JP6070087B2 - 干渉型光ファイバセンサ - Google Patents
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Description
第2信号においても第1信号の場合と同様に、IAのff3−fb3、IBのff1−fb1、及びICのff2−fb2は、第2信号だけを含んでおり、IA、IB、及びICのA/D変換器301の出力結果に基づいて第1信号が復調される。
第3信号においても第1、2信号の場合と同様に、IAのff2−fb2、IBのff3−fb3、及びICのff1−fb1は、第3信号だけを含んでおり、IA、IB、及びICのA/D変換器301の出力結果に基づいて第1信号が復調される。
<構成の説明>
図1は、本発明の実施の形態1における干渉型光ファイバセンサ1の構成の一例を示す図である。干渉型光ファイバセンサ1は、光源部11、検出部21、O/E(Optical/Electrical)変換器22、フィルタ23、及び処理部24を備える。干渉型光ファイバセンサ1は、光源部11で出力したパルス光を、検出部21で検出した測定信号に基づいて変調し、O/E変換器22で変換後にフィルタで特定の周波数帯域の信号を除去し、処理部24で測定信号を復調するものである。
なお、パルス光源31の出力側には、経路点Aが設定されている。
なお、帰還側第2光カプラ65の出力側には、経路点Bが設定されている。
なお、帰還側第2光カプラ75の出力側には、経路点Cが設定されている。
フィルタ23は、O/E変換器22と、処理部24との間に設けられ、例えば、パルス光源31のサンプリング周波数を超える周波数成分を含むパルス波形を遮断するものである。
ミラー225及びミラー227は、入射光を反射するものである。
ミラー235及びミラー237は、入射光を反射するものである。
ミラー245及びミラー247は、入射光を反射するものである。
また、ミラー225には経路点F1が設定され、ミラー227には経路点E1が設定され、ミラー235には経路点F2が設定され、ミラー237には経路点E2が設定され、ミラー245には経路点F3が設定され、ミラー247には経路点E3が設定されている。
ここで、τは、第1センシングファイバ221、第2センシングファイバ231、及び第3センシングファイバ241の往復伝搬時間であると想定する。
したがって、光周波数シフタ63、73から出力される複数のパルス光のパルス光周期、すなわち、パルス光同士の帰還間隔は、パルス光源31のパルスの繰り返し周期よりも短く設定される。
つまり、光周波数シフタ63、73から出力される複数のパルス光のパルス光出力周波数は、パルス光源31から出力されるパルス光のサンプリング周波数よりも高い値に設定される。
このように、光周波数シフタ63、73を通過させる回数、すなわち、帰還回数及びパルス光源31から出力されるパルスの繰り返し周期、すなわち、サンプリング周期等を変えることにより、復調に用いるビート周波数の数を変えることができる。
次に、上記で説明した構成を前提として動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態1における光源部11の出力パルス光及びO/E変換器22の入出力波形の一例を説明する図である。
つまり、光周波数シフタ63、73で出力される複数のパルス光は、パルス光源31で出力されるパルス光よりも短い間隔で出力される。
このような複数のパルス光がO/E変換器22に入力され、パルス波形に光電変換され、次に説明する動作が行われる。
また、ABDE2Gを経由したパルス光、ABDF2Gを経由したパルス光、ACDE2Gを経由したパルス光、及びACDF2Gを経由したパルス光は、第2信号に関するものである。
また、ABDE3Gを経由したパルス光、ABDF3Gを経由したパルス光、ACDE3Gを経由したパルス光、及びACDF3Gを経由したパルス光は、第3信号に関するものである。
ABDF1Gを経由したパルス光及びACDE1Gを経由したパルス光は、ABDE1Gを経由したパルス光よりもτの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第1センシングファイバ221及び遅延補償ファイバ37の各長さが設定されている。
ACDF1Gを経由したパルス光は、ABDE1Gを経由したパルス光よりも2τの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第1センシングファイバ221及び遅延補償ファイバ37の各長さが設定されている。
ABDF2Gを経由したパルス光及びACDE2Gを経由したパルス光は、ABDE2Gを経由したパルス光よりもτの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第2センシングファイバ231及び第1遅延ファイバ251の各長さが設定されている。
ACDF2Gを経由したパルス光は、ABDE2Gを経由したパルス光よりも2τの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第2センシングファイバ231及び第1遅延ファイバ251の各長さが設定されている。
ACDF2Gを経由したパルス光は、ABDE2Gを経由したパルス光よりも2τの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第2センシングファイバ231及び第1遅延ファイバ251の各長さが設定されている。
ABDF3Gを経由したパルス光及びACDE3Gを経由したパルス光は、ABDE3Gを経由したパルス光よりもτの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第3センシングファイバ241及び第2遅延ファイバ253の各長さが設定されている。
ACDF3Gを経由したパルス光は、ABDE3Gを経由したパルス光よりも2τの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第3センシングファイバ241及び第2遅延ファイバ253の各長さが設定されている。
ACDF3Gを経由したパルス光は、ABDE3Gを経由したパルス光よりも2τの遅延でO/E変換器22に入力されるように、第3センシングファイバ241及び第2遅延ファイバ253の各長さが設定されている。
また、例えば、復調に使用するビート周波数の数を変える場合には、復調に用いる周波数が最も高いビート及び側波帯が、折り返しで発生した周波数が最も低いビート及び側波帯と隣接するようにff−fbを設定することにより、復調するビートの側波帯の幅は最大となる。
本実施の形態においては、光周波数シフタ63、73を一定値の周波数に基づいて動作させている。このため、光周波数シフタ63、73が内蔵する音響振動子と、その音響振動子による音響光学効果を発生させるセルの音場が変わるまでの時間を待つ必要がなくなる。これにより、光周波数シフタ63,73を光が通過する時間だけで周波数シフトを生じさせることになる。
つまり、光周波数シフタ63、73の内部特性に依存せず、光周波数シフタ63、73のパルス光出力周波数をパルス光源31のサンプリング周波数よりも高く設定することができる。
この結果、干渉型光ファイバセンサ1は、センシングする信号の位相変化が速くても追従することができる。
そもそも、1つのセンシングファイバで検出した信号以外も含むビートは、光周波数シフタ63、73及び第1光パルスゲート69、79を帰還した帰還回数が異なる光同士の干渉で生じるものである。
そして、光周波数シフタ63、73のシフト周波数は、例えば、サンプリング周波数1/9τよりも高く設定できるものである。このため、処理部24においては、処理部24でのサンプリング処理をする前に、フィルタ23で減衰させることができる。また、同様の理由により、光周波数シフタ63、73と第1光パルスゲート69、79とを含む回路を帰還した回数の差を大きくすることができる。また、O/E変換器22は、動作する周波数帯域の上限よりも高いパルス波形が入力されると、ビートは発生しなくなる。
この結果、干渉型光ファイバセンサ1は、復調処理に用いる周波数帯域を拡張することができる。
なお、上記で説明した各数値例は一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
実施の形態1との相違点は、光周波数シフタ63、73に対する入力が光パルスゲート付変調信号発生器83、93で実行される点である。
なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図7は、本発明の実施の形態2における干渉型光ファイバセンサ1001の構成の一例を示す図である。図7に示すように、第1帰還回路53において、帰還側第3光カプラ81は、光カプラ33に接続され、光カプラ35に接続され、遅延調整ファイバ67に接続され、光周波数シフタ63に接続されている。
図9は、本発明の実施の形態2における光源部12の出力波形及びO/E変換器22の入出力波形の一例を説明する図である。
ABDF1Gを経由したパルス光と、ACDE1Gを経由したパルス光とにより、IAに周波数ff−fbのビート、IBに周波数2(ff−fb)のビート、及びICに周波数3(ff−fb)のビートを発生させる。
これらのパルス光のビートは、第1センシングファイバ221で検出した第1信号だけが含まれているため、処理部24で第1信号を復調できる。
これらのパルス光のビートは、第2センシングファイバ231で検出した第2信号だけが含まれているため、処理部24で第2信号を復調できる。
これらのパルス光のビートは、第3センシングファイバ241で検出した第3信号だけが含まれているため、処理部24で第3信号を復調できる。
実施の形態1との相違点は、信号がIA、IB、IC、及びIDの4つのうち、3つにしか含まれない点である。
実施の形態1の場合と同様である。すなわち、光周波数シフタ63、73の出力波形のタイミングを調整することにより、センシングする信号の位相変化が速くても追従しつつ、復調処理に用いる周波数帯域を拡張することができる。
また、第1光パルスゲート69、79と、変調信号発生器62、72との機能を兼ね備えた光パルスゲート付変調信号発生器83、93を用いているため、部品点数を削減することができる。
なお、上記で説明した各数値例は一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
実施の形態1との相違点は、帰還側第2光カプラ65、75の出力側に、第2光パルスゲート103、113が設けられている点である。
なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1、2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図11は、本発明の実施の形態3における干渉型光ファイバセンサ2001の構成の一例を示す図である。図11に示すように、帰還側第2光カプラ65、75の出力側に、第2光パルスゲート103、113が設けられている。ここで、第1光パルスゲート69、79のパルス光周期を第1パルス光周期と命名して説明する。第2光パルスゲート103、113は、第1パルス光周期とは異なる周期に設定された第2パルス光周期に基づいて、光周波数シフタ63、73が出力した複数のパルス光のパルス光周期を調整する。これにより、2段階で光源部13が出力する複数のパルス光同士の間隔を調整することができる。
なお、図12においては、第1光パルスゲート69を6回通過するパルス光を遮断する一例について図示したが、通過させてもかまわないものである。
したがって、パルス光に光周波数シフタ63、73を通過させる回数、すなわち帰還回数、パルス光源31から出力するパルス光の繰り返し周期等を変えることにより、復調に用いるビート周波数の数を変更することができる。
図13は、本発明の実施の形態3における光源部13の出力パルス光及びO/E変換器22の入出力波形の一例を説明する図である。
例えば、第1光パルスゲート69、79により光周波数シフタ63、73は、一旦、パルス光の光周波数を、ν+ff、ν+2ff、ν+3ff、ν+4ff、及びν+5ffの繰り返しとする。そして、第2光パルスゲート103、113により光周波数シフタ63、73は、パルス光の光周波数を、ν+ff、ν+3ff、及びν+5ffの繰り返しとする。これらの複数のパルス光が検出部21に供給され、各センシングファイバで位相変調され、O/E変換器22に入力される。このとき、O/E変換器22は、複数のパルス光をパルス波形に変換し、以下の処理が行われることになる。
これらのパルス光のビートは、第1センシングファイバ221で検出した第1信号だけが含まれているため、処理部24で第1信号を復調できる。
これらのパルス光のビートは、第2センシングファイバ231で検出した第2信号だけが含まれているため、処理部24で第2信号を復調できる。
これらのパルス光のビートは、第3センシングファイバ241で検出した第3信号だけが含まれているため、処理部24で第3信号を復調できる。
図14は、本発明の実施の形態3におけるA/D変換器301の出力パワースペクトルを説明する図である。
ここでは、主に、実施の形態1、2との相違点について説明する。
第2光パルスゲート103、113で光周波数シフタ63、73から出力される複数のパルス光の周波数を制限したことにより、周波数(ff−fb)/2以下の復調に使用しない周波数帯域がなくなる。このため、ビートの側波帯を広くすることができる。
なお、上記で説明した各数値例は一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
また、上記の説明では、2つのパルスゲートを用いて2段階で光周波数シフタ63、73の出力タイミングを調整する一例について説明したが、特にこれに限定するものではなく、3つ以上のパルスゲートにより多段階で光周波数シフタ63、73の出力タイミングを調整することができる。
実施の形態2との相違点は、実施の形態2に対し、実施の形態3で説明した第2光パルスゲート103、113が設けられた点である。
なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図15は、本発明の実施の形態4における干渉型光ファイバセンサ3001の構成の一例を示す図である。図15に示すように、帰還側第3光カプラ81、91の出力側に第2光パルスゲート103、113が設けられている。
図16は、本発明の実施の形態4における干渉型光ファイバセンサ3001の光源部14の仕様の一例を示す図である。図16に示すように、実施の形態2の設定に、実施の形態3の設定が追加されたものとなっている。
つまり、パルス光を光周波数シフタ63、73に通過させる回数、すなわち、帰還回数、パルス光源31から出力するパルス光のパルスの繰り返し周期等を変えることにより、復調に用いるビートの数を変えることができる。
図17は、本発明の実施の形態4における光源部14の出力パルス光及びO/E変換器22の入出力波形の一例を説明する図である。
これらのパルス光のビートは、第1センシングファイバ221で検出した第1信号だけが含まれているため、処理部24で第1信号を復調できる。
これらのパルス光のビートは、第2センシングファイバ231で検出した第2信号だけが含まれているため、処理部24で第2信号を復調できる。
これらのパルス光のビートは、第3センシングファイバ241で検出した第3信号だけが含まれているため、処理部24で第3信号を復調できる。
上記で説明したように、実施の形態3と同様の動作であるので、同様の効果を奏する。
すなわち、周波数(ff−fb)/2以下の復調に使用しない周波数帯域がなくなる。このため、ビートの側波帯を広くすることができる。
また、上記で説明したように、実施の形態2の構成も部分的に用いているため、同様の効果を奏する。
すなわち、第1光パルスゲート69、79と、変調信号発生器62、72との機能を兼ね備えた光パルスゲート付変調信号発生器83、93を用いているため、部品点数を削減することができる。
なお、上記で説明した各数値例は一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
また、上記の説明では、実質的に2つのパルスゲートを用いて2段階で光周波数シフタ63、73の出力タイミングを調整する一例について説明したが、特にこれに限定するものではなく、3つ以上のパルスゲートにより多段階で光周波数シフタ63、73の出力タイミングを調整することができる。
実施例1〜4において、3つのセンシングファイバで検出した信号を時分割多重し、3つのビート及び側波帯に基づいて信号を復調する一例について説明したが、時分割多重する信号の数、復調に用いるビート及び側波帯の数は特に限定しない。
Claims (8)
- 複数のパルス光を出力する光源部と、
前記複数のパルス光の位相を測定信号に基づいて変調することで、位相変調された前記複数のパルス光をパルス列として該パルス列を複数回互いに時間をずらして出力する検出部と、
前記パルス列に基づいてパルス波形を出力する受光素子と
を備えた干渉型光ファイバセンサであって、
前記光源部は、
所定の周期ごとにパルス光を出力する光源と、
前記パルス光を分岐させる光カプラを有し、前記光カプラで分岐した一方のパルス光を予め定めた帰還回数で帰還させる複数の帰還回路と
を備え、
前記帰還回路は、
前記一方のパルス光の周波数をシフトして出力する光周波数シフタと、
前記一方のパルス光の帰還間隔を調整する遅延調整ファイバと、
前記一方のパルス光を前記遅延調整ファイバ経由で前記光カプラに帰還させる回数である前記帰還回数及び前記光周波数シフタが出力する前記複数のパルス光のパルス光周期を調整する光パルスゲートと、
を備え、
前記複数のパルス光の前記パルス光周期は、前記帰還回数と前記遅延調整ファイバの長さで調節されるものであり、
前記帰還回路のそれぞれは、前記複数のパルス光の前記パルス光周期が前記所定の周期よりも短い間隔に設定されている
ことを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。 - 複数のパルス光を出力する光源部と、
前記複数のパルス光の位相を測定信号に基づいて変調することで、位相変調された前記複数のパルス光をパルス列として該パルス列を複数回互いに時間をずらして出力する検出部と、
前記パルス列に基づいてパルス波形を出力する受光素子と
を備えた干渉型光ファイバセンサであって、
前記光源部は、
所定の周期ごとにパルス光を出力する光源と、
前記パルス光を分岐させる光カプラを有し、前記光カプラで分岐した一方のパルス光を予め定めた帰還回数で帰還させる複数の帰還回路と
を備え、
前記帰還回路は、
前記一方のパルス光の帰還間隔を調整する遅延調整ファイバと、
前記一方のパルス光の周波数をシフトして出力する光周波数シフタと、
前記一方のパルス光の周波数をシフトさせるシフト周波数の信号を前記光周波数シフタに供給し、前記一方のパルス光を前記遅延調整ファイバ経由で前記光カプラに帰還させる回数である前記帰還回数及び前記光周波数シフタが出力する前記複数のパルス光のパルス光周期を調整するパルスゲート付変調信号発生器と
を備え、
前記複数のパルス光の前記パルス光周期は、前記帰還回数と前記遅延調整ファイバの長さで調節されるものであり、
前記帰還回路のそれぞれは、前記複数のパルス光の前記パルス光周期が前記所定の周期よりも短い間隔に設定されている
ことを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。 - 複数のパルス光を出力する光源部と、
前記複数のパルス光の位相を測定信号に基づいて変調することで、位相変調された前記複数のパルス光をパルス列として該パルス列を複数回互いに時間をずらして出力する検出部と、
前記パルス列に基づいてパルス波形を出力する受光素子と
を備えた干渉型光ファイバセンサであって、
前記光源部は、
所定の周期ごとにパルス光を出力する光源と、
前記パルス光を分岐させる光カプラを有し、前記光カプラで分岐した一方のパルス光を予め定めた帰還回数で帰還させる複数の帰還回路と
を備え、
前記帰還回路は、
前記一方のパルス光の周波数をシフトして出力する光周波数シフタと、
前記一方のパルス光の帰還間隔を調整する遅延調整ファイバと、
前記一方のパルス光を前記遅延調整ファイバ経由で前記光カプラに帰還させる回数である前記帰還回数及び前記光周波数シフタが出力する前記複数のパルス光の第1パルス光周期を調整する第1光パルスゲートと、
前記第1パルス光周期とは異なる周期に設定された第2パルス光周期に基づいて、前記光周波数シフタが出力した前記複数のパルス光のパルス光周期を調整する第2光パルスゲートと
を備え、
前記複数のパルス光の前記第1パルス光周期は、前記帰還回数と前記遅延調整ファイバの長さで調節されるものであり、
前記帰還回路のそれぞれは、前記複数のパルス光の前記パルス光周期が前記所定の周期よりも短い間隔に設定されている
ことを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。 - 複数のパルス光を出力する光源部と、
前記複数のパルス光の位相を測定信号に基づいて変調することで、位相変調された前記複数のパルス光をパルス列として該パルス列を複数回互いに時間をずらして出力する検出部と、
前記パルス列に基づいてパルス波形を出力する受光素子と
を備えた干渉型光ファイバセンサであって、
前記光源部は、
所定の周期ごとにパルス光を出力する光源と、
前記パルス光を分岐させる光カプラを有し、前記光カプラで分岐した一方のパルス光を予め定めた帰還回数で帰還させる複数の帰還回路と
を備え、
前記帰還回路は、
前記一方のパルス光の帰還間隔を調整する遅延調整ファイバと、
前記一方のパルス光の周波数をシフトして出力する光周波数シフタと、
前記一方のパルス光の周波数をシフトさせるシフト周波数の信号を前記光周波数シフタに供給し、前記一方のパルス光を前記遅延調整ファイバ経由で前記光カプラに帰還させる回数である前記帰還回数及び前記光周波数シフタが出力する前記複数のパルス光の第1パルス光周期を調整するパルスゲート付変調信号発生器と、
前記第1パルス光周期とは異なる周期に設定された第2パルス光周期に基づいて、前記光周波数シフタが出力した前記複数のパルス光のパルス光周期を調整する第2光パルスゲートと
を備え、
前記複数のパルス光の前記第1パルス光周期は、前記帰還回数と前記遅延調整ファイバの長さで調節されるものであり、
前記帰還回路のそれぞれは、前記複数のパルス光の前記パルス光周期が前記所定の周期よりも短い間隔に設定されている
ことを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。 - 前記帰還回路は、
前記一方のパルス光の周波数をシフトさせるシフト周波数の信号を前記光周波数シフタに供給する変調信号発生器を有する
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の干渉型光ファイバセンサ。 - 前記帰還回路は、
前記パルス光の周波数を前記パルス光のサンプリング周波数よりも高く設定し、前記複数のパルス光の出力タイミングを調整する
ことを特徴とする請求項2、4、又は5の何れか一項に記載の干渉型光ファイバセンサ。 - 前記帰還回路は、
前記シフト周波数のそれぞれを前記サンプリング周波数よりも高い値であって、一定値に設定する
ことを特徴とする請求項6に記載の干渉型光ファイバセンサ。 - 前記受光素子で出力する前記パルス波形のうち、前記パルス光の周波数を超える前記パルス波形を遮断し、該パルス光の周波数を超えない前記パルス波形を通過するフィルタと、
前記フィルタを通過した前記パルス波形から前記測定信号を抽出する処理部と
を備えた
ことを特徴とする請求項7に記載の干渉型光ファイバセンサ。
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