JP6069172B2 - 内燃機関のホルダ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の動弁構造に関し、特に、内燃機関のロッカーアームと、ロッカーアームを軸支するロッカーシャフトと、ロッカーシャフトを保持するホルダ本体と、を備えた内燃機関のホルダ構造に関する。
例えば、特許文献1には、吸気用及び排気用のロッカーアームをそれぞれ軸支するロッカーシャフトと、各カムシャフトをそれぞれ支軸する軸受部と、を備えた内燃機関のホルダ構造(カムキャリア)が開示されている。
特許第4651579号公報
しかし、特許文献1に記載された従来の内燃機関のホルダ構造では、ホルダ本体が締結ボルトのみによってシリンダヘッドに固定されているので、ホルダ本体をしっかりとシリンダヘッドに固定するために、締結ボルトによる強固な締結が必要であるという問題点がある。
また、ホルダ構造は、点火コイルを挿通する点火プラグ挿入部内にプラグチューブ(カラー)を設置していることにより、プラグチューブの位置を位置合わせしなければならないので、部品点数及び組付工数が多く、組付性が悪いという問題点がある。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するために創案されたものであり、安定した状態に設置することができる内燃機関のホルダ構造を提供することを課題とする。
本発明に係る内燃機関のホルダ構造は、内燃機関のロッカーアームと、そのロッカーアームを軸支するロッカーシャフトと、該ロッカーシャフトを保持するホルダ本体と、を備えた内燃機関のホルダ構造であって、前記ホルダ本体は、点火プラグが挿入される挿通筒部と、該挿通筒部の上面に形成されてヘッドカバーが当接する当接面と、当該ホルダ本体と前記ヘッドカバーとを固定するためのボルトが取り付けられるボス部と、を有し、前記ロッカーシャフトは、前記当接面のシリンダ軸線方向における投影下方の位置に配置され、前記ボス部が、前記挿通筒部を挟んで前記ロッカーシャフトの軸方向にそれぞれ配置され、前記ボス部と前記挿通筒部との間には、補強用の架設部が架設されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、内燃機関のホルダ構造は、点火プラグが挿入されるホルダ本体の挿通筒部の上面の当接面に、ヘッドカバーが当接されて挿通筒部を支持しているので、ホルダ本体を内燃機関本体に安定した状態にしっかりと設置することができると共に、ホルダ本体を補強することができる。このため、ホルダ構造は、ロッカーシャフトから荷重がかかったとしても、ヘッドカバーで支持された挿通筒部の周辺が補強されているので、ロッカーシャフトを安定した状態に保持することができる。
また、ホルダ本体は、ホルダ本体とヘッドカバーとを固定するためのボルトが取り付けられるボス部を有していることで、ホルタ本体をヘッドカバーに固定するボルトがボス部内に螺合されることにより、しっかりと内燃機関に取り付けることができる。
また、ロッカーシャフトは、当接面のシリンダ軸線方向における投影下方の位置に配置されていることにより、ロッカーシャフトの基端部を、平面視して挿通筒部と重なる位置まで長く延ばして形成し、その基端部をしっかりと保持することができる。
また、かかる構成によれば、ホルダ本体は、ボス部と挿通筒部との間に補強用の架設部が架設されていることによって、架設部が補強リブの役目をする。
また、前記ホルダ本体には、複数の前記ロッカーアームと、該ロッカーアームのそれぞれに対応する複数の前記ロッカーシャフトと、が設けられ、前記複数のロッカーシャフトは、平面視にて前記複数のロッカーシャフトの間に前記挿通筒部の一部が重複して設けられ、前記複数のロッカーアームは、平面視にて前記架設部の直交方向両側から直交方向外側に向けてそれぞれ延設されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ホルダ本体に設けられた複数のロッカーシャフトは、平面視に前記複数のロッカーシャフトの間に挿通筒部の一部が重複して配置されているので、それらの部材を互いに近傍した位置に効率よく設置することができるため、ホルダ本体全体を小型化することができる。また、ホルダ本体は、ロッカーシャフトから加わる荷重を挿通筒部全体で抑えることができる。さらに、複数のロッカーアームは、補強用の架設部の直交方向両側から直交方向外側に向けてそれぞれ延設されていることによって、ロッカーアームの基端部を、架設部で補強された個所に配置することができる。
また、前記ホルダ本体には、前記ロッカーシャフトを挿入する挿通穴が袋小路状に形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ホルダ本体は、ロッカーシャフト用の挿通穴が袋小路状に形成されていることにより、スチールボール等のオイル止め部材を用いずに、挿通穴の奥側端部を塞ぎ油路として使用することができる。
また、ホルダ本体は、カムシャフトを軸支するカムホルダとは別体に構成され、ホルダ本体の側方にカムホルダが設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、ホルダ本体は、カムシャフトを軸支するカムホルダとは別体に構成されていることにより、ホルダ本体をシリンダヘッドに組み付ける際にカムホルダに影響を与えることがないため、組付作業を容易に行うことができ、組付性がよい。
また、前記ボス部は、前記ホルダ本体において、前記挿通筒部の前後の左右方向の略中央位置に円筒状に突出形成されて、当該ボス部の中空部分に前記ボルトが取り付けられる雌ねじ部を有し、該雌ねじ部と前記挿通筒部との間には、補強用の架設部が架設されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ホルダ本体は、雌ねじ部と挿通筒部との間に補強用の架設部が架設されていることによって、架設部が補強リブの役目をする。
本発明は、シリンダヘッドに安定した状態に設置することができる内燃機関のホルダ構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る内燃機関のホルダ構造を示す要部概略斜視図である。 ホルダ構造の設置状態を示すシリンダヘッドの概略平面図であり、カムキャップ及びカムシャフトを取り外した状態を示す。 ホルダ構造を斜め上方向から見た斜視図である。 ホルダ構造を斜め下方向から見た斜視図である。 ホルダ構造の分解斜視図である。 一部断面を有するホルダ構造の平面図である。 ホルダ構造の要部拡大底面図である。 図7のA−A線方向拡大断面図である。 図7のB−B線方向拡大断面図である。
図1〜図9を参照して、本発明の実施形態に係る内燃機関1のホルダ構造4を説明する。実施形態の説明において、上下方向をシリンダ軸線方向、カムシャフト3の軸線に沿ったシリンダヘッド2の長手方向を前後方向、シリンダヘッド2の短手方向を左右方向として説明する。
≪内燃機関≫
図1に示すように、内燃機関1は、多気筒(直列3気筒)の4サイクルのエンジンであり、シリンダヘッド2の上側には、シリンダヘッド2の左右方向に一対に配置されたカムシャフト3が、前後方向に沿って平行に設けられている。内燃機関1は、図2に示すように、例えば、シリンダヘッド2の前後方向に直列に配置した3つのホルダ構造4を備えている(図2参照)。
≪シリンダヘッド≫
図1及び図2に示すように、シリンダヘッド2は、不図示の燃焼室の頂部を形成して、内燃機関1の吸排気システム(図示省略)が取り付けられるエンジン本体の一部である。シリンダヘッド2の下側には、前後方向に所定間隔で気筒(図示省略)が配置されている。
≪カムシャフト≫
図1に示すように、前記カムシャフト3は、燃焼室内の吸気と排気を行う吸気バルブ71、排気バルブ72を開閉するための複数のカム駒3aを有する軸である。カムシャフト3は、吸気用カムシャフト31と、排気用カムシャフト32と、から成る。
吸気用カムシャフト31及び排気用カムシャフト32は、それぞれ4つのカムホルダ5(第1〜第4カムホルダ5A,5B,5C,5D)によってシリンダヘッド2に回転自在に軸支されている。
≪カムホルダ≫
図1に示すように、カムホルダ5は、各カムシャフト3(吸気用カムシャフト31及び排気用カムシャフト32)をそれぞれ軸支する軸受部材である。カムホルダ5は、シリンダヘッド2に一体形成されたホルダ基台51と、このホルダ基台51上に載置されるカムキャップ52と、カムキャップ52をホルダ基台51に締結するキャップ固定ボルト53と、から主に構成されている。カムホルダ5は、シリンダヘッド2の上側において、吸気用カムシャフト31及び排気用カムシャフト32に沿って軸方向に適宜な間隔で二列に配置された第1〜第4カムホルダ5A,5B,5C,5Dから成る。カムホルダ5は、ホルダ構造4とは別体に構成され、ホルダ構造4の左右側方に設けられている。
最も前側に配置された第1カムホルダ5Aのカムキャップ5Aaは、吸気側と排気側とが左右に一体に形成されて、シリンダヘッド2上の前端に形成されたホルダ基台2aに固定されている。そのカムキャップ5Aaには、左右一対のOVCバルブ用ホルダ5Ab,5Acが設けられている。第1カムホルダ5Aは、左右の吸気用カムシャフト31及び排気用カムシャフト32の前端部を回転自在に軸支している。
第1カムホルダ5Aの後側には、第2カムホルダ5B、第3カムホルダ5C、及び第4カムホルダ5Dの3つのホルダが左右二列に配置されている。左右の第2カムホルダ5B,5B間、第3カムホルダ5C,5C間、及び第4カムホルダ5D,5D間には、ホルダ構造4がそれぞれ配置されている。第2〜第4カムホルダ5B,5C,5Dは、各気筒(図示省略)の中央の左右にそれぞれ設けられている。
≪ホルダ構造≫
図3〜図5に示すように、ホルダ構造4は、カム駒3aの運動を吸気バルブ71及び排気バルブ72に伝達する機能を主に有する(図1参照)。ホルダ構造4は、気筒ごとに設けられている。ホルダ構造4は、シリンダヘッド2に載設されるホルダ本体41と、ホルダ本体41に揺動自在に軸支される複数のロッカーアーム42と、ロッカーアーム42をホルダ本体41に軸支するためのロッカーシャフト43と、ホルダ本体41をシリンダヘッド2に固定するためのホルダ締結ボルト44と、ロッカーシャフト43をホルダ本体41に固定するためのロッカーシャフト固定ボルト45と、を備えている。
<ホルダ本体>
図3及び図4に示すように、ホルダ本体41は、ロッカーシャフト43を保持するための部材である。ホルダ本体41は、平面視で略H字形状(図6参照)に構成されている。ホルダ本体41の中央部には円筒状の挿通筒部41aが設けられており、突出した四隅のボス部にはボルト挿入孔41eがそれぞれ設けられている。その他、ホルダ本体41には、当接面41bと、挿通穴41cと、切欠溝41dと、油路41fと、環状溝41gと、半円溝部41hと、半球状凸部41iと、上側雌ねじ部41jと、架設部41kと、切欠部41mと、雌ねじ部41nと、が形成されている。以下、これらの各構成について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、挿通筒部41aは、点火プラグ(図示省略)が挿入される部位である。挿通筒部41aは、その上端面がヘッドカバーHC(図8参照)の内面(裏面)に当接するように、ホルダ本体41の中央部から上方向に向けて円筒状に突出形成されている。挿通筒部41aの上端面には、当接面41bと、当接面41bの径方向中央に形成された環状溝41gと、が形成されている。
当接面41bは、ヘッドカバーHC(図8参照)の内面に当接する部位であり、挿通筒部41aの上端面によって形成されている。
環状溝41gは、ヘッドカバーHC(図8参照)に当接するOリングが挿着される溝であり、前記当接面41bに形成されている。このため、当接面41bとヘッドカバーHC(図8参照)との間がOリングによってシールされている。
図6に示すように、挿通穴41cは、ロッカーシャフト43が挿入される穴である。挿通穴41cは、ホルダ本体41の前側端面及び後側端面の各中央寄りの左右二箇所から挿通筒部41aの下方付近まで前後方向に向けて形成された4つの横穴から成る(図4及び図5参照)。挿通穴41cは、一端のみが開放して形成され、他端がホルダ本体41内で閉じられて形成された袋小路状(有底状)になっている。図5に示すように、挿通穴41cの開口端側には、縦断面視して半円溝状に形成された半円溝部41hが連続形成されている。
切欠溝41dは、ロッカーアーム42の基端部が揺動自在に挿入される溝である。この切欠溝41dは、ホルダ本体41において、平面視して挿通筒部41aの外周に近接した前側及び後側から左右方向に向けて延設された凹部形状の溝から成る。切欠溝41dは、平面視して挿通筒部41aの前側中央部及び後側中央部に形成された架設部41kの左右からホルダ本体41の左右端部までそれぞれ形成されて、ホルダ本体41に略左右対称に形成されている。切欠溝41dと挿通穴41cは、互いに交差して配置されている。これにより、挿通穴41cに後記するロッカーシャフト43を挿通すると、ロッカーシャフト43が切欠溝41dを横切る状態となる。
図4に示すように、ボルト挿入孔41eは、シリンダヘッド2に締結されるホルダ締結ボルト44が挿入される孔であり、ホルダ本体41の前後左右端部の4箇所に形成されている。
油路41f等については後記する。
図3に示すように、半球状凸部41iは、ホルダ本体41の上面から略ドーム形状に膨らんだ状態に形成されている。半球状凸部41iは、半円溝部41hの上方に設けられている。半球状凸部41iの内部には、半円溝部41hから上に向かって雌ねじ部41n(図5参照)が穿設されている。半球状凸部41iは、ホルダ本体41の前側及び後側の左右端部(四隅)に形成されたボルト挿入孔41e,41eの間にそれぞれ2つずつ形成されている。
図3及び図6に示すように、上側雌ねじ部41jは、ヘッドカバーHC(図8参照)とホルダ本体41とを固定するためのボルトが螺入されるボス部である。上側雌ねじ部41jは、挿通筒部41aの前後の二箇所であって、左右方向の略中央位置に形成されている。上側雌ねじ部41jの上部は、円筒状に形成されて、ホルダ本体41の上面から突出形成されている。上側雌ねじ部41jの中空部分には、雌ねじが形成されている。その上側雌ねじ部41jの上面は、挿通筒部41aの上面と同一高さの位置に形成されている。
前側の上側雌ねじ部41jは、左側の半球状凸部41iと、右側の半球状凸部41iと、後記する架設部41kとの間の中央部において、僅かに右側の半球状凸部41i側に寄った位置に形成されている。
後側の上側雌ねじ部41jは、左側の半球状凸部41iと、右側の半球状凸部41iと、架設部41kとの間の中央部において、僅かに左側の半球状凸部41i側に寄った位置に形成されている。
図6に示すように、架設部41kは、上側雌ねじ部41jと挿通筒部41aとの間に架設された補強リブである。前側の架設部41kは、挿通筒部41aの前後方向の中心線から僅かに右側に寄った位置に形成されている。後側の架設部41kは、挿通筒部41aの前後方向の中心線から僅かに左側に寄った位置に形成されている。
図5に示すように、切欠部41mは、ホルダ本体41の前端部及び後端部において、ホルダ締結ボルト44のボルト挿入孔41eが形成される左右のボス部間に切欠形成された部位である。この切欠部41m内には、ロッカーシャフト固定ボルト45の頭部が配置されている。
雌ねじ部41nは、ロッカーシャフト固定ボルト45が螺合される部位である。雌ねじ部41nは、半球状凸部41i内に設けられた有底のねじ穴であり、半円溝部41h内に開口している。
<ロッカーアーム>
図9に示すように、ロッカーアーム42は、カム駒3aによって押圧されることにより、ロッカーシャフト43を支点として揺動して吸気バルブ71及び排気バルブ72を開閉駆動させる揺動部材である。図3及び図4に示すように、ロッカーアーム42は、例えば、右側に配置された2組の吸気用ロッカーアーム42Aと、左側に配置された2組の排気用ロッカーアーム42Bと、から構成されている。
図9に示すように、各ロッカーアーム42は、アーム本体42aと、カム駒3a(図1参照)が当接する被押圧部42bと、ロッカーシャフト43が挿入される軸孔42cと、潤滑油が流動する油路42dと、吸気バルブ71及び排気バルブ72を押圧するバルブ押圧部42eと、を有している。ロッカーアーム42の基端部は、ホルダ本体41の切欠溝41d内に揺動自在に挿入されると共に、ロッカーシャフト43によって回動自在に軸支されている。油路42dについては後に詳細に説明する。
アーム本体42aは、主に、基端部に軸孔42c、先端部上側に被押圧部42b、先端部下側にバルブ押圧部42eを有するアーム部材である。
被押圧部42bは、カム駒3a(図1参照)が当接して押圧される被押圧部位である。この被押圧部42bは、アーム本体42aに一体形成された耐摩耗性を有する金属から成る。被押圧部42bは、アーム本体42aの上側先端に曲面状に盛り上がった形状に形成されている。
軸孔42cは、前後方向に向けて形成された挿通穴41cの同軸上に配置されると共に、油路42dに直交するように形成されている。
バルブ押圧部42eは、アーム本体42aの先端部下側から下側に向けて曲面状に盛り上がった形状に形成されている。
<ロッカーシャフト>
図5に示すように、前記ロッカーシャフト43は、揺動運動をするロッカーアーム42の支点となる軸である。ロッカーシャフト43は、一端から長手方向略中央位置までが円柱を軸方向に半割りにした半円柱形状をなし、他端から長手方向略中央位置までが有底円筒形状に形成されている。ロッカーシャフト43の半円柱形状の部位には、平坦な座面43bが下側に設けられると共に、この座面43bからロッカーシャフト43の径方向に貫通するボルト挿入孔43aが形成されている。ロッカーシャフト43の有底円筒形状の部位には、油路43c,43dが形成されている。油路43c,43dについては後に詳しく説明する。
ロッカーシャフト43は、ホルダ本体41の前面及び後面にそれぞれ一対に形成された挿通穴41cに挿入し、ロッカーシャフト固定ボルト45によりホルダ本体41に固定されている。この状態で、図6及び図8に示すように、そのロッカーシャフト43の挿通筒部41a側の端部43eは、当接面41bのシリンダ軸線方向における投影下方の位置まで延ばして配置され、挿通筒部41aの一部が重複して設けられている。また、ロッカーシャフト43の有底円筒形状の部位は、切欠溝41dの内部で、ロッカーアーム42の軸孔42cに挿通されている。
ボルト挿入孔43aは、各ロッカーシャフト43の先端部に上下方向に向けて形成されて、ホルダ本体41の雌ねじ部41nの同軸上に配置される。
座面43bは、円柱形状の各ロッカーシャフト43の先端部において、ボルト挿入孔43aが形成された部位の下側を断面視して半円形に切欠形成されている。
<ホルダ締結ボルト>
図3に示すように、ホルダ締結ボルト44は、ホルダ本体41をシリンダヘッド2に固定するための締結具である。ホルダ締結ボルト44は、ホルダ本体41の前後左右の4箇所に形成されたボルト挿入孔41e(図5参照)にそれぞれ挿通されている。
<ロッカーシャフト固定ボルト>
ロッカーシャフト固定ボルト45は、各挿通穴41cに挿入したロッカーシャフト43をホルダ本体41に固定するための締結具である。ロッカーシャフト固定ボルト45の頭部は、ホルダ本体41において、切欠部41m内に配置されている。このため、ロッカーシャフト固定ボルト45は、全体の長さを短く形成することを可能にすると共に、座面43bへの取り付けを可能にしている。
<油路>
図8に示すように、ホルダ本体41の油路41fは、潤滑油が流動する流路である。油路41fは、ホルダ本体41の下面であって挿通筒部41aの前後に形成された一定の深さの凹部41o(図4及び図5参照)と、凹部41oと挿通穴41cとを連通するように上下方向に向けて延設された縦孔41pと、を連設して形成されている。
図4、図5に示すように、凹部41oは、底面視して挿通筒部41aの前側及び後側に形成された前後一対の略円弧形状の溝から成る。凹部41oは、ホルダ本体41をシリンダヘッド2の上面に連結すると、シリンダヘッド2の上面との間で油路を画定する。
縦孔41pは、各凹部41oの内底の左右端部の二箇所にそれぞれ形成されている。つまり、縦孔41pは、ロッカーシャフト43の数に対応して合計4本形成されている。
図8に示すように、縦孔41pは、縦断面視して挿通筒部41aと切欠溝41dの間の位置に形成されている。また、縦孔41pは、挿通穴41cのうち、挿通穴41cの底部とロッカーシャフト43の挿通筒部41a側の端部43eとの間の空間に連通している。この空間は、潤滑油が流れる油路の一部を形成している。
図8に示すように、ロッカーシャフト43は、ロッカーシャフト43の挿通筒部41a側の端部43eからロッカーシャフト43の軸方向に穿設された有底の油路43dと、この油路43d内からロッカーシャフト43の外周面に向けて貫通形成された油路43cと、を有している。油路43dは、前記した挿通穴41cの底部とロッカーシャフト43の挿通筒部41a側の端面との間の空間に連通している。油路43cは、切欠溝41dが形成された位置において、ロッカーアーム42の軸孔42c内に形成された軸孔内溝部42fに連通している。
図9に示すように、ロッカーアーム42は、アーム本体42a内を通って被押圧部42bに向けて潤滑油を送る油路42dを有している。油路42dは、前記の軸孔内溝部42fと、被押圧部42bの近傍に開口する吐出口42hと、軸孔内溝部42fと吐出口42hとを連通するアーム本体内流路42gと、から形成されている。
このように前記油路41fは、上流側が、ホルダ本体41の下面に設けられたシリンダヘッド2の油路(図示省略)に連通し、下流側が、ホルダ本体41の下面の凹部41oから縦孔41p、挿通穴41c、ロッカーシャフト43の油路43d,43cを介してロッカーアーム42の油路42dに連通している。このため、油路41fからホルダ本体41内に送られた潤滑油は、図9に示すように、ロッカーシャフト43の油路43d,43c、ロッカーアーム42の油路42dを介してアーム本体42aの先端側上面の吐出口42hから流出して、ロッカーアーム42とカム駒3aとの接触部位を潤滑する。
≪作用≫
次に、図1〜図9を参照しながら本発明の実施形態に係る内燃機関1のホルダ構造4の作用を説明する。
まず、ホルダ構造4の組み立てについて説明する。
図5に示すように、ホルダ構造4を組み立てる場合は、まず、各ロッカーアーム42の軸孔42cが形成される基端部側を切欠溝41dに挿入する。次に、ロッカーシャフト43を挿通穴41cに挿入し、ロッカーシャフト43の有底円筒形状の部位をロッカーアーム42の軸孔42cに挿入する。そのロッカーシャフト43のボルト挿入孔43aにロッカーシャフト固定ボルト45を挿入し、ホルダ本体41の雌ねじ部41nにロッカーシャフト固定ボルト45を螺着させる。
これにより、ロッカーアーム42は、ロッカーシャフト43を中心として回動自在にホルダ本体41に取り付けられる。これと同時にロッカーシャフト43は、ホルダ本体41に固定される。すると、図8及び図9に示すように、ロッカーアーム42は、ロッカーシャフト固定ボルト45でホルダ本体41に固定されたロッカーシャフト43により回動可能な状態でしっかりとホルダ本体41に軸支される。このように、二つの部材を1つのロッカーシャフト固定ボルト45で共締めしているので、部品点数及び組付工数が少ないため、効率よく取り付けることができる。
そのロッカーシャフト43は、挿通筒部41aの当接面41bのシリンダ軸線方向における投影下方の位置に配置されていることにより、ロッカーシャフト43の基端部43eを、平面視して挿通筒部41aと重なる位置まで長く延ばして形成し、その基端部43eをしっかりと保持することができる。
ホルダ本体41に各部材を挿入してボルト締め作業を行う場合は、図5に示すように、その周囲にシリンダヘッド2等が無い状態で予めホルダ構造4として組立作業を行うことができるので、他の部材に接触することがないため、組立作業が行い易い。
また、これと同時に、図8及び図9に示すホルダ構造4における潤滑油の供給油路が形成される。つまり、シリンダヘッド2側から供給された潤滑油は、ホルダ本体41の底面の油路41fから挿通穴41c、ロッカーシャフト43の油路43d,43cを通ってロッカーアーム42の油路42dに流れて、アーム本体42aの上面の吐出口42hからロッカーアーム42の被押圧部42bとカム駒3aとが当接し合う部位に供給される。
図3に示すように組み立てられた各ホルダ構造4は、前後左右の4本のホルダ締結ボルト44によって、図2に示すように、シリンダヘッド2上に一列に気筒(図示省略)ごとに取り付けられる。各ホルダ構造4は、ヘッドカバーHC(図8参照)をシリンダヘッド2上に載置し、ボルトをヘッドカバーHC側から各ホルダ本体41の前後部にある上側雌ねじ部41jに螺合することにより、しっかりと内燃機関1に取り付けることができる。
そのとき、ホルダ本体41の挿通筒部41aの上面の当接面41bは、ヘッドカバーHC(図8参照)が当接した状態に設置されるので、上方からホルダ構造4に加わる上下方向の荷重を当接面41bでも受け止めることができる。このため、ホルダ構造4をシリンダヘッド2上に安定した状態にしっかりと設置することができると共に、ホルダ本体41を補強することができる。ホルダ本体41は、ロッカーアーム42及びロッカーシャフト43から荷重がかかったとしても、ヘッドカバーHC(図8参照)で支持された挿通筒部41aの周辺が補強されているので、ロッカーアーム42及びロッカーシャフト43を安定した状態に保持することができる。
また、ホルダ構造4は、前後左右のロッカーアーム42と、前後のロッカーシャフト43との間に点火プラグ設置用の挿通筒部41aが配置されていることにより、それらの部材を互いに近傍した位置に効率よく設置することができるので、ホルダ構造4全体を小型化することができる。このため、ホルダ構造4は、シリンダヘッド2に取り付ける場合、設置スペースを取らないので、シリンダヘッド2への取り付けが容易である。
次に、ホルダ構造4に設けられたロッカーアーム42の動作を説明する。
図1に示す内燃機関1が始動されて、クランク軸(図示省略)からの回転がチェーン伝達機構を介在して吸気用カムシャフト31及び排気用カムシャフト32に伝達される。図9に示すように、カム駒3aは、吸気用カムシャフト31及び排気用カムシャフト32が回動することにより、吸気用ロッカーアーム42A及び排気用ロッカーアーム42Bを介して吸気バルブ71及び排気バルブ72を駆動させる。
図8及び図9に示すように、カム駒3aと吸気用ロッカーアーム42A及び排気用ロッカーアーム42Bとが接触する接触部位は、吐出口42hから吐出された潤滑油で潤滑されるため、摩擦抵抗を軽減させることができる。このため、吸気用ロッカーアーム42A及び排気用ロッカーアーム42Bの動きを滑らかにして、吸気バルブ71及び排気バルブ72を良好に作動させることができる。したがって、ホルダ構造4は、高回転の内燃機関1に適している。
そして、ホルダ構造4は、交換が必要な場合、ホルダ構造4全体、あるいは、吸気用ロッカーアーム42A及び排気用ロッカーアーム42Bを着脱して容易に部品交換して修理することができる。カムホルダ5の軸受は、全て部材を組んだ状態で軸受孔を加工して同心を出している。このため、カムホルダ5とホルダ構造4が一体である場合は、一度全ての部材を組んだ状態でカムシャフト3の軸受孔を形成し、その後、部材を外して動弁やカムシャフト3を組んで再度取り付けなければならない。これに対して、本実施形態の内燃機関1のホルダ構造4は、カムホルダ5と別体であるため、ホルダ構造4をシリンダヘッド2に取り付けずにカムホルダ5だけを容易に加工することができる。
また、内燃機関1は、ホルダ構造4がカムホルダ5と別体であることにより、ホルダ締結ボルト44によって所定位置に容易に着脱することができるので、吸気バルブ71及び排気バルブ72等の調整や、他の部品交換もそれぞれを独立してできるので、調整作業や部品取付作業が行い易い。
このように本発明の実施形態に係る内燃機関1のホルダ構造4は、ホルダ構造4を内燃機関1に安定した状態に設置することができると共に、ホルダ本体41に取り付けた吸気用ロッカーアーム42A及び排気用ロッカーアーム42Bの動きがスムーズでコンパクトなホルダ構造4を提供することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、前記実施形態で説明機関したホルダ本体41の油路41fの形状は、シリンダヘッド2からの潤滑油をロッカーシャフト43を介在してロッカーアーム42の油路42dに供給することができればよく、適宜変更しても構わない。
また、前記実施形態では、内燃機関1の一例として、直列3気筒のエンジンを例に挙げて説明したが、V型のエンジンにも適用することができる。その場合、上下方向の向きは、沿直方向方向となり、シリンダ軸線方向は鉛直方向に対して所定角度だけ傾いた状態となる。
1 内燃機関
3 カムシャフト
4 ホルダ構造
5 カムホルダ
41 ホルダ本体
41a 挿通筒部
41b 当接面
41c 挿通穴
42 ロッカーアーム
43 ロッカーシャフト
43a 挿通筒部
HC ヘッドカバー

Claims (4)

  1. 内燃機関のロッカーアームと、そのロッカーアームを軸支するロッカーシャフトと、該ロッカーシャフトを保持するホルダ本体と、を備えた内燃機関のホルダ構造であって、
    前記ホルダ本体は、点火プラグが挿入される挿通筒部と、
    該挿通筒部の上面に形成されてヘッドカバーが当接する当接面と、
    当該ホルダ本体と前記ヘッドカバーとを固定するためのボルトが取り付けられるボス部と、を有し、
    前記ロッカーシャフトは、前記当接面のシリンダ軸線方向における投影下方の位置に配置され
    前記ボス部が、前記挿通筒部を挟んで前記ロッカーシャフトの軸方向にそれぞれ配置され、
    前記ボス部と前記挿通筒部との間には、補強用の架設部が架設されていることを特徴とする内燃機関のホルダ構造。
  2. 前記ホルダ本体には、複数の前記ロッカーアームと、該ロッカーアームのそれぞれに対応する複数の前記ロッカーシャフトと、が設けられ、
    前記複数のロッカーシャフトは、平面視にて前記複数のロッカーシャフトの間に前記挿通筒部の一部が重複して設けられ
    前記複数のロッカーアームは、平面視にて前記架設部の直交方向両側から直交方向外側に向けてそれぞれ延設されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のホルダ構造。
  3. 前記ホルダ本体には、前記ロッカーシャフトを挿入する挿通穴が袋小路状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のホルダ構造。
  4. 前記ホルダ本体は、カムシャフトを軸支するカムホルダとは別体に構成され、前記ホルダ本体の側方に前記カムホルダが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のホルダ構造。
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