JP6075065B2 - 洗濯機 - Google Patents

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本発明は、衣類を洗濯する洗濯機に関する。
泡を有効に利用して、衣類を効果的に洗濯する洗濯機が開発されている(特許文献1参照)。泡膜は、高濃度の界面活性剤を含むので、上述の洗濯機は、衣類と泡とを接触させ、衣類の汚れを効果的に除去することができる。
特開2010−172547号公報
泡は、衣類の表面に接触する。したがって、衣類の表面に付着した汚れは、泡によって、効果的に除去される。しかしながら、衣類の繊維間に存在する汚れは、泡の接触によっては十分に除去されない。
本発明は、泡を用いて、衣類の繊維間に存在する汚れを除去することができる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る洗濯機は、衣類が収容される収容槽と、前記衣類を洗浄するための泡が生成される生成空間を規定する筐体を含む泡生成部と、前記収容槽と前記泡生成部とに洗剤を含む液体を供給する供給部と、前記泡生成部へ空気を送る送風部と、を備える。前記供給部が、前記収容槽と前記泡生成部とに前記液体を供給している間、前記供給部が、前記収容槽と前記泡生成部とに前記液体を供給している間、前記送風部は、前記空気を送り出し、前記生成空間内で前記泡を生成し、且つ、前記泡を前記収容槽へ送り込む。
上記構成によれば、供給部は、洗剤を含む液体を、衣類が収容される収容槽と、泡が生成される生成空間を規定する筐体を含む泡生成部と、に供給する。この間、送風部は、空気を泡生成部に送る。この結果、生成空間内で、泡が発生する。送風部は、泡を収容槽へ送り込む。泡は、衣類に接触し、衣類の表面に付着した汚れを除去する。供給部から収容槽へ直接的に供給された液体は、衣類に降り注ぎ、泡膜が含む洗剤成分を衣類へ浸透させる。この結果、衣類の繊維間に存在する汚れも効果的に除去されることとなる。
上記構成において、前記供給部は、前記液体を前記生成空間へ前記液体を供給し、前記筐体内において液層と空気層とを作り出してもよい。前記送風部は、前記空気層を通じて、前記液層に向けて空気を送り出してもよい。
上記構成によれば、供給部からの液体の供給によって、液層及び空気層が筐体内に作り出される。送風部は、空気層を通じて、液層に空気を送り出すので、大きな泡が筐体内に形成される。したがって、衣類は、大きな泡によって効率的に洗浄される。
上記構成において、前記筐体には、前記空気層に繋がる送風口が形成されてもよい。前記送風部は、送風ファンと、該送風ファンから前記送風口へ前記空気を案内する第1案内管と、を含んでもよい。
上記構成によれば、第1案内管は、送風ファンから送風口へ空気を適切に案内することができる。送風口は、空気層に繋がるので、空気は、大きな風量で空気層を通過し、液層と空気層との境界に衝突する。この結果、大きな泡が筐体内に即座に形成される。したがって、衣類は、大きな泡によって効率的に洗浄される。
上記構成において、前記第1案内管及び前記送風口は、前記空気を下方に方向付けてもよい。
上記構成によれば、第1案内管及び送風口は、空気を下方に方向付けるので、空気は、空気層を通過し、液層と空気層との境界に衝突する。この結果、大きな泡が筐体内に形成される。したがって、衣類は、大きな泡によって効率的に洗浄される。
上記構成において、洗濯機は、前記洗剤が収容される洗剤収容部と、前記洗剤収容部を通じて、前記収容槽へ水を案内する給水管と、を含む給水部を更に備えてもよい。前記供給部は、前記水を、前記筐体へ送り出すポンプを含んでもよい。
上記構成によれば、水は、洗剤収容部を通過するので、水及び洗剤は、給水管によって案内され、収容槽へ至る。ポンプは、その後、水及び洗剤を筐体へ送り出すので、筐体内に液層及び空気層が形成される。送風部は、空気層を通じて、液層と空気層との境界に空気を送り出すので、大きな泡が筐体内に形成される。したがって、衣類は、大きな泡によって効率的に洗浄される。また、水及び洗剤は、収容槽から筐体へ送り出されるので、洗剤を含む水は別途用意される必要はない。したがって、筐体内のスペースは有効に利用され、且つ、洗濯機は、廉価に製造され得る。
上記構成において、前記供給部は、前記ポンプから揚水された前記水を案内する主管と、該主管から分岐し、前記水を前記筐体へ案内する第1枝管と、前記主管から分岐し、前記水を前記収容槽へ直接的に案内する第2枝管と、を有する分岐管を含んでもよい。
上記構成によれば、水が第1枝管を通じて筐体へ流入するならば、大きな泡が収容槽へ供給される。水が第2枝管を通じて収容槽へ流入するならば、収容槽内の衣類は適切に湿らされる。したがって、第1枝管及び第2枝管を用いて、泡と衣類との接触処理及び泡に含まれる洗剤の衣類への浸透処理が適切に行われることとなる。
本発明に係る洗濯機は、泡を用いて、衣類の繊維間に存在する汚れを除去することができる。
第1実施形態の例示的な洗濯機の概略的なブロック図である。 図1に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図1に示される洗濯機の概略的な断面図である。 図1に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図1に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図1に示される洗濯機の泡生成部の概略的な断面図である。 図6に示される泡生成部の筐体の概略的な断面図である。 図7に示される筐体の概略的な斜視断面図である。 図7に示される筐体の概略的な拡大図である。 図1に示される洗濯機の案内カバーの概略的な拡大図である。 図1に示される洗濯機の循環ポンプの回転数に対する制御構造を表す概略的なブロック図である。 図1に示される洗濯機の概略的なブロック図である。 図1に示される洗濯機の例示的な動作プログラムの概念図である。 図1に示される洗濯機の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、例示的な洗濯機が説明される。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とする。したがって、これらの用語は、洗濯機の原理を何ら限定するものではない。以下に開示される洗濯機は、衣類を洗濯する洗濯機能だけでなく、衣類を乾燥する乾燥機能を有する。代替的に、衣類処理装置は、乾燥機能を有さない洗濯機であってもよい。
<第1実施形態>
<洗濯機>
図1は、第1実施形態の洗濯機100の概略的なブロック図である。図1を参照して、洗濯機100が説明される。尚、図1に示される実線矢印は、水の流れを表す。図1に示される点線矢印は、空気の流れを表す。図1に示される鎖線矢印は、制御信号の伝達経路を表す。
洗濯機100は、主筐体200と、制御部300と、給水機構400と、洗濯機構500と、循環機構600と、乾燥機構700と、を備える。主筐体200は、制御部300と、給水機構400と、洗濯機構500と、循環機構600と、乾燥機構700と、を収容する。制御部300は、給水機構400と、洗濯機構500と、循環機構600と、乾燥機構700と、を制御する。
洗濯機100は、衣類を洗う洗い工程と、衣類を濯ぐ濯ぎ工程と、衣類を脱水する脱水工程と、衣類を乾燥する乾燥工程と、を順次実行してもよい。
洗濯機構500は、衣類が収容される収容槽510と、収容槽510を駆動するモータ520と、を備える。モータ520は、制御部300の制御下で、収容槽510を駆動する。洗い工程において、収容槽510は、洗剤を含む液体中で、衣類を攪拌する。この結果、衣類は、適切に洗浄される。濯ぎ工程において、収容槽510は、洗い工程よりも低い洗剤濃度を有する水中で衣類を攪拌する。また、濯ぎ工程において、収容槽510への給水及び収容槽510からの排水が繰り返される。この結果、洗剤は、衣類から適切に取り除かれる。脱水工程において、収容槽510は、遠心力を利用して、衣類から脱水する。この結果、衣類の乾燥が促進される。乾燥工程において、収容槽510に乾燥空気が供給される。乾燥空気の湿度は低く、且つ、温度は高いので、衣類は収容槽510内で適切に乾燥される。乾燥空気が供給されている間、収容槽510は、衣類を攪拌する。この結果、衣類は、適切に乾燥されることとなる。
給水機構400は、上述の洗い工程及び濯ぎ工程において、収容槽510に水を供給する。給水機構400は、蛇口に接続される給水口410と、切替弁420と、洗剤が収容される洗剤収容部430と、を備える。給水口410に供給された水は、切替弁420に至る。切替弁420は、収容槽510に水が直接的に向かう第1給水経路421と、洗剤収容部430を通じて収容槽510に水が供給される第2給水経路422と、の間で、給水経路を切り替える。第1給水経路421は、例えば、濯ぎ工程において用いられてもよい。この結果、水道水が収容槽510に直接的に供給される。第2給水経路422は、例えば、洗い工程に用いられてもよい。切替弁420が第2給水経路422を開くと、水は、洗剤収容部430に流入する。洗剤収容部430内において、水及び洗剤が混合される。この結果、洗剤を含有する水が、収容槽510に流入する。本実施形態において、第2給水経路422を規定する管路は、給水管として例示される。給水機構400は、給水部として例示される。
循環機構600は、循環ポンプ610と、泡生成部620と、を備える。循環機構600は、上述の洗い工程及び濯ぎ工程において、循環ポンプ610と収容槽510との間で水を循環させてもよい。本実施形態において、循環機構600は、循環ポンプ610と収容槽510との間での水の循環のために、第1循環経路611と第2循環経路612とを備える。第1循環経路611が用いられるとき、水は、泡生成部620を通じて、収容槽510に流入する。第2循環経路612が用いられるとき、水は、循環ポンプ610から収容槽510へ直接的に送られる。単一のポンプ610によって、水は、泡生成部620及び収容槽510に送られるので、主筐体200内のスペースは有効に利用され、且つ、洗濯機100は、廉価に製造され得る。加えて、単一のポンプ610の使用は、主筐体200内のレイアウト設計の自由度の増大に帰結する。
泡生成部620は、泡を生成する。泡生成部620によって生成された泡は、収容槽510に送られる。泡を形成する泡膜は、高濃度の界面活性剤を含有するので、収容槽510内の衣類は、泡との接触によって、効果的に洗浄されることとなる。
本実施形態において、循環ポンプ610は、制御部300の制御下で、回転数を変動させる。循環ポンプ610が、高い回転数で動作している間、水は、主に第1循環経路611を通じて、収容槽510に流入する。循環ポンプ610が、低い回転数で動作している間、水は、第2循環経路612を通じて、収容槽510に流入する。制御部300が循環ポンプ610の回転数を調整し、揚水量を変化させることによって、第1循環経路611と第2循環経路612との間での循環経路の切替が適切に行われる。代替的に、水の循環経路の切替のために、切替弁や、水の流れ方向を選択的に規定することができる他の要素が用いられてもよい。
乾燥機構700は、収容槽510から送り出された空気を受けるエアフィルタ710と、エアフィルタ710を通過した空気と熱を交換する熱交換部720と、熱交換部720を通過した空気を送り出す送風ファン730と、送風ファン730から送り出された空気の流れ方向を切り換える切替弁740と、を備える。エアフィルタ710は、収容槽510から送り出された空気からリントを除去する。したがって、清浄化された空気が、熱交換部720に流入する。乾燥工程において、制御部300は、熱交換部720を起動させてもよい。熱交換部720は、空気を除湿並びに加熱する。この結果、衣類を乾燥させるのに適した乾燥空気が生成される。制御部300は、洗い工程から脱水工程の間、熱交換部720を停止させてもよい。この結果、熱交換部720は、電力を不必要に消費しない。代替的に、制御部300は、洗い工程において、熱交換部720を起動させてもよい。この結果、熱交換部720から空気に受け渡された熱を利用して、洗剤が活性化されてもよい。本実施形態において、乾燥機構700は、送風部として例示される。
制御部300は、洗い工程及び乾燥工程において、送風ファン730及び切替弁740を動作させる。洗い工程において、切替弁740は、送風ファン730からの空気の流動経路を、泡生成部620へ向かう第1送風経路741に設定する。上述の如く、洗剤を含有する水が循環ポンプ610によって泡生成部620に送り込まれるので、送風ファン730からの空気が泡生成部620に流入すると、泡生成部620内で大きな泡が生成される。本実施形態の泡の生成技術は、約5mm〜約20mmの大きさの泡を効率的に作り出すことを可能にする。
乾燥工程において、切替弁740は、送風ファン730からの空気の流動経路を収容槽510に向かう第2送風経路742に設定する。この結果、上述の乾燥空気は、収容槽510に流入し、衣類を乾燥する。乾燥空気は、その後、収容槽510とエアフィルタ710との間で規定される戻り経路743を通じて、エアフィルタ710に流入する。
図2は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図1及び図2を参照して、洗濯機100が更に説明される。
主筐体200は、前壁210と、前壁210とは反対側の後壁220と、前壁210と後壁220との間で立設された左壁230と、左壁230とは反対側の右壁240と、前壁210、後壁220、左壁230及び右壁240の上縁に囲まれた天壁250と、天壁250とは反対側の底壁260と、を含む。図1を参照して説明された給水口410は、天壁250上で露出している。使用者は、例えば、ホースを用いて、給水口410と蛇口(図示せず)とを接続することができる。
洗濯機100は、前壁210に取り付けられた扉体101を更に備える。扉体101は、前壁210に沿う閉位置と、前壁210から突出した開位置と、の間で回動する。尚、図2に示される扉体101は、開位置に存する。扉体101が開位置に存するとき、収容槽510が規定する投入口511が露出する。使用者は、扉体101を開位置へ回動し、投入口511を通じて、衣類を収容槽510に投入することができる。
図3は、洗濯機100の概略的な断面図である。図1及び図3を参照して、洗濯機100が更に説明される。
収容槽510は、衣類が収容される回転ドラム530と、回転ドラム530が収容される水槽540と、を含む。回転ドラム530は、投入口511を規定する内環壁531と、内環壁531とは反対側の内底壁532と、内環壁531と内底壁532との間の円筒状の内周壁533と、を含む。水槽540は、前壁210と内環壁531との間に配置される外環壁541と、後壁220と内底壁532との間に配置される外底壁542と、外環壁541と外底壁542との間で内周壁533を取り囲む外周壁543と、を含む。本実施形態において、回転ドラム530は、内槽として例示される。水槽540は、外槽として例示される。
モータ520は、駆動力を発生させる本体部521と、駆動力を回転ドラム530へ伝達する駆動シャフト522と、を含む。駆動シャフト522は、外底壁542を貫通し、内底壁532に接続される。
循環機構600は、循環ポンプ610と泡生成部620(図1を参照)とに加えて、排水弁690と、水槽540から循環ポンプ610へ流れる水の経路を規定する上流循環管640と、循環ポンプ610から水槽540へ戻る水の経路を規定する下流循環管650と、主筐体200外への排水経路を規定する排水管660と、を備える。排水弁690は、排水管660に取り付けられる。制御部300(図1を参照)は、排水弁690を制御する。収容槽510と循環ポンプ610との間で水が循環されている間、制御部300は、排水弁690を閉じる。制御部300は、不要となった水を排出するために排水弁690を開く。
下流循環管650は、循環ポンプ610が吐出した水が流入する主管659と、主管659から分岐し、泡生成部620へ接続される第1枝管651と、主管659から分岐し、外環壁541に接続される第2枝管652と、を含む。第1枝管651は、図1を参照して説明された第1循環経路611を規定する。第2枝管652は、図1を参照して説明された第2循環経路612を規定する。制御部300は、循環ポンプ610の揚水量を制御し、第1枝管651を通じた水の循環と、第2枝管652を通じた水の循環と、を選択的に実行してもよい。本実施形態において、下流循環管650は、分岐管として例示される。
乾燥機構700は、エアフィルタ710と熱交換部720と送風ファン730と切替弁740とに加えて、収容槽510から送風ファン730への空気の流動経路を規定する吸気管750と、送風ファン730から送り出される空気の流れを規定する送気管760と、を備える。エアフィルタ710及び熱交換部720は、吸気管750内に配置される。送風ファン730は、吸気管750と送気管760との接続部に配置される。送風ファン730が回転すると、吸気管750内において負圧環境が作り出される一方で、送気管760内において正圧環境が作り出される。
送気管760は、送風ファン730によって送り出された空気を案内する主送気管769と、主送気管769から分岐し、泡生成部620へ空気を導く第1導気管761と、主送気管769から分岐し、空気を収容槽510へ直接的に導く第2導気管762と、を含む。この結果、単一の送風ファン730によって、泡生成部620及び収容槽510への送風が行われることとなる。したがって、主筐体200内のスペースは有効に利用される。加えて、洗濯機100は、廉価に製造され得る。送風ファン730は、泡生成部620へ大きな風量で空気を送り込むことができる。したがって、泡生成部620内で発生する泡は、大きくなる。加えて、泡は、短時間で発生される。
切替弁740は、主送気管769から第1導気管761と第2導気管762とに分岐する分岐点に配置される。第1導気管761は、図1を参照して説明された第1送風経路741を規定する。第2導気管762は、図1を参照して説明された第2送風経路742を規定する。吸気管750は、図1を参照して説明された戻り経路743を規定する。
図4は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図1、図3及び図4を参照して、洗濯機100が更に説明される。
水槽540の外周壁543は、外環壁541が取り付けられる前周壁545と、外底壁542と前周壁545との間に配置される後周壁546と、を含む。泡生成部620は、前周壁545に取り付けられる。図3及び図4には、モータ520によって規定される回転ドラム530の回転軸RXが示されている。本実施形態において、泡生成部620は、回転軸RXよりも上方に配置される。
吸気管750は、前周壁545から上方に突出するベローズ管751と、エアフィルタ710及び熱交換部720を収容する収容ダクト752と、を含む。尚、図4に示される収容ダクト752からは、エアフィルタ710が除去され、熱交換部720が露出している。
送風ファン730が作動すると、ベローズ管751及び収容ダクト752内において、負圧環境が作り出される。この結果、収容槽510内の空気は、ベローズ管751及び収容ダクト752に順次流入する。
図5は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図2、図4及び図5を参照して、洗濯機100が更に説明される。
吸気管750は、蓋部753を更に備える。蓋部753は、エアフィルタ710を主筐体200外に取り出すために収容ダクト752に形成された取出口754(図4を参照)を塞ぐために用いられる。図2に示される如く、蓋部753は、天壁250上で露出する。
送風ファン730は、収容ダクト752に取り付けられる。主送気管769は、送風ファン730と、送風ファン730の下方に配置された切替弁740と、に接続される。第1導気管761は、切替弁740から外底壁542に沿って右方に延び、その後、外周壁543に沿って、前方へ延びる。最終的に、第1導気管761は、泡生成部620に接続される。第2導気管762は、切替弁740から下方に延び、外周壁543に接続される。
洗剤収容部430は、収容ダクト752の左方に配置される。給水口410及び切替弁420は、送風ファン730の左方に配置される。切替弁420は、給水口410と送風ファン730との間に配置される。
<泡生成部>
図6は、泡生成部620の概略的な断面図である。図3及び図6を参照して、泡生成部620が説明される。
泡生成部620は、泡が生成される生成空間629を規定する筐体621と、筐体621から上方に突出する上筒622と、筐体621から下方に突出する下筒623と、を備える。図3を参照して説明された第1枝管651は、下筒623に接続される。循環ポンプ610が泡生成部620へ洗剤を含有する水を揚水すると、生成空間629内には、液層WLと空気層ALとの境界BDが形成される。図3を参照して説明された第1導気管761は、上筒622に接続される。上筒622は、境界BDの上方で、生成空間629に連通する送風口624を形成する。したがって、送風ファン730が作動すると、第1導気管761、上筒622及び送風口624によって下方に方向付けられた空気は、空気層ALを通じて、境界BDに向けて吹き出される。この結果、大きな泡が生成空間629内で生成される。送風口624は、境界BDよりも上方に存在するので、水は、送風口624を通じて、送風ファン730へ向かいにくくなる。したがって、送風ファン730は、高い信頼性を以て、空気を液層WLに向けて吹き付けることができる。このとき、送風ファン730の回転数は、約4000rpm〜約5000rpmの範囲に設定されてもよい。この結果、液層WLを通過する空気の量は、約0.1m/min〜約0.3m/minになる。尚、乾燥工程において、送風ファン730の回転数は、約4000rpm〜約6000rpmの範囲に設定されてもよい。この回転数の範囲の下で、送風ファン730は、約2m/min〜4m/minの空気を収容槽510へ送り出すことができる。本実施形態において、循環機構600は、供給部として例示される。第1導気管761及び上筒622は、第1案内管として例示される。循環ポンプ610は、ポンプとして例示される。
筐体621は、下筒623が突出する底壁625と、底壁625の上方で横たわる天壁626と、底壁625の前端と天壁626の前端とに接続される前壁627と、前壁627とは反対側の後壁628と、天壁626の後端から後壁628の上端にかけて下方に傾斜した傾斜壁630と、を含む。上筒622は、傾斜壁630から突出する。
筐体621は、L字板631を更に含む。L字板631は、底壁625と天壁626との間で横たわる横板632と、横板632の後端から送風口624に向かって立設された縦板633と、を含む。縦板633と後壁628との間並びに横板632と底壁625との間には、通風路634が形成される。
下筒623は、底壁625から下方に突出した下部635と、底壁625から上方に突出した上部636と、を含む。下筒623は、洗剤を含む水の流動経路637を規定する。通風路634中に現れる上部636は、流動経路637を、通風路634から隔離する。したがって、通風路634中には、水はほとんど漏出しない。上部636は、横板632上に開口部638を規定する。下筒623を通じて送り出された水は、開口部638からL字板631上に溢れ出す。
筐体621は、横板632から上方に突出した制御板641を更に含む。制御板641は、横板632と接続される接続縁642と、接続縁642とは反対の制限縁643と、を含む。生成空間629内の液位が制限縁643を超えると、水は、制限縁643を乗り越え、筐体621から排出される。したがって、制御板641は、生成空間629内の液位を適切に制御することができる。
泡生成部620は、パンチングプレート670を更に備える。パンチングプレート670には、多数のパンチ穴671が形成される。パンチ穴671は、空気の通過を許容する。この結果、空気は、パンチングプレートによって整流され、境界BLに向けて略均一に吹き出すことができる。筐体621は、縦板633と制御板641の間で、天壁626から下方に延出した支持板644を備える。支持板644は、パンチングプレート670の後端を挟持する後支持部645を含む。制御板641は、パンチングプレート670の前端を挟持する前支持部646を含む。パンチングプレート670は、前支持部646と後支持部645とによって、横板632上で適切に支持される。
筐体621は、支持板644から制御板641に向かって延び、開口部638上で横たわる邪魔板647を更に含む。邪魔板647は、パンチングプレート670と横板632との間で横たわる。縦板633は、支持板644と後壁628との間で立設される。縦板633と支持板644との間並びに邪魔板647と横板632との間には、制御風路648が形成される。
循環ポンプ610が停止すると、送風ファン730は、高い圧力で空気を生成空間629に送り込んでもよい。送風ファン730が、高い圧力で空気を生成空間629に送り込むと、制御風路648中の水は押し出される。この結果、制御風路648内に高い圧力の空気が満たされる。したがって、生成空間629内の液層WLが、開口部638から離されたまま、制御風路648は、空気層ALで満たされることとなる。液層WLが開口部638から離間している間、開口部638を通じた水の排出は停止される。送風ファン730が送風を停止すると、液層WLは、制御風路648に進入することができる。この結果、液層WLは、開口部638を通じて、排水される。かくして、制御風路648は、生成空間629からの排水を制御するために利用可能である。上述の如く、循環ポンプ610が停止している間、逆止弁といった制御弁を用いることなしに、液層WLが開口部638から意図せず排出されることが防止される。循環ポンプ610が停止している間、液層WLの排水の制御に開閉弁といった制御弁が必要とされないので、主筐体200内のスペースは有効に利用され、且つ、洗濯機100は廉価に製造され得る。
図7は、筐体621の概略的な断面図である。図4及び図7を参照して、筐体621が説明される。
筐体621は、前周壁545に対向する左壁661を含む。制御板641と前壁627との間において、左壁661には、下排気口662及び上排気口663が形成される。下排気口662は、通風路634に連通する。生成空間629内で生成された泡は、制御板641を乗り越え、上排気口663から排出される。
筐体621は、下排気口662及び上排気口663に沿って左壁661上に形成された前取付部664と、前取付部664よりも後側において左壁661上に形成された後取付部665と、を更に含む。前取付部664及び後取付部665は、泡生成部620を前周壁545に取り付けるために利用される。
図8は、前周壁545に取り付けられた筐体621の概略的な斜視断面図である。図9は、前取付部664の周囲の筐体621の概略的な拡大図である。図4、図8及び図9を参照して、筐体621と前周壁545との接続構造が説明される。
水槽540は、外環壁541と前周壁545との間に配置される案内カバー551と、筐体621と案内カバー551とを接続する接続管552と、を含む。前取付部664は、前周壁545に対向する対向面666を含む。対向面666には、下排気口662及び上排気口663を取り囲むシール溝667が形成される。シール溝667には、Oリングといったシール部材が埋設される。したがって、接続管552及び筐体621は、気密に接続される。
図10は、案内カバー551の概略的な拡大図である。図8乃至図10を参照して、案内カバー551が説明される。
案内カバー551は、筐体621から排出された泡及び空気を案内するための案内領域553を含む。案内領域553は、泡及び空気が流入する流入端554と、流入端554とは反対側の流出端555と、を含む。流出端555は、回転ドラム530が規定する投入口511に臨む。したがって、泡及び空気は、投入口511を通じて、衣類に供給される。
案内領域553は、流入端554から流出端555へ延びる下リブ556と、下リブ556の上方で流入端554から流出端555へ延びる上リブ557と、下リブ556と上リブ557との間の空間を、上排気口663に連通する上案内路558と下排気口662に連通する下案内路559とに仕切る中間リブ561と、を含む。尚、接続管552も案内領域553と同様に、上案内路558と下案内路559とに区画されている。
制御風路648に流入した空気は、横板632上を通過する。横板632上には、洗剤を含む水が存在するので、横板632上を流れる空気は、大きな泡を発生させる。その後、空気は、上排気口663から排気される。泡は、上排気口663に向かって流れる空気とともに、上排気口663から排出される。その後、泡は、接続管552及び案内領域553に形成された上案内路558を通じて、回転ドラム530内へ流入する。この結果、泡は、回転ドラム530内の衣類と直接的に接触する。衣類は、高い濃度の界面活性剤を含む泡膜によって、効果的に洗浄されることとなる。本実施形態の原理は、生成空間629内での大きな泡の生成に貢献する。したがって、広い領域に亘る衣類と泡との接触が達成される。かくして、衣類は、効率的に洗浄されることとなる。
上述の如く、通風路634内には、水はほとんど存在しない。したがって、通風路634に流入した空気は、水の抵抗をほとんど受けることなく下排気口662から排気される。その後、空気は、接続管552及び案内領域553に形成された下案内路559を通じて、回転ドラム530内へ高い速度で流入する。上案内路558を通じて排出された泡は、重力によって、下方に移動する。上案内路558の直下に下案内路559が形成されるので、泡は、下案内路559から吹き出される空気によって、回転ドラム530中において広い範囲に拡散される。この結果、広範囲に亘って、衣類と泡との接触が達成される。かくして、衣類は、効率的に洗浄されることとなる。本実施形態において、上案内路558を規定する接続管552、上リブ557及び中間リブ561は、第2案内管として例示される。上排気口663は、排出口として例示される。
<泡生成部への給水制御>
図3、図4及び図6を参照して、泡生成部620への給水が説明される。
図3に示される如く、循環ポンプ610は、収容槽510よりも下方に配置される。図4に示される如く、泡生成部620は、回転ドラム530の回転軸RXよりも上方(即ち、循環ポンプ610よりも上方)に配置される。循環ポンプ610が高い回転数で回転すると、水は、循環ポンプ610によって、第1枝管651を通じて、泡生成部620に向けて揚水される。第1枝管651は、下筒623に接続される。したがって、水は、下筒623を通じて、筐体621に流入する。
図3に示される如く、第2枝管652は、循環ポンプ610の上方で水槽540に接続される。尚、第2枝管652と水槽540との接続位置は、回転軸RXよりも下方である。したがって、循環ポンプ610は、比較的低い回転数で回転し、水槽540へ水を送り込むことができる。
循環ポンプ610が高い回転数で回転すると、水は、主管659によって案内され、第1枝管651と第2枝管652との分岐部に至る。その後、水は、第1枝管651と第2枝管652とに流入する。第1枝管651は、筐体621へ案内する。したがって、第1枝管651へ流入した水は、泡生成部620に到達する。泡生成部620には、送風ファン730から送り込まれた空気も流入するので、大きな泡が泡生成部620内で生成される。泡生成部620内で発生した泡は、その後、収容槽510へ送り出される。
本実施形態において、第2枝管652及び収容槽510は、水に対して、低い流動抵抗を有するように設計される。したがって、循環ポンプ610が高い回転数で回転すると、第1枝管651だけでなく第2枝管652に流れる水量も増大する。この間、第2枝管652を通じて、水槽540に直接的に流れ込んだ水は、回転ドラム530内の衣類に降り注がれることとなる。
図11は、循環ポンプ610の回転数に対する制御構造を表す概略的なブロック図である。図11を参照して、循環ポンプ610の回転数に対する制御が説明される。
循環ポンプ610は、制御部300の制御下で、回転数を調整することができる。循環ポンプ610が第1回転数(X1rpm)で回転すると、循環ポンプ610は、第1レベルPWL1まで揚水することができる。制御部300が、循環ポンプ610を第1回転数以上の回転数で回転させると、第1枝管651に洗剤を含有する水を流入させ、泡生成部620に水及び洗剤を供給することができる。したがって、衣類が泡を用いて洗浄されるとき、制御部300は、第1回転数以上の回転数で、循環ポンプ610を回転させてもよい。循環ポンプ610が、第1回転数よりも低い第2回転数(X2rpm)で回転すると、循環ポンプ610は、第1レベルPWL1よりも低い第2レベルPWL2まで揚水することができる。制御部300が、第2回転数以上第1回転数未満の回転数で、循環ポンプ610を回転させると、循環ポンプ610は、水を、水槽540にのみ第2枝管652を通じて供給することができる。
制御部300は、循環ポンプ610の回転数を用いて、第1枝管651中の水の流量を調整することができる。したがって、制御部300は、循環ポンプ610を制御し、泡生成部620への水の供給量を調整することができる。
制御部300は、循環ポンプ610の回転数を用いて、第2枝管652中の水の流量を調整することができる。したがって、制御部300は、循環ポンプ610を制御し、水槽540と循環ポンプ610との間で循環する水の量を調整することができる。
図12は、洗濯機100の概略的なブロック図である。図3、図6及び図12を参照して、洗濯機100の制御が説明される。
洗濯機100は、収容槽510内の水位を検出する液位センサ310を更に備える。図3には、液位センサ310によって検出される収容槽510内での水位レベルDLが示されている。液位センサ310は、回転ドラム530へ進入を開始した水のレベルを検出するように設定される。尚、このときの収容槽510内の水位は、回転ドラム530の下端より上方であってもよい。液位センサ310は、回転ドラム530中の衣類が水に埋没する前に、回転ドラム530への水の進入を表す検出信号を制御部300へ送る。本実施形態において、液位センサ310は、検出部として例示される。
検出信号を受信した制御部300は、循環ポンプ610を制御し、循環ポンプ610の回転数を第1回転数以上に設定する。この結果、第1枝管651内の水の流量が増大する。洗剤を含有する水は、第1枝管651を通じて、泡生成部620へ送られる。
制御部300は、循環ポンプ610に対する制御と同時に、切替弁740を制御し、第1導気管761を開く一方で、第2導気管762を閉じる。このとき、給水機構400による収容槽510内への給水が停止され、高い洗剤濃度が維持されてもよい。この結果、泡は、泡生成部620内で即座に発生され得る。制御部300は、その後、送風ファン730を起動する。この結果、空気は、第1導気管761を通じて、送風ファン730から泡生成部620へ送り込まれる。上述の如く、泡生成部620へは、洗剤を含有する水が供給されているので、泡生成部620内で、大きな泡が生成される。泡は、空気とともに収容槽510へ送り込まれ、衣類に接触する。上述の如く、液位センサ310は、回転ドラム530中の衣類が水に埋没する前に、検出信号を制御部300へ送るので、泡は、収容槽510内に蓄えられた水に妨げられることなく、衣類に直接的に接触することができる。この結果、泡は、衣類を効果的に洗浄することができる。また、洗剤が水に適切に溶解するので、洗剤を含有する水は筐体に効率的に送られることとなる。
液位センサ310が検出信号を制御部300へ送るときにおける収容槽510内の水の体積が筐体621の容積より大きくなるように、液位センサ310が設定されてもよい。この結果、循環ポンプ610は、洗剤を含有する水を、泡生成部620へ連続的に送り出すことができる。
<洗濯機の動作制御>
図13は、洗濯機100の例示的な動作プログラムの概念図である。図1及び図13を参照して、洗濯機100の動作が説明される。
洗濯機100の動作は、泡洗浄工程、シャワー工程、循環攪拌工程及び排水工程を含む動作サイクルを用いてプログラムされてもよい。制御部300は、設定された動作プログラムに従って、給水機構400、洗濯機構500、循環機構600及び乾燥機構700を制御してもよい。洗濯機100は、洗い工程において、プログラムされた動作サイクルを複数回繰り返してもよい。代替的に、洗濯機100は、洗い工程において、プログラムされた動作サイクルを1回だけ行ってもよい。動作サイクルの繰り返し数は、収容槽510に収容された衣類の量、衣類の汚れの程度や他の適切なパラメータに応じて決定されてもよい。
泡洗浄工程において、衣類は、泡生成部620から供給された泡によって効果的に洗浄される。泡洗浄工程において、循環ポンプ610は、高い回転数で回転する。上述の如く、循環ポンプ610が高い回転速度で回転している間、水は、第2枝管652を通じて、収容槽510に直接的に供給されるので、泡洗浄工程と平行して、シャワー工程が行われる。シャワー工程において、給水機構400は、収容槽510内の衣類に水を直接的に振りかける。この結果、衣類に付着した泡膜中に高い濃度で含まれる界面活性剤は、衣類中に浸透する。泡洗浄工程及びシャワー工程の後に、循環攪拌工程が行われる。循環攪拌工程において、衣類は、水中で攪拌される。尚、シャワー工程及び循環攪拌工程は、平行して実行されてもよい。循環攪拌工程の後に排水工程が行われる。この結果、汚れた水は、洗濯機100から排水される。
洗い動作サイクル中において、泡洗浄工程は、早期に実行される。この結果、泡洗浄工程において、不純物(汚れ成分)をほとんど含有しない水が泡生成部620へ供給されることとなる。したがって、泡生成部620は、大きな泡を効率的に生成することができる。
図14は、泡洗浄工程における洗濯機100の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図3、図12乃至図14を参照して、洗濯機100の動作が説明される。
(ステップS110)
図13に示される如く、洗い工程が開始されると、或いは、直前の動作サイクルの排水工程が完了すると、泡洗浄工程が行われる。泡洗浄工程は、ステップS110から開始される。ステップS110において、制御部300は、給水機構400を制御し、給水口410を開く。その後、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
ステップS120において、切替弁420は、制御部300の制御下で、洗剤収容部430への水の流動経路を開く。この結果、水は、洗剤収容部430に流入する。洗剤収容部430内の洗剤は、水に溶け込む。その後、洗剤を含有する水は、収容槽510に流入する。所定量の水が、洗剤収容部430を通じて、収容槽510に供給されると、その後、ステップS130が実行される。
(ステップS130)
ステップS130において、循環ポンプ610は、制御部300の制御下で、動作し、第2枝管652内の水の流量を増大させる。例えば、第2枝管652を通じて収容槽510に流入した水が、内周壁533と外周壁543との間の空隙を通過するような低い回転数で、循環ポンプ610は回転してもよい。循環ポンプ610と収容槽510との間での水の循環の結果、給水機構400から送られた水の中の洗剤濃度が均一化される。循環ポンプ610が作動した後、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
ステップS140において、制御部300は、液位センサ310からの検出信号に基づいて、収容槽510内の水位が基準とされる水位レベルDLを超えたか否かを判定する。収容槽510内の水位が、水位レベルDL未満であるならば、ステップS130が実行される。収容槽510内の水位が、水位レベルDL以上であるならば、制御部300は、給水機構400からの給水を停止する。その後、ステップS150が実行される。
(ステップS150)
ステップS150において、制御部300は、計時を開始する。その後、ステップS160が実行される。
(ステップS160)
ステップS160において、制御部300は、循環ポンプ610の回転数を、第1回転数(X1rpm)以上に設定し、第1枝管651及び第2枝管652内の水の流量を増大させる。この結果、洗剤を含む水は、泡生成部620と収容槽510とに供給される。その後、ステップS170が実行される。
(ステップS170)
ステップS170において、制御部300は、切替弁740を制御し、空気の流動経路を泡生成部620へ方向付ける。その後、送風ファン730は、制御部300の制御下で作動する。この結果、洗剤を含有する水だけでなく、空気も泡生成部620に送られることとなる。泡生成部620への空気の供給の結果、泡生成部620内で大きな泡が生成される。生成された泡が、空気の流れに乗って、収容槽510へ供給されると、ステップS180が実行される。
(ステップS180)
ステップS180において、制御部300は、モータ520を制御し、回転ドラム530を回転させる。この結果、衣類は、回転ドラム530内で攪拌される。したがって、泡は、収容槽510内の衣類全体に接触することとなる。また、第2枝管652を通じて供給された水は、衣類に降りかかるので、泡膜に含まれる高濃度の界面活性剤は、衣類の繊維間に浸透し、汚れを効果的に除去することができる。
図3に示される如く、回転ドラム530の回転軸RXは、前壁210から後壁220に向けて延びる。したがって、衣類は、回転ドラム530の回転によって、上方に移動した後、重力によって落下する。この結果、衣類は、内周壁533の内面に叩きつけられる。衣類と内周壁533との間で作用する衝突力は、衣類からの汚れ成分の除去に貢献する。本実施形態の原理に従って作り出される泡は、従来技術の原理に従って作り出される泡よりも大きいので、従来の泡洗浄工程に用いられてきた泡とは異なり、衣類と内周壁533との間の衝突力を減衰させるクッション作用をほとんど生じない。したがって、衣類は、効率的に洗浄される。
洗濯機100は、大きな泡を発生させる。大きな泡は、衣類に接触するので、泡当たりの衣類への接触面積は大きい。したがって、本実施形態の原理は、泡洗浄工程を効率的にする。
収容槽510内での衣類の攪拌が開始されると、ステップS190が実行される。
(ステップS190)
ステップS190において、制御部300は、ステップS150からの経過時間と、閾値期間「Tth」と、を比較する。経過時間が、閾値期間「Tth」を超えているならば、泡洗浄工程は終了し、次の循環攪拌工程が実行される。他の場合には、ステップS160が実行される。
本実施形態の原理は、泡を利用して衣類を洗浄する機能を有する装置に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・洗濯機
300・・・・・・・・・・・・・・・制御部
310・・・・・・・・・・・・・・・液位センサ
400・・・・・・・・・・・・・・・給水機構
422・・・・・・・・・・・・・・・第2給水経路
430・・・・・・・・・・・・・・・洗剤収容部
510・・・・・・・・・・・・・・・収容槽
511・・・・・・・・・・・・・・・投入口
530・・・・・・・・・・・・・・・回転ドラム
540・・・・・・・・・・・・・・・水槽
552・・・・・・・・・・・・・・・接続管
557・・・・・・・・・・・・・・・上リブ
561・・・・・・・・・・・・・・・中間リブ
600・・・・・・・・・・・・・・・循環機構
610・・・・・・・・・・・・・・・循環ポンプ
620・・・・・・・・・・・・・・・泡生成部
621・・・・・・・・・・・・・・・筐体
622・・・・・・・・・・・・・・・上筒
624・・・・・・・・・・・・・・・送風口
629・・・・・・・・・・・・・・・生成空間
650・・・・・・・・・・・・・・・下流循環管
651・・・・・・・・・・・・・・・第1枝管
652・・・・・・・・・・・・・・・第2枝管
659・・・・・・・・・・・・・・・主管
663・・・・・・・・・・・・・・・上排気口
700・・・・・・・・・・・・・・・乾燥機構
730・・・・・・・・・・・・・・・送風ファン
761・・・・・・・・・・・・・・・第1導気管
AL・・・・・・・・・・・・・・・・空気層
BD・・・・・・・・・・・・・・・・境界
WL・・・・・・・・・・・・・・・・液層

Claims (5)

  1. 衣類が収容される収容槽と、
    前記衣類を洗浄するための泡が生成される生成空間を規定する筐体を含む泡生成部と、
    前記収容槽と前記泡生成部とに洗剤を含む液体を供給する供給部と、
    前記泡生成部へ空気を送る送風部と、を備え、
    前記供給部が、前記収容槽と前記泡生成部とに前記液体を供給している間、前記送風部は、前記空気を送り出し、前記生成空間内で前記泡を生成し、且つ、前記泡を前記収容槽へ送り込み、
    前記供給部は、前記液体を前記生成空間へ前記液体を供給し、前記筐体内において液層と空気層とを作り出し、
    前記送風部は、前記空気層を通じて、前記液層に向けて空気を送り出す
    洗濯機。
  2. 前記洗剤が収容される洗剤収容部と、前記洗剤収容部を通じて、前記収容槽へ水を案内する給水管と、を含む給水部を更に備え、
    前記供給部は、前記水を、前記筐体へ送り出すポンプを含む
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記筐体には、前記空気層に繋がる送風口が形成され、
    前記送風部は、送風ファンと、該送風ファンから前記送風口へ前記空気を案内する第1案内管と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記第1案内管及び前記送風口は、前記空気を下方に方向付けることを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記供給部は、前記ポンプから揚水された前記水を案内する主管と、前記主管から分岐し、前記水を前記筐体へ案内する第1枝管と、前記主管から分岐し、前記水を前記収容槽へ直接的に案内する第2枝管と、を有する分岐管を含む
    請求項2に記載の洗濯機。
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