JP6075192B2 - 電子回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電子回路に関し、例えば判定回路を含む電子回路に関する。
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路が知られている。A/D変換回路として、差動入力信号が入力する差動対のテール電流の比を異ならせることが知られている(例えば特許文献1および2)。非同期型受信回路において、サンプリングされた入力データを補間することにより補間データを生成することが知られている(例えば特許文献3)。
特開2003−158456号公報 特開2011−29983号公報 特開2012−147079号公報
例えば、サンプリングされた入力データから補間データを生成する際には、入力データを重み付けして合成することにより補間データを生成する。補間データをデジタル化するために判定する。重み付けと判定を行なうための回路は大型化する。
本電子回路は、データの重み付けと判定とを行なう回路の小型化を目的とする。
第1入力信号と第2入力信号とを変更可能な係数に基づき重み付けし合成した第1電流を生成し、前記第1入力信号の反転信号である第1反転信号と前記第2入力信号の反転信号である第2反転信号とを前記係数に基づき重み付けし合成した第2電流を生成する重み付け回路と、前記第1電流と前記第2電流とを比較することにより、出力信号のハイおよびローを判定する判定回路と、を具備することを特徴とする電子回路を用いる。
本電子回路によれば、データの重み付けと判定とを行なう回路の小型化することができる。
図1は、受信回路を示すブロック図である。 図2は、時間に対する信号を示す図である。 図3は、比較例に係る補間回路の一部を示す回路図である。 図4は、比較例における各スイッチの動作を示すタイミングチャートである。 図5は、比較例に係る補間回路の一部の動作を示す回路図(その1)である。 図6は、比較例に係る補間回路の一部の動作を示す回路図(その2)である。 図7は、比較例に係る補間回路の一部の動作を示す回路図(その3)である。 図8は、比較例に係る補間回路の一部の動作を示す回路図(その4)である。 図9は、比較例に係る補間回路の回路図である。 図10は、比較例におけるタイミングチャートである。 図11は、実施例が用いられる補間回路の一部を示すブロック図である。 図12は、実施例が用いられる補間回路の回路図である。 図13は、実施例が用いられる補間回路におけるタイミングチャートである。 図14は、実施例1に係る電子回路を示す回路図である。 図15は、実施例2に係る電子回路を示す回路図である。 図15は、実施例3に係る電子回路を示す回路図である。 図16は、実施例4に係る電子回路を示す回路図である。 図17は、実施例5に係る電子回路を示す回路図である。 図18は、実施例6に係る電子回路を示す回路図である。
まず、実施例に係る電子回路が用いられる補間回路を有する非同期型受信回路について説明する。図1は、補間回路を含む受信回路のブロック図である。図1を参照し、受信回路100は、補間回路12、判定回路14、検出回路16、ローパスフィルタ(LPF)18を備えている。補間回路12は、データ点とバウンダリ点とを含み、時系列に入力される入力データから補間コード(Interpolation Code)に基づき補間データを生成する。判定回路14は、補間データを参照値と比較することにより、ハイレベルかローレベルかを判定する。これにより、判定回路14は、出力データを生成する。検出回路16は、出力データのバウンダリ点に基づき出力データの位相を検出し検出信号を出力する。LPF18は、検出信号をフィルタリングし、補間コードとする。受信回路100としては、例えばCDR(Clock Data Recovery)回路を用いることができる。
図2は、時間に対する信号を示す図である。以下の補間回路においては、1ユニットインターバルにおいて2個のデータがサンプリングされる2x方式を例に説明するが、他の方式にも適用できることは言うまでもない。図2を参照し、Snは時系列に入力された入力データに対応する。補間回路12は、2つの入力データSn−1およびSnから1つの補間データDnを生成する(nは自然数)。補間コードkを0≦k≦1としたとき、補間データDnは、Dn=(1−k)×Sn−1+k×Snにより生成できる。これにより、入力データの位相と合った補間データを生成することができる。このように、補間コードkは、入力データを重み付けする係数である。2x方式においては、データ点Dとバウンダリ点Bが交互に生成される。データ点は受信回路以降の回路においてデジタルデータとして扱われる点であり、バウンダリ点はデータが遷移する点である。2x方式においては、例えばデータ点はバウンダリ点の中間点となる。
次に、非同期型受信回路の補間回路の比較例について説明する。比較例においては、実施例に係る電子回路は用いられていない。図3は、比較例に係る補間回路の一部を示す回路図であり、時系列に隣接する2つの入力データから1つの補間データを生成する回路を示す。図3を参照し、補間回路12の一部は、gm回路30aおよび30b、サンプリング回路13を備えている。サンプリング回路13は、スイッチ32a、32b、34a、34bおよび35、可変容量36および38並びにA/D(アナログデジタル変換器)40を備えている。入力VinとノードN1との間は2つの経路に分岐されている。一方の経路において、gm回路30a、スイッチ32aおよび可変容量36が直列に電気的に接続されている。gm回路30aは、入力信号Vinを電流に変換する電圧電流変換回路である。スイッチ32aは、gm回路30aの出力端子と可変容量36の一端との間に電気的に接続されている。スイッチ34aは、可変容量36の一端と電源Vddとの間に電気的に接続されている。可変容量36の他端がノードN1と接続されている。
他方の経路において、gm回路30b、スイッチ32bおよび可変容量38が直列に電気的に接続されている。gm回路30bは、入力信号Vinを電流に変換する電圧電流変換回路である。スイッチ32bは、gm回路30bの出力端子と可変容量38の一端との間に電気的に接続されている。スイッチ34bは、可変容量38の一端と電源Vddとの間に電気的に接続されている。可変容量38の他端がノードN1と接続されている。スイッチ35は、ノードN1とグランドとの間に電気的に接続されている。ノードN1がA/D40に接続される。スイッチ32a、32b、34a、34bおよび35はそれぞれクロックCKn−1、CKn、CLKH、CLKHおよびCLKRがハイのときオンし、ローのときオフする。可変容量36は1−kに対応する容量値となり、kに対応する容量37は容量値に寄与しない。可変容量38はkに対応する容量値となり、1−kに対応する容量39は容量値に寄与しない。
図4は、比較例における各スイッチの動作を示すタイミングチャートである。図5から図8は、比較例に係る補間回路の一部の動作を示す回路図である。図5から図8における容量36および38内のハッチングは、容量36および38に蓄積された電荷量を示す。ハッチングの面積は蓄積された電荷量に対応する。図4および図5を参照し、時間t1とt2との間の期間において、CLKH、CLKR、CLKn−1およびCLKnは、それぞれハイ、ハイ、ローおよびローである。この期間においては、電源Vddとグランドとの間に可変容量36および38がそれぞれ直列に電気的に接続される。これにより、可変容量36および38が充電される。
図4および図6を参照し、時間t3とt5との間の期間において、CLKH、CLKRおよびCLKn−1は、それぞれロー、ハイおよびハイである。この期間においては、可変容量36がgm回路30aとグランドとの間に直列に電気的に接続される。これにより、可変容量36から矢印56のように電荷が引き抜かれる。よって、可変容量36には、時間t3とt5との間の期間の電圧入力信号Vin(入力データSn−1に相当する)に対応する電荷が蓄積される。
図4および図7を参照し、時間t4とt6との間の期間において、CLKH、CLKRおよびCLKnは、それぞれロー、ハイおよびハイである。この期間においては、可変容量38がgm回路30bとグランドとの間に直列に電気的に接続される。これにより、可変容量38から矢印58のように電荷が引き抜かれる。よって、可変容量38には、時間t4とt6との間の期間の入力信号Vin(入力データSnに相当する)に対応する電荷が蓄積される。
図4および図8を参照し、時間t7とt8との間の期間において、CLKH、CLKR、CLKn−1およびCLKnは、それぞれハイ、ロー、ローおよびローである。この期間においては、電源VddとノードN1との間に可変容量36および38が並列に電気的に接続される。ノードN1は、グランドから遮断される。これにより、可変容量36および38に蓄積された電荷が合成される。よって、ノードN1の電圧が補間データDnに相当する値となる。A/D40はノードN1の電圧をデジタル値に変換して出力する。
以上のようにして、入力データSn−1およびSnから補間データDnが生成される。
図9は、比較例に係る補間回路の回路図である。図9を参照し、補間回路12は、gm回路30aおよび30bと複数のサンプリング回路13aおよび13bを備えている。隣接するサンプリング回路13aおよび13bは、スイッチ32を共有している。スイッチ32は、スイッチ31aと31bとが直列に接続されている。サンプリング回路13aおよび13bは、それぞれ複数(例えばNc個:図9では32個)のスライス47を備えている。各スライス47は、スイッチ34、41および42、キャパシタ43を備えている。スイッチ41は入力データSn−1(サンプリング回路13aではS3)を出力するスイッチ32とキャパシタ43の一端との間に接続されている。スイッチ42は入力データSn(サンプリング回路13aではS4)を出力するスイッチ32とキャパシタ43の一端との間に接続されている。キャパシタ43の他端は出力ノードN1に接続されている。スイッチ34は、図6のスイッチ34と同じであり、キャパシタ43の一端(ノードN0)と電源Vccとの間に接続されている。なお、スイッチ34が各スライス47に設けられているのは、全てのキャパシタ43を充電することを可能とするためである。
Nc個のスライス47は並列に接続されている。Nc個のスライス47のキャパシタ43の容量値は同じである。スイッチ41と42は、互いに相補的にオンオフする。すなわち、スイッチ41がオンのときスイッチ42はオフであり、スイッチ41がオフときスイッチ42はオンである。これにより、スイッチ41がオンしたスライス47のキャパシタ43は並列に入力データSn−1に相当するスイッチ32に接続され、これらのスライス47のキャパシタ43は可変容量36に対応する。スイッチ42がオンしたスライス47のキャパシタ43は並列に入力データSnに相当するスイッチ32に接続され、これらのスライス47のキャパシタ43は可変容量38に対応する。よって、可変容量36と可変容量38との容量値の和は同じとなる。kを0から1とし、Nc個のスライス47のうち、Nc×(1−k)個のスライス47のスイッチ41をオンし、Nc×k個のスイッチ42をオンする。これにより、出力ノード3N1には、(1−k)×Sn−1+k×Snに比例する電圧が生成される。A/D40はノードN1の電圧を補間データDnとして出力する。
図10は、比較例におけるタイミングチャートである。信号φn(φ1からφ8を図示)は、スイッチ31aを制御する信号である。信号φs0n(φs02からφs05を図示)は、スイッチ31bを制御する信号である。信号φr0nおよびφh0nは、それぞれスイッチ35および34を制御する信号である。信号φd0nはA/D40にサンプリングさせる信号である。φr0n、φh0nおよびφd0nの例としてφr04、φh04およびφd04を図示している。n=4以外のφr0n、φh0nおよびφd0nは、φnおよびφs0nと同様にnにより遅延する信号である。例えばφr04はφs04と同じ信号である。φh04はφs06の反転信号と同じ信号である。φd04はφs03と同じ信号である。
電圧V1およびV2は、それぞれノードN0およびN1の電圧である。V1のハイレベルはVddであり、V2のローレベルはグランドである。Doは出力データを示す。
時間t1からt2の期間において、図5と同様に、可変容量36および38を充電する。このとき、ノードN0の電圧V1はVddとなる。ノードN1の電圧V2はグランドとなる。時間t3とt5との期間においては、S3に相当するスイッチ31aと31bとがともにハイレベルとなる。これにより、図6と同様に、可変容量36の電荷が引き抜かれる。時間t5においては、電圧V1は入力データS3に相当する電圧となる。時間t4とt6との期間においては、S4に相当するスイッチ31aと31bとがともにハイレベルとなる。これにより、図7と同様に、可変容量38の電荷が引き抜かれる。時間t7とt8との期間においては、図8と同様に、スイッチ35がオフし、スイッチ34がオンする。これにより、ノードN1の電圧V2上昇し、時間t11以降において、電圧V2が補間データD4に相当する電圧となる。時間t12において、φd04がアップし、A/D40は、電圧V2をサンプリングする。補間データD4は出力データDoのバウンダリのデータに対応する。他の補間データDnも同様に生成される。
比較例においては、図9に示すように、スイッチ41および42が信号の伝搬するラインに直列に接続される。このため、信号の損失が生じる。また、スイッチ41および42は、スライス47毎に設けられるためスイッチの数が増大してしまう。さらに、図10に示すように、φh04がローレベルとなる時間t2と、φr04がローレベルとなる時間t10と、の間にφ3およびφ4のいずれもがオンすることになる。
以下に、上記比較例を改善するため、実施例が用いられた補間回路について説明する。
図11は、実施例が用いられる補間回路の一部を示すブロック図である。図11を参照し、時系列に隣接する2つの入力データから1つの補間データを生成する回路を示す。図11を参照し、補間回路12の一部は、gm回路30aおよび30b、サンプリング回路13を備えている。サンプリング回路13は、スイッチ32a、32b、34a、34b、35aおよび35b、キャパシタ44aおよび44bおよび生成回路45を備えている。キャパシタ44aおよび44bは、容量値が固定のキャパシタである。入力VinとノードN01との間には、gm回路30a、スイッチ32aおよびキャパシタ44aが直列に電気的に接続されている。gm回路30aは、入力信号Vinを電流に変換する電圧電流変換回路である。スイッチ32aは、gm回路30aの出力端子とキャパシタ44aの一端(ノードN00)との間に電気的に接続されている。キャパシタ44aの他端がノードN01と接続されている。スイッチ34aは、ノードN00と電源Vddとの間に電気的に接続されている。スイッチ35aは、ノードN01とグランドとの間に電気的に接続されている。
入力VinとノードN03との間には、gm回路30b、スイッチ32bおよびキャパシタ44bが直列に電気的に接続されている。gm回路30bは、入力信号Vinを電流に変換する電圧電流変換回路である。スイッチ32bは、gm回路30bの出力端子とキャパシタ44bの一端(ノードN02)との間に電気的に接続されている。スイッチ34bは、ノードN02と電源Vddとの間に電気的に接続されている。キャパシタ44bの他端がノードN03と接続されている。スイッチ35bは、ノードN03とグランドとの間に電気的に接続されている。ノードN01とN03とが生成回路45に入力する。生成回路45は、ノードN01とN03との電圧を補間コードに基づき重み付けし合成することにより補間データを生成する。
図12は、実施例が用いられる補間回路の回路図である。図12を参照し、補間回路12は、gm回路30aおよび30bと複数の保持回路Bn(nは自然数であり、図12では、B3からB5を図示)を備えている。保持回路Bnは、スイッチ32、34、35およびキャパシタ44を有し、時系列に入力する入力データSnを保持する。補間データDnを出力するサンプリング回路13は、保持回路Bn−1およびBnを有している。例えば、補間データD4を出力するサンプリング回路13と補間データD5を出力するサンプリング回路13は、保持回路B4を共有している。図9と同様に、各保持回路Bnにおいて、スイッチ32は、スイッチ31aと31bとが直列に接続されている。生成回路45は、重み付け回路46と判定回路48とを備えている。
キャパシタ44には、スイッチ32がオンしたときに対応する入力データSn相当の電荷が蓄積される。よって、ノードN01およびN03の電圧は、入力データS3およびS4に対応する電圧V1およびV3となる。重み付け回路46は、ノードN01およびN03の電圧V1およびV2を、補間コードに基づき合成する。判定回路48は、重み付け回路46の出力を参照値と比較することにより、デジタル信号(ハイまたはロー)に変換する。なお、キャパシタ44の容量値は互いにほぼ同じであることが好ましい。
図13は、実施例が用いられる補間回路におけるタイミングチャートである。信号φn(φ1からφ5を図示)は、保持回路Bnにおけるスイッチ31aを制御する信号である。信号φs0n(φs03からφs05を図示)は、保持回路Bnにおけるスイッチ31bを制御する信号である。信号φr0nおよびφh0nは、それぞれ保持回路Bnにおけるスイッチ35および34を制御する信号である。信号φd0nは補間データDnを出力する判定回路48に入力するサンプリング信号である。φr0n、φh0nおよびφd0nの例としてφr04、φh04およびφd04を図示している。n=4以外のφr0n、φh0nおよびφd0nは、φnおよびφs0nと同様にnにより一定期間遅延する信号である。例えばφr04はφs04と同じ信号である。φh04はφs06の反転信号と同じ信号である。φd04はφs03と同じ信号である。
電圧V0からV4は、それぞれノードN00からN03の電圧である。V0およびV2のハイレベルはVddであり、V1およびV3のローレベルはグランドである。Doは出力データを示す。
時間t1からt2の期間において、φr04とφh04とがハイレベルであり、保持回路B4のスイッチ34と35とがオンする。これにより保持回路B4のキャパシタ44が充電される。このとき、ノードN02の電圧V2はVddとなり、ノードN03の電圧V3はグランド電位となる。図示していないが、φr03とφh03とがハイレベルとなる期間において、保持回路B3のノードN00の電圧V0はVddとなり、ノードN01の電圧V1はグランド電位となる。時間t3とt5との期間においては、φ3とφs03とがハイレベルとなり、保持回路B3のスイッチ31aと31bとがともにオンする。これにより、保持回路B3のキャパシタ44の電荷が引き抜かれる。時間t5において、電圧V0は入力データS3に相当する電圧となる。時間t4とt6との期間においては、保持回路B4のスイッチ31aと31bとがともにハイレベルとなる。これにより、保持回路B4のキャパシタ44が引き抜かれる。時間t6において、電圧V2は入力データS4に相当する電圧となる。
時間t7とt8との期間においては、保持回路B4のスイッチ35がオフし、スイッチ34がオンする。これにより、ノードN03の電圧V1上昇し、時間t11以降において、電圧V3が入力データS4に相当する電圧となる。同様に、保持回路B3において、時間t13以降において、電圧V1が入力データS3に相当する電圧となる。重み付け回路46は、電圧V1とV3とを重み付けし合成する。時間t12において、φd04がアップすると、判定回路48は、合成された電圧から補間データD4を生成する。
図13にように、信号φn、φs0n、φr0n、φh0nおよびφr0nは、nが1増加するごとに一定期間遅延する信号である。これにより、各保持回路Bnおよび生成回路45は、入力データSnからnに対し連続して補間データDnを生成できる。このような動作をタイムインターリーブ動作という。
比較例においては、図9に示すように、補間データD4に相当するスイッチ34および35に、入力データS3に相当するスイッチ32と、入力データS4に相当するスイッチ32と、が接続されている。このため、図10に示すように、φh04がローレベルとなる時間t2と、φr04がローレベルとなる時間t10と、の間にφ3のパルスとφ4のパルスとを収める。すなわち、時間t2とt10との間に、φ3をロー、ハイ、ローとし、φ3より遅れてφ4をロー、ハイ、ローとする。
一方、実施例が用いられる補間回路においては、図12に示すように、保持回路B4のスイッチ34および35には、スイッチ32のうち入力データS4に相当するスイッチ32のみが接続されている。このため、図13に示すように、φh04がローレベルとなる時間t2と、φr04がローレベルとなる時間t10と、の間にφ4のパルスが収まればよい。すなわち、時間t2とt10との間に、φ4をロー、ハイ、ローとすればよい。高速化が進むとφnのパルス幅をφh0nおよびφr0nのパルス幅に対し狭くすることが難しくなる。実施例1によれば、比較例に比べ、パルス幅のマージンを大きくできる。よって、より高速化に対応することができる。
実施例が用いられる補間回路によれば、図12および図13のように、複数の保持回路Bnは、時系列に入力される複数の入力データをそれぞれ保持する。生成回路45の重み付け回路46は、複数の保持回路Bnのうち時系列に隣接する保持回路Bnに保持された入力データを補間コードに基づき重み付けし合成する。生成回路45の判定回路48は、合成されたデータから補間データを生成する。例えば、判定回路48は、重み付け回路46の出力と参照値とを比較し、ハイかローかを判定することにより補間データのデジタルデータを生成する。このように、異なる時間の入力データを保持回路Bnが保持し、生成回路45が保持された入力データと補間コードとに基づき補間データを生成する。これにより、図9に示すスイッチ41および42が不要になる。よって、スイッチ41および42によるインピーダンス増加が抑制され信号損失を抑制することができる。また、スイッチ41、42およびキャパシタ43を各スライス47に設けないため、回路面積を縮小できる。さらに、図13において説明したように、時間t2とt10との間に1つのφnが入ればよいため、パルス幅のマージンを大きくできる。これにより、回路の高速化が可能となる。
複数の保持回路Bnのそれぞれは、入力データSnの電圧に対応する電荷を蓄積するキャパシタ44を備える場合について説明したが、複数の保持回路Bnは入力データを保持すればよい。キャパシタ44を用いる場合、複数のキャパシタ44の容量値を互いに同じとすることにより、簡単に補間データを生成できる。
図12に示すように、保持回路Bnは、複数のスイッチ34は、複数のキャパシタ44の一端とVddとの間に直列に接続されている。複数のスイッチ35は、複数のキャパシタ44の他端とグランドとの間にそれぞれ直列に接続されている。複数のスイッチ32(第3スイッチ)は、複数のキャパシタ44の一端に複数の入力データSnのそれぞれに対応する電流を印加する。これにより、キャパシタ44は、入力データSnに対応する電荷を蓄積できる。
図13に示すように、それぞれのキャパシタ44に対応し、スイッチ34がオフ(φh0nがロー)かつスイッチ35がオン(φr0nがハイ)の間に、スイッチ32のオン期間(φnがハイの期間)が含まれる。このように、時間t2とt10との間に1つのφnが入ればよい。
このように、生成回路45は、重み付け回路46と判定回路48を備えている。以下に、重み付け回路46と判定回路48とを有する生成回路45を小型化可能な実施例について説明する。
図14は、実施例1に係る電子回路を示す回路図である。図14を参照し、生成回路45は、判定回路60および重み付け回路78を備えている。判定回路60は、例えばラッチ回路である。重み付け回路78は、トランジスタ61および電流源62を備えている。判定回路60は、インバータ80aおよび80b(第1インバータおよび第2インバータ)を有している。各インバータ80aおよび80bは、それぞれn型FET(Field Effect Transistor)63aおよび63b、p型FET64aおよび64bを備えている。FET63aとFET64aとのドレインは共通に接続されインバータ80aの出力ノードとなる。FET63aとFET64aとのゲートは共通に接続されインバータ80aの入力ノードとなる。FET63aおよび64aのソースはそれぞれノードN10aおよび電源Vdd(第1電源)に接続される。インバータ80bも同様である。
インバータ80aの出力ノードはインバータ80bの入力ノードに接続される。インバータ80bの出力ノードはインバータ80aの入力ノードに接続される。各インバータ80aおよび80bの出力ノードは、それぞれ生成回路45の出力端子70aおよび70bに接続される。1対の出力端子70aおよび70bは相補的な信号を出力する。スイッチ68は、φdの反転信号(図12および13におけるφn04の反転信号)がハイレベル(φdがローレベル)となると、オンし、出力端子70aおよび70bの判定回路60に保持されたデータを出力する。スイッチ69は、オフすることにより、生成回路45を活性化させるスイッチである。
トランジスタ61は、4つのn型FET65aから65d(第1から第4トランジスタ)を備えている。FET65aおよび65bのドレイン(第1端子)は共通にノードN10a(第1ノード)に接続される。FET65cおよび65dのドレインは共通にノードN10b(第2ノード)に接続される。FET65aおよび65cのソース(第2端子)は共通にノードN11b(第4ノード)に接続される。FET65bおよび65dのソースは共通にノードN11a(第3ノード)に接続される。FET65aから65dのゲート(制御端子)には、それぞれ電圧信号V1p、V2p、V1mおよびV2mが入力する。電圧V1pおよびV2pは、例えば図12および図13におけるそれぞれ電圧V1およびV3である。電圧V1mおよびV2mは電圧V1pおよびV2pの反転信号である。
電流源62は、複数のスライス66a(第1スイッチ)および66b(第2スイッチ)を有している。スライス66a毎に、ノードN11aとグランド(第2電源:電源Vddと異なる電圧を供給する電源)とを接続するスイッチ67aが設けられている。すなわち、ノードN11aとグランドとの間に複数のスイッチ67aが並列接続されている。スライス66b毎に、ノードN11bとグランドとを接続するスイッチ67bが設けられている。すなわち、ノードN11bとグランドとの間に複数のスイッチ67bが並列接続されている。スイッチ67aおよび67bは、信号φdに同期してオンする。ここで、信号φdは、例えば図12および図13のφd0nに対応する。重み付け回路78には、変更可能な係数k(例えば補間コード)が入力する。可変係数kに基づきスイッチ67aおよび67bのうちオンするスイッチが設定されている。
例えば、スライス66aおよび66bがそれぞれNc個設けられている場合、スライス66aのうち係数k(kは0から1)×Nc個のスライスのスイッチ67aがφdに同期する。他のスライスのスイッチ67aはφdに関係なくオフである。スライス66bのうち(1−k)×Nc個のスライスのスイッチ67bがφdに同期する。他のスライスのスイッチ67bはφdに関係なくオフである。
FET65aから65dの電流電圧特性が線形的とすると、ノードN10aを流れる電流Iaは、A0×((1−k)×Sn−1+k×Sn)+I0となる。一方、ノードN10bを流れる電流Ibは、−A0×((1−k)×Sn−1+k×Sn)+I0となる。ここで、A0は一定係数、I0は、Vp1およびVp2(またはVm1およびVmp)が0のときノードN10b(またはノードN10bを流れる電流である。よって、判定回路60が、ノードN10aの電位とノードN10bの電位とを比較することにより、(1−k)×Sn−1+k×Snがハイかローかを判定できる。これにより、Dn=(1−k)×Sn−1+k×SnをA/D変換したデジタル信号である補間データが生成される。このように図12の補間回路に実施例1の生成回路45を用いることにより、比較例と同様な補間回路の処理を行なうことができる。
図15は、実施例2に係る電子回路を示す回路図である。図15を参照し、生成回路45aにおいて、電流源62は、スイッチ71aおよび71b、FET72aおよび72b並びに可変電源73aおよび73bを備えている。FET72a(第5トランジスタ)のドレイン(第1端子)はスイッチ71aを介しノードN11aに接続されている。FET72b(第6トランジスタ)のドレインはスイッチ71bを介しノードN11bに接続されている。スイッチ71aおよび71bはφdに同期してオンまたはオフする。FET72aおよび72bのソース(第2端子)はグランドに接続されている。FET72aおよび72bのゲートには、それぞれ可変電源73aおよび73bから制御信号(第1制御信号および第2制御信号)が入力する。可変電源73aおよび73bの電圧を係数kに基づき制御する。これにより、ノード11aおよび11bを流れる電流を実施例1の電流源62と同様に変化させることができる。その他の構成は実施例1の図14と同じであり説明を省略する。
図16は、実施例3に係る電子回路を示す回路図である。図16を参照し、生成回路45bにおいて、電流源62は、FET72aおよび72b、可変容量77aおよび77b、キャパシタ75aおよび75bおよびアンプ76を備えている。FET72aおよび72bのドレインは、それぞれノードN11aおよびN11bに接続されている。FET72aおよび72bのソースはグランドに接続されている。FET72aおよび72bのゲートとグランドとの間にそれぞれ可変容量77aおよび77bが接続されている。さらにFET72aおよび72bのゲートとアンプ76の出力との間にはそれぞれキャパシタ75aおよび75bが接続されている。アンプ76は、φdを増幅して出力する。キャパシタ75aと可変容量77aとはアンプ76の出力電圧をキャパシタ75aと可変容量77aとの容量値比で分割しFET72aのゲートに印加する。キャパシタ75bと可変容量77bとはアンプ76の出力電圧をキャパシタ75bと可変容量77bとの容量値比で分割しFET72bのゲートに印加する。可変容量77aおよび77bの容量値を係数kに基づき制御することにより、実施例1の電流源62と同様に、ノード11aおよび11bを流れる電流を補間コードに基づき変化させることができる。その他の構成は実施例1の図14と同じであり説明を省略する。
図17は、実施例4に係る電子回路を示す回路図である。図17を参照し、生成回路45cにおいて、重み付け回路78は、複数のスライス66a(第1スライス回路)および複数のスライス66b(第2スライス回路)を備えている。各スライス66aは、FET65aおよび65c並びにスイッチ67aを備えている。複数のスライス66aにおいて、FET65aのドレインは、共通にノードN10aに接続されている。FET65aのゲートには共通に信号V1pが入力する。FET65aのソースは、スライス66aごとにノードN11aに接続されている。FET65cのドレインは、共通にノードN10bに接続されている。FET65cのゲートには共通に信号V1mが入力する。FET65cのソースは、スライス66aごとにノードN11aに接続されている。スイッチ67aは、スライス66aごとにノードN11aとグランドとの間に接続されている。
各スライス66bは、FET65bおよび65d並びにスイッチ67bを備えている。複数のスライス66bにおいて、FET65bのドレインは、共通にノードN10aに接続されている。FET65bのゲートには共通に信号V2pが入力する。FET65bのソースは、スライス66bごとにノードN11bに接続されている。FET65dのドレインは、共通にノードN10bに接続されている。FET65dのゲートには共通に信号V2mが入力する。FET65dのソースは、スライス66bごとにノードN11bに接続されている。スイッチ67bは、スライス毎にノードN11bとグランドとの間に接続されている。
係数kに基づき、例えばスライス66aのうちNc×k個のスライス66aのスイッチ67aがオンし、他のスライス66aのスイッチ67aがオフする。例えばスライス66bのうちNc×(1−k)個のスライス66bのスイッチ67bがオンし、他のスライス66bのスイッチ67bがオフする。こにより、実施例1と同様に(1−k)×Sn−1+k×Snの判定が可能となる。判定回路60の構成は、実施例1の図14と同じであり、説明を省略する。
さらに、実施例4においては、FET65aから65dがスライス66aおよび66bごとに設けられているため、実施例1に比べ、ノードN10aおよびN10bを流れる電流IaおよびIbを調整しやすくなる。
図18は、実施例5に係る電子回路を示す回路図である。図18を参照し、生成回路45dにおいて、判定回路60は、ラッチ回路83、負荷82aおよび82bを備えている。負荷82a(第3負荷)の一端が電源Vdd、他端がノードN10aに接続されている。負荷82b(第4負荷)の一端が電源Vdd、他端がノードN10bに接続されている。ノードN10aおよびN10bはラッチ回路83の入力端子に接続されている。ラッチ回路83は、スイッチ67aおよび67bをオンする信号φdより遅れた信号φd2に同期してノードN10aおよびN10bの電圧を保持する。ラッチ回路83の出力端子70aおよび70bから出力信号が出力される。トランジスタ61の構成は実施例1の図14と同じであり説明を省略する。電流源62において、スイッチ67aおよび67bとグランドとの間に電流源72aおよび72bが接続されている。その他の構成は、実施例1の図14と同じであり説明を省略する。
図19は、実施例6に係る電子回路を示す回路図である。図19を参照し、生成回路45eにおいて、判定回路60は、ラッチ回路83、n型FET84aおよび84bを備えている。ノードN10aと電源Vddとの間にFET84aが接続されている。ノード10bと電源Vddとの間にFET84bが接続されている。FET84aおよび84bのゲートにはクロック信号φdが入力する。
ラッチ回路83は、p型FET85a、85bおよび88、n型FET86a、86b、87aおよび87bを備えている。FET85aおよび86aはインバータ89a(第1インバータ)を、FET85bおよび86bはインバータ89b(第2インバータ)を形成する。FET87aは、FET86aと並列に接続される。すなわち、ソースが共通に接続され、ドレインが共通に接続される。FET87aのゲート(制御端子)はノードN10aに接続される。FET87bは、FET86bと並列に接続される。FET87bのゲートはノードN10bに接続される。FET88は、FET85aおよび85bのソースと電源Vddとの間に接続され、ゲートにクロック信号φdの補信号が入力される。トランジスタ61および電流源62の構成は実施例1の図14と同じであり説明を省略する。
ノードN10aおよびN10bの電位により、インバータ89aおよび89bのバランスが変化する。これにより、ノードN10aおよびN10bを流れる電流を比較することにより、補間データの判定が可能となる。クロック信号φdがハイのとき生成回路45eは活性となる。
実施例1から6によれば、重み付け回路78は、信号V1p(第1入力信号)と信号V2p(第2入力信号)とを係数kに基づき重み付けし合成した電流Ia(第1電流)を生成する。また、重み付け回路78は、信号V1pの反転信号である信号V1m(第1反転信号)と信号V2pの反転信号である信号V2m(第2反転信号)とを係数kに基づき重み付けし合成した電流Ib(第2電流)を生成する。判定回路60は、電流Iaと電流Ibとを比較することにより、出力信号をデジタル信号として判定する。これにより、図12の補間回路に用いる判定回路の小型化が可能となる。このように、データの重み付けと判定とを行なう回路の小型化が可能となる。
また、実施例1から3、5および6において、ノードN11aには、FET63bと63cのソースが共通に接続され、ノード11bには、FET63bと63cのソースが共通に接続されている。電流源62は、ノードN11aを流れる電流と、ノードN11bを流れる電流と、の比を係数kに基づき変更する。このように、FET65aから65dのテール電流を係数kにより変更する。これにより、ノードN10aおよびN10bに、それぞれ電流IaおよびIbを流すことができる。
さらに、電流源62は、ノードN11aとグランドとの間に並列接続される第1負荷と、ノードN11bとグランドとの間に並列接続される第2負荷と、を含む。第1負荷と第2負荷とのインピーダンスの比を、係数kに基づき変更する。これにより、FET65aから65dのテール電流を係数kにより変更することができる。
実施例1においては、図14のように、第1負荷は、複数のスイッチ67aを備え、第2負荷は、複数のスイッチ67bを備えている。複数のスイッチ67aうちオンするスイッチ67aと、複数の第2スイッチ67bのうちオンするスイッチ67bと、の個数比が係数kに基づき変更される。これにより、係数kに基づき第1負荷と第2負荷との比を変更できる。
実施例2および3においては、図15および16のように、第1負荷はFET67aを備え、第2負荷はFET67bを備える。FET67aおよび67bに入力される制御信号の比が可数kに基づき変更される。これにより、係数kに基づき第1負荷と第2負荷とのインピーダンス比を変更できる。また、制御信号の電圧比により電流比を制御するため、高精度な制御が可能となる。
実施例4においては、図17のように、複数のスライス66aのうちスイッチ67aをオンするスライス66aと、複数のスライス66bのうちスイッチ67bをオンするスライス66bと、の個数の比が係数に基づき変更される。これにより、係数kに基づきノードN10aおよびN10bを流れる電流IaおよびIbの比を変更できる。
実施例1から4においては、図14から図17のように、判定回路60はインバータ80aおよび80bを有する双安定回路を備える。インバータ80aにおいて、第1電源端子がVddに接続され、第2電源端子がノードN10aに接続されている。インバータ80bにおいて、第1電源端子がVddに接続され、第2電源端子がノードN10bに接続されている。これにより、ノードN10aおよびN10bを流れる電流比により、双安定回路の2つのノードがハイまたはローとなる。よって、ノードN10aおよびN10bを流れる電流比に基づき、出力信号のハイまたはローを判定できる。
実施例5および6においては、図18および図19のように、判定回路60がノードN10aとノードN10bとの電位を比較することにより、出力信号のハイまたはローを判定する。このように、電流IaとIbとの比較を電位によって行なってもよい。
実施例6においては、図19のように、インバータ89aの1つのFET86aと並列に接続されたFET87aのゲートにノードN10aが接続されている。インバータ89bの1つのFET86bと並列に接続されたFET87bのゲートにノードN10bが接続されている。これにより、ノードN10aとN10bとの電位のアンバランスが双安定回路の双安定点の電位をアンバランスにし、出力信号のハイまたはローを判定できる。
実施例1から6におけるFETはn型とp型とを適宜変更してもよい。FET65aから65dの大きさ(例えばゲート幅)はほぼ同じであることが好ましい。スイッチ67aおよび67bのオン抵抗は全てほぼ同じであることが好ましい。
また、実施例1から6の電子回路を補間回路に用いる例を説明したが、補間回路以外に用いてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)第1入力信号と第2入力信号とを変更可能な係数に基づき重み付けし合成した第1電流を生成し、前記第1入力信号の反転信号である第1反転信号と前記第2入力信号の反転信号である第2反転信号とを前記係数に基づき重み付けし合成した第2電流を生成する重み付け回路と、前記第1電流と前記第2電流とを比較することにより、出力信号を判定する判定回路と、を具備することを特徴とする電子回路。
(付記2)前記重み付け回路は、第1端子が第1電源に接続された第1ノードに接続され、制御端子に前記第1入力信号が入力する第1トランジスタと、第1端子が前記第1ノードに接続され、制御端子に前記第2入力信号が入力する第2トランジスタと、第1端子が前記第1電源に接続された第2ノードに接続され、制御端子に前記第1反転信号の反転信号が入力する第3トランジスタと、第1端子が前記第2ノードに接続され、制御端子に前記第2反転信号が入力する第4トランジスタと、前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタの第2端子が共通に接続される第3ノードを流れる電流と、前記第2トランジスタおよび前記第4トランジスタの第2端子が共通に接続される第4ノードを流れる電流と、の比を前記係数に基づき変更する電流源と、を備えることを特徴とする付記1記載の電子回路。
(付記3)前記電流源は、前記第3ノードと前記第1電源とは異なる電圧を供給する第2電源との間に接続された第1負荷と、前記と前記第2電源との間に接続された第2負荷と、を備え、前記第1負荷と前記第2負荷とのインピーダンスの比は、前記係数に基づき変更されることを特徴とする付記2記載の電子回路。
(付記4)前記第1負荷は、前記第3ノードと前記第2電源との間に並列接続された複数の第1スイッチを備え、前記第2負荷は、前記第4ノードと前記第2電源との間に並列接続された複数の第2スイッチを備え、前記複数の第1スイッチうちオンする第1スイッチと、前記複数の第2スイッチのうちオンする第1スイッチと、の比が前記係数に基づき変更されることを特徴とする付記3記載の電子回路。
(付記5)前記第1負荷は、第1端子が前記第3ノードに接続され、第2端子が前記第2電源に接続され、制御端子に第1制御信号が入力する第5トランジスタを備え、前記第2負荷は、第1端子が前記第4ノードに接続され、第2端子が前記第2電源に接続され、制御端子に第2制御信号が入力する第6トランジスタを備え、前記第1制御信号と前記第2制御信号との比が前記係数に基づき変更されることを特徴とする付記3記載の電子回路。
(付記6)前記重み付け回路は、複数の第1スライス回路と、複数の第2スライス回路と、を備え、各第1スライス回路は、第1端子が第1電源に接続された第1ノードに接続され、制御端子に前記第1入力信号が入力する複数の第1トランジスタと、第1端子が前記第1電源に接続された第2ノードに接続され、制御端子に前記第1反転信号の入力する第3トランジスタと、前記第1トランジスタと前記第3トランジスタとの第2端子が共通に接続された第3ノードと、記第1電源と異なる電圧を供給する第2電源と、間に接続された第1スイッチと、を含み、各第2スライス回路は、第1端子が前記第1ノードに接続され、制御端子に前記第2入力信号が入力する複数の第2トランジスタと、第1端子が前記第2ノードに接続され、制御端子に前記第2反転信号が入力する第4トランジスタと、前記第2トランジスタと前記第4トランジスタとの第2端子が共通に接続された第4ノードと、前記第2電源と、間に接続された第2スイッチと、含み、前記複数の第1スライス回路のうち第1スイッチをオンする第1スライス回路と、前記複数の第2スライス回路のうち第2スイッチをオンする第2スライス回路と、の比が前記係数に基づき変更されることを特徴とする付記1記載の電子回路。
(付記7)前記判定回路は、第1電源端子が前記第1電源に接続され、第2電源端子が前記第1ノードに接続された第1インバータと、第1電源端子が前記第1電源に接続され、第2電源端子が前記第2ノードに接続された第2インバータと、を有する双安定回路を備えることを特徴とする付記1から6のいずれか一項記載の電子回路。
(付記8)前記判定回路は、一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第1ノードに接続された第3負荷と、一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第3ノードに接続された第4負荷と、を備え、記第1ノードと前記第2ノードとの電位を比較することにより、出力信号を判定することを特徴とする付記1から6のいずれか一項記載の電子回路。
(付記9)前記判定回路は、第1インバータと第2インバータとを有する双安定回路を備え、前記第1インバータの1つのトランジスタと並列に接続されたトランジスタの制御端子に前記第1ノードが接続され、前記第2インバータの1つのトランジスタと並列に接続されたトランジスタの制御端子に前記第2ノードが接続されることを特徴とする付記8記載の電子回路。
12 補間回路
13 サンプリング回路
16 検出回路
32−35 スイッチ
44 キャパシタ
45 生成回路
46 重み付け回路
48 判定回路
60 判定回路
61 トランジスタ
62 電流源
65 FET
78 重み付け回路
100 受信回路

Claims (8)

  1. 第1入力信号と第2入力信号とを変更可能な係数に基づき重み付けし合成した第1電流を生成し、前記第1入力信号の反転信号である第1反転信号と前記第2入力信号の反転信号である第2反転信号とを前記係数に基づき重み付けし合成した第2電流を生成する重み付け回路と、
    前記第1電流と前記第2電流とを比較することにより、出力信号のハイおよびローを判定する判定回路と、
    を具備することを特徴とする電子回路。
  2. 前記重み付け回路は、
    第1端子が第1電源に接続された第1ノードに接続され、制御端子に前記第1入力信号が入力する第1トランジスタと、
    第1端子が前記第1ノードに接続され、制御端子に前記第2入力信号が入力する第2トランジスタと、
    第1端子が前記第1電源に接続された第2ノードに接続され、制御端子に前記第1反転信号が入力する第3トランジスタと、
    第1端子が前記第2ノードに接続され、制御端子に前記第2反転信号が入力する第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタの第2端子が共通に接続される第3ノードを流れる電流と、前記第2トランジスタおよび前記第4トランジスタの第2端子が共通に接続される第4ノードを流れる電流と、の比を前記係数に基づき変更する電流源と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の電子回路。
  3. 前記電流源は、
    前記第3ノードと前記第1電源とは異なる電圧を供給する第2電源との間に接続された第1負荷と、前記第4ノードと前記第2電源との間に接続された第2負荷と、を備え、前記第1負荷と前記第2負荷とのインピーダンスの比は、前記係数に基づき変更されることを特徴とする請求項2記載の電子回路。
  4. 前記第1負荷は、前記第3ノードと前記第2電源との間に並列接続された複数の第1スイッチを備え、
    前記第2負荷は、前記第4ノードと前記第2電源との間に並列接続された複数の第2スイッチを備え、
    前記複数の第1スイッチうちオンする第1スイッチと、前記複数の第2スイッチのうちオンする第スイッチと、の比が前記係数に基づき変更されることを特徴とする請求項3記載の電子回路。
  5. 前記第1負荷は、第1端子が前記第3ノードに接続され、第2端子が前記第2電源に接続され、制御端子に第1制御信号が入力する第5トランジスタを備え、
    前記第2負荷は、第1端子が前記第4ノードに接続され、第2端子が前記第2電源に接続され、制御端子に第2制御信号が入力する第6トランジスタを備え、
    前記第1制御信号と前記第2制御信号との比が前記係数に基づき変更されることを特徴とする請求項3記載の電子回路。
  6. 第1入力信号と第2入力信号とを変更可能な係数に基づき重み付けし合成した第1電流を生成し、前記第1入力信号の反転信号である第1反転信号と前記第2入力信号の反転信号である第2反転信号とを前記係数に基づき重み付けし合成した第2電流を生成する重み付け回路と、
    前記第1電流と前記第2電流とを比較することにより、出力信号を判定する判定回路と、
    を具備し、
    前記重み付け回路は、複数の第1スライス回路と、複数の第2スライス回路と、を備え、
    各第1スライス回路は、
    第1端子が第1電源に接続された第1ノードに接続され、制御端子に前記第1入力信号が入力する複数の第1トランジスタと、
    第1端子が前記第1電源に接続された第2ノードに接続され、制御端子に前記第1反転信号の入力する第3トランジスタと、
    前記第1トランジスタと前記第3トランジスタとの第2端子が共通に接続された第3ノードと、前記第1電源と異なる電圧を供給する第2電源と、間に接続された第1スイッチと、
    を含み、
    各第2スライス回路は、
    第1端子が前記第1ノードに接続され、制御端子に前記第2入力信号が入力する複数の第2トランジスタと、
    第1端子が前記第2ノードに接続され、制御端子に前記第2反転信号が入力する第4トランジスタと、
    前記第2トランジスタと前記第4トランジスタとの第2端子が共通に接続された第4ノードと、前記第2電源と、間に接続された第2スイッチと、
    含み、
    前記複数の第1スライス回路のうち第1スイッチをオンする第1スライス回路と、前記複数の第2スライス回路のうち第2スイッチをオンする第2スライス回路と、の比が前記係数に基づき変更されることを特徴とする電子回路
  7. 前記判定回路は、第1電源端子が前記第1電源に接続され、第2電源端子が前記第1ノードに接続された第1インバータと、第1電源端子が前記第1電源に接続され、第2電源端子が前記第2ノードに接続された第2インバータと、を有する双安定回路を備えることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項記載の電子回路。
  8. 前記判定回路は、
    一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第1ノードに接続された第3負荷と、
    一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第ノードに接続された第4負荷と、
    を備え、
    前記第1ノードと前記第2ノードとの電位を比較することにより、出力信号を判定することを特徴とする請求項から6のいずれか一項記載の電子回路。
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