JP6068944B2 - 監視カメラの製造方法および監視カメラ - Google Patents

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この発明は、監視カメラの製造方法および監視カメラに関し、特に組込型レンズが装着されるレンズ一体型監視カメラと、交換型レンズが着脱自在に装着されるレンズ交換型監視カメラの部品を共用した、監視カメラの製造方法および監視カメラに関する。
監視カメラには、外観構造上分類すると、組込型レンズ(ボードレンズとも呼ばれる)を装着したボックス(型)カメラと、ドーム型カメラがある。ボックスカメラは、箱型形状のハウジングにレンズを収納したものであることから、ボックスカメラと呼ばれている。ボックスカメラは、ハウジング自体の取付角度を調節することによって、撮影方向等を調節するものであり、その代表的なものに特許文献1がある。
ドーム型カメラは、レンズをドーム型のカバーユニットで覆い、レンズだけを撮像方向(回転方向又は上下方向)に調節するもので、外部から監視カメラを意識させない特徴がある。
ところで、ボックスカメラには、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラ(ボードレンズカメラとも呼ばれる;特許文献1)と、交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラ(C/CSマウントレンズを交換可能なボックスカメラ;特許文献2)がある。レンズ交換型監視カメラは、ユーザーが市販のC/CSマウントレンズ(広角レンズ又は望遠レンズ等)の中から所望のレンズを選択して購入する。
これらの監視カメラは、基本的性能が同じであるが、外観形状等が異なるので、それぞれ個別に設計され、それぞれが専用の部品を用いて構成されかつ組立てられる。
また、ボックスカメラにおいて、レンズマウントを光軸方向に移動自在にして、光軸を調節する技術として、特許文献2がある。
特開2012−173330号公報 特開2010−266545号公報
特許文献1および特許文献2の技術を用いたボックスカメラは、基本的性能や機能が同じであっても、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラがそれぞれの専用部品を用いて構成されているので、両機種を製造する場合に、部品点数が増え、部品在庫が増大し、組立て後の機種数も多くなり、コストアップの要因となる。
また、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラは、部品の形状等が異なるだけでなく、光軸の調整方法も異なるので、両者の部品の共通化を困難にしている。
また、特許文献2の技術は、レンズマウントを光軸方向に移動自在にして、光軸を調節可能にしているが、組込型レンズと交換型レンズについて、共通の光軸の調整を行う技術ではない。そのため、監視カメラの設置現場において、周囲環境を考慮して、レンズ一体型監視カメラかレンズ交換型監視カメラの何れかを選択して設置することができず、周囲環境に応じて最適な監視カメラを選択することが困難である。
この発明の主たる目的は、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化するとともに、何れの監視カメラ用のレンズであっても光軸の調整が容易な、監視カメラの製造方法及び監視カメラを提供することである。
この発明の他の目的は、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの光学系の部品を共通化した設計をして、監視カメラの設置現場の環境に合せて適切なものを選択可能な、監視カメラの製造方法および監視カメラを提供することである。
さらに、この発明の他の目的は、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化することによって、部品点数を低減するとともに、部品在庫を削減し、製品価格のコストダウンを図れる、監視カメラの製造方法および監視カメラを提供することである。
第1の発明(請求項1に係る発明)は、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ一体型監視カメラまたはレンズ交換型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、センサー基板を準備する第1の工程と、遮光カバーを準備する第2の工程と、レンズホルダを準備する第3の工程と、レンズマウントを準備する第4の工程とを備え、さらにレンズ一体型監視カメラを組立てるための第5の工程又はレンズ交換型監視カメラを組立てるための第6の工程の何れかの組立工程を備える。
第1の工程では、撮像センサーを実装したセンサー基板を準備する。第2の工程では、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された遮光カバーを準備する。第3の工程では、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する。第4の工程では、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置されるレンズマウントを準備する。
第5の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通する。そして、レンズホルダの筒状部を位置決め凹部に挿入する(または嵌めこむ)ことによって、光軸を合せた後(又は光軸調整した後)に、レンズホルダとレンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立てる。
一方、第6の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通した状態で、筒状部を位置決め凹部に挿入する(または嵌めこむ)ことによって、光軸を合せた後(又は光軸を調整した後)に、レンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立てる。その後、レンズホルダを取り外す。
第1の発明によれば、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化できるとともに、何れのタイプの監視カメラ用のレンズであっても光軸の調整が部品の組立てと同時にできるので、光軸の調整を容易に行うことのできる、監視カメラの製造方法が得られる。
第2の発明では、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ一体型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、センサー基板を準備する第1の工程と、遮光カバーを準備する第2の工程と、レンズホルダを準備する第3の工程と、レンズマウントを準備する第4の工程と、レンズ一体型監視カメラを組立てるための第5の工程とを備える。
第1の工程では、撮像センサーが実装されたセンサー基板を準備する。第2の工程では、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された遮光カバーを準備する。第3の工程では、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する。第4の工程では、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置されるレンズマウントを準備する。
第5の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通する。レンズホルダの筒状部を位置決め凹部に挿入することによって、組込型レンズの光軸を合せた後(又は光軸を調整した後)に、レンズホルダとレンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立てる。
これによって、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化できるとともに、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラの光軸の調整が容易に行える、レンズ一体型監視カメラの製造方法が得られる。
第3の発明では、第1または第2の発明において、レンズ一体型監視カメラが遮光カバーの取付けられたセンサー基板を固定的に取付けるための取付パネルを含む。そして、第5の工程において、レンズホルダとレンズマウントを取付パネルに固定することを特徴とする、監視カメラの製造方法である。
第4の発明では、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ交換型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、センサー基板を準備する第1の工程と、遮光カバーを準備する第2の工程と、レンズホルダを準備する第3の工程と、レンズマウントを準備する第4の工程と、レンズ交換型監視カメラを組立てるための第6の工程とを備える。
第1の工程では、撮像センサーを実装したセンサー基板を準備する。第2の工程では、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された遮光カバーを準備する。第3の工程では、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する。第4の工程では、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置されるレンズマウントを準備する。
第6の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通した状態で、筒状部を位置決め凹部に挿入することによって、交換型レンズの光軸を合せる(又は光軸を調整する)。その後に、レンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立て、レンズホルダを取り出すことにより、当該レンズホルダを治具として用いて組立てる。
これによって、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化できるとともに、交換型レンズを装着可能なレンズ交換型監視カメラの光軸の調整を容易に行うことができる、レンズ交換型監視カメラの製造方法が得られる。
第5の発明では、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用した、監視カメラであって、センサー基板と、遮光カバーと、レンズホルダと、レンズマウントと、組込型レンズとを備える。
センサー基板は、撮像センサーを実装して構成される。遮光カバーは、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成される。レンズホルダは、遮光カバーの前面に配置され、その中央に組込型レンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成される。レンズマウントは、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置される。
そして、遮光カバーは、センサー基板の前面に装着される。レンズホルダは、板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、筒状部をレンズマウントに挿通される。それによって、筒状部を位置決め凹部に挿入することによって、組込型レンズの光軸が合せられる(又は調整される)。さらに、レンズホルダとレンズマウントとセンサー基板とが固定される。
第6の発明によれば、第5の発明において、レンズ一体型監視カメラが、遮光カバーの取付けられたセンサー基板を取付けるための取付パネルを含む。レンズマウントは、レンズホルダに固着され、かつ取付パネルに固着されることにより、レンズマウントとセンサー基板とが固定される。
第7の発明では、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用した、監視カメラであって、センサー基板と、遮光カバーと、レンズマウントとを備える。
センサー基板は、撮像センサーを実装して構成される。遮光カバーは、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成される。そして、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される(または嵌め込まれる)筒状部が形成された、レンズ一体型監視カメラに用いられるレンズホルダが準備される。レンズマウントは、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置される。遮光カバーは、センサー基板の前面に装着される。
レンズホルダは、取り外し可能に構成されて、筒状部がレンズマウントに挿通された(または嵌め込まれた)状態で、位置決め凹部に挿入される(または嵌め込まれる)ことによって、交換型レンズの光軸が調整される。その後、レンズホルダは、レンズマウントとセンサー基板を固定するように組立てた後、取り外されることにより、光軸合せのための治具として用いられる。
第8の発明では、第7の発明において、レンズ交換型監視カメラが、遮光カバーの取付けられたセンサー基板を固定的に取付けるための取付パネルをさらに含む。レンズマウントは、取付パネルに固着されることにより、センサー基板とともに固定される。
第9の発明では、第5または第7の発明において、遮光カバーは、その略中央に、組込型レンズ又は交換型レンズによって撮像された画像の光を撮像センサーへ導くための窓が形成される。位置決め凹部は、窓の周囲を囲むように、位置決め突起部を形成してなる。
これによって、レンズホルダの筒状部を位置決め凹部へ挿入し又は嵌め込むように組み立てる作業だけで、組込型レンズ又は交換型レンズの光軸を容易に調整することができる。
第10の発明では、第6または第8の発明において、レンズマウントと取付パネルには、対応する位置に複数の位置決め用のネジ穴が形成され、レンズマウントと取付パネルとは、対応する位置関係となるようにネジで固定される。
この発明によれば、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化でき、光軸調整も共通化でき、光軸の調整を容易に行うことができる、監視カメラの製造方法および監視カメラが得られる。
また、この発明によれば、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化でき、光軸の調整の仕方も共通化でき、光軸調整の容易な監視カメラが得られる。
さらに、この発明によれば、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化しかつ光軸調整の仕方も共通化することによって、タイプの異なる2種類の監視カメラの製造において、部品点数を低減するとともに、部品の在庫負担や在庫管理の煩わしさを低減でき、製造コストを大幅に低減することが可能となる。
この発明の監視カメラの一実施形態であるレンズ一体型監視カメラの外観斜視図である。 レンズ一体型監視カメラの一部の部品の断面を含む側面図である。 レンズ一体型監視カメラの分解斜視図である。 図3の分解斜視図において一部の部品を破断して示した図である。 遮光カバーの拡大斜視図である。 この発明の監視カメラの他の実施形態であるレンズ交換型監視カメラの外観斜視図である。 図6の斜視図において部品を破断して示した図である。 レンズ交換型監視カメラの断面図である。 レンズ交換型監視カメラの分解斜視図である。 レンズホルダを治具として用いて、レンズ交換型監視カメラの組立て段階を説明するための分解斜視図である。
(実施例1)
(レンズ一体型監視カメラの構成およびその部品の具体的な構成)
図1はこの発明の一実施形態のレンズ一体型監視カメラの外観斜視図、図2はレンズ一体型監視カメラの一部の部品(センサー基板12,遮光カバー13,レンズマウント14,レンズホルダ15)の断面を含む側面図、図3はレンズ一体型監視カメラの分解斜視図、図4は図3における一部の部品(図2と同じ)を破断して示した図、図5は遮光カバーの拡大斜視図である。
次に、図1ないし図5を参照して、レンズ一体型監視カメラ10の構成を説明する。
レンズ一体型監視カメラ10は、撮像センサー11を実装したセンサー基板12と、遮光カバー13と、レンズマウント14と、レンズホルダ15と、組込型レンズ16とから構成される。これらのセンサー基板12と遮光カバー13とレンズマウント14は、後述するレンズ交換型監視カメラ20の部品と共用される。
また、レンズ一体型監視カメラ10には、必要に応じて、取付パネル17とハウジング18が用いられる。
具体的には、センサー基板12は、所望の回路パターンが形成され、その略中央に撮像センサー11を実装している。撮像センサー11は、例えばCCDセンサー等が用いられ、組込型レンズ16によって撮像された画像(又は映像)を電気的信号に変換するものである。
センサー基板12の前面には、遮光カバー13が装着される。遮光カバー13は、図5に示すように、光を透過しない黒色等に着色された樹脂材料からなる円筒状の基部131を含む。
基部131には、正面から見た略中央に組込型レンズ16によって撮像された画像を透過させるための窓132が形成されるとともに、窓132の周囲を囲むようにリング状の突起部133が形成される。そして、遮光カバー13には、窓132の周りの基部131の前面部分と突起部133とによって、位置決め凹部(以下、「凹部」と略称することもある)134が形成される。この突起部133で囲まれる位置決め凹部134は、後述のレンズホルダ15の筒状部153が挿入(または嵌め込み)可能なように、その内壁部分の形状が筒状部153の外径形状と略同形状に選ばれる。
このように、位置決め凹部134の内側形状(寸法)とレンズホルダ15の筒状部153の外形形状を略同形状に選ぶことによって、筒状部153を遮光カバー13の前面から位置決め凹部134へ嵌め込むだけで、組込型レンズ16の光軸が窓132を通して撮像センサー11の撮影範囲の略中心に適切に合うように、光軸を調整することが可能となる。
なお、図示では、位置決め凹部134が円形の窪みであり、レンズホルダ15の筒状部153が円状の場合を示すが、凹部134を多角形(例えば8角形)の窪みとし、筒状部153を多角形(8角形)の状に形成してもよい。
また、突起部133は、リング状の形状に限られず、例えばレンズホルダ15の筒状部153の周囲を囲みかつ筒状部153を嵌め込むことによって、レンズホルダ15を位置決めして保持する形状(その結果として、レンズの光軸を調整可能)であれば、円周方向の複数(例えば、4〜8)個所で突出した円弧状又は板状でもよい。
遮光カバー13の装着されたセンサー基板12の前面には、必要に応じて、取付パネル17が配置される。取付パネル17は、四角形の正面部分171の周囲(上下左右の各辺)に、ハウジング18に取付けるための取付片172a,172b,172c,172dを形成してなる。正面部分171には、その略中央に遮光カバー13の突起部133を挿通するための孔173が形成される。各取付片172a〜172dには、ハウジング18にネジ止めするためのネジ穴174が必要な数だけ形成される。各ネジ穴174には、タップネジ(雌ネジ)が形成される。
レンズマウント14のCSリングホルダ141およびレンズホルダ15の板状部151には、中心から等距離の位置(すなわち、同一円周上の位置)に、ネジの貫通可能な孔143及び孔154が2つ以上それぞれ形成される。また、取付パネル17の正面部分171には、レンズマウント14(及びレンズホルダ15)の貫通孔143(154)を通じて、ネジ等で取付が可能なように、2つ以上の取付孔175がそれぞれ形成される。
取付孔175には、レンズホルダ15の筒状部153にレンズマウント14を挿通した状態で、レンズホルダ15及びレンズマウント14がネジ止め等によって固定的に取付けられる。
さらに、正面部分171の背面には、センサー基板12を取付けるための複数のスペーサ177が形成されている。この複数のスペーサ177に対応して、センサー基板12にはネジの径より少し大きめの孔が形成される。
そして、レンズホルダ15の筒状部153を遮光カバー13の凹部134に嵌め込むように、センサー基板12が取付パネル17の背面で位置決めされて、ネジ止めによって取付けられる。
すなわち、レンズホルダ15の筒状部153を遮光カバー13の凹部134に嵌め込むだけで、結果的に光軸の調整が行われることになる。
レンズマウント14は、一般的には交換型レンズと監視カメラ本体(後述するレンズ交換型監視カメラ20に相当する本体)を接続又は装着する機器であるが、本願ではレンズ一体型監視カメラ10の組込型レンズ16がレンズホルダ15に固定(又は固着)された状態で装着するためにも用いられる。
このレンズマウント14は、それぞれがリング形状のCSリングホルダ(又は第1のレンズマウント)141と、CSリング(又は第2のレンズマウント)142とからなる。
CSリングホルダ141は、CSリング142をねじ込みによって保持した状態で、取付パネル17に固定するものである。そのため、CSリングホルダ141の内径がCSリング142の外径に略等しく選ばれるとともに、CSリングホルダ141の内周面(又は内壁面)には雌ネジが形成され、CSリング142の外周面(又は外壁面)にはCSリングホルダ141の雌ネジに螺合する雄ネジが形成される。これによって、CSリング142のねじ込み量を調節自在に構成することによって、フランジバックの調節を可能にしている。
また、CSリング142の内周面(又は内壁面)は、交換型レンズ(図示せず)が嵌め込み式の場合はそれに嵌合するような形状の嵌め込み構造とされる。なお、交換型レンズ(図示せず)がねじ込み式の場合は、ねじ込んで装着するための雌ネジを形成したものが選ばれる。
CSリングホルダ141の正面には、取付パネル17に形成された複数の取付孔175に対応する位置(例えば三角形の頂点の位置)に、孔143が形成される。また、CSリングホルダ141の外周側面(又は円周面)には、ネジ等で固定するための固定用孔(図示せず)が形成される。当該孔より、ネジを用いてCSリング142をCSリングホルダ141に固定する。
レンズホルダ15は、円板等の板状部151を含む。板状部151には、正面から見て略中央に大きな孔152が形成され、その背面に孔152の周囲を囲むように円筒部153が形成される。円筒部153の内径部分は、組込型レンズ16の嵌合支持部161の外径寸法及び形状が略等しく選ばれる。円筒部153の周面は、嵌合支持部161を嵌合して組込型レンズ16を固定的に保持するために、嵌合支持部161と嵌り合う構造に構成される。
また、レンズホルダ15の正面部分には、CSリングホルダ141に形成された複数の孔143に対応する位置に、固定用ネジ(図示せず)を挿通するための複数の孔154が板状部151の厚み方向に形成される。
組込型レンズ16は、正面から見て背面側に嵌合支持部161を形成している。嵌合支持部161の前面には、嵌合支持部161に対して円周方向に移動自在な筒部162が設けられる。筒部162には、レンズ163を収納した筒部164が円周方向に移動自在に支持される。
筒部162の外周面には、倍率を調節するための倍率調節レバー165が形成される。筒部164の外周面には、レンズの焦点距離を調節するための焦点調節レバー166が形成される。
ハウジング18は、図2の二点鎖線で示すように、前面に開口部を形成したボックス状であって、背面から蓋部材で蓋をするように構成される。このハウジング18は、内部に収納する基板等のサイズや製品仕様等に応じて、適宜の大きさの形状のものが選択される。
なお、レンズ一体型監視カメラ10は、ハウジング18のない状態(ハウジングに収納していない図1の状態)で販売し、ユーザーが所望の形状,大きさ又は色のハウジングを選択するようにしてもよい。
(レンズ一体型監視カメラ10の製造方法)
次に、図3及び図4を参照して、その部品であるセンサー基板12,遮光カバー13,レンズマウント14,レンズホルダ15,組込型レンズ16およびハウジング17を組み立てることにより、レンズ一体型監視カメラ10を製造する方法を説明する。
第1の工程では、上述のように構成されたセンサー基板12が準備される。すなわち、センサー基板12は、その前面に撮像センサー11が実装される。このセンサー基板12は、後述のレンズ交換型監視カメラ20と共用される。
第2の工程では、上述のように構成された遮光カバー13が準備される。すなわち、遮光カバー13は、位置決め凹部134が形成されており、センサー基板12の前面に配置されかつ装着される。このセンサー基板12は、レンズ交換型監視カメラ20と共用される。
第3の工程では、上述のように構成されたレンズホルダ15が準備される。すなわち、レンズホルダ15は、その中央に後述の組込型レンズ16からの画像を透過させる孔152が形成された板状部151を含み、板状部151の背面には位置決め凹部134に挿入される筒状部153が形成される。
第4の工程では、上述のように構成されたレンズマウント14が準備される。すなわち、レンズマウント14は、CSリングホルダ141とCSリング142とを含み、CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、両者を一体のものとして構成する。このレンズマウント14は、レンズ交換型監視カメラ20と共用される。
なお、第1の工程ないし第4の工程は、各部品の準備の工程であるので、それぞれの準備の順序又はその前後は問題でなく、後述の第5の工程(組立工程)に先だって、全ての部品を準備しておく(すなわち、第1の工程ないし第4の工程の準備を完了しておく)ことが必要である。
上述の第1の工程ないし第4の工程の後、組立工程である第5の工程が行われる。
すなわち、第5の工程では、センサー基板12には、遮光カバー13が装着される。また、組込型レンズ16がレンズホルダ15の板状部151の前面に装着される。
CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、所定のねじ込量に調節された後、CSリングホルダ141とCSリング142とがその側面から固定用ネジでネジ止めされて固定される。
組込型レンズ16の装着されたレンズホルダ15の筒状部153がレンズマウント14のCSリング142に嵌め込まれることによって、当該レンズマウント14とレンズホルダ15とが固定される。そして、レンズホルダ15とレンズマウント14とが取付パネル17にネジ止めによって固定される。
さらに、遮光カバー13の位置決め凹部134に対してレンズホルダ151の筒状部153を嵌め込むように、遮光カバー13の装着されたセンサー基板12が取付パネル17の背面で位置決めされて、スペーサ177を介して取付パネル17の背面にネジ止めにより固定される。
このとき、レンズホルダ151の筒状部153を遮光カバー13の凹部134に嵌め込むだけで、結果的に組込型レンズ16の光軸が撮像センサー121の撮像範囲の中心となるように、光軸調整されることになる。
従って、取付パネル17の前面には、組込型レンズ16の装着されたレンズホルダ15とレンズマウント14とが固着され又は取付けられる。また、取付パネル17の背面には、遮光カバー13の装着されたセンサー基板12が固着され又は取付けられる。このようにして組み立てられたレンズ一体型監視カメラ0が、図6に示される。
すなわち、レンズ一体型監視カメラ10の製造・組立てにおいては、レンズホルダ15の複数の孔154とレンズマウント14の複数の孔143と取付パネル17の複数の取付孔175のそれぞれが対応位置となるように位置決めしてネジ止めされる。また、レンズホルダ15の筒状部153を遮光カバー13の位置決め凹部134に嵌め込むように、センサー基板12が位置決めされて取付パネル17の背面に取り付けられる。
それによって、組込型レンズ16の光軸の中心がレンズホルダ15,レンズマウント14及び遮光カバー13の窓132の中心軸と一致することになり、組込型レンズ16の光軸が調整されるので、光軸の調整を容易かつ迅速に行うことができる。
なお、上述のレンズ一体型監視カメラ10の構成の説明および/または製造方法の説明では、取付パネル17を用いて、センサー基板12とレンズマウント14およびレンズホルダ15を両面から取付ける場合を説明したが、取付パネル17を用いずに取付けてもよい。
例えば、スペーサ等を用いてレンズマウント14をセンサー基板12に直接取付けるとともに、ハウジング18に直付けするための取付金具(例えばL字状金具)をセンサー基板12の周辺(4辺)に固着し、ハウジング18の壁面から取付金具にネジ止めしても良い。
(実施例2)
(レンズ交換型監視カメラの構成とその部品の構成)
図6はこの発明の他の実施形態のレンズ交換型監視カメラの外観斜視図、図7は図6の斜視図において部品を破断して示した図、図8はレンズ交換型監視カメラの断面図、図9はレンズ交換型監視カメラの分解斜視図である。
次に、図6ないし図9を参照して、本願発明の他の実施例のレンズ交換型監視カメラ20の構成を説明する。
レンズ交換型監視カメラ20は、撮像センサー11を実装したセンサー基板12と、遮光カバー13と、レンズマウント14とから構成される。これらのセンサー基板12と遮光カバー13とレンズマウント14とは、上述のレンズ一体型監視カメラ10の部品と共用される。換言すると、レンズ交換型監視カメラ20は、上述のように、組込型レンズ16とレンズホルダ15を除く部品がレンズ一体型監視カメラ10の対応する部品と共用される。
従って、共用されるレンズ交換型監視カメラ20の部品は、レンズ一体型監視カメラ10の部品と同一の構成なので、同じ部品は同一参照符号で付し、その詳細な説明を省略する。
また、レンズ交換型監視カメラ20には、必要に応じて、取付パネル17とハウジング18が用いられる。これらの部品も、レンズ一体型監視カメラ10の対応する部品と共用される。
一方、レンズ一体型監視カメラ10の構成部品の1つであるレンズホルダ15は、レンズ交換型監視カメラ20を構成する部品ではないが、同一の構造の物が交換型レンズの光軸を調整する治具として用いられるものであり、レンズ交換型監視カメラ20の製造又は組立て完了後の段階において取り外される。
図10はレンズ交換型監視カメラを製造する(又は組立てる)場合において、レンズホルダ15を治具として用いることによって、交換型レンズの光軸を調整する場合を説明するための図である。すなわち、レンズホルダ15は、レンズ交換型監視カメラ20を組立てる段階において光軸調整の治具として用いた後に、レンズマウント14から取り外される。
(レンズ交換型監視カメラ20の製造方法又はその組立て)
次に、図10を参照して、レンズホルダ15を治具として用いることにより、その部品であるセンサー基板12,遮光カバー13,レンズマウント14,取付パネル17およびハウジング18を組立てること、すなわちレンズ交換型監視カメラ20を製造する方法を具体的に説明する。
第1の工程では、上述のレンズ一体型監視カメラ10の構成と同様のセンサー基板12が準備される。すなわち、センサー基板12は、その前面に撮像センサー11が実装される。このセンサー基板12は、上述のレンズ一体型監視カメラ10と共用される。
第2の工程では、上述のレンズ一体型監視カメラ10の構成と同様の遮光カバー13が準備される。すなわち、遮光カバー13は、位置決め凹部134が形成されており、センサー基板12の前面に配置されかつ装着される。このセンサー基板12は、レンズ一体型監視カメラ10と共用される。
第3の工程では、上述のレンズ一体型監視カメラ10の構成と同様のレンズホルダ15が準備される。すなわち、レンズホルダ15は、その中央に後述のレンズ163からの画像を透過させる孔152が形成された板状部151を含み、板状部151の背面には位置決め凹部134に挿入される筒状部153が形成される。但し、このレンズホルダ15は、上述したようにレンズ交換型監視カメラ20の構成部品ではなく、光軸調整のための治具として用いられる。
第4の工程では、レンズ一体型監視カメラ10の構成と同様のレンズマウント14が準備される。すなわち、レンズマウント14は、CSリングホルダ141とCSリング142とを含み、CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、両者を一体のものとして構成する。このレンズマウント14は、レンズ一体型監視カメラ10と共用される。
なお、第1の工程ないし第4の工程は、レンズ一体型監視カメラ10を製造する場合と同様に、各部品の準備の工程であるので、それぞれの準備の順序(又は前後)は問題でなく、後述の第6の工程(組立工程)に先だって、全ての部品を準備しておけば足りる。
上述の第1の工程ないし第4の工程の後、第6の工程である組立工程が行われる。換言すれば、レンズ交換型監視カメラ20の組立て段階では、レンズ一体型監視カメラ10に含まれる第5の工程の代わりに、第6の工程が行われることになる。
すなわち、第6の工程では、センサー基板12には、遮光カバー13が装着される。また、CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、所定のねじ込量に調節した後、CSリングホルダ141とCSリング142とがその側面から固定用ネジでネジ止めされて固定される。
レンズホルダ15の筒状部153がレンズマウント14のCSリング142に挿通される。そして、CSリングホルダ141の複数の孔143が取付パネル17の複数の取付孔175のそれぞれ対応するものに位置決めされて、それぞれにネジを差し込み、各ネジをドライバ等で順次回転させることによって、レンズマウント14が取付パネル17に固定される。
さらに、レンズホルダ151の筒状部153を遮光カバー13の位置決め凹部134に嵌め込むように、遮光カバー13の装着されたセンサー基板12が取付パネル17の背面で位置決めされて、スペーサ177を介して取付パネル17にネジ止めにより固定される。
その後、レンズホルダ15がレンズマウント14から抜き取られる。このとき、レンズホルダ15は、レンズ交換型監視カメラ20の部品としてではなく、レンズマウント14を光軸調整した状態に位置決めするための治具として用いられることになる。
このようにして、取付パネル17の前面には、交換型レンズ(図示せず)の装着されていないレンズマウント14が固着され、固定的に取付けられる。また、取付パネル17の背面には、遮光カバー13の装着されたセンサー基板12が固着され又は取付けられる。このようにして組み立てられたレンズ交換型監視カメラ20が、図6に示される。
このとき、レンズホルダ15の筒状部153を遮光カバー13の位置決め凹部134に嵌め込むだけで、組立て段階又は製造段階において、光軸が調整されているので、光軸の調整を容易かつ迅速に行うことができる。また、レンズ交換型監視カメラ20の現場設置の際には、交換型レンズ(図示せず)の光軸を調整する必要もない。
しかも、レンズ一体型監視カメラ10とレンズ交換型監視カメラ20の組立てにおいて、レンズホルダ15の取外し作業を除いて、略同じような作業によって光軸の調整を行うことができるので、光軸の調整が容易かつ迅速に行え、組立て作業の効率化を図れる。
なお、上述のレンズ交換型監視カメラ20の構成の説明および/または製造方法の説明では、取付パネル17に対して、センサー基板12とレンズマウント14(およびレンズホルダ15)を取付ける場合を説明したが、取付パネル17を用いずに取付けてもよい。その場合の構成は、レンズ一体型監視カメラ10の説明に関連して説明したとおりであるので、省略する。
そして、ユーザーは、レンズの無いレンズ交換型監視カメラ20を購入した後、またはそれと同時に、市販されている交換型レンズ(図示せず)の中から、所望の倍率又はレンズ性能のものを選択して購入し、レンズ交換型監視カメラ20に装着して使用することになる。
以上説明したように、レンズ一体型監視カメラ10とレンズ交換型監視カメラ20の構成部品を共用して光学系を共通化設計しているので、監視カメラの設置現場に合せて何れかを選択して設置することも可能となる。また、光学系を共通化設計することにより、光軸のずれを抑える構造にすることもできる。
この発明の監視カメラの製造方法および監視カメラは、組込型レンズが装着されるレンズ一体型監視カメラと、交換型レンズが着脱自在に装着されるレンズ交換型監視カメラの部品を共用できるとともに、部品を共用しても同じ光軸調整作業によって光軸を調整できるので、いわゆるボックス型監視カメラ用として産業上の利用意義が大きい。
10 レンズ一体型監視カメラ
11 撮像センサー
12 センサー基板
13 遮光カバー
14 レンズマウント
15 レンズホルダ
16 組込型レンズ
17 取付パネル
20 レンズ交換型監視カメラ

Claims (10)

  1. 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ一体型監視カメラまたはレンズ交換型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、
    撮像センサーを実装した前記センサー基板を準備する第1の工程と、
    前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された前記遮光カバーを準備する第2の工程と、
    前記遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する第3の工程と、
    前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置される前記レンズマウントを準備する第4の工程とを備え、
    前記レンズ一体型監視カメラを組立てるための第5の工程、または前記レンズ交換型監視カメラを組立てるための第6の工程の何れかの組立工程をさらに備え、
    前記第5の工程では、
    前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
    前記レンズホルダの板状部の前面に前記組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通し、
    前記レンズホルダの筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、光軸を合せた後に、
    前記レンズホルダと前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立て、
    一方、前記第6の工程では、
    前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
    前記レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通した状態で、筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、光軸を合せた後に、
    記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立て、
    その後、前記レンズホルダを取り外すことを特徴とする、監視カメラの製造方法。
  2. 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ一体型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、
    撮像センサーを実装した前記センサー基板を準備する第1の工程と、
    前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された前記遮光カバーを準備する第2の工程と、
    前記遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する第3の工程と、
    前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置される前記レンズマウントを準備する第4の工程と、
    前記レンズ一体型監視カメラを組立てるための第5の工程とを備え、
    前記第5の工程では、
    前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
    前記レンズホルダの板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通し、
    前記レンズホルダの筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、組込型レンズの光軸を合せた後に、
    前記レンズホルダと前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立てることを特徴とする、監視カメラの製造方法。
  3. 前記レンズ一体型監視カメラ及び前記レンズ交換型監視カメラは、前記遮光カバーの取り付けられた前記センサー基板を固定的に取り付けるための取付パネルを含み、
    前記第5の工程では、前記レンズホルダに前記レンズマウントを固定した状態で、当該レンズマウントを前記取付パネルに固定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の監視カメラの製造方法。
  4. 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ交換型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、
    撮像センサーを実装した前記センサー基板を準備する第1の工程と、
    前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された前記遮光カバーを準備する第2の工程と、
    前記遮光カバーの前面に配置され、その中央に交換型レンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する第3の工程と、
    前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置される前記レンズマウントを準備する第4の工程と、
    前記レンズ交換型監視カメラを組立てるための第6の工程とを備え、
    前記第6の工程では、
    前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
    前記レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通した状態で、筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、前記交換型レンズの光軸を合せた後に、
    前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立て、
    その後、前記レンズホルダを取り出すことにより、当該レンズホルダを治具として用いて組立てることを特徴とする、監視カメラの製造方法。
  5. 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用した、監視カメラであって、
    前記センサー基板は、撮像センサーを実装して構成され、
    前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成され、
    さらに、前記遮光カバーの前面に配置され、その中央に組込型レンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されるレンズホルダを備え、
    前記レンズマウントは、前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置され、
    前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に装着され、
    前記レンズホルダは、前記板状部の前面に前記組込型レンズを装着した状態で、前記筒状部を前記レンズマウントに挿通し、
    それによって、前記筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、前記組込型レンズの光軸を合せ、さらに
    前記レンズホルダと前記レンズマウントと前記センサー基板とが固定されることを特徴とする、レンズ一体型の監視カメラ。
  6. 前記レンズ一体型監視カメラは、前記遮光カバーの取り付けられた前記センサー基板を取り付けるための取付パネルを含み、
    前記レンズマウントは、前記レンズホルダに固着され、かつ前記取付パネルに固着されることにより、レンズマウントと前記センサー基板とが固定されることを特徴とする、請求項5に記載の監視カメラ。
  7. 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用した、監視カメラであって、
    前記センサー基板は、撮像センサーを実装して構成され、
    前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成され、
    前記遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成された、前記レンズ一体型監視カメラに用いられるレンズホルダが準備され、
    前記レンズマウントは、前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置され、
    前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に装着され、
    前記レンズホルダは、取り外し可能に構成されて、筒状部が前記レンズマウントに挿通された状態で、前記位置決め凹部に挿入されることによって、前記交換型レンズの光軸を合せ、前記レンズマウントと前記センサー基板を固定するように組立てた後、取り外されることにより、光軸調整のための治具として用いられる、レンズ交換型の監視カメラ。
  8. 前記レンズ交換型監視カメラは、前記遮光カバーの取り付けられた前記センサー基板を固定的に取り付けるための取付パネルをさらに含み、
    前記レンズマウントは、前記取付パネルに固着されることにより、前記センサー基板と固定されることを特徴とする、請求項7に記載の監視カメラ。
  9. 前記遮光カバーは、その略中央に、前記組込型レンズ又は前記交換型レンズによって撮像された画像の光を前記撮像センサーへ導くための窓が形成され、
    前記位置決め凹部は、前記窓の周囲を囲むように、位置決め突起部を形成してなる、請求項5または請求項7に記載の監視カメラ。
  10. 前記レンズマウントと前記取付パネルには、対応する位置に複数の位置決め用のネジ穴が形成され、
    前記レンズマウントと前記取付パネルとは、対応する位置関係となるようにネジで固定される、請求項6または請求項8に記載の監視カメラ。
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