JP6076709B2 - 導通検査装置および導通検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、導通検査装置および導通検査方法、より詳しくは、プリント配線板に設けられた配線パターンの導通検査を行う導通検査装置および導通検査方法に関する。
プリント配線板に設けられた配線パターンの導通検査の方式には、主として、ピンコンタクト方式および非接触方式があることが知られている(特許文献1)。
ピンコンタクト方式では、検査対象となるプリント配線板の配線パターンの両端にプローブピンを接触させ、一方のプローブピンから電流を流す。他方のプローブピンで検出された電圧値から、配線パターンの直流抵抗値を求めることにより、配線パターンの導通検査を行う(特許文献1の段落[0002],[0003]参照)。
一方、非接触方式では、検査対象となるプリント配線板の配線パターンの一端にプローブピンを接触させて交流成分を含む検査信号を印加し、他端において非接触の容量結合を介して当該検査信号を検出することで、配線パターンの導通検査を行う(特許文献1の段落[0004]参照)。
また、配線パターンの直流抵抗を精密に測定可能な方法として、4端子法が知られている(例えば特許文献2の図1参照)。
特許3311698号 特開2011−107115号公報
ところで、近年、例えば液晶ドライバーICが実装されるプリント配線板においては、このドライバーICと接続される端子のピッチは20μm〜30μm以下と非常に微細になってきている。また、プローブの太さよりも端子の方が細い。このため、プローブを端子に安定的に接触させることが困難である。一方、配線パターンの反対側の端子はピッチが200μm〜300μmのコネクター端子となっていることが多いため、プローブを接触させることは比較的容易である。
特許文献2では、同じ端子に接触する2本のプローブを1本にまとめることで、上記のプリント配線板に対して疑似的に4端子法を行うことが提案されている。しかしながら、特許文献2に記載の方法は、正規の4端子法に比べて測定精度が落ちるという問題がある。さらに、1本にまとめられたとはいえ、微細な端子よりも太いプローブを接触させる必要がある点は変わらず、端子のサイズに対する制約は正規の4端子法に比べて大差ない。したがって、この方法を採っても、微細な端子を有する配線パターンの抵抗を測定することは実際上困難であった。
また、端子の微細化に合わせてプローブを細くすることが考えられるが、その場合、プローブの耐久性が低下し、壊れやすくなるという課題がある。さらに、配線パターン数の増加に伴って、必要なプローブの数が増加し、導通検査のコストが上昇してしまうという課題もある。
本発明は、上述の技術的認識に基づいてなされたものであり、その目的は、複数の配線パターンを備えるプリント配線板に対し、該配線パターンの導通検査を安定的に行うことが可能な導通検査装置および導通検査方法を提供することである。
本発明の一態様による導通検査装置は、
一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する複数の配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の配線パターンの導通検査を行う導通検査装置であって、
前記複数の配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された一括コンタクトプローブを有する一括コンタクト部と、
前記配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された個別コンタクトプローブを、前記各配線パターンについて有する個別コンタクト部と、
前記一括コンタクト部および前記個別コンタクト部に電気的に接続可能に構成され、測定対象の前記配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間の直流抵抗値を測定する直流抵抗測定部と、
前記直流抵抗値に基づいて、前記測定対象の配線パターンの良否を判定する導通判定部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の一態様による導通検査装置は、
一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する主配線パターンと、前記主配線パターンから分岐し、前記第1の端子および前記第2の端子を電気的に接続する分岐配線パターンとを有する複数の多重配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の多重配線パターンの導通検査を行う導通検査装置であって、
前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された第1および第2の一括コンタクトプローブを有する一括コンタクト部と、
前記多重配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された一対の第1および第2の個別コンタクトプローブを、前記多重配線パターンごとに有する個別コンタクト部と、
前記一括コンタクト部および個別コンタクト部に電気的に接続可能に構成され、測定対象の多重配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間のインダクタンス値を測定するインダクタンス測定部と、
前記インダクタンス値と導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記測定対象の多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する導通判定部と、
を備え、
前記第1および第2の一括コンタクトプローブは、前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触する際、前記第1の一括コンタクトプローブが前記第2の一括コンタクトプローブよりも前記第2の端子側に位置するように構成され、
前記第1および第2の個別コンタクトプローブは、前記多重配線パターンの前記第2の端子に接触する際、前記第1の個別コンタクトプローブが前記第2の個別コンタクトプローブよりも前記第1の端子側に位置するように構成され、
前記インダクタンス測定部は、測定対象の前記多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間に交流電流を流し、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第1の個別コンタクトプローブと前記第1の一括コンタクトプローブとの間の交流電圧値と、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間の交流電流値と、に基づいて、前記インダクタンス値を測定する、
ことを特徴とする。
本発明の一態様による導通検査方法は、
一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する複数の配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の配線パターンの導通検査を行う方法であって、
前記複数の配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された第1および第2の一括コンタクトプローブを、前記第1の一括コンタクトプローブが前記第2の一括コンタクトプローブよりも前記第2の端子側に位置するように、前記複数の配線パターンの前記第1の端子に一括して接触させ、
前記配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された一対の第1および第2の個別コンタクトプローブを、前記第1の個別コンタクトプローブが前記第2の個別コンタクトプローブよりも前記第1の端子側に位置するように、前記複数の配線パターンの前記第2の端子に接触させ、
測定対象の前記配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間に直流電圧を印加し、前記測定対象の配線パターンに接触している前記第1の個別コンタクトプローブと前記第1の一括コンタクトプローブとの間の直流電圧値と、前記測定対象の配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間の直流電流値と、に基づいて、前記測定対象の配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間の直流抵抗値を4端子法により測定し、
前記直流抵抗値に基づいて、前記測定対象の配線パターンの良否を判定する、
ことを特徴とする。
本発明の一態様による導通検査方法は、
一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する複数の配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の配線パターンの導通検査を行う方法であって、
前記複数の配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された一括コンタクトプローブを、前記複数の配線パターンの前記第1の端子に一括して接触させ、
前記配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された個別コンタクトプローブを、前記複数の配線パターンの前記第2の端子に接触させ、
測定対象の前記配線パターンに接触している前記個別コンタクトプローブと前記一括コンタクトプローブとの間に直流電圧を印加し、前記測定対象の配線パターンに接触している前記個別コンタクトプローブと前記一括コンタクトプローブとの間の直流電圧値と、前記測定対象の配線パターンに接触している前記個別コンタクトプローブと前記一括コンタクトプローブとの間の直流電流値と、に基づいて、前記測定対象の配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間の直流抵抗値を2端子法により測定し、
前記直流抵抗値に基づいて、前記測定対象の配線パターンの良否を判定する、
ことを特徴とする。
本発明の一態様による導通検査方法は、
一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する主配線パターンと、前記主配線パターンから分岐し、前記第1の端子および前記第2の端子を電気的に接続する分岐配線パターンとを有する複数の多重配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の多重配線パターンの導通検査を行う方法であって、
前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された第1および第2の一括コンタクトプローブを、前記第1の一括コンタクトプローブが前記第2の一括コンタクトプローブよりも前記第2の端子側に位置するように、前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触させ、
前記多重配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された一対の第1および第2の個別コンタクトプローブを、前記第1の個別コンタクトプローブが前記第2の個別コンタクトプローブよりも前記第1の端子側に位置するように、前記複数の多重配線パターンの前記第2の端子に接触させ、
測定対象の前記多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間に交流電流を流し、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第1の個別コンタクトプローブと前記第1の一括コンタクトプローブとの間の交流電圧値と、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間の交流電流値と、に基づいて、前記測定対象の多重配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間のインダクタンス値を測定し、
前記インダクタンス値と導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記測定対象の多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の配線パターンを備えるプリント配線板に対し、該配線パターンの導通検査を安定的に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る導通検査装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る、4端子法よる導通検査について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る、2端子法よる導通検査について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る導通検査装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る、インダクタンス測定による導通検査について説明するための図である。 配線の寸法ばらつきを考慮した場合における、多重配線パターンのインダクタンス値の範囲を示すグラフである。 (a)および(b)のいずれも、多重配線パターンのインダクタンス値の測定結果を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る導通検査装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る導通検査方法のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の重複する説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る導通検査装置および導通検査方法について、図1および図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る導通検査装置100の概略的な構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係る、4端子法よる導通検査について説明するための図である。
導通検査装置100は、図1に示すように、一括コンタクト部110と、個別コンタクト部120と、直流抵抗測定部130と、導通判定部140と、測定対象選択部150と、記憶部160と、出力部170とを備えている。
この導通検査装置100は、プリント配線板10に設けられた複数の配線パターン11,12,13,14の導通検査を自動的に順次行うものである。なお、プリント配線板10は、リジッド配線板であってもよいし、フレキシブルプリント配線板(FPC)であってもよい。また、図2に示す配線パターンの数や形状は一例であり、これに限るものではない。
図2に示すように、配線パターン11,12,13,14は、いずれも基板15の上面に設けられ、一方の側(図2中左側)に端子11a,12a,13a,14aをそれぞれ有し、他方の側(図2中右側)に端子11b,12b,13b,14bをそれぞれ有する。
端子11a〜14aは、例えば幅が数十μm〜100μm程度の微細な端子である。また、微細な端子間の距離は、例えば100μm以下である。一方、端子11b〜14bのサイズは、例えば1mm×2mmである。
なお、配線パターン11〜14が基板15に設けられた層間接続部(めっきスルーホールなど)を有し、端子11a〜14aと、端子11b〜14bとが基板15の異なる面に配置されていてもよい。例えば、端子11b〜14bが基板15の上面に設けられ、端子11a〜14aが基板15の下面に設けられてもよい。この場合、一括コンタクトプローブ111,112(後述)は基板15の下側から端子11a〜14aに接触する。
一括コンタクト部110は、配線パターン11,12,13,14の端子11a,12a,13a,14aに一括して接触可能に構成された一括コンタクトプローブ111,112を有する。
図2に示すように、一括コンタクトプローブ111,112は、端子11a,12a,13a,14aに一括して接触する際、一括コンタクトプローブ111が一括コンタクトプローブ112よりも端子11b,12b,13b,14b側に位置するように構成されている。
一括コンタクトプローブ111,112は、配線パターン11,12,13,14の端子11a,12a,13a,14aに一括して接触可能な接触面を有し且つ端子11a,12a,13a,14aの各々を横切る形状の導体を備えるものであればよい。よって、一括コンタクトプローブの導体の形状は、直線状に限らず、接触先の端子の配置に応じて適宜変更される。
一括コンタクトプローブ111,112は、例えば、図2に示すように、長方形状の導体板から構成される。この導体板は、銅、アルミ、銀、ニッケルなどの金属、あるいは合金からなる。接触抵抗を低減するため、一括コンタクトプローブ111,112の接触面は金等の金属でめっきされていることが好ましい。
なお、一括コンタクトプローブ111,112の接触面の形状は、平面であってもよいし、面圧を上げるべく、プリント配線板に対して凸となっていてもよい。
また、一括コンタクト部110は、一括コンタクトプローブ111,112をプリント配線板10に押圧する弾性体(バネ等)を有することが好ましい。これにより、一括コンタクトプローブ111,112と端子11a〜14aとの接触をより確実にすることができる。
なお、一括コンタクトプローブは、その機能から明らかなように、隣接する端子間(例えば端子11aと端子12a間)を電気的に接続する必要は必ずしもない。
個別コンタクト部120は、配線パターン11,12,13,14の端子11b,12b,13b,14bに個別に接触可能に構成された個別コンタクトプローブを各配線パターンについて有する。即ち、個別コンタクト部120は、配線パターン11については一対の個別コンタクトプローブ121a,121bを有し、配線パターン12については一対の個別コンタクトプローブ122a,122bを有し、配線パターン13については一対の個別コンタクトプローブ123a,123bを有し、配線パターン14については一対の個別コンタクトプローブ124a,124bを有する。これら一対の個別コンタクトプローブは、例えばケルビンプローブである。
一対の個別コンタクトプローブ121a,121bは、配線パターン11の端子11bに接触する際、個別コンタクトプローブ121aが個別コンタクトプローブ121bよりも端子11a側に位置するように構成されている。他の個別コンタクトプローブについても同様である。
なお、個別コンタクトプローブの形状については、図2に示すような円柱状(例えば直径0.5mm〜1mm)であってもよいし、その他、例えば、半球状あるいは円錐状であってもよい。
直流抵抗測定部130は、一括コンタクト部110および個別コンタクト部120に電気的に接続可能に構成され、測定対象の配線パターンの両端子間の直流抵抗値を測定する。例えば、配線パターン11が測定対象の場合、配線パターン11の端子11aと端子11b間の直流抵抗値を測定する。
なお、以下の説明において、直流抵抗測定部130は、4端子法により配線パターンの抵抗を測定する直流抵抗測定部130A、および2端子法により配線パターンの抵抗を測定する直流抵抗測定部130Bを包括する用語として使用することとする。
図2に示すように、直流抵抗測定部130Aは、直流電源131と、直流電流計132と、直流電圧計133とを有する。直流電源131と直流電流計132が直列接続され、直流電源131の正極が、個別コンタクトプローブ121b(配線パターン11が測定対象の場合)に電気的に接続されている。直流電流計132は一括コンタクトプローブ112に電気的に接続されている。直流電圧計133は、一端が一括コンタクトプローブ111に電気的に接続され、他端が個別コンタクトプローブ121a(配線パターン11が測定対象の場合)に電気的に接続されている。
導通判定部140は、直流抵抗測定部130で測定された直流抵抗値に基づいて、測定対象の配線パターンの良否を判定する。
例えば、導通判定部140は、直流抵抗測定部130で測定された直流抵抗値と、導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、測定対象の配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する。即ち、直流抵抗値が導通判定用閾値よりも大きければ測定対象の配線パターンに断線が発生していると判定し、そうでなければ断線が発生していないと判定する。
あるいは、導通判定部140は、測定された直流抵抗値が所定の範囲内に入っていれば(即ち、直流抵抗値が下限値以上かつ上限値以下であれば)正常と判定し、そうでなければ不良と判定してもよい。
なお、導通判定用閾値、上限値および下限値などの導通判定に用いる値は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶部160に格納されている。また、判定結果は、ディスプレイやプリンタ等の出力部170により出力される。
測定対象選択部150は、測定対象の配線パターン(ここでは配線パターン11とする。)について導通判定部140による判定が完了すると、次に測定する配線パターン12の端子12bに接触している個別コンタクトプローブ122a,122bを、直流抵抗測定部130に電気的に接続する。この測定対象選択部150により、複数の配線パターンの導通検査を自動的に順次行うことができる。
なお、直流抵抗測定部130に接続される個別コンタクトプローブの変更は、例えば、導通判定部140から出力される選択指示信号を受信したことをトリガーとして行う。この選択指示信号は、ある配線パターンについて導通判定が終了すると導通判定部140が出力する信号である。
次に、本実施形態による配線パターンの導通検査方法について説明する。
まず、一括コンタクトプローブ111,112を、一括コンタクトプローブ111が一括コンタクトプローブ112よりも端子11b〜14b側に位置するように、配線パターン11〜14の端子11a〜14aに一括して接触させる。
次に、一対の個別コンタクトプローブ121a,121bを、個別コンタクトプローブ121aが個別コンタクトプローブ121bよりも端子11a側に位置するように、配線パターン11の端子11bに接触させる。一対の個別コンタクトプローブ122a,122b、一対の個別コンタクトプローブ123a,123b、および一対の個別コンタクトプローブ124a,124bについても同様にして、端子12b、13bおよび14bにそれぞれ接触させる。
次に、直流抵抗測定部130Aにより、測定対象の配線パターン(ここでは配線パターン11とする。)の端子11aと端子11b間の直流抵抗値を4端子法により測定する。
具体的には、測定対象の配線パターン11に接触している個別コンタクトプローブ121bと一括コンタクトプローブ112との間に、直流電源131により、直流電圧を印加する。そして、直流電圧計133により、配線パターン11に接触している個別コンタクトプローブ121aと一括コンタクトプローブ111との間の直流電圧値を測定する。また、直流電流計132により、配線パターン11に接触している個別コンタクトプローブ121bと一括コンタクトプローブ112との間の直流電流値を測定する。このように測定された直流電圧値および直流電流値に基づいて、即ち、直流電圧値を直流電流値で割ることにより、配線パターン11の端子11aと端子11b間の直流抵抗値を求める。
次に、導通判定部140により、測定された直流抵抗値に基づいて、測定対象の配線パターンの良否を判定する。判定方法の詳細は前述の通りである。
第1の実施形態では、上記のように、一括コンタクトプローブ111,112が微細な端子11a〜14aを横切るようにして一括接触するため、端子11a〜14aが微細な場合、あるいは端子のピッチが狭い場合であっても、一括コンタクトプローブ111,112を端子11a〜14aに安定的に接触させることができる。
その結果、第1の実施形態によれば、配線パターン11〜14の直流抵抗を安定的に測定することができる。即ち、従来用いられているケルビンプローブなどでは接触できない微細な端子を有する配線パターンを備えるプリント配線板に対する導通検査を安定的に行うことができる。
また、4端子法により直流抵抗を測定するため、配線パターンの両端子間の直流抵抗値を精度良く測定することができる。
また、一括コンタクトプローブは、耐久性を有し、従来のプローブピンなどのように折れたり、曲がったりすることがない。
さらに、一括コンタクトプローブは、従来のケルビンプローブを配線パターンの数だけ用意する場合に比べて、コスト的に有利である。よって、安価に導通検査を行うことができる。
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。本変形例では、4端子法ではなく2端子法により配線パターンの直流抵抗値を測定する。
(変形例)
図3は、本変形例に係る、2端子法よる導通検査について説明するための図である。図3に示すように、本変形例では、一括コンタクト部100は1つの一括コンタクトプローブ111を有する。
図3に示すように、2端子法により配線パターンの抵抗を測定する直流抵抗測定部130Bは、直流電源134と、抵抗135と、直流電圧計136とを有する。直流電源134の正極は一括コンタクトプローブ111に接続され、負極は接地されている。また、抵抗135と直流電圧計136はいずれも、一端が個別コンタクトプローブ121a(配線パターン11が測定対象の場合)に電気的に接続され、他端が接地されている。
次に、本変形例による配線パターンの導通検査方法について説明する。
まず、一括コンタクトプローブ111を、配線パターン11〜14の端子11a〜14aに一括して接触させる。
次に、個別コンタクトプローブ121aを、配線パターン11の端子11bに接触させる。個別コンタクトプローブ122a〜124aについても同様に、端子12b〜14bにそれぞれ接触させる。
次に、直流抵抗測定部130Bにより、測定対象の配線パターン(ここでは配線パターン11とする。)の端子11aと端子11b間の直流抵抗値を2端子法により測定する。
具体的には、測定対象の配線パターン11に接触している個別コンタクトプローブ121aと一括コンタクトプローブ111との間に、直流電源134により、直流電圧を印加する。そして、直流電圧計136で抵抗135の両端に加わる電圧を測定し、その電圧値を抵抗135の抵抗値で割る。これにより、個別コンタクトプローブ121aと一括コンタクトプローブ111との間の直流電流値(即ち、配線パターン11を流れる直流電流値)を求める。また、直流電源134の電圧値と抵抗135の両端に加わる電圧値から、個別コンタクトプローブ121aと一括コンタクトプローブ111との間の直流電圧値を求める。このように求められた直流電圧値および直流電流値に基づいて、即ち、直流電圧値を直流電流値で割ることにより、配線パターン11の端子11aと端子11b間の直流抵抗値を求める。
次に、導通判定部140により、測定された直流抵抗値に基づいて、測定対象の配線パターンの良否を判定する。判定方法の詳細は前述の通りである。
本変形例によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。本変形例は、抵抗素子等の電子部品を介して接続された2つの配線パターンについて導通検査を行う場合のように、ある程度抵抗値の大きい配線パターンの導通検査を行う場合に、特に効果的である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る導通検査装置および導通検査方法について、図4および図5を参照して説明する。第2の実施形態と第1の実施形態との相違点の一つは、測定対象の配線パターンが分岐配線を有する多重配線パターンであり、インダクタンス値の測定により導通判定を行うことである。
以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。図4は、第2の実施形態に係る導通検査装置100Aの概略的な構成を示すブロック図である。図5は、第2の実施形態に係る、インダクタンス測定による導通検査について説明するための図である。
導通検査装置100Aは、図4に示すように、一括コンタクト部110と、個別コンタクト部120と、インダクタンス測定部(インダクタンス・メーター)180と、導通判定部140と、測定対象選択部150と、記憶部160と、出力部170とを備えている。
この導通検査装置100Aは、プリント配線板20に設けられた複数の多重配線パターン21,22,23,24の導通検査を自動的に順次行うものである。なお、プリント配線板20は、リジッド配線板であってもよいし、フレキシブルプリント配線板(FPC)であってもよい。
多重配線パターン21は、一方の側(図5中左側)に端子31aを有し且つ他方の側(図5中右側)に端子31bを有する主配線パターン31と、主配線パターン31から分岐し、端子31aおよび端子31bを電気的に接続する分岐配線パターン41とを有する。図5に示すように、主配線パターン31と分岐配線パターン41とは層間接続部51により電気的に接続されている。他の多重配線パターン22,23,24も同様の構成を有する。このような多重配線パターンは、例えば、配線電流容量の増加に対応するため、あるいは、プリント配線板に実装されたICチップのバイパスコンデンサを配置するために設けられる。
なお、端子31a〜34aは、例えば幅が数十μm〜100μm程度の微細な端子である。また、微細な端子間の距離は、例えば100μm以下である。一方、端子31b〜34bのサイズは、例えば1mm×2mmである。
また、層間接続部51は、例えば、基板25を厚さ方向に貫通する貫通孔の内壁面に形成されためっき層を有するめっきスルーホールである。
また、図5に示す多重配線パターンの数や形状は一例であり、これに限るものではない。多重配線パターンの配線数は2本に限らず、3本以上でもよい。多重配線パターンを構成する複数の配線は、図5のようにプリント配線板の垂直方向(厚さ方向)に分岐する場合に限らず、水平方向に分岐してもよいし、分岐方向は任意である。
一括コンタクトプローブ111,112は、本実施形態においては、多重配線パターン21〜24の端子31a〜34aに一括して接触可能に構成されている。また、一対の個別コンタクトプローブ121a,121bは、多重配線パターン21の端子31bに個別に接触可能に構成されている。同様に、一対の個別コンタクトプローブ122a,122bは、多重配線パターン22の端子32bに個別に接触可能に構成され、一対の個別コンタクトプローブ123a,123bは、多重配線パターン23の端子33bに個別に接触可能に構成され、一対の個別コンタクトプローブ124a,124bは、多重配線パターン24の端子34bに個別に接触可能に構成されている。
本実施形態では、導通判定部140は、インダクタンス測定部180で測定されたインダクタンス値と、導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、測定対象の多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する。判定方法の詳細については後述する。
本実施形態では、測定対象選択部150は、測定対象の多重配線パターン(ここでは多重配線パターン21とする。)について導通判定部140による判定が完了すると、次に測定する多重配線パターン22の端子32bに接触している個別コンタクトプローブ122a,122bを、インダクタンス測定部180に電気的に接続する。この測定対象選択部150により、複数の多重配線パターンの導通検査を自動的に順次行うことができる。
次に、インダクタンス測定部180について詳しく説明する。
インダクタンス測定部180は、一括コンタクト部110および個別コンタクト部120に電気的に接続可能に構成され、測定対象の多重配線パターンの両端子間のインダクタンス値を4端子対法により測定する。例えば、多重配線パターン21が測定対象の場合、端子31aと端子31b間のインダクタンス値を測定する。
インダクタンス値は、配線パターンの幅や厚みの寸法ばらつきによる影響をあまり受けず、配線パターンの長さの変化に対する感度が直流抵抗の場合よりも高い。このため、多重配線パターンの断線の有無を精度良く検出することが可能である。
図5に示すように、インダクタンス測定部180は、交流電流計181と、交流電圧計182と、測定対象の多重配線パターンに交流電流を流す交流電流源183とを有する。また、インダクタンス測定部180は、4つの同軸ケーブル接続用の端子Lc,Lp,Hp,Hcを有する。
同軸ケーブル191,192,193,194は、端子Lc,Lp,Hp,Hcにそれぞれ接続されており、各々の外部導体(シールド部)は導線195により互いに電気的に接続されている。
交流電流計181は、一端が同軸ケーブル191を介して一括コンタクトプローブ112に電気的に接続され、他端が同軸ケーブル191〜194の外部導体を介して交流電流源183の一端に電気的に接続されている。
交流電圧計182は、一端が同軸ケーブル192を介して一括コンタクトプローブ111に電気的に接続され、他端が同軸ケーブル193を介して個別コンタクトプローブ121a(多重配線パターン21が測定対象の場合)に電気的に接続されている。
交流電流源183は、一端が交流電流計181の他端に電気的に接続され、他端が同軸ケーブル194を介して個別コンタクトプローブ121b(多重配線パターン21が測定対象の場合)に電気的に接続されている。
上記の接続からわかるように、交流電流源183から出力された交流電流は同軸ケーブル191および194の中心導体を流れる。一方、リターン電流は同軸ケーブル191〜194の外部導体を流れて交流電流源183に戻る。このように測定電流とリターン電流が逆方向に流れるため、これらの電流により発生する磁界が打ち消され、外部に磁界を発生しない。このため、同軸ケーブル191〜194上に自己インダクタンスおよび相互インダクタンスが発生せず、インダクタンス測定部180は微小なインダクタンスを測定することができる。よって、多重配線パターン21の場合で言えば、主配線パターン31および分岐配線パターン41のいずれか一方が断線しているときのインダクタンスと、主配線パターン31および分岐配線パターン41の両方とも非断線のときのインダクタンスとの間のわずかな差を測定できる。
インダクタンス測定部180は、交流電圧計182により測定された交流電圧値と、交流電流計181により測定された交流電流値との比を計算することにより、多重配線パターンの両端子間のインダクタンス値を得る。
上記のインダクタンス測定方法はI−V法とも呼ばれ、他の測定方法と比べて、安価な構成で実現でき、また、比較的低い周波数帯域(例えば1kHz〜10MHz)での測定を安定的に行うことができる。
次に、本実施形態による多重配線パターンの導通検査方法について説明する。
まず、一括コンタクトプローブ111,112を、一括コンタクトプローブ111が一括コンタクトプローブ112よりも端子31b〜34b側に位置するように、多重配線パターン21〜24の端子31a〜34aに一括して接触させる。
次に、一対の個別コンタクトプローブ121a,121bを、個別コンタクトプローブ121aが個別コンタクトプローブ121bよりも端子31a側に位置するように、多重配線パターン21の端子31bに接触させる。一対の個別コンタクトプローブ122a,122b、一対の個別コンタクトプローブ123a,123b、および一対の個別コンタクトプローブ124a,124bについても同様にして、端子12b、13bおよび14bにそれぞれ接触させる。
次に、インダクタンス測定部180により、測定対象の多重配線パターン(ここでは多重配線パターン21とする。)の端子31aと端子31b間のインダクタンス値を測定する。
具体的には、測定対象の多重配線パターン21に接触している個別コンタクトプローブ121bと一括コンタクトプローブ112との間に、交流電流源183により、交流電流を流す。そして、交流電圧計182により、個別コンタクトプローブ121aと一括コンタクトプローブ111との間の交流電圧値を測定する。また、交流電流計181により、個別コンタクトプローブ121bと一括コンタクトプローブ112との間の交流電流値を測定する。このように測定された交流電圧値および交流電流値に基づいて、即ち、交流電圧値を交流電流値で割ることにより、多重配線パターン21の端子31aと端子31b間のインダクタンス値を求める。
次に、導通判定部140により、インダクタンス値と導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、測定対象の多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する。
判定方法の詳細については、例えば、測定されたインダクタンス値と導通判定用閾値とを比較し、インダクタンス値が導通判定用閾値よりも大きい場合、測定対象の多重配線パターンに断線が発生していると判定し、そうでなければ断線が発生していないと判定する。
より詳しくは、インダクタンス値が導通判定用閾値よりも大きい場合、主配線パターンおよび分岐配線パターンのいずれか一方が断線している(片側断線)と判定する。インダクタンス値が0の場合、主配線パターンおよび分岐配線パターンの両方が断線している(両側断線)と判定する。
ここで、インダクタンス値による分岐配線パターンの断線判定方法について、より詳しく説明する。
主配線パターンのインダクタンスをL1、分岐配線パターンのインダクタンスをL2とする。そして、主配線パターンと分岐配線パターンの合成インダクタンスをL1_2とする。主配線パターンおよび分岐配線パターンがともに断線していない場合、合成インダクタンスL1_2は(L1×L2)/(L1+L2)となる。一方、主配線パターンおよび分岐配線パターンのいずれか一方に断線が発生している場合(即ち、片側断線の場合)、合成インダクタンスはL1またはL2となる。主配線パターンおよび分岐配線パターンの両方に断線が発生している場合、インダクタンス値は0となる。よって、インダクタンス値の測定により、片側断線および両側断線を区別して判定することができる。
プリント配線板に設けられた配線パターンのインダクタンスLは、近似的に式(1)を用いて算出することができる(http://www.zuken.co.jp/clubZ/z/analog/006/ana/ana_110120_1.html参照)。
Figure 0006076709
ここで、l:配線長(mm)、W:配線幅(mm)、T:配線厚(mm)である。
式(1)を用いて、第1の配線のインダクタンス値(L1)および第2の配線のインダクタンス値(L2)を求める。ここでは、簡単のため、主配線パターンと分岐配線パターンの寸法(長さ、幅、厚み)は同一とし、層間接続部の影響は無視する。
例えば、配線長l=50mm、配線幅W=100μm、配線厚T=30μmとした場合、インダクタンスL1およびL2の値は、式(1)からそれぞれ71.5nHとなる。このインダクタンス値は、片側断線したときの値となる。また、インダクタンスL1およびL2の合成インダクタンスL1_2、即ち、 主配線パターンおよび分岐配線パターンのいずれも非断線の場合のインダクタンス値は、35.7nHとなる。
ところで、実際に製造された配線の配線幅Wおよび配線厚Tには、一定の寸法ばらつきがある。よって、多重配線パターンの導通検査をより確実に行うためには、配線の寸法ばらつきを考慮することが望ましい。配線幅Wのばらつきは、例えば±10%と見積もることができ、この場合に配線幅Wのとり得る値の範囲は、100±10μmである。また、配線厚のばらつきは、例えば±50%と見積もることができ、この場合に配線厚Tのとり得る値の範囲は、30μm±15μmである。厚み方向の寸法ばらつきが幅方向に比べて相対的に大きい理由は、多重配線パターンを銅めっきにより形成することを想定したためである。
式(1)を用いて、片側断線および非断線の場合のそれぞれについて、寸法ばらつきを考慮したインダクタンス値の範囲を算出した。図6は、その計算結果を示しており、非断線時における多重配線パターンのインダクタンス値は、34.9〜36.8nHであり、片側断線時における多重配線パターンのインダクタンス値は、69.7〜73.6nHである。
このように、寸法ばらつきを考慮しても、片側断線時のインダクタンス値と非断線時のインダクタンス値との差分Δは、32.9nH(=69.7−36.8nH)以上確保されており、測定されたインダクタンス値から片側断線を検出することができる。
次に、インダクタンスを繰り返し測定した場合の測定値のばらつき(測定誤差)を考慮しても、多重配線パターンの片側断線を検出可能であることを説明する。
交流電流源183の出力する交流電流の周波数をパラメータとして、4端子対法により多重配線パターンのインダクタンス値を測定した。測定に用いた周波数は、1kHz、10kHz、100kHz、1MHz、10MHzの5種類であり、各周波数についてインダクタンスを3回測定した。
図7(a)はインダクタンス値の測定結果を示しており、図7(b)は測定結果を元に計算された、インダクタンスの平均値、最大値および最小値を示している。また、最大値および最小値については、平均値からのずれを変化率としてかっこ内に示している。図7(b)に示すように、上記測定で得られたインダクタンス値の変化率は、最大でも4%であった。
図6の計算例において、片側断線時におけるインダクタンスの下限値と、非断線時におけるインダクタンスの上限値との平均値(53.3nH)を導通判定用閾値とする場合を考える。このとき、片側断線時におけるインダクタンスの下限値と導通判定用閾値との差分(Δ/2)、および非断線時におけるインダクタンスの上限値と導通判定用閾値との差分(Δ/2)は、いずれも約20%以上の変化率に相当する。よって、繰返し測定によるインダクタンス値の変化率(最大4%)は、インダクタンス値の差分Δに比べて十分低いと言える。このことから、繰り返し測定による誤差を考慮しても、測定されたインダクタンス値から片側断線を検出可能であることがわかる。
上記のように、測定周波数1kHz〜10MHzのうちインダクタンス値の変化率が最も大きくなる測定周波数1kHzにおいても、多重配線パターンの断線を検出することが可能である。インダクタンス・メータは測定周波数が高くなるほど高価になる傾向にあるので、比較的低い周波数で測定することにより多重配線パターンの導通検査の費用を下げることができる。
なお、実際の検査への適用に際し、導通判定用閾値の設定は次のように行う。まず、寸法が既知の分岐配線パターンの片側断線および非断線のインダクタンス値を、検査で用いる周波数にて測定する。次いで、導通判定用閾値を、片側断線時に見込まれるインダクタンス値の最小値と、非断線時に見込まれるインダクタンス値の最大値との間の中間値(平均値)に設定する。
第2の実施形態では、上記のように、一括コンタクトプローブ111,112が端子31a〜34aを横切るようにして一括接触するため、端子31a〜34aが微細な場合、あるいは端子のピッチが狭い場合であっても、一括コンタクトプローブ111,112を端子31a〜34aに安定的に接触させることができる。
その結果、第2の実施形態によれば、多重配線パターン21〜24のインダクタンスを安定的かつ精度良く測定することができる。即ち、従来用いられているケルビンプローブなどでは接触できない微細な端子を有する多重配線パターンを備えるプリント配線板に対する導通検査を、4端子対法によるインダクタンス測定により精密にかつ安定的に行うことができる。
さらに、第1の実施形態と同様に、一括コンタクトプローブは耐久性を有し、従来のプローブピンなどのように折れたり、曲がったりすることがない。また、一括コンタクトプローブは、従来のケルビンプローブを配線パターンの数だけ用意する場合に比べて、コスト的に有利である。よって、安価に導通検査を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る導通検査装置および導通検査方法について、図8および図9を参照して説明する。第3の実施形態と第2の実施形態との相違点の一つは、多重配線パターンのインダクタンス値を測定する前に、直流抵抗値を測定することで、両側断線しているか否かをまず判定することである。
以下、第1および第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。図8は、第3の実施形態に係る導通検査装置100Bの概略的な構成を示すブロック図である。図9は、第3の実施形態に係る導通検査方法のフローチャートである。
導通検査装置100Bは、図8に示すように、一括コンタクト部110と、個別コンタクト部120と、直流抵抗測定部130と、インダクタンス測定部(インダクタンス・メーター)180と、導通判定部140と、測定対象選択部150と、記憶部160と、出力部170とを備えている。
この導通検査装置100Bは、プリント配線板20に設けられた複数の多重配線パターン21,22,23,24の導通検査を自動的に順次行うものである。検査対象のプリント配線板には、多重配線パターン以外に、第1の実施形態で説明した通常の配線パターンが設けられてもいてもよい。
本実施形態では、導通判定部140は、直流抵抗測定部130により測定された直流抵抗値と、所定の判定閾値(オープン判定用閾値)とを比較する。このオープン判定用閾値は、数MΩ程度の十分大きい値に設定される。比較の結果、直流抵抗値がオープン判定用閾値よりも大きければ、多重配線パターンを構成する配線が全て断線していると判定する。この場合、第2の実施形態で説明したインダクタンス値を用いた導通検査は行わず、測定対象の多重配線パターンは不良であると判定する。反対に、直流抵抗値がオープン判定用閾値よりも小さければ、第2の実施形態で説明したインダクタンス値による導通検査を行う。
なお、導通判定部140は、断線の有無の判定に加えて、短絡の有無の判定を行ってもよい。即ち、直流抵抗測定部130により測定された直流抵抗値を所定の判定閾値(ショート判定用閾値)と比較する。このショート判定用閾値は、数Ω程度の十分小さい値に設定される。直流抵抗値がショート判定用閾値よりも小さければ、多重配線パターン(主配線パターンおよび分岐配線パターン以外の部位など)に短絡が発生していると判定してもよい。
本実施形態では、測定対象選択部150は、測定対象の多重配線パターンについて導通判定部140による判定が完了すると、次の測定対象の多重配線パターンの端子に接触している個別コンタクトプローブを、直流抵抗測定部130またはインダクタンス測定部180に電気的に接続する。
なお、測定対象選択部150は、好ましくは遮断手段を有し、該遮断手段により、個別コンタクトプローブを直流抵抗測定部130に接続している場合は、その個別コンタクトプローブとインダクタンス測定部180とを電気的に遮断し、反対に、個別コンタクトプローブをインダクタンス測定部180に接続している場合は、その個別コンタクトプローブと直流抵抗測定部130とを電気的に遮断する。なお、遮断手段は、特に限定するものではなく、例えば、半導体素子を用いた半導体スイッチでもよいし、機械的なスイッチであってもよい。
次に、図9のフローチャートを用いて、第3の実施形態に係る導通検査方法について説明する。
まず、第2の実施形態で説明したように、一括コンタクトプローブおよび個別コンタクトプローブを多重配線パターンの端子にそれぞれ接触させる。
次に、直流抵抗測定部130により、4端子法または2端子法を用いて、多重配線パターンの両端子間の直流抵抗値を測定する(ステップS11)。
次に、導通判定部140により、直流抵抗値とオープン判定用閾値との比較を行い、多重配線パターンを構成する配線が全て断線しているか否かを判定する(ステップS12)。もし配線が全て断線していると判定した場合には、測定対象の多重配線パターンは不良であると判定し(ステップS13)、そうでなければ、ステップS14に進む。
次に、インダクタンス測定部180により、4端子対法などを用いて多重配線パターンの両端子間のインダクタンス値を測定する(ステップS14)。
次に、導通判定部140により、インダクタンス値と導通判定用閾値との比較を行い、多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する(ステップS15)。もし多重配線パターンに断線が発生してないと判定した場合には、測定対象の多重配線パターンは正常であると判定し(ステップS16)、そうでなければ、不良であると判定する(ステップS13)。
このように、第3の実施形態では、第2の実施形態で説明したインダクタンス値による導通検査を行う前に、直流抵抗値を測定し、多重配線パターンを構成する配線が全て断線しているか否かを判定する。そして、多重配線パターンを構成する配線が全て断線していると判定した場合は、インダクタンス測定を行わない。即ち、導通判定部140は、直流抵抗値とオープン判定用閾値とを比較し、その比較結果に応じて、測定対象の多重配線パターンに対しインダクタンス値を用いた導通検査を行わない。
よって、第3の実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができるのに加えて、比較的精度の高い閾値設定が必要なインダクタンス測定の回数を減らし、より効率的に多重配線パターンの導通検査を行うことができる。
以上、本発明に係る3つの実施形態について説明した。本発明は、片側の端子が微細な配線パターンの導通検査だけでなく、両側の端子が従来のプローブを接触可能なほど大きい配線パターンの導通検査にも適用可能である。本発明を適用することにより、安価に導通検査を行うことができるとともに、個別コンタクトプローブの不具合(プローブピンの折れ、曲げなど)により導通検査が停止する事態を低減することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
10 プリント配線板
11,12,13,14 配線パターン
11a,12a,13a,14a (一方の側の)端子
11b,12b,13b,14b (他方の側の)端子
15 基板
20 プリント配線板(分岐配線あり)
25 基板
21,22,23,24 多重配線パターン
31,32,33,34 主配線パターン
31a,32a,33a,34a (一方の側の)端子
31b,32b,33b,34b (他方の側の)端子
41,42,43,44 分岐配線パターン
51 層間接続部
100,100A,100B 導通検査装置
110 一括コンタクト部
111,112 一括コンタクトプローブ
120 個別コンタクト部
121a,121b 個別コンタクトプローブ
122a,122b 個別コンタクトプローブ
123a,123b 個別コンタクトプローブ
124a,124b 個別コンタクトプローブ
130 直流抵抗測定部
131 直流電源
132 直流電流計
133 直流電圧計
134 直流電源
135 抵抗
136 直流電圧計
140 導通判定部
150 測定対象選択部
160 記憶部
170 出力部
180 インダクタンス測定部
181 交流電流計
182 交流電圧計
183 交流電流源
191,192,193,194 同軸ケーブル
195 導線

Claims (6)

  1. 一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する主配線パターンと、前記主配線パターンから分岐し、前記第1の端子および前記第2の端子を電気的に接続する分岐配線パターンとを有する複数の多重配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の多重配線パターンの導通検査を行う導通検査装置であって、
    前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された第1および第2の一括コンタクトプローブを有する一括コンタクト部と、
    前記多重配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された一対の第1および第2の個別コンタクトプローブを、前記多重配線パターンごとに有する個別コンタクト部と、
    前記一括コンタクト部および個別コンタクト部に電気的に接続可能に構成され、測定対象の多重配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間のインダクタンス値を測定するインダクタンス測定部と、
    前記インダクタンス値と導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記測定対象の多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する導通判定部と、
    を備え、
    前記第1および第2の一括コンタクトプローブは、前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触する際、前記第1の一括コンタクトプローブが前記第2の一括コンタクトプローブよりも前記第2の端子側に位置するように構成され、
    前記第1および第2の個別コンタクトプローブは、前記多重配線パターンの前記第2の端子に接触する際、前記第1の個別コンタクトプローブが前記第2の個別コンタクトプローブよりも前記第1の端子側に位置するように構成され、
    前記インダクタンス測定部は、測定対象の前記多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間に交流電流を流し、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第1の個別コンタクトプローブと前記第1の一括コンタクトプローブとの間の交流電圧値と、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間の交流電流値と、に基づいて、前記インダクタンス値を測定する、
    ことを特徴とする導通検査装置。
  2. 前記第1および第2の一括コンタクトプローブは、前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能な接触面を有し且つ前記第1の端子の各々を横切る形状の導体を備えることを特徴とする請求項1に記載の導通検査装置。
  3. 前記測定対象の多重配線パターンについて前記導通判定部による判定が完了すると、次に測定する前記多重配線パターンの前記第2の端子に接触している前記第1および第2の個別コンタクトプローブを、前記インダクタンス測定部に電気的に接続する測定対象選択部をさらに備え、前記複数の多重配線パターンの導通検査を自動的に順次行うことを特徴とする請求項1または2に記載の導通検査装置。
  4. 前記一括コンタクト部および前記個別コンタクト部に電気的に接続可能に構成され、測定対象の前記配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間の直流抵抗値を測定する直流抵抗測定部をさらに備え、
    前記導通判定部は、前記直流抵抗値とオープン判定用閾値とを比較し、その比較結果に応じて、前記測定対象の多重配線パターンに対し前記インダクタンス値を用いた導通検査を行わないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の導通検査装置。
  5. 一方の側に第1の端子を有し且つ他方の側に第2の端子を有する主配線パターンと、前記主配線パターンから分岐し、前記第1の端子および前記第2の端子を電気的に接続する分岐配線パターンとを有する複数の多重配線パターンを備えるプリント配線板に対し、前記複数の多重配線パターンの導通検査を行う方法であって、
    前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触可能に構成された第1および第2の一括コンタクトプローブを、前記第1の一括コンタクトプローブが前記第2の一括コンタクトプローブよりも前記第2の端子側に位置するように、前記複数の多重配線パターンの前記第1の端子に一括して接触させ、
    前記多重配線パターンの前記第2の端子に個別に接触可能に構成された一対の第1および第2の個別コンタクトプローブを、前記第1の個別コンタクトプローブが前記第2の個別コンタクトプローブよりも前記第1の端子側に位置するように、前記複数の多重配線パターンの前記第2の端子に接触させ、
    測定対象の前記多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間に交流電流を流し、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第1の個別コンタクトプローブと前記第1の一括コンタクトプローブとの間の交流電圧値と、前記測定対象の多重配線パターンに接触している前記第2の個別コンタクトプローブと前記第2の一括コンタクトプローブとの間の交流電流値と、に基づいて、前記測定対象の多重配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間のインダクタンス値を測定し、
    前記インダクタンス値と導通判定用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記測定対象の多重配線パターンに断線が発生しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする導通検査方法。
  6. 前記インダクタンス値を測定する前に、前記測定対象の多重配線パターンの前記第1の端子と前記第2の端子間の直流抵抗値を測定し、前記直流抵抗値とオープン判定用閾値とを比較し、その比較結果に応じて、前記測定対象の多重配線パターンに対し前記インダクタンス値を測定しないことを特徴とする請求項5に記載の導通検査方法。
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