JP6068944B2 - 監視カメラの製造方法および監視カメラ - Google Patents
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Description
ドーム型カメラは、レンズをドーム型のカバーユニットで覆い、レンズだけを撮像方向(回転方向又は上下方向)に調節するもので、外部から監視カメラを意識させない特徴がある。
これらの監視カメラは、基本的性能が同じであるが、外観形状等が異なるので、それぞれ個別に設計され、それぞれが専用の部品を用いて構成されかつ組立てられる。
また、ボックスカメラにおいて、レンズマウントを光軸方向に移動自在にして、光軸を調節する技術として、特許文献2がある。
また、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラは、部品の形状等が異なるだけでなく、光軸の調整方法も異なるので、両者の部品の共通化を困難にしている。
さらに、この発明の他の目的は、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化することによって、部品点数を低減するとともに、部品在庫を削減し、製品価格のコストダウンを図れる、監視カメラの製造方法および監視カメラを提供することである。
第1の工程では、撮像センサーを実装したセンサー基板を準備する。第2の工程では、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された遮光カバーを準備する。第3の工程では、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する。第4の工程では、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置されるレンズマウントを準備する。
第5の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通する。そして、レンズホルダの筒状部を位置決め凹部に挿入する(または嵌めこむ)ことによって、光軸を合せた後(又は光軸調整した後)に、レンズホルダとレンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立てる。
一方、第6の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通した状態で、筒状部を位置決め凹部に挿入する(または嵌めこむ)ことによって、光軸を合せた後(又は光軸を調整した後)に、レンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立てる。その後、レンズホルダを取り外す。
第1の工程では、撮像センサーが実装されたセンサー基板を準備する。第2の工程では、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された遮光カバーを準備する。第3の工程では、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する。第4の工程では、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置されるレンズマウントを準備する。
第5の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通する。レンズホルダの筒状部を位置決め凹部に挿入することによって、組込型レンズの光軸を合せた後(又は光軸を調整した後)に、レンズホルダとレンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立てる。
これによって、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化できるとともに、組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラの光軸の調整が容易に行える、レンズ一体型監視カメラの製造方法が得られる。
第1の工程では、撮像センサーを実装したセンサー基板を準備する。第2の工程では、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された遮光カバーを準備する。第3の工程では、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する。第4の工程では、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置されるレンズマウントを準備する。
第6の工程では、センサー基板の前面に遮光カバーを装着し、レンズホルダの筒状部をレンズマウントに挿通した状態で、筒状部を位置決め凹部に挿入することによって、交換型レンズの光軸を合せる(又は光軸を調整する)。その後に、レンズマウントとセンサー基板とを固定するように組立て、レンズホルダを取り出すことにより、当該レンズホルダを治具として用いて組立てる。
これによって、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化できるとともに、交換型レンズを装着可能なレンズ交換型監視カメラの光軸の調整を容易に行うことができる、レンズ交換型監視カメラの製造方法が得られる。
センサー基板は、撮像センサーを実装して構成される。遮光カバーは、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成される。レンズホルダは、遮光カバーの前面に配置され、その中央に組込型レンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される筒状部が形成される。レンズマウントは、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置される。
そして、遮光カバーは、センサー基板の前面に装着される。レンズホルダは、板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、筒状部をレンズマウントに挿通される。それによって、筒状部を位置決め凹部に挿入することによって、組込型レンズの光軸が合せられる(又は調整される)。さらに、レンズホルダとレンズマウントとセンサー基板とが固定される。
センサー基板は、撮像センサーを実装して構成される。遮光カバーは、センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成される。そして、遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には位置決め凹部に挿入される(または嵌め込まれる)筒状部が形成された、レンズ一体型監視カメラに用いられるレンズホルダが準備される。レンズマウントは、遮光カバーとレンズホルダとの間に配置される。遮光カバーは、センサー基板の前面に装着される。
レンズホルダは、取り外し可能に構成されて、筒状部がレンズマウントに挿通された(または嵌め込まれた)状態で、位置決め凹部に挿入される(または嵌め込まれる)ことによって、交換型レンズの光軸が調整される。その後、レンズホルダは、レンズマウントとセンサー基板を固定するように組立てた後、取り外されることにより、光軸合せのための治具として用いられる。
これによって、レンズホルダの筒状部を位置決め凹部へ挿入し又は嵌め込むように組み立てる作業だけで、組込型レンズ又は交換型レンズの光軸を容易に調整することができる。
さらに、この発明によれば、レンズ一体型監視カメラとレンズ交換型監視カメラの部品を共通化しかつ光軸調整の仕方も共通化することによって、タイプの異なる2種類の監視カメラの製造において、部品点数を低減するとともに、部品の在庫負担や在庫管理の煩わしさを低減でき、製造コストを大幅に低減することが可能となる。
(レンズ一体型監視カメラの構成およびその部品の具体的な構成)
図1はこの発明の一実施形態のレンズ一体型監視カメラの外観斜視図、図2はレンズ一体型監視カメラの一部の部品(センサー基板12,遮光カバー13,レンズマウント14,レンズホルダ15)の断面を含む側面図、図3はレンズ一体型監視カメラの分解斜視図、図4は図3における一部の部品(図2と同じ)を破断して示した図、図5は遮光カバーの拡大斜視図である。
次に、図1ないし図5を参照して、レンズ一体型監視カメラ10の構成を説明する。
また、レンズ一体型監視カメラ10には、必要に応じて、取付パネル17とハウジング18が用いられる。
基部131には、正面から見た略中央に組込型レンズ16によって撮像された画像を透過させるための窓132が形成されるとともに、窓132の周囲を囲むようにリング状の突起部133が形成される。そして、遮光カバー13には、窓132の周りの基部131の前面部分と突起部133とによって、位置決め凹部(以下、「凹部」と略称することもある)134が形成される。この突起部133で囲まれる位置決め凹部134は、後述のレンズホルダ15の筒状部153が挿入(または嵌め込み)可能なように、その内壁部分の形状が筒状部153の外径形状と略同形状に選ばれる。
また、突起部133は、リング状の形状に限られず、例えばレンズホルダ15の筒状部153の周囲を囲みかつ筒状部153を嵌め込むことによって、レンズホルダ15を位置決めして保持する形状(その結果として、レンズの光軸を調整可能)であれば、円周方向の複数(例えば、4〜8)個所で突出した円弧状又は板状でもよい。
レンズマウント14のCSリングホルダ141およびレンズホルダ15の板状部151には、中心から等距離の位置(すなわち、同一円周上の位置)に、ネジの貫通可能な孔143及び孔154が2つ以上それぞれ形成される。また、取付パネル17の正面部分171には、レンズマウント14(及びレンズホルダ15)の貫通孔143(154)を通じて、ネジ等で取付が可能なように、2つ以上の取付孔175がそれぞれ形成される。
取付孔175には、レンズホルダ15の筒状部153にレンズマウント14を挿通した状態で、レンズホルダ15及びレンズマウント14がネジ止め等によって固定的に取付けられる。
さらに、正面部分171の背面には、センサー基板12を取付けるための複数のスペーサ177が形成されている。この複数のスペーサ177に対応して、センサー基板12にはネジの径より少し大きめの孔が形成される。
そして、レンズホルダ15の筒状部153を遮光カバー13の凹部134に嵌め込むように、センサー基板12が取付パネル17の背面で位置決めされて、ネジ止めによって取付けられる。
すなわち、レンズホルダ15の筒状部153を遮光カバー13の凹部134に嵌め込むだけで、結果的に光軸の調整が行われることになる。
このレンズマウント14は、それぞれがリング形状のCSリングホルダ(又は第1のレンズマウント)141と、CSリング(又は第2のレンズマウント)142とからなる。
また、CSリング142の内周面(又は内壁面)は、交換型レンズ(図示せず)が嵌め込み式の場合はそれに嵌合するような形状の嵌め込み構造とされる。なお、交換型レンズ(図示せず)がねじ込み式の場合は、ねじ込んで装着するための雌ネジを形成したものが選ばれる。
また、レンズホルダ15の正面部分には、CSリングホルダ141に形成された複数の孔143に対応する位置に、固定用ネジ(図示せず)を挿通するための複数の孔154が板状部151の厚み方向に形成される。
筒部162の外周面には、倍率を調節するための倍率調節レバー165が形成される。筒部164の外周面には、レンズの焦点距離を調節するための焦点調節レバー166が形成される。
次に、図3及び図4を参照して、その部品であるセンサー基板12,遮光カバー13,レンズマウント14,レンズホルダ15,組込型レンズ16およびハウジング17を組み立てることにより、レンズ一体型監視カメラ10を製造する方法を説明する。
第2の工程では、上述のように構成された遮光カバー13が準備される。すなわち、遮光カバー13は、位置決め凹部134が形成されており、センサー基板12の前面に配置されかつ装着される。このセンサー基板12は、レンズ交換型監視カメラ20と共用される。
第3の工程では、上述のように構成されたレンズホルダ15が準備される。すなわち、レンズホルダ15は、その中央に後述の組込型レンズ16からの画像を透過させる孔152が形成された板状部151を含み、板状部151の背面には位置決め凹部134に挿入される筒状部153が形成される。
第4の工程では、上述のように構成されたレンズマウント14が準備される。すなわち、レンズマウント14は、CSリングホルダ141とCSリング142とを含み、CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、両者を一体のものとして構成する。このレンズマウント14は、レンズ交換型監視カメラ20と共用される。
すなわち、第5の工程では、センサー基板12には、遮光カバー13が装着される。また、組込型レンズ16がレンズホルダ15の板状部151の前面に装着される。
CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、所定のねじ込量に調節された後、CSリングホルダ141とCSリング142とがその側面から固定用ネジでネジ止めされて固定される。
組込型レンズ16の装着されたレンズホルダ15の筒状部153がレンズマウント14のCSリング142に嵌め込まれることによって、当該レンズマウント14とレンズホルダ15とが固定される。そして、レンズホルダ15とレンズマウント14とが取付パネル17にネジ止めによって固定される。
さらに、遮光カバー13の位置決め凹部134に対してレンズホルダ151の筒状部153を嵌め込むように、遮光カバー13の装着されたセンサー基板12が取付パネル17の背面で位置決めされて、スペーサ177を介して取付パネル17の背面にネジ止めにより固定される。
このとき、レンズホルダ151の筒状部153を遮光カバー13の凹部134に嵌め込むだけで、結果的に組込型レンズ16の光軸が撮像センサー121の撮像範囲の中心となるように、光軸調整されることになる。
それによって、組込型レンズ16の光軸の中心がレンズホルダ15,レンズマウント14及び遮光カバー13の窓132の中心軸と一致することになり、組込型レンズ16の光軸が調整されるので、光軸の調整を容易かつ迅速に行うことができる。
例えば、スペーサ等を用いてレンズマウント14をセンサー基板12に直接取付けるとともに、ハウジング18に直付けするための取付金具(例えばL字状金具)をセンサー基板12の周辺(4辺)に固着し、ハウジング18の壁面から取付金具にネジ止めしても良い。
(レンズ交換型監視カメラの構成とその部品の構成)
図6はこの発明の他の実施形態のレンズ交換型監視カメラの外観斜視図、図7は図6の斜視図において部品を破断して示した図、図8はレンズ交換型監視カメラの断面図、図9はレンズ交換型監視カメラの分解斜視図である。
レンズ交換型監視カメラ20は、撮像センサー11を実装したセンサー基板12と、遮光カバー13と、レンズマウント14とから構成される。これらのセンサー基板12と遮光カバー13とレンズマウント14とは、上述のレンズ一体型監視カメラ10の部品と共用される。換言すると、レンズ交換型監視カメラ20は、上述のように、組込型レンズ16とレンズホルダ15を除く部品がレンズ一体型監視カメラ10の対応する部品と共用される。
従って、共用されるレンズ交換型監視カメラ20の部品は、レンズ一体型監視カメラ10の部品と同一の構成なので、同じ部品は同一参照符号で付し、その詳細な説明を省略する。
また、レンズ交換型監視カメラ20には、必要に応じて、取付パネル17とハウジング18が用いられる。これらの部品も、レンズ一体型監視カメラ10の対応する部品と共用される。
次に、図10を参照して、レンズホルダ15を治具として用いることにより、その部品であるセンサー基板12,遮光カバー13,レンズマウント14,取付パネル17およびハウジング18を組立てること、すなわちレンズ交換型監視カメラ20を製造する方法を具体的に説明する。
第2の工程では、上述のレンズ一体型監視カメラ10の構成と同様の遮光カバー13が準備される。すなわち、遮光カバー13は、位置決め凹部134が形成されており、センサー基板12の前面に配置されかつ装着される。このセンサー基板12は、レンズ一体型監視カメラ10と共用される。
第3の工程では、上述のレンズ一体型監視カメラ10の構成と同様のレンズホルダ15が準備される。すなわち、レンズホルダ15は、その中央に後述のレンズ163からの画像を透過させる孔152が形成された板状部151を含み、板状部151の背面には位置決め凹部134に挿入される筒状部153が形成される。但し、このレンズホルダ15は、上述したようにレンズ交換型監視カメラ20の構成部品ではなく、光軸調整のための治具として用いられる。
第4の工程では、レンズ一体型監視カメラ10の構成と同様のレンズマウント14が準備される。すなわち、レンズマウント14は、CSリングホルダ141とCSリング142とを含み、CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、両者を一体のものとして構成する。このレンズマウント14は、レンズ一体型監視カメラ10と共用される。
すなわち、第6の工程では、センサー基板12には、遮光カバー13が装着される。また、CSリング142がCSリングホルダ141にねじ込まれて、所定のねじ込量に調節した後、CSリングホルダ141とCSリング142とがその側面から固定用ネジでネジ止めされて固定される。
レンズホルダ15の筒状部153がレンズマウント14のCSリング142に挿通される。そして、CSリングホルダ141の複数の孔143が取付パネル17の複数の取付孔175のそれぞれ対応するものに位置決めされて、それぞれにネジを差し込み、各ネジをドライバ等で順次回転させることによって、レンズマウント14が取付パネル17に固定される。
さらに、レンズホルダ151の筒状部153を遮光カバー13の位置決め凹部134に嵌め込むように、遮光カバー13の装着されたセンサー基板12が取付パネル17の背面で位置決めされて、スペーサ177を介して取付パネル17にネジ止めにより固定される。
その後、レンズホルダ15がレンズマウント14から抜き取られる。このとき、レンズホルダ15は、レンズ交換型監視カメラ20の部品としてではなく、レンズマウント14を光軸調整した状態に位置決めするための治具として用いられることになる。
しかも、レンズ一体型監視カメラ10とレンズ交換型監視カメラ20の組立てにおいて、レンズホルダ15の取外し作業を除いて、略同じような作業によって光軸の調整を行うことができるので、光軸の調整が容易かつ迅速に行え、組立て作業の効率化を図れる。
11 撮像センサー
12 センサー基板
13 遮光カバー
14 レンズマウント
15 レンズホルダ
16 組込型レンズ
17 取付パネル
20 レンズ交換型監視カメラ
Claims (10)
- 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ一体型監視カメラまたはレンズ交換型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、
撮像センサーを実装した前記センサー基板を準備する第1の工程と、
前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された前記遮光カバーを準備する第2の工程と、
前記遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する第3の工程と、
前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置される前記レンズマウントを準備する第4の工程とを備え、
前記レンズ一体型監視カメラを組立てるための第5の工程、または前記レンズ交換型監視カメラを組立てるための第6の工程の何れかの組立工程をさらに備え、
前記第5の工程では、
前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
前記レンズホルダの板状部の前面に前記組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通し、
前記レンズホルダの筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、光軸を合せた後に、
前記レンズホルダと前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立て、
一方、前記第6の工程では、
前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
前記レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通した状態で、筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、光軸を合せた後に、
前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立て、
その後、前記レンズホルダを取り外すことを特徴とする、監視カメラの製造方法。 - 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ一体型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、
撮像センサーを実装した前記センサー基板を準備する第1の工程と、
前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された前記遮光カバーを準備する第2の工程と、
前記遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する第3の工程と、
前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置される前記レンズマウントを準備する第4の工程と、
前記レンズ一体型監視カメラを組立てるための第5の工程とを備え、
前記第5の工程では、
前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
前記レンズホルダの板状部の前面に組込型レンズを装着した状態で、当該レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通し、
前記レンズホルダの筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、組込型レンズの光軸を合せた後に、
前記レンズホルダと前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立てることを特徴とする、監視カメラの製造方法。 - 前記レンズ一体型監視カメラ及び前記レンズ交換型監視カメラは、前記遮光カバーの取り付けられた前記センサー基板を固定的に取り付けるための取付パネルを含み、
前記第5の工程では、前記レンズホルダに前記レンズマウントを固定した状態で、当該レンズマウントを前記取付パネルに固定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の監視カメラの製造方法。 - 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用し、レンズ交換型監視カメラを製造するための監視カメラの製造方法であって、
撮像センサーを実装した前記センサー基板を準備する第1の工程と、
前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成された前記遮光カバーを準備する第2の工程と、
前記遮光カバーの前面に配置され、その中央に交換型レンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されたレンズホルダを準備する第3の工程と、
前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置される前記レンズマウントを準備する第4の工程と、
前記レンズ交換型監視カメラを組立てるための第6の工程とを備え、
前記第6の工程では、
前記センサー基板の前面に前記遮光カバーを装着し、
前記レンズホルダの筒状部を前記レンズマウントに挿通した状態で、筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、前記交換型レンズの光軸を合せた後に、
前記レンズマウントと前記センサー基板とを固定するように組立て、
その後、前記レンズホルダを取り出すことにより、当該レンズホルダを治具として用いて組立てることを特徴とする、監視カメラの製造方法。 - 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用した、監視カメラであって、
前記センサー基板は、撮像センサーを実装して構成され、
前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成され、
さらに、前記遮光カバーの前面に配置され、その中央に組込型レンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成されるレンズホルダを備え、
前記レンズマウントは、前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置され、
前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に装着され、
前記レンズホルダは、前記板状部の前面に前記組込型レンズを装着した状態で、前記筒状部を前記レンズマウントに挿通し、
それによって、前記筒状部を前記位置決め凹部に挿入することによって、前記組込型レンズの光軸を合せ、さらに
前記レンズホルダと前記レンズマウントと前記センサー基板とが固定されることを特徴とする、レンズ一体型の監視カメラ。 - 前記レンズ一体型監視カメラは、前記遮光カバーの取り付けられた前記センサー基板を取り付けるための取付パネルを含み、
前記レンズマウントは、前記レンズホルダに固着され、かつ前記取付パネルに固着されることにより、レンズマウントと前記センサー基板とが固定されることを特徴とする、請求項5に記載の監視カメラ。 - 組込型レンズを装着したレンズ一体型監視カメラと交換型レンズを着脱自在なレンズ交換型監視カメラの部品として、センサー基板と遮光カバーとレンズマウントとを共用した、監視カメラであって、
前記センサー基板は、撮像センサーを実装して構成され、
前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に配置され、その前面側には位置決め凹部が形成され、
前記遮光カバーの前面に配置され、その中央にレンズからの像を透過させる孔が形成された板状部を含み、板状部の背面には前記位置決め凹部に挿入される筒状部が形成された、前記レンズ一体型監視カメラに用いられるレンズホルダが準備され、
前記レンズマウントは、前記遮光カバーと前記レンズホルダとの間に配置され、
前記遮光カバーは、前記センサー基板の前面に装着され、
前記レンズホルダは、取り外し可能に構成されて、筒状部が前記レンズマウントに挿通された状態で、前記位置決め凹部に挿入されることによって、前記交換型レンズの光軸を合せ、前記レンズマウントと前記センサー基板を固定するように組立てた後、取り外されることにより、光軸調整のための治具として用いられる、レンズ交換型の監視カメラ。 - 前記レンズ交換型監視カメラは、前記遮光カバーの取り付けられた前記センサー基板を固定的に取り付けるための取付パネルをさらに含み、
前記レンズマウントは、前記取付パネルに固着されることにより、前記センサー基板と固定されることを特徴とする、請求項7に記載の監視カメラ。 - 前記遮光カバーは、その略中央に、前記組込型レンズ又は前記交換型レンズによって撮像された画像の光を前記撮像センサーへ導くための窓が形成され、
前記位置決め凹部は、前記窓の周囲を囲むように、位置決め突起部を形成してなる、請求項5または請求項7に記載の監視カメラ。 - 前記レンズマウントと前記取付パネルには、対応する位置に複数の位置決め用のネジ穴が形成され、
前記レンズマウントと前記取付パネルとは、対応する位置関係となるようにネジで固定される、請求項6または請求項8に記載の監視カメラ。
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