JP5621496B2 - 記憶装置、回路基板、液体容器及びシステム - Google Patents

記憶装置、回路基板、液体容器及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、記憶装置、路基板、液体容器及びシステム等に関する。
インクジェット方式のプリンターで用いられるインクカートリッジ(液体容器)には、記憶装置が設けられているものがある。この記憶装置には、例えばインクの色やインク消費量などの情報が格納される。インク消費量に関するデータは、プリンター本体(ホスト装置)から記憶装置に送信され、記憶装置に含まれる不揮発性メモリーなどに書き込まれる。このようなプリンターにおいて、例えば停電やコンセントの引き抜きなどで電源が遮断されると、インク消費量などの情報を書き込めないという問題がある。
この問題に対して、例えば特許文献1には、電源遮断時に記憶装置に必要なデータを記憶装置に書き込む手法が開示されている。しかしながらこの手法では、用いられるインクカートリッジの個数が多くなると書き込み処理の全体の時間が長くなり、限られた電源保持時間内に書き込み処理を完了することが難しくなるなどの課題があった。
また例えば特許文献2には、ホスト装置がわざと誤りを含むデータを生成し、記憶装置の誤り検出機能を利用して不要なデータの書き込みをスキップすることで、書き込み処理を高速化する手法が開示されている。しかしこの方法では、本来の誤り検出機能が失われるおそれがある。
特開2001−187461号公報 特開2009−259225号公報
本発明の幾つかの態様によれば、書き込み不要なデータを非書き込みとし、書き込み処理時間を短縮することができる記憶装置、ホスト装置、回路基板、液体容器及びシステム等を提供できる。
本発明の一態様は、ホスト装置との通信処理を行う制御部と、前記ホスト装置からのデータが書き込まれる記憶部と、前記記憶部のアクセス制御を行う記憶制御部とを含み、前記制御部は、前記ホスト装置からコマンドパケット及び前記コマンドパケットに対応するデータパケットを受信し、前記データパケットの書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行うと共に、前記データパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行う一方で、前記データパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行わない記憶装置に関係する。
本発明の一態様によれば、記憶装置は、データパケットの書き込みイネーブルビットの状態に基づいて、書き込みが許可されているか否かを判断し、書き込み非許可の場合にはデータを書き込まないことができる。その結果、ホスト装置による記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することなどが可能になる。また既に記憶されているデータを書き込み時のエラー等により破壊するおそれを低減することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記コマンドパケットに対応する前記データバケットとして第1のデータパケット〜第m(mは2以上の整数)のデータパケットを受信し、前記第1のデータパケット〜前記第mのデータパケットのうちの第i(iは1≦i≦mである整数)のデータパケットの書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行うと共に、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行う一方で、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行わなくてもよい。
このようにすれば、記憶装置は、第iのデータパケットの書き込みイネーブルビットの状態に基づいて、書き込みが許可されているか否かを判断し、書き込み非許可の場合には第iのデータパケットのデータを書き込まないことができる。その結果、ホスト装置による記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記記憶制御部からの内部アクノリッジを待たずに第i+1のデータパケットの受信処理を行ってもよい。
このようにすれば、記憶装置は、第iのデータパケットの書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、第iのデータパケットのデータを書き込まずに、次のデータパケットである第i+1のデータパケットの受信処理に移行することができる。その結果、ホスト装置による記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記ホスト装置との間の通信エラーの有無を判断し、前記通信エラーが無いと判断された場合には、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信してもよい。
このようにすれば、ホスト装置は、書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合でも、通信エラーの有無を確認することができるから、通信エラーによる誤書き込み等を低減することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記第iのデータパケットのデータフィールドのビットのうち、前記記憶部に記憶されるデータのライトロックビットに対応するビットを、前記書き込みイネーブルビットとして認識してもよい。
このようにすれば、受信するデータパケットのデータフィールドのビット数と、記憶部に記憶されるビット数とを同一にすることができる。その結果、制御部や記憶制御部などにおける処理を簡素化できるから、設計コストや製造コストを低減することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、動作モードとして第1のモードと第2のモードとを有し、前記第1のモードでは、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記記憶部に対して前記第iのデータパケットのデータが正常に書き込まれた場合に、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信し、前記第2のモードでは、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信しなくてもよい。
このようにすれば、第1のモードでは、ホスト装置は、記憶装置からのアクノリッジを受け取ることができるから、記憶装置においてデータが正常に書き込まれたか否かを判断することができる。また第2のモードでは、ホスト装置は、記憶装置からのアクノリッジ返信を待たずに、次の記憶装置への送信処理に移行することができるから、複数の記憶装置に対するデータ書き込み処理の全体の時間を短縮することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記第2のモードでは、第1の期間において、第1のコマンドパケットと、前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定された第1のデータパケットとを受信して、前記第1のデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、第2の期間において、第2のコマンドパケットと、前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定された第1のデータパケットと、第2のデータパケットとを受信し、前記第2のデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、前記第2のデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行ってもよい。
このようにすれば、第1の期間において、複数の記憶装置に対して第1のコマンドパケットのデータを書き込み、その後の第2の期間において、複数の記憶装置に対して第2のコマンドパケットのデータを書き込むことができる。こうすることで、特定のアドレスのデータを優先して書き込むことができるから、書き込み処理時間が制限されている場合などで、特に重要なデータを優先して書き込むことができる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記第2の期間において、前記第1のデータパケットを受信した時は、前記第1のデータパケットのデータの書き込み指示を行うことなく、前記ホスト装置との間の通信エラーの有無を判断し、前記通信エラーが無いと判断された場合には、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信してもよい。
このようにすれば、第2の期間において、書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定された第1のデータパケットについても、通信エラーの有無を確認することができるから、通信エラーによる誤書き込み等を低減することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、リセット端子を含み、前記制御部は、データパケット受信後の、前記記憶制御部からの内部アクノリッジを待つ期間である内部アクノリッジ待ち期間において、前記リセット端子の電圧レベルに基づいて、前記動作モードが前記第1のモードであるか、或いは前記第2のモードであるかを判断してもよい。
このようにすれば、制御部は、リセット端子の電圧レベルに基づいて、第1のモード又は第2のモードのいずれかを選択することができる。リセット端子の電圧レベルは、ホスト装置により設定されるから、ホスト装置が記憶装置の動作モードを設定することができる。
本発明の他の態様は、第1の記憶装置〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置と接続され、第1の記憶装置〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置との通信処理を行う通信処理部と、前記通信処理部を制御する制御部とを含み、前記通信処理部は、前記第1の記憶装置〜前記第nの記憶装置のうちの第j(jは1≦j≦nである整数)の記憶装置に対して、コマンドパケットと前記コマンドパケットに対応する複数のデータパケットを送信する場合に、前記第jの記憶装置の記憶部にデータを書き込むデータパケットの書き込みイネーブルビットを書き込み許可状態に設定し、前記第jの記憶装置の前記記憶部にデータを書き込まないデータパケットの前記書き込みイネーブルビットを書き込み非許可状態に設定するホスト装置に関係する。
本発明の他の態様によれば、ホスト装置は、第jの記憶装置に対してデータパケットを送信する際に、書き込みイネーブルビットを書き込み許可状態又は書き込み非許可状態のいずれかに設定することができる。こうすることで、書き込む必要のないデータパケットについては、記憶装置に対してデータ非書き込みの指示をすることができる。その結果、記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することなどが可能になる。また既に記憶されているデータを書き込み時のエラー等により破壊するおそれを低減することなどが可能になる。
また本発明の他の態様では、前記通信処理部は、データを書き込まないデータパケットを前記第jの記憶装置に送信した後、前記第jの記憶装置から、通信エラーが無いことを通知するアクノリッジが返信された場合に、次のデータパケットを送信してもよい。
このようにすれば、ホスト装置は、データを書き込まないデータパケットを送信した後、通信エラーの有無を確認することができるから、通信エラーによる誤書き込み等を低減することなどが可能になる。
また本発明の他の態様では、前記通信処理部は、動作モードとして第1のモードと第2のモードとを有し、前記第1のモードでは、前記第jの記憶装置に対するデータパケットの送信後に、前記第jの記憶装置からのアクノリッジ返信を待つステートに移行し、前記第2のモードでは、前記第jの記憶装置に対するデータパケットの送信後に、前記第jの記憶装置からのアクノリッジ返信を待つことなく、第j+1の記憶装置に対するコマンドパケット及びデータパケットを送信するステートに移行してもよい。
このようにすれば、第1のモードでは、ホスト装置は、第jの記憶装置からのアクノリッジを受け取ることができるから、データが正常に書き込まれたか否かを判断することができる。また第2のモードでは、ホスト装置は、第jの記憶装置からのアクノリッジ返信を待たずに、次の記憶装置である第j+1の記憶装置への送信処理に移行することができるから、複数の記憶装置に対するデータ書き込み処理の全体の時間を短縮することなどが可能になる。
本発明の他の態様は、上記いずれかに記載の記憶装置を含む回路基板に関係する。
本発明の他の態様は、上記いずれかに記載の記憶装置を含む液体容器に関係する。
本発明の他の態様は、ホスト装置と、前記ホスト装置と接続される第1の記憶装置〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置とを含み、前記ホスト装置は、前記第1の記憶装置〜前記第nの記憶装置との通信処理を行う通信処理部と、前記通信処理部を制御するホスト制御部とを含み、前記通信処理部は、前記第1の記憶装置〜前記第nの記憶装置のうちの第j(jは1≦j≦nである整数)の記憶装置に対して、コマンドパケットと前記コマンドパケットに対応する第1のデータパケット〜第m(mは2以上の整数)のデータパケットを送信する場合に、前記第jの記憶装置にデータを書き込むデータパケットの書き込みイネーブルビットを書き込み許可状態に設定し、前記第jの記憶装置にデータを書き込まないデータパケットの前記書き込みイネーブルビットを書き込み非許可状態に設定し、前記第jの記憶装置は、前記ホスト装置との通信処理を行う制御部と、前記ホスト装置からのデータが書き込まれる記憶部と、前記記憶部のアクセス制御を行う記憶制御部とを含み、前記制御部は、前記ホスト装置から前記コマンドパケットと前記第1のデータパケット〜前記第mのデータパケットを受信した場合に、前記第1のデータパケット〜前記第mのデータパケットのうちの第i(iは1≦i≦mである整数)のデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが、書き込み許可状態に設定されている場合には、前記記憶制御部に対してアドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行うと共に、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記記憶制御部に対して前記アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行う一方で、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行わないシステムに関係する。
記憶装置及びホスト装置の基本的な構成例。 図2(A)、図2(B)は、IDパケット、コマンドパケット及びデータパケットを説明する図。 図3(A)、図3(B)は、記憶部に記憶されるデータの構成を説明する図。 第1のモードによる書き込み処理のタイミングチャート。 書き込みイネーブルビットを含まない構成による書き込み処理のタイミングチャート。 第2のモードによる書き込み処理の第1の期間のタイミングチャート。 第2のモードによる書き込み処理の第2の期間の始めの部分のタイミングチャート。 第2のモードによる書き込み処理の第2の期間の終わりの部分のタイミングチャート。 システムの基本的な構成例。 液体容器の詳細な構成例。 図11(A)、図11(B)は、回路基板の詳細な構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.記憶装置及びホスト装置
図1に本実施形態の記憶装置及びホスト装置の基本的な構成例を示す。本実施形態の記憶装置100は、制御部110、記憶部120、記憶制御部130、クロック端子TCK、データ端子TDA、リセット端子TRSTを含む。また、本実施形態のホスト装置400は、通信処理部410、制御部420、クロック端子HCK、データ端子HDA、リセット端子HRSTを含む。なお、本実施形態の記憶装置及びホスト装置は、図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
記憶装置100(100−1〜100−n(nは2以上の整数))は、バスBSを介してホスト装置400と接続される。バスBSは、例えば図1に示すように、クロック信号線SCK、データ信号線SDA、リセット信号線XRSTを含む。クロック信号線SCKを介して、ホスト装置400は、複数の記憶装置100−1〜100−nに対してクロックを供給する。また、データ信号線SDAを介して、ホスト装置400と各記憶装置100との間でデータ等のやり取りが行われる。また、リセット信号線XRSTを介して、ホスト装置400は、複数の記憶装置100−1〜100−nに対してリセット信号を出力する。
複数の記憶装置100−1〜100−nは各々ID情報を有し、ホスト装置400は、このID情報を指定することで、複数の記憶装置100−1〜100−nのうちの1つの記憶装置に対してコマンドやデータを送信することができる。例えば図1では、第1の記憶装置100−1のID情報はID=1であり、第2の記憶装置100−2のID情報はID=2である。
記憶装置100は、クロック端子TCK(広義には第1の端子)、データ端子TDA(広義には第2の端子)及びリセット端子TRST(広義には第3の端子)を含む。クロック端子TCKにはクロック信号線SCKが接続され、データ端子TDAにはデータ信号線SDAが接続され、リセット端子TRSTにはリセット信号線XRSTが接続される。
記憶装置100の制御部110は、バスBSを介して接続されるホスト装置400との通信処理を行う。具体的には、例えば図1に示すように、ホスト装置400からのクロック及びリセット信号に基づいて、データ信号線SDAを介してホスト装置400から送信されるコマンド(コマンドパケット)や書き込みデータ(データパケット)などを受信し、またデータ信号線SDAを介してホスト装置400に対して記憶部120から読み出されたデータや後述するアクノリッジ(Acknowledge)などを送信する。
記憶部120は、例えばEEPROMや強誘電体メモリーなどの不揮発性メモリー装置であって、ホスト装置400からのデータが書き込まれる。記憶制御部130は、記憶部120のアクセス制御を行う。
制御部110は、例えばIDコンパレーターID_COMP、I/OコントローラーI/O_CNTL、オペレーションコードデコーダーOPCDEC、アドレスカウンターADDR_COUNTを含む。IDコンパレーターID_COMPは、ホスト装置400から送信されたID情報が自分自身のID情報と一致するか否かを比較する。一致する場合には、オペレーションコードデコーダーOPCDECに対してイネーブル信号を出力し、オペレーションコードデコーダーOPCDECはホスト装置400から送信されたコマンド(オペレーションコード)をデコードする。一方、ホスト装置400から送信されたID情報が自分自身のID情報と一致しない場合には、送信されたコマンドは無視される。
具体的には、ホスト装置400から送信されたコマンドが書き込みコマンドである場合には、I/OコントローラーI/O_CNTLは、ホスト装置400からの書き込みデータを受信する。記憶制御部130は、オペレーションコードデコーダーOPCDECからの書き込み命令wrに基づいて、受信した書き込みデータをメモリーデータm_dataとして記憶部120に書き込む。この書き込む際のアドレス情報addrは、ホスト装置400からのクロックに基づいてアドレスカウンターADDR_COUNTにより生成され、書き込みデータはシーケンシャルに、すなわち送信された順番に記憶部120の連続するアドレスに書き込まれる。書き込みデータが記憶部120に正常に書き込まれた場合には、記憶制御部130は、内部アクノリッジ(Acknowledge)i_ackをI/OコントローラーI/O_CNTLに出力する。
ホスト装置400から送信されたコマンドが読み出しコマンドである場合には、記憶制御部130は、オペレーションコードデコーダーOPCDECからの読み出し命令rdに基づいて、記憶部120からメモリーデータm_dataを読み出す。この読み出す際のアドレス情報addrもホスト装置400からのクロックに基づいてアドレスカウンターADDR_COUNTにより生成され、シーケンシャルに読み出される。
本実施形態の記憶装置100では、受信したデータパケットの書き込みイネーブルビットWEにより、そのデータパケットのデータを書き込むか否かを制御部110が判断することができる。すなわち、制御部110は、ホスト装置400からコマンドパケット及びコマンドパケットに対応するデータパケットを受信した場合に、データパケットの書き込みイネーブルビットWEが書き込み許可状態(例えばWE=1)に設定されている場合には、アドレス情報addrの更新指示を記憶制御部130に対して行うと共に、データパケットのデータの書き込み指示wrを記憶制御部130に対して行う。一方、書き込みイネーブルビットWEが書き込み非許可状態(例えばWE=0)に設定されている場合には、アドレス情報addrの更新指示を記憶制御部130に対して行う一方で、データパケットのデータの書き込み指示wrを記憶制御部130に対して行わない。こうすることで、記憶装置100は、書き込みイネーブルビットWEの状態に基づいて、書き込みの許可又は非許可を判断し、書き込み非許可のデータパケットについては書き込みを行わずに、次のデータパケットの受信処理及び書き込み処理に移行することができる。その結果、記憶装置100に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することができる。なお、データ書き込み処理の詳細については、後述する。
さらに制御部110は、動作モードとして第1、第2のモード(第1、第2の動作モード)を有する。第1のモードでは、書き込みイネーブルビットWEが書き込み許可状態に設定されている場合には、データの書き込み指示wrを記憶制御部130に対して行うと共に、記憶部120に対してデータパケットのデータが正常に書き込まれた場合には、ホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信する。このアクノリッジACKは、データが記憶部120に正常に書き込まれたことをホスト装置400に通知するためのものである。一方、第2のモードでは、書き込みイネーブルビットWEが書き込み許可状態に設定されている場合には、データの書き込み指示wrを記憶制御部130に対して行うが、ホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信しない。この第2のモードでは、ホスト装置400が、記憶装置においてデータが正常に書き込まれたか否かを知ることができないが、後述するように、バスに接続された複数の記憶装置に対するデータ書き込み処理の全体の時間を短縮することができる。なお、第1、第2のモードによるデータ書き込み処理の詳細については、後述する。
上記の動作モード(第1、第2のモード)は、後述するホスト装置400の通信処理部410の動作モードに基づいて設定される。すなわち、制御部110は、データパケット受信後の、記憶制御部130からの内部アクノリッジi_ackを待つ期間である内部アクノリッジ待ち期間IAKWにおいて、リセット端子TRSTの電圧レベルに基づいて、動作モードが第1のモードであるか、或いは第2のモードであるかを判断する。
制御部110の動作モード(第1、第2のモード)は、例えばステートマシンなどで実現することができる。具体的には、このステートマシンは、書き込みコマンドや内部アクノリッジi_ackやリセット端子TRSTの電圧レベル(リセット信号)などの入力に基づいて状態(ステート)遷移し、遷移先のステートにおいて所定の命令(例えばデータ書き込み命令やアクノリッジACK返信命令など)を出力する。
ホスト装置400は、通信処理部410、制御部420、クロック端子HCK、データ端子HDA、リセット端子HRSTを含む。通信処理部410は、バスBSを介して接続される第1〜第nの記憶装置100−1〜100−nとの通信処理を行う。制御部420は、通信処理部410を制御する。
通信処理部410は、第1〜第nの記憶装置100−1〜100−nのうちの第j(jは1≦j≦nである整数)の記憶装置100−jに対して、コマンドパケットとコマンドパケットに対応する複数のデータパケットを送信する場合に、データパケットの書き込みイネーブルビットWEを設定することにより、そのデータパケットのデータの書き込みを許可或いは非許可にすることができる。すなわち、第jの記憶装置100−jの記憶部120にデータを書き込むデータパケットについては、その書き込みイネーブルビットWEを書き込み許可状態(例えばWE=1)に設定し、データを書き込まないデータパケットについては、その書き込みイネーブルビットWEを書き込み非許可状態(例えばWE=0)に設定する。このようにすることで、ホスト装置400は、書き込む必要のないデータパケットについては、その書き込みイネーブルビットWEを書き込み非許可状態に設定し、そのデータパケットを受信した記憶装置100は、書き込みイネーブルビットWEの設定に基づいて、書き込む必要がないデータパケットについては書き込みを行わずに、次のデータパケットの受信処理及び書き込み処理に移行することができる。その結果、記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することができる。
また通信処理部410は、データを書き込まないデータパケットを第jの記憶装置100−jに送信した後、第jの記憶装置100−jから、通信エラーが無いことを通知するアクノリッジACKが返信された場合に、次のデータパケットを送信してもよい。こうすることで、ホスト装置400は、通信エラーが生じなかったことを確認してから、次のデータパケットの送信処理に移行することができる。
さらに通信処理部410は、動作モードとして第1、第2のモード(第1、第2の動作モード)を有する。第1のモードでは、通信処理部410は、第jの記憶装置100−jに対するデータパケットの送信後に、第jの記憶装置100−jからのアクノリッジACK返信を待つステートに移行する。そして第jの記憶装置100−jからのアクノリッジACKを受け取った後、第j+1の記憶装置100−m+1に対してコマンドパケット及びデータパケットを送信する。ホスト装置400は、アクノリッジACKを受信することで、各記憶装置においてデータが正常に書き込まれたことを認識することができる。
一方、第2のモードでは、通信処理部410は、第jの記憶装置100−jに対するデータパケットの送信後に、第jの記憶装置100−jからのアクノリッジACK返信を待つことなく、第j+1の記憶装置100−j+1に対するコマンドパケット及びデータパケットを送信するステートに移行する。この第2のモードでは、ホスト装置400は、各記憶装置においてデータが正常に書き込まれたか否かを知ることができないが、後述するように、バスに接続された複数の記憶装置に対するデータ書き込み処理の全体の時間を短縮することができる。
通信処理部410は、第2のモードでは、第jの記憶装置100−jに対するデータパケット送信後に、リセット端子HRSTの電圧レベルを、リセットを指示する論理レベルに設定することで、動作モードが第2のモードであることを第jの記憶装置100−jに対して通知する。そして第jの記憶装置100−jの制御部110は、内部アクノリッジ待ち期間IAKWにおいて、リセット端子TRSTの電圧レベルに基づいて、動作モードが第1のモードであるか、或いは第2のモードであるかを判断することができる。
このように本実施形態の記憶装置及びホスト装置によれば、ホスト装置から記憶装置に対して送信されるデータパケットの書き込みイネーブルビットWEを書き込み許可状態又は非許可状態に設定することができる。そして記憶装置は、受信したデータパケットの書き込みイネーブルビットWEに基づいて、そのデータを記憶部に書き込むか否かを判断し、書き込み非許可の場合にはデータを書き込まずに、次のデータパケットの受信処理及び書き込み処理に移行することができる。その結果、記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することができる。また書き込む必要のないデータについては、書き込み処理を行わないから、既に記憶されているデータを書き込み時のエラー等により破壊するおそれを低減することができる。
さらに本実施形態の記憶装置及びホスト装置によれば、第1のモードでは、ホスト装置が記憶装置からのアクノリッジACKを受け取ることができるから、記憶装置においてデータが正常に書き込まれたか否かを判断することができる。また第2のモードでは、ホスト装置が記憶装置からのアクノリッジACK返信を待たずに、次の記憶装置への送信処理に移行することができるから、複数の記憶装置に対するデータ書き込み処理の全体の時間を短縮することができる。
図2(A)、図2(B)は、ホスト装置から記憶装置に送信されるIDパケット、コマンドパケット及びデータパケットを説明する図である。図2(A)は、比較例として、書き込みイネーブルビットWEを含まないデータパケットを示し、図2(B)は、本実施形態の記憶装置100及びホスト装置400で用いられる、書き込みイネーブルビットWEを含むデータパケットを示す。
図2(A)、図2(B)に示すように、IDパケットIDPKは、記憶装置100のID情報に関するパケットであって、例えばID0〜ID7の8ビットで構成され、これにパリティビットIPが付加される。またコマンドパケットCMPKは、例えばC0〜C7の8ビットで構成され、これにパリティビットCPが付加される。またデータパケットDPKは、D0〜D7の8ビットで構成されるデータ部分を含み、本実施形態の記憶装置及びホスト装置では書き込みイネーブルビットWEを含み、さらにパリティビットDPを含む。パリティビットIP、CP、DPは、パリティチェックのために付加されるビットであって、1の個数が常に偶数若しくは奇数となるように付加されるビットである。
各パケットはクロックSCKに同期して、IDパケットIDPK、コマンドパケットCMPK、データパケットDPKの順に送信される。複数のデータパケットを送信する場合は、第1のデータパケットDPK1の送信後に、上述したアクノリッジACKを返信するための期間を設けて、その後に第2のデータパケットDPK2が送信される。
なお、本実施形態の記憶装置及びホスト装置における各パケットの構成は、図2(B)に示した構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えば、各パケットのビット数を増減したり、書き込みイネーブルビットWEの順番を入れ替えてもよい。また書き込みイネーブルビットWEを1ビットではなく、複数のビットで構成してもよい。
図3(A)、図3(B)は、記憶部120に記憶されるデータの構成(メモリーマップ)を説明する図である。図3(A)に示すように、例えば記憶部120は第1〜第m(mは2以上の整数)のアドレスA1〜Amを有し、各アドレスに対して8ビットのデータD0〜D7を記憶することができる。
記憶装置100が受信した第1〜第mのデータパケットDPK1〜DPKmは、受信した順番に(シーケンシャルに)記憶部120に書き込まれる。すなわち第1のデータパケットDPK1は、第1のアドレスA1に書き込まれ、第2のデータパケットDPK2は、第2のアドレスA2に書き込まれ、同様にして第3〜第mのデータパケットDPK3〜DPKmは、それぞれ第3〜第mのアドレスA3〜Amに書き込まれる。この書き込む際のアドレス情報addrは、制御部110のアドレスカウンターADDR_COUNTの更新指示により、データパケットを受信する毎に更新(インクリメント)される。
上述したように、本実施形態の記憶装置及びホスト装置では、データパケットDPKの書き込みイネーブルビットWEが書き込み非許可状態に設定されている場合には、アドレス情報addrの更新指示(インクリメント)を行うが、データの書き込みは行わない。具体的には、制御部110は、コマンドパケットCMPKに対応する第1〜第mのデータパケットDPK1〜DPKmを受信した場合に、DPK1〜DPKmのうちの第i(iは1≦i≦mである整数)のデータパケットDPKiの書き込みイネーブルビットWEが書き込み許可状態に設定されている場合には、アドレス情報addrの更新指示(例えばインクリメント)を記憶制御部130に対して行うと共に、第iのデータパケットDPKiのデータの書き込み指示を記憶制御部130に対して行う。第iのデータパケットDPKiの書き込みイネーブルビットWEが書き込み非許可状態に設定されている場合には、アドレス情報addrの更新指示を記憶制御部130に対して行う一方で、第iのデータパケットDPKiのデータの書き込み指示を記憶制御部130に対して行わない。このようにすることで、記憶装置100は、書き込み非許可に設定されたDPKiのデータの書き込み処理を行わずに、次のデータパケットDPKi+1の受信処理に移行することができ、DPKi+1が書き込み許可である場合には、次のアドレスAi+1にDPKi+1のデータを書き込むことができる。
図3(B)に、記憶部120のデータ構成として、ライトロックビットWLCKを含む場合の構成を示す。ライトロックビットWLCKは、各アドレスに設けられ、そのアドレスに対する書き込み禁止(ライトロック)を設定するためのビットである。例えばアドレスA1のライトロックビットWLCKが1に設定されている場合には、記憶制御部130により、アドレスA1に対する書き込みが禁止される。通常は、ライトロックビットWLCKは工場出荷時に設定され、その後はライトロックビットWLCKを書き換えることはできない。
このようにライトロックビットWLCKは、ホスト装置400が書き込むことのできるビットではないが、データパケットのうちのライトロックビットWLCKに対応するビットを書き込みイネーブルビットWEとして用いることができる。すなわち、制御部110は、第iのデータパケットDPKiのデータフィールドのビットのうち、記憶部120に記憶されるデータのライトロックビットWLCKに対応するビットを書き込みイネーブルビットWEとして認識することができる。このようにすることで、受信するデータパケットのデータフィールドのビット数(例えば図2(B)では、D0〜D7及びWEの9ビット)と、記憶部120の1アドレスに記憶されるビット数(例えば図3(B)では、D0〜D7及びWLCKの9ビット)とを同一にすることができる。その結果、制御部110及び記憶制御部130における処理を簡素化できるから、設計コストや製造コストを低減することなどが可能になる。
なお、本実施形態の記憶部の構成は、図3(A)、図3(B)に示した構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えば、1アドレスに記憶されるビット数を増減したり、ライトロックビットWLCKの順番を入れ替えてもよい。またライトロックビットWLCKを1ビットではなく、複数のビットで構成してもよい。
2.第1のモードによる書き込み処理
図4に、本実施形態の記憶装置、ホスト装置の第1のモードによる書き込み処理のタイミングチャートを示す。図4には、リセット信号XRST、クロック信号SCK及びデータ信号SDAの各信号波形と、記憶装置100における制御部110、記憶部120の動作状態及び内部信号wr、i_ackの信号波形とを示す。
図4において、Iはアイドル期間、IDCはID認識期間、CMDはコマンド認識期間、DATはデータ受信期間、IAKWは内部アクノリッジ待ち期間、MWRTはメモリー書き込み期間、AKSはアクノリッジ返信期間、NWは、受信したデータパケットが書き込み非許可に設定されている場合で、書き込み処理を行わずに、通信エラーの有無を判断する期間である。
図4では、例として第1、第3のデータパケットDPK1、DPK3の書き込みイネーブルビットWEは書き込み非許可状態(WE=0)に設定され、第2、第4のデータパケットDPK2、DPK4の書き込みイネーブルビットWEは書き込み許可状態(WE=1)に設定されている。
最初に、ホスト装置400は、リセット信号XRSTをLレベル(低電位レベル、広義には第2の論理レベル)からHレベル(高電位レベル、広義には第1の論理レベル)に設定して記憶装置のリセットを解除する。そして制御部110は、アイドル状態になる。
次にホスト装置400は、記憶装置100に対してIDパケットIDPK、コマンドパケットCMPK及びデータパケットDPK1を送信し、その後に記憶装置100からのアクノリッジACK返信を待つステートに移行する。
記憶装置100のIDコンパレーターID_COMPは、ID認識期間IDCにおいて、受信したID情報と自身のID情報とが一致することを認識する。続くコマンド認識期間CMDにおいて、オペレーションコードデコーダーOPCDECは、受信したコマンドが書き込みコマンドであることを認識する。次のデータ受信期間DATにおいて、I/OコントローラーI/O_CNTLは、データパケットDPK1を受信し、書き込みイネーブルビットWEが書き込み許可状態に設定されているか否かを判断する。
図4に示すように、DPK1の書き込みイネーブルビットWEが書き込み非許可状態(WE=0)に設定されている場合には、制御部110は書き込み指示を記憶制御部130に対して行わない。そして制御部110は、通信エラーの有無をチェックして、通信エラーが無いと判断された場合にはホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信する。ホスト装置400は、通信エラーが無いことを通知するアクノリッジACKを受け取った後、第2のデータパケットDPK2を送信する。制御部110は、第1のデータパケットDPK1(広義には第iのデータパケットDPKi)の書き込みイネーブルビットWEが書き込み非許可状態に設定されている場合には、記憶制御部130からの内部アクノリッジi_ackを待たずに第2のデータパケットDPK2(広義には第i+1のデータパケットDPKi+1)の受信処理を行う。
第2のデータパケットDPK2の書き込みイネーブルビットWEは書き込み許可状態に設定されているから、制御部110は、DPK2の受信後に書き込み指示wrを記憶制御部130に対して行う。記憶部120は、書き込み指示wrに基づいて、メモリー書き込み期間MWRTにおいて、データを書き込む。このメモリー書き込み期間MWRTにおいて、制御部110は内部アクノリッジ待ち期間IAKWとなり、記憶制御部130から内部アクノリッジ信号i_ackが出力されるのを待つ。データが正常に書き込まれた場合には、記憶制御部130は、内部アクノリッジ信号i_ackを制御部110に出力する。制御部110は、内部アクノリッジ信号i_ackを受け取ると、ホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信する。ホスト装置400は、アクノリッジACKを受け取った後、第3のデータパケットDPK3を送信する。
DPK3の書き込みイネーブルビットWEは書き込み非許可状態に設定されているから、制御部110は、DPK3の受信後、通信エラーの有無をチェックして、通信エラーが無いと判断された場合にはホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信する。ホスト装置400は、通信エラーが無いことを通知するアクノリッジACKを受け取った後、第4のデータパケットDPK4を送信する。
DPK4の書き込みイネーブルビットWEは書き込み許可状態に設定されているから、制御部110は、DPK4の受信後に書き込み指示wrを記憶制御部130に対して行う。記憶部120は、書き込み指示wrに基づいて、メモリー書き込み期間MWRTにおいて、データを書き込む。データが正常に書き込まれた場合には、記憶制御部130は、内部アクノリッジ信号i_ackを制御部110に出力する。制御部110は、内部アクノリッジ信号i_ackを受け取ると、ホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信する。
図5に、比較例として、書き込みイネーブルビットWEを含まない構成による書き込み処理のタイミングチャートを示す。図5の比較例では、m個のデータパケットDPK1〜DPKmのそれぞれについてメモリー書き込み期間MWRTが必要である。データパケットの送信に要する時間は、例えば約100μs程度であるのに対して、メモリー書き込み期間MWRTの長さTM(書き込み必要時間)は、約5msである。従って、m個のデータパケットDPK1〜DPKmに書き込む場合の書き込み処理時間は少なくともm×TMとなる。
一方、本実施形態の記憶装置、ホスト装置によれば、書き込む必要のあるデータパケットを選択して書き込むことができる。すなわち、書き込みイネーブルビットWEを書き込み許可状態に設定したデータパケットに限定してデータを書き込むことができるから、書き込み処理時間を短縮することができる。
3.第2のモードによる書き込み処理
上述したように、本実施形態の記憶装置及びホスト装置の第1のモードによれば、書き込み処理時間を短縮することができるが、さらに第2のモードによれば、バスに接続された複数の記憶装置に対する書き込み処理時間を短縮することができる。
図6は、本実施形態の記憶装置及びホスト装置における第2のモードによる書き込み処理の第1の期間のタイミングチャートである。図6には、リセット信号XRST、クロック信号SCK及びデータ信号SDAの各信号波形と、第1〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置100−1〜100−n(ID=1〜n)の動作状態とを示す。また図6において、Iはアイドル期間、IDCはID認識期間、CMDはコマンド認識期間、DATはデータ受信期間、MWRTはメモリー書き込み期間、Rはリセット期間である。
最初に、ホスト装置400は、第1の記憶装置(ID=1)に対して、IDパケットIDPK、第1のコマンドパケットCMPK1、第1のデータパケットDPK1を送信する。第1の記憶装置(ID=1)の制御部110は、第1のコマンドパケットCMPK1と、書き込みイネーブルビットWEが書き込み許可状態(WE=1)に設定された第1のデータパケットDPK1とを受信して、第1のデータパケットDPK1のデータの書き込み指示を記憶制御部130に対して行う。そして第1の記憶装置(ID=1)の記憶部120に、メモリー書き込み期間MWRTにおいて、データを書き込む。
第2のモードでは、第1のモードと異なり、制御部110は、データが正常に書き込まれた場合であっても、ホスト装置400に対してアクノリッジACKを返信しない。またホスト装置400の通信処理部410は、第2のモードでは、第1の記憶装置(広義には第jの記憶装置)に対するデータパケットの送信後に、第1の記憶装置からのアクノリッジACK返信を待つことなく、第2の記憶装置(広義には第j+1の記憶装置)に対するコマンドパケット及びデータパケットを送信するステートに移行する。
このように、ホスト装置400は、第1の記憶装置に対して第1のデータパケットDPK1を送信した後、メモリー書き込み期間MWRTが終了するのを待たずに、第2の記憶装置に対してIDPK、CMPK1、DPK1を送信する。その後同様にして、ホスト装置400は、第3〜第nの記憶装置に対して第1のデータパケットDPK1を送信する。
ホスト装置400の通信処理部410は、第2のモードでは、第jの記憶装置に対するデータパケット送信後に、リセット端子HRSTの電圧レベルを、リセットを指示する論理レベル(例えば図6ではLレベル)に設定することで、動作モードが第2のモードであることを第jの記憶装置に対して通知する。第jの記憶装置の制御部110は、データパケット受信後の、記憶制御部130からの内部アクノリッジi_ackを待つ期間である内部アクノリッジ待ち期間IAKW(すなわちメモリー書き込み期間MWRT)において、リセット端子TRSTの電圧レベルに基づいて、動作モードが第1のモードであるか、或いは第2のモードであるかを判断することができる。
以上に説明したように、第2のモードの第1期間では、第1〜第nの記憶装置の各記憶装置100に対して第1のデータパケットDPK1を送信し、各記憶部120の第1のアドレスA1にデータを書き込む処理を行う。同様の処理を第1のモードで行う場合には、全体の書き込み処理時間として、少なくともメモリー書き込み期間MWRTの長さTM(書き込み必要時間)のn倍の時間(n×TM)が必要になるが、第2のモードでは複数のメモリー書き込み処理が並行して実行されるから、TM+パケット送信時間でよい。上述したように、パケット送信時間は、例えば約100μs程度であるのに対して、メモリー書き込み期間MWRTの長さTMは、約5msである。従って、複数の記憶装置に対してデータを書き込む場合には、第2のモードを用いることで、全体の書き込み処理時間を短縮することができる。
図7は、第2のモードによる書き込み処理の第2の期間の始めの部分のタイミングチャートである。第2の期間では、第1〜第nの記憶装置の各記憶装置100に対して第2のデータパケットDPK2のデータを書き込む処理を行う。なお、図7の符号については、図6と同一であるから、ここでは説明を省略する。
第2の期間の始めに、ホスト装置400は、第1の記憶装置(ID=1)に対して、IDパケットIDPK、第2のコマンドパケットCMPK2、第1、第2のデータパケットDPK1、DKP2を順次送信する。DPK1の書き込みイネーブルビットWEは書き込み非許可状態(WE=0)に設定され、DPK2の書き込みイネーブルビットWEは書き込み許可状態(WE=1)に設定されている。
第1の記憶装置は、第1、第2のデータパケットDPK1、DPK2を受信し、第2のデータパケットDPK2の書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、DPK2のデータの書き込み指示を行う。そしてメモリー書き込み期間MWRTにおいて、DPK2のデータを記憶部120に書き込む。また制御部110は、書き込み非許可状態に設定されている第1のデータパケットDPK1を受信した時は、DPK1のデータの書き込み指示を行うことなく、ホスト装置400に対して通信エラーの無いことを通知するアクノリッジACKを返信する。
ホスト装置400の通信処理部410は、第1の記憶装置に対する第2のデータパケットDPK2の送信後に、第1の記憶装置からのアクノリッジACK返信を待つことなく、第2の記憶装置に対するIDパケット、コマンドパケット及びデータパケットを送信するステートに移行する。そして第2の記憶装置は、第1、第2のデータパケットDPK1、DPK2を受信し、上記と同様にして、メモリー書き込み期間MWRTにおいて、DPK2のデータを記憶部120に書き込む。
図8は、第2のモードによる書き込み処理の第2の期間の終わりの部分のタイミングチャートである。ホスト装置400は、最後の記憶装置である第nの記憶装置(ID=n)に対して、IDパケットIDPK、第2のコマンドパケットCMPK2、第1、第2のデータパケットDPK1、DKP2を送信し、第nの記憶装置は、メモリー書き込み期間MWRTにおいて、DPK2のデータを記憶部120に書き込む。このようにして、第1〜第nの記憶装置の各記憶装置100に対して第2のデータパケットDPK2のデータを書き込む処理が実行される。
以上に説明したように、第2のモードの第2期間では、第1〜第nの記憶装置の各記憶装置100に対して、第2のデータパケットDPK2のデータを書き込む処理を行う。同様の処理を第1のモードで行う場合には、全体の書き込み処理時間として、少なくともメモリー書き込み期間MWRTの長さTM(書き込み必要時間)のn倍の時間(n×TM)が必要になるが、第2のモードでは複数のメモリー書き込み処理が並行して実行されるから、TM+パケット送信時間でよい。上述したように、パケット送信時間は、例えば約100μs程度であるのに対して、メモリー書き込み期間MWRTの長さTM(書き込み必要時間)は、約5msである。従って、複数の記憶装置に対してデータを書き込む場合には、第2のモードを用いることで、全体の書き込み処理時間を短縮することができる。
また第2のモードによれば、各記憶装置に対して、特定のアドレスのデータ(例えば図7、図8では、第1、第2のアドレスのデータ)を優先して書き込むことができるから、書き込み処理時間が制限されている場合などで、特に重要なデータを優先して書き込むことができる。
なお、図7、図8に示した第2のモードによる書き込み処理は、第1、第2のデータパケットDPK1、DPK2のデータを書き込む場合であるが、他のデータパケットについても同様な書き込み処理を行うことが可能である。例えばDPK3のデータを書き込む場合には、DPK1、DPK2を書き込み非許可状態に設定すればよい。また、上記の第1の期間、第2の期間のいずれか一方を省略することも可能である。
4.システム、液体容器及び回路基板
図9に本実施形態のシステムの基本的な構成例を示す。本実施形態のシステムは、例えばインクジェット方式のプリンターなどであって、第1の記憶装置100−1〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置100−n、記憶装置が実装されるn個の回路基板200−1〜200−n、回路基板を備えるn個の液体容器300−1〜300−n及びホスト装置400を含む。なお、本実施形態のシステムは図9の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
以下では、ホスト装置400がインクジェット方式のプリンター本体であり、液体容器300がインクカートリッジであり、回路基板200がインクカートリッジに設けられた回路基板である場合を例に説明する。但し、本実施形態では、ホスト装置、液体容器、回路基板は、他の装置、容器、回路基板であってもよい。例えば、ホスト装置はメモリーカードのリーダー/ライターであってもよく、回路基板はメモリーカードに設けられた回路基板であってもよい。
第1の記憶装置100−1〜第nの記憶装置100−nは、それぞれリセット端子TRST、クロック端子TCK、データ端子TDA、第1の電源端子VDD及び第2の電源端子VSSを含む。これらn個の記憶装置100−1〜100−nの各々は、記憶部120(例えば不揮発性メモリー等)を含み、それぞれの記憶部120にはn個の液体容器(例えばインクカートリッジ等)300−1〜300−nを識別するためのID(Identification)情報(例えばID=1、ID=2、ID=3など)が記憶されている。IDは、液体容器が収容する液体の色などの種類毎に異なるものが付与される。また記憶部120には、液体容器のインク残量(又はインク消費量)などのデータが、ホスト装置400により書き込まれる。
ホスト装置400は、例えばプリンター本体などであって、ホスト側リセット端子HRST、ホスト側クロック端子HCK、ホスト側データ端子HDA、第1の電源端子VDD及び第2の電源端子VSSを含む。
上述したように、本実施形態の記憶装置、ホスト装置及びシステムによれば、ホスト装置から記憶装置に対して送信されるデータパケットの書き込みイネーブルビットWEを書き込み許可状態又は非許可状態に設定することができる。そして記憶装置は、受信したデータパケットの書き込みイネーブルビットWEに基づいて、そのデータを記憶部に書き込むか否かを判断し、書き込み非許可の場合にはデータを書き込まずに、次のデータパケットの受信処理及び書き込み処理に移行することができる。すなわち、書き込む必要のないデータパケットについてはデータの書き込みをスキップして、次のデータパケットの処理に移行することができる。その結果、記憶装置に対するデータ書き込み処理の時間を短縮することができる。また書き込む必要のないデータについては、書き込み処理を行わないから、既に記憶されているデータを書き込み時のエラー等により破壊するおそれを低減することができる。
さらに本実施形態の記憶装置、ホスト装置及びシステムによれば、データを書き込む処理において、2つの動作モード(第1、第2のモード)のいずれかを選択することができる。
第1のモードでは、ホスト装置400が、各記憶装置100からのアクノリッジACKを受信することができるから、各記憶装置100においてデータが正常に書き込まれたことを認識することができる。従って、例えばプリンターが通常に使用されている場合などでは、第1のモードによる書き込み処理を行うことで、正常にデータが書き込まれなかった記憶装置に対して再書き込み処理(リトライ)を行うことができる。その結果、記憶装置に記憶されたデータ(インク残量など)の信頼性が高まるから、液体容器にインクが残っているにもかかわらず使用できないなどの不具合を低減することが可能になる。
一方、第2のモードでは、ホスト装置が記憶装置からのアクノリッジACK返信を待たずに、次の記憶装置への送信処理に移行することができるから、複数のメモリー書き込み処理を並行して実行することができる。その結果、複数の記憶装置に対するデータ書き込み処理の全体の時間を短縮することができる。また第2のモードによれば、各記憶装置に対して、特定のアドレスのデータを優先して書き込むことができるから、書き込み処理時間が制限されている場合などで、特に重要なデータ(例えば、インク残量やインクエンドに関するデータなど)を優先して書き込むことができる。
例えばプリンター使用中に停電した場合やユーザーが誤って電源コンセントを抜いてしまった場合などでは、第2のモードによる書き込み処理を行うことで、短い電源保持時間内に特に重要なデータについて書き込み処理を完了することができる。その結果、電源保持のためのキャパシターの容量を小さくすることができるから、プリンター(システム)の製造コストを低減することなどが可能になる。
具体的には、例えば停電或いはコンセント引き抜き等による通常でない電源遮断が生じた場合には、プリンター本体(ホスト装置)の電源回路(図示せず)が通常でない電源遮断を検出し、制御部420はその検出結果に基づいて通信処理部410に対して第2のモードによるデータ書き込みを指示する。そして通信処理部410は、バスに接続された複数の記憶装置100−1〜100−nに対して第2のモードによるデータ書き込み処理を実行することができる。上述したように、第2のモードでは書き込み処理時間を短縮できるから、限られた電源保持時間内に全ての記憶装置に対する書き込みを完了することが可能になる。
図10に、本実施形態の液体容器(インクカートリッジ)300の詳細な構成例を示す。液体容器300の内部には、インクを収容するための図示しないインク室が形成される。また、液体容器300には、インク室に連通するインク供給口340が設けられる。このインク供給口340は、液体容器300がプリンターに装着された時に、印刷ヘッドユニットにインクを供給するためのものである。
液体容器300は、回路基板200を含む。回路基板200には、本実施形態の記憶装置100が設けられ、インク消費量などのデータの記憶やホスト装置400とのデータ送受信を行う。回路基板200は、例えばプリント基板により実現され、液体容器300の表面に設けられる。回路基板200には、第1の電源端子VDD等の端子が設けられる。そして、液体容器300がプリンターに装着された時に、それらの端子とプリンター側の端子が接触(電気的に接続)することで、電源やデータのやり取りが行われる。
図11(A)、図11(B)に、本実施形態の記憶装置100が設けられた回路基板200の詳細な構成例を示す。図11(A)に示すように、回路基板200の表面(プリンターと接続される面)には、複数の端子を有する端子群が設けられる。この端子群は、第1の電源端子VDD、第2の電源端子VSS、リセット端子TRST、クロック端子TCK、データ端子TDAを含む。各端子は、例えば矩形状(略矩形状)に形成された金属端子により実現される。そして、各端子は、回路基板200に設けられた図示しない配線パターン層やスルーホールを介して、記憶装置100に接続される。
図11(B)に示すように、回路基板200の裏面(プリンターと接続される面の裏側の面)には、本実施形態の記憶装置100が設けられる。記憶装置100は、例えば、フラッシュメモリーや強誘電体メモリー等を有する半導体記憶装置により実現できる。この記憶装置100には、インク又は液体容器300に関連する種々のデータが格納され、例えば、液体容器300を識別するためのID情報やインクの消費量等のデータが格納される。インク消費量のデータは、液体容器300内に収容されたインクについて、印刷の実行等に伴い消費されるインク量の累計を示すデータである。このインク消費量のデータは、液体容器300内のインク量を示す情報であってもよく、消費したインク量の割合を示す情報であってもよい。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また記憶装置、ホスト装置、回路基板、液体容器及びシステムの構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 記憶装置、110 制御部、120 記憶部、130 記憶制御部、
200 回路基板、300 液体容器、340 インク供給口、400 ホスト装置、
410 通信処理部、420 制御部、
ID_COMP IDコンパレーター、I/O_CNTL I/Oコントローラー、
OPCDEC オペレーションコードデコーダー、
ADDR_COUNT アドレスカウンター、
SCK クロック信号線、SDA データ信号線、XRST リセット信号線、
TCK クロック端子、TDA データ端子、TRST リセット端子、
HCK クロック端子、HDA データ端子、HRST リセット端子、
ACK アクノリッジ、i_ack 内部アクノリッジ、IDPK IDパケット、
CMPK コマンドパケット、DPK データパケット、TM 書き込み必要時間、
WE 書き込みイネーブルビット

Claims (14)

  1. ホスト装置との通信処理を行う制御部と、
    前記ホスト装置からのデータが書き込まれる記憶部と、
    前記記憶部のアクセス制御を行う記憶制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記ホスト装置からコマンドパケット及び前記コマンドパケットに対応するデータパケットを受信し、
    前記データパケットの書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行うと共に、前記データパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、
    前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行う一方で、前記データパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行わないことを特徴とする記憶装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記コマンドパケットに対応する前記データバケットとして第1のデータパケット〜第m(mは2以上の整数)のデータパケットを受信し、
    前記第1のデータパケット〜前記第mのデータパケットのうちの第i(iは1≦i≦mである整数)のデータパケットの書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行うと共に、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、
    前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行う一方で、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行わないことを特徴とする記憶装置。
  3. 請求項2において、
    前記制御部は、
    前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記記憶制御部からの内部アクノリッジを待たずに第i+1のデータパケットの受信処理を行うことを特徴とする記憶装置。
  4. 請求項3において、
    前記制御部は、
    前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記ホスト装置との間の通信エラーの有無を判断し、前記通信エラーが無いと判断された場合には、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信することを特徴とする記憶装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記制御部は、
    前記第iのデータパケットのデータフィールドのビットのうち、前記記憶部に記憶されるデータのライトロックビットに対応するビットを、前記書き込みイネーブルビットとして認識することを特徴とする記憶装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記制御部は、
    動作モードとして第1のモードと第2のモードとを有し、
    前記第1のモードでは、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記記憶部に対して前記第iのデータパケットのデータが正常に書き込まれた場合に、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信し、
    前記第2のモードでは、前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信しないことを特徴とする記憶装置。
  7. 請求項6において、
    前記制御部は、
    前記第2のモードでは、
    第1の期間において、第1のコマンドパケットと、前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定された第1のデータパケットとを受信して、前記第1のデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、
    第2の期間において、第2のコマンドパケットと、前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定された第1のデータパケットと、第2のデータパケットとを受信し、前記第2のデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み許可状態に設定されている場合には、前記第2のデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行うことを特徴とする記憶装置。
  8. 請求項7において、
    前記制御部は、
    前記第2の期間において、前記第1のデータパケットを受信した時は、前記第1のデータパケットのデータの書き込み指示を行うことなく、前記ホスト装置との間の通信エラーの有無を判断し、前記通信エラーが無いと判断された場合には、前記ホスト装置に対してアクノリッジを返信することを特徴とする記憶装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれかにおいて、
    リセット端子を含み、
    前記制御部は、
    データパケット受信後の、前記記憶制御部からの内部アクノリッジを待つ期間である内部アクノリッジ待ち期間において、前記リセット端子の電圧レベルに基づいて、前記動作モードが前記第1のモードであるか、或いは前記第2のモードであるかを判断することを特徴とする記憶装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の記憶装置を含むことを特徴とする回路基板。
  11. 請求項1乃至9のいずれかに記載の記憶装置を含むことを特徴とする液体容器。
  12. ホスト装置と、
    前記ホスト装置と接続される第1の記憶装置〜第n(nは2以上の整数)の記憶装置とを含み、
    前記ホスト装置は、
    前記第1の記憶装置〜前記第nの記憶装置との通信処理を行う通信処理部と、
    前記通信処理部を制御するホスト制御部とを含み、
    前記通信処理部は、
    前記第1の記憶装置〜前記第nの記憶装置のうちの第j(jは1≦j≦nである整数)の記憶装置に対して、コマンドパケットと前記コマンドパケットに対応する第1のデータパケット〜第m(mは2以上の整数)のデータパケットを送信する場合に、
    前記第jの記憶装置にデータを書き込むデータパケットの書き込みイネーブルビットを書き込み許可状態に設定し、
    前記第jの記憶装置にデータを書き込まないデータパケットの前記書き込みイネーブルビットを書き込み非許可状態に設定し、
    前記第jの記憶装置は、
    前記ホスト装置との通信処理を行う制御部と、
    前記ホスト装置からのデータが書き込まれる記憶部と、
    前記記憶部のアクセス制御を行う記憶制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記ホスト装置から前記コマンドパケットと前記第1のデータパケット〜前記第mのデータパケットを受信した場合に、
    前記第1のデータパケット〜前記第mのデータパケットのうちの第i(iは1≦i≦mである整数)のデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが、書き込み許可状態に設定されている場合には、アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行うと共に、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行い、
    前記第iのデータパケットの前記書き込みイネーブルビットが書き込み非許可状態に設定されている場合には、前記アドレス情報の更新指示を前記記憶制御部に対して行う一方で、前記第iのデータパケットのデータの書き込み指示を前記記憶制御部に対して行わないことを特徴とするシステム。
  13. 請求項12において、
    前記通信処理部は、
    データを書き込まないデータパケットを前記第jの記憶装置に送信した後、前記第jの記憶装置から、通信エラーが無いことを通知するアクノリッジが返信された場合に、次のデータパケットを送信することを特徴とするシステム。
  14. 請求項12又は13において、
    前記通信処理部は、
    動作モードとして第1のモードと第2のモードとを有し、
    前記第1のモードでは、前記第jの記憶装置に対するデータパケットの送信後に、前記第jの記憶装置からのアクノリッジ返信を待つステートに移行し、
    前記第2のモードでは、前記第jの記憶装置に対するデータパケットの送信後に、前記第jの記憶装置からのアクノリッジ返信を待つことなく、第j+1の記憶装置に対するコマンドパケット及びデータパケットを送信するステートに移行することを特徴とするシステム。
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