JP5351991B2 - 筐体装置 - Google Patents
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Description
また、略箱形の周壁が二重に形成されたケース本体と、該ケース本体の開口部を開閉自在に覆い周壁が二重に形成されたカバー本体とからなり、前記ケース本体の内側周壁に囲まれた収容空間の底部となる第1底面と、前記収容空間の外周側に前記内側周壁と前記ケース本体の外側周壁とに囲まれた環状間隙の底部となる第2底面と、を有すると共に、前記ケース本体とカバー本体との継ぎ目部を防水構造として前記収容空間への水の浸入を防止する防水ケースにおいて、前記収容空間下部の内側周壁に前記収容空間と前記環状間隙とを連通する第1水抜き穴を設けると共に、前記第2底面に前記第1水抜き穴に対して周方向に異なる位置にケース外部と連通する第2水抜き穴を設けることで、第2水抜き穴から浸入した水が環状空間内で拡散され、第1水抜き穴に直接的に浸入して収容空間を被水させることを防止した防水ケースがある(例えば特許文献2参照)。
一方、特許文献2のような技術においては、ケース本体とカバー本体の両方に二重の周壁を設けるので、筐体が大型化してケースやカバーの構造が複雑化する。また、第1及び第2水抜き穴を本体ケースの少なくとも1つの対辺上に複数箇所設けることで、防水ケースが特定の方向に傾斜した場合でも、収容空間内の水はいずれかの水抜き穴から排出されるようになり、ケース内に水が溜まることなく、より確実に外部へ排出することができるとはいうものの、穴同士が互いに向き合って対向した位置となるように設置されたものではないことから、設置姿勢によっては収納空間内に浸入した水が溜るおそれがある。
また、ケース本体とカバー本体の開口部の止水のためにパッキンを用いているために筐体の構造が複雑化し、コストも増す。さらに、筐体がケース本体を天側に、カバー本体が地側の逆さまに取付けられると、ケース本体の第2底面に設けた第2水抜き穴が水浸入口となり、カバー本体には水抜き機構が設けられていないために一度浸入した水が抜けずに防水信頼性が損なわれることになるため、ケース本体の第2底面を必ず地側に向ける必要があり、自由にレイアウト配置できずに筐体の取付に設計上の制約が出来るという課題があった。
以下、本発明の実施の形態1に係る筐体装置について図を参照して説明する。図1から図9は、上記[図面の簡単な説明]に記載した通り実施の形態1に係る筐体装置またはその要部、及び該筐体装置を構成している筐体及びコネクタ部材の構造を示している。図1の断面図及び図2の正面図に示すように、筐体装置は、図示しない電子部品が実装されたプリント基板などの電気装置を収納する格納エリアAを有する筐体10と、上記プリント基板の格納エリアAへの挿入口である筐体10の開口部Bを塞ぐ機能、及び外部機器との電気的接続を図る機能を併せ持つコネクタ部材20からなっている。なお、図1、図2においては、導電性の接続部材である多数の接続ピンの図示を省略している。
コネクタフード24の基部には第2の貫通孔25が設けられ、接続プラグ30の雌ピン収納空間32と電線40の外周囲との間には隙間があることにより、特に、ケースフード13の開口13a側が天側でコネクタフード24の第2の貫通孔25側が地側に位置している場合に該第2の貫通孔25や雌ピン収納空間32と電線40の間の隙間からコネクタフード24内に水が浸入する可能性がある。第2の貫通孔25は、コネクタフード24の四隅に互いに向き合うように仕切り部21の表面と段差がないように配設してあるため、万が一コネクタフード24内に水が浸入した場合でも、四隅の貫通孔25a〜25dと雌ピン収納空間32と電線40の間の隙間の内、最も地側に近い何れかの貫通孔または前記隙間から図1の矢印H、あるいは図7の矢印Lまたはその逆方向のような最短ルートの経路を通って水が外部に流出されるので、コネクタフード24内に水が溜ることがない。
また、図2の矢印J1〜J4で示すようにケースフード13の周壁側からの被水による筐体10内部への水の浸水を防止できるばかりか、図1の矢印Dで示す筐体10の後面からの被水に対しては、矢印Eの経路で筐体外へ水が放出されるのは勿論のこと、図1の矢印Fで示すようにコネクタ結合面からの被水の場合においても、ケースフード13に設けられた第1の貫通孔14によって矢印Gに例示する経路を通って水が筐体外部に放出されるため、結果的に筐体の取付方向に設計制約がなくなり、自由にレイアウト出来、本筐体装置の外に防水壁等を別途設置する必要もなくなるため、コスト抑制が可能となる。
また、本発明では、シール目的のパッキンや接着剤を必要としない構造としたため、筐体構造が簡素化し、コスト低減が可能となる。また、パッキンの不使用は有害性の低減や環境負荷の低減などにも有利となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することができる。
Claims (12)
- 電気装置を収容する筐体の開口部に、上記電気装置と外部機器とを電気的に接続するコネクタ部材を装着することで上記開口部が塞がれる筐体装置であって、上記筐体は、開口部周壁の外周面に沿って形成されたコネクタ受座と、このコネクタ受座の外周側端部から上記コネクタ部材のまわりを包囲するように伸び出されたケースフードを有すると共に、このケースフードの基部には上記ケースフードの内外を貫通する第1の貫通孔が周方向に複数設けられてなり、上記コネクタ部材は、上記開口部を塞いで上記筐体の内外を仕切る仕切り部の外周部に沿って一体に形成され上記コネクタ受座に密接される係止部と、上記仕切り部に貫通されて外部側に突出された導電性の複数の接続部材を包囲するように上記仕切り部から外部側に突出形成されたコネクタフードを備えると共に、上記コネクタフードの基部における互いに対向した位置に、該コネクタフード内に浸入した水を外部に流出させる複数の第2の貫通孔を設けたことを特徴とする筐体装置。
- 上記複数の第1の貫通孔及び上記複数の第2の貫通孔は、上記筐体の据付姿勢にかかわらず、上記複数の第1の貫通孔と上記ケースフードの開口端の何れか、及び上記複数の第2の貫通孔と上記コネクタフードの開口端の何れかが、上記ケースフードまたは上記コネクタフードの中に浸入した水の重力方向への排水口となるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の筐体装置。
- 上記コネクタ受座には上記開口部周壁に沿って形成された凹溝が設けられ、上記コネクタ部材の係止部には上記凹溝に嵌合する凸条が設けられ、かつ、上記係止部の外周面はテーパー状の傾斜面によって形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筐体装置。
- 上記第1の貫通孔は、上記ケースフードと上記コネクタ受座との境界部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の筐体装置。
- 上記第2の貫通孔は、4か所に対称的に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の筐体装置。
- 上記第1の貫通孔と上記第2の貫通孔は、重力方向に最短距離となる位置を含むように配設されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の筐体装置。
- 上記第2の貫通孔の大きさは、上記コネクタフードを形成する板厚の2倍以下としてなることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の筐体装置。
- 上記接続部材は、棒状の接続ピンからなり、該接続ピンの根本側の上記仕切り部から所定長がスリーブによって包囲されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の筐体装置。
- 上記コネクタ部材に対して接続される接続プラグは、上記接続ピンに対応する位置に設けられた係合体を備え、該係合体は先端部にのみ上記接続ピンを受け入れる開口が設けられた有底筒状に形成されたものであることを特徴とする請求項8に記載の筐体装置。
- 上記スリーブの先端部はテーパー状に形成され、その中心部が上記係合体の開口部内に進入し得るように形成されていることを特徴とする請求項9に記載の筐体装置。
- 上記係合体の先端部の外周にテーパー状の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の筐体装置。
- 上記ケースフードの内周面は、上記ケースフードの基部側よりも上記ケースフードの開口端側に広がるように傾斜が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11の何れかに記載の筐体装置。
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