JP6071239B2 - 車載用電子機器の防湿構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用電子機器の防湿構造に関し、特にイオンマイグレーションの原因となる結露を防止する構造の車載用電子機器の防湿構造に関する。
イオンマイグレーションは、プリント配線基板からなる配線板等に形成された電極等の導体の間に水分の存在下で電気的バイアス電圧が印加されたときに電気分解反応が生じて金属が析出し、析出した金属によって配線板に形成されている電極等の導体間が短絡する現象である。このようなイオンマイグレーションが車載の電子機器に発生すると、配線板に実装されている電子部品が損傷する。このためイオンマイグレーションの原因となる結露を防止する必要がある。従って車載用電子機器においては、結露防止のための防湿構造が従来より開発されている。
図4は特許文献1に記載された従来の車載用電子機器100の防湿構造を示す。車載用電子機器100においては、相互に組み付けられた上ケース111及び下ケース113によってケース110が形成され、下ケース113上にプリント配線基板等の配線板120が支持されることにより配線板120がケース110内に収納されている。
配線板120には、ICチップ、チップコンデンサ等の電子部品121が複数実装されている。複数の電子部品121は配線板120に形成された電極にリードが接続されて配線板120に実装されており、配線板120の電極、電子部品121のリードがケース110内で露出した状態となっている。このように配線板120における電子部品120の実装部分は電子部品搭載部115となっており、この電子部品搭載部115に対しての防湿が必要となる。
ケース110には、配線板120上の電子部品と相手コネクタとを接続するための外接コネクタ130が組み付けられている。外接コネクタ130は相手コネクタが嵌合するコネクタハウジング131と、コネクタハウジング131に取り付けられた複数のリード端子133とを備えている。それぞれのリード端子133は相手端子接続部133a及び基板接続部133bを長さ方向の両端部に備え、相手端子接続部133aがコネクタハウジング131に挿入され、基板接続部133bがコネクタハウジング131から抜き出されて配線板120を貫通している。この基板接続部133bが配線板120に形成された電極に半田付けされる。
外接コネクタ130を相手コネクタと嵌合可能とするため、ケース110には外接コネクタ130を収容するための開口部117が形成されており、この開口部117が外気と連通するため、外接コネクタ130が外気に曝された状態となる。
開口部117に対する電子部品搭載部115の防湿効果を高めるため、ケース110の内部に仕切り壁140が設けられる。仕切り壁140は外接コネクタ130の配置部分の周囲を囲むように上ケース111から垂れ下がって設けられるものであり、上ケース111の内壁から配線板120に向かって下方に延設された状態となっている。仕切り壁140は外気が当たることによって外気に含まれた水蒸気を結露させるものであり、この結露によってケース110内に侵入する外気の湿度を低下させることが可能となっている。
以上の仕切り壁140を設けた構造において、電子部品121からの発熱をケース110の外部に排出する必要がある。このため仕切り壁140の下端と配線板120の上面との間に隙間150が設けられている。隙間150は外接コネクタ130の長さに合わせるように、仕切り壁140及び配線板120の長さ(図4における図面貫通方向の長さ)に沿って連続的に形成されている。この隙間150の寸法は、ケース110内の熱をケース110の外に放熱するように1.5〜1mm程度に設定されている。
このような従来の防湿構造では、ケース110内における配線板120の電子部品搭載部115と、外部機器との接続のために外気に曝される外接コネクタ130側との間に仕切り壁140を設け、仕切り壁140に結露させることにより外気の湿度を低くしてケース110内の電子部品搭載部115への結露を防止するものである。これによりイオンマイグレーションを抑制している。
特許第4271395号公報
従来の車載電子機器の防湿構造では、ケース110の内部に仕切り壁140を設けて防湿効果を得ているが、外接コネクタ130が長い場合には、仕切り壁140と配線板120との間の隙間150も長くなるため、防湿効果の有効性に限界が生じている。一方、外接コネクタ130が短く、これにより仕切り壁140と配線板120との間の隙間150も短い場合には、ケース110内の熱の放熱性に支障が生じる。
そこで、本発明は適切な防湿性能と放熱性能とを両立させることが可能な車載電子機器の防湿構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電子部品が搭載された配線板と、この配線板が収納されるケースと、前記配線板と外部回路とを接続すると共に前記ケースの外部に露出される外部露出部と、この外部露出部と前記配線板の電子部品搭載部とを前記ケース内で区画する仕切り壁とを備え、前記仕切り壁の一部に前記外部露出部と前記電子部品搭載部との間を連通する空気流通路を設けた車載電子機器の防湿構造であって、前記ケースに前記仕切り壁との間で前記配線板を挟むようにサブ仕切り壁を設け、前記サブ仕切り壁の一部に前記配線板の下側における前記外部露出部と前記電子部品搭載部との間を連通する空気流通路を更に設け、前記配線板の上側における空気流通路は、前記仕切り壁に形成した内外流通穴であり、かつ、前記配線板の下側における空気流通路は、前記サブ仕切り壁に形成したサブ内外流通穴であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車載用電子機器の防湿構造であって、前記外部露出部が、相手コネクタが嵌合するフード部を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに一体に設けられてリード端子を固定するリード端子固定壁と、このリード端子固定壁に固定され一側が前記フード部内に突設され他側が前記コネクタハウジングの背面側から前記配線板に接続されるリード端子とで形成される外接コネクタであり、前記仕切り壁が、前記コネクタハウジングの両側面に対向して前記ケースと前記配線板との間にそれぞれ設けられた一対の側壁と、これらの側壁の一側同士を連結すると共に前記コネクタハウジングの背面側に対向して前記ケースと前記配線板との間に設けられた背面壁とで形成され、前記空気流通路は、前記側壁と前記背面壁との連続部分に設けられたラビリンス状の内外流通ラビリンスまたは前記背面壁の前記配線板側に設けた内外流通穴であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の車載用電子機器の防湿構造であって、
前記ケースが前記配線板を支持する基板支持壁を有する下ケースと、この下ケース上に支持され前記配線板の上部を覆う上ケースとで形成され、前記仕切り壁が前記上ケースの内壁から前記下ケース側に向けて前記配線板まで延設されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車載用電子機器の防湿構造であって、前記側壁と前記背面壁との連続部分に設けられたラビリンス状の内外流通ラビリンスは、前記一対の側壁の端末にそれぞれ形成された凹部と、前記背面壁の両側から同方向に折り曲げられて前記凹部内にそれぞれ隙間を有して挿入される凸壁とで形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、外部露出部と配線板の電子部品搭載部とをケース内で区画する仕切り壁を設けているため、仕切り壁に外気が当たって水蒸気が結露し、この結露によりケース内に侵入する外気の湿度を低下させることができ、電子部品搭載部で露出しているリードや電極等の導体への結露を防止することができる。これによりイオンマイグレーションを防止することができる。また、仕切り壁の一部に外部露出部と電子部品搭載部との間を連通する空気流通路を設け、かつ、サブ仕切り壁の一部に配線板の下側における外部露出部と電子部品搭載部との間を連通する空気流通路を更に設け、配線板の上側における空気流通路は、仕切り壁に形成した内外流通穴であり、配線板の下側における空気流通路は、サブ仕切り壁に形成したサブ内外流通穴であるため、電子部品搭載部の熱を外部に放熱する良好な放熱性を備えた構造とすることができる。以上により適切な防湿性能と放熱性能とを両立させることができる。
請求項2記載の発明によれば、仕切り壁が外接コネクタの両側面に対向する一対の側壁と、一対の側壁を連結する背面壁とによって形成されることにより、外部露出部である外接コネクタが仕切り壁に囲まれるため、外部露出部を外接コネクタとし、この外接コネクタをケースに設けた構造であっても、外接コネクタの周囲の仕切り壁に結露させて外気の湿度を低下させる良好な防湿性能を有したものとすることができる。
また、空気流通路を一対の側壁と背面壁との連続部分に設けられたラビリンス状の内外流通ラビリンスまたは背面壁の配線板側に設けた内外流通穴としているため、これらの内外流通ラビリンスまたは内外流通穴によって電子部品搭載部の熱を外部に放熱することができ、良好な放熱性能を有したものとすることができる。これにより適切な防湿性能と放熱性能とを両立させることができる。
請求項3記載の発明によれば、仕切り壁が上ケースの内壁から下ケース側に向けて配線板まで延設されているため、結露を上ケースと下ケースとの間で行うことができ、ケース内に侵入する外気に対する確実な結露が可能となる。
請求項4記載の発明によれば、内外流通ラビリンスが一対の側壁の端末にそれぞれ形成された凹部と、背面壁の両側から同方向に折り曲げられて凹部内にそれぞれ隙間を有して挿入される凸壁とによって形成されるため、内外流通ラビリンスによる外気の流通が円滑となる。また、凹部と凸壁との間の隙間の大きさを調整することができるため、外気に対する適応性が向上する。
本発明の一実施形態の車載用電子機器の防湿構造を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態における空気流通路の構造を平面から示す断面図である。 本発明の一実施形態における空気流通路の構造を示す一部破断斜視図である。 従来の車載用電子機器の防湿構造を示す縦断面図である。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。図1は本発明の一実施形態の防湿構造が適用された車載用電子機器1の縦断面図、図2は横断面図、図3は一部破断斜視図である。
車載用電子機器1はケース2と、プリント配線基板等の配線板4と、仕切り壁5とを備えている。
ケース2は共に絶縁性樹脂により形成された上ケース21及び下ケース22を備えている。配線板4は上ケース21及び下ケース22を相互に組み付けた空間内に配置されるものであり、下ケース22には複数の基板支持壁23が所定間隔を有して立ち上がり状に形成されており、配線板4はこの基板支持壁23に載置されて支持される。上ケース21は下ケース22の上部に組み付けられるものであり、基板支持壁23に支持された配線板4の上部を覆うようになっている。
配線板4には、ICチップ、チップコンデンサ等の電子部品41が複数実装されている。複数の電子部品41は配線板4に形成された電極にリード42が接続されて配線板4に実装されている。この場合、配線板4の電極及び電子部品41のリード42はケース2内で露出した状態となっている。このような配線板4における電子部品41の実装部分は電子部品搭載部25となっている。
ケース2には、外接コネクタ7が組み付けられる。外接コネクタ7は配線板4と外部回路としての相手コネクタ(図示省略)とを接続するものである。相手コネクタとの接続を可能とするため、ケース2における外接コネクタ7の配置部位には、相手コネクタを挿入するための開口部26が形成されており、外接コネクタ7は開口部26を通じてケース2の外部に露出される。このような実施形態では、外接コネクタ7は配線板4と外部回路(相手コネクタ)と接続すると共にケース2の外部に露出される外部露出部9となっている。
外接コネクタ7は相手コネクタが嵌合するフード部72を有したコネクタハウジング71と、コネクタハウジング71に取り付けられた複数のリード端子73とを有している。この場合、コネクタハウジング71の背面はリード端子固定壁74となっており、それぞれのリード端子73はリード端子固定壁74を貫通することによりコネクタハウジング71に固定されている。
それぞれのリード端子73は相手端子接続部75及び基板接続部76を長さ方向の両端部に備えており、相手端子接続部75がリード端子固定壁74からコネクタハウジング71に挿入されてフード部72内に突設され、基板接続部76がリード端子固定壁74を通じてコネクタハウジング71から抜き出されて配線板4方向に屈曲されている。屈曲した基板接続部76の先端部は配線板4を貫通しており、配線板4の貫通部分が配線板4の電極に半田付けされる。これにより外接コネクタ7と配線板4とが電気的に接続される。
仕切り壁5は電子部品搭載部25と外部露出部9である外接コネクタ7とをケース2内で区画するものである。仕切り壁5は開口部26を除いた外接コネクタ7の周囲を囲むように設けられるものであり、図2に示すように、外接コネクタ7の両側面77に対向した一対の側壁51、52と、一対の側壁51、52を連結してコネクタハウジング71の背面側(リード端子固定壁74)に対向した背面壁53とによって形成されている。
図1に示すように、仕切り壁5の全体は上ケース21の内壁(下面壁)21aから下ケース22側に向けて延設されており、その下端部が配線板4まで延設されることにより配線板4の上方に臨んでいる。これにより仕切り壁5を構成する一対の側壁51,52及び背面壁53は、いずれもケース2と配線板4との間に設けられて外接コネクタ7をケース2内で区画している。
仕切り壁5には、電子部品搭載部25と外部露出部9となっている外接コネクタ7との間を連通する空気流通路10が設けられている。空気流通路10は第1空気流通路11及び第2空気流通路12を有しており、これらの第1及び第2空気流通路11、12が仕切り壁5に形成されている。
図2に示すように第1空気流通路11は、仕切り壁5の一対の側壁51、52と背面壁53との連続部分に設けられた内外流通ラビリンス13によって形成されている。
次に、内外流通ラビリンス13の構造を説明する。仕切り壁5の一対の側壁51、52の端末(図2における左端)には、それぞれの側壁51、52の本体部から分岐する分岐壁51a、52aが上下方向(図2の紙面貫通方向)に延びるように一体に形成されており、側壁51、52の本体部と分岐壁51a、52aとの間が断面U字形の凹部54となっている。一方、背面壁53の両側は一対の側壁51、52の方向に折り曲げられて凸壁55となっている。この凸壁55は上下方向(紙面貫通方向)に延びた状態で左右の側壁51、52の凹部54と対向している。そして、背面壁53の両側の凸壁55を左右一対の側壁51、52における凹部54に隙間56を有して挿入することにより、空気が流通可能なラビリンス状の流通路が一対の側壁51,52と背面壁53との間の上下方向の連続部分に設けられて内外流通ラビリンス13を形成している。
このような内外流通ラビリンス13は、一対の側壁51、52と背面壁53との連続部分に上下方向に沿って連続するように設けられており、電子部品搭載部25と外部露出部9(外接コネクタ7)との間で空気の出入りが可能となっている。これにより内外流通ラビリンス13は電子部品搭載部25の熱をケース2の外部に放熱することができる。
図3に示すように第2空気流通路12は、仕切り壁5の背面壁53における下端部に形成された複数の内外流通穴14によって形成されている。複数の内外流通穴14は背面壁53の下端部を貫通しており、これにより複数の内外流通穴14は背面壁53の配線板4側に設けられている。複数の内外流通穴14は一定間隔で背面壁53に形成されており、それぞれの内外流通穴14を通じて電子部品搭載部25と外部露出部9(外接コネクタ7)との間で空気の出入りが可能となっている。これにより内外流通穴14は電子部品搭載部25の熱をケース2の外部に放熱することができる。
この実施形態においては、図1に示すように仕切り壁5に加えてサブ仕切り壁58がケース2に設けられている。サブ仕切り壁58は仕切り壁5との間で配線板4を挟むように設けられるものであり、下ケース22から配線板4に向けて立ち上がり状に形成されている。サブ仕切り壁58の配線板4側(上端側)には、仕切り壁5側の内外流通穴14と同様の第3空気流通路としてのサブ内外流通穴16が形成されている。これにより配線板4の下側における電子部品搭載部25と外部露出部9(外接コネクタ7)との間で空気の出入りが可能となっており、配線板4の下側における電子部品搭載部25の熱をケース2の外部に放熱するようになっている。サブ仕切り壁58は電子部品41が配線板4の下面にも実装されるため、これに対応するものであり、配線板4の下面に電子部品41が実装されない場合には省略することが可能である。
以上の実施形態においては、配線板4の電子部品搭載部25とケース2の外部に露出した外接コネクタ7との間に仕切り壁5を設けているため、外気が仕切り壁5に当たることにより外気に含まれている水蒸気が仕切り壁5に結露する。この結露によりケース2内に侵入する外気の湿度を低下させることができるため、電子部品搭載部25で露出しているリードや電極等の導体への結露を防止することができる。これによりイオンマイグレーションを防止することができる。
これに加えて、電子部品搭載部25と外接コネクタ7とを区画する仕切り壁5に対して内外流通ラビリンス13及び内外流通穴14を設けているため、外接コネクタ7のサイズや電子部品搭載部25を収納したケース2の内部容積、必要となる放熱能力に応じた対応が可能となっている。すなわち内外流通ラビリンス13の凹部54と凸壁55との間の隙間56の大きさ及び内外流通穴14の大きさや数を増減させることにより、外接コネクタ7のサイズ、電子部品搭載部25を収納するケース2の内部容積、放熱能力に合わせることが可能となるものであり、これにより電子部品搭載部25からの熱をケース2の外部に円滑に放熱することができる。
以上の構造とすることにより、この実施形態では、適切な防湿性能と放熱性能とを両立させることが可能となる。
本発明は以上の実施形態に限定されることなく種々変形が可能である。上記実施形態では、外部露出部9を外接コネクタ7としているが、外部露出部9としては、配線板4と外部回路とを接続してケース2の外部に露出される構造であれば、回路基板等の外接コネクタ7以外の部材であっても良い。
また、上記実施形態では、仕切り壁5に内外流通ラビリンス13及び内外流通穴14を設けているが、内外流通ラビリンス13だけを設けた構造としても良い。
また、内外流通穴14は成形加工性の点から仕切り壁5における背面壁53の下端部に設けられているが、背面壁53の下端部以外の部位に設けても良い。
また、上ケース21及び下ケース22によってケース2を形成しているが、ケース2としては配線板4を収納するものであれば、上ケース21及び下ケース22の間に中間ケースを設けた等の他の構造であっても良い。
1 車載用電子機器
2 ケース
4 配線板
5 仕切り壁
7 外接コネクタ
9 外部露出部
10 空気流通路
13 内外流通ラビリンス(空気流通路)
14 内外流通穴(空気流通路)
21 上ケース
16 サブ内外流通穴(空気流通路)
21a 内壁
22 下ケース
23 基板支持壁
25 電子部品搭載部
41 電子部品
51、52 側壁
53 背面壁
54 凹部
55 凸壁
56 隙間
71 コネクタハウジング
72 フード部
73 リード端子
74 リード端子固定壁

Claims (4)

  1. 電子部品が搭載された配線板と、この配線板が収納されるケースと、前記配線板と外部回路とを接続すると共に前記ケースの外部に露出される外部露出部と、この外部露出部と前記配線板の電子部品搭載部とを前記ケース内で区画する仕切り壁とを備え、
    前記仕切り壁の一部に前記外部露出部と前記電子部品搭載部との間を連通する空気流通路を設けた車載電子機器の防湿構造であって、
    前記ケースに前記仕切り壁との間で前記配線板を挟むようにサブ仕切り壁を設け、前記サブ仕切り壁の一部に前記配線板の下側における前記外部露出部と前記電子部品搭載部との間を連通する空気流通路を更に設け
    前記配線板の上側における空気流通路は、前記仕切り壁に形成した内外流通穴であり、かつ、前記配線板の下側における空気流通路は、前記サブ仕切り壁に形成したサブ内外流通穴であることを特徴とする車載用電子機器の防湿構造。
  2. 請求項1記載の車載用電子機器の防湿構造であって、
    前記外部露出部が、相手コネクタが嵌合するフード部を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに一体に設けられてリード端子を固定するリード端子固定壁と、このリード端子固定壁に固定され一側が前記フード部内に突設され他側が前記コネクタハウジングの背面側から前記配線板に接続されるリード端子とで形成される外接コネクタであり、
    前記仕切り壁が、前記コネクタハウジングの両側面に対向して前記ケースと前記配線板との間にそれぞれ設けられた一対の側壁と、これらの側壁の一側同士を連結すると共に前記コネクタハウジングの背面側に対向して前記ケースと前記配線板との間に設けられた背面壁とで形成され、
    前記空気流通路は、前記側壁と前記背面壁との連続部分に設けられたラビリンス状の内外流通ラビリンスまたは前記背面壁の前記配線板側に設けた内外流通穴であることを特徴とする車載用電子機器の防湿構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の車載用電子機器の防湿構造であって、
    前記ケースが前記配線板を支持する基板支持壁を有する下ケースと、この下ケース上に支持され前記配線板の上部を覆う上ケースとで形成され、
    前記仕切り壁が前記上ケースの内壁から前記下ケース側に向けて前記配線板まで延設されていることを特徴とする車載用電子機器の防湿構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車載用電子機器の防湿構造であって、
    前記側壁と前記背面壁との連続部分に設けられたラビリンス状の内外流通ラビリンスは、前記一対の側壁の端末にそれぞれ形成された凹部と、前記背面壁の両側から同方向に折り曲げられて前記凹部内にそれぞれ隙間を有して挿入される凸壁とで形成されていることを特徴とする車載用電子機器の防湿構造。
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