JP4118782B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽内に回転自在に配設された回転ドラム内に洗濯物を収容して、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程を行うドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
水槽内に回転自在に配した回転ドラム内に洗濯物を投入して回転ドラムを回転駆動することにより、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程を順次実行して洗濯物を洗浄するドラム式洗濯機が構成され、このドラム式洗濯機に乾燥機能を設けることにより、脱水工程を終えた洗濯物を乾燥する乾燥工程を実行することができるドラム式洗濯乾燥機に構成することができる。
乾燥機能は、水槽内の湿気を含んだ空気を槽外に排気し、除湿手段により排気した空気中の湿気を除湿した後、加熱手段によって加熱乾燥させた温風にして再び水槽内に送風するように構成することができる。このようなドラム式洗濯乾燥機を構成した場合に、洗濯工程を実施したときに乾燥機能の構成に影響を与えることが少なくない。また、乾燥機能の構成に発生する問題を洗濯工程あるいはすすぎ工程において解消することもできる。例えば、乾燥工程において洗濯物から発生する糸屑などが回転ドラムに隣接する排気ホースや除湿手段に付着する問題がある。この糸屑等の付着を防止するために、すすぎ工程の水によって付着した糸屑などを洗い流し、循環空気の流れを阻害しないようにしたドラム式洗濯乾燥機が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−333185号公報(第3〜5頁、図1)
上記のようにドラム式洗濯乾燥機においては乾燥機能を構成するために、水槽内の空気を排気して再び水槽内に戻す空気循環路が形成されるため、洗濯機として最も重要な機能である洗浄力を向上させるべく高濃度洗剤液を泡立てた洗剤泡を用いて洗濯工程を実施するドラム式洗濯乾燥機を構成するときに、水槽内に発生させた洗剤泡が水槽内に向けて開口する送風口から空気循環路に侵入すると、空気循環路内に配設された加熱手段や送風手段等に付着し、それらの機能を低下させる課題があった。
本発明が目的とするところは、乾燥機能を備えたドラム式洗濯乾燥機に泡洗浄による洗濯工程が実施できるように構成した場合に生じる上記課題を解決する手段を設けたドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、周壁に多数の透孔が形成された円筒形ドラム内に洗濯物を収容してドラム駆動モータによって回転駆動される回転ドラムが水槽内に配設され、前記水槽内に給水する給水手段及び前記水槽内から排水する排水手段を設け、前記水槽内から排気した空気を除湿手段、送風手段、加熱手段が設けられた空気循環路を通して前記水槽の背面に形成された送風口から前記水槽内に送風する乾燥用空気循環経路が設けられ、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程に応じて各部の動作を制御する制御手段が設けられてなり、前記制御手段は、前記洗濯工程の開始時に、前記給水手段を制御して前記水槽内に前記洗濯工程を実施する標準水位より低い所定水位まで給水する給水制御動作を実行し、その後、前記モータを制御して前記洗濯工程における第1の所定回転速度より速い第2の所定回転速度で第1の所定時間だけ前記回転ドラムを回転させる泡生成動作と、前記送風手段を制御して前記送風口から前記水槽内に送風する送風制御動作とを実行するようにし、前記泡生成動作の後、前記洗濯工程における前記回転ドラムの回転方向反転サイクルより短い反転サイクルにより前記回転ドラムを前記第1の所定回転速度で第2の所定時間だけ回転させる初期泡洗濯動作を実行することを特徴とする。
上記構成によれば、制御手段は洗濯開始時に、洗濯工程の実行時に必要な水位より低い水位に給水し、洗濯工程の実行時より速い回転速度で回転ドラムを回転駆動するよう制御するので、少ない水量に洗剤が溶解した高濃度の洗剤液が得られ、それが回転ドラムの回転に伴う水流により攪拌されるので洗剤泡が大量に発生する。発生した洗剤泡は回転ドラム内に流入して洗濯物にまぶされるので、洗濯工程において泡洗浄がなされて洗浄力を向上させることができる。水槽内に発生した洗剤泡は送風口から空気循環路に流入して送風手段や加熱手段に付着する恐れがあるが、制御手段により送風手段を制御して送風口から送風することにより、空気循環路に洗剤泡が流入することが防止できるとともに、洗濯物を攪拌して回転ドラム内に流入した洗剤泡を全ての洗濯物に満遍なくまぶすことができる。
また、本発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、周壁に多数の透孔が形成された円筒形ドラム内に洗濯物を収容してドラム駆動モータによって回転駆動される回転ドラムが水槽内に配設され、前記水槽内に給水する給水手段及び前記水槽内から排水する排水手段を設け、前記水槽内から排気した空気を除湿手段、送風手段、加熱手段が設けられた空気循環路を通して前記水槽の背面に形成された送風口から前記水槽内に送風する乾燥用空気循環経路が設けられ、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程に応じて各部の動作を制御する制御手段が設けられてなり、前記制御手段は、前記洗濯工程の開始時に、前記給水手段を制御して前記水槽内に前記洗濯工程を実施する標準水位より低い所定水位まで給水する給水制御動作を実行し、その後、前記モータを制御して前記洗濯工程における第1の所定回転速度より速い第2の所定回転速度で第1の所定時間だけ前記回転ドラムを回転させる泡生成動作と、前記送風手段を制御して前記送風口から前記水槽内に送風する送風制御動作とを実行するようにし、前記泡生成動作の後、前記洗濯工程における前記標準水位まで補給給水する給水制御動作において、前記洗濯工程における前記回転ドラムの回転方向反転サイクルにより前記回転ドラムを前記第1の所定回転速度で回転させる泡希釈動作を実行することを特徴とする。
上記構成によれば、制御手段は洗濯開始時に、洗濯工程の実行時に必要な水位より低い水位に給水し、洗濯工程の実行時より速い回転速度で回転ドラムを回転駆動するよう制御するので、少ない水量に洗剤が溶解した高濃度の洗剤液が得られ、それが回転ドラムの回転に伴う水流により攪拌されるので洗剤泡が大量に発生する。発生した洗剤泡は回転ドラム内に流入して洗濯物にまぶされるので、洗濯工程において泡洗浄がなされて洗浄力を向上させることができる。水槽内に発生した洗剤泡は送風口から空気循環路に流入して送風手段や加熱手段に付着する恐れがあるが、制御手段により送風手段を制御して送風口から送風することにより、空気循環路に洗剤泡が流入することが防止できるとともに、洗濯水に洗剤泡を混入させて洗濯工程における洗浄性を向上させることができる。
また、上記構成において、制御手段は、送風制御動作時に加熱手段を制御して送風口から水槽内に送風する空気を加熱するように制御することにより、空気循環路への洗剤泡の流入を抑えると同時に、流入した洗剤泡を加熱空気により消泡させることができる。
また、制御手段は、送風制御動作時の送風口からの送風量は、乾燥工程における送風量より少ない送風量に制御するのが好適で、洗剤泡が送風口から流入するのを抑える程度の送風量で足りるので、送風量を抑えて洗剤泡が送風によって消滅することを抑制することができる。
本発明によれば、ドラム式洗濯乾燥機における洗濯工程に泡洗浄の機能を適用したとき、洗濯工程において発生させた洗剤泡が水槽内に向けて開口する送風口から空気循環路に侵入することが防止でき、泡洗浄の機能によって乾燥機能が損なわれることがなく、泡洗浄によって洗浄性能を向上させたドラム式洗濯乾燥機を構成することができる。
図1は、実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の要部構成を示すもので、洗濯機筐体6内には図示しないサスペンション構造によって水槽3が斜め傾斜した状態に支持され、水槽3内には有底円筒形に形成された回転ドラム2が回転自在に支持されている。回転ドラム2は水槽3の背面に取り付けられたドラム駆動モータ7によって回転速度可変及び回転方向切換可能に回転駆動される。また、回転ドラム2は、その回転軸方向が図示するように開口する正面側から底面となる背面側に向けて下向き傾斜となるように傾斜配置されているため、洗濯機筐体6の正面側に形成された傾斜面6aに開閉自在に設けられた扉体9を開くと、回転ドラム2に対する洗濯物の出し入れする作業に際して腰を屈める具合が少なくてすみ、また、ドラム式洗濯乾燥機1の正面側に余裕のある空間を確保する必要もないので、洗面所などの狭い空間にも設置可能なドラム式洗濯乾燥機1に構成することができる。
前記洗濯機筐体6内には、上記構成要素の他に、水槽3内に水を給水するための給水部12や、水槽3内の水を外部に排水するための排水部13などが配設され、更に、図2、図3に示すように、回転ドラム2内に収容した洗濯物を乾燥する乾燥工程が実施できるように、排気口21から排気した水槽3内の空気を除湿管路16、糸屑回収フィルタ17、送風管路18、加熱管路19を通して送風口22から再び水槽3内に送風する乾燥用空気循環経路が構成されている。
図2に示すように、除湿管路16は水槽3の側周面に隣接して形成されており、水槽3の側周面に開口する排気口21によって水槽3内に連通している。除湿管路16内には注水ノズル52と、注水ノズル52から散水される水が流れる熱交換器51とを備えた除湿手段38が配設され、排気口21から排気された水槽3内の空気は除湿手段38によって冷却されることによって除湿される。この除湿管路16は洗濯機筐体6の正面側で送風管路18に連結され、送風管路18の入口には空気中に含まれる糸屑等の塵埃を濾過する糸屑回収フィルタ17が配設されている。送風管路18は水槽3の背面側に配設された加熱管路19に空気を案内するための管路で、水槽3の側周面に除湿管路16と共に隣接配置されている。図3に示すように、送風管路18は水槽3の背面側に略円弧状に形成された加熱管路19に連結され、連結部位に配設された送風ファン15により乾燥用空気循環経路に一方通行の空気の流れが形成される。
前記加熱管路19内にはヒータ20が配設され、送風管路18から流れてきた空気を加熱して水槽3内に通じる送風口22から加熱乾燥した温風として水槽3内に送給する。加熱管路19には送風口22から送風される空気温度を検出する温度検知部54を構成する温度センサ55が配設され、検出された送風空気の温度は後述する制御装置40に入力してヒータ20による加熱温度が調節できるように構成されている。また、加熱管路19にはヒータ20の異常過熱状態を検出してヒータ20への通電を遮断する温度ヒューズ27や、送風口22から逆流した水や泡が送風ファン15側に流入する溢水水位を検出する溢水水位センサ29が配設されている。
上記構成になるドラム式洗濯乾燥機1は、制御装置40による制御動作により洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程を実行すると共に、必要に応じて乾燥工程が実行される。また、ドラム式洗濯乾燥機1は洗濯工程において高濃度に洗剤を溶解させた水を泡立てた洗剤泡を用いた泡洗浄が実施できるように構成されている。
図4は、前記制御装置40の構成を示すもので、マイクロコンピュータによって構成された制御部41は、設定部43から入力される運転コースの選択などの設定入力に応じて記憶部45に記憶された制御プログラムを用いてパワースイッチング部42に制御指令を出力する。パワースイッチング部42はSCR等のスイッチング素子を用いて構成され、制御部41から出力される制御指令に応じてドラム駆動モータ7、給水弁50、排水ポンプ49、送風ファン15、ヒータ20、注水弁53などをON/OFF制御する。
以下、上記制御装置40による洗濯工程の制御動作について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。尚、図5に示すW1、W2…は水槽3内への給水制御の制御手順を示すステップ番号であり、R1、R2…はドラム駆動モータ7による回転ドラム2の回転制御の制御手順であり、F1、F2…は送風ファン15及びヒータ20による送風制御の制御手順を示すステップ番号であって、本文中に添記する番号と一致する。
扉体9を開いて回転ドラム2内に洗濯物を投入し、給水部12に設けられた洗剤投入口に所要量の洗剤を投入して電源スイッチ48をONに操作し、洗濯機筐体6の表面上に設けられた操作パネルにある設定部43から洗濯物の種類に応じて運転コースを選択入力し、運転開始の操作入力を行うことにより、制御部41は設定入力に対応する制御プログラムを記憶部45から読み出し、制御手順に応じた制御動作を開始する。最初に、制御部41は回転ドラム2を回転させて回転ドラム2内に投入された洗濯物の量を検知する。洗濯物の量に応じてドラム駆動モータ7が受ける負荷変化から布量検知部46が洗濯物の量を検知するので、検知された洗濯物の量は制御部41に入力され、記憶部45に記憶される。
まず、洗濯工程が開始され、洗濯工程では給水制御と回転ドラム2の回転制御と送風ファン15の送風制御とが実行される。制御部41は給水弁50を開いて水槽3内に給水する制御指令をパワースイッチング部42に出力すると同時に、回転ドラム2を第1の所定回転速度で回転駆動する制御指令をパワースイッチング部42に出力する。この制御動作により給水弁50が開かれて給水部12に接続された給水パイプから水道水が供給され、洗剤を混入した水が水槽3内に給水される(W1)。
この給水動作時に給水された水で洗濯物を濡らす含水動作を行うことが望ましく、給水と併行してドラム駆動モータ4により回転ドラム2が第1の所定回転速度で回転駆動される(R1)。第1の所定回転速度は、回転ドラム2内に収容された洗濯物が回転ドラム2の回転により回転方向に持ち上げられ、回転に伴う慣性や遠心力よりも自重が勝る高さ位置に移動したとき回転ドラム2の下方内周面上に落下する挙動を示す回転速度である。また、制御部41はドラム駆動モータ7を正転方向と逆転方向とに回転方向を所定の時間間隔で反転させる第1の反転サイクルの制御指令をパワースイッチング部42に出力するので、回転ドラム2は第1の所定回転速度で回転し、第1の所定反転サイクルで回転方向を反転させる(R2)。
転ドラム2の内周面には複数位置に攪拌突起4(図2参照)が設けられており、回転ドラム2が第1の所定回転速度で回転すると、攪拌突起4は回転ドラム2の内周面に接する洗濯物を引っ掛けて回転方向に持ち上げる。洗濯物はその自重が回転に伴う慣性や遠心力に勝る高さ位置まで持ち上げられたとき落下するので、回転ドラム2内に堆積する洗濯物も次々と持ち上げられて移動し、上方から落下するので、堆積状態がばらされると同時に落下による衝撃によって洗濯物に叩き洗いの作用が与えられる。第1の所定回転速度より遅い回転速度では洗濯物を持ち上げる作用は生じず、逆に第1の所定回転速度より速い回転速度では遠心力が大きくなるので、洗濯物は回転ドラム2の内周面に張り付いて落下しない状態となる。
この回転ドラム2の回転駆動と併行して水槽3内に給水が継続されているので、水槽3内に給水された水は回転ドラム2の周面に多数形成された透孔8から回転ドラム2内にも侵入する。従って、第1の所定回転速度で回転し、第1の反転サイクルで回転方向が反転する回転ドラム2によって持ち上げられて落下する挙動が繰り返される洗濯物は充分に攪拌されると同時に、落下した際に水に満遍なく濡れた状態となる。
給水された水槽3内の水位は、水槽3内に設けられた水位検知部47によって検出され、水位が洗濯動作を実施する第1の所定水位より低い第2の所定水位になったとき(W2)、水位検知部47は検知出力を制御部41に入力するので、制御部41は給水弁50を閉じて給水を停止する制御指令をパワースイッチング部42に出力するので給水は停止される(W3)。
水槽3内に第2の所定水位まで給水されたとき、制御部41はドラム駆動モータ7に第1の所定回転速度より速い第2の所定回転速度で回転ドラム2を回転駆動する制御指令を出力するので、回転ドラム2は第2の所定回転速度で回転駆動され(R3)、泡生成動作が開始される。第2の所定回転速度は、回転ドラム2の回転に伴う遠心力により洗濯物が回転ドラム2の内周面に張り付く程度の回転速度である。この第2の所定回転速度で回転ドラム2が回転駆動される動作が第1の所定時間実行されることにより(R4)、少ない給水量中に所要量の洗剤が混入した高濃度の洗剤液は回転ドラム2の回転に伴って水流が発生し泡が発生しやすい状態となる。
水槽3の最下部には、図1〜図3に示すように、回転ドラム2の回転方向(矢印A方向)と直交する方向に排水溝10が形成されており、排水溝10の側壁は水流方向に交差しているので、この側壁によって水流に乱流(矢印B)が生じ、高濃度に洗剤が混入した洗濯水は乱流によって泡立った状態となる。
一般に洗剤分子は親水基と親油基とからなり、これが水に溶けた洗剤液では、界面(水面)に洗剤分子が整列し、並びきれない洗剤分子は水中に個々又はミセル(集団)として存在する。界面の洗剤分子が取り除かれると、直ちに水中の洗剤分子が界面に移動して補充される。この洗剤液に乱流によって発生した気泡が送り込まれると、気泡は上昇して界面に達し、界面に整列した洗剤分子をそのまま泡の膜に保持した形の洗剤泡が発生する。この洗剤泡は洗剤分子をできる限り多く配列しているため、洗剤濃度も高濃度になる。洗剤泡として持ち去られた洗剤分子の補充には液中の洗剤分子が移動するので、気泡が次々と送られると洗剤泡が次々と作られる。
大量に発生した洗剤泡は水槽3と回転ドラム2の間に充満して上昇し、開放されている正面側開口部から回転ドラム2内に次々と侵入して洗濯物に付着する。第2の所定回転速度で回転する回転ドラム2の内周面には洗濯物が張りついた状態にあり、回転ドラム2の中央に空いた空間に洗剤泡が侵入しやすく、透孔8を通して洗濯物に洗剤泡が浸透する状態にもあるので、洗濯物には洗剤泡が付着する。洗濯物は先のステップR1、R2の含水動作が実行されることにより満遍なく水に濡れた状態にあり、これに洗剤泡が付着すると洗濯物の内部に洗剤成分が浸透しやすくなる。
洗剤泡を汚れた洗濯物の表面あるいは内部に浸透させると、親油基が油汚れ及び油に付着した粒子汚れに結合して持ち去ることになる。また、洗剤泡が洗濯物を通過する際に破泡すると、洗濯物に高濃度の洗剤液が染み込むことになり、汚れが落ちやすい状態になるため、洗剤泡による洗濯物の洗浄が可能となる。このように洗剤液を体積の大きい洗剤泡にして回転ドラム2内の洗濯物に付着浸透させることにより、汚れに洗剤成分が作用しやすくなり、高濃度の洗剤液が染み込みやすくなって洗いむらが抑制され、洗浄力が向上すると同時に洗濯時間を短縮させることができる。
充分な量に発生させた洗剤泡が回転ドラム2内に侵入する第1の所要時間が経過した後、洗剤泡を洗濯物に満遍なくまぶすために初期泡洗浄動作を行うのが望ましく、制御部41は回転ドラム2を第1の所定回転速度で回転駆動し(R5)、且つ第1の所定反転サイクルより短い第2の所定反転サイクルで回転方向を反転させる制御指令をパワースイッチング部42に出力する(R6)。この初期泡洗浄動作が第2の所定時間継続されることにより(R7)、回転ドラム2内に充満した洗剤泡が洗濯物に満遍なくまぶされた状態になり、全ての洗濯物に泡洗浄の効果が行き渡る状態が得られる。
次いで、制御部41は給水弁50を開いて水槽3内に水を補給する制御指令をパワースイッチング部42に出力するので、給水弁50が開かれて補給給水が開始される(W4)。この補給給水時に洗剤泡を補給給水された水に混ぜ込む泡希釈動作を行うことが望ましく、制御部41は補給給水と併行して回転ドラム2を第1の所定回転速度での回転駆動を継続し、第1の所定反転サイクルで回転方向を反転させる制御指令をパワースイッチング部42に出力する(R8)。この泡希釈動作により、補給給水される水に洗剤泡が混ぜ込まれ以降の泡洗濯動作が充分になされる状態が得られる。
給水された水槽3内の水位は水位検知部47によって検知され、第1の所定水位が検知されたとき(W5)、水位検知部47は検知出力を制御部41に出力するので、制御部41からの制御指令により給水弁50は閉じられて給水は停止される(W6)。前記第1の所定水位は、洗濯物の量に対応する給水量であって、前述したように布量検知部46によって最初に検知され、検知された洗濯物の量は記憶部45に記憶されているので、洗濯物の量に対応する給水量となる第1の所定水位が検知されたとき給水は停止される。
第1の所定水位まで給水する補給給水が終了すると、制御部41は回転ドラム2を第1の所定回転速度、第1の所定反転サイクルで回転させる動作を泡洗浄に必要な第3の所定時間にわたって継続されるように制御するので(R9)、洗剤泡が混ぜ込まれた洗濯水を用いて洗剤泡がまぶされた洗濯物に持ち上げらて落下させる叩き洗いの作用が加えられ、更に所定時間間隔で正転方向、逆転方向に回転方向が切り換えられることにより、短い洗濯時間で洗濯物から汚れを落すことができる。泡洗浄に必要な第3の所定時間が経過すると、制御部41は回転ドラム2の回転を停止させる制御指令を出力するので(R10)、洗濯工程は終了し、引き続いてすすぎ工程が開始される。
図2、図3に示すように、水槽3内に向けて開口する送風口22は、乾燥工程時に回転ドラム2内に収容された洗濯物に満遍なく送風空気が供給されるように水槽3の中心より下方に位置しており、本実施形態の構成のように回転ドラム2を傾斜配置している場合には送風口22が斜め上向きに開口しているため、水槽3内に発生させた洗剤泡が送風口22から加熱管路19内に流入しやすくなる。大量の洗剤泡が加熱管路19に流入することは好ましくないので、制御部41は泡生成動作に合わせて送風ファン15を回転駆動し、送風口22から水槽3内に向けて送風して(F1)、洗剤泡が加熱管路19に流入するのを阻止する制御を実行する。
この送風ファン15による洗剤泡の流入を抑えるための送風量は、乾燥工程において必要な送風量が得られる第1の回転速度より遅い第2の回転速度でよい。また、必要に応じてヒータ20に通電して加熱した空気を送風口22から送風するように制御すると(F2)、加熱管路19に流入した洗剤泡を消すことができる。その後、泡生成動作が終了すると、ヒータ2の通電を停止し(F3)、送風ファン15の回転を停止する(F4)。なお、ヒータ2と送風ファン15の停止は、泡洗浄動作が終了してからでもよく、同等の効果を得ることができる。この送風ファン15及びヒータ20の動作制御は、泡生成動作に対応して実行してもよいが、加熱管路19の送風口22近傍に泡検出センサを設け、送風口22から洗剤泡が加熱管路19に流入したことが泡検出センサによって検出されたとき、送風ファン15を回転駆動し、流入量が多いときにはヒータ20に通電するように制御することもできる。
洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程の終了後、脱水された洗濯物を乾燥させ、あるいは濡れた衣服等を乾かすために乾燥工程を任意に実施することができる。設定部43から乾燥工程の実施が選択入力されている場合には、制御部41は送風ファン15及びヒータ20をON動作させると共に、注水弁53を開く制御指令をパワースイッチング部42に出力するので、送風ファン15が回転駆動されて乾燥用空気循環経路に水槽3内の空気を循環させる乾燥動作が実施される。
図2に示すように、送風ファン15の回転により回転ドラム2内の空気は周面に形成された透孔8から水槽3内に出て排気口21から除湿管路16内に排気される。除湿管路16内には熱交換器51が配設され、注水弁53が開かれることにより注水された水が注水ノズル52から前記熱交換器51上に散水する除湿手段38が構成されているので、除湿管路16内に排気された湿気を含む空気は冷却されて除湿される。除湿管路16で除湿された空気は糸屑回収フィルタ17を通過して送風管路18を通って水槽3の後方に導かれ、水槽3の背面に設けられた加熱管路19に流れ、ヒータ20によって加熱されて送風口22から水槽3内に送風される。水槽3内に送風された空気は回転ドラム2の底面に形成された通気孔39や透孔8から回転ドラム2内に流入するので、除湿加熱された空気により洗濯物から湿気が奪い取られ、回転ドラム2の回転による攪拌により全ての洗濯物の乾燥が促進され、この空気循環が所定時間繰り返されることにより洗濯物の乾燥がなされる。
以上説明した実施形態では回転ドラム2を傾斜配置した構成を示したが、回転ドラム2を水平方向に配置した場合においても同様に構成することができる。
以上の説明の通り本発明により、洗濯工程において泡洗浄により洗浄性能の向上を図ることができるので、より短い洗濯時間で洗濯物の汚れを落とすことができ、発生させた洗剤泡が乾燥工程を行うための構成に影響を及ぼすことがないので、洗浄性能に優れたドラム式洗濯乾燥機を提供することができる。
実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示す断面図。 同上ドラム式洗濯乾燥機が備える乾燥機能の構成を示す断面図。 加熱管路内の構成を示す水槽背面側の平面図。 同上ドラム式洗濯乾燥機が備える制御装置の構成を示すブロック図。 同上制御装置による制御手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 ドラム式洗濯乾燥機
2 回転ドラム
3 水槽
7 ドラム駆動モータ
15 送風ファン(送風手段)
16 除湿管路(除湿手段収容室)
17 糸屑回収フィルタ(除塵手段)
18 送風管路
19 加熱管路
20 ヒータ
21 排気口
22 送風口
37 突出部
38 除湿手段

Claims (4)

  1. 周壁に多数の透孔が形成された円筒形ドラム内に洗濯物を収容してドラム駆動モータによって回転駆動される回転ドラムが水槽内に配設され、前記水槽内に給水する給水手段及び前記水槽内から排水する排水手段を設け、前記水槽内から排気した空気を除湿手段、送風手段、加熱手段が設けられた空気循環路を通して前記水槽の背面に形成された送風口から前記水槽内に送風する乾燥用空気循環経路が設けられ、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程に応じて各部の動作を制御する制御手段が設けられてなり、
    前記制御手段は、前記洗濯工程の開始時に、前記給水手段を制御して前記水槽内に前記洗濯工程を実施する標準水位より低い所定水位まで給水する給水制御動作を実行し、その後、前記モータを制御して前記洗濯工程における第1の所定回転速度より速い第2の所定回転速度で第1の所定時間だけ前記回転ドラムを回転させる泡生成動作と、前記送風手段を制御して前記送風口から前記水槽内に送風する送風制御動作とを実行するようにし、前記泡生成動作の後、前記洗濯工程における前記回転ドラムの回転方向反転サイクルより短い反転サイクルにより前記回転ドラムを前記第1の所定回転速度で第2の所定時間だけ回転させる初期泡洗濯動作を実行することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 周壁に多数の透孔が形成された円筒形ドラム内に洗濯物を収容してドラム駆動モータによって回転駆動される回転ドラムが水槽内に配設され、前記水槽内に給水する給水手段及び前記水槽内から排水する排水手段を設け、前記水槽内から排気した空気を除湿手段、送風手段、加熱手段が設けられた空気循環路を通して前記水槽の背面に形成された送風口から前記水槽内に送風する乾燥用空気循環経路が設けられ、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程に応じて各部の動作を制御する制御手段が設けられてなり、
    前記制御手段は、前記洗濯工程の開始時に、前記給水手段を制御して前記水槽内に前記洗濯工程を実施する標準水位より低い所定水位まで給水する給水制御動作を実行し、その後、前記モータを制御して前記洗濯工程における第1の所定回転速度より速い第2の所定回転速度で第1の所定時間だけ前記回転ドラムを回転させる泡生成動作と、前記送風手段を制御して前記送風口から前記水槽内に送風する送風制御動作とを実行するようにし、前記泡生成動作の後、前記洗濯工程における前記標準水位まで補給給水する給水制御動作において、前記洗濯工程における前記回転ドラムの回転方向反転サイクルにより前記回転ドラムを前記第1の所定回転速度で回転させる泡希釈動作を実行することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、送風制御動作時に加熱手段を制御して送風口から水槽内に送風する空気を加熱するように制御する請求項1又は2に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  4. 制御手段は、送風制御動作時の送風口からの送風量、乾燥工程における送風量より少なくするよう制御する請求項1又は2に記載のドラム式洗濯乾燥機。
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