット100の構成例を示す。図5に示すように、メモリーユニット100は、スライダー240の装着方向側の先端部に搭載される。
図6に本実施形態のインクパックセット300の構成例を示す。インクパックセット300は、インクパック310及びメモリーユニット100を含み、これらが同梱されたものである。例えば、ブラックのインクパックセット300は、ブラックのインクが収容されたインクパック310とブラックのインク色情報が記憶されたメモリーユニット100とを含み、これらが同梱されたものである。インクパック310は、例えばラミネート加工されたフィルムで形成された袋(パウチパック)にインクを充填したものである。
本実施形態の印刷装置200によれば、インクタンク220内のインクが不足した場合にユーザーがインクタンク220にインクを補充して印刷を続けることができる。
図7に、本実施形態の印刷装置200の第1〜第nのスロット230−1〜230−n、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−n及び処理部210の構成例を示す。なお、本実施形態の印刷装置200は図7の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nは、記憶装置用端子として、リセット端子TRST、クロック端子TSCK、データ端子TSDA、第1の電源端子TVDD、第2の電源端子TVSSをそれぞれ有する。これらの記憶装置用端子は、各メモリーユニット100が有する記憶装置110と電気的に接続される。
また、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nは、装着検出端子TCOをそれぞれ有する。各メモリーユニット100において、装着検出端子TCOは第2の電源端子TVSSに電気的に接続される。
第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nは、記憶装置110をそれぞれ有する。記憶装置110には、同梱されるインクパック310のインク色に依らない共通の通信用ID情報COMIDと、同梱されるインクパック310のインク色に対応するインク色情報COL(COL1〜COLn)と、同梱されるインクパックに充填された初期インクパック充填量が、工場出荷時において書き込まれている。また、記憶装置110には、印刷処理の実行に伴って、対応するインク色のインク総消費量情報WDM(WDM1〜WDMn)が処理部210により書き込まれる。また、記憶装置110には、メモリーユニット100が使用終了であるか否かを示す情報を記憶する領域がある。記憶装置110は、EEPROMなどの不揮発性メモリーで構成することができる。
第1のメモリーユニット100−1が第1のスロット230−1に装着されることで、記憶装置用端子TRST、TSCK、TSDA、TVDD、TVSS及び装着検出端子TCOは、第1のスロット230−1に設けられた本体側端子CRST、CSCK、CSDA、CVDD、CVSS及びCCOにそれぞれ電気的に接続される。第2〜第nのメモリーユニット100−2〜100−nについても、同様である。
第1〜第nのスロット230−1〜230−nに設けられた本体側端子のうち、クロック端子CSCK、データ端子CSDA、第1の電源端子CVDD、第2の電源端子CVSSはそれぞれ共通接続される。処理部210は、クロック端子CSCKに対してクロック信号SCK、第1の電源端子CVDDに対して第1の電源電圧(高電位側電源電圧)VDD、第2の電源端子CVSSに対して第2の電源電圧(低電位側電源電圧)VSSをそれぞれ出力する。また、処理部210は、データ端子CSDAに対してデータ信号SDAを出力し、データ端子CSDAからのデータ信号SDAを受け取る。
第1〜第nのスロット230−1〜230−nに設けられたリセット端子CRSTに対しては、処理部210は第1〜第nのリセット解除信号RST1〜RSTnを出力する。
処理部210は、CPU211、記憶部212、通信処理部213を含み、印刷装置200の印刷処理やインク消費量のカウント処理、各メモリーユニット100との通信処理などを実行する。記憶部212には、各インク色の本体側インク総消費量情報WD(WD1〜WDn)が記憶される。
処理部210は、装着検出端子TCOによりスロット230にメモリーユニット100が装着されていることを検出することができる。例えば、第1のスロット230−1に対して装着検出を行う場合には、処理部210は、第1の電源端子CVDDに対して第1の電源電圧VDDを出力し、第1の装着検出信号CO1の電圧レベルにより装着の有無を検出する。第1のスロット230−1の本体側装着検出端子CCOは、抵抗素子R1を介して第1の電源端子CVDDに接続されているから、メモリーユニット100が装着されていない場合には第1の装着検出信号CO1の電圧レベルはHレベル(高電位レベル、VDDレベル)になる。
一方、メモリーユニット100が装着されている場合には、本体側装着検出端子CCO、メモリーユニット100の装着検出端子TCO及び第2の電源端子TVSSが電気的に接続されるから、第1の装着検出信号CO1の電圧レベルはLレベル(低電位レベル、VSSレベル)になる。従って、処理部210は、第1の装着検出信号CO1がHレベルである場合には非装着と判断し、Lレベルである場合には装着と判断することができる。このようにして、処理部210は、第1〜第nのスロット230−1〜230−nの各々にメモリーユニット100が装着されているか否かを検出することができる。
メモリーユニット100の装着検出の方法は、図7に示すものに限定されない。例えば、電気的に接続された2つの装着検出端子をメモリーユニット100に設けて、処理部210が、これら2つの装着検出端子に対応する2つの本体側(スロット側)装着検出端子間の電気的導通を検出することで、装着検出を行ってもよい。
図7に示す構成例では、処理部210が第1〜第nのリセット解除信号RST1〜RSTnのうちの1つをアクティブにすることで、1つのメモリーユニット100を選択して読み出し又は書き込みをすることができる。しかし、メモリーユニット100を選択する方法はこれに限定されない。例えば、処理部210がクロック信号SCKをスロット230毎に個別に出力する構成にすれば、第jのメモリーユニット100−jにのみクロック信号SCKを出力することで、第jのメモリーユニット100−jを選択することができる。或いは、処理部210がデータ信号SDAをスロット230毎に個別に入出力する構成にすれば、第jのメモリーユニット100−jにのみデータ信号SDA(例えば読み出しコマンドなど)を出力することで、第jのメモリーユニット100−jを選択することもできる。
2.インク総消費量
処理部210は、印刷実行中にインク色毎にインク消費量をカウントする処理を行い、カウントしたインク消費量に基づいてインク色毎に本体側インク総消費量情報を更新する。本体側インク総消費量情報は、処理部210の記憶部212に記憶されている。そして、本体側インク総消費量情報に基づくインク総消費量WDの増加分ΔWDが第1のしきい値WTH1を超える毎に、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nのうちのインク色に対応するメモリーユニット100の記憶装置110に対して、本体側インク総消費量情報に基づくインク総消費量WDを書き込む。ここでインク総消費量WDの増加分ΔWDは、前回に処理部210が記憶装置110に書き込んだインク総消費量WDからの増加分である。このようにすれば、インク総消費量WDが第1のしきい値WTH1分だけ増加する毎に記憶装置110への書き込み処理を行えばよいから、書き込み処理の回数を抑制することができる。その結果、記憶装置110の書き込みエラーによる記憶データの破壊を抑制することができる。また、記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMと本体側インク総消費量WDとのずれ(差分)を第1のしきい値WTH1以下にすることができるから、信頼性の高いインク総消費量管理が可能になる。
さらに処理部210は、インク総消費量WDの増加分ΔWDが第1のしきい値WTH1を超えていない場合であっても、インク総消費量WDがメモリーユニット100の使用終了を規定する第2のしきい値WTH2を超えた場合には、インク総消費量WDをメモリーユニット100の記憶装置110に書き込むと共に、メモリーユニット100の使用が終了したことを示す使用終了情報を記憶装置110に書き込む。このようにすれば、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2を超えた直後に、インク総消費量WD及び使用終了情報を記憶装置110に書き込むことができるから、確実にメモリーユニット100の使用を終了させることができる。処理部210は、使用終了情報が書き込まれた記憶装置110に対しては、インク総消費量WDを書き込まない。
第1のしきい値WTH1は、処理部210がカウントできるインク消費量の最小値より大きく、且つ第2のしきい値WTH2より小さい値である。例えば、第2のしきい値WTH2が100%である場合に、第1のしきい値WTH1は1%である。
図8は、記憶装置110にインク総消費量WDを書き込む処理のフローチャートの一例である。図8のフローチャートに示す処理は、処理部210により実行される。
処理部210は、インク色毎にインク消費量をカウントする処理を行い、カウントしたインク消費量に基づいてインク色毎に本体側インク総消費量WDを更新する(ステップS21)。次に処理部210は、印刷中であるか否かを判断し(ステップS22)、印刷中である場合にはインク総消費量WDの増加分ΔWDが第1のしきい値WTH1より大きいか否かを判断する(ステップS23)。一方、印刷中でない場合には、記憶装置110にインク総消費量WDを書き込む(ステップS24)。
ステップS23で、増加分ΔWDが第1のしきい値WTH1より大きい場合には、処理部210は、記憶装置110にインク総消費量WDを書き込む(ステップS24)。一方、増加分ΔWDが第1のしきい値WTH1以下である場合には、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2より大きいか否かを判断する(ステップS25)。
ステップS25で、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2より大きい場合には、記憶装置110にインク総消費量WDを書き込み(ステップS26)、さらに使用終了情報を書き込む(ステップS27)。一方、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2以下である場合には、書き込みを行わずに処理を終了する。
インク総消費量は、例えばインクパック310に収容されたインク量を100%として、相対値(0〜100%)で表すことができる。処理部210は、メモリーユニット100からインクパック310の初期充填量を読み出し、インクパック充填量と消費したインク量から相対値を計算する。しかし、実際の印刷装置ではインク消費効率(印刷効率)にばらつきがある。即ち、同一の印刷データにより印刷処理を行っても、インク消費量が同じではなく、インク消費量の多い印刷装置、或いはインク消費量の少ない印刷装置が存在する。
そこで、メモリーユニット100が装着される印刷装置200のインク消費効率が所定の範囲の下限値である場合に、メモリーユニット100と同梱されていたインクパック310に収容されるインク量分のインクを消費したときの推定されるインク総消費量WDに対応する値を第2のしきい値WTH2とする。そして、第2のしきい値WTH2を100%として、インク総消費量WDを相対値(0〜100%)で表す。
インク消費効率が所定の範囲の下限値である印刷装置200とは、例えば工場から出荷される印刷装置のうちでインク消費効率が最も悪いものである。このような印刷装置200を使用した場合でも、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2(100%)になる前までは印刷可能である。また、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2に達したときに、処理部210がユーザーに対してインクの補充を促すメッセージ等を表示する処理を行うことができるから、ユーザーはインクタンク220のインク残量が無くなる前にインクの補充を行うことができる。
一方、インク消費効率が最も良い印刷装置200を使用した場合では、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2(100%)に達した時点でインクタンク220にまだインクが残っており、インク総消費量WDが例えば135%になるまで印刷可能である。
インク総消費量WDが0以上100%未満である場合には、上述したように、処理部210は、印刷中にメモリーユニット100の記憶装置110にインク総消費量WDを書き込む処理を行う。この書き込み処理を行うためには、メモリーユニット100がインク色に対応するスロット230に装着され、且つ装着されたメモリーユニット100の記憶装置110に使用終了情報が書き込まれていないことが条件となる。従って、処理部210は、本体側インク総消費量情報に基づくインク総消費量WDが第2のしきい値WTH2未満であるときは、インク色に対応するメモリーユニット100が非装着である場合、又は使用終了情報がインク色に対応するメモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれている場合には、印刷を実行しない。
処理部210は、本体側インク総消費量情報に基づくインク総消費量WDが第2のしきい値WTH2以上であって第3のしきい値WTH3未満であるときは、インク色に対応するメモリーユニット100が非装着である場合、又は使用終了情報がインク色に対応するメモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれている場合であっても、印刷を実行可能な状態にする。ここで第3のしきい値WTH3は、インク消費効率が所定の範囲の上限値である場合に、メモリーユニット100と同梱されていたインクパック310に収容されるインク量分のインクを消費したときの推定されるインク総消費量WDに対応する値である。具体的には、例えばインク消費効率が最も良い印刷装置200を使用した場合に、インクパック310に収容されるインク量分のインクを消費したときの推定されるインク総消費量WDに対応する値(例えば135%)である。このようにすることで、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2(100%)以上であってもインクタンク220にインクが残っている場合に、残っているインクを使用して印刷を続けることができる。
実際の印刷装置200では、インク総消費量WDが第3のしきい値WTH3に達する前にインク残量が無くなる場合がある。しかし、インクタンク220にはインクが無くなったことを検出するインクエンドセンサーが設けられており、処理部210はインクエンドセンサーによるインクエンド検出に基づいて印刷を停止することができる。
図9(A)は、本実施形態の印刷装置200における印刷実行のための条件を説明する図である。図9(A)には、条件としてインクタンク内のインクの有無、本体側インク総消費量WD、メモリーユニット100の装着/非装着及び使用終了情報の有無について示す。
インクタンク内のインクが無い場合(インクタンク220のインクエンドセンサーがインク無しを検出している場合)には、常に印刷不可能である。インクタンク内のインクが有る場合について以下に説明する。
本体側インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2未満である場合には、使用終了情報が書き込まれていないメモリーユニット100が装着されているときに限り、印刷が可能である。本体側インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2以上第3のしきい値WTH3未満である場合には、メモリーユニット100の装着/非装着及び使用終了情報の有無に関係なく、印刷が可能である。本体側インク総消費量WDが第3のしきい値WTH3以上である場合には、印刷することができない。
このように本実施形態の印刷装置200によれば、インク消費効率が最も悪い印刷装置であってもインク総消費量が第2のしきい値WTH2に達するまでは、ユーザーがインク残量を気にせずに安心して印刷することができる。そしてインク総消費量が第2のしきい値WTH2に達した時点で、ユーザーに対してインク補充を促すメッセージが表示されるから、ユーザーはインクパック310からインクタンク220にインクを補充すると共に、使用終了情報が書き込まれたメモリーユニット100を新しい(初期状態の)メモリーユニット100(使用終了情報が書き込まれておらず、インク消費カウントが0%)に交換することができる。
さらに本実施形態の印刷装置200によれば、インク総消費量が第2のしきい値WTH2に達した時点でインクタンク220にインクが残っている場合には、そのまま印刷を続けることができる。そしてユーザーがインク補充時期を判断して、インク補充及びメモリーユニット100の交換を行うことができる。また、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2以上であって第3のしきい値WTH3未満であるときは、メモリーユニット100が非装着であっても印刷することができるから、例えば長尺印刷などの場合に印刷を停止させずにインク補充及びメモリーユニット100の交換を行うことができる。或いは、インク補充のみでメモリーユニット100を交換しなくても印刷を継続することができる。
処理部210は、印刷装置200の電源が投入された後、又は第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nのうちのいずれかのメモリーユニット100が交換された後に、メモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMが第2のしきい値WTH2未満である場合に、本体側インク総消費量情報を、メモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMと同一の値に書き換える。このようにすることで、記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMと本体側インク総消費量WDとを同じ値にすることができる。またインク補充と共にメモリーユニット100が交換された場合に、本体側インク総消費量情報を初期値(0%)に書き換えることができる。
一方、メモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMが第2のしきい値WTH2以上である場合には、上述したようにその記憶装置110は使用終了したものである。従って、その記憶装置110に書き込まれているインク総消費量WDMは、実際のインク総消費量WDとは異なる。従って、この場合には処理部210は本体側インク総消費量情報を書き換えない。
さらに処理部210は、メモリーユニット100が、第1〜第nのスロット230−1〜230−nのうち、同梱されていたインクパック310に収容されていたインクのインク色に対応するスロット230に装着されている場合に、本体側インク総消費量情報を、メモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMと同一の値に書き換える。このようにすることで、メモリーユニット100が、異なる色のインクタンク220に対応するスロット230に誤装着されている場合に、本体側インク総消費量情報を誤った値に書き換えることを防止できる。
具体的には、処理部210は、メモリーユニット100に対して読み出しコマンドを出力し、読み出しコマンドにより読み出されたインク色情報COLと、メモリーユニット100が装着されたスロット230に対応するインク色とが一致するか否かを判断する。そして読み出されたインク色情報COLと、スロット230に対応するインク色とが一致する場合には、メモリーユニット100は正しく装着されていると判断して、本体側インク総消費量情報を書き換える。一方、両者が一致しない場合は、メモリーユニット100が誤装着されていると判断し、本体側インク総消費量情報を書き換えない。
図9(B)は、本体側インク総消費量情報を書き換えるための条件を説明する図である。図9(B)には、条件としてメモリー側インク総消費量WDM及びメモリーユニット100の誤装着について示す。
メモリー側インク総消費量WDMが第2のしきい値WTH2より小さい場合には、処理部210は、メモリーユニット100が正しく装着されているときに限り、本体側インク総消費量情報を書き換える。一方、メモリー側インク総消費量WDMが第2のしきい値WTH2以上である場合には、処理部210は本体側インク総消費量情報を書き換えない。また、メモリー側インク総消費量WDMが第2のしきい値WTH2未満であっても、記憶装置110にメモリーユニット100の使用終了情報が書き込まれている場合には書き換えない。
3.メモリーユニットの誤装着の検出
ユーザーがメモリーユニット100をスロット230に装着する際に、誤って別のインク色に対応するスロット230に装着してしまうおそれがある。メモリーユニット100が誤装着されると、印刷装置200は正しい印刷処理を行うことができなくなる。
そこで本実施形態の印刷装置200では、印刷処理の実行に先立って、処理部210は、各スロット230に装着されたメモリーユニット100の記憶装置110からインク色情報を読み出し、読み出されたインク色情報とスロット230に対応するインク色とが一致するか否かを判断する。そして読み出されたインク色情報とスロット230に対応するインク色とが不一致である場合には、メモリーユニット100が誤装着であると判断する。処理部210は、誤装着であると判断した場合には、エラーメッセージ等を表示する処理を行う。このようにすることで、メモリーユニット100が誤装着されたまま印刷処理を実行することを防止できる。
図10は、本実施形態の印刷装置200におけるメモリーユニット100の誤装着を検出する処理のフローチャートの一例である。図10に示すフローは、処理部210により実行される。
最初のステップS1では、処理部210が誤装着検出の対象とする1つのスロット230を選択する。具体的には、例えば第1のスロット230−1を選択する。
次に、処理部210は、選択されたスロット(例えば第1のスロット230−1)にメモリーユニット100が装着されているか否かを判断する(ステップS2)。具体的には、上述したように、選択されたスロットの装着検出端子CCOを用いて装着の有無を検出することができる。選択されたスロットにメモリーユニット100が装着されている場合にはステップS3に進む。一方、装着されていない場合には読み出し処理を実行せずにステップS7に進む。
ステップS3では、処理部210は、メモリーユニット100からインク色情報を読み出す。具体的には、選択されたスロット230に装着されたメモリーユニット100に対して読み出しコマンドを出力し、メモリーユニット100の記憶装置110に記憶されているインク色情報COLを読み出す。この読み出し処理の詳細は後述する。
次に、処理部210は、読み出されたインク色情報COLと、選択されたスロット230に対応するインク色とが一致するか否かを判断する(ステップS4)。例えばブラックに対応する第1のスロット230−1が選択された場合に、読み出されたインク色情報COLがブラックであれば両者は一致すると判断する。一方、読み出されたインク色情報COLがイエローであれば両者は不一致と判断する。一致する場合には、処理部210はメモリーユニット100が正しく装着されていると判断して、ステップS5に進む。不一致の場合には、処理部210は、メモリーユニット100が誤装着されていると判断し、ユーザーに対して誤装着であることを通知するエラーメッセージ等を表示する。
メモリーユニット100が正しく装着されている場合には、処理部210はメモリーユニット100の記憶装置110から他の情報(例えばインク総消費量WDM、固有ID情報、使用履歴情報など)を読み出す(ステップS5)。
次に、処理部210は、誤装着検出が全てのスロット230−1〜230−nについて終了したか否かを判断する(ステップS7)。全てのスロット230−1〜230−nについて終了していない場合には、ステップS1に戻り、次のスロット(例えば第2のスロット230−2)を選択して、ステップS2以下の処理を繰り返す。全てのスロット230−1〜230−nについて終了した場合には、処理を終了する。
4.記憶装置に対する読み出し処理
処理部210は、第1〜第nのスロット230−1〜230−nのうちの第j(jは1≦j≦nである整数)のスロット230−jを選択し、選択された第jのスロット230−jに装着された第jのメモリーユニット100−jが有する記憶装置110に対して、通信用ID情報COMIDを含む読み出しコマンドを出力する。具体的には、処理部210は、選択された第jのスロット230−jに装着された第jのメモリーユニット100−jの記憶装置用端子に対して、所定の信号を出力することで、第jのメモリーユニット100−jの記憶装置110を通信可能な状態に設定する。そして通信可能な状態に設定された記憶装置110に対して、通信用ID情報COMIDを含む読み出しコマンドを出力する。より具体的には、処理部210は、選択された第jのメモリーユニット100−jのリセット端子TRSTに対して、所定の信号としてリセット解除信号RSTjを出力することで、第jのメモリーユニット100−jの記憶装置110を通信可能な状態に設定する。
例えば、第1のスロット230−1を選択する場合には、処理部210が第1のリセット解除信号RST1をアクティブにすることで、第1のメモリーユニット100−1の記憶装置110が通信可能な状態に設定される。同様に、第2のスロット230−2を選択する場合には、処理部210が第2のリセット解除信号RST2をアクティブにすることで、第2のメモリーユニット100−2の記憶装置110が通信可能な状態に設定される。このようにすることで、処理部210は、第1〜第nのスロット230−1〜230−nに装着された第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nのうちの1つを選択して、選択されたメモリーユニット100の記憶装置110に対して読み出し又は書き込みの制御を行うことができる。
図11は、本実施形態の印刷装置200におけるメモリーユニット100に対する読み出し処理のフローチャートの一例である。図11に示すフローは、図10のステップS3の読み出し処理をより具体的に示すものであり、処理部210により実行される。
最初に、処理部210は、選択されたスロット、例えば第1のスロット230−1に対応するリセット解除信号RST1をアクティブ(例えばHレベル)に設定する(ステップS11)。第1のスロット230−1に装着されたメモリーユニット100−1の記憶装置110は、リセット解除信号RST1がアクティブに設定されることで、リセットが解除されて通信可能な状態に設定される。
次に、処理部210は、メモリーユニット100−1に対して、データ信号SDAとして通信用ID情報COMIDを送信する(ステップS12)。この通信用ID情報COMIDは、インク色に依らない共通の通信用ID情報であり、第1〜第nのメモリーユニット100−1〜100−nに対して同一のID情報を用いる。
続いて、処理部210は、メモリーユニット100−1に対して、データ信号SDAとして読み出しコマンドを送信する(ステップS13)。メモリーユニット100−1の記憶装置110は、受信した読み出しコマンドに従って、例えばインク色情報COLを読み出す。
次に、処理部210は、データ信号SDAの入出力回路を出力モードから入力モードに切り換える(ステップS14)。こうすることで、処理部210は、メモリーユニット100−1からのデータ信号SDAを受け取ることができる。
次に、処理部210は、メモリーユニット100−1からの読み出しデータ(インク色情報COL)を受信して(ステップS15)、読み出し処理を終了する。
図12は、第jのメモリーユニット100―jに対する読み出し処理のタイミングチャートの一例である。図12には、第1の電源電圧VDD、第jのリセット解除信号RSTj、クロック信号SCK、データ信号SDAを示す。
第1の電源電圧VDDが所定の電圧に立ち上がってから、第jのリセット解除信号RSTjがアクティブレベル(Hレベル)に設定される。こうすることで、第jのメモリーユニット100―jの記憶装置110のリセットが解除されて、通信可能な状態に設定される。このとき他のメモリーユニット100の記憶装置110は、リセット状態が維持される。
処理部210は、クロック信号SCKを出力し、これに同期してデータ信号SDAとして通信用ID情報COMID及び読み出しコマンドを送信する。そして読み出しコマンドの送信後、データ信号SDAの入出力回路を出力モードから入力モードに切り換える。入力モードに切り換えた後、処理部210は、第jのメモリーユニット100―jからの読み出しデータを受信する。
図12では、通信用ID情報COMID及び読み出しコマンドがそれぞれ8ビットで構成されているが、これ以外のビット数で構成されてもよい。
本実施形態の印刷装置200の記憶装置110は、処理部210が送信する通信用ID情報COMIDを受け取り、自身が記憶する通信用ID情報COMIDと比較する。記憶装置110は、2つの通信用ID情報COMIDが一致する場合には、続いて受信した読み出しコマンドをデコードして実行する。しかし、2つの通信用ID情報COMIDが一致しない場合には、読み出しコマンドを実行しない。
本実施形態の印刷装置200では、記憶装置110は通信用ID情報COMIDとしてインク色に依らない共通の通信用ID情報を記憶している。従って、処理部210は、上述した誤装着検出の処理において、各スロット230即ち各メモリーユニット100に対して同一の通信用ID情報COMIDを送信することで、読み出し処理を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の印刷装置200によれば、記憶装置110にインク総消費量WDを書き込む処理の回数を抑制することができるから、書き込みエラーによるデータの破壊を抑制することができる。また、記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMと本体側インク総消費量WDとのずれを第1のしきい値WTH1以下にすることができる。さらにインク総消費量WDが第2のしきい値WTH2を超えた直後に、インク総消費量WD及び使用終了情報を記憶装置110に書き込むことができるから、確実にメモリーユニット100の使用を終了させることができる。
また、本実施形態の印刷装置200によれば、インク総消費量WDが第2のしきい値WTH2以上であってもインクタンク220にインクが残っている場合に、残っているインクを使用して印刷を続けることができる。或いは長尺印刷などの場合には、印刷を停止させずにインク補充を行って印刷を継続することができる。
さらに本実施形態の印刷装置200によれば、メモリーユニット100の誤装着を検出し、誤装着の無い場合に、本体側インク総消費量WDをメモリーユニット100の記憶装置110に書き込まれたインク総消費量WDMと同一の値に書き換えることができる。その結果、本体側インク総消費量WDを誤った値に書き換えることを防止できる。
このように本実施形態の印刷装置200によれば、ユーザーにとって利便性が良く、且つ信頼性が高いインク総消費量管理などが可能になる。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また印刷装置の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 メモリーユニット、110 記憶装置、200 印刷装置、210 処理部、
211 CPU、212 記憶部、213 通信処理部、220 インクタンク、
222 インク供給口、230 スロット、240 スライダー、
242 インク供給口カバー、250 操作部、
300 インクパックセット、310 インクパック、
TRST リセット端子、TSCK クロック端子、TSDA データ端子、
TVDD 第1の電源端子、TVSS 第2の電源端子、TCO 装着検出端子、
WD 本体側インク総消費量、WDM メモリー側インク総消費量、
WTH1 第1のしきい値、WTH2 第2のしきい値、WTH3 第3のしきい値

Claims (8)

  1. インクパックに収容されたインクがそれぞれ充填される第1のインクタンク〜第n(nは2以上の整数)のインクタンクと、
    前記第1のインクタンク〜前記第nのインクタンクに対応する第1のスロット〜第nのスロットと、
    記第1のスロット〜前記第nのスロットに装着される第1のメモリーユニット〜第nのメモリーユニットと、
    前記第1のスロット〜前記第nのスロットに装着された前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットに対してデータの読み出し又は書き込みの制御を行う処理部とを含み、
    前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットは、
    記憶装置をそれぞれ有し、
    前記処理部は、
    印刷実行中にインク色毎にインク消費量をカウントする処理を行い、カウントした前記インク消費量に基づいてインク色毎に本体側インク総消費量情報を更新し、
    前記本体側インク総消費量情報に基づくインク総消費量の増加分が第1のしきい値を超える毎に、前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットのうちのインク色に対応するメモリーユニットの前記記憶装置に対して、前記本体側インク総消費量情報に基づく前記インク総消費量を書き込み、
    前記インク総消費量の増加分が前記第1のしきい値を超えていない場合であっても、前記インク総消費量が前記メモリーユニットの使用終了を規定する第2のしきい値を超えた場合には、前記インク総消費量を前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込むと共に、前記メモリーユニットの使用が終了したことを示す使用終了情報を前記記憶装置に書き込むことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記処理部は、
    前記本体側インク総消費量情報に基づく前記インク総消費量が前記第2のしきい値未満であるときは、インク色に対応する前記メモリーユニットが非装着である場合、又は前記使用終了情報がインク色に対応する前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれている場合に、印刷を非実行とすることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記処理部は、
    前記本体側インク総消費量情報に基づく前記インク総消費量が前記第2のしきい値以上であって第3のしきい値未満であるときは、インク色に対応する前記メモリーユニットが非装着である場合、又は前記使用終了情報がインク色に対応する前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれている場合であっても、印刷を実行可能な状態にすることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記記憶装置は、前記インクパックの初期充填量を記憶し、
    前記第2のしきい値は、
    前記メモリーユニットが装着される印刷装置のインク消費効率が所定の範囲の下限値である場合に、前記初期充填量分のインクを消費したときの推定されるインク総消費量に対応する値であることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記処理部は、
    印刷装置の電源が投入された後、又は前記第1のメモリーユニット〜前記第nのメモリーユニットのうちのいずれかのメモリーユニットが交換された後に、
    前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれたインク総消費量が前記第2のしきい値未満である場合に、前記本体側インク総消費量情報を、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量と同一の値に書き換えることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5において、
    前記処理部は、
    前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量が前記第2のしきい値以上である場合には、前記本体側インク総消費量情報を前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量で書き換えないことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項5又は6において、
    前記記憶装置は、前記インクパックの前記インク色に対応するインク色情報を記憶し、
    前記処理部は、
    前記メモリーユニットが、前記第1のスロット〜前記第nのスロットのうち、前記メモリーユニットの前記記憶装置が記憶するインク色に対応するスロットに装着されている場合に、前記本体側インク総消費量情報を、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量と同一の値に書き換えることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7において、
    記処理部は、
    前記メモリーユニットに対して読み出しコマンドを出力し、
    前記読み出しコマンドにより読み出されたインク色情報と、前記メモリーユニットが装着されたスロットに対応するインク色とが一致するか否かを判断し、
    前記読み出されたインク色情報と、前記スロットに対応するインク色とが一致する場合に、前記本体側インク総消費量情報を、前記メモリーユニットの前記記憶装置に書き込まれた前記インク総消費量と同一の値に書き換えることを特徴とする印刷装置。
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