JP6078110B2 - 壁貫通スリーブユニットを使用する間仕切壁施工方法 - Google Patents

壁貫通スリーブユニットを使用する間仕切壁施工方法 Download PDF

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本発明は、下地材にボード材を取り付けて形成される間仕切壁の貫通部分に設けられる壁貫通スリーブユニット、及び該壁貫通スリーブユニットを使用して間仕切壁を施工する方法に関するものである。
一般に、建築物の上下階の床スラブ間において防火区画や建築基準法施行令第114条区画等を形成するため、下地材である軽量鉄骨(LGS)に石膏ボード等の各種ボード材を貼り付けた間仕切壁が設けられることがある。この間仕切壁の上部には、機械・電気設備用の天井配管やダクト等が貫通する場合がある。従来、この場合の間仕切壁は、以下の手順で施工される(図8の上側のフロー参照)。
(1)上階の床スラブ等の型枠解体後、上階の止水措置を行う。
(2)間仕切壁の墨出し及び該間仕切壁の貫通部分の開口墨出しを行う。
(3)間仕切壁と干渉しない箇所において部分的に配管やダクト等を施工する。
(4)墨出しされた間仕切壁の貫通部分を避けて軽量鉄骨(LGS)工事を施工し、必要に応じて該貫通部分の開口を補強する。
(5)軽量鉄骨(LGS)の両面側にボード材を全面的に取り付ける工事を施工する。
(6)ボード材の配管やダクト等の貫通部分に対して開口作業を行う。
(7)間仕切壁を貫通する配管やダクト等を吊り込み、設備工事を施工する。この際、配管やダクト等は上階の床スラブ等の躯体から貫通部分の前後において支持し、軽量鉄骨(LGS)及びボード材には荷重を掛けないようにする。
(8)間仕切壁の配管やダクト等の貫通部分にロックウールを充填して区画貫通処理を行う。
また、従来、この種の間仕切壁を貫通する配管やダクト等の設置作業の簡略化及び迅速化を図ることを目的として、例えば、特許文献1に記載されているように、間仕切壁の配管やダクト等の貫通部分にスリーブユニットを設置する施工方法も提案されている。この場合の間仕切壁は、以下の手順で施工される(図9の上側のフロー参照)。
(1)上階の床スラブ等の型枠解体後、上階の止水措置を行う。
(2)間仕切壁の墨出し及び該間仕切壁の貫通部分の開口墨出しを行う。
(3)間仕切壁と干渉しない箇所において部分的に配管やダクト等を施工する。
(4)墨出しされた間仕切壁の貫通部分を避けて軽量鉄骨(LGS)工事を施工し、必要に応じて該貫通部分の開口を補強する。
(5)スリーブユニットを軽量鉄骨(LGS)の貫通部分に取り付ける。
(6)スリーブユニットを貫通する配管やダクト等の設備工事を施工する。
(7)配管やダクト等が貫通する部分にロックウールを充填して区画貫通処理を行う。
(8)スリーブユニットを避けて軽量鉄骨(LGS)の両面側にボード材を取り付ける。
特開2005−220639号公報
しかしながら、上記した従来の間仕切壁の施工方法では、前者及び後者によるいずれの方法でも、以下のような問題点が生じていた。
(1)上階の床スラブ等の型枠解体後、上階の止水措置が完了するまで、間仕切壁の設置や設備工事を施工することができないため、工期の短縮化が図り難い。
(2)軽量鉄骨(LGS)工事、ボード材貼り付け工事、及び設備工事の作業手順が複雑に絡み合い、他工程の影響を受け易いため、作業効率や作業の安全性を高めることが難しい。
(3)各業種の施工業者が同一のエリアで同時に仮設材や資材を保管するためのスペースを必要とするため、作業スペースの確保が難しい。
(4)作業工程及び工数が多いため、施工ミスが発生する虞がある。
また、従来の後者による施工方法では、スリーブユニットの左右の長さを軽量鉄骨(LGS)の建て込みピッチ幅(通常、450mm)の整数倍に合わせるか、或いは建て込みピッチ幅が整数倍でない場合にはスリーブユニット左右端の位置に軽量鉄骨(LGS)の追加補強が必要であるため、配管やダクトの配置に制約が生じたり、或いは、スリーブユニットの左右の長さを必要以上に大きくしたりする必要があるといった問題も生じていた。
さらに、軽量鉄骨(LGS)の建て込み後にスリーブユニットを取り付ける手順となっているため、スリーブユニット用の開口及びその補強工事を軽量鉄骨(LGS)に施工する手間が掛かるといった問題も生じていた。
本発明は、上記した各種課題を解決すべくなされたものであり、工期の短縮化や作業の効率及び安全性の向上等を図ることのできる壁貫通スリーブユニット及び間仕切壁施工方法を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、上下階の床スラブ間において、下地材にボード材を取り付けて形成される間仕切壁の貫通部分に設けられる壁貫通スリーブユニットであって、上下左右の部材により矩形状に形成される金属製の枠体と、該枠体で囲まれた開口を閉塞可能に形成される金属製の蓋体と、該蓋体を貫通するスリーブと、を備え、前記枠体の上側部材が前記上階の床スラブの下面に固定可能に形成されていることを特徴とする。
これにより、下地材の開口補強をしたり、ボード材の開口作業を行ったりする必要がないため、作業工程及び工数を削減することができ、施工ミスの発生を抑制することができる。
また、本発明は、上記した壁貫通スリーブユニットを使用して前記間仕切壁を施工する方法であって、前記上階の床スラブの施工後、前記間仕切壁の下地材の施工前に、前記枠体の上側部分を前記上階の床スラブの下面に固定することで前記壁貫通スリーブを取り付けた後に、前記スリーブに天井配管を貫通させて該天井配管の吊り込み工事を施工することを特徴とする。
これにより、上階の止水措置が完了するまで待つことなく、上階の止水措置の作業期間中に、下階において、間仕切壁の施工より先行して、天井配管の吊り込み工事を施工することができるため、工期の短縮化を図ることができる。
また、本発明に係る間仕切壁施工方法は、前記壁貫通スリーブユニットの取り付け及び前記天井配管の吊り込み工事の施工後に、前記壁貫通スリーブユニットに合わせて、前記下地材を施工すると共に該下地材に前記ボード材を固定することで、前記間仕切壁を施工することを特徴とする。
これにより、天井配管の吊り込み工事と内装工事との作業手順が単純化され、ボード材の墨出し等の合番作業がなくなり、作業の段取り替えや手待ち等、他の工程の影響を受けることが少ないため、作業効率を高めることができると共に、作業の安全性を高めることができる。
また、本発明に係る間仕切壁施工方法は、前記上階の床スラブの施工後、該上階の止水措置が完了したエリアから順次、前記間仕切壁の下地材の施工を開始することを特徴とする。
同一階であっても異なるエリアで、天井配管の吊り込み工事と間仕切壁の下地材の施工を重複して行うことができるため、さらなる工期の短縮化を図ることができる。
本発明によれば、工期の短縮化や作業の効率及び安全性の向上を図ることのできる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態における間仕切壁を示す正面図である。 本発明の実施の形態における間仕切壁の上部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る壁貫通スリーブユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を従来の施工方法と比較して示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を従来の別の施工方法と比較して示すフロー図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る壁貫通スリーブユニット1及び該壁貫通スリーブユニット1を使用して間仕切壁10を施工する方法について説明する。なお、以下の説明では、建築基準法施行令第114条区画を形成する間仕切壁10に壁貫通スリーブユニット1を使用する場合について例示して説明する。
まず、図1及び図2により、本発明の実施の形態における間仕切壁10について説明する。ここで、図1は、間仕切壁10を示す正面図、図2は間仕切壁10の上部を示す断面図である。
本発明の実施の形態における間仕切壁10は、施工対象となる階(以下「下階」と言う。)の床スラブ11と該下階の直上階(以下「上階」と言う。)の床スラブ12との間を仕切るように設けられる。間仕切壁10の上部には、壁貫通スリーブユニット1を設置するための貫通部分13が矩形状に開口されている。間仕切壁10は、下地材としての軽量鉄骨(LGS)14と、この軽量鉄骨(LGS)14の両面側にそれぞれ2枚貼りされるボード材としての石膏ボード15と、により構成されており、100mm程度の厚さを有している。
次に、図2に加えて、図3を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る壁貫通スリーブユニット1について詳細に説明する。ここで、図3は、壁貫通スリーブユニット1を示す斜視図である。
この壁貫通スリーブユニット1は、1.6mmの厚みを有する亜鉛鉄板を箱状に加工することにより形成されており、横長矩形筒状に形成される枠体2と、枠体2に囲まれた開口を閉塞可能に形成される蓋体3と、蓋体3を貫通するスリーブ4と、を備えて構成されている。
枠体2は、互いに平行を成すように上下に配設される上側部材2a及び下側部材2bと、互いに平行を成すように左右に配設される左側部材2c及び右側部材2dと、により構成されている。上側部材2a及び下側部材2bは、それぞれ、左右の長さが1000mmで幅が200mmに形成され、左側部材2c及び右側部材2dは、それぞれ、高さが500mmで幅が200mmに形成されている。すなわち、上側部材2a、下側部材2b、左側部材2c、及び右側部材2dの幅は、間仕切壁10の厚みより大きめに設定されている。また、上側部材2aには、左右2箇所にそれぞれ、直径13mmの丸孔5が穿設され、これにより、壁貫通スリーブユニット1は上階の床スラブ12に直接固定可能となっている。
蓋体3は、枠体2の一開口端側を閉塞するように配設されており、左右の長さが1000mmで高さが500mmに形成されている。なお、壁貫通ユニット1が遮音壁等の間仕切壁に使用される場合には、この蓋体3の内面に厚さ50mmのロックウール6(又はグラスウール)を貼付してもよい。
スリーブ4は、左側から右側に向かって、1本のダクト用スリーブ4aと、3本の配管用スリーブ4b,4c,4dと、が並設されて構成されている。ダクト用スリーブ4aは、直径250mmの円筒形状を有しており、その中心と左側部材2cとの間隔が200mmとなるように配置されている。各配管用スリーブ部4b,4c,4dは、それぞれ、直径150mmの円筒形状を有しており、最も左側の配管用スリーブ4bの中心とダクト用スリーブ4aの中心との間隔が300mm、各配管用スリーブ4b,4c,4dの中心同市の間隔が200mm、最も右側の配管用スリーブ4dの中心と右側部材2dとの間隔が100mmとなるように配置されている。
次に、図1〜図3に加えて、図4〜図9を参照しつつ、上記した構成を備えた壁貫通スリーブユニット1を使用して間仕切壁10を施工する方法について説明する。ここで、図4〜7は本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を示す説明図、図8は本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を従来の施工方法と比較して示すフロー図、図9は本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法を従来の別の施工方法と比較して示すフロー図である。なお、図8及び図9において、破線の枠は建築工事を示し、実線の枠は機械・電気設備工事を示している。
本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法は、以下の手順で行われる。
(1)上階の床スラブ12のコンクリートを打設し、その養生期間が経過した後、下階において型枠16や支保工17の解体工事を行う(特に、図4、図8、及び図9参照)。
(2)下階の床スラブ11上に描かれた基準墨を利用して、上階の床スラブ12の下面の丸孔5に対応する位置に、アンカーボルト18を埋め込む。丸孔5を介してこのアンカーボルト18にボルト及びナット24を螺挿し、壁貫通スリーブユニット1を床スラブ11の下面に固定する(特に、図5、図8及び図9の下側のフロー参照)。
(3)下階の床スラブ11上に描かれた間仕切壁10用の墨出しを利用して、壁貫通スリーブユニット1のスリーブ4を貫通するダクト19及び配管20の吊り込み工事を行う。また、ダクト19や配管20がスリーブ4を貫通する部分にロックウール25(図2参照)を充填して区画貫通処理を行うと共に、必要に応じて、ダクト19及び配管20にグラスウール26(図2参照)等の保温材を周設する(特に、図6、図8及び図9の下側のフロー参照)。
(4)上階の止水措置が完了したエリアから順次、下階の床スラブ11上に描かれた間仕切壁10用の墨出しを利用して、間仕切壁10の下地材である軽量鉄骨(LGS)14の建て込みを行う。この時、枠体2の下側部材2bには下方から軽量鉄骨(LGS)14の上端を当接させると共に、枠体2の左側部材2c及び右側部材2dには側方から軽量鉄骨(LGS)14の側面を当接させるように施工することで、壁貫通スリーブユニット1を合わせて軽量鉄骨(LGS)14を容易に建て込むことができる(特に、図7、図8及び図9の下側のフロー参照)。
(5)軽量鉄骨(LGS)14に対して両面側からボード材である石膏ボード15を取り付ける(特に、図1、図8及び図9の下側のフロー参照)。
このように本発明の実施の形態に係る間仕切壁施工方法によれば、上階の床スラブ12等の型枠16や支保工17の解体後、上階の止水措置が完了するまで待つことなく(上階の止水措置の作業期間中に)、下階において、間仕切壁10の施工より先行して、設備工事を施工することができるため、工期の短縮化を図ることができる。また、壁貫通スリーブユニット1の左右の長さを軽量鉄骨(LGS)の建て込みピッチ幅(通常、450mm)の整数倍に合わせる必要や、スリーブユニット左右端の位置での軽量鉄骨(LGS)の追加補強を行う必要がないため、ダクト19や配管20の配置に制約が生じたり、或いは、枠体2の左右の長さを必要以上に大きくしたりする必要がない。
また、設備工事の施工完了後に、間仕切壁10の設置等の内装工事を施工することにより、設備工事を中断することなく、連続的に行うことができる。すなわち、設備工事と内装工事との作業手順が単純化され、石膏ボード15の墨出し等の合番作業がなくなり、作業の段取り替えや手待ち等、他の工程の影響を受けることが少ない。したがって、作業効率を高めることができると共に、作業の安全性を高めることができる。
また、各業種の施工業者が同一のエリアで同時に仮設材や資材を保管するためのスペースを必要としないため、作業スペースの確保が容易となる。
また、壁貫通スリーブユニット1を上階の床スラブ12に直接固定することにより、軽量鉄骨(LGS)14の開口補強をしたり、石膏ボード15の開口作業を行ったりする必要がない。したがって、作業工程及び工数を削減することができ、施工ミスの発生を抑制することができる。さらに、軽量鉄骨(LGS)14や石膏ボード15等の産業廃棄物の発生を抑制することができると共に、運搬作業の軽減化を図ることができる。
また、枠体2の下側部材2b、左側部材2c、及び右側部材2dの幅が、間仕切壁10の厚みより大きめに設定されているため、多少の施工誤差が生じたとしても、軽量鉄骨(LGS)14の建て込み時及び石膏ボード15の取り付け時に枠体2を定規として利用することができる。したがって、内装工事の作業性をより高めることができる。
例えば、病床90床を有する3000mのフロアで天井内空調設備工事を行うと仮定した場合、従来の施工方法では、この空調設備工事に800人工の作業員が必要になると予想されるのに対して、本発明の施工方法によれば、同様の空調設備工事を614人工の作業員で行うことができ、186人工の工数削減が可能となるという試算結果を得ることができた。さらに、上記フロア当たり、4〜5週間程度の工期短縮化が可能となるという試算結果を得ることもできた。
なお、上記した本発明の実施の形態の説明では、壁貫通スリーブユニット1が建築基準法施行令第114条区画を形成する間仕切壁10の貫通部分13に取り付けられる場合について説明したが、これは単なる例示であり、本発明をこの形態に限定する趣旨ではない。すなわち、本発明は、防火区画を形成する間仕切壁、遮音壁、或いは防火区画等を形成せずに単に空間を仕切るための間仕切壁にも適用可能であり、また、間仕切壁の下地材及びボード材は、木製にする等、上記した材質以外のものを使用してもよい。
さらに、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係る壁貫通スリーブユニット及び間仕切壁施工方法における好適な実施の形態を説明しているため、形状、サイズ、構造等、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
本発明の技術は、特に、防火上主要な間仕切壁で区画される多数の病室を有し、空調換気ダクト、空調用冷水温水配管、医療ガス配管、自動制御配管、給湯給水配管等による間仕切壁の貫通箇所の多い病院の他、ホテル、娯楽・商業施設、学校、老人福祉施設、オフィスビル等の用途の建造物に利用が見込まれるものである。
1 壁貫通スリーブユニット
2 (壁貫通スリーブユニットの)枠体
2a (壁貫通スリーブユニットの)上側部分
3 (壁貫通スリーブユニットの)蓋体
4 スリーブ
10 間仕切壁
11 下階の床スラブ
12 上階の床スラブ
13 貫通部分
14 軽量鉄骨(下地材)
15 石膏ボード(ボード材)
19 ダクト(天井配管)
20 配管(天井配管)

Claims (3)

  1. 上下階の床スラブ間において、下地材にボード材を取り付けて形成される間仕切壁の貫通部分に設けられる壁貫通スリーブユニットであって、上下左右の部材により矩形状に形成される金属製の枠体と、該枠体で囲まれた開口を閉塞可能に形成される金属製の蓋体と、該蓋体を貫通するスリーブと、を備え、前記枠体の上側部材が前記上階の床スラブの下面に直接固定可能に形成される壁貫通スリーブユニットを使用して前記間仕切壁を施工する方法であって、
    前記上階の床スラブの施工後、前記間仕切壁の下地材の施工前に、前記枠体の上側部分を前記上階の床スラブの下面に直接固定することで前記壁貫通スリーブユニットを取り付けた後に、前記スリーブに天井配管を貫通させて該天井配管の吊り込み工事を施工することを特徴とする間仕切壁施工方法。
  2. 前記壁貫通スリーブユニットの取り付け及び前記天井配管の吊り込み工事の施工後に、前記壁貫通スリーブユニットに合わせて、前記下地材を施工すると共に該下地材に前記ボード材を固定することで、前記間仕切壁を施工することを特徴とする請求項に記載の間仕切壁施工方法。
  3. 前記上階の床スラブの施工後、該上階の止水措置が完了したエリアから順次、前記間仕切壁の下地材の施工を開始することを特徴とする請求項に記載の間仕切壁施工方法。
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