JP6072269B2 - 包装箱の製造支援装置および製造支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ブランクを折り込むことで成形する包装箱の製造を支援する包装箱の製造支援装置および製造支援方法に関する。
シガレット等といった被収容物を収容する包装箱として、ハード型パッケージが公知である。ハード型パッケージは、一般に、1又は複数のブランクを製造装置(包装機)によって折り込み、適所を接着することで成形されている。
特表2011−525460号公報
ブランクを折り込み線(罫線)に沿って折り込む折り込み工程において、ブランクにおける特定の力学的特性値が成形後における包装箱の品質に影響を及ぼす場合がある。
例えば、ブランクに含まれる第1のパネル部に対して折り込み線に沿ってフラップを折り込み、このフラップを第2のパネル部と接着する場合を考える。この場合、第1のパネル部に対してフラップが折り込まれることで発現されるフラップの反発力(復元力)が大きい場合、フラップと第2のパネル部とを接着するための接着剤が硬化して安定する前にフラップの反発力によって双方が剥がれてしまう虞がある。
従来、ブランクの素材や形状等に変更があった場合には、製造装置の折り込み工程における機械調整作業を試行錯誤(トライアル・アンド・エラー)によって行っていたため、多大な時間と労力を要していた。また、このような製造装置の機械調整作業がうまくいかない場合には、ブランクの素材や形状等を製造装置の機械適性に適合させる必要があり、包装箱のデザインや仕様の設計変更を余儀なくされる場合があった。
本発明は、上記した問題に鑑みてなされてものであって、その目的は、製造装置によってブランクを順次折り込むことで包装箱を成形する際に、ブランク側の仕様と製造装置側の仕様とが互いに適合しているか否かに関する情報を提示することが可能な包装箱の製造支援装置および製造支援方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、製造装置を用いてブランクを順次折り込むことで成形される包装箱の製造を支援する包装箱の製造支援装置であって、前記ブランクの仕様に関するブランク仕様情報と、前記ブランクを折り込む前記製造装置側の折り込み仕様に関する折り込み仕様情報と、前記ブランクにおける特定の力学的特性値に関する特性値情報と、を相互に関連付けて記憶する記憶部と、少なくとも前記ブランク仕様情報を含む入力情報の入力を受け付ける入力部と、前記記憶部にアクセスし、前記入力部を介して入力された入力情報に対応する前記特性値情報を取得し、取得した当該特性値情報の値が所定の適正範囲に収まっているか否かを判定する処理部と、前記処理部による判定結果を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、入力部が入力情報の入力を受け付けた際に、処理部は記憶部にアクセスして入力情報に対応する特性値情報を取得する。そして、処理部は、取得した特性値情報の値が所定の適正範囲に収まっているか否かに関する判定結果を表示部に表示させる。これにより、本発明に係る包装箱の製造支援装置によれば、ブランク側の仕様と製造装置側の仕様とが互いに適合しているか否かに関する有益な情報をユーザに提示することができる。よって、本発明によれば、新規デザインの包装箱を設計する際、従来のように、実機による試行錯誤を積み重ねて製造装置の折り込み仕様を調整することなく、ブランクの仕様を容易に決定することができる。従って、本発明に係る包装箱の製造支援装置によれば、包装箱を新規に開発する際、これに要する労力負担および時間的負担の軽減を図ることができ、開発コストの軽減に寄与することができる。
ここで、前記記憶部には、前記ブランク仕様情報と前記折り込み仕様情報と前記特性値情報とを相互に関連付けて格納するデータベースが記憶されており、前記処理部は、前記入力部を介して入力された入力情報に対応する前記特性値情報を前記データベースから抽出するように構成されていてもよい。この場合、例えば種々のブランク仕様および折り込み仕様の条件下でブランクにおける特定の力学的特性値を求める試験を行い、その試験結果とブランク仕様および折り込み仕様を対応付けてデータベースに格納しておくことができる。これによれば、ブランクの特定の力学的特性値を求める試験結果を得る度にデータベースを更新することができ、このようにデータベースを更新していくことで処理部の判定精度を徐々に高めていくことができる。
また、前記処理部は、前記データベースから抽出した前記特性値情報の値が前記所定の適正範囲に収まっていない(入っていない)と判定した場合、前記データベースに格納されているブランク仕様情報および折り込み仕様情報のうち前記入力情報と一部の仕様が共通し且つ前記特性値情報の値が前記所定の適正範囲に収まっているレコードを抽出し、当該抽出したレコードに含まれる情報のうち前記入力情報と相違する仕様を抽出すると共に当該抽出した仕様を仕様変更候補情報として前記表示部に表示させてもよい。このように構成することで、入力情報に基づいてデータベースから抽出した特性値情報の値が適正範囲を超えてしまうと判定された場合においても、ブランクにおける特定の力学的特性値を適正範囲に収めるために必要な仕様変更に係る情報を提示することができる。
ここで、前記特定の力学的特性値は、前記ブランクが前記製造装置側の折り込み用部材に押し当てられて折り込まれる際に反発する反発力の値であってもよい。
また、前記ブランク仕様情報は、前記ブランクの厚さ、材質、紙目方向に関する仕様、折り込み線に関する仕様、表面加工に関する仕様のうち少なくとも一の情報を含んでいてもよい。
また、前記折り込み仕様情報は、前記製造装置が前記ブランクを折り込む際の折り込み速度と、前記ブランクに押し当てられてブランクを折り込む折り込み用部材の形状のうち少なくとも何れか一方に関する情報を含んでいてもよい。
また、本発明は、製造装置を用いてブランクを順次折り込むことで成形される包装箱の製造を支援するコンピュータが実行する包装箱の製造支援方法として捉えることもできる。すなわち、本発明は、製造装置を用いてブランクを順次折り込むことで成形される包装箱の製造を支援するコンピュータが実行する包装箱の製造支援方法であって、前記コンピュータの記憶部に、前記ブランクの仕様に関するブランク仕様情報と、前記ブランクを折り込む前記製造装置側の折り込み仕様に関する折り込み仕様情報と、前記ブランクにおける特定の力学的特性値に関する特性値情報と、を相互に関連付けて記憶しておき、少なくとも前記ブランク仕様情報を含む入力情報の入力を受け付けた場合に、前記記憶部にアクセスし、入力された前記入力情報に対応する前記特性値情報を取得し、取得した当該特性値情報の値が所定の適正範囲に収まっているか否かを判定し、当該判定結果を前記コンピュータの表示部に表示することを特徴とする。その他、本発明は、製造装置を用いてブランクを折り込むことで成形される包装箱の製造を支援するコンピュータに実行させるプログラム、或いは当該プログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記録媒体として捉えることもできる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、製造装置によってブランクを順次折り込むことで包装箱を成形する際に、ブランク側の仕様と製造装置側の仕様とが互いに適合しているか否かに関する情報を提示することが可能な包装箱の製造支援装置および製造支援方法を提供することができる。
実施形態に係る製造システムのシステム構成を示す図である。 実施形態に係る製造装置によって製造されるシガレットパッケージを例示する図である。 シガレットパッケージを成形するパッケージブランクの一例を示す図である。 製造装置の折り込み成形部における折り込み機構の一例を示す図である。 製造装置の折り込み成形部における折り込み機構の一例を示す図である。 実施形態に係る製造装置に適用される折り込みガイドのバリエーションを示す図である。 実施形態に係る製造装置によって製造されるシガレットパッケージのバリエーションを示す図である。 シガレットパッケージを成形するパッケージブランクの一例を示す図である。 実施形態に係る製造支援装置のハードウェア構成図である。 実施形態に係る製造支援装置に記憶されている反発力データベースの一例を示す図である。 実施形態に係る試験装置の概略構成を示す図である。 製造支援装置のプロセッサが実行する処理フローの一例を示すフローチャートである。 表示装置における入力画面の一例を示す図である(その1)。 表示装置における入力画面の一例を示す図である(その2)。 表示装置における合格判定画面の一例を示す図である。 表示装置における不合格判定画面の一例を示す図である。 製造支援装置のプロセッサが実行する処理内容を示す第2のフローチャートである(その1)。 製造支援装置のプロセッサが実行する処理内容を示す第2のフローチャートである(その2)。 表示装置における不合格判定画面の一例を示す図である。 表示装置における仕様変更候補提示画面の一例を示す図である。
以下、発明を実施する形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態>
図1は、実施形態に係る製造システム1のシステム構成を示す図である。製造システム1は、製造支援装置100、試験装置200、製造装置300等を含む。製造装置300は、ブランクを順次折り込むことで包装箱を成形する包装機である。
本実施形態において、製造装置300は、包装箱の一例として、図2に示すシガレットパッケージ10を製造する。図2に示すシガレットパッケージ10は、ヒンジリッド付きボックス型ハードパッケージである。この種のシガレットパッケージの構造は周知のため簡単な説明に留めるが、図2に示すシガレットパッケージ10はシガレット製品を例えば20本収容できるパッケージ本体20を有し、その上端はシガレット製品の取り出し口として開口している。また、パッケージ本体20には、その後側開口縁にセルフヒンジ30を介してリッド40が一体的に連結されており、リッド40はそのセルフヒンジ30を中心とした回動によりパッケージ本体20の上端開口を開閉することができる。なお、パッケージ本体20には、その内面にインナフレーム50が重ね合わせて取り付けられており、リッド40が図2に示す姿勢から閉じられたとき、リッド40はインナフレーム50、つまり、パッケージ本体20の開口端部に被せられる。また、パッケージ本体20には、内包材によってシガレット製品の束を包み込んだインナパック60の形態でシガレット製品が収容されている。シガレット製品の束を包む内包材には、例えばアルミ蒸着紙などが用いられている。
図2に示すシガレットパッケージ10のうち、インナフレーム50を除くパッケージ本体20およびリッド40は、図3に示すパッケージブランクBLから成形することができ、それ故、パッケージブランクBLには予め、所定の折り込み線(「罫線」とも呼ばれる場合がある)Lや切り込み線Cが施されている。また、パッケージブランクBLには、例えば、図示の片面にシガレット銘柄等を付したラミネート印刷がなされており、この印刷面を上向きにした状態でホッパ(図示せず)内に積層されている。なお、図3に示す符号R1は、パッケージブランクBLの組み立て後においてパッケージ本体20を成形する部分であり、符号R2はパッケージブランクBLの組み立て後においてリッド40を成形する部分である。
図1に示す製造装置300は、パッケージブランクBLの折り込み機構および制御部301を備えている。制御部301は、製造装置300全体を制御する情報処理装置であって、製造支援装置100と通信可能となっている。図3は、パッケージブランクBLの一例を示す図である。図4Aおよび図4Bは折り込み機構310の一例を示す図である。パッケージブランクBLが図3に示した折り込み線Lに沿って折り込まれる。例えば、折り込み機構310は、パッケージブランクBLを移送する移送機構320と、移送機構320による移送軌道に近接して配置された折り込みガイド330を備える。図4A中の白抜き矢印は、移送機構320によるパッケージブランクBLの移送方向を示している。移送機構320には、パッケージブランクBLの上部に載せた状態のインナパック60が載置されている。ここで、図中に示す符号P1は、例えばパッケージ本体20の背面を形成するための背面パネルであり、符号F1は、例えばパッケージ本体20の側面を形成するための側面フラップである。図4Aに示す例では、各側面フラップF1と背面パネルP1との境界部分には、折り込み線Lが形成されている。なお、図4Aにおいては、折り込み線Lを模式的に示している。
ここでは、パッケージブランクBLの各側面フラップF1を折り込み対象部位とし、背面パネルP1に対して各側面フラップF1を折り込む場合を説明する。まず、インナパック60およびパッケージブランクBLを移送機構320によって図中矢印方向に移送する移送過程において、背面パネルP1の側方に突出した各側面フラップF1を折り込みガイド330のガイド面330aに当接(摺接)させる。そして、図4Bに示すように、パッケージブランクBLの折り込み対象部位である側面フラップF1を折り込みガイド330のガイド面330aに押し当てながらインナパック60と共にパッケージブランクBLを移送させることにより、折り込み線Lに沿って各側面フラップF1が折り込まれる。図4Aおよび図4Bに示す折り込み機構310では、背面パネルP1に対して各側面フラップF1を直角に折り込む仕様となっているが、折り込みガイド330の形状やその他の折り込み仕様(条件)を変更することで、自由に設定することができる。例えば、図4に示す折り込みガイド330と種類の異なる折り込みガイド331を図5に示す。図5に示す折り込みガイド331は、図4に示す折り込みガイド330と形状が異なっている。図5中の符号331aは、折り込みガイド331のガイド面を示したものである。勿論、図4および図5に示す折り込みガイドは例示的なものであり、製造装置300の折り込み機構310は、図4および図5に例示したものと種類の異なる折り込みガイドを適宜適用することができる。折り込みガイド330,331は、本発明における折り込み用部材に相当する。
こうして、パッケージブランクBLにおけるフラップ等の各折り込み対象部位は、図3に示す各折り込み線Lに沿って順次折り込まれる。折り込み機構310において順次折り込まれるパッケージブランクBLの適所には予め接着剤(糊)が塗布されており、折り込まれたフラップが他のパネルに対して重ねられた状態で接着される。製造装置300の折り込み機構310において折り込まれたパッケージブランクBLは、例えば、次工程に搬送される過程で接着剤が固化することにより、シガレットパッケージ10の成形が完了する。
なお、図2においては、製造装置300によって製造するシガレットパッケージとして、ヒンジリッド付きボックス型ハードパッケージを例示しているが、製造装置300は種々の包装箱を製造することができる。例えば、図6に示すようなタングリッド型のシガレットパッケージ10を製造装置300によって製造してもよい。図6に示すタングリッド型のシガレットパッケージ10は、シガレット製品を収容するパッケージ本体20Aと、このパッケージ本体20Aの開口端を開閉するタングリッド40Aを備える。図示の例では、パッケージ本体20Aの内部に、内包材によってシガレット製品の束を包み込んだインナパック60の形態でシガレット製品が収容されている。パッケージ本体20Aの前壁には、タングリッド40Aの先端部を差し込み可能な切り込み21が設けられている。また、図7は、図6に示すタングリッド型のシガレットパッケージ10を成形するためのパッケージブランクBL´を示したものである。図7に示すパッケージブランクBLにおいても、予め、所定の折り込み線(罫線)Lおよび切り込み線Cが施されている。なお、図7に示す符号R1は、パッケージブランクBLの組み立て後においてパッケージ本体20Aとなる部分であり、符号R2はパッケージブランクBLの組み立て後においてタングリッド40Aとなる部分である。図7に示すパッケージブランクBLにおけるフラップ等の各折り込み対象部位は、各折り込み線Lに沿って順次折り込まれる。折り込み機構310において順次折り込まれるパッケージブランクBLの適所には予め接着剤(糊)が塗布されており、折り込まれたフラップが他のパネルに対して重ねられた状態で接着されることで、図6に示すタングリッド型のシガレットパッケージ10の成形が完了する。
次に、本実施形態における製造支援装置100について説明する。製造支援装置100は、製造装置300を用いたシガレットパッケージ10(包装箱)の製造を支援するためのコンピュータである。ここでいう「製造を支援」することの概念には、製造装置300における折り込みガイド330の仕様変更や折り込み速度の調整等といった折り込み仕様(条件)の調整の他、パッケージブランクBLにおける各種仕様に関する設計を支援する概念も包含される。
図8は、本実施形態に係る製造支援装置100のハードウェア構成図である。製造支援装置100は、プロセッサ110、主記憶装置120、通信インターフェース130、表示装置140、入出力インターフェース150、補助記憶装置160および可搬記録媒体駆動装置170、これらを相互に接続するバス180等を備えた汎用コンピュータである。
プロセッサ110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ110は、プログラム(「ソフトウェア」又は「アプリケーション」とも呼ぶ)を実行することにより本実施の形態に係る処理等を行う。主記憶装置120は、プロセッサ110が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、プロセッサ110の作業領域を展開したりする。主記憶装置120は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。
補助記憶装置160は、プロセッサ110により実行されるプログラムや、プロセッサ110が使用する各種データを記憶する。例えば、本実施形態で用いるデータベース(データテーブル)等も補助記憶装置160に記憶されている。補助記憶装置160は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。可搬記録媒体駆動装置170は、可搬記録媒体190を駆動し、プロセッサ110からの信号に応じて、可搬記録媒体190へのデータの入出力を行う。可搬記録媒体190に、プロセッサ110により実行されるプログラムや、上記データベース等を記憶しておいてもよい。可搬記録媒体190は、例えば、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体である。
通信インターフェース130は、他の装置との間でデータを送受信するインターフェースである。通信インターフェース130は、例えば、有線又は無線のネットワークカード等である。表示装置140は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等である。入出力インターフェース150は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151、表示装置140、試験装置200等である。本実施形態において、製造支援装置100の入出力インターフェース150は、USBケーブルを介して試験装置200と接続されている。但し、製造支援装置100は、ネットワークを介して試験装置200と通信してもよい。
製造支援装置100は、図5に示される各構成要素が、相互にバス180で接続されている。なお、これらの構成要素はそれぞれ複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、可搬記録媒体駆動装置170)を設けないようにしてもよい。また、上述した入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。
ところで、パッケージブランクBLを折り込む折り込み工程において、パッケージブランクBLの折り込み対象部位が折り込みガイド330に押し当てられることで折り込まれる際における反発力の大きさは、パッケージブランクBLの各種仕様や製造装置300側の折り込み仕様等に応じて相違する。パッケージブランクBLの反発力は、折り込みガイド330によって折り込まれるシガレットブランクBLが、折り込まれる前の形状(元の形状、以下、「原形状」ともいう)に戻ろうとする復元力ともいえる。そして、シガレットブランクBLが折り込まれる際に発現(発揮)する反発力(復元力)が大きいと、成形後におけるシガレットパッケージ10の品質に大きな影響を及ぼす場合がある。
例えば、図4Aおよび図4Bに示した例を参照すると、パッケージブランクBLに含まれる背面パネルP1に対して側面フラップF1を折り込み線Lに沿って折り込み、この側面フラップF1を他のパネル部(例えば、側面フラップF1と共に成形後におけるシガレットパッケージ10の側面となる側面パネル)に接着する場合を考える。この場合、背面パネルP1に対して側面フラップF1が折り込まれる際の当該側面フラップF1の反発力(復元力)が大きいと、側面フラップF1を他のパネルと接着しても、接着剤が硬化する前に側面フラップF1の反発力によって双方が剥がれたり、接着面同士の位置がずれる場合がある。
ところで、新規デザイン(仕様)のシガレットパッケージを設計する際、そのシガレットパッケージに合わせてパッケージブランクBLの仕様が決定されることになる。つまり、シガレットパッケージのデザイン(仕様)に合わせて、パッケージブランクBLに用いる素材、厚さ、折り込み線Lの仕様(例えば、幅、本数等)、表面加工の種類等といったパッケージブランクBLの仕様が設計されることになる。しかしながら、パッケージブランクBLの仕様が変更されると、製造装置300側における折り込みガイド330の形状、或いは、パッケージブランクBLの折り込み速度等といった製造装置300側の折り込み仕様を調整しないと、シガレットブランクBLを折り込まれる際の反発力(復元力)が適正範囲を超えてしまう虞がある。従来では、パッケージブランクBLの仕様変更を行う都度、試行錯誤を積み重ねて製造装置(包装機)側の折り込み仕様を調整することを余儀なくされ、その調整作業に多大な時間と労力を要するのが実情であった。また、製造装置(包装機)側の折り込み仕様の調整が困難な場合には、その機械適性に適合するようにパッケージブランクBLの仕様を変更することを余儀なくされる場合もあった。
そこで、本実施形態に係る製造システム1においては、新規デザイン(仕様)のシガレットパッケージ10を製造する際、新規に設計したパッケージブランクBLの仕様と製造装置300側の折り込み仕様とのマッチングが適正であるか否か、すなわち製造装置300の折り込み成形部310においてシガレットブランクBLが折り込まれる際にパッケージブランクBLの反発力(復元力)が適正範囲内に収まるのか否かといった情報を製造支援装置100によってオペレータに提示するようにした。以下、製造支援装置100による製造支援の詳細について説明する。
製造支援装置100の補助記憶装置160には、図9に示す反発力データベースDBが記憶されている。反発力データベースDBは、パッケージブランクBL(折り込み対象部位)の仕様に関するブランク仕様情報と、製造装置300側の折り込み仕様(条件)に関する折り込み仕様情報と、パッケージブランクBLの反発力(特定の力学的特性値に関する特性値情報)とを相互に関連付けて格納している。つまり、反発力データベースDBは、ブランク仕様情報と折り込み仕様情報とパッケージブランクBLが折り込まれる際の反発力との対応関係を定義している。
反発力データベースDBには、ブランク仕様情報として、パッケージブランクBLの材質、厚さ、表面仕様、紙目方向、折り込み線に関する仕様(折り込み線の幅、本数)に関する情報が格納されている。また、折り込み仕様情報として、製造装置300の折り込み速度、折り込みガイド330の形状(ガイド形状)に関する情報が格納されている。パッケージブランクBLの材質としては、紙、プラスチック、アルミ箔付き紙等が例示できる。また、パッケージブランクBLの表面仕様としては、表面加工無し、印刷有り、ニス塗工有り等が例示できる。また、パッケージブランクBLの紙目とは繊維の流れ目を意味しており、縦目および横目がある。反発力データベースDBに格納されている紙目方向とは、パッケージブランクBLにおける折り込み対象部位の紙目方向が折り込み線Lに対して平行であるか、或いは交差しているのかを示す情報が格納されている。
本実施形態における製造システム1では、試験装置200を用いて、各種の条件下においてパッケージブランクBLの一部又は全体を模した試験片を折り込む試験を行うことができるようになっている。そして、上記折り込み試験によって得られた試験片の反発力(折り曲げ強度)は、ブランク仕様情報および折り込み仕様情報と対応付けられ、新たなレコードとして反発力データベースDBに追加される。
図10は、実施形態に係る試験装置200の概略構成を示す図である。試験装置200は、コントローラ210、リニアスライダ220、折り曲げガイド部材230、試験片固定部240、操作盤250等を備えている。コントローラ210は、試験装置200全体の動作を制御するコンピュータであり、CPUおよびメモリを備えている。コントローラ210は、製造支援装置100の入出力インターフェース150と例えばUSBケーブルによって接続されており、双方の装置間での通信が可能である。
リニアスライダ220は、その上面に平行に延びる2本の直線状のレール221と、各レール221に沿って直線的に駆動される第1駆動プレート222および第2駆動プレート223とを含む。リニアスライダ220は、第1駆動プレート222および第2駆動プレート223をレール221の延伸方向に沿って駆動させる駆動モータ(図示せず)を備えている。第1駆動プレート222および第2駆動プレート223には、それぞれ第1支柱部材224および第2支柱部材225が立設されており、第1支柱部材224および第2支柱部材225に折り曲げガイド部材230が架け渡されるようにして固定されている。ここで、第1支柱部材224は、第1駆動プレート222に対して固定されている。一方、第2支柱部材225は、第2駆動プレート223に対して、リニアスライダ220におけるレール221の延伸方向と直交する方向Xへ移動することができる。また、第2支柱部材225は、第1駆動プレート222に対して高さ方向Yに伸縮することができる。
折り曲げガイド部材230は、リニアスライダ220における第1支柱部材224および第2支柱部材225に対して着脱自在となっている。より詳しくは、折り曲げガイド部材230は、棒状のガイド部231と、ガイド部231の前端に設けられた第1腕部232と、ガイド部231の後端に設けられた第2腕部233とを含む。第1腕部232は、第1支柱部材224に取り付けられ、第2腕部233は、第2支柱部材225に取り付けられている。また、折り曲げガイド部材230には、ロードセル260が取り付けられている。このロードセル260は、後述するようにパッケージブランクBLの一部又は全体を模した試験片TPを折り込む試験を行う際に、試験片の反発力(折り曲げ強度)を測定する。
試験装置200は、試験片TPを固定支持するための試験片固定部240を備えている。試験片固定部240は、試験片TPを挟み込むことで固定可能なクランプ部241を有している。クランプ部241は、試験片TPの折り込み線位置に関する微調整を行い、試験片TPを固定することができる。また、試験片固定部240は、リニアスライダ220に対する相対位置を変更可能であってもよい。操作盤250は、試験片TPの折り込み試験時において、リニアスライダ220の各レール221に沿って第1駆動プレート222および第2駆動プレート223をスライド駆動する際のスタートスイッチおよび非常停止スイッチを有する。スタートスイッチがオペレータによって押されると、第1駆動プレート222および第2駆動プレート223と一体となった折り曲げガイド部材230が図中の進行方向Aにスライドする。
次に、試験装置200を用いた折り込み試験の動作内容について説明する。試験片TPの印刷面を下面、折り込み線Lが設けられている方を上面として、試験片TPをクランプ部241に挟み込み、固定する。ここで、第1支柱部材224による第1腕部232の支持位置は、ガイド部231の前端が試験片固定部240(クランプ部241)に固定されている試験片TPよりも低くなるように調整されている。一方、第2支柱部材225による第2腕部233の支持位置は、ガイド部231の後端が試験片固定部240(クランプ部241)に固定されている試験片TPよりも高くなるように調整されている。このようにして、ガイド部231の姿勢が斜め(仰角)に設定した後、オペレータは操作盤250のスタートスイッチを押す。操作盤250のスタートスイッチが押されると、リニアスライダ220におけるレール221に沿って第1駆動プレート222および第2駆動プレート223がA方向に向かってスライド駆動され、折り曲げガイド部材230もA方向に向かって所定の設定速度でスライドする。
上記のように、折り曲げガイド部材230のガイド部231は、前端側が試験片TPよりも低く、後端側が試験片TPよりも高くなるような斜め姿勢の状態でスライドするため、折り曲げガイド部材230がスライドする過程でガイド部231が試験片TPに衝突し、ガイド部231に押し当てられた試験片TPは折り込み線に沿って上方に立ち上がっていく。このような試験片TPの折り込みと同時に、ロードセル260によって折り込み過程もしくは、折り込み後における試験片TPの反発力(折り曲げ強度)を測定する。ロードセル260の出力結果はコントローラ210に入力されるようにロードセル260およびコントローラ210は通信可能に接続されている。製造支援装置100は、試験装置200のコントローラ210と通信可能に接続されているため、試験装置200を用いた試験片TPの折り込み試験結果として、試験片TPの反発力(折り曲げ強度)を取得する。
ここで、試験装置200において試験片TPの折り込み試験を行う際、製造支援装置100のプロセッサ110は、試験片TPに関するブランク仕様および折り込み仕様の入力を受け付ける入力画面を表示装置140に表示させる。オペレータ(ユーザ)は、かかる入力画面を介して、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって試験片TPに関するブランク仕様および折り込み仕様を入力することができる。試験装置200から試験片TPの折り込み試験結果に係るデータを取得した製造支援装置100は、取得した試験片TPの反発力と、試験片TPに関するブランク仕様および折り込み仕様とを対応付けて補助記憶装置160に記憶されている反発力データベースDBに格納することでレコードを追加する。このようにして、製造支援装置100は、試験装置200を用いた試験片TPの折り込み試験が行われる度に、試験装置200から取得した試験結果に基づいて反発力データベースDBを更新することができる。なお、図9に示した反発力データベースDBに格納されているブランク仕様情報および折り込み仕様情報に関する各項目は例示的なものであり、その種類や数は適宜変更することができる。例えば、ブランク仕様情報は、ブランクの厚さ、材質、紙目方向に関する仕様、折り込み線に関する仕様、表面加工に関する仕様のうち少なくとも一の情報を含むようにしてもよい。また、折り込み仕様情報は、製造装置がブランクを折り込む際の折り込み速度と、ブランクに押し当てられてブランクを折り込む折り込み用部材の形状のうち少なくとも何れか一方に関する情報を含むようにしてもよい。また、製造支援装置100が試験装置200から取得した試験片TPの試験結果に対応するブランク仕様および折り込み仕様に、現在の反発力データベースDBに格納されていない新規項目が含まれている場合、当該新規項目を反発力データベースDBに追加するようにしてもよい。
次に、製造支援装置100におけるプロセッサ110が実行する処理内容について詳細に説明する。図11は、製造支援装置100のプロセッサ110が実行する処理内容を示すフローチャートである。図11に示す処理フローは、処理フローに係る各処理を実現するプログラムの実行を開始する指示を製造支援装置100が受け付けたことをトリガとして開始される。
図11に示す処理フローの実行が開始されると、プロセッサ110は、ステップS101において、表示装置140に入力画面を表示させる(図12および図13を参照)。表示装置140は、パッケージブランクBLに係るブランク仕様情報および製造装置300に係る折り込み仕様情報の入力を受け付ける。オペレータ(ユーザ)は、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって、上記入力画面からブランク仕様情報および折り込み仕様情報を入力することができる。本実施形態では、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151が入力部に相当する。表示装置140は、例えば、パッケージブランクBLの『材質』、『厚さ』、『表面仕様』、『紙目方向』、『折り込み線幅』、『折り込み線本数』等といったブランク仕様と、製造装置300における『折り込み速度』、『ガイド形状』等といった折り込み仕様の入力を、図12に示す入力画面を介して受け付ける。
ここで、パッケージブランクBL(折り込み対象部位)の『材質』、『表面仕様』、『紙目方向』、『折り込み速度』、『ガイド形状』等は、プルダウンリスト形式によって複数の選択候補リストを画面に表示させ、この選択候補リスト中における何れかの項目を選択させるようにしてもよい(図13を参照)。例えば、パッケージブランクBLの『材質』については「紙」、「プラスチック」、「アルミ箔付き紙」等が入力画面における選択候補リストに表示されてもよい。また、『表面仕様』については、例えば「表面加工無し」、「印刷有り」、「ニス塗工有り」等が入力画面における選択候補リストに表示されてもよい。また、『紙目方向』については、例えば「平行」、「交差」等が入力画面における選択候補リストに表示されてもよい。また、『折り込み速度』については、例えば「低速」、「中速」、「高速」等が入力画面における選択候補リストに表示されてもよい。また、『ガイド形状』については、例えば「A形状」、「B形状」、「C形状」等が入力画面における選択候補リストに表示されてもよい。但し、これらの選択候補は例示であり、その内容に限定されるものではない。また、プルダウンリスト形式によらず、各入力項目に対して直接入力形式によって仕様情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
ここで、図12および図13に示す入力画面には「決定ボタンB1」が表示されている。決定ボタンB1が押されたことが検出されると、プロセッサ110は、表示装置140の入力画面を介してブランク仕様情報および折り込み仕様情報の入力を受け付けたと判断する。なお、オペレータは、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって入力情報を入力した後、決定ボタンB1を押すことができる。ステップS102において、プロセッサ110は、表示装置140における表示画面の決定ボタンB1が押されたか否かを判定する。ステップS102において、決定ボタンB1が押されたと判定された場合にはステップS103に進み、そうでない場合には所定時間が経過した後、決定ボタンB1が押されたか否かの判定を再び行う。
ステップS103において、プロセッサ110は、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって表示装置140の入力画面から受け付けた入力情報を取得する。具体的には、プロセッサ110は、入力画面を介して入力された入力情報を一時的に記憶している主記憶装置120のRAM等にアクセスすることで、入力情報を取得する。
次に、プロセッサ110はステップS104に進み、補助記憶装置160に記憶されている反発力データベースDBにアクセスする。そして、プロセッサ110は、入出力装置を介して入力された入力情報に対応するパッケージブランクBLの反発力(特性値情報)を抽出する。次に、製造支援装置100におけるプロセッサ110はステップS105に進み、反発力データベースDBから抽出したパッケージブランクBLの反発力(特性値情報)の値が所定の適正範囲に収まっているか否か(入っているか否か)を判定する。
ここで、パッケージブランクBLの反発力とは、製造装置300による折り込みガイド330に押し当てられて折り込まれるパッケージブランクBLの反発力である。本実施形態において、パッケージブランクBLが折り込まれる際の反発力の適正範囲を、実験等の経験則に基づいて予め定めておくとよい。本実施形態においては、パッケージブランクBLの反発力(N)の適正範囲を、例示的に0.2〜0.8(N)の範囲に設定しているが、この範囲は適宜変更することができる。また、図12に示す入力画面において、反発力の適正範囲を規定する上限値および下限値に関する入力を受け付けてもよい。
ステップS105において、反発力データベースDBから抽出したパッケージブランクBLの反発力の値が所定の適正範囲に収まっていると判定した場合、ステップS106に進み、そうでない場合にはステップS107に進む。例えば、本実施形態では、パッケージブランクBLの反発力の適正範囲が0.2〜0.8(N)に設定されているため、反発力データベースDBから抽出したパッケージブランクBLの反発力の値が0.2(N)未満または0.8(N)より大きい場合にパッケージブランクBLの反発力の値が適正範囲に入っていないと判定される、そうでない場合に上記反発力の値が適正範囲に入っていると判定される。ステップS106において、プロセッサ110は、表示装置140に合格判定画面(図14を参照)を表示させる。ここでは、ステップS105の判定で、パッケージブランクBLの反発力の値が所定の適正範囲に収まっていると判定されているため、合格判定画面において判定結果が「合格」として表示されている。また、合格判定画面には、パッケージブランクBLの反発力に関する合否判定結果と併せて、パッケージブランクBLの反発力の値および当該反発力の適正範囲が表示されている。更に、図14に示す合格判定画面には、「戻るボタンB2」、「終了ボタンB3」が表示されている。
また、プロセッサ110は、ステップS107において、表示装置140に不合格判定画面(図15を参照)を表示させる。ここでは、ステップS105の判定で、パッケージブランクBLの反発力の値が所定の適正範囲に収まっていない(超えている)と判定されているため、不合格判定画面においては判定結果が「不合格」として表示されている。また、不合格判定画面には、パッケージブランクBLの反発力に関する合否判定結果と併せて、パッケージブランクBLの反発力の値および当該反発力の適正範囲が表示されている点は、図14に示す合格判定画面と同様である。また、図15に示すように、不合格判定画面においても、合格判定画面と同様な「戻るボタンB2」および「終了ボタンB3」が表示されている。
プロセッサ110は、ステップS106において表示装置140に合格判定画面を表示させた後、或いはステップS107において表示装置140に不合格判定画面を表示させた後、ステップS108に進む。ステップS108において、プロセッサ110は、オペレータによるキーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって「戻るボタンB2」が押されたか否かを判定する。プロセッサ110は、「戻るボタンB2」が押されたことを検出すると、それをトリガとして表示装置140にブランク仕様および折り込み仕様の入力を受け付けさせる。そこで、ステップS108において、「戻るボタンB2」が押されたと判定された場合、プロセッサ110はステップS101に戻り、表示装置140に入力画面(図12を参照)を表示させる。この場合、オペレータは入力画面を介してブランク仕様情報および折り込み仕様情報を再入力することが可能になる。新たな仕様が入力画面を介して再入力された場合には、再入力された入力情報に基づいてパッケージブランクBLの反発力の値が所定の適正範囲に収まっているか否かが判定され、その判定結果が表示装置140の画面に出力表示されることになる。
一方、ステップS108において、「戻るボタンB2」が押されていないと判定された場合、プロセッサ110はステップS109に進む。ステップS109において、プロセッサ110は、「終了ボタンB3」が押されたか否かを判定する。この「終了ボタンB3」は、図11に示す処理フローに係るプログラムを終了させるトリガとなるボタンである。本ステップにおいて、「終了ボタンB3」が押されていないと判定された場合、プロセッサ110はステップS108に戻る。また、本ステップにおいて終了ボタンB3が押されたと判定された場合、プロセッサ110は本処理フローに係る各処理を実現するプログラムの実行を終了する。
以上のように、製造支援装置100におけるプロセッサ110(本発明に係る処理部に相当する)は、補助記憶装置160に記憶されている反発力データベースDBにアクセスし、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって表示装置140の入力画面を介して入力された入力情報に対応する特性値情報であるパッケージブランクBLの反発力の値を抽出する。そして、プロセッサ110は、反発力データベースDBから抽出したパッケージブランクBLの反発力の大きさが所定の適正範囲に収まっているか否か(入っているか否か)を判定し、その判定結果を表示装置140に出力表示する。従って、本実施形態に係る製造支援装置100によれば、パッケージブランクBLの仕様と製造装置300の機械仕様とが互いに適合しているか否かに関する情報、より詳しくは、パッケージブランクBLを折り込む際の特定の力学的特性値が所定の適正範囲内に収まるかどうかの判断に役立つ有益な情報をユーザに提供することができる。よって、製造支援装置100を使用するユーザは、新規デザインのシガレットパッケージ10を設計する際、従来のように、実機による試行錯誤を積み重ねて製造装置(包装機)の折り込み仕様を調整することなく、パッケージブランクBLの仕様を容易に決定することができる。従って、本実施形態に係る製造支援装置100によれば、シガレットパッケージ10を新規に開発する際、これに要する労力負担および時間的負担の軽減を図ることができ、開発コストの軽減に寄与することができる。
<変形例>
次に、本実施形態に係る製造支援装置100の変形例を説明する。本変形例に係る製造支援装置100のハードウェア構成は、図8に示したハードウェア構成と同様である。
図16および図17は、製造支援装置100のプロセッサ110が実行する処理内容を示す第2のフローチャートである。図16に示すステップS101〜S106、S108、S109は、図11で説明した通りであり、詳細な説明を省略する。ステップS207において、製造支援装置100のプロセッサ110は、図18に示すような不合格判定画面を表示装置140に表示させる。図18に示す不合格判定画面には、付加的に「設計変更候補ボタンB4」(図18中には、単に「候補」として表記している)が表示されている点が、図15に示した不合格判定画面と相違する。図18に示す設計変更候補ボタンB4は、パッケージブランクBLの反発力の値を所定の適正範囲に収めるために折り込み仕様を変更したり、パッケージブランクBLの仕様を変更する際の候補を提示する処理を開始するトリガとなるボタンである。
製造支援装置100のプロセッサ110は、ステップS207の処理が終了すると、ステップS210に進む。ステップS210において、プロセッサ110は、キーボードやマウス等のポインティングデバイス151の操作によって設計変更候補ボタンB4が押されたか否かを判定する。本ステップにおいて、設計変更候補ボタンB4が押されていないと判定された場合、ステップS108に進む。ステップS108の処理内容は既述した通りである。一方、ステップS210において、設計変更候補ボタンB4が押されていると判定された場合、図17に示すステップS211に進む。
ステップS211において、プロセッサ110は、反発力データベースDBにアクセスする。そして、プロセッサ110は、反発力データベースDBに格納されているブランク仕様情報および折り込み仕様情報のうち、ステップS103において取得した入力情報と一部の仕様が共通し且つパッケージブランクBLの反発力(特性値情報)の値が所定の適正範囲に収まっているレコード(以下、「一部仕様共通レコード」という)を抽出する。
ここで、図18に示す不合格判定画面を参照すると、本処理フローのステップS103においてプロセッサ110が入力情報を取得した際に、パッケージブランクBLの材質が「プラスチック」、厚さが「0.4(mm)」、表面仕様が「ニス塗工有り」、紙目方向が「交差」、折り込み線幅が「0.1(mm)」、折り込み線本数が「1」といったブランク仕様情報を取得し、折り込み速度が「高速」、ガイド形状が「B形状」として折り込み仕様情報を取得していることがわかる。
ここで、図9に示される反発力データベースDBにおいて、レコード番号4に対応するレコードに関しては、プロセッサ110が取得した入力情報とブランク仕様情報に含まれる各仕様が共通しており、折り込み仕様情報に含まれる各仕様が相違している。また、レコード番号5に対応するレコードに関しては、プロセッサ110が取得した入力情報と、ブランク仕様情報に含まれる「表面仕様」、「折り込み線幅」、「折り込み線本数」および折り込み仕様情報に含まれる各仕様(折り込み速度、ガイド形状)が共通の仕様となっており、ブランク仕様情報に含まれる「ブランク材質」、「ブランク厚さ」、「紙目方向」が相違している。また、レコード番号5に対応するレコードに関しては、プロセッサ110が取得した入力情報と、ブランク仕様情報に含まれる「紙目方向」、「折り込み線幅」、「折り込み線本数」および折り込み仕様情報に含まれる「ガイド形状」が共通の仕様となっており、ブランク仕様情報に含まれる「ブランク材質」、「ブランク厚さ」、「表面仕様」および折り込み仕様情報に含まれる「折り込み速度」が相違している。
よって、図9に示される反発力データベースDBを例に挙げると、プロセッサ110は、ステップS211において、反発力データベースDBに格納されているレコードのうちレコード番号4〜6に対応する各レコードを一部仕様共通レコードとして抽出する。上記のように、レコード番号4〜6に対応する各レコードは、ステップS103において取得した入力情報と一部の仕様が共通し且つパッケージブランクBLの反発力(特性値情報)の値が所定の適正範囲に収まっているレコード(一部仕様共通レコード)に該当するからである。
次いで、プロセッサ110は、ステップS212において、反発力データベースDBから抽出した一部仕様共通レコードに含まれる仕様情報のうち、入力情報と相違する仕様情報を抽出すると共に当該抽出した仕様を仕様変更候補情報として表示装置140に表示させる。ステップS211において、プロセッサ110は、例えば、図19に示すような仕様変更候補提示画面を表示装置140に表示させる。図19に示す仕様変更候補提示画面は、図9に示す反発力データベースDBに格納されているレコードのうち、レコード番号4に対応するレコードを一部仕様共通レコードとして抽出した場合に得られた仕様変更候補情報を表示している。なお、仕様変更候補情報は、パッケージブランクBLの反発力を適正範囲に収めるために必要なパッケージブランクBLのブランク仕様および/又は折り込み仕様の変更に関する候補内容を示す情報である。図19に示す画面表示例では、画面の左側に入力情報が表示され、画面の右側に仕様変更候補情報が表示されている。図19に示される仕様変更候補提示画面によれば、入力画面(図12を参照)で入力された「折り込み速度」に関する仕様を「高速」から「低速」に変更し、「ガイド形状」に関する仕様を「B形状」から「C形状」に変更する内容が仕様変更候補情報として提示されている。オペレータは、仕様変更候補提示画面に提示された仕様変更候補情報に従ってブランク仕様および/又は折り込み仕様を変更することにより、パッケージブランクBLの反発力を適正範囲に収めることができることを把握することができる。
なお、図19に示す「次頁ボタンB5」は、ステップS211においてプロセッサ110が抽出した仕様変更候補情報が複数ある場合に表示させるボタンであり、当該「次頁ボタンB5」が押された場合に、プロセッサ110は、次の仕様変更候補情報について表示装置140に表示させる。例えば、図19に示す仕様変更候補提示画面から、「次頁ボタンB5」が押された場合には、レコード番号5又は6に対応するレコードを一部仕様共通レコードとして抽出した場合に得られた仕様変更候補情報を表示してもよい。すなわち、次頁ボタンB5が押される度に、異なる一部仕様共通レコードに対応する仕様変更候補情報を表示装置140の画面に表示させてもよい。なお、ステップS211の処理が終了すると、プロセッサ110は、ステップS108の処理に進む。ステップS108、S109の処理内容は既述した通りであり、詳しい説明を省略する。
以上のように、本変形例に係る処理フローによれば、図12に示す入力画面から入力した入力情報に基づいて反発力データベースDBから抽出したパッケージブランクBLの反発力が適正範囲を超えてしまうと判定された場合においても、ステップS210〜212に示す処理を行うことで、パッケージブランクBLの反発力を適正範囲に収めるために必要な仕様変更候補情報を表示装置140の画面に表示させることができる。よって、パッケージブランクBLの反発力を適正範囲に収めるために必要かつ有益な情報をオペレータに提示することが可能となる。これによれば、シガレットパッケージ10を新規に開発する際、これに要する労力負担および時間的負担の軽減を図ることができ、開発コストの軽減に寄与することができる。
以上、本発明の好適な実施形態および変形例を説明したが、本発明に係る製造支援装置はこれらに限らず、可能な限りこれらの組み合わせを含むことができる。また、上述までの実施形態および変形例には本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜の変更を加えることができる。例えば、本実施形態においては、パッケージブランクBLにおける特定の力学的特性値の一例としてパッケージブランクBLを折り込む際の反発力を挙げて説明したが、これには限定されない。例えば、パッケージブランクBLにおける特定の力学的特性値の一例として、パッケージブランクBLの摩擦係数を挙げることができる。パッケージブランクBLの摩擦係数が適正範囲を超えてしまうと、成形後のシガレットパッケージ10の品質に悪影響を及ぼす場合がある。例えば、製造装置300におけるパッケージブランクBLの折り込み工程においては、回転する搬送ローラに挟まれてパッケージブランクBLは搬送される。これに対して、パッケージブランクBLの摩擦係数が過度に大きい場合、搬送ローラに挟まれた際にパッケージブランクBLの表面に傷が付く虞がある。そこで、製造支援装置100は、パッケージブランクBLに関するブランク仕様情報と、製造装置300に関する折り込み仕様情報と、パッケージブランクBLの摩擦係数とを相互に関連付けて格納したデータベースを補助記憶装置160に記憶しておき、入力情報の入力を受け付けた場合に、その入力情報に対応するパッケージブランクBLの摩擦係数をデータベースから抽出し、抽出した摩擦係数が適正範囲に収まっているか否かを判定すると共にその判定結果を表示装置140に表示させてもよい。これにより、パッケージブランクBLの仕様と製造装置300の機械仕様とが互いに適合しているかどうかの判断に資する有益な情報をユーザに提供することができる。
また、本実施形態においては、パッケージブランクBLに関するブランク仕様情報と、製造装置300に関する折り込み仕様情報と、パッケージブランクBLにおける特定の力学的特性値に関する特性値情報とを相互に関連付けて格納するデータベースを記憶部の一例である補助記憶装置160に記憶させていたが、これには限定されない。例えば、データベースから入力情報に対応する特性値情報を抽出する代わりに、製造支援装置100におけるプロセッサ110は、所定のアルゴリズムに基づいたプログラムを実行し、そのアルゴリズムに従ってパッケージブランクBLにおける特定の力学的特性値(反発力、摩擦係数等)を算出することで取得してもよい。但し、本実施形態で説明したように、ブランク仕様情報と、折り込み仕様情報と、特性値情報とを相互に関連付けて格納するデータベースを補助記憶装置160に記憶させておくことで、試験装置200から試験片TPの試験結果を取得する度にデータベースを更新することができるというメリットがある。このようにデータベースを更新していくことで、パッケージブランクBLにおける特定の力学的特性値が適正範囲に収まるか否かを判定する精度を徐々に高めていくことができる。
また、本実施形態においては、ブランクから成形する包装箱としてシガレットパッケージを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、種々の包装箱を製造する際に本実施形態に係る製造支援装置および製造支援方法を適用することができる。
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
なお、本実施形態においては、コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に、図11、16、17等に示した処理フローに係る処理内容を実行させるプログラムを、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
1・・・製造システム
10・・・シガレットパッケージ
DB・・・反発力データベース
100・・・製造支援装置
110・・・プロセッサ
120・・・主記憶装置
130・・・通信インターフェース
140・・・表示装置
150・・・入出力インターフェース
160・・・補助記憶装置
170・・・可搬記録媒体駆動装置
180・・・バス
190・・・可搬記録媒体
200・・・試験装置
300・・・製造装置
310・・・折り込み機構
320・・・移送機構
330・・・折り込みガイド

Claims (12)

  1. 製造装置を用いてブランクを順次折り込むことで成形される包装箱の製造を支援する包装箱の製造支援装置であって、
    前記ブランクの仕様に関するブランク仕様情報と、前記ブランクを折り込む前記製造装置側の折り込み仕様に関する折り込み仕様情報と、前記ブランクにおける特定の力学的特性値に関する特性値情報と、を相互に関連付けて記憶する記憶部と、
    少なくとも前記ブランク仕様情報を含む入力情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記記憶部にアクセスし、前記入力部を介して入力された入力情報に対応する前記特性値情報を取得し、取得した当該特性値情報の値が所定の適正範囲に収まっているか否かを判定する処理部と、
    前記処理部による判定結果を表示する表示部と、
    を備える、包装箱の製造支援装置。
  2. 前記記憶部には、前記ブランク仕様情報と前記折り込み仕様情報と前記特性値情報とを相互に関連付けて格納するデータベースが記憶されており、
    前記処理部は、前記入力部を介して入力された入力情報に対応する前記特性値情報を前記データベースから抽出する、
    請求項1に記載の包装箱の製造支援装置。
  3. 前記処理部は、前記データベースから抽出した前記特性値情報の値が前記所定の適正範囲に収まっていないと判定した場合、前記データベースに格納されているブランク仕様情報および折り込み仕様情報のうち前記入力情報と一部の仕様が共通し且つ前記特性値情報の値が前記所定の適正範囲に収まっているレコードを抽出し、当該抽出したレコードに含まれる仕様情報のうち前記入力情報と相違する仕様情報を抽出すると共に当該抽出した仕様情報を仕様変更候補情報として前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の包装箱の製造支援装置。
  4. 前記特定の力学的特性値は、前記ブランクが前記製造装置側の折り込み用部材に押し当てられて折り込まれる際に反発する反発力の値である、
    請求項1から3の何れか一項に記載の包装箱の製造支援装置。
  5. 前記ブランク仕様情報は、前記ブランクの厚さ、材質、紙目方向に関する仕様、折り込み線に関する仕様、表面加工に関する仕様のうち少なくとも一の情報を含む、
    請求項1から4の何れか一項に記載の包装箱の製造支援装置。
  6. 前記折り込み仕様情報は、前記製造装置が前記ブランクを折り込む際の折り込み速度と、前記ブランクに押し当てられてブランクを折り込む折り込み用部材の形状のうち少なくとも何れか一方に関する情報を含む、
    請求項1から5の何れか一項に記載の包装箱の製造支援装置。
  7. 製造装置を用いてブランクを順次折り込むことで成形される包装箱の製造を支援するコンピュータが実行する包装箱の製造支援方法であって、
    前記コンピュータの記憶部に、前記ブランクの仕様に関するブランク仕様情報と、前記ブランクを折り込む前記製造装置側の折り込み仕様に関する折り込み仕様情報と、前記ブランクにおける特定の力学的特性値に関する特性値情報と、を相互に関連付けて記憶しておき、
    少なくとも前記ブランク仕様情報を含む入力情報の入力を受け付けた場合に、前記記憶部にアクセスし、入力された前記入力情報に対応する前記特性値情報を取得し、取得した当該特性値情報の値が所定の適正範囲に収まっているか否かを判定し、
    当該判定結果を前記コンピュータの表示部に表示する、
    包装箱の製造支援方法。
  8. 前記記憶部には、前記ブランク仕様情報と前記折り込み仕様情報と前記特性値情報とを相互に関連付けて格納するデータベースが記憶されており、
    前記コンピュータが前記入力情報の入力を受け付けた場合に、受け付けた入力情報に対応する前記特性値情報を前記データベースから抽出する、
    請求項7に記載の包装箱の製造支援方法。
  9. 前記コンピュータは、前記データベースから抽出した前記特性値情報の値が前記所定の適正範囲に収まっていないと判定した場合、前記データベースに格納されているブランク仕様情報および折り込み仕様情報のうち前記入力情報と一部の仕様が共通し且つ前記特性値情報の値が前記所定の適正範囲に収まっているレコードを抽出し、当該抽出したレコードに含まれる仕様情報のうち前記入力情報と相違する仕様情報を抽出すると共に当該抽出した仕様情報を仕様変更候補情報として前記表示部に表示させる、
    請求項8に記載の包装箱の製造支援方法。
  10. 前記特定の力学的特性値は、前記ブランクが前記製造装置側の折り込み用部材に押し当てられて折り込まれる際に反発する反発力の値である、
    請求項7から9の何れか一項に記載の包装箱の製造支援方法。
  11. 前記ブランク仕様情報は、前記ブランクの厚さ、材質、紙目方向に関する仕様、折り込み線に関する仕様、表面加工に関する仕様のうち少なくとも一の情報を含む、
    請求項7から10の何れか一項に記載の包装箱の製造支援方法。
  12. 前記折り込み仕様情報は、前記製造装置が前記ブランクを折り込む際の折り込み速度と、前記ブランクに押し当てられてブランクを折り込む折り込み用部材の形状のうち少なくとも何れか一方に関する情報を含む、
    請求項7から11の何れか一項に記載の包装箱の製造支援方法。
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