JP6070425B2 - インジェクタ駆動装置のサージ保護回路 - Google Patents

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本発明は、インジェクタの電磁コイルを駆動するための駆動装置に関し当該駆動装置内の電界効果トランジスタを保護するインジェクタ駆動装置のサージ保護回路に関する。
駆動装置が誘導性負荷に通電制御するときには、スイッチング素子を当該誘導性負荷に直列接続し、このスイッチング素子をオンオフ制御することによって誘導性負荷に通電制御する。駆動装置がスイッチング素子をオンからオフに切換制御すると誘導性負荷に高電圧を生じる。従来、誘導性負荷に並列に還流ダイオードを接続したり、スイッチング素子のゲートソース間にツェナーダイオードを接続したりすることで高電圧の発生を抑制している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、電界効果トランジスタのソースに誘導性負荷を接続すると共に、ゲートソース間にツェナーダイオードを互いに逆方向接続して構成されている。これにより、電界効果トランジスタの保護を図っている。
特開2003−299345号公報
しかし、還流ダイオードを構成するとフライバック電圧を低く抑えることができるが、負荷からの電流が流れ続けるため電流停止するまでの時間を多大に要してしまう。インジェクタの電磁コイルを駆動する場合には、インジェクタの燃料噴射処理を適切に停止するため、インジェクタの電磁コイルに適度なフライバックエネルギーを発生させることが望ましい。
還流ダイオードを用いると当該ダイオードの順方向電圧が低くなるため、フライバックエネルギーを電磁コイルに適度に生じさせることができずダイナミックレンジを確保することができない。また、例えばツェナーダイオードのみを用いた保護回路では、ツェナー電圧の高い素子を採用する必要があり、高耐圧プロセス等を要してしまうことから好ましくない。さらに、オフ時における通電電流による過渡的な熱を生じてしまうため、回路集積化の妨げとなる。
本発明の目的は、インジェクタの電磁コイルに対しオンからオフに切換通電するときに従来同等にインジェクタの噴射処理を素早く停止しつつ、高耐圧プロセス等を用いずに、インジェクタの電磁コイルのサージ電圧により発生する過渡的な熱を分散し、電界効果トランジスタを適切に保護できるようにしたインジェクタ駆動装置のサージ保護回路を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、第1電界効果トランジスタがオンからオフに切換えられサージ電圧が第1電界効果トランジスタのドレインに発生すると、サージ電圧が、ダイオード、逆方向接続されたツェナーダイオード、分圧抵抗を通じて印加される。ツェナーダイオードはこのサージ電圧をクランプするが、サージ電圧がツェナーダイオードのツェナー電圧を超えると、分圧抵抗を通じて第2電界効果トランジスタのゲートに電圧が印加される。
電圧が第2電界効果トランジスタのゲートに印加されると、このトランジスタはオンし、電流が第1の抵抗、第2の抵抗を通じて流れる。したがって、フライバックエネルギーは主に第1の抵抗、第2の抵抗により消費されエネルギーを分散消費できる。
これにより、電磁コイルへの通電をオンからオフに切換制御するときにサージ電圧によって発生する過渡的な熱を分散し第1電界効果トランジスタを適切に保護できる。しかも、インジェクタの電磁コイルにフライバックエネルギーのサージ電圧を適度に印加でき、従来同等にインジェクタの噴射処理を素早く停止させることができる。
第1実施形態に係るインジェクタ駆動装置のサージ保護回路を概略的に示す電気的構成図 (a)は電磁コイルに生じる電圧を概略的に示すタイミングチャート、(b)は誘導起電圧が高く生じたときのクランプ電圧を拡大して示すタイミングチャート 第2実施形態に係るインジェクタ駆動装置のサージ保護回路を概略的に示す電気的構成図(図1相当図) 各ノードの電圧の時間変化を概略的に示すタイミングチャート 第3実施形態に係るインジェクタ駆動装置のサージ保護回路を概略的に示す電気的構成図(図1、図3相当図) (a)は電磁コイルに生じる電圧を概略的に示すタイミングチャート(図2(a)相当図)、(b)は誘導起電圧が高く生じたときのクランプ電圧を拡大して示すタイミングチャート(図2(b)相当図)
以下、サージ保護回路の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。各実施形態間において、同一又は類似機能を有する部分には同一又は類似符号を付して必要に応じて説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、車両ECU(Electronic Control Unit)に搭載されるインジェクタの駆動装置の一部分を示す。この駆動装置1は、制御回路2、駆動回路3、電界効果トランジスタとしてのNチャネル型のMOSトランジスタM1、などを備え、例えば自動車のインジェクタ4の電磁コイルL1を駆動する。この駆動装置1は、半導体集積回路を用いて構成される。
バッテリ電圧VB(例えば12V)の供給端子とグランドとの間には、インジェクタ4の電磁コイルL1とMOSトランジスタM1のドレインソース間とが直列接続されている。制御回路2はオン制御信号を駆動回路3に出力し、駆動回路3がMOSトランジスタM1をオン駆動することでインジェクタ4の電磁コイルL1に通電する。
また、制御回路2がオフ制御信号を駆動回路3に出力すると、駆動回路3がMOSトランジスタM1をオフすることでインジェクタ4の電磁コイルL1の通電を停止する。このとき、インジェクタ4の電磁コイルL1にはフライバックによる高電圧と熱を生じる。
そこで、このフライバックエネルギーから回路(特にMOSトランジスタM1)を保護するため、保護回路5が電磁コイルL1とMOSトランジスタM1のドレインとの共通接続ノードN1に接続されている。この保護回路5は、ダイオードD1、抵抗R1〜R5、ツェナーダイオードDz1〜Dz3、および、Nチャネル型のMOSトランジスタM2を備える。なお、後述説明の便宜上、図1中には、この保護回路5からダイオードD1を除いた構成について保護回路5aとして符号を付している。
この保護回路5の電気的結線関係を説明する。ノードN1とグランドとの間には、ダイオードD1の順方向、抵抗R1、MOSトランジスタM2のドレインソース間、抵抗R2が直列接続されている。また、ダイオードD1とMOSトランジスタM2のゲートとの間には、逆方向ツェナーダイオードDz1〜Dz3、抵抗R3およびR4が直列接続されており、さらに、MOSトランジスタM2のゲートとグランドとの間には抵抗R5が接続されている。
抵抗R1及びR2は、それぞれ数十Ω(例えば60Ω)程度の抵抗値に設定されている。また、抵抗R3〜R5はそれぞれ数k〜十数kΩ(例えば10kΩ)程度の抵抗値に設定され、これらの抵抗R3〜R5の分圧電圧により、MOSトランジスタM2のゲート印加電圧を1/3程度に分圧している。また、ツェナーダイオードDz1〜Dz3のツェナー電圧Vzは、それぞれ数十V(例えば40V)程度に設定されている。
上記構成の作用を説明する。図2(a)はMOSトランジスタM1のオンオフ時において電磁コイルL1に生じる電圧を概略的なタイミングチャートにより示している。制御回路2がインジェクタ4の噴射指令を受けて図2(a)に示すようにMOSトランジスタM1をオフ状態からオン制御すると電磁コイルL1に通電される。このときノードN1の電圧Vはバッテリ電圧VBからほぼ0Vになる。
その後、制御回路2がインジェクタ4の噴射停止指令を受けてMOSトランジスタM1をオン状態からオフ制御する。このとき電磁コイルL1は誘導性を有するため、MOSトランジスタM1をオフしても電流が電磁コイルL1に流れ続けようとする。
電磁コイルL1に電流が流れ続けると、インジェクタ4の噴射処理を素早く停止できない。このため、本実施形態の回路構成では、還流ダイオードなどの回路を採用せず、電磁コイルL1に誘導起電圧を故意に高く生じさせることによってフライバックエネルギーを極力素早く消費させるようにしている。これにより、インジェクタ4の噴射処理を極力素早く停止できるようになる。
図2(b)は誘導起電圧が高く生じるときのクランプ電圧を図2(a)に示す時間範囲Tについて拡大して示している。
保護回路5は、駆動装置1内の各素子の耐圧レベル、耐電流レベルなどを考慮して設計されている。MOSトランジスタM1がオン状態からオフすると、図2(a)に示すようにノードN1の電圧Vは急上昇する。この電圧Vは、ダイオードD1、ツェナーダイオードDz1〜Dz3、抵抗R3〜R5に印加される。
このとき、MOSトランジスタM2のゲート印加電圧Vgは、ノードN1の電圧V(N1)、ダイオードD1の順方向電圧をVf、ツェナーダイオードDz1〜Dz3のツェナー電圧を3×Vz、とすれば、Vg=(V(N1)−Vf−3×Vz)/3となる。
このゲート電圧VgがMOSトランジスタM2の閾値電圧より高くなるとMOSトランジスタM2がオンする。MOSトランジスタM2がオンすると、サージ電流は、抵抗R1、MOSトランジスタM2、抵抗R2を通じて流れる。すると、フライバックエネルギーは、主に抵抗R1、R2により消費されることになりエネルギーを分散消費できる。
これにより、図2(b)に示すように、ノードN1の電圧Vをピーク電圧Vpでクランプでき、誘導起電圧により生じるサージ電流を主に抵抗R1、R2で効率良く分散消費できる。本実施形態では、ピーク電圧Vpは百数十V程度(例えば115〜120V)に調整されている。
抵抗R1及びR2の抵抗値が例えば45〜60Ω程度に設定されていると、それぞれ瞬間的に60〜80W程度の消費電力になるが、耐パルス抵抗素子(定格電力1/2W)を採用することで実使用上の信頼性を確保できる。
また、ゲート分圧抵抗R3〜R5はその抵抗値を10kΩ程度と設定している。抵抗R3〜R5に印加される瞬間最大電圧は0.16W程度のため、特殊な抵抗素子を採用する必要なく、通常の抵抗素子を採用して構成でき、実使用上の信頼性を確保できる。
この駆動装置1は、所定の半導体プロセスを用いた半導体集積回路を使用して構成することになるが、例えば高耐圧プロセスを用いて構成するとコストアップの要因となる。
本実施形態ではツェナー電圧Vz=40V程度のツェナーダイオードDz1〜Dz3を3個程度直列接続することで高耐圧プロセスを不要にしつつ保護回路5を構成できる。
また、ツェナーダイオードDz1〜Dz3のツェナー電圧Vz、その接続個数、分圧抵抗R3〜R5の抵抗比を調整することで、インジェクタ4の電磁コイルL1にサージ電圧を適度に印加できる。これにより、インジェクタ4の電磁コイルL1をオン状態からオフに切換制御するときに発生するサージ電圧からMOSトランジスタM1などの回路を保護しつつ、インジェクタ4の噴射処理を素早く停止させることができる。
(第2実施形態)
図3および図4は第2実施形態を示している。この第2実施形態では、複数のインジェクタ4a〜4cの電磁コイルL1〜L3に1つの保護回路5bを用いて保護するところを特徴としている。
図3に回路構成例を示すように、インジェクタ4a〜4cは複数気筒分設けられ、駆動装置1に代わる駆動装置11は、駆動回路3a〜3cおよびMOSトランジスタM1a〜M1cをそれぞれ気筒数分備える。インジェクタ4a〜4cの電磁コイルL1a〜L1cにはそれぞれMOSトランジスタM1a〜M1cが直列接続されている。保護回路5bは、ダイオードD1a〜D1cを気筒数分備え、その他の保護回路5aは前述実施形態と同様の回路構成となっている。
電磁コイルL1aとMOSトランジスタM1aのドレインの共通接続ノードをノードN1a、電磁コイルL1bとMOSトランジスタM1bのドレインの共通接続ノードをノードN1b、電磁コイルL1cとMOSトランジスタM1cのドレインの共通接続ノードをノードN1c、とすると、これらのダイオードD1a〜D1cのカソードはノードN2において共通接続されている。
ダイオードD1aはノードN1a−N2間、ダイオードD2bはノードN1b−N2間、ダイオードD1cはノードN1c−N2間にそれぞれ順方向接続されている。このノードN2とグランドとの間には逆方向接続のツェナーダイオードDz1〜Dz3と抵抗R3〜R5の直列回路が接続されている。
そして抵抗R4とR5の共通接続ノードがMOSトランジスタM2のゲートに接続され、ノードN2とグランドとの間には、抵抗R1、MOSトランジスタM2のドレインソース間、抵抗R2が直列接続されている。制御回路2が、駆動回路3a〜3cを通じてMOSトランジスタM1〜M3を順次オン制御すると、ノードN1a〜N1cの電圧はそれぞれ図4に示すように順次変化する。
例えば、MOSトランジスタM1がオン状態からオフに遷移すると、電磁コイルL1aの誘導起電圧に応じたサージ電流は、ダイオードD1aを通じてノードN2からツェナーダイオードDz1〜Dz3、抵抗R1〜R5側に流れることになり、ダイオードD1b、D1cの逆流防止作用に応じて他の電磁コイルL1b、L1c側には流れない。また、他のMOSトランジスタM2、M3がオン状態からオフに遷移したときも同様にサージ電流は他の電磁コイル側に流れない。これにより、サージ電圧から回路(特にMOSトランジスタM1〜M3)を保護できる。
本実施形態によれば、複数のダイオードD1a〜D1cのカソードが共通接続されると共にこの共通接続ノードN2が保護回路5aに接続されており、保護回路5aがこれらの複数のインジェクタ4a〜4cの電磁コイルL1a〜L1cに生じるサージ電圧から素子を保護する。これにより、保護回路5aを複数組設けることなく構成でき、部品点数の増加を抑制できる。
(第3実施形態)
図5および図6は第3実施形態を示している。この第3実施形態では、MOSトランジスタM2のドレイン、ソースに接続される抵抗R1、R2が、それぞれ複数並列接続されているところを特徴としている。
図5に示すように、駆動装置1に代わる駆動装置21は保護回路5cを備える。この保護回路5cは、第1実施形態で説明した保護回路5を基礎として構成される。この保護回路5cは、抵抗R1に代えて抵抗R1aおよびR1bが複数並列接続されると共に、抵抗R2に代えて抵抗R2aおよびR2bが複数並列接続される。
すると、図6(a)の期間Tに対応した拡大図を図6(b)に示すように、ノードN1の電圧Vはピーク電圧Vpでクランプされた後、この過渡電圧が抵抗R1a、R1b、抵抗R2a、R2bにかかり、当該電圧Vはバッテリ電圧VBまで漸近して低下することになる。このとき、抵抗R1a、R1b、及び、抵抗R2a、R2bが、それぞれMOSトランジスタM2のドレイン、ソースに並列接続されているため、電圧Vの低下度が前述実施形態に比較して素早くなる。これにより、インジェクタ4の電磁コイルL1のフライバックエネルギーをより速やかに消孤できる。
このような構成を採用することで、部品点数の増加を極力抑制した上で高耐圧プロセスを用いることなく構成でき、過渡的に生じるフライバックエネルギーについて保護回路5cを用いて分散消費できる。
(他の実施形態)
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
40V程度のツェナー電圧Vz特性を備えたツェナーダイオードDz1〜Dz3を用いて構成したが、100ボルト未満のツェナー電圧特性を備えたツェナーダイオードDz1〜Dz3を採用すると良い。すると高耐圧プロセスを利用することなくツェナーダイオードDz1〜Dz3を構成できる。
抵抗R1、R1a、R1b、抵抗R2、R2a、R2bの抵抗値は、サージ電圧による電流を消費可能な値で且つサージパルス通電時に動作保証可能な値に設定されていると良い。すると、フライバックエネルギーを効率良く消費できると共に、各抵抗R1、R1a、R1b、抵抗R2、R2a、R2bによる消費電力を定格未満に抑制でき、信頼性高く動作保証できる。
また、分圧抵抗R3,R4,R5の抵抗値は、ツェナーダイオードDz1〜Dz3を通じて通電されたときの消費電力が定格未満となる抵抗値に設定されていると良い。すると信頼性の高い回路を構成でき動作保証できる。
図面中、5、5b、5cは保護回路(インジェクタ駆動装置のサージ保護回路)、L1,L1a,L1b,L1cはインジェクタの電磁コイル、M1,M1a,M1b,M1cはMOSトランジスタ(電界効果トランジスタ)、D1,D1a,D1b,D1cはダイオード、Dz1,Dz2,Dz3はツェナーダイオード、R3,R4,R5は抵抗(分圧抵抗)、R1、R1a、R1bは抵抗(第1の抵抗)、R2、R2a、R2bは抵抗(第2の抵抗)を示す。

Claims (6)

  1. 電源端子からインジェクタの電磁コイル(L1,L1a,L1b,L1c)を通じてドレインが接続され当該電磁コイルを駆動する第1電界効果トランジスタ(M1,M1a,M1b,M1c)を保護するサージ保護回路であって、
    第2電界効果トランジスタ(M2)と、
    前記第1電界効果トランジスタのドレインと前記電磁コイルとの共通接続点にアノードが接続されるダイオード(D1,D1a,D1b,D1c)と、
    前記ダイオードのカソードに逆方向接続される1又は複数のツェナーダイオード(Dz1,Dz2,Dz3)と、
    前記ツェナーダイオードのアノード電圧を分圧し前記第2電界効果トランジスタのゲートに分圧電圧を入力させる分圧抵抗(R3,R4,R5)と、
    前記ダイオードのカソードおよび前記ツェナーダイオードのカソードの共通接続点と前記第2電界効果トランジスタのドレインとの間に接続される第1の抵抗(R1,R1a,R1b)と、
    前記第2電界効果トランジスタのソースとグランドとの間に接続される第2の抵抗(R2,R2a,R2b)と、を備えたことを特徴とするインジェクタ駆動装置のサージ保護回路。
  2. 請求項1記載のサージ保護回路において、
    前記電磁コイル(L1a,L1b,L1c)、前記第1電界効果トランジスタ(M1a,M1b,M1c)、および前記ダイオード(D1a,D1b,D1c)は、それぞれ複数設けられ、
    前記複数の第1電界効果トランジスタ(M1a,M1b,M1c)は、それぞれの電磁コイル(L1a,L1b,L1c)を駆動するトランジスタであり、
    前記複数のダイオード(D1a,D1b,D1c)のそれぞれのアノードが、前記複数の第1電界効果トランジスタ(M1a,M1b,M1c)のそれぞれのドレインと前記電磁コイル(L1a,L1b,L1c)のそれぞれとの間に接続されると共に、
    前記複数のダイオード(D1a,D1b,D1c)のカソードが共通接続され、これらの共通接続点と前記分圧抵抗の一端との間に前記1又は複数のツェナーダイオード(Dz1,Dz2,Dz3)逆方向接続されることを特徴とするインジェクタ駆動装置のサージ保護回路。
  3. 請求項1または2記載のサージ保護回路において、
    前記ツェナーダイオード(Dz1,Dz2,Dz3)は、それぞれ100ボルト未満のツェナー電圧特性を備えて複数直列接続されていることを特徴とするインジェクタ駆動装置のサージ保護回路。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のサージ保護回路において、
    前記第1の抵抗(R1a,R1b)及び前記第2の抵抗(R2a,R2b)は、それぞれの抵抗値が前記サージ電圧による電流を消費可能な値で、且つ、サージパルス通電時に動作保証可能な値に設定されていることを特徴とするインジェクタ駆動装置のサージ保護回路。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のサージ保護回路において、
    前記第1の抵抗(R1a,R1b)及び前記第2の抵抗(R2a,R2b)は、それぞれ複数並列接続されていることを特徴とするインジェクタ駆動装置のサージ保護回路。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のサージ保護回路において、
    前記分圧抵抗(R3,R4,R5)の抵抗値は、前記ツェナーダイオード(Dz1,Dz2,Dz3)を通じて通電されたときの消費電力が定格未満となる抵抗値に設定されていることを特徴とするインジェクタ駆動装置のサージ保護回路。
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