JP2013198986A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のデータにエラーが生じた場合に記憶装置を使用可能にできる印刷装置等を提供すること。
【解決手段】印刷装置は、ホスト装置400と印刷材収容体とを含む。印刷材収容体の記憶装置100は、記憶部120と、通信部110と、ホスト装置400のホスト制御部410からの指示に基づいて、記憶部120からデータを読み出す制御及び記憶部120へデータを書き込む制御を行うメモリー制御部130と、を有する。ホスト制御部410は、記憶部120に記憶されたデータにエラーがあると判定した場合、エラーがあると判定したデータが格納されたメモリー領域が特定のメモリー領域MASであるか否かを判定し、そのメモリー領域が特定のメモリー領域MASであると判定した場合には、そのメモリー領域へデフォルト値又はエラーコードを書き込む指示を、メモリー制御部130に対して行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置等に関する。
インクジェット方式のプリンターで用いられるインクカートリッジ(印刷材収容体)には、記憶装置が設けられているものがある。この記憶装置には、例えばインク(印刷材)の色やインク消費量などの情報が格納される。インク消費量に関するデータは、プリンター本体(ホスト装置)から記憶装置に送信され、記憶装置に含まれる不揮発性メモリーなどに書き込まれる。ところがインクカートリッジは、通常、交換可能な構造になっているために、電気的接続部分の接触不良が生じ易く、接触不良による通信エラーなどが発生すると、誤ったデータが書き込まれるおそれがある。
例えば特許文献1には、書き込みデータが有する増減特性に反する値の書き込みを制限することにより、誤ったデータが書き込まれる可能性を低減する手法が開示されている。
WO2006/129779号公報
さて、インクカートリッジの記憶装置には、プリンター本体のシリアルナンバーなどの、エラーを生じても通常の動作には影響のないデータも記憶されている。このようなデータにエラーが生じた場合にインクカートリッジを使用不可にしてしまうと、実際には動作に影響ないにも関わらずインクカートリッジ(又は記憶装置)の交換が必要になるという課題がある。
本発明の幾つかの態様によれば、特定のデータにエラーが生じた場合に記憶装置を使用可能にできる印刷装置等を提供できる。
本発明の一態様は、ホスト制御部を有するホスト装置と、記憶装置を有する印刷材収容体と、を含む印刷装置であって、前記記憶装置は、複数種類のデータを記憶する記憶部と、前記ホスト装置との通信処理を行う通信部と、前記ホスト制御部からの指示に基づいて、前記記憶部からデータを読み出す制御及び前記記憶部へデータを書き込む制御を行うメモリー制御部と、を有し、前記ホスト制御部は、前記記憶部に記憶されたデータにエラーがあると判定した場合、前記エラーがあると判定したデータが格納されたメモリー領域が特定のメモリー領域であるか否かを判定し、前記メモリー領域が前記特定のメモリー領域であると判定した場合には、前記メモリー領域へデフォルト値又はエラーコードを書き込む指示を、前記メモリー制御部に対して行う印刷装置に関係する。
本発明の一態様によれば、記憶部に記憶されたデータにエラーがあると判定され、そのデータが格納されたメモリー領域が特定のメモリー領域であると判定された場合には、そのメモリー領域へデフォルト値又はエラーコードが書き込まれる。これにより、特定のデータにエラーが生じた場合であっても、記憶装置を使用可能にすることが可能となる。
また本発明の一態様では、前記記憶部の前記特定のメモリー領域は、前記印刷装置の識別情報、前記印刷材収容体の使用開始年月日情報、前記印刷材収容体の使用終了年月日情報、前記ホスト装置で発生したエラーの履歴情報、前記印刷材収容体で発生したエラーの履歴情報のうちの少なくとも1つを記憶する領域であってもよい。
これらの情報は、例えば、仮に失われたとしても印刷装置の動作に影響を与えないような情報である。このような情報を特定のメモリー領域が記憶することで、これらの情報にエラーが発生した場合であっても、デフォルト値又はエラーコードを書き込んで記憶装置を使用可能にすることができる。
また本発明の一態様では、前記記憶装置は、前記記憶部から読み出されたデータにエラーがあるか否かを検査するエラー検査部を有し、前記ホスト制御部は、データ読み出しコマンドを前記メモリー制御部に送信し、前記メモリー制御部は、前記データ読み出しコマンドに基づいて前記記憶部からデータを読み出す制御を行い、前記エラー検査部は、読み出されたデータにエラーがあるか否かを検査し、検査情報を前記ホスト制御部に送信し、前記ホスト制御部は、前記検査情報に基づいて、前記記憶部に記憶されたデータにエラーがあるか否かの判定を行ってもよい。
このようにすれば、記憶装置のエラー検査部からの検査結果に基づいて、ホスト装置400のホスト制御部410が、記憶部に記憶されたデータにエラーがあるか否かを判定できる。
また本発明の一態様では、前記記憶部は、前記特定のメモリー領域とは異なるメモリー領域である、第1のメモリー領域及び第2のメモリー領域を有し、前記メモリー制御部は、前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域のうちの一方を読み出し用メモリー領域として選択し、他方を書き込み用メモリー領域として選択し、前記選択した読み出し用メモリー領域からデータを読み出す制御及び前記選択した書き込み用メモリー領域へデータを書き込む制御を行ってもよい。
このように第1、第2のメモリー領域を選択的に用いることで、どちらか一方のメモリー領域のデータにエラーが生じた場合であっても、ホスト装置から受信した正常なデータを書き込むことができる。これにより、特定のメモリー領域以外のメモリー領域においてエラーの発生率を低減できるため、メモリーエラーにより記憶装置が使用不可となる可能性を更に低減できる。
また本発明の一態様では、前記記憶装置は、前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域に記憶されたデータのエラーの有無を検査するエラー検査部を有し、前記メモリー制御部は、前記エラー検査部によりエラーが検出された場合、前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域のうち、エラーが検出された領域を前記書き込み用メモリー領域として選択し、エラーが非検出である領域を前記読み出し用メモリー領域として選択してもよい。
このようにすれば、第1、第2のメモリー領域の一方にエラーがある場合であっても、エラーのない領域を読み出し用メモリー領域として選択することにより、正常なデータを読み出すことができる。
また本発明の一態様では、前記メモリー制御部は、前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域に記憶されるメモリー領域選択情報に基づいて、前記書き込み用メモリー領域を選択し、前記書き込み用メモリー領域にデータを書き込む制御を行う際に、前記書き込み用メモリー領域に記憶された前記メモリー領域選択情報を更新してもよい。
このようにすれば、書き込み用メモリー領域として選択されたメモリー領域のメモリー領域選択情報のみを更新することで、メモリー領域選択情報を更新し、次のメモリーアクセスにおける書き込み用メモリー領域及び読み出し用メモリー領域を更新することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域は、印刷材収容体に収容される印刷材の量の情報を少なくとも記憶する領域であってもよい。
このような情報は、例えば、印刷装置の動作において重要な情報である。このような情報を第1、第2のメモリー領域に選択的に記憶することで、重要な情報がエラーにより失われる可能性を低減できる。
本実施形態における印刷装置の構成例。 ホスト装置が行うデータ読み出し処理のフローチャート例。 記憶装置が行うデータ読み出し処理のフローチャート例。 ホスト装置が行うデータ書き込み処理のフローチャート例。 記憶装置が行うデータ書き込み処理のフローチャート例。 図6(A)、図6(B)は、第1、第2のメモリー領域の詳細な構成例。 図7(A)〜図7(C)は、メモリー制御部が行うメモリー領域選択処理についての説明図。 更新条件を判断する処理のフローチャート例。 システムの基本的な構成例。 印刷装置の構成例の斜視図。 インクカートリッジの構成例の斜視図。 図12(A)、図12(B)は、記憶装置が設けられる基板の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.印刷装置
図1は、本実施形態における印刷装置の構成例を示すブロック図である。図1の印刷装置は、ホスト装置400、記憶装置100を含む。以下では、印刷装置がインクジェット方式のプリンターである場合を例に説明するが、本実施形態はこれに限定されず、種々の印刷材を用いた印刷装置に本実施形態を適用可能である。なお以下では適宜、印刷装置をプリンターと呼び、印刷材をインクと呼び、印刷材収容体をインクカートリッジと呼ぶ。
記憶装置100は、例えばインクジェット方式のプリンターで用いられるインクカートリッジ(広義には印刷材収容体)に設けられる記憶装置であって、プリンター本体(ホスト装置400)から送信されたインク消費量などの情報が格納される。記憶装置100は、通信部110、記憶部120、メモリー制御部130、更新条件判断部140(狭義にはインクリメント判断部又はデクリメント判断部)、エラー検査部150、発振回路OSC、パワーオンリセット回路PORを含む。
通信部110は、通信エラー検出部CERを含み、ホスト装置400との通信処理を行う。具体的には、通信部110は、ホスト装置400が有するホスト通信部420との間でデータ信号SDAの送受信を行う。また、通信部110は、ホスト装置400からのリセット信号XRST及びクロック信号SCKを受信する。通信エラー検出部CERは、受信したデータの通信エラーの有無を検出する。この通信エラーの検出は、例えばパリティチェック等の手法を用いることができる。
記憶部120は、例えばフラッシュメモリーや強誘電体メモリー等の不揮発性メモリーであって、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2と特定のメモリー領域MASとを含む。第1、第2のメモリー領域MA1、MA2は、ホスト装置400からの受信データ及びメモリー領域選択情報ASBを記憶する領域である。この受信データは、例えばプリンターのインクカートリッジのインク消費量などである。特定のメモリー領域MASは、特定のデータを記憶する領域である。特定のデータは、例えばプリンター本体のID情報、インクカートリッジの使用開始年月日情報、インクカートリッジの使用終了年月日情報、プリンター本体で発生したエラーの履歴情報、インクカートリッジで発生したエラーの履歴情報などである。
メモリー制御部130は、ホスト装置400からの指示に基づいて、記憶部120へのデータ書き込み制御や記憶部120からのデータ読み出し制御を行う。メモリー制御部130は、メモリー領域選択部ASELを含む。メモリー領域選択部ASELは、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2にアクセスする場合には、MA1、MA2の一方を読み出し用メモリー領域として選択し、MA1、MA2の他方を書き込み用メモリー領域として選択する。また、メモリー制御部130は、メモリー領域選択情報生成部ASBGを含む。このメモリー領域選択情報生成部ASBGは、書き込み用メモリー領域にデータを書き込む際に、メモリー領域選択情報ASBを更新する処理を行う。
更新条件判断部140は、ホスト装置からライトコマンドと受信データ(書き込みデータ)を受信したときに、メモリー制御部130により読み出し用メモリー領域から読み出されたデータの値と受信データの値との大小関係を比較する。メモリー制御部130は、その大小関係が更新条件を満たす場合には受信データを書き込み用メモリー領域に書き込み、大小関係が更新条件を満たさない場合には受信データを書き込み用メモリー領域に書き込まない(非書き込みとする)。更新条件とは、インクリメント条件又はデクリメント条件である。インクリメント条件とは、新しく書き込まれるデータの値が、前回のアクセス時に書き込まれた値と等しいか又はそれより大きい値でなければならないとする条件である。またデクリメント条件とは、新しく書き込まれるデータの値が、前回のアクセス時に書き込まれた値と等しいか又はそれより小さい値でなければならないとする条件である。
エラー検査部150は、メモリー領域MA1、MA2、MASに書き込まれたデータのエラーの有無を検査する。このエラーの検出は、例えばパリティチェックやチェックサムなどの手法を用いることができる。エラー検査部150が特定のメモリー領域MASのエラーを検出した場合、及びエラー検査部150が第1、第2のメモリー領域MA1、MA2の両方のエラーを検出した場合、メモリー制御部130は、ホスト装置400に対してエラー通知コードを送信する。また、エラー検査部150の検査結果とメモリー領域選択情報ASBとに基づいて、メモリー制御部130は、MA1、MA2のいずれか一方を読み出し用メモリー領域として選択し、他方を書き込み用メモリー領域として選択する。
発振回路OSCは、記憶装置100の内部クロックを生成する。また、パワーオンリセット回路PORは、記憶装置100の電源電圧が所定の電圧に到達した後にリセットを解除するためのものである。
ホスト装置400は、例えばプリンター本体などである。ホスト装置400は、記憶装置100に対して第1の電源(低電位電源)VSS及び第2の電源(高電位電源)VDDを供給する。ホスト装置400は、ホスト制御部410、ホスト通信部420を含む。
ホスト制御部410は、プリンター本体の制御や記憶装置100の制御を行う。例えば、ホスト制御部410は、プリンターの印刷処理、記憶装置100との通信処理、インク消費量のカウント処理などの制御を行う。ホスト制御部410は、エラー判定部411、領域判定部412、R/W(リード/ライト)制御部413を含む。
エラー判定部411は、記憶部120から読み出されたデータに基づいて、記憶部120の記憶データにエラーがあるか否かの判定を行う。具体的には、エラー判定部411は、メモリー制御部130からエラー通知コードを受信した場合に記憶部120の記憶データにエラーがあると判定する。
領域判定部412は、エラー判定部411により記憶データにエラーがあると判定されたメモリー領域が、特定のメモリー領域MASであるか否かを判定する。具体的には、記憶部120から読み出したデータのメモリーアドレスが、特定のメモリー領域MASに含まれるメモリーアドレスである場合に、特定のメモリー領域MASにエラーがあると判定する。ホスト制御部410は、エラーがあると判定されたメモリー領域が特定のメモリー領域MASであった場合には、エラー処理(例えばユーザーに対するエラー通知処理)を行わず、記憶装置100が正常であるものとして処理を行う。
R/W制御部413は、ホスト通信部420と通信部110を介して、メモリー制御部130に対してメモリーアクセスの指示を行う。即ち、R/W制御部413は、リードコマンドをメモリー制御部130に対して送信し、メモリー制御部130によって記憶部120から読み出されたデータを受信する制御を行う。またR/W制御部413は、ライトコマンド及び書き込みデータをメモリー制御部130に対して送信する制御を行う。またR/W制御部413は、エラー判定部411により記憶部120の特定のメモリー領域MASにエラーがあると判定された場合に、そのエラーがあった領域に対してデフォルト値(狭義には初期値)又はエラーコードを書き込む制御を行う。
ホスト通信部420は、記憶装置100との通信処理を行う。即ち、ホスト通信部420は、ホスト制御部410からのコマンドやデータを所定の通信信号に変換し、その通信信号を通信部110に対して送信する処理を行う。またホスト通信部420は、通信部110によって所定の通信信号に変換されたメモリー制御部130からのデータを受信し、その通信信号をデータに変換してホスト制御部410に出力する。
2.ホスト装置側の読み出し処理
次に、上記印刷装置が行う動作について詳細に説明する。図2に、ホスト装置400が行うデータ読み出し処理のフローチャート例を示す。
図2に示すように、データ読み出し処理が開始されると、ホスト装置400のホスト通信部420は、制御対象となる記憶装置100のID情報を送信する(ステップS1)。図9等で後述するように、プリンター本体には複数のインクカートリッジを装着可能であり、各インクカートリッジに設けられた記憶装置100は、ホスト装置に対してバス接続されている。ホスト装置400は、インクカートリッジに装着された記憶装置100のID情報により制御対象を特定する。次に、R/W制御部413がデータ読み出しコマンドを記憶装置100に対して送信し(ステップS2)、記憶装置100から読み出しデータを受信する(ステップS3)。図6(A)等で後述するように、読み出しデータの受信はブロック単位で行われる。記憶装置100が行うデータ読みだし処理については、図3等で後述する。
次に、ホスト通信部420が通信エラーがあるか否かの判定を行う(ステップS4)。通信エラーが有ると判定した場合には、エラー処理を行う。例えば、再度、データ読み出しコマンドを送信する。一方、通信エラーが無いと判定した場合には、エラー判定部411が、読み出しデータがエラー通知コードであるか否かの判定を行う(ステップS5)。読み出しデータがエラー通知コードでない場合、即ち読み出したブロックのデータにエラーが無い場合には、ホスト制御部410は、必要な全てのデータの受信が終了したか否かを判断する(ステップS8)。終了していない場合は、ステップS3に戻って次のブロックのデータを受信する。必要な全てのデータの受信が終了すれば、読み出し処理を終了する。
一方、ステップS5において、読み出しデータがエラー通知コードである場合には、領域判定部412は、エラーの発生したブロックが特定のメモリー領域MASに属するブロックであるか否かを判定する(ステップS6)。この判定では、例えばデータ読み出しコマンドの対象アドレスが、メモリー領域MASに属するブロックを指定するアドレスに該当するか否かを判定する。特定のメモリー領域MASに属しないと判定した場合には、ホスト制御部410は、エラー処理を行う。例えば、ユーザーに対してカートリッジの交換を指示する旨の通知する処理を行う。
一方、ステップS6において、特定のメモリー領域MASに属すると判定した場合には、R/W制御部413は、エラーの発生したブロックのデータを、そのデータに対応するデフォルト値又はエラーコードで上書きする処理を行う(ステップS7)。ここで、デフォルト値とは、例えば記憶装置100に最初(例えば製造時)に記憶されているデータや、記憶装置100がホスト装置400に初めて接続されたときに書き込まれるデータなどである。
例えばデータがプリンター本体のシリアルナンバーである場合、シリアルナンバーのデフォルト値を書き込む。シリアルナンバーは、例えば、インクカートリッジが交換されて、新たなインクカートリッジがプリンターに装着されたときに、インクカートリッジの記憶装置においてプリンター本体のシリアルナンバーを記憶するブロックに、書き込まれる情報である。そのため、デフォルト値を書き込んでおけば、カートリッジが別のプリンターに装着された場合に、別のプリンターのシリアルナンバーに書き換えられるだけなので、特に問題を生じることはない。また、データがインクカートリッジの使用開始年月日や使用終了年月日である場合、例えばオール“0”又はオール“1”などのエラーコードを書き込む。実在しない年月日をエラーコードとして書き込んでおけば、誤った年月日が書き込まれることがなく、また通常の印刷動作に影響を与えることもない。また、データがホスト装置400又は記憶装置100で発生したエラーの履歴情報である場合、その履歴情報のデフォルト値を書き込む。即ち、一旦デフォルト値に戻しておき、次にエラーが発生したときに、そのエラーの履歴情報を書き込めばよい。
ステップS7の上書き処理が終了したら、次に、必要な全てのデータの受信が終了したか否かを判断する(ステップS8)。終了していない場合は、ステップS3に戻って次のブロックのデータを受信する。必要な全てのデータの受信が終了すれば、読み出し処理を終了する。
3.記憶装置側の読み出し処理
図3に、記憶装置100が行うデータ読み出し処理のフローチャート例を示す。図3に示すように、読み出し処理が開始されると、記憶装置100の通信部110がID情報を受信し(ステップS20)、通信エラー検出部CERが通信エラーの有無を判断する(ステップS21)。通信エラーが有ると判断した場合、記憶装置100はメモリーアクセス動作を行わない。一方、通信エラーが無いと判断した場合、通信部110は、受信したID情報と記憶装置が予め有するID情報とが一致するか否かを判断する(ステップS22)。一致しない場合には記憶装置100はメモリーアクセス動作を行わない。一致する場合には通信部110はコマンドを受信する(ステップS23)。
次に、通信エラー検出部CERが、ステップS23のコマンド受信における通信エラーの有無を判断する(ステップS24)。通信エラーが有ると判断した場合、記憶装置100はメモリーアクセス動作を行わない。一方、通信エラーが無いと判断した場合、通信部110が、受信したコマンドがデータ読み出しコマンドであるか否かを判断する(ステップS25)。データ読み出しコマンドでない場合には、そのコマンドを実行するフローに分岐する。
一方、データ読み出しコマンドである場合には、メモリー制御部130がメモリー領域MA1、MA2又はメモリー領域MASからデータを読み出し(ステップS26)、エラー検査部150がエラーの有無を判断する(ステップS27)。エラーを検出した場合には、通信部110はエラー通知コード(エラーコード)をホスト装置400に対して送信する。一方、エラー非検出の場合には、メモリー制御部130が記憶部120からデータを読み出し、ホスト装置400に送信する(ステップS28)。
具体的には、特定のメモリー領域MASからデータを読み出した場合においてエラーを検出した場合、通信部110はエラー通知コード(エラーコード)をホスト装置400に対して送信し、処理を終了する。エラー通知コードは、読み出しデータと同一データ形式のコードであり、正常な読み出しデータでは発生し得ない特定のコードである。例えば、読み出しデータは、正転読み出しデータ、そのパリティビット、正転読み出しデータの反転データ、そのパリティビットで構成される。この場合、エラー通知コードは、例えばオール“1”の正転読み出しデータ、パリティビット“0”、オール“1”の反転読み出しデータ、パリティビット“0”で構成される。一方、特定のメモリー領域MASがエラー非検出の場合、メモリー制御部130は、ステップS26で読み出したデータをホスト装置400に対して送信する(ステップS28)。エラー非検出の場合には、読み出しデータとして、「記憶部からの読み出しデータ+読み出しデータから生成されたパリティビット+読み出しデータの反転データ+読み出しデータの反転データから生成されたパリティビット」のデータ形式のデータがホストに送信される。
また、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2からデータを読み出した場合において、MA1、MA2の両方にエラーを検出した場合、通信部110はエラー通知コードをホスト装置400に対して送信し、処理を終了する。一方、第1、第2メモリー領域MA1、MA2の両方又はいずれか一方がエラー非検出である場合、メモリー領域選択部ASELがメモリー領域の選択を行う。そして、メモリー制御部130は、ステップS26で読み出したデータのうち読み出し用メモリー領域のデータを、ホスト装置400に対して送信する(ステップS28)。この第1、第2のメモリー領域MA1、MA2に対する領域選択処理や読み出し処理については、図6(A)等で詳細に後述する。
次に、通信部110は、データ通信用のクロック信号SCKが入力終了であるか否かを判断する(ステップS29)。入力終了でない場合、ステップS26〜S28を再度実行する。入力終了である場合、必要な全てのブロックについてデータの読み出しが終了したものと判断して、処理を終了する。
さて、インクカートリッジはプリンター本体に着脱可能に装着して用いる構造(例えば図10)であるため、プリンター本体と記憶装置とを接続する電気的接続部分に接触不良を生じ易い。そのために、データ書き込み時に電源端子等に接触不良があると、不正なデータが記憶装置に書き込まれてしまうことがある。このような正しくないデータが記憶装置100に記憶された場合、ホスト装置が記憶装置100からデータを読み出したときに、読み出したデータにエラーがあると判定し、インクカートリッジが使用不可能になるおそれがある。エラーとなったデータが、インクカートリッジのインク消費量を示すデータ等のインクカートリッジの使用に影響があるデータではなく、インクカートリッジの使用に影響のないデータである場合、実際にはインクカートリッジを使用できるにも関わらずインクカートリッジの交換をユーザーに強いることとなり、ユーザーの不利益になるという課題がある。
この点、本実施形態によれば、図1に示すように、印刷装置は、ホスト制御部410を有するホスト装置400と、記憶装置100を有する印刷材収容体(例えば図9の印刷材収容体300−1等)と、を含む。記憶装置100は、複数種類のデータを記憶する記憶部120と、ホスト装置400との通信処理を行う通信部110と、ホスト制御部410からの指示に基づいて、記憶部120からデータを読み出す制御及び記憶部120へデータを書き込む制御を行うメモリー制御部130と、を有する。図2等で説明したように、ホスト制御部410は、記憶部120に記憶されたデータにエラーがあると判定(ステップS5)した場合、エラーがあると判定したデータが格納されたメモリー領域が特定のメモリー領域MASであるか否かを判定する(ステップS6)。ホスト制御部410は、そのメモリー領域が特定のメモリー領域MASであると判定した場合には、そのメモリー領域へデフォルト値又はエラーコードを書き込む指示を、メモリー制御部130に対して行う(ステップS7)。
このようにすれば、記憶装置100の端子の接触不良などによって、記憶部120の特定のメモリー領域MASに対して不正なデータが書き込まれてメモリーエラーとなった場合であっても、デフォルト値又はエラーコードを書き込むことにより、インクカートリッジを使用継続することが可能となる。即ち、インクカートリッジの交換が不要となり、ユーザーの不利益を回避することが可能となる。
ここで、上記のメモリー領域とは、記憶部120においてデータを記憶する領域である。メモリー領域MA1及びMA2と、メモリー領域MASとは、記憶するデータの種類(内容)に応じて区別されている。メモリー領域は、例えば、物理的に同一のメモリー内においてアドレス範囲によって区別された領域であり、或いは、物理的に別個のメモリーで構成された領域であってもよい。
また本実施形態では、特定のメモリー領域MASは、印刷装置の識別情報(プリンター本体のシリアルナンバー)、印刷材収容体(インクカートリッジ)の使用開始年月日情報、印刷材収容体の使用終了年月日情報、ホスト装置400で発生したエラーの履歴情報、印刷材収容体で発生したエラーの履歴情報のうちの少なくとも1つを記憶する領域である。
これらの情報は、例えばプリンターの製造者のエラー解析などに用いる情報であり、仮に失われたとしてもプリンターの動作には直接影響するような情報ではない。そのため、このような情報が記憶されるメモリー領域を特定のメモリー領域MASに設定することで、何らユーザーに不利益を与えることなく、エラー発生時に使用継続させることができる。
また本実施形態では、図1に示すように、記憶装置100は、記憶部120から読み出されたデータにエラーがあるか否かを検査するエラー検査部150を有する。図2、図3で説明したように、ホスト制御部410は、データ読み出しコマンドをメモリー制御部130に送信する(ステップS2)、メモリー制御部130は、データ読み出しコマンドに基づいて記憶部120からデータを読み出す制御を行う(ステップS26)。エラー検査部150は、読み出されたデータにエラーがあるか否かを検査し、検査情報をホスト制御部410に送信する(ステップS27)。ホスト制御部410は、検査情報に基づいて、記憶部120に記憶されたデータにエラーがあるか否かの判定を行う(ステップS5)。
このようにすれば、記憶装置100のエラー検査部150がメモリーエラーを検査し、その検査結果に基づいてホスト装置400のホスト制御部410がエラー判定を行うことができる。これにより、特定のメモリー領域MASにエラーが生じた場合にデフォルト値又はエラーコードを書き込むことが可能になる。
4.ホスト装置側の書き込み処理
次に、印刷装置が行うデータ書き込み処理について説明する。図4に、ホスト装置400が行うデータ書き込み処理のフローチャート例を示す。
図4に示すように、データ書き込み処理が開始されると、ホスト装置400のホスト通信部420は、制御対象となる記憶装置100のID情報を送信する(ステップS40)。次に、R/W制御部413は、データ書き込みコマンドを記憶装置100に対して送信し(ステップS41)、書き込みデータを送信する(ステップS42)。図6(A)等で後述するように、書き込みデータの送信はブロック単位で行われる。記憶装置100が行うデータ書き込み処理については、図5等で後述する。
記憶部120への書き込みが正常に行われると記憶装置100はホスト装置400に対して完了通知を送信する。ホスト装置400は、この完了通知の有無を判断する(ステップS43)。完了通知有りと判断した場合は、さらに必要なデータの送信が終了したか否かを判断する(ステップS44)。終了していない場合は、ステップS42に戻って次のブロックのデータを送信する。そして必要なデータの送信が終了すれば、書き込み処理を終了する。一方、ステップS43の判断において、完了通知無しと判断した場合は、ステップS40に戻って再度書き込み処理を実行する。
5.記憶装置側の書き込み処理
図5に、記憶装置100が行うデータ書き込み処理のフローチャート例を示す。図5に示すように、データ書き込み処理が開始されると、記憶装置100の通信部110がID情報を受信し(ステップS60)、通信エラー検出部CERが通信エラーの有無を判断する(ステップS61)。通信エラーが有ると判断した場合、記憶装置100はメモリーアクセス動作を行わない。一方、通信エラーが無いと判断した場合、通信部110は、受信したID情報と記憶装置が予め有するID情報とが一致するか否かを判断する(ステップS62)。一致しない場合には記憶装置100はメモリーアクセス動作を行わない。一致する場合には通信部110はコマンドを受信する(ステップS63)。
次に、通信エラー検出部CERが、ステップS63のコマンド受信における通信エラーの有無を判断する(ステップS64)。通信エラーが有ると判断した場合、記憶装置100はメモリーアクセス動作を行わない。一方、通信エラーが無いと判断した場合、通信部110が、受信したコマンドがデータ書き込みコマンドであるか否かを判断する(ステップS65)。データ書き込みコマンドでない場合には、そのコマンドを実行するフローに分岐する。
一方、データ書き込みコマンドである場合には、通信部110がホスト装置400から書き込みデータを受信する(ステップS66)。次に、通信エラー検出部CERが、データ受信における通信エラーの有無を判断する(ステップS67)。通信エラーが有ると判断した場合、ホスト装置400に対して完了通知を送信せず、書き込み処理を終了する。
一方、ステップS67において通信エラーが無いと判断した場合、メモリー制御部130が書き込みデータを記憶部120に書き込む(ステップS68)。
具体的には、特定のメモリー領域MASに書き込む場合には、メモリー制御部130が、書き込みデータの送信の同期をとるためにホスト装置400から送信されるクロックの数をカウントしてそれをもとに生成されるアドレスに書き込みデータを書き込む。
また、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2に書き込む場合、エラー検査部150がメモリーエラーの検査を行う。この検査でメモリー領域MA1、MA2の両方又はいずれか一方がエラー非検出であれば、メモリー領域選択部ASELがメモリー領域の選択を行う。そして、メモリー制御部130が、書き込み用メモリー領域に対して書き込みデータを書き込む。また、メモリー制御部130は、書き込み用メモリー領域に記憶されたメモリー領域選択情報を更新する。この第1、第2のメモリー領域MA1、MA2に対する領域選択処理や書き込み処理については、図6(A)等で詳細に後述する。一方、メモリー領域MA1、MA2の両方にエラーが検出された場合には、メモリー領域MA1、MA2に対して何も書き込まず、ステップS69を実行する。
次に、書き込みが正常に終了したか否かを判断する(ステップS69)。書き込みが正常に行われなかった場合や、前述したように、書き込み対象がメモリー領域MA1、MA2で、両方にエラーが検出された場合には、ホスト装置400に対して完了通知を送信せず、書き込み処理を終了する。一方、書き込みが正常に終了した場合は、通信部110がホスト装置400に対して完了通知を送信する(ステップS70)。この完了通知は、例えば、書き込みデータ受信後の書き込み完了通知期間に、データ信号SDAとしてHレベル(高電位レベル)を出力することで送信する。
次に、通信部110は、データ通信用のクロック信号SCKが入力終了であるか否かを判断する(ステップS71)。入力終了でない場合、ステップS66〜S71を再度実行する。入力終了である場合、必要な全てのブロックについてデータの書き込みが終了したものと判断して、書き込み処理を終了する。
6.第1、第2のメモリー領域に対する読み出し処理、書き込み処理
次に、図3のステップS26〜S28において第1、第2のメモリー領域MA1、MA2からデータを読み出す処理と、図5のステップS68において第1、第2のメモリー領域MA1、MA2に対してデータを書き込む処理について詳細に説明する。
図6(A)、図6(B)に、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2の詳細な構成例を示す。図6(A)の構成例では、MA1、MA2共に32ブロック×18ビットの構成であって、各ブロックは、16ビットのデータD[15:0]、1ビットのメモリー領域選択情報ASB、1ビットのエラー検査用ビット(パリティビット)を含む。エラー検査部150が、パリティチェックによるエラー検出をする時には、エラー検査用ビットは、各ブロックの1の個数が常に偶数若しくは奇数となるように付加されるビットである。また、図6(B)の構成例では、MA1、MA2共に32ブロック×17ビットの構成であって、各ブロックは、15ビットのデータD[15:1]、1ビットのメモリー領域選択情報ASB、1ビットのエラー検査用ビット(パリティビット)を含む。
ホスト装置400と記憶装置100との間の通信はブロック単位で行われ、MA1又はMA2の書き込み・読み出しもブロック単位で行われる。また、メモリー制御部130によるメモリー領域の選択及びエラー検査部150によるエラー検出もブロック単位で行われる。従って、メモリー領域選択情報ASBはブロック毎に設定され、例えば第1のブロックBLK1の第1のメモリー領域MA1には、メモリー領域選択情報ASB1−1が書き込まれ、第1のブロックBLK1の第2のメモリー領域MA2には、メモリー領域選択情報ASB1−2が書き込まれる。
図7(A)〜図7(C)は、メモリー制御部130によるメモリー領域選択を説明する図である。メモリー領域選択を実行する前に、エラー検査部150は、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2の各ブロックについて、検査用ビットを用いて、各ブロックのデータとメモリー領域選択情報にエラーがないかどうかを検出する。メモリー制御部130は、エラー検査部150のエラー検出結果に基づいて、図7(A)に示すように、書き込み用メモリー領域と読み出し用メモリー領域を選択する。すなわち第1、第2のメモリー領域MA1、MA2の両方がエラー非検出(OK)である場合には、メモリー領域選択情報ASBに基づいて、書き込み用及び読み出し用メモリー領域を選択する。MA1、MA2のいずれか一方がエラー検出され(NG)、他方がエラー非検出(OK)である場合には、エラーが検出された方を書き込み用として選択し、エラーが非検出である方を読み出し用として選択する。MA1、MA2の両方がエラー検出(NG)である場合には、書き込み用及び読み出し用メモリー領域のどちらも選択しない。
図7(B)は、メモリー領域選択情報ASBに基づくメモリー領域選択を説明する図である。図7(A)で説明したように、MA1、MA2の両方がエラー非検出(OK)である場合には、図7(B)に示すように、メモリー領域選択情報ASB−1、ASB−2に従って、書き込み用及び読み出し用メモリー領域が選択される。なお、メモリー領域選択情報は、図6(A)、図6(B)に示したようにブロック毎に書き込まれるから、ASB1−1、ASB1−2のようにブロックを区別して表記すべきであるが、メモリー領域の選択は同一ブロック内で行われるから、特にブロックを区別する必要がない場合にはASB−1、ASB−2のように表記する。
例えばASB−1が0、ASB−2が0の場合には、メモリー制御部130は、MA2に記憶されたデータを読み出し、MA1にホスト装置400から受信した新しいデータを書き込む。MA1に新しいデータを書き込む際に、MA1のメモリー領域選択情報ASB−1を0から1に書き換える。こうすれば次に新しいデータを書き込む時には、ASB−1が1、ASB−2が0になっているから、メモリー制御部130は、MA1に記憶されたデータを読み出し、MA2に新しいデータを書き込む。MA2に新しいデータを書き込む際に、MA2のメモリー領域選択情報ASB−2を0から1に書き換える。次に新しいデータを書き込む時には、ASB−1が1、ASB−2が1になっているから、メモリー制御部130は、MA2に記憶されたデータを読み出し、MA1に新しいデータを書き込む。MA1に新しいデータを書き込む際に、MA1のメモリー領域選択情報ASB−1を1から0に書き換える。
このように図7(B)に示す選択規則に従うことで、MA1、MA2を交互に選択して書き込み・読み出しを行うことができる。そして更新条件判断部140が、読み出されたデータの値と新たに書き込まれるデータの値との大小関係を比較することで、更新条件を満たさないデータの書き込みを防止できる。
次に、MA1、MA2のいずれか一方にエラーが検出され、他方がエラー非検出である場合を説明する。この場合には、図7(A)で説明したように、エラーが検出された方に新しいデータを書き込む。例えばMA1がエラー非検出、MA2がエラー検出である場合は、MA1からデータを読み出して、読み出されたデータの値と新たに書き込まれるデータの値との大小関係を比較して更新条件を満足すれば、MA2に新しいデータを書き込む。
ここでMA2に新しいデータを書き込む際に、MA2のメモリー領域選択情報ASB−2を書き換える場合と書き換えない場合とがある。図7(C)に示すように、ASB−1が1、ASB−2が0である場合には、ASB−2を1に書き換える。またASB−1が0、ASB−2が1である場合には、ASB−2を0に書き換える。これ以外の場合ではASB−2を書き換えない。このようにすることで、MA2にデータを書き込んだ後のメモリー領域選択情報は、ASB−1が0、ASB−2が0であるか、或いはASB−1が1、ASB−2が1である。従って、図7(B)の選択規則により、次のメモリーアクセス時には、MA2からデータを読み出して、MA1に新しいデータを書き込むことができる。
また例えばMA1がエラー検出、MA2がエラー非検出である場合には、MA2からデータを読み出して、読み出されたデータの値と新たに書き込まれるデータの値との大小関係を比較して更新条件を満足すれば、MA1に新しいデータを書き込む。この書き込みの際に、図7(C)に示すようにASB−1を設定することで、次回のメモリーアクセス時には、図7(B)の選択規則により、MA1からデータを読み出して、MA2に新しいデータを書き込むことができる。
7.更新条件判断処理
次に、図5のステップS68において、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2にデータ書き込みを行う場合に、更新条件を判断する処理について詳細に説明する。図8に、更新条件を判断する処理のフローチャート例を示す。
図8に示すように、処理が開始されると、記憶装置100の更新条件判断部140が、インクリメント設定(又はデクリメント設定)がされているか否かを判断する(ステップS80)。インクリメント設定がされている場合には、更新条件判断部140が書き込みデータの値が読み出しデータの値以上であるという更新条件を満足するか否かを判断する(ステップS83)。或いは、デクリメント設定がされている場合には、更新条件判断部140が書き込みデータの値が読み出しデータの値以下であるという更新条件を満足するか否かを判断する(ステップS83)。
更新条件を満足する場合には、メモリー領域選択情報生成部ASBGがメモリー領域選択情報ASB−1(又はASB−2)を生成し(ステップS81)、メモリー制御部130が書き込みデータ及びASB−1(又はASB−2)を書き込み用に選択したメモリー領域に書き込む(ステップS82)。一方、更新条件を満足しない場合には、データを書き込まない(ステップS84)。
このような更新条件判断処理を行うことで、更新条件を満たすデータだけを書き込むことができる。例えば値が単調に増加するデータ(インクの消費量など)を記憶する記憶装置では、受信データの値が前に書き込まれた値以上である場合に書き込みを行い、受信データの値が前に書き込まれた値より小さい値である場合には書き込みを行わないことができる。また反対に、値が単調に減少するデータ(インクの残量など)を記憶する記憶装置では、受信データの値が前に書き込まれた値以下である場合に書き込みを行い、受信データの値が前に書き込まれた値より大きい値である場合には書き込みを行わないことができる。その結果、通信エラーが生じた場合などに、誤ったデータが書き込まれることを低減できる。
以上の実施形態によれば、図1に示すように、記憶部120は、特定のメモリー領域MASとは異なるメモリー領域である、第1のメモリー領域MA1及び第2のメモリー領域MA2を有する。図6(A)等で説明したように、メモリー制御部130は、第1のメモリー領域MA1及び第2のメモリー領域MA2のうちの一方を読み出し用メモリー領域として選択し、他方を書き込み用メモリー領域として選択する。メモリー制御部130は、選択した読み出し用メモリー領域からデータを読み出す制御(図3のステップS26〜S28)、及び選択した書き込み用メモリー領域へデータを書き込む制御(図5のステップS68)を行う。
このように2つのメモリー領域MA1、MA2を選択的に用いることで、どちらか一方のメモリー領域のデータにエラーが生じた場合であっても、ホスト装置400から受信した正常なデータを書き込むことができる。その結果、2つのメモリー領域MA1およびMA2に記憶されるデータ種類を例えばインク消費量(又は残量)とすると、一方の領域に記憶されたデータに異常がある場合であっても、ホスト装置400から受信した正しいインク消費量(残量)を書き込むことができる。
また、インク消費量のようなプリンター動作に重要な情報を2つのメモリー領域MA1、MA2に選択的に記憶させ、更に図2等で説明したようにプリンター動作に重要でない情報のエラーを非エラーとして扱うことで、インクカートリッジがメモリーエラーにより使用不可となる可能性を低減できる。
また本実施形態では、図1に示すように、記憶装置100は、第1のメモリー領域MA1及び第2のメモリー領域MA2に記憶されたデータのエラーの有無を検査するエラー検査部150を有する。図7(B)等で説明したように、メモリー制御部130は、エラー検査部150によりエラーが検出された場合、第1のメモリー領域MA1及び第2のメモリー領域MA2のうち、エラーが検出された領域を書き込み用メモリー領域として選択し、エラーが非検出である領域を読み出し用メモリー領域として選択する。
このようにすれば、第1、第2のメモリー領域MA1、MA2の一方にエラーがある場合であっても、エラーのない領域を読み出し用メモリー領域として選択することにより、正常なデータを取得することができる。また、エラーが発生しない限りMA1、MA2には交互に新しいデータが書き込まれるので、最新のデータが記憶された領域にエラーがある場合であっても、1つ前のデータを読み出すことができる。
また本実施形態では、図7(B)等で説明したように、メモリー制御部130は、第1のメモリー領域MA1及び第2のメモリー領域MA2に記憶されるメモリー領域選択情報ASB−1、ASB−2に基づいて、書き込み用メモリー領域を選択する。メモリー制御部130は、書き込み用メモリー領域にデータを書き込む制御を行う際に、書き込み用メモリー領域に記憶されたメモリー領域選択情報(ASB−1又はASB−2)を更新する。
このようにすれば、書き込み用メモリー領域として選択されたメモリー領域のメモリー領域選択情報のみを更新することで、メモリー領域選択情報ASB−1、ASB−2を更新することが可能となる。例えば図7(B)で説明したように、MA1がASB−1を記憶し、MA2がASB−2を記憶し、ASB−1とASB−2が一致した場合にはMA1を書き込み用メモリー領域として選択し、ASB−1とASB−2が一致しない場合にはMA2を書き込み用メモリー領域として選択する。このようにすれば、ASB−1、ASB−2の一方を更新することで、エラーが生じない限りMA1、MA2を交互に書き込み用メモリー領域として選択することが可能となる。
8.システム構成例
図9に本実施形態のシステムの基本的な構成例を示す。本実施形態のシステムは、例えばインクジェット方式のプリンターなどであって、第1の記憶装置100−1〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置100−n、記憶装置が実装されるn個の回路基板200−1〜200−n、回路基板を備えるn個の液体容器300−1〜300−n(広義には印刷材収容体)及びホスト装置400を含む。
第1の記憶装置100−1〜第nの記憶装置100−nは、それぞれリセット端子XRST、クロック端子SCK、データ端子SDA、第1の電源端子VSS及び第2の電源端子VDDを含む。これらn個の記憶装置100−1〜100−nの各々は、記憶部(例えば不揮発性メモリー等)を含み、それぞれの記憶部にはn個の液体容器(例えばインクカートリッジ等)300−1〜300−nを識別するためのID(Identification)情報(
例えばID=1、ID=2、ID=3など)が記憶されている。IDは、液体容器が収容する液体の色などの種類毎に異なるものが付与される。
ホスト装置400は、プリンター本体であり、ホスト側リセット端子HRST、ホスト側クロック端子HCK、ホスト側データ端子HDA、第1のホスト側電源端子HVSS及び第2のホスト側電源端子HVDDを含む。
図10は、本実施形態における印刷装置の構成例を示す斜視図である。図10の印刷装置1000は、インクカートリッジ(広義には印刷材収容体)が装着されるカートリッジ装着部1100と、回動自在なカバー1200と、操作部1300とを有する。カートリッジ装着部1100を「カートリッジホルダー」又は単に「ホルダー」とも呼ぶ。図10に示す例では、カートリッジ装着部1100には、4つのインクカートリッジが独立に装着可能であり、例えば、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4種類のインクカートリッジ300が装着される。カバー1200は省略可能である。操作部1300は、ユーザーが各種の指示や設定を行うための入力装置であり、また、ユーザーに各種の通知を行うための表示部を備えている。
図11は、インクカートリッジ300の外観を示す斜視図である。図11におけるXYZ軸は、図10のXYZ軸に対応している。なお、インクカートリッジを単に「カートリッジ」とも呼ぶ。このカートリッジ300は、扁平な略直方体の外観形状を有する。カートリッジ300の内部には、可撓性材料で形成されたインク収容室320(「インク収容袋」とも呼ぶ)が設けられている。カートリッジ300は、図示しないインク供給口を有しており、インク供給口からプリンターヘッドへインクを供給する。カートリッジ300の天井面には、記憶装置が実装される基板200が設けられている。基板200には、インクに関する情報を格納するための不揮発性の記憶装置が搭載されている。
図12(A)は、記憶装置が設けられる基板200の構成を示している。基板200の表面は、カートリッジ300に基板200が装着されたときに外側に露出している面である。図12(B)は、基板200の側面から見た図を示している。基板200の上端部には、ボス溝201が形成され、基板200の下端部には、ボス穴202が形成されている。
図12(A)における矢印SDは、カートリッジ装着部1100へのカートリッジ300の装着方向を示している。この装着方向SDは、図11に示すカートリッジの装着方向(X方向)と一致する。基板200は、裏面に記憶装置100(図12の参照番号の修正をお願い致します。)を有しており、表面には5つの端子からなる端子群が設けられている。図示を省略するが、基板200の表面と裏面には、端子と記憶装置203を接続するための配線やその他の配線、基板表面の配線と基板の裏面の配線を電気的に接続するためのスルーホールが配置されている。記憶装置203は、カートリッジ300に関する情報や、カートリッジ300に収容されているインクに関する情報(例えばインク量情報、インク残量、インク消費量)を格納する。これらの端子は、略矩形状に形成され、装着方向SDと略垂直な列を2列(A1、A2)形成するように配置されている。
具体的には、基板200には、複数の記憶装置用端子RST、SCK、SDA、VDD、VSSが設けられる。RSTはリセット端子であり、SCKはクロック端子であり、SDAはデータ端子であり、VDDは高電圧側電源端子であり、VSSは低電圧側電源端子(接地端子)である。これらの端子の接触部cpは、カートリッジがホルダーに装着されたときに、ホルダー側回路基板450とカートリッジ側基板200を接続するためにホルダー内部に設けられたコネクターが複数の端子と接触する部分である。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。またホスト装置、記憶装置、印刷装置等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 記憶装置、110 通信部、120 記憶部、130 メモリー制御部、
140 更新条件判断部、150 エラー検査部、200 回路基板、
201 ボス溝、202 ボス穴、300 印刷材収容体(インクカートリッジ)、
320 インク収容室、400 ホスト装置、410 ホスト制御部、
411 エラー判定部、412 領域判定部、413 R/W制御部、
420 ホスト通信部、450 ホルダー側回路基板、1000 印刷装置、
1100 カートリッジ装着部、1200 カバー、1300 操作部、
ASB−1,ASB−2 メモリー領域選択情報、
ASBG メモリー領域選択情報生成部、ASEL メモリー領域選択部、
CER 通信エラー検出部、MA1 第1のメモリー領域、
MA2 第2のメモリー領域、MAS 特定のメモリー領域、
OSC 発振回路、POR パワーオンリセット回路、SCK クロック信号、
SDA データ信号、XRST リセット信号

Claims (7)

  1. ホスト制御部を有するホスト装置と、記憶装置を有する印刷材収容体と、を含む印刷装置であって、
    前記記憶装置は、
    複数種類のデータを記憶する記憶部と、
    前記ホスト装置との通信処理を行う通信部と、
    前記ホスト制御部からの指示に基づいて、前記記憶部からデータを読み出す制御及び前記記憶部へデータを書き込む制御を行うメモリー制御部と、
    を有し、
    前記ホスト制御部は、
    前記記憶部に記憶されたデータにエラーがあると判定した場合、前記エラーがあると判定したデータが格納されたメモリー領域が特定のメモリー領域であるか否かを判定し、前記メモリー領域が前記特定のメモリー領域であると判定した場合には、前記メモリー領域へデフォルト値又はエラーコードを書き込む指示を、前記メモリー制御部に対して行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記記憶部の前記特定のメモリー領域は、
    前記印刷装置の識別情報、前記印刷材収容体の使用開始年月日情報、前記印刷材収容体の使用終了年月日情報、前記ホスト装置で発生したエラーの履歴情報、前記印刷材収容体で発生したエラーの履歴情報のうちの少なくとも1つを記憶する領域であることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記記憶装置は、
    前記記憶部から読み出されたデータにエラーがあるか否かを検査するエラー検査部を有し、
    前記ホスト制御部は、データ読み出しコマンドを前記メモリー制御部に送信し、前記メモリー制御部は、前記データ読み出しコマンドに基づいて前記記憶部からデータを読み出す制御を行い、前記エラー検査部は、読み出されたデータにエラーがあるか否かを検査し、検査情報を前記ホスト制御部に送信し、前記ホスト制御部は、前記検査情報に基づいて、前記記憶部に記憶されたデータにエラーがあるか否かの判定を行うことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記記憶部は、
    前記特定のメモリー領域とは異なるメモリー領域である、第1のメモリー領域及び第2のメモリー領域を有し、
    前記メモリー制御部は、
    前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域のうちの一方を読み出し用メモリー領域として選択し、他方を書き込み用メモリー領域として選択し、前記選択した読み出し用メモリー領域からデータを読み出す制御及び前記選択した書き込み用メモリー領域へデータを書き込む制御を行うことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4において、
    前記記憶装置は、
    前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域に記憶されたデータのエラーの有無を検査するエラー検査部を有し、
    前記メモリー制御部は、
    前記エラー検査部によりエラーが検出された場合、前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域のうち、エラーが検出された領域を前記書き込み用メモリー領域として選択し、エラーが非検出である領域を前記読み出し用メモリー領域として選択することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項4又は5において、
    前記メモリー制御部は、
    前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域に記憶されるメモリー領域選択情報に基づいて、前記書き込み用メモリー領域を選択し、
    前記書き込み用メモリー領域にデータを書き込む制御を行う際に、前記書き込み用メモリー領域に記憶された前記メモリー領域選択情報を更新することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    前記第1のメモリー領域及び前記第2のメモリー領域は、
    印刷材収容体に収容される印刷材の量の情報を少なくとも記憶する領域であることを特徴とする印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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