JP6072666B2 - 画像読取装置、画像形成装置、光の入射角度検出方法、光の入射角度検出プログラム、記録媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、光の入射角度検出方法、光の入射角度検出プログラム、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、原稿載置面に載置された原稿から画像データを読み取る画像読取装置に関する。
一般に、原稿載置面に載置された原稿から画像データを読み取る画像読取装置はフラットベッドスキャナーと称される。この種の画像読取装置では、原稿から画像データを読み取る前に原稿の有無及び原稿サイズを検出するため、プレスキャンと称される事前読取処理が実行されることがある(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−90399号公報
一方、原稿載置面の下方に配置された複数の光電変換部のうち外部から原稿載置面を透過して入射する光を受光する光電変換部の位置に応じて原稿の有無及び原稿サイズが検出される構成が考えられる。このような構成では、光電変換部各々が、原稿載置面の下方を移動する読取ユニットの更に下方に配置されることになる。即ち、原稿載置面と光電変換部との間には読取ユニットの移動空間を確保するための距離が必要である。そのため、外部から原稿載置面に垂直に光が照射される場合でなければ、原稿載置面における光の入射位置と光電変換部の設置面における光の入射位置とには差が生じる。この場合、例えば外部から原稿載置面を透過して入射する光を受光する光電変換部の位置に応じて検出される原稿サイズの検出精度が低くなる。
本発明の目的は、原稿載置面の下方に配置された光電変換部に対する光の入射角度を検出可能な画像読取装置、画像形成装置、光の入射角度検出方法、光の入射角度検出プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像読取装置は、読取ユニットと、移動制御手段と、光電変換部と、位置検出手段と、入射角度検出手段とを備える。前記読取ユニットは、原稿載置面の下方に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿から画像データを読取可能である。前記移動制御手段は、前記読取ユニットを副走査方向に移動させる。前記光電変換部は、前記読取ユニットの下方に設けられ、前記原稿載置面を透過して入射する光の受光量に応じた電力を出力する。前記位置検出手段は、前記移動制御手段による前記読取ユニットの移動により前記光電変換部から出力される電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニットの前記副走査方向の位置を検出する。前記入射角度検出手段は、前記光電変換部の前記副走査方向の位置及び前記位置検出手段により検出された前記読取ユニットの位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、画像読取装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、前記画像読取装置により読み取られた画像データに基づいて画像を形成する。
本発明の他の局面に係る光の入射角度検出方法は、原稿載置面の下方に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿から画像データを読取可能な読取ユニットと、前記読取ユニットの下方に設けられ、前記原稿載置面を透過して入射する光の受光量に応じた電力を出力する光電変換部とを備える画像読取装置で実行される光の入射角度検出方法であって、下記の第1ステップから第3ステップを含む。前記第1ステップは、前記読取ユニットを副走査方向に移動させる。前記第2ステップは、前記第1ステップによる前記読取ユニットの移動により前記光電変換部から出力される電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニットの前記副走査方向の位置を検出する。前記第3ステップは、前記光電変換部の前記副走査方向の位置及び前記第2ステップにより検出された前記読取ユニットの位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する。
本発明の他の局面に係る光の入射角度検出プログラムは、原稿載置面の下方に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿から画像データを読取可能な読取ユニットと、前記読取ユニットの下方に設けられ、前記原稿載置面を透過して入射する光の受光量に応じた電力を出力する光電変換部とを備える画像読取装置のプロセッサーに、下記の第1ステップから第3ステップを実行させるためのプログラムである。前記第1ステップは、前記読取ユニットを副走査方向に移動させる。前記第2ステップは、前記第1ステップによる前記読取ユニットの移動により前記光電変換部から出力される電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニットの前記副走査方向の位置を検出する。前記第3ステップは、前記光電変換部の前記副走査方向の位置及び前記第2ステップにより検出された前記読取ユニットの位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する。
本発明の他の局面に係る記録媒体は、前記光の入射角度検出プログラムを記録したコンピューター読取可能な記録媒体である。
本発明によれば、原稿載置面の下方に配置された光電変換部に対する光の入射角度を検出することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置における光の入射角度及び光の起点の検出方法の説明図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置における光電変換部の特定方法の説明図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行される検出補正処理の一例を示すフローチャート。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1(A)は、前記画像形成装置10の模式断面図、図1(B)は、図1(A)におけるC−C矢視図である。
図1及び図2に示すように、前記画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、及び記憶部7を備える。前記画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能と共に、プリンター機能、ファクシミリー機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、前記画像形成装置10において、前記画像読取部2及び前記制御部5を備える構成が本発明に係る画像読取装置の一例である。また、本発明は、スキャナー、ファクシミリー装置、及びコピー機などの画像読取装置又は画像形成装置に適用可能である。
前記ADF1は、図1(A)に示すように、原稿セット部11、複数の搬送ローラー12、原稿押さえ13、及び排紙部14を備える自動原稿搬送装置である。そして、前記ADF1では、前記搬送ローラー12各々が不図示のモーターで駆動されることにより、前記原稿セット部11に載置された原稿が前記画像読取部2による画像データの読取位置を通過して前記排紙部14まで搬送される。これにより、前記画像読取部2は、前記ADF1により搬送される原稿から画像データを読み取ることが可能である。
前記画像形成部3は、前記画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成部である。具体的に、前記画像形成部3は、図1(A)に示すように、感光体ドラム31、帯電装置32、露光装置(LSU)33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39を備える。そして、前記画像形成部3では、前記給紙部4に着脱可能な給紙カセット41から供給される用紙に以下の手順で画像が形成され、画像形成後の用紙が前記排紙トレイ39に排出される。
まず、前記帯電装置32によって前記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、前記露光装置33により前記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、前記感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム31上の静電潜像は前記現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、前記現像装置34には、前記画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。続いて、前記感光体ドラム31に形成されたトナー像は前記転写ローラー35によって用紙に転写される。その後、用紙に転写されたトナー像は、その用紙が前記定着ローラー37及び前記加圧ローラー38の間を通過する際に前記定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。なお、前記感光体ドラム31の表面に残存したトナーは前記クリーニング装置36で除去される。
前記制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部5は、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUを用いて実行することにより前記画像形成装置10を統括的に制御する。なお、前記制御部5は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよく、前記画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
前記操作表示部6は、前記制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示し、ユーザーの操作に応じて前記制御部5に各種の情報を入力するタッチパネルなどの表示入力部である。
前記記憶部7は、前記画像読取部2で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データを記憶するハードディスク又はSSDなどの不揮発性の記憶手段である。
前記画像読取部2は、図1(A)及び図1(B)に示すように、原稿台21、読取ユニット22、及び受光部23を備える。
前記原稿台21は、前記画像読取部2の上面に設けられており、図1(B)に示すように、原稿載置面211及び搬送読取面212を備える。前記原稿載置面211は、画像データの読取対象となる原稿が載置される透光性を有するコンタクトガラスである。前記搬送読取面212は、前記ADF1により搬送される原稿に対して前記読取ユニット22から照射される光を透過する搬送読取用ガラスである。前記原稿載置面211では、予め定められた載置基準位置213に合わせて各種サイズの原稿が載置される。また、前記原稿載置面211上には、複数の原稿サイズに対応して原稿検出位置214〜219が予め定められている。前記原稿検出位置各々は、原稿サイズ各々に対応する副走査方向25(図1(A)における左右方向)の端部より内側である。また、前記原稿検出位置各々の中で隣接する前記原稿検出位置の間には、前記載置基準位置213に合わせて前記原稿載置面211に原稿が載置されたときに前記原稿の前記副走査方向25の端部が位置する。より具体的に、前記原稿検出位置214、215、216、217、218、及び219は、前記載置基準位置213に合わせてB5縦、A4縦、B5横、A4横、B4横、A3横の各サイズの原稿が載置された場合に、その原稿が上方に存在する位置として定められている。
前記読取ユニット22は、前記原稿載置面211の下方に設けられ、前記原稿載置面211に載置された原稿から前記原稿載置面211における主走査方向24(図1(A)における奥行方向)の1ライン分の画像データを読取可能である。具体的に、前記読取ユニット22は、LED光源221、ミラー222、光学レンズ223、及びCCD(Charge Coupled Device)224を備え、ステッピングモーター等の駆動手段を用いた不図示の移動機構によって前記副走査方向25へ移動可能に構成されている。そして、前記駆動手段により前記読取ユニット22が前記副走査方向25に移動されると、前記LED光源221から前記原稿台21上に照射される光が前記副走査方向25に走査される。
前記LED光源221は、前記主走査方向24に沿って配列された多数の白色LEDを備える。そして、前記LED光源221は、前記原稿台21の前記原稿載置面211又は前記搬送読取面212を透過させて原稿に前記主走査方向24の1ライン分の白色光を照射する。前記LED光源221による光の照射位置が前記画像読取部2による画像データの読取位置であり、前記読取位置は前記読取ユニット22の前記副走査方向25の移動に伴って前記副走査方向25に移動する。具体的に、前記読取ユニット22は、前記原稿載置面211に載置された原稿から画像データを読み取る際には前記LED光源221の光が前記原稿載置面211を通過する位置に移動される。また、前記ADF1によって搬送される原稿から画像データを読み取る際には、前記読取ユニット22は前記LED光源221の光が前記搬送読取面212を通過する位置に移動される。
前記ミラー222は、前記LED光源221から照射されて前記原稿台21上の前記読取位置にある原稿の表面で反射した後の光を反射させて前記光学レンズ223に導く。前記光学レンズ223は、前記ミラー222から入射した光を集光して前記CCD224に入射させる。
前記CCD224は、受光した光をその光量に応じた電気信号(電圧)に変換し、画像データとして出力する光電変換素子を有するイメージセンサーである。そして、前記CCD224は、前記LED光源221から光が照射されたときに前記原稿から反射して入射する反射光に基づく電気信号を前記原稿の画像データとして前記制御部5に入力する。
前記受光部23は、図1(A)及び図1(B)に示すように、前記読取ユニット22の下方に設けられ、前記原稿載置面211を透過して入射する照明器具の光又は太陽光などの受光量に応じた電力を出力する複数の光電変換部を含む。具体的に、前記光電変換部は、並列又は直列に接続された複数の光電変換素子を有し、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池である。なお、前記光電変換部は、複数のフォトダイオードなどであってもよい。
また、前記受光部23に含まれる前記光電変換部各々は、図1(A)及び図1(B)に示すように、原稿台21の底面であって、前記副走査方向25の位置が異なる位置に設けられている。そのため、前記読取ユニット22の筐体により光の入射が遮断される前記光電変換部の位置は、前記読取ユニット22の前記副走査方向25の移動に伴って、前記副走査方向25に移動する。
一方、前記制御部5は、図2に示すように、移動制御部51、位置検出部52、入射角度検出部53、起点検出部54、特定部55、補正部56、及び原稿検出部57を含む。具体的に、前記制御部5の前記ROM又は前記EEPROMには、前記CPUに後述の検出補正処理(図5参照)を含む各種の処理を実行させるための画像読取プログラムが予め記憶されている。そして、前記制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記画像読取プログラムに従って各種の処理を実行することにより、前記移動制御部51、前記位置検出部52、前記入射角度検出部53、前記起点検出部54、前記特定部55、前記補正部56、及び前記原稿検出部57として機能する。ここに、前記移動制御部51、前記位置検出部52、前記入射角度検出部53、前記起点検出部54、前記特定部55、前記補正部56、及び前記原稿検出部57として機能するときの前記制御部5が、移動制御手段、位置検出手段、入射角度検出手段、起点検出手段、特定手段、補正手段、及び原稿検出手段の一例である。
なお、前記画像読取プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて前記制御部5の前記EEPROMなどの記憶部にインストールされるものであってもよい。また、前記移動制御部51、前記位置検出部52、前記入射角度検出部53、前記起点検出部54、前記特定部55、前記補正部56、及び前記原稿検出部57の一部又は全部が電気回路モジュールであってもよい。
前記移動制御部51は、前記読取ユニット22を前記副走査方向25に移動させる。具体的に、前記移動制御部51は、前記移動機構に対して制御信号を送信し、前記移動機構による前記読取ユニット22の移動動作を制御することで、前記読取ユニット22を待機位置であるホームポジションと前記副走査方向25の端部との間で往復移動させることが可能である。
前記位置検出部52は、前記移動制御部51による前記読取ユニット22の移動により前記受光部23に含まれる前記光電変換部から出力される電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニット22の前記副走査方向25の位置を検出する。具体的に、前記変化は、前記光電変換部から出力される電力が予め設定された閾値以上から前記閾値未満に変化すること、又は前記閾値未満から前記閾値以上に変化することである。ここで、前記閾値は、前記読取ユニット22の移動に伴う光電変換部への光の入射の遮断を検出するために予め設定された値である。例えば、前記位置検出部52は、前記光電変換部から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化した際の前記読取ユニット22の移動方向における先端部の位置を、前記移動制御部51の前記移動機構に対する前記制御信号の送信状況に応じて検出する。前記位置検出部52は、例えば前記移動機構の駆動手段がモーターである場合、前記モーターの駆動時間、又は前記モーターに入力されるクロック数などに基づいて前記読取ユニット22の位置を判断することが可能である。また、前記位置検出部52は、前記光電変換部から出力される電力が前記閾値未満から前記閾値以上に変化した際の前記読取ユニット22の移動方向における後端部の位置を、前記移動制御部51の前記移動機構に対する前記制御信号の送信状況に応じて検出するものであってもよい。
前記入射角度検出部53は、前記光電変換部の前記副走査方向25の位置及び前記位置検出部52により検出された前記読取ユニット22の位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する。なお、前記入射角度の検出方法については後段で説明する。
前記起点検出部54は、前記入射角度検出部53により検出される少なくとも2つの前記光電変換部に対応する前記入射角度に応じて光の起点を検出する。なお、前記光の起点の検出方法については後段で説明する。
前記特定部55は、前記受光部23に含まれる前記光電変換部各々の位置と前記起点検出部54により検出された前記光の起点とに基づいて、前記受光部23に含まれる前記光電変換部の中から前記原稿載置面上における前記原稿検出位置214〜219における原稿の有無を検出可能な複数の前記光電変換部を特定する。
前記補正部56は、前記特定部55による特定結果に基づいて、前記記憶部7に記憶されている複数の前記光電変換部の情報を補正する。具体的に、前記画像形成装置10の前記記憶部7には、前記原稿検出位置214〜219各々における原稿の有無を検出可能な前記光電変換部を示す対応情報が記憶されている。そして、前記補正部56は、前記特定部55により複数の前記光電変換部が特定された場合に、特定された前記光電変換部の情報に基づいて、前記記憶部7に記憶された前記対応情報を補正する。
前記原稿検出部57は、前記特定部55により特定された前記光電変換部の出力結果に応じて前記原稿載置面211に載置された原稿の有無及び前記原稿サイズを検出する。具体的に、前記原稿検出部57は、前記特定部55により特定された複数の前記光電変換部各々から出力される電力が前記閾値以上であるか否かに応じて原稿のサイズ及び向きを検出する。例えば、前記原稿検出部57は、前記原稿検出位置218に対応する前記光電変換部から前記閾値以上の電力が出力され、前記原稿検出位置217に対応する前記光電変換部から前記閾値以上の電力が出力されない場合に、前記原稿載置面211に載置された原稿のサイズ及び向きが「A4横」であると検出する。なお、前記原稿検出部57は、前記記憶部7に記憶されている前記対応情報に基づいて原稿の有無及び前記原稿サイズを検出する。
[入射角度の検出方法]
ここで、図3(A)〜(C)を参照しつつ、前記入射角度検出部53による前記光電変換部に対する光の入射角度の検出方法、及び前記起点検出部54による光の起点の検出方法について説明する。本実施の形態では、前記受光部23に含まれる2つの光電変換部231及び232により、前記光電変換部231及び232各々に対する光の入射角度及び光の起点が検出される場合を例に挙げる。
ここに、図3(A)〜(C)は、前記原稿台21の模式断面図である。また、図3(A)におけるLは光源を、前記光源Lから伸びる直線状の矢印は前記光源Lから前記光電変換部231及び232に入射する光を、それぞれ示すものである。更に、図3(A)〜(C)のP1及びP2は前記光電変換部231及び232の位置を、P3は前記光源Lの位置(起点)を、P4〜P6は前記読取ユニット22の静止時又は移動時における先端部の位置を、それぞれ模式的に示したものである。具体的に、前記位置P1〜P6は前記副走査方向25の位置(X1、X2、・・・)及び高さ方向26の位置(Y1、Y2、・・・)で特定される座標上の位置である。
図3(A)において、前記読取ユニット22は、前記ホームポジションで静止している。ここで、前記読取ユニット22は、前記移動制御部51により前記移動機構に前記制御信号が送信されると、前記副走査方向25の端部へ向けて移動を開始する。
図3(B)において、前記読取ユニット22の移動により、前記光源Lから前記光電変換部231へと入射される光が、前記読取ユニット22の筐体により遮断されている。そのため、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満へと変化することになる。ここで、前記位置検出部52は、前記位置P5を検出する。そして、前記入射角度検出部53は、前記位置P1、及び前記位置検出部52により検出された前記位置P5に基づいて、前記光電変換部231に対する前記光源Lの入射角度θ1を検出する。具体的に、前記入射角度検出部53は、前記位置P5と前記位置P1との前記副走査方向25における差(X5−X1)、及び前記高さ方向26における差(Y3−Y1)に基づいて、前記入射角度θ1を検出する。
図3(C)において、前記読取ユニット22の移動により、前記光源Lから前記光電変換部232へと入射される光が、前記読取ユニット22の筐体により遮断されている。そのため、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満へと変化することになる。ここで、前記位置検出部52は、前記位置P6を検出する。そして、前記入射角度検出部53は、前記位置P2、及び前記位置検出部52により検出された前記位置P6に基づいて、前記光電変換部232に対する前記光源Lの入射角度θ2を検出する。具体的に、前記入射角度検出部53は、前記位置P6と前記位置P2との前記副走査方向25における差(X6−X2)、及び前記高さ方向26における差(Y3−Y1)に基づいて、前記入射角度θ2を検出する。
そして、前記入射角度検出部53により前記光電変換部231及び232に対応する前記入射角度θ1及びθ2が検出されると、前記起点検出部54は前記入射角度θ1及びθ2に応じて光の起点である前記光源Lの位置を検出する。具体的に、前記起点検出部54は、前記位置P1(X1,Y1)を通過する前記副走査方向25からの角度θ1の直線と、前記位置P2(X2,Y1)を通過する前記副走査方向25からの角度θ2の直線との交点P3(X3,Y2)を算出することで、前記光源Lの位置を検出する。
[光電変換部の特定方法]
続いて、図4(A)及び図4(B)を参照しつつ、前記特定部55による前記原稿検出位置214〜219における原稿の有無を検出可能な複数の前記光電変換部の特定方法について説明する。ここでは、前記原稿検出位置214及び219における原稿の有無を検出可能な2つの前記光電変換部233及び234を特定する場合を例に挙げて説明する。なお、図4(A)は、前記原稿台21の模式断面図、図4(B)は、図4(A)におけるD−D矢視図である。また、P7及びP8は、前記原稿検出位置214及び219の位置をそれぞれ模式的に示したものである。
図4(A)に示すように、前記起点検出部54により前記光源Lの位置である前記位置P3が検出されると、前記特定部55は、前記位置P7及びP8を透過して前記受光部23を照射する前記光源Lの照射位置P9(X9,Y1)及びP10(X10,Y1)をそれぞれ算出することが可能となる。従って、算出された前記位置P9及びP10と一致又は近似する位置に配置された前記光電変換部を検索することで、前記原稿検出位置214及び219に対応する前記光電変換部233及び234を特定することができる。
なお、図4(B)に示すように、前記特定部55により特定される前記光電変換部の位置は、前記原稿載置面211の外側となることがある。そのため、前記受光部23は、前記原稿載置面211の長手方向の両端部を超える長さを有することが望ましい。
[検出補正処理]
以下、図5を参照しつつ、前記画像形成装置10において前記制御部5により実行される検出補正処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、前記制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。ここに、前記制御部5によって実行される前記検出補正処理における処理手順の一部又は全部を含む方法が本発明に係る光の入射角度検出方法の一例である。なお、前記制御部5は、例えば前記操作表示部6に表示された初期設定画面においてユーザーにより当該検出補正処理を実行する旨の操作入力が行われた場合に、前記検出補正処理を実行する。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、前記移動制御部51は、前記読取ユニット22を前記ホームポジションから前記副走査方向25の端部に向けて移動させる。
<ステップS2>
ステップS2において、前記位置検出部52は、前記ステップS1の前記読取ユニット22の移動により前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したか否かを判断する。なお、前記ステップS2において、前記光電変換部231からの出力電力が前記検出補正処理の開始時に比べて所定値以上変化したか否かを判断することも他の実施形態として考えられる。
ここで、前記位置検出部52は、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したと判断すると(S2のYes側)、処理をステップS3に移行させる。また、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化していなければ(S2のNo側)、前記位置検出部52は前記ステップS2で前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化するのを待ち受ける。
<ステップS3>
ステップS3において、前記位置検出部52は、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化した際の前記読取ユニット22の前記副走査方向25の位置を検出する。具体的に、前記位置検出部52は、前記読取ユニット22の移動方向における先端部の前記副走査方向25の位置を検出する。
なお、前記位置検出部52は、前記ステップS3の処理の実行後に、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値未満から前記閾値以上に変化した際の前記読取ユニット22の移動方向の後端部における前記副走査方向25の位置を検出することが考えられる。これにより、前記位置検出部52は、当該検出結果と前記ステップS3の検出結果との間の平均値をとることで、前記ステップS3における前記読取ユニット22の位置の検出誤差を抑制することが可能となる。
<ステップS4>
ステップS4において、前記位置検出部52は、前記ステップS1の前記読取ユニット22の移動により前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したか否かを判断する。
ここで、前記位置検出部52は、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したと判断すると(S4のYes側)、処理をステップS5に移行させる。また、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化していなければ(S4のNo側)、前記位置検出部52は前記ステップS4で前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化するのを待ち受ける。
<ステップS5>
ステップS5において、前記位置検出部52は、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化した際の前記読取ユニット22の前記副走査方向25の位置を検出する。具体的に、前記位置検出部52は、前記読取ユニット22の移動方向における先端部の前記副走査方向25の位置を検出する。
<ステップS6>
ステップS6において、前記制御部5は、前記読取ユニット22が前記副走査方向25の端部に到達したか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、前記読取ユニット22が前記副走査方向25の端部に到達したと判断すると(S6のYes側)、処理をステップS7に移行させる。また、前記読取ユニット22が前記副走査方向25の端部に到達していなければ(S6のNo側)、前記制御部5は前記ステップS6で前記読取ユニット22が前記副走査方向25の端部に到達するのを待ち受ける。
<ステップS7>
ステップS7において、前記移動制御部51は、前記読取ユニット22を前記副走査方向25の端部から前記ホームポジションに向けて移動させる。
<ステップS8>
ステップS8において、前記位置検出部52は、前記ステップS7の前記読取ユニット22の移動により前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したか否かを判断する。
ここで、前記位置検出部52は、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したと判断すると(S8のYes側)、処理をステップS9に移行させる。また、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化していなければ(S8のNo側)、前記位置検出部52は前記ステップS8で前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化するのを待ち受ける。
<ステップS9>
ステップS9において、前記位置検出部52は、前記光電変換部232から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化した際の前記読取ユニット22の前記副走査方向25の位置を検出する。具体的に、前記位置検出部52は、前記読取ユニット22の移動方向における先端部の前記副走査方向25の位置を検出する。即ち、前記ステップS9では、前記位置検出部52は、前記ステップS5とは異なり、前記読取ユニット22の前記ホームポジション側の端部の位置を検出する。
<ステップS10>
ステップS10において、前記位置検出部52は、前記ステップS7の前記読取ユニット22の移動により前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したか否かを判断する。
ここで、前記位置検出部52は、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化したと判断すると(S10のYes側)、処理をステップS11に移行させる。また、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化していなければ(S10のNo側)、前記位置検出部52は前記ステップS10で前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化するのを待ち受ける。
<ステップS11>
ステップS11において、前記位置検出部52は、前記光電変換部231から出力される電力が前記閾値以上から前記閾値未満に変化した際の前記読取ユニット22の前記副走査方向25の位置を検出する。具体的に、前記位置検出部52は、前記読取ユニット22の移動方向における先端部の前記副走査方向25の位置を検出する。即ち、前記ステップS11では、前記位置検出部52は、前記ステップS3とは異なり、前記読取ユニット22の前記ホームポジション側の端部の位置を検出する。
<ステップS12>
ステップS12において、前記位置検出部52は、前記ステップS9及び前記ステップS11での検出結果に基づいて、前記ステップS3及び前記ステップS5で検出された前記光電変換部231及び前記光電変換部232各々に対応する前記読取ユニット22の位置を補正する。具体的に、前記位置検出部52は、前記ステップS3での検出結果と前記ステップS11での検出結果の平均値をとることで、前記ステップS3で検出した前記光電変換部231に対応する前記読取ユニット22の位置を補正する。また、前記位置検出部52は、前記ステップS5での検出結果と前記ステップS9での検出結果の平均値をとることで、前記ステップS5で検出した前記光電変換部232に対応する前記読取ユニット22の位置を補正する。これにより、前記位置検出部52の前記読取ユニット22の位置の検出精度を高めることができる。
なお、前記ステップS6から前記ステップS12までの処理を省略して、前記位置検出部52が前記ステップS3及び前記ステップS5で検出した前記光電変換部231及び前記光電変換部232各々に対応する前記読取ユニット22の位置の補正を行わないことも他の実施形態として考えられる。
<ステップS13>
ステップS13において、前記入射角度検出部53は、前記光電変換部231及び前記光電変換部232に対する光の入射角度を検出する。具体的に、前記入射角度検出部53は、前記光電変換部231の前記副走査方向25の位置及び前記ステップS12で補正された前記光電変換部231に対応する前記読取ユニット22の位置に基づいて前記光電変換部231に対する光の入射角度を検出する。また、前記入射角度検出部53は、前記光電変換部232の前記副走査方向25の位置及び前記ステップS12で補正された前記光電変換部232に対応する前記読取ユニット22の位置に基づいて前記光電変換部232に対する光の入射角度を検出する。
<ステップS14>
ステップS14において、前記起点検出部54は、前記ステップS13で検出された前記光電変換部231に対する光の入射角度、及び前記光電変換部232に対する光の入射角度に応じて光の起点である前記光源Lの位置を検出する。
なお、本実施の形態では、前記起点検出部54は、二つの前記光電変換部231及び前記光電変換部232を用いて前記光源Lからの光の入射角度θ1、θ2及び光の起点を検出している。一方、前記起点検出部54が、3つ以上の光電変換部に対する光の入射角度に基づいて光の起点を検出するものであってもよい。これにより、前記起点検出部54の光の起点の検出精度を高めることができる。
<ステップS15>
ステップS15において、前記特定部55は、前記受光部23に含まれる前記光電変換部各々の位置と前記ステップS14で検出された光の起点とに基づいて、前記受光部23に含まれる前記光電変換部の中から前記原稿検出位置214〜219における原稿の有無を検出可能な複数の前記光電変換部を特定する。
なお、前記ステップS14の処理を省略して、前記位置検出部52及び前記入射角度検出部53が、前記受光部23に含まれるすべての前記光電変換部について光の入射角度を検出するものであってもよい。この場合、前記ステップS15において、前記特定部55は、前記光電変換部各々の位置と前記光電変換部各々について検出された光の入射角度に基づいて、前記原稿検出位置214〜219における原稿の有無を検出可能な複数の前記光電変換部を特定する。
<ステップS16>
ステップS16において、前記補正部56は、前記ステップS15で特定された複数の前記光電変換部の情報に基づき、前記記憶部7に記憶された前記対応情報を補正する。具体的に、前記補正部56は、前記対応情報における前記原稿検出位置214〜219各々と前記原稿検出位置214〜219における原稿の有無を検出可能な前記光電変換部各々との対応関係を補正する。
以上に説明したように、前記画像形成装置10では、前記制御部5が、前記原稿台21の底面に配置された前記受光部23の前記光電変換部に対する光の入射角度を検出可能である。これにより、前記画像形成装置10では、前記原稿載置面211に向けて外部から照射される光の入射角度に応じて、前記原稿検出位置214〜219各々を透過する光の有無を検出可能な前記光電変換部を特定することができる。従って、前記画像形成装置10では、前記制御部5の前記原稿検出部57が、前記検出補正処理により補正された後の前記情報を用いて前記原稿載置面211に載置された原稿の有無及び前記原稿サイズを高い精度で検出することが可能になる。
なお、前記画像形成装置10で検出された光の入射角度又は光の起点を、原稿から読み取られた画像データに対して行われるガンマ補正及びシェーディング補正などの各種補正処理に用いることが考えらえる。これにより、例えば前記画像形成装置10がブック原稿などの原稿から画像データを読み取る際、又は前記ADF1が開いた状態で原稿から画像データを読み取る際に、前記原稿載置面211に入射する外乱光の影響を各種補正処理に反映させることが可能になる。
また、前記検出補正処理で用いる前記光電変換部は予め設定されていてもよいが、前記制御部5が、前記受光部23に含まれる前記光電変換部のうち光の入射角度及び光の起点を検出する際に用いる前記光電変換部を適宜選択することも考えられる。例えば、前記検出補正処理の開始時(前記ADF1が開いており且つ前記読取ユニット22が移動する前)に、前記制御部5が、受光量が予め設定された光量以上である前記光電変換部を選択することが考えられる。これにより、例えば前記光源Lの位置が、前記画像読取部2の前記原稿載置面211から前記副走査方向25のいずれかの方向に極端に偏っている場合であって、前記受光部23の一部の前記光電変換部への光の入射が前記画像読取部2の筐体によって遮られる場合でも、前記光の入射角度又は前記光の起点などを検出することが可能である。なお、前記制御部5が、この条件のみにより前記光の入射角度及び前記光の起点を検出するために用いる前記光電変換部を選択してもよいが、さらにこの条件で選択された前記光電変換部のうち最も外側の2つの前記光電変換部を選択することも考えられる。
その他、前記制御部5が、前記受光部23における前記副走査方向25の離間距離が予め設定された距離以上である前記光電変換部の組み合わせであって、前記検出補正処理の開始時における受光量が最も多い2つの前記光電変換部を選択することも考えられる。これにより、前記副走査方向25の離間距離をある程度確保しつつ、前記読取ユニット22の移動時における受光量の変化が顕著に現れる前記光電変換部を用いて高い精度で前記光の入射角度及び前記光の起点を検出することが可能になる。
1 :ADF
2 :画像読取部
21:原稿台
211:原稿載置面
214〜219:原稿検出位置
22:読取ユニット
23:受光部
3 :画像形成部
4 :給紙部
5 :制御部
51:移動制御部
52:位置検出部
53:入射角度検出部
54:起点検出部
55:特定部
56:補正部
57:原稿検出部
6 :操作表示部
7 :記憶部
10:画像形成装置

Claims (9)

  1. 原稿載置面の下方に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿から画像データを読取可能な読取ユニットと、
    前記読取ユニットを副走査方向に移動させる移動制御手段と、
    前記読取ユニットの下方に設けられ、前記原稿載置面を透過して入射する光の受光量に応じた電力を出力する光電変換部と、
    前記移動制御手段による前記読取ユニットの移動により前記光電変換部から出力される電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニットの前記副走査方向の位置を検出する位置検出手段と、
    前記光電変換部の前記副走査方向の位置及び前記位置検出手段により検出された前記読取ユニットの位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する入射角度検出手段と、
    を備え
    前記変化が、前記光電変換部から出力される電力が予め設定された閾値以上から前記閾値未満に変化すること、又は前記閾値未満から前記閾値以上に変化することである画像読取装置。
  2. 前記副走査方向の位置が異なる位置に設けられた複数の前記光電変換部と、
    前記入射角度検出手段により検出される少なくとも2つの前記光電変換部に対応する前記入射角度に応じて前記光の起点を検出する起点検出手段と、
    前記光電変換部各々の位置と前記起点検出手段により検出された前記光の起点とに基づいて、複数の前記光電変換部の中から前記原稿載置面上における予め定められた一又は複数の原稿検出位置における原稿の有無を検出可能な一又は複数の前記光電変換部を特定する特定手段と、
    を更に備える請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 複数の前記原稿検出位置が、複数の原稿サイズに対応して予め定められた位置を含み、
    前記特定手段により特定された前記光電変換部の出力結果に応じて前記原稿載置面に載置された原稿の有無及び前記原稿サイズを検出する原稿検出手段を更に備える請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 複数の前記光電変換部の情報を記憶する記憶部と、前記特定手段による特定結果に基づいて前記記憶部に記憶された複数の前記光電変換部の情報を補正する補正手段とを更に備え、
    前記原稿検出手段が、前記記憶部に記憶された複数の前記光電変換部の情報に基づいて原稿の有無及び前記原稿サイズを検出する請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記光電変換部が太陽電池である請求項1〜のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
  7. 原稿載置面の下方に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿から画像データを読取可能な読取ユニットと、前記読取ユニットの下方に設けられ、前記原稿載置面を透過して入射する光の受光量に応じた電力を出力する光電変換部とを備える画像読取装置における光の入射角度検出方法であって、
    前記読取ユニットを副走査方向に移動させる第1ステップと、
    前記第1ステップによる前記読取ユニットの移動により前記光電変換部から出力される
    電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニットの前記副走査方向の位置を検出する第2ステップと、
    前記光電変換部の前記副走査方向の位置及び前記第2ステップにより検出された前記読取ユニットの位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する第3ステップと、
    を含む光の入射角度検出方法であって、
    前記変化が、前記光電変換部から出力される電力が予め設定された閾値以上から前記閾値未満に変化すること、又は前記閾値未満から前記閾値以上に変化することである光の入射角度検出方法
  8. 原稿載置面の下方に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿から画像データを読取可能な読取ユニットと、前記読取ユニットの下方に設けられ、前記原稿載置面を透過して入射する光の受光量に応じた電力を出力する光電変換部とを備える画像読取装置のプロセッサーに、
    前記読取ユニットを副走査方向に移動させる第1ステップと、
    前記第1ステップによる前記読取ユニットの移動により前記光電変換部から出力される電力に予め定められた変化が生じた際の前記読取ユニットの前記副走査方向の位置を検出する第2ステップと、
    前記光電変換部の前記副走査方向の位置及び前記第2ステップにより検出された前記読取ユニットの位置に基づいて前記光電変換部に対する光の入射角度を検出する第3ステップと、
    を実行させるための光の入射角度検出プログラムであって、
    前記変化が、前記光電変換部から出力される電力が予め設定された閾値以上から前記閾値未満に変化すること、又は前記閾値未満から前記閾値以上に変化することである光の入射角度検出プログラム
  9. 請求項に記載の光の入射角度検出プログラムを記録したコンピューター読取可能な記録媒体。
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