JP6073069B2 - 商品陳列用包装具および当該包装具を用いた商品包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、商品を店頭などに陳列・展示する際に用いられる商品陳列用包装具、およびこの包装具を用いた商品包装体に関する。
商品の陳列用包装具としては、いわゆる箱詰め式、商品の形状に合わせた形に成形した透明プラスチック製のカバーを台紙の上に置いた商品の上から被せるブリスターパック式、シュリンクフィルムなどの樹脂性フィルムで商品を包み込むフィルムパック式などが一般的に知られている。
ここで、上記した箱詰め式は、箱内に収納された商品を外部から視認することができないため、店頭陳列時の商品訴求力に乏しいという問題がある。また、ブリスターパック式は、プラスチックカバー内に収納された商品を外部から視認できるものの、保形性のある比較的厚手のプラスチックシートを商品の形状に合うように成形する必要がある。そのため、製造が煩雑となり製造コストが高いという問題がある。また、プラスチックの消費量が多いことから省資源の問題だけでなく、商品を取り出した後のプラスチックカバーの廃棄処理など、環境対策の問題もある。
そのため、最近では、シュリンクフィルムを用いて商品を包装するフィルムパック式が増加している。このフィルムパック式の陳列用包装具としては、両側縁に一対の突設片が設けられ、各突設片をそれぞれ折曲して自立可能とした台紙と、台紙を囲むように配置される筒状のシュリンクフィルムとを備え、シュリンクフィルム内の台紙の表面との間に商品を配置し、シュリンクフィルムを加熱して熱収縮させることで、商品を台紙ごとシュリンクフィルムによって包装するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭58−72958号公報
上記した特許文献1の商品陳列用包装具では、商品が乾電池やスプレー缶などの、底面がある程度平坦で自力で静止した状態で立っていることができる自立可能な形状のものについては包装可能である。しかし、商品の形状が異形で、商品が自力では静止状態で立っていることができない自立困難な形状を有しているものである場合には、商品をシュリンクフィルムで包装する際に、商品を台紙に対して所定位置に直立姿勢で保持できない。そのため、シュリンクフィルムで包装する際に、台紙に対する商品の位置がずれてしまい、商品が位置ずれしたまま包装してしまうと、包装後の商品の見栄えが悪くなる。よって、特許文献1の商品陳列用包装具では、自立できない形状の商品を包装できないという問題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、自立可能な形状の商品だけでなく、自立困難な形状の商品についてもフィルムパック式で包装可能な商品陳列用包装具およびこの包装具を用いた商品包装体を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、台紙と、樹脂製フィルムとを備え、前記樹脂製フィルムで商品を前記台紙の表面側に一体に包装する商品陳列用包装具であって、前記台紙は、本体部と、前記本体部の両側縁部に表面側に折り曲げ可能に設けられた一対の折曲部とを備え、前記各折曲部は、商品の側方に配される支持部と、前記支持部から商品とは反対側に折り曲げられる折り返し部とを備え、前記各支持部は、商品の一部を係止する係止手段を備え、前記樹脂フィルムによる包装時に、前記各支持部は、商品の形状に沿うように折り曲げられ、前記各折り返し部は、商品の一部が突き当たる商品陳列用包装具により達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記係止手段は、商品の一部が係脱可能な係合孔であり、前記係合孔を通して商品の一部が前記支持部と前記折り返し部との間に突出可能であることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記係止手段は、係止される商品の下端が前記支持部の下縁部よりも上方に位置するよう前記支持部に配置されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記係止手段が、前記支持部に上下方向に複数備えられており、かつ、係止される複数の商品の間に所定の間隔が設けられるよう配置されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記係合孔は、前記支持部の一部を切り欠くことにより形成される、または、前記支持部の一部を切り込むことにより設けられる舌片を倒伏させることにより形成されることを特徴としている。
本発明の他のさらに好ましい実施態様においては、自立困難な形状の商品を包装対象とすることを特徴としている。
また、本発明の上記目的は、上記構成の商品陳列用包装具に商品が包装されている商品包装体によっても達成される。
本発明によれば、自立可能な形状の商品だけでなく、自立困難な形状の商品についてもフィルムパック式で包装することができる。
本発明の一実施形態に係る商品包装体の斜視図である。 図1の正面図である。 図1の平面図である。 商品陳列用包装具の分解斜視図である。 台紙の展開図である。 薬液供給器の分解正面図である。
図1〜図3には、本発明の一実施形態である商品包装体1の外観が示されている。商品包装体1は、商品2を、本発明に係る商品陳列用包装具3で包装した状態のもので、これを店頭などに陳列することで、包装された商品2を展示することが可能なものである。
商品2としては、図示例では、水洗トイレの貯水タンク上部の手洗い用給水受皿に設置されて使用される薬液供給器20が例示されているが、商品2としては、何もこれに限られるものではなく、例えば、日用雑貨品(洗浄剤、芳香剤、消臭剤、防虫剤、衛生用品、化粧品他)、玩具、家電製品、食品、飲料、医薬(部外)品など、種々のものを適用することができる。薬液供給器20は、図6に示されているように、芳香、消臭、便器の洗浄のための薬液を収容する薬液容器21と、薬液容器21を支持するカップ状の支持体22とを備えている。薬液容器21および支持体22は、ともに平面視が横長の略楕円形状に形成されており、横方向(図6で左右方向)の端部21A,22Aが外側へ大きく張り出した形状となっている。この薬液供給器20は、使用時には、支持体22に薬液容器21がセットされた状態で使用されるが、店頭などの陳列時には、これらが別々の状態で包装されている必要があるため、本実施形態では、薬液容器21と支持体22とが上下2段に分けられた状態で商品陳列用包装具3に包装されている。
下段の支持体22は、底面に前記手洗い用給水受皿の排水口に挿入される脚部23が設けられていて、そのために、自力では台上などに静止した状態で立っていることができない自立困難な形状を有している。よって、従来からある商品陳列用包装具では、包装時に、台紙に対して所定位置に直立姿勢で保持することが難しいため、包装するのが困難である。また、上段の薬液容器21は、支持体22の上方に包装されるので、包装するのが困難である。このような自力では台紙の所定位置に保持することが困難な商品2を、本発明に係る商品陳列用包装具3では好適に包装することが可能である。
なお、本実施形態では、薬液供給器20を構成する薬液容器21、支持体22がそれぞれ別の商品2として上下に分けられて包装されているが、同じ商品2が上下方向に複数包装されていてもよく、また、1つの商品2だけが商品陳列用包装具3に包装されるような構成でも構わない。また、本実施形態では、商品2は、自力では台紙の所定位置に直立姿勢で保持することが難しい自立困難な形状となっているが、商品2の形状は何もこれに限られるものではなく、底面がある程度平坦で自力で静止した状態で立っていることができる自立可能な形状のものであっても構わない。また、商品2の平面視形状は、横長形状になっているが、何もこれに限られるものではなく、種々の形状であっても構わない。
本発明に係る商品陳列用包装具3は、図1〜図5に示すように、商品2を支持可能な台紙4と、商品2および台紙4を一体に包装する透明な筒状の樹脂製フィルム5とを備えている。台紙4は、長方形状の本体部40と、本体部40の対向する両側縁部に一体に設けられた一対の折曲部41と、本体部40の上縁部に一体に設けられたヘッダ部42とを備えている。一対の折曲部41は、本体部40の両側縁部に沿う折り曲げ線43によって本体部40の表面側へ折り曲げられており、商品2は、本体部40の表面側に両折曲部41により支持されている。なお、図5は、両折曲部41を展開した状態の台紙4を示している。また、台紙4の表面側とは、後述するように、商品2の広告・宣伝のために、商品名や商品アピ−ルの図案などが印刷される側の面である。
本体部40は、その横幅w1が商品2の横幅W(本実施形態では薬液容器21の横幅W1および支持体22の横幅W2、図6に示す)よりも小さく、また、長さlが商品2の高さh(本実施形態では薬液容器21の高さh1および支持体22の高さh2を合わせた高さh1+h2、図6に示す)よりも十分大きくなるように形成されている。一対の折曲部41は、折り曲げ時、商品2の側方に配される支持部44と、折り曲げ線46によって支持部44とは反対側に折り曲げられる折り返し部45とを備えている。支持部44および折り返し部45は、その横幅w2がほぼ同じ大きさに形成されている。
各支持部44には、同じ高さ位置に、各支持部44の間に挟まれた商品2の一部が係脱可能な係合孔60が対になって形成されている。この一対の係合孔60は、商品2の一部を係止して商品2を台紙4に固定する係止手段6を構成しており、本実施形態では、外側へ大きく張り出す商品2の横方向(図6で左右方向)の端部22A,22Bが各係合孔60に挿入されて各係合孔60の下縁部61上に載置されることで、商品2が台紙4の所定位置に直立姿勢で保持される。また、係合孔60を通して商品2の一部(横方向の端部22A,22B)が支持部44を突き抜けて折り返し部45に突き当たることで、支持部44と折り返し部45との間に隙間62が形成され、商品2の包装時、各折曲部41は、支持部44と折り返し部45とで略V字状になっている。
係合孔60は、包装される商品2の数に応じて各支持部44に1つまたは複数形成され、本実施形態では、各支持部44に2つの係合孔60A,60Bが上下方向に所定の間隔をあけて配置されている。各係合孔60(60A,60B)は、本実施形態では、支持部44を所定形状に切り欠くことにより形成されているが、支持部44に所定形状の切り込みを設け、これにより形成される舌片を倒伏させることにより係合孔60(60A,60B)を形成するようにしてもよい。また、各係合孔60(60A,60B)は、それぞれ係止される商品2の一部(横方向の端部22A,22B)の外形に応じた形状に形成されるのが好ましい。これにより、商品2の一部(横方向の端部22A,22B)が係合孔60(60A,60B)に挿入・係止されやすくなるため、商品2をより安定した状態で台紙4に保持することができる。
各支持部44の最下段の係合孔60B(各支持部44に係合孔が1つしか設けられていない場合には1つの係合孔60)は、当該係合孔60Bに係止される商品2の下端(本実施形態では、支持体22の脚部23の下端)が支持部44の下縁部44Aよりも上方に位置するように、支持部44に配置されている。これにより、最下段の商品2は宙に浮いた状態で台紙4に保持され、最下段の商品2の下方に下部空間A1が形成されるため、商品2が商品陳列用包装具3で包装された状態の商品包装体1を台上などに載置した際に、最下段の商品2が台などと接触して壊れたり傷ついたりすることを防止できる。この下部空間A1の高さH1、つまり、最下段の商品2の下端と支持部44の下縁部44Aとの間隔H1は、3mm以上であることが好ましい。
また、係合孔60(60A,60B)が支持部44の上下方向に複数形成され、複数の商品2が包装される場合には、各係合孔60(60A,60B)は、係止される複数の商品2の間に所定の間隔Lが設けられるよう配置されることが好ましい。具体的には、包装される各商品2の正面視における全体の姿・形が明確に視認できる程度、上下に隣接する商品2が間隔Lをあけて配置されるのが好ましく、上記間隔Lは、5mm以上であることが好ましい。これにより、包装後の商品2の見栄えをよくすることができ、商品訴求力を向上できる。
さらに、各支持部44の最上段の係合孔60A(各支持部44に係合孔が1つしか設けられていない場合には1つの係合孔60)は、当該係合孔60Aに係止される商品2の上端(本実施形態では、薬液容器21の上端)が支持部44の上縁部44Bよりも下方に位置するように、支持部44に配置されるのが好ましい。これにより、最上段の商品2の上方にも上部空間A2が形成されるため、最上段の商品2が容易に何かと接触して壊れたり傷ついたりすることを防止できる。この上部空間A2の高さH2、つまり、最上段の商品2の上端と支持部44の上縁部44Bとの間隔H2は、5mm以上であることが好ましい。
ヘッダ部42の表面には、商品名や商品アピ−ルの図案などが印刷されており、広告・宣伝効果の向上が図られている。ヘッダ部42の上縁部側の幅中央位置には、吊り下げ用の鉤部材(図示せず)を引っ掛けることが可能な円形状の吊下孔47が形成されている。この吊下孔47に陳列用のパネル(図示せず)に設けられた前記鉤部材を引っ掛ければ、商品包装体1を吊り下げ状態で陳列することができる。
上記構成の台紙4は、後述するように、樹脂製フィルム5による包装時に両折曲部41が折り曲げられるため、可撓性を有しているとともに、ある程度の強度を備え、折れ曲がりに強い耐折れ性を有していることが好ましく、例えば、紙器用板紙(白板紙、黄ボール、チップボール、色ボール)、プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル)からなる板などにより形成される。なお、台紙4の強度としては、紙器用板紙では、目付けが230g/m〜550g/m程度、プラスチックからなる板では、厚みが0.25mm〜0.5mm程度のものが適当である。
樹脂製フィルム5は、台紙4の表面側に商品2が保持された状態で、これらを一体に囲繞することにより、商品2を包装して保護するものである。この樹脂製フィルム5としては、例えば、熱収縮性を有するシュリンクフィルムが好適に用いられるが、ラップフィルムなどその他の樹脂製フィルムであっても構わない。樹脂製フィルム5には、長手方向に直線状のミシン目(図示せず)を入れることができ、これにより、ミシン目に沿って樹脂製フィルム5を容易に分断可能とすることもできる。
上記構成の商品陳列用包装具3を用いて商品2を包装するためには、まず、台紙4の両支持部44を本体部40の表面側に折り曲げる(谷折り)とともに、両折り返し部45を支持部44とは反対側に折り曲げて(山折り)、台紙4を自立可能にする。そして、両支持部44の係合孔60に包装する商品2の一部をそれぞれ係止させることで、商品2を台紙4の所定位置に保持する。そして、台紙4を囲むようにしてシュリンクフィルムなどの筒状の樹脂製フィルム5を配置し、樹脂製フィルム5を加熱して熱収縮させるなどして、商品2を台紙4ごと樹脂製フィルム5によって包装することで、商品包装体1が得られる。
上記構成の商品陳列用包装具3および商品包装体1によると、商品2の一部が両支持部44の係合孔60に係止されることで、商品2が台紙4に対して所定位置に直立姿勢で保持されるので、図示例の薬液供給器20の支持体22のような、自立困難な形状を有している商品であっても、これを見栄えよくフィルムパック式で包装することができる。また、係合孔60を両支持部44に上下方向に複数設けることで、複数の商品2を上下に並べて包装することができる。また、樹脂製フィルム5による包装時には、両支持部44が商品2の形状に沿うように折り曲げられるため、商品2の一部が係合孔60に深く入り込んで商品2が支持部44に強固に係止される。よって、商品2を台紙4にしっかりと固定することができる。
また、商品2を係合孔60で係止することで、両支持部44(台紙4)が商品2の自重により押し下げられる。これにより、商品包装体1を台上などに載置して陳列する際には、商品包装体1が安定した状態で自立し、商品包装体1が商品2の重みで前方に傾くことを防止できる。また、商品2の一部が係合孔60を介して支持部44を突き抜けて、支持部44と折り返し部45との間に隙間62を形成することで、樹脂製フィルム5による包装時には、折り返し部45が支持部44に対して拡開して略V字状をなす。よって、略V字状に開いた折曲部41が商品包装体1をより安定した状態で自立させる結果、商品包装体1が商品2の重みで前方に傾くことを防止できる。
また、上記したように、樹脂製フィルム5による包装時に、商品2の一部が折り返し部45に突き当たって、折り返し部45を支持部44に対して略V字状に拡開させるので、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2にきつく巻き付けて、商品2が台紙4からずれ動いたり脱落したりすることなくしっかりと包装することができる。つまり、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2に対してゆるく巻き付けたのでは、商品2が台紙4よりずれ動いたり脱落しやすくなるので、これを防止するためには、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2に対してきつく巻き付ける必要がある。ここで、台紙4が折り返し部45を備えることなく、支持部44のみを備えた構成であると、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2に対してきつく巻き付けた場合に、以下のような問題が生じる。まず、筒状(例えば円筒状)の樹脂製フィルム5により台紙4を囲繞すると、樹脂製フィルム5と接する支持部44が樹脂製フィルム5により折り曲げられるが、樹脂製フィルム5による巻き付け力を大きくすればするほど支持部44が強く折り曲げられて過度に変形してしまい、その結果、支持部44が破断したり、特に係合孔60間の幅が狭く強度が弱くなっている部分が破断の起点となるおそれがある。また、支持部44の係合孔60から突出する商品2の一部が樹脂製フィルム5と直接当接するため、樹脂製フィルム5による巻き付け力を大きくすると、商品2の一部と当接する部分において樹脂製フィルム5が破断するおそれもある。よって、台紙4が折り返し部45を備えることなく、支持部44のみを備えた構成であると、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2にきつく巻き付けることが困難である。これに対して、上記構成の台紙4のように、折り返し部45を備えていると、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2に対してきつく巻き付けた場合、樹脂製フィルム5と接する外側の折り返し部45は樹脂製フィルム5により強く折り曲げられるが、内側の支持部44は、外側の折り返し部45が盾となって、商品2の形状に沿うように折り曲げられるものの樹脂製フィルム5により強く折り曲げられるのが抑制される。よって、支持部44が破断したりすることを防止できるうえ、支持部44の係合孔60から突出する商品2の一部は、折り返し部45に突き当たって樹脂製フィルム5に直接当接しないので、商品2の一部により樹脂製フィルム5が破断することも防止できる。このように、本実施形態の台紙4では、折り返し部45を備えることにより、樹脂製フィルム5を台紙4および商品2にきつく巻き付けることが可能であり、これにより、商品2が台紙4からずれ動いたり脱落したりすることなくしっかりと包装することが可能になっている。
また、最下段の商品(商品が1つしか包装されない場合にはその1つの商品)2は、当該商品2の下端が支持部44の下縁部44Aよりも上方に位置するように包装されて当該商品2の下方に下部空間A1が形成されているので、当該商品2が容易に何かと接触して壊れたり傷ついたりすることを防止できる。また、最上段の商品(商品が1つしか包装されない場合にはその1つの商品2)についても、当該商品2の上端が支持部44の上縁部44Bよりも下方に位置するように包装されて当該商品2の上方に上部空間A1が形成されているので、当該商品2が容易に何かと接触して壊れたり傷ついたりすることも防止できる。
また、各商品2は、各商品2の正面視における全体の姿・形が明確に視認できる程度、上下に隣接する商品2との間に間隔Lをあけて配置されるので、商品2を見栄えをよく包装することができ、商品訴求力を向上できる。
また、両折り返し部45の表面は、台紙4の展開時には、ヘッダ部42の表面と同じ台紙4の表面側となるので、両折り返し部45の表面も広告・宣伝もしくは商品説明欄として有効に使用することができ、これにより、広告・宣伝のための表示面積が増加するので、広告・宣伝性の高いものとすることができる。なお、台紙4の本体部40の表裏面や両支持部44の表面、ヘッダ部42の裏面にも広告・宣伝もしくは商品説明のための表示を設けることもできる。さらに、両支持部44の裏面や両折り返し部45の裏面にも、広告・宣伝もしくは商品説明用の表示を設けることができる。この両支持部44および両折り返し部45の裏面は、商品2の包装時は、互いに重ね合わされているため外部から視認することができないが、開封時には折曲部41を展開することにより視認可能になる。よって、商品2の細かい使用説明など、商品2の店頭陳列時には特に購買者に見せる必要がない情報をここに表示することで、その他の表示領域を商品2の広告・宣伝のために有効利用できる結果、さらに広告・宣伝のための表示面積を拡大できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、上下方向に複数(2つ)並べられる商品2を個別に複数(2つ)の樹脂製フィルム5で包装しているが、これらを1つの樹脂製フィルムでまとめて包装するようにしてもよい。また、上記実施形態では、商品2の一部を係止する係止手段6が係合孔60により構成されているが、各支持部44にフラップを設け、フラップ上に商品2の一部を載置して商品2を台紙4に対して係止するように構成してもよい。
1 商品包装体
2 商品
3 商品陳列用包装具
4 台紙
5 樹脂製フィルム
6 係止手段
40 本体部
41 折曲部
44 支持部
45 折り返し部
60 係合孔

Claims (7)

  1. 台紙と、樹脂製フィルムとを備え、前記樹脂製フィルムで商品を前記台紙の表面側に一体に包装する商品陳列用包装具であって、
    前記台紙は、本体部と、前記本体部の両側縁部に表面側に折り曲げ可能に設けられた一対の折曲部とを備え、
    前記各折曲部は、商品の側方に配される支持部と、前記支持部から商品とは反対側に折り曲げられる折り返し部とを備え、
    前記各支持部は、商品の一部を係止する係止手段を備え
    前記樹脂フィルムによる包装時に、前記各支持部は、商品の形状に沿うように折り曲げられ、前記各折り返し部は、商品の一部が突き当たる商品陳列用包装具。
  2. 前記係止手段は、商品の一部が係脱可能な係合孔であり、前記係合孔を通して商品の一部が前記支持部と前記折り返し部との間に突出可能である請求項1に記載の商品陳列用包装具。
  3. 前記係止手段は、係止される商品の下端が前記支持部の下縁部よりも上方に位置するよう前記支持部に配置されている請求項1または2に記載の商品陳列用包装具。
  4. 前記係止手段が、前記支持部に上下方向に複数備えられており、かつ、係止される複数の商品の間に所定の間隔が設けられるよう配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の商品陳列用包装具。
  5. 前記係合孔は、前記支持部の一部を切り欠くことにより形成される、または、前記支持部の一部を切り込むことにより設けられる舌片を倒伏させることにより形成される請求項2に記載の商品陳列用包装具。
  6. 自立困難な形状の商品を包装対象とする請求項1〜5のいずれかに記載の商品陳列用包装具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の商品陳列用包装具に商品が包装されている商品包装体。
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