JP4316547B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに関し、詳しくは、枢軸の製造を簡素化して、エンジンの製造コストを低減させることができるとともに、枢軸の耐久性を高めることができるエンジンに関するものである。
従来のエンジンとして、本発明と同様、シリンダヘッドに枢軸を介してロッカアームを揺動自在に取り付け、このロッカアームを介して吸排気弁を駆動するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のエンジンでは、球面でロッカアームを枢支するナックルアーム式のロッカアーム枢支部に比べ、ロッカアームの揺動方向が一定し、吸排気弁の開閉を正確なタイミングで行うことができる利点がある。
しかし、上記従来のエンジンでは、一のシリンダヘッドに二対のブラケットを設け、相対する一対の上下寄りブラケットに一の枢軸の両端部を挿通させ、相対する他の一対の上下寄りブラケットに他の枢軸の両端部を挿通させ、各上寄りブラケットの上側で、各枢軸の上寄り端部に止め輪を取り付け、各止め輪を各上寄りブラケットで受け止めることにより、各枢軸が自重で上下寄りブラケットから下向きに抜け出すのを阻止するようにしていが、各枢軸に止め輪を嵌めるリング溝を形成する必要があり、問題が生じている。
特開平11−270309号公報(図1参照)
上記従来技術では、次の問題がある。
《問題》 枢軸の製造に手間がかかり、エンジンの製造コストが高くなる。
枢軸に止め輪を嵌めるリング溝を形成する必要があり、枢軸の製造に手間がかかり、エンジンの製造コストが高くなる。
《問題》 枢軸の耐久性が弱まる。
リング溝内での応力集中により枢軸が損傷しやすく、枢軸の耐久性が弱まる。
本発明は、上記問題点を解決することができるエンジン、すなわち、エンジンの製造コストを低減させることができるとともに、枢軸の耐久性を高めることができるエンジンを提供することを課題とする。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1に例示するように、シリンダヘッド(1)に枢軸(17)を介してロッカアーム(2)を揺動自在に取り付け、このロッカアーム(2)を介して吸排気弁を駆動するエンジンにおいて、
一のシリンダヘッド(1)に少なくとも二個の内寄りブラケット(18)(18)と二個の外寄りブラケット(19)(19)とを設け、相対する一対の内外寄りブラケット(18)(19)に一の枢軸(17)の両端部を挿通させ、相対する他の一対の内外寄りブラケット(18)(19)に他の枢軸(17)の両端部を挿通させ、
各外寄りブラケット(19)の外側で、シリンダヘッド(1)に外寄りストッパ(22)を設け、この外寄りストッパ(22)で各枢軸(17)の外寄り端部(21)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から外向きに抜け出すのを阻止するとともに、
シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)で各枢軸(17)の内寄り端部(20)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内向きに抜け出すのを阻止するようにし、
図3に例示するように、ロッカアーム(2)を板金製とし、
板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させるに当たり、
板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)のうち、プッシュロッド(5)の出力端部(9)に向けた裏面(10)とは反対側の表面(11)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)側でオネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させ、締め付けたロックナット(13)を板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めた、ことを特徴とするエンジン。
(請求項に係る発明)
請求項に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図5に例示するように、シリンダヘッド(1)に枢軸(17)を介してロッカアーム(2)を揺動自在に取り付け、このロッカアーム(2)を介して吸排気弁を駆動するエンジンにおいて、
一のシリンダヘッド(1)に少なくとも二個の内寄りブラケット(18)(18)と二個の外寄りブラケット(19)(19)とを設け、相対する一対の内外寄りブラケット(18)(19)に一の枢軸(17)の両端部を挿通させ、相対する他の一対の内外寄りブラケット(18)(19)に他の枢軸(17)の両端部を挿通させ、
各外寄りブラケット(19)の外側で、各枢軸(17)の外寄り端部(21)に外寄り係合部(22a)を設け、この外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)で受け止めることにより、各枢軸(17)が各内外寄りブラケット(18)(19)から外向きに抜け出すのを阻止するとともに、
シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)で各枢軸(17)の内寄り端部(20)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内向きに抜け出すのを阻止するようにし、
図3に例示するように、ロッカアーム(2)を板金製とし、
板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させるに当たり、
板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)のうち、プッシュロッド(5)の出力端部(9)に向けた裏面(10)とは反対側の表面(11)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)側でオネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させ、締め付けたロックナット(13)を板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めた、ことを特徴とするエンジン。
(請求項1に係る発明)
《効果》 枢軸の製造に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
図1に例示するように、各外寄りブラケット(19)の外側で、シリンダヘッド(1)に外寄りストッパ(22)を設け、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内外寄りストッパ(22)(23)で枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内外方向に抜け出すのを阻止するようにしたので、枢軸(17)に止め輪を取り付ける必要がなくなり、枢軸(17)に止め輪を取り付けるためのリング溝を形成する必要もなくなる。このため、枢軸(17)の製造に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 枢軸の耐久性が高い。
図1に例示するように、枢軸(17)にリング溝を形成する必要がないため、リング溝内での応力集中による枢軸(17)の損傷が起こらず、枢軸(17)の耐久性が高い。
《効果》 エンジンの製造コストを低減することができる。
図3(A)〜(D)に示すように、ロッカアームを板金製としたので、鍛造製のものや鋳造製のものに比べ、部品コストが安くなり、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 エンジン騒音を低減することができる。
図3(B)(D)に例示するように、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させるため、オネジ杆(8)の進退調節で動弁系のクリアランス調節を行うことができる。このため、プッシュロッド(5)とロッカアーム(2)との衝突音やロッカアーム(2)と弁軸(25)との衝突音を緩和することができ、エンジン騒音を低減することができる。
《効果》 エンジンの製造コストを低減することができる。
図3(A)(B)(D)に例示するように、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、オネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させるだけでよいため、油圧タペットを用いる場合に比べ、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 メネジ孔が損傷するおそれはない。
図3(A)(B)(D)に例示するように、締め付けたロックナット(13)を板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めたので、プッシュロッド(5)がオネジ杆(8)を押し上げる時の衝撃の多くは、ロックナット(13)を介して板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止められる。このため、メネジ孔(7)が損傷するおそれはない。
(請求項2に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ロックナットの螺動操作を容易に行うことができる。
図3(B)(D)に例示するように、シリンダヘッド周壁(15)のヘッドカバー取付面(16)よりも上方寄りにロックナット(13)を配置したので、シリンダヘッド周壁(15)に邪魔されることなく、ロックナット(13)の螺動操作を容易に行うことができる。
(請求項に係る発明)
請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 枢軸の差し込み作業に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
図1に例示するように、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにしたので、各枢軸(17)を各外寄りブラケット(19)の両外側から差し込む場合に比べ、作業位置が中央スペース(24)内に集約化される分だけ、枢軸(17)の差し込み作業に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 枢軸の抜き取り作業と差し込み作業に手間がかからず、エンジンのメンテナンスが容易になる。
図1に例示するように、各枢軸(17)を各内外寄りブラケット(18)(19)から中央スペース(24)内に抜き取ることができるようにするとともに、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにしたので、各枢軸(17)を各外寄りブラケット(19)の両外側から抜き取り、或いは、差し込む場合に比べ、作業位置が中央スペース(24)内に集約化される分だけ、枢軸(17)の抜き取り作業と差し込み作業に手間がかからず、エンジンのメンテナンスが容易になる。
(請求項に係る発明)
請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 内外寄りブラケットの枢軸挿通孔の形成を容易に行うことができ、エンジンの製造コストを低減することができる。
図1に例示するように、外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)に取り付ける前に、外寄りブラケット(19)の外側からヘッドカバー取付面(16)の上方を通過させたキリで、相対する内外寄りブラケット(18)(19)の各枢軸挿通孔(18a)(19a)を穿設することができるようにしたので、シリンダヘッド(1)の外側から内外寄りブラケット(18)(19)の枢軸挿通孔(18a)(19a)の形成を容易に行うことができ、エンジンの製造コストを低減することができる。
(請求項に係る発明)
《効果》 枢軸の製造に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
図5に例示するように、各外寄りブラケット(19)の外側で、各枢軸(17)の外寄り端部(21)に外寄り係合部(22a)を設け、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、両内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)と外寄り係合部(22a)で枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内外方向に抜け出すのを阻止するようにしたので、枢軸(17)に止め輪を取り付ける必要がなくなり、枢軸(17)に止め輪を取り付けるためのリング溝を形成する必要もなくなる。このため、枢軸(17)の製造に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 枢軸の耐久性が高い。
図5に例示するように、枢軸(17)にリング溝を形成する必要がないため、リング溝内での応力集中による枢軸(17)の損傷が起こらず、枢軸(17)の耐久性が高い。
《効果》 エンジンの製造コストを低減することができる。
図3(A)〜(D)に示すように、ロッカアームを板金製としたので、鍛造製のものや鋳造製のものに比べ、部品コストが安くなり、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 エンジン騒音を低減することができる。
図3(B)(D)に例示するように、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させるため、オネジ杆(8)の進退調節で動弁系のクリアランス調節を行うことができる。このため、プッシュロッド(5)とロッカアーム(2)との衝突音やロッカアーム(2)と弁軸(25)との衝突音を緩和することができ、エンジン騒音を低減することができる。
《効果》 エンジンの製造コストを低減することができる。
図3(A)(B)(D)に例示するように、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、オネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させるだけでよいため、油圧タペットを用いる場合に比べ、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 メネジ孔が損傷するおそれはない。
図3(A)(B)(D)に例示するように、締め付けたロックナット(13)を板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めたので、プッシュロッド(5)がオネジ杆(8)を押し上げる時の衝撃の多くは、ロックナット(13)を介して板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止められる。このため、メネジ孔(7)が損傷するおそれはない。
(請求項6に係る発明)
請求項5に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ロックナットの螺動操作を容易に行うことができる。
図3(B)(D)に例示するように、シリンダヘッド周壁(15)のヘッドカバー取付面(16)よりも上方寄りにロックナット(13)を配置したので、シリンダヘッド周壁(15)に邪魔されることなく、ロックナット(13)の螺動操作を容易に行うことができる。
(請求項に係る発明)
請求項5または請求項6に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 枢軸の差し込み作業に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
図5に例示するように、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにしたので、各枢軸(17)を各外寄りブラケット(19)の両外側から差し込む場合に比べ、作業位置が中央スペース(24)内に集約化される分だけ、枢軸(17)の差し込み作業に手間がかからず、エンジンの製造コストを低減することができる。
《効果》 枢軸の抜き取り作業と差し込み作業に手間がかからず、エンジンのメンテナンスが容易になる。
図5に例示するように、各枢軸(17)を各内外寄りブラケット(18)(19)から中央スペース(24)内に抜き取ることができるようにするとともに、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにしたので、各枢軸(17)を各外寄りブラケット(19)の両外側から抜き取り、或いは、差し込む場合に比べ、作業位置が中央スペース(24)内に集約化される分だけ、枢軸(17)の抜き取り作業と差し込み作業に手間がかからず、エンジンのメンテナンスが容易になる。
(請求項に係る発明)
請求項5から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 内外寄りブラケットの枢軸挿通孔の形成を容易に行うことができ、エンジンの製造コストを低減することができる。
図5に例示するように、外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)に係止させる前に、外寄りブラケット(19)の外側からヘッドカバー取付面(16)の上方を通過させたキリで、相対する内外寄りブラケット(18)(19)に各枢軸挿通孔(18a)(19a)を穿設することができるようにしたので、シリンダ(1)の外側から内外寄りブラケット(18)(19)の枢軸挿通孔(18a)(19a)の形成を容易に行うことができ、エンジンの製造コストを低減することができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図4は本発明の第1実施形態に係るエンジンを説明する図、図5と図6は本発明の第2実施形態に係るエンジンを説明する図で、これらの実施形態では、空冷2気筒のV型ガソリンエンジンについて説明する。
本発明の第1実施形態に係るエンジンの概要は、次の通りである。
図4に示すように、クランク軸(26)の架設方向と平行な向きに見て、クランクケース(27)から左右斜め上向きに2本のシリンダ(1a)(1a)を突出させてシリンダブロック(28)を形成している。各シリンダ(1a)の突出端部にシリンダヘッド(1)を組み付け、このシリンダヘッド(1)にヘッドカバー(14)を組み付けている。クランクケース(27)内にはクランク軸(26)と動弁カム軸(3)とを架設している。クランクケース(27)の上方にエアクリーナ(29)を配置し、このエアクリーナ(29)の下方に吸気管(29a)を組み付けている。図4に示すように、シリンダヘッド(1)に板金製のロッカアーム(2)を取り付け、動弁カム(3)からタペット(4)とプッシュロッド(5)と板金製のロッカアーム(2)とを順に介して吸排気弁を動弁駆動する。
ロッカアームの枢支構造は、次の通りである。
図1に示すように、シリンダヘッド(1)に枢軸(17)を介してロッカアーム(2)を揺動自在に取り付け、このロッカアーム(2)を介して吸排気弁を駆動する。一のシリンダヘッド(1)に二個の内寄りブラケット(18)(18)と二個の外寄りブラケット(19)(19)とを設け、相対する一対の内外寄りブラケット(18)(19)に一の枢軸(17)の両端部を挿通させ、相対する他の一対の内外寄りブラケット(18)(19)に他の枢軸(17)の両端部を挿通させている。各外寄りブラケット(19)の外側で、シリンダヘッド(1)に外寄りストッパ(22)を設け、この各外寄りストッパ(22)で各枢軸(17)の外寄り端部(21)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から外向きに抜け出すのを阻止するようになっている。また、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)で各枢軸(17)の内寄り端部(20)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内向きに抜け出すのを阻止するようにしている。
ブラケットの構造は、次の通りである。
図2(B)に示すように、シリンダヘッド周壁(15)のヘッドカバー取付面(16)と平行な向きに見て、左側の内寄りブラケット(18)と外端寄りのブラケット(19)とはシリンダヘッド(1)の上面から左斜め上向きに突出させ、右側の内寄りブラケット(18)と外寄りブラケット(19)とはシリンダヘッド(1)の上面から右斜め上向きに突出させている。
枢軸の着脱に関する工夫は、次の通りである。
図1に示すように、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間に中央スペース(24)を設けることにより、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)からヘッドカバー(14)を取り外した状態で、各枢軸(17)を各内外寄りブラケット(18)(19)から中央スペース(24)内に抜き取ることができるようにするとともに、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにしている。外寄りストッパ(22)はヘッドカバー(14)の天井から垂設している。
枢軸挿通孔の加工のための工夫は、次の通りである。
図1に示すように、外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)と別部品で構成し、外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)のストッパ取付部(35)に取り付けることができるようにしている。シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、ヘッドカバー取付面(16)を外寄りブラケット(19)の枢軸挿通孔(19a)よりも下側に配置している。これにより、外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)のストッパ取付部(35)に取り付ける前に、外寄りブラケット(19)の外側からヘッドカバー取付面(16)の上方を通過させたキリで、相対する内外寄りブラケット(18)(19)の各枢軸挿通孔(18a)(19a)を穿設することができるようにしている。外寄りストッパ(22)は、スプリングピンで、金属パイプの周壁にその軸長方向に沿うスリットを設けたものである。ストッパ取付部(35)はシリンダヘッド(1)の上面に形成した差し込み孔で、このストッパ取付部(35)に外寄りストッパ(22)を圧入して取り付ける。
板金製のロッカアームの構造は、次の通りである。
図3(A)〜(D)に示すように、底板(30)の両側から脇板(31)(31)を上向きに折り曲げて形成している。底板(30)は中央の下向き凸曲部(32)の前後端から前板(33)と後板(34)とを前後に導出し、前板(33)を出力端部とし、後板(34)を入力端部(6)としている。脇板(31)には軸挿通孔(31a)をあけ、ここに枢軸(17)を挿通させる。
ロッカアームについての工夫は、次の通りである。
図3(B)(D)に示すように、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させている。図3(A)(B)(D)に示すように、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)のうち、プッシュロッド(5)の出力端部(9)に向けた裏面(10)とは反対側の表面(11)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成している。このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)側でオネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させ、締め付けたロックナット(13)を板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めている。
ロックナットの配置は、次の通りである。
図3(B)(D)に示すように、シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、シリンダヘッド周壁(15)のヘッドカバー取付面(16)よりも上方寄りにロックナット(13)を配置している。
次に、図5と図6に示す第2実施形態について説明する。
ロッカアームの枢支構造は、次の通りである。
図5に示すように、シリンダヘッド(1)に枢軸(17)を介してロッカアーム(2)を揺動自在に取り付け、このロッカアーム(2)を介して吸排気弁を駆動する。一のシリンダヘッド(1)に二個の内寄りブラケット(18)(18)と二個の外寄りブラケット(19)(19)とを設け、相対する一対の内外寄りブラケット(18)(19)に一の枢軸(17)の両端部を挿通させ、相対する他の一対の内外寄りブラケット(18)(19)に他の枢軸(17)の両端部を挿通させている。各外寄りブラケット(19)の外側で、各枢軸(17)の外寄り端部(21)に外寄り係合部(22a)を設け、この外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)で受け止めることにより、各枢軸(17)が各内外寄りブラケット(18)(19)から外向きに抜け出すのを阻止するようになっている。また、シリンダヘッド(1)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)で各枢軸(17)の内寄り端部(20)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内向きに抜け出すのを阻止するようになっている。
枢軸の着脱に関する工夫は、次の通りである。
図5に示すように、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間に中央スペース(24)を設けるとともに、外寄り係合部(22a)を各枢軸(17)の外寄り端部(21)に着脱自在に取り付けることにより、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)からヘッドカバー(14)を取り外した状態で、各枢軸(17)の外寄り端部(21)から外寄り係合部(22a)を取り外し、各枢軸(17)を各内外寄りブラケット(18)(19)から中央スペース(24)内に抜き取ることができるようにするとともに、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにしている。外寄り係合部(22a)は樹脂製の部品で、上端部を筒状の枢軸(17)の外寄り端部(21)に圧入して取り付けている。
枢軸挿通孔の加工のための工夫は、次の通りである。
図5に示すように、外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)に係脱自在に係止させることができるようにするとともに、シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)を外寄りブラケット(19)の枢軸挿通孔(19a)よりも下側に配置する。これにより、外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)に係止させる前に、外寄りブラケット(19)の外側からヘッドカバー取付面(16)の上方を通過させたキリで、相対する内外寄りブラケット(18)(19)に各枢軸挿通孔(18a)(19a)を穿設することができるようにしている。係止部(15a)はシリンダヘッド(1)のシリンダヘッド周壁(15)の内周面で、この係止部(15a)に外寄り係合部(22a)の下端部を係止させている。
上記以外の構造と機能は、第1実施形態と同じであり、図5、図6中、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付しておく。
本発明の第1実施形態に係るエンジンを説明する図で、図1(A)は図4のI−I線におけるシリンダヘッドとヘッドカバーの断面図、図1(B)は図1(A)のB方向矢視図で、ヘッドカバーを取り外したシリンダヘッドの図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジンで用いるシリンダヘッドを説明する図で、図2(A)は平面図、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジンで用いるロッカアームとブラケットを説明する図で、図3(A)は平面図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図、図3(C)は図3(B)のC−C線断面図、図3(D)は図3(B)のD−D線断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジンの背面図である。 本発明の第2実施形態に係るエンジンを説明する図で、図5(A)は図1(A)相当図、図5(B)は図5(A)のB方向矢視図で、ヘッドカバーを取り外したシリンダヘッドの図である。 本発明の第2実施形態に係るエンジンで用いるシリンダヘッドを説明する図で、図6(A)は平面図、図6(B)は図6(A)のB−B線断面図である。
(1) シリンダヘッド
(1a) シリンダ
(1b) シリンダ中心軸線
(2) ロッカアーム
(5) プッシュロッド
(6) ロッカアームの入力端部
(7) メネジ孔
(8) オネジ杆
(9) プッシュロッドの出力端部
(10) 裏面
(11) 表面
(12) ボス
(13) ロックナット
(14) ヘッドカバー
(15) シリンダヘッド周壁
(16) ヘッドカバー取付面
(17) 枢軸
(18) 内寄りブラケット
(18a) 枢軸挿通孔
(19) 外寄りブラケット
(19a) 枢軸挿通孔
(20) 枢軸の内寄り端部
(21) 枢軸の外寄り端部
(22) 外寄りストッパ
(22a) 外寄り係合部
(23) 内寄りストッパ
(24) 中央スペース
(35) ストッパ取付部
(36) 係止部

Claims (8)

  1. シリンダヘッド(1)に枢軸(17)を介してロッカアーム(2)を揺動自在に取り付け、このロッカアーム(2)を介して吸排気弁を駆動するエンジンにおいて、
    一のシリンダヘッド(1)に少なくとも二個の内寄りブラケット(18)(18)と二個の外寄りブラケット(19)(19)とを設け、相対する一対の内外寄りブラケット(18)(19)に一の枢軸(17)の両端部を挿通させ、相対する他の一対の内外寄りブラケット(18)(19)に他の枢軸(17)の両端部を挿通させ、
    各外寄りブラケット(19)の外側で、シリンダヘッド(1)に外寄りストッパ(22)を設け、この外寄りストッパ(22)で各枢軸(17)の外寄り端部(21)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から外向きに抜け出すのを阻止するとともに、
    シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)で各枢軸(17)の内寄り端部(20)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内向きに抜け出すのを阻止するようにし、
    ロッカアーム(2)を板金製とし、
    板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させるに当たり、
    板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)のうち、プッシュロッド(5)の出力端部(9)に向けた裏面(10)とは反対側の表面(11)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)側でオネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させ、締め付けたロックナット(13)を板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めた、ことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載したエンジンにおいて、
    シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、シリンダヘッド周壁(15)のヘッドカバー取付面(16)よりも上方寄りにロックナット(13)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1または請求項2に記載したエンジンにおいて、
    相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間に中央スペース(24)を設けることにより、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)からヘッドカバー(14)を取り外した状態で、各枢軸(17)を各内外寄りブラケット(18)(19)から中央スペース(24)内に抜き取ることができるようにするとともに、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)と別部品で構成し、外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)のストッパ取付部(35)に取り付けることができるようにするとともに、
    シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、ヘッドカバー取付面(16)を外寄りブラケット(19)の枢軸挿通孔(19a)よりも下側に配置することにより、
    外寄りストッパ(22)をシリンダヘッド(1)のストッパ取付部(35)に取り付ける前に、外寄りブラケット(19)の外側からヘッドカバー取付面(16)の上方を通過させたキリで、相対する内外寄りブラケット(18)(19)に各枢軸挿通孔(18a)(19a)を穿設することができるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  5. シリンダヘッド(1)に枢軸(17)を介してロッカアーム(2)を揺動自在に取り付け、このロッカアーム(2)を介して吸排気弁を駆動するエンジンにおいて、
    一のシリンダヘッド(1)に少なくとも二個の内寄りブラケット(18)(18)と二個の外寄りブラケット(19)(19)とを設け、相対する一対の内外寄りブラケット(18)(19)に一の枢軸(17)の両端部を挿通させ、相対する他の一対の内外寄りブラケット(18)(19)に他の枢軸(17)の両端部を挿通させ、
    各外寄りブラケット(19)の外側で、各枢軸(17)の外寄り端部(21)に外寄り係合部(22a)を設け、この外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)で受け止めることにより、各枢軸(17)が各内外寄りブラケット(18)(19)から外向きに抜け出すのを阻止するとともに、
    シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)にヘッドカバー(14)を着脱自在に取り付け、相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間で、ヘッドカバー(14)に内寄りストッパ(23)を設け、この内寄りストッパ(23)で各枢軸(17)の内寄り端部(20)を受け止めることにより、各枢軸(17)が内外寄りブラケット(18)(19)から内向きに抜け出すのを阻止するようにし、
    ロッカアーム(2)を板金製とし、
    板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、このオネジ杆(8)の先端にプッシュロッド(5)の出力端部(9)を当接させるに当たり、
    板金製のロッカアーム(2)の入力端部(6)のうち、プッシュロッド(5)の出力端部(9)に向けた裏面(10)とは反対側の表面(11)にバーリング加工によるボス(12)を立設し、このボス(12)にメネジ孔(7)を形成し、このメネジ孔(7)にオネジ杆(8)をネジ嵌合させ、ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)側でオネジ杆(8)にロックナット(13)をネジ嵌合させ、締め付けたロックナット(13)を板金製ロッカアーム(2)の入力端部(6)の裏面(10)で受け止めた、ことを特徴とするエンジン。
  6. 請求項5に記載したエンジンにおいて、
    シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、シリンダヘッド周壁(15)のヘッドカバー取付面(16)よりも上方寄りにロックナット(13)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
  7. 請求項5または請求項6に記載したエンジンにおいて、
    相対する一対の内寄りブラケット(18)(18)の間に中央スペース(24)を設けるとともに、外寄り係合部(22a)を各枢軸(17)の外寄り端部(21)に着脱自在に取り付けることにより、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー取付面(16)からヘッドカバー(14)を取り外した状態で、各枢軸(17)の外寄り端部(21)から外寄り係合部(22a)を取り外し、各枢軸(17)を各内外寄りブラケット(18)(19)から中央スペース(24)内に抜き取ることができるようにするとともに、各枢軸(17)を中央スペース(24)内から各内外寄りブラケット(18)(19)に差し込むことができるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)に係脱自在に係止させることができるようにするとともに、
    シリンダ中心軸線(1b)の方向を上下方向、ヘッドカバー(14)側を上、シリンダ(1a)側を下として、ヘッドカバー取付面(16)を外寄りブラケット(19)の枢軸挿通孔(19a)よりも下側に配置することにより、
    外寄り係合部(22a)をシリンダヘッド(1)の係止部(36)に係止させる前に、外寄りブラケット(19)の外側からヘッドカバー取付面(16)の上方を通過させたキリで、相対する内外寄りブラケット(18)(19)に各枢軸挿通孔(18a)(19a)を穿設することができるようにした、ことを特徴とするエンジン。
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