JP6070713B2 - リチウムイオン導電体及び全固体リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムイオン導電体及び全固体リチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池として、電極(正極及び負極)間に設ける電解質に液体電解質を用いたもののほか、固体電解質を用いたものが知られている。固体電解質を用いたリチウムイオン二次電池は、液体電解質を用いたリチウムイオン二次電池で発生する恐れのある液漏れや発火を抑えることができる、サイクル特性に優れる等の利点を有している。電極及び電解質に固体材料を用いたリチウムイオン二次電池は、例えば全固体リチウムイオン二次電池と呼ばれる。
固体電解質に用い得る材料、即ちリチウムイオン導電体としては、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、酸素(O)等を含む、Li2S−P25系、Li2S−P25−B23系、Li3PO4−Li2S−B23系等の材料が知られている。このほか、ゲルマニウム(Ge)を添加した組成式Li4-xGe1-xx4で表される材料、組成式Li7PS6-xSex(0≦x≦6)で表される材料等も知られている。
特開2003−22707号公報 特開2003−68361号公報 特開2009−193803号公報
ケミストリー・ア・ヨーロピアン・ジャーナル(Chemistry - A European Journal)、2010年、第16巻、pp.5138〜5147
これまでのリチウムイオン導電体では、十分なイオン導電性を得ることができず、全固体リチウムイオン二次電池の固体電解質として用いた時に、所望の電池特性を得ることができない場合がある。
また、リチウムイオン導電体に含有される元素によっては、固体電解質及びそれを含む全固体リチウムイオン二次電池のコストの増加、重量の増加を招く恐れがある。
本発明の一観点によれば、組成式がLi7+2x1-xx6(0<x1)で表され、空間群がF−43mに属する結晶構造を含み、前記結晶構造は、四面体の中心にLiが位置し4つの頂点にSが位置するLiS 4 四面体、四面体の中心にPが位置し4つの頂点にSが位置するPS 4 四面体、及び、四面体の中心にBが位置し4つの頂点にSが位置するBS 4 四面体を、それぞれ複数含み、前記LiS 4 四面体と前記BS 4 四面体が2つのSを共有する構造を有しているリチウムイオン導電体が提供される。
また、本発明の一観点によれば、固体電解質と、前記固体電解質に接続された一対の電極とを有し、前記固体電解質は、組成式がLi7+2x1-xx6(0<x1)で表され、空間群がF−43mに属する結晶構造を含み、前記結晶構造は、四面体の中心にLiが位置し4つの頂点にSが位置するLiS 4 四面体、四面体の中心にPが位置し4つの頂点にSが位置するPS 4 四面体、及び、四面体の中心にBが位置し4つの頂点にSが位置するBS 4 四面体を、それぞれ複数含み、前記LiS 4 四面体と前記BS 4 四面体が2つのSを共有する構造を有している全固体リチウムイオン二次電池が提供される。
開示の技術によれば、優れたイオン導電性を示すリチウムイオン導電体を実現することが可能になる。また、このようなリチウムイオン導電体を固体電解質に用いることで、優れた電池特性を示す全固体リチウムイオン二次電池を実現することが可能になる。
本発明の目的、特徴及び利点は、本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
リチウムイオン導電体の説明図である。 リチウムイオン導電体の結晶構造の模式図(その1)である。 リチウムイオン導電体の結晶構造の模式図(その2)である。 リチウムイオン導電体の結晶構造の模式図(その3)である。 リチウムイオン導電体の結晶構造及びイオン導電性の説明図である。 三角窓のサイズ変化の説明図である。 リチウムイオン添加の説明図である。 Li7+2x1-xx6のB量xと三角窓サイズの関係の一例を示す図である。 Li7+2x1-xx6のB量xとイオン導電率の関係の一例を示す図である。 γ型Li3PS4のイオン導電経路の説明図である。 β型Li3PS4のイオン導電経路の説明図である。 X線回折測定結果の一例を示す図である。 複数種の結晶構造を含むリチウムイオン導電体のB量とイオン導電率の関係の一例を示す図である。 全固体リチウムイオン二次電池の一例を示す図である。
図1はリチウムイオン導電体の説明図である。
リチウムイオン導電体は、その構成元素としてリチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)を含む結晶構造を有する。リチウムイオン導電体は、例えば図1に示すような硫化リチウム(Li2S)−硫化リン(P25)−硫化ホウ素(B23)系の材料で、Li7PS6−Li9BS6固溶系における、組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)で表される結晶構造を有する。リチウムイオン導電体は、B量xを変化させることで、Li7PS6からLi9BS6までの間の様々な組成をとり得る。
図2〜図4はリチウムイオン導電体の結晶構造の模式図である。ここで、図2はリチウムイオン導電体の結晶構造における単位格子の模式図、図3はリチウムイオン導電体の[110]方向から見た結晶構造の模式図、図4はリチウムイオン導電体の[111]方向から見た結晶構造の模式図である。また、図5はリチウムイオン導電体の結晶構造及びイオン導電性の説明図である。
リチウムイオン導電体10は、組成式がLi7+2x1-xx6(0<x≦1)で、空間群がF−43m(No.216)に属する結晶構造を有している。尚、空間群F−43mの“−”は“4”のオーバーラインを意味している。
リチウムイオン導電体10は、図2に示すように、四面体の中心にLiが位置し、その四面体の4つの頂点にSが位置(配位)するLiS4四面体11を含んでいる。更に、リチウムイオン導電体10は、図2〜図4に示すように、四面体の中心にP又はB(P/B)が位置し、その四面体の4つの頂点にSが位置(共有結合)するPS4四面体又はBS4四面体(P/BS4四面体)12を含んでいる。リチウムイオン導電体10は、これらLiS4四面体11及びP/BS4四面体12をそれぞれ複数含んでいる。
尚、LiS4四面体11を構成する中心元素のLiのイオン(リチウムイオンLi+)がリチウムイオン導電体10の結晶構造内を移動することによって、その結晶構造にイオン導電性が発現する。
P/BS4四面体12は、リチウムイオン導電体10の結晶構造における骨格構造を形成している。このようにP/BS4四面体12で骨格構造が形成された結晶構造内の所定位置に、複数のLiS4四面体11が配置される。
図5に示すように、リチウムイオン導電体10において、LiS4四面体11(11a及び11b)同士は、互いのLiに配位されている2つのSを共有する構造を有している。即ち、リチウムイオン導電体10において、LiS4四面体11同士は、共有されるそれら2つのSを含む互いの平面(三角面)30が交わる稜20が存在するような配置となっている。換言すれば、LiS4四面体11同士は、互いの稜20を共有するような配置となっている。
更に、リチウムイオン導電体10において、所定位置のLiS4四面体11とP/BS4四面体12は、LiS4四面体11のLiに配位されている2つのSと、P/BS4四面体12のP/Bに共有結合されている2つのSとを共有する構造を有する。即ち、所定位置のLiS4四面体11とP/BS4四面体12は、それらの間で共有される2つのSを含む互いの平面(三角面)が交わる稜が存在するような配置となっている。換言すれば、LiS4四面体11とP/BS4四面体12は、互いの稜を共有するような配置となっている。
P/BS4四面体12は、図2〜図4に示すように、リチウムイオン導電体10の結晶構造内(単位格子10a内)において、P/BS4四面体12の頂点(Sの位置)の方向が同一方向に向くような配置になっている。
このようにリチウムイオン導電体10は、頂点が同一方向を向くP/BS4四面体12群で骨格構造が形成され、内部の所定位置にLiS4四面体11群が含まれた、空間群F−43mの結晶構造を有する。
上記のような結晶構造を有するリチウムイオン導電体10において、稜20を介して配置されるLiS4四面体11群に、リチウムイオン(Li+)が通るイオン導電経路が形成される。
ここで、図5を参照してイオン導電経路について説明する。図5には、稜20を介して配置される2つのLiS4四面体11を図示している。
リチウムイオン導電体10では、あるLiS4四面体11a(11)の、別のLiS4四面体11b(11)と共有される稜20を含む三角面30が、リチウムイオン(Li+)の通るイオン導電経路(図5に太矢印で図示)となる。ここでは、このようなイオン導電経路となるLiS4四面体11の三角面30を、三角窓30と言うものとする。
組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)で表されるリチウムイオン導電体10では、その組成にBが含有されることで、この三角窓30のサイズ(面積)が変化する。
図6は三角窓のサイズ変化の説明図である。
上記のように、リチウムイオン導電体10において、所定位置のLiS4四面体11とP/BS4四面体12は、互いの2つのSを共有する構造をとる。図6には、このようにSを共有するLiS4四面体11とP/BS4四面体12(四面体硫化物)を図示している。
今、図6の左図に示すように、LiS4四面体11とPS4四面体12a(12)がSを共有するような構造部において、そのPS4四面体12aの中心元素のPをBに置換する。このようにPS4四面体12aのPをBに置換することで、図6の右図に示すように、LiS4四面体11とBS4四面体12b(12)がSを共有するような構造部が得られる。
ここで、Pのイオン半径は0.30Å、Bのイオン半径は0.25Åである。PをBに置換すると、リチウムイオン導電体10の結晶構造内でP−S、B−Sの共有結合によって六方最密充填しているSの位置が変化する。その結果、図6の右図に太矢印で示したように、図6の左図に示す状態からSの位置が変化し、LiS4四面体11の三角窓30のサイズが大きくなる。即ち、リチウムイオンが通るイオン導電経路のサイズが拡大するようになる。
尚、図6には2つの四面体硫化物を例示したが、リチウムイオン導電体10では、LiS4四面体11とSを共有する四面体硫化物のうち、一部がBS4四面体12bとなっていてもよいし(残りはPS4四面体12a)、全部がBS4四面体12bとなっていてもよい。即ち、Pを含有する組成式Li7+2x1-xx6(0<x<1)のリチウムイオン導電体10は、PS4四面体12a及びBS4四面体12bが混在して骨格構造を形成する結晶構造を有する。Pを含有しない組成式Li9BS6のリチウムイオン導電体10は、BS4四面体12bが骨格構造を形成する結晶構造を有する。
ところで、Bを含有しない組成式Li7PS6で表される結晶構造は、図6の左図に示すような、LiS4四面体11とPS4四面体12aがSを共有するような構造を有する。これに対し、上記のBを含有する組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)で表される結晶構造のリチウムイオン導電体10では、Bが含有されることで、上記のように三角窓30のサイズが大きくなり、Li7PS6よりも大きなイオン導電経路を有するようになる。
Li7+2x1-xx6(0<x≦1)のリチウムイオン導電体10は、Li7PS6のPの一部又は全部をBで置換した構造と言え、5価のPを3価のBで置換するのみでは電荷バランスが崩れるが、これを補償するためにリチウムイオンが添加される。即ち、P、B及びLiの電荷バランスについて、次式(1)のような関係が成り立ち、1つのPを1つのBに置換する毎に、1価のリチウムイオンを2つ添加することができる。
5+→B3++2Li+ ・・・(1)
図7はリチウムイオン添加の説明図である。
例えば、図6に示したように、2つのPを2つのBで置換した場合、電荷バランスをとるために、更に4つのLi(リチウムイオンLi+)が添加される。リチウムイオンは、リチウムイオン導電体10の導電キャリアとして機能する。そのため、リチウムイオンの添加は、リチウムイオン導電体10の導電キャリアの増大に寄与する。
図8はLi7+2x1-xx6のB量xと三角窓サイズの関係の一例を示す図、図9はLi7+2x1-xx6のB量xとイオン導電率の関係の一例を示す図である。
Bを含有する組成式Li7+2x1-xx6のリチウムイオン導電体10では、図8に示すように、B量xの増加に伴い、三角窓30のサイズ(Å2)が増加する傾向がある。また、Bを含有する組成式Li7+2x1-xx6のリチウムイオン導電体10では、図9に示すように、B量xの増加に伴い、イオン導電率(S/cm)が増加する傾向がある。Bを含有させることによる三角窓30のサイズの増加が、リチウムイオン導電体10のイオン導電率の増加に寄与していると言うことができる。
更に、このリチウムイオン導電体10では、Bを含有させて三角窓30のサイズを大きくすると共に、B量xに応じて、導電キャリアであるリチウムイオンが添加される。リチウムイオン導電体10では、このような三角窓30のサイズの増大と導電キャリアの増大により、Bを含有しないものに比べて、高いイオン導電率を実現することが可能になる。尚、Bを含有しないLi7PS6のイオン導電率は、10-5S/cm〜10-7S/cmのオーダーであることが報告されている。
尚、リチウムイオン導電体として、組成式Li3PS4で表される結晶構造を有するものが知られている。Li3PS4には、少なくともγ型(γ相とも称される)とβ型(β相とも称される)の2種類の結晶構造が存在する。γ型Li3PS4は、空間群がPmn21(No.31)に属する結晶構造を有し、β型Li3PS4は、空間群がPnma(No.62)に属する結晶構造を有する。
図10はγ型Li3PS4のイオン導電経路の説明図、図11はβ型Li3PS4のイオン導電経路の説明図である。図10及び図11にはそれぞれ、便宜上、結晶構造内に含まれる、Liを中心元素とする2つの多面体を図示している。
空間群がPmn21に属するγ型Li3PS4は、図10に示すように、四面体の中心にLiが位置し、その四面体の4つの頂点にSが位置(配位)するLiS4四面体41を含む。γ型Li3PS4は、このようなLiS4四面体41同士が頂点の1つのSを共有するように配置された構造部を有する。このようなγ型Li3PS4におけるLiS4四面体41の三角窓31が、リチウムイオンの通るイオン導電経路(図10に太矢印で図示)となり、その三角窓31のサイズ(面積)は、6.853Å2である。
空間群がPnmaに属するβ型Li3PS4は、図11に示すように、八面体の中心にLiが位置し、その八面体の6つの頂点にSが位置(配位)するLiS6八面体42を含む。β型Li3PS4は、このようなLiS6八面体42同士が頂点の2つのSを共有するように、即ち、LiS6八面体42間で稜22を共有するように配置された構造部を有する。このようなβ型Li3PS4におけるLiS6八面体42の三角窓32が、リチウムイオンの通るイオン導電経路(図11に太矢印で図示)となり、その三角窓32のサイズ(面積)は、7.060Å2である。
γ型Li3PS4は、β型Li3PS4に比べてイオン導電率が低いとされており、そのようなイオン導電率の傾向は、上記のような三角窓31と三角窓32のサイズの関係とも相関している。
一方、上記リチウムイオン導電体10のLi7+2x1-xx6は、図5に示したように、LiS4四面体11同士が頂点の2つのSを共有し、それらの間で稜20を共有するように配置された構造部を有する。Li7+2x1-xx6では、例えばB量x=0.2の場合、三角窓30のサイズ(面積)は7.590Å2となり、γ型Li3PS4の三角窓31とβ型Li3PS4の三角窓32のいずれよりも大きくすることができる。
図12はX線回折測定結果の一例を示す図である。
図12には、Li7+2x1-xx6のB量x=0.4の場合、即ちLi7.80.60.46の、温度27℃でのX線回折データ(x=0.4:Li7.80.60.46)を示している。また、図12には比較のため、Li7+2x1-xx6のB量x=0.0の場合、即ちLi7PS6の、温度230℃でのX線回折データ(x=0.0:Li7PS6−Ht)、及び、温度27℃でのX線回折データ(x=0.0:Li7PS6−Lt)を示している。
図12に示すように、まずLi7PS6−HtとLi7PS6−Ltは、同等の2θ(°)にX線回折ピークを有し、230℃の高温相と27℃の低温相で、同等の結晶構造を有していることが分かる。そして、Bを含有するLi7.80.60.46は、図12に示すように、Li7PS6−Ht及びLi7PS6−Ltと同等の2θにX線回折ピークを有している。Li7.80.60.46は、Li7PS6−Ht及びLi7PS6−Ltのいずれとも同等の結晶構造を有していると言うことができる。
Li7+2x1-xx6は、Li7PS6の結晶構造と同等の結晶構造でBを含有することのできる、Li7PS6−Li9BS6固溶系の結晶構造である。
続いて、リチウムイオン導電体10の形成方法について説明する。
Li7+2x1-xx6(0<x<1)のリチウムイオン導電体10は、構成元素のLi、P、B及びSを含む材料を混合し、加熱溶融後、冷却して焼成体を形成することで、得ることができる。例えば、Li2S、P25、B及びSを、Li7PS6−Li9BS6固溶系における所定B量x(0<x<1)の時の組成比に基づいた重量割合で混合し、加熱溶融後、冷却して焼成体を形成する。
また、Li9BS6のリチウムイオン導電体10は、構成元素であるLi、B及びSを含む材料を混合し、加熱溶融後、冷却して焼成体を形成することで、得ることができる。例えば、Li2S、B及びSを、Li9BS6の組成比に基づいた重量割合で混合し、加熱溶融後、冷却して焼成体を形成する。
得られた焼成体は、結晶構造の安定化を図るために、それが溶融しない温度で再度焼成したり、或いは、粉砕したうえでそれが溶融しない温度で再度焼成したりしてもよい。
リチウムイオン導電体10の形成方法の、より具体的な例として、以下のような方法がある。まず、所定重量のLi2S、P25、B及びS、又は、所定重量のLi2S、B及びSを、不活性ガスを充填したグローブボックス内で、メノウ乳鉢を用いて混合し、ペレット成型する。次いで、ペレット成型された混合物を、内面をガラス質炭素で被覆した石英管中に減圧封入し、混合物が溶融する温度である約700℃に加熱して約4時間保持した後、室温まで冷却して焼成体を得る。次いで、得られた焼成体を、振動式カップミルを用いて約90分間粉砕し、再度、一軸プレスして成型した後、成型された焼成体を減圧封入し、焼成体が溶融しない温度である約550℃で約8時間焼成する。このような方法を用いて、所定量のBを含有するLi7+2x1-xx6(0<x≦1)のリチウムイオン導電体10を得る。
以上、Li7+2x1-xx6(0<x≦1)のリチウムイオン導電体10の結晶構造及び形成方法について述べた。
尚、リチウムイオン導電体として用いる材料には、組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)の結晶構造のほか、他の結晶構造、例えば、γ型Li3PS4やβ型Li3PS4、或いはβ型Li3PS4のPの一部をBで置換したもの等が含まれていてもよい。このような複数種の結晶構造を含むリチウムイオン導電体でも、それに含まれるLi7+2x1-xx6(0<x≦1)の結晶構造において、上記のような三角窓30の増大、リチウムイオンの増大が可能である。それにより、優れたイオン導電性を示すリチウムイオン導電体が実現可能になる。
このようにLi7+2x1-xx6(0<x≦1)とその他の結晶構造を含むリチウムイオン導電体も、上記のような方法を用いて形成することが可能である。即ち、Li、P、B及びSを混合し、加熱溶融後、冷却して焼成体を形成する、或いはその後に粉砕や再焼成を行うことで、形成することができる。
一例として、Li7.80.60.46(B量x=0.4)を含むリチウムイオン導電体を2g形成する場合であれば、Li2Sを1.3301g、P25を0.4949g、Bを0.0320g、Sを0.1428g、それぞれ秤量して混合する。そして、加熱溶融及び冷却等を行い、リチウムイオン導電体を得る。例えば、加熱の温度や時間等の各種形成条件を調整し、Li7.80.60.46の結晶構造と、β型Li3PS4或いはそのPの一部がBで置換された結晶構造とを含む、リチウムイオン導電体を得る。
図13は複数種の結晶構造を含むリチウムイオン導電体のB量とイオン導電率の関係の一例を示す図である。
図13の上図は、リチウムイオン導電体に含まれるLi7+2x1-xx6(0<x≦1)のB量xとイオン導電率(S/cm)の関係を示す図である。図13の下図は、B量x(図13の上図に示した値に対応)とその時のリチウムイオン導電体に含まれる結晶構造の割合(%)を示す図である。図13の下図において、結晶構造aはLi7+2x1-xx6の結晶構造、結晶構造b,c,dはLi7+2x1-xx6以外の結晶構造である。結晶構造b,c,dとしては、例えば、前述のようなγ型Li3PS4(空間群Pmn21)、β型Li3PS4或いはβ型Li3PS4のPの一部がBで置換されたもの(空間群Pnma)、Li2S等がある。
図13の下図に示すように、各B量xのLi7+2x1-xx6の結晶構造aと共に、他の結晶構造b,c,dを含むリチウムイオン導電体が得られる。このようなリチウムイオン導電体に含まれる結晶構造a(Li7+2x1-xx6)の各B量xとイオン導電率の関係では、図13の上図に示すように、B量xの増加に伴い、イオン導電率が増加する傾向がある。
リチウムイオン導電体のイオン導電率は、結晶構造aと共に含まれる他の結晶構造b,c,dの種類とその割合にもよるが、Bを含有する結晶構造aを含めることで、イオン導電率の増加を図ることができる。尚、Bを含有しないLi7PS6のイオン導電率は、10-5S/cm〜10-7S/cmのオーダーであることが報告されている。含める結晶構造aのB量xが大きいほど、イオン導電率の増加についてより大きな効果が得られる傾向がある。
以上、リチウムイオン導電体について説明したが、以上述べたようなリチウムイオン導電体は、例えば、全固体リチウムイオン二次電池の固体電解質に適用することができる。
図14は全固体リチウムイオン二次電池の一例を示す図である。図14には、全固体リチウムイオン二次電池の一例の要部断面を模式的に図示している。
図14に示す全固体リチウムイオン二次電池50は、固体電解質51、正極52、負極53、正極集電体54及び負極集電体55を有している。
固体電解質51は、上記のようなリチウムイオン導電体、即ち、組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)で表される結晶構造のリチウムイオン導電体10、或いはそのような結晶構造と他の結晶構造を含むリチウムイオン導電体を用いて形成される。このような固体電解質51を挟むように、正極52及び負極53が配置される。
正極52は、コバルト酸リチウム(LiCoO2)等の正極活性物質を含む。正極52には、正極活性物質と固体電解質51の材料(リチウムイオン導電体)を所定の割合で混合したものを用いることができる。例えば、正極活性物質であるLiCoO2と固体電解質51の材料を6:4の割合で混合したものを用いる。
負極53は、リチウム−アルミニウム(Li−Al)合金等の負極活性物質を含む。負極53には、負極活性物質と固体電解質51の材料(リチウムイオン導電体)を所定の割合で混合したものを用いることができる。例えば、負極活性物質であるLi−Al合金と固体電解質51の材料を7:3の割合で混合したものを用いる。
正極集電体54及び負極集電体55は、それぞれ上記のような正極52及び負極53の上に配置される。正極集電体54及び負極集電体55には、金属材料やカーボン材料等、導電性を有する材料を用いることができる。
全固体リチウムイオン二次電池50は、例えば、上記のような固体電解質51、正極52、負極53、正極集電体54及び負極集電体55をそれぞれ準備し、これらを図14のような順番で積層して一体化することで、得ることができる。
全固体リチウムイオン二次電池50では、正極52と負極53の間に印加される電圧に応じて充放電が行われ、固体電解質51のリチウムイオンは、充電時には正極52側から負極53側に移動し、放電時には負極53側から正極52側に移動する。
太陽光、振動、人や動物の体温等の微小なエネルギーから発電した電気を蓄え、センサや無線発信電力に利用する環境発電技術には、あらゆる地球環境下において安全で信頼性の高い二次電池が要求される。現在広く利用されている、液体電解質を用いたリチウムイオン二次電池は、充放電のサイクルを重ねると正極活性物質が劣化し、電池容量の低下が起こることや、デンドライト形成による短絡によって電池内の有機電解液に引火することが懸念される。このため、十年以上といった長期間の利用が考えられている環境発電デバイスに用いるには、液体電解質を用いたリチウムイオン二次電池では、十分な信頼性、安全性が得られない可能性がある。
一方、上記のような固体電解質51を用いた全固体リチウムイオン二次電池50は、液漏れや発火等の恐れがなく、充放電のサイクル特性も優れるといった利点がある。これまでの全固体リチウムイオン二次電池では、固体電解質のバルクインピーダンスが高いことや、固体電解質と電極が固体同士の接触であることで、電池の内部抵抗が高く、十分な電流を取り出せない場合があった。これに対し、上記の全固体リチウムイオン二次電池50では、その固体電解質51に、組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)で表される結晶構造のリチウムイオン導電体10、或いはそのような結晶構造を含むリチウムイオン導電体を用いる。これにより、固体電解質51のイオン導電性が高く、内部抵抗の低い、優れた出力特性及びサイクル特性を示す全固体リチウムイオン二次電池50が実現可能になる。
また、このようなイオン導電性の高い固体電解質51に用いるリチウムイオン導電体には、Geのような希少で高価な半金属元素を用いることを要しない。そのため、固体電解質51及びそれを用いた全固体リチウムイオン二次電池50の低コスト化を図ることができる。
更に、固体電解質51に用いるリチウムイオン導電体には、組成式Li7+2x1-xx6(0<x≦1)の結晶構造の材料を用いることができ、GeやSeといった比較的重い元素を用いることを要せず、更に、Pをこれよりも軽元素のBで置換する組成である。そのため、固体電解質51及びそれを用いた全固体リチウムイオン二次電池50の軽量化を図ることができる。
尚、以上述べたようなリチウムイオン導電体について、PS4四面体、BS4四面体が含まれることは、ラマン分光法による局所構造解析、X線回折測定による結晶構造解析によって知ることが可能である。また、リチウムイオン導電体に含まれる結晶の組成比については、誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma;ICP)分析によって知ることが可能である。
上記については単に例を示すものである。更に、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成及び応用例に限定されるものではなく、対応する全ての変形例及び均等物は、添付の請求項及びその均等物による本発明の範囲とみなされる。
10 リチウムイオン導電体
10a 単位格子
11,11a,11b,41 LiS4四面体
12 P/BS4四面体
12a PS4四面体
12b BS4四面体
20,22 稜
30,31,32 三角窓(三角面)
42 LiS6八面体
50 全固体リチウムイオン二次電池
51 固体電解質
52 正極
53 負極
54 正極集電体
55 負極集電体

Claims (5)

  1. 組成式がLi7+2x1-xx6(0<x1)で表され、空間群がF−43mに属する結晶構造を含み、
    前記結晶構造は、四面体の中心にLiが位置し4つの頂点にSが位置するLiS 4 四面体、四面体の中心にPが位置し4つの頂点にSが位置するPS 4 四面体、及び、四面体の中心にBが位置し4つの頂点にSが位置するBS 4 四面体を、それぞれ複数含み、前記LiS 4 四面体と前記BS 4 四面体が2つのSを共有する構造を有していることを特徴とするリチウムイオン導電体。
  2. 前記結晶構造は、前記PS4四面体及び前記BS4四面体によって形成される骨格構造を有していることを特徴とする請求項に記載のリチウムイオン導電体。
  3. 前記結晶構造は、一対の前記LiS4四面体同士が2つのSを共有する構造を有していることを特徴とする請求項に記載のリチウムイオン導電体。
  4. 前記結晶構造は、前記PS4四面体の頂点及び前記BS4四面体の頂点が単位格子内で同一方向に向いた構造を有していることを特徴とする請求項に記載のリチウムイオン導電体。
  5. 固体電解質と、
    前記固体電解質に接続された一対の電極と
    を有し、
    前記固体電解質は、組成式がLi7+2x1-xx6(0<x1)で表され、空間群がF−43mに属する結晶構造を含み、
    前記結晶構造は、四面体の中心にLiが位置し4つの頂点にSが位置するLiS 4 四面体、四面体の中心にPが位置し4つの頂点にSが位置するPS 4 四面体、及び、四面体の中心にBが位置し4つの頂点にSが位置するBS 4 四面体を、それぞれ複数含み、前記LiS 4 四面体と前記BS 4 四面体が2つのSを共有する構造を有していることを特徴とする全固体リチウムイオン二次電池。
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