JP6068746B2 - 製紙用外添薬剤および紙の製造方法 - Google Patents

製紙用外添薬剤および紙の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6068746B2
JP6068746B2 JP2012249769A JP2012249769A JP6068746B2 JP 6068746 B2 JP6068746 B2 JP 6068746B2 JP 2012249769 A JP2012249769 A JP 2012249769A JP 2012249769 A JP2012249769 A JP 2012249769A JP 6068746 B2 JP6068746 B2 JP 6068746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external additive
paper
felt
polymer
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012249769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014098217A (ja
Inventor
安藤 嘉浩
嘉浩 安藤
裕司 天野
裕司 天野
有香 三好
有香 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuka Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Yuka Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuka Sangyo Co Ltd filed Critical Yuka Sangyo Co Ltd
Priority to JP2012249769A priority Critical patent/JP6068746B2/ja
Publication of JP2014098217A publication Critical patent/JP2014098217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6068746B2 publication Critical patent/JP6068746B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、製紙用外添薬剤および紙の製造方法に関し、さらに詳しくは、紙の製造工程において、抄紙機のフェルトへの汚れの付着を充分に防止することができ、使用初期から末期までのフェルト通水性を向上させることができる優れた製紙用外添薬剤および紙の製造方法に関する。
従来から、紙の製造工程における抄紙用具へのデポジット(有機系汚れと無機系汚れの総称であり、以下「汚れ」とも呼ぶ。)の付着が問題となっている。例えばフェルトでは、汚れの付着による目詰まりが発生し、プレスパートでの搾水性不良を引き起こすため、その都度、新品のフェルトに交換する必要がある。そのため、フェルトへの汚れの付着による問題を防止する目的で、外添型デポジットコントロール剤が使用されている。
紙製品への古紙配合率の増加や古紙品質の悪化に伴い、フェルトへの汚れの付着による問題は増加傾向にある。特に、接着剤や粘着剤由来の天然ゴムなどを主成分とする疎水性汚れは粘着性であることから、フェルトに付着しやすく、洗浄除去が困難である。さらに、中性抄造化や紙の高灰分化の影響により、白水に含まれる炭酸カルシウム量が増加傾向にある。特に、古紙パルプを原料として使用する板紙や衛生用紙の製造工程においては、炭酸カルシウムがフェルト内部に蓄積するとともに、天然ゴムを主成分とする疎水性汚れなどと複合化し、フェルト使用末期において、目詰まりによる通水性の悪化を重篤化させる。
外添型デポジットコントロール方法として、例えば、非イオン界面活性剤およびカルボン酸を外添する方法が提案されている(特許文献1を参照)。しかし、汚れや外添型デポジットコントロール剤を含有する白水は回収されてパルプスラリーの濃度調整などに再使用されるので、この方法では、パルプスラリーなどとの混合で白水が希釈される際に汚れから界面活性剤が脱離して、汚れが凝集や堆積を起こすおそれがあった。すなわちこの方法は、フェルトの目詰まりを防止する効果は満足できるものではなく、目詰まり防止効果の更なる向上が求められていた。
また、陽イオン性重合体と陽イオン界面活性剤とホスホン酸を外添する方法も提案されている(特許文献2を参照)。しかし、この方法では、陽イオン性重合体とホスホン酸とが複合体を形成し、陽イオン性重合体の汚れ付着防止効果が阻害されるため、フェルトの目詰まりを防止する効果は満足できるものではなく、目詰まり防止効果の更なる向上が求められていた。
加えて近年では、生産性向上のために、フェルト使用末期だけでなく使用初期からの抄速向上も求められている。抄速を上げると湿紙水分が高くなり断紙が発生しやすくなることから、断紙を発生させることなく抄速を向上させるためには、プレスパートでの湿紙からの搾水性を向上させる必要がある。
プレスパートでの湿紙からの搾水性を向上させる方法としては、例えばプレス形式のシュープレス化が挙げられる。しかし、シュープレス化した場合、強い圧縮によってフェルト寿命が低下する。
また、汚れが付着していない使用初期フェルトの通水性を向上させる方法も挙げられ、例えばフェルトの基布比を上げることによってフェルト使用初期の通水性を向上させ、湿紙からの搾水性を向上させる方法もある。しかし、この方法では、フェルトの平滑性が低下するために紙製品の品質が低下する。
このように、紙の製造工程において、抄紙機のフェルトへの汚れの付着を充分に防止することができ、使用初期から末期までのフェルト通水性を向上させることができる優れた製紙用外添薬剤および紙の製造方法は開発されていないのが現状である。
特開2006−200074号公報 特開2003−268696号公報
本発明の目的は、上記課題を解決することであり、紙の製造工程において、フェルトへの汚れの付着を充分に防止することができ、使用初期から末期までのフェルト通水性を向上させることができる優れた製紙用外添薬剤および紙の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定の重合体(A)、特定のヒドロキシカルボン酸(B)および特定の化合物(c)をそれぞれ所定量含有する製紙用外添薬剤を用いることによって、フェルトへの汚れの付着を充分に防止することができ、使用初期から末期までのフェルト通水性を向上させることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、下記の(a1)および(a2)から選ばれる1種または2種の重合体(A)を1〜30質量%、化合物(B)を2〜50質量%、化合物(C)を1〜30質量%含有し、重合体(A)と化合物(B)と化合物(C)の合計が4〜60質量%であることを特徴とする製紙用外添薬剤に関する。
(a1)アミンとエピハロヒドリンとを反応させて得られ、重量平均分子量が5,000〜500,000である重合体
(a2)ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位30〜100モル%を含み、重量平均分子量が10,000〜1,000,000である重合体
(B)リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸、および酒石酸から選ばれる1種または2種以上のヒドロキシカルボン酸
(C)下記の式(1)で表される化合物
Figure 0006068746
(式中Rは炭素数12〜18の直鎖炭化水素基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mはEOの平均付加モル数で6〜40、nはPOの平均付加モル数で0〜10、EOとPOとのモル比が100:0〜60:40である。)
また本発明は、本発明の製紙用外添薬剤を、重合体(A)と化合物(B)と化合物(C)の合計が1〜500ppmとなるように、シャワー水に混合し、そのシャワー水を抄紙機のフェルトに外添する工程を有することを特徴とする、紙の製造方法に関する。
さらに本発明は、本発明の製紙用外添薬剤を、古紙パルプを含有する紙を製造する抄紙機のフェルトに外添する工程を有することを特徴とする、紙の製造方法に関する。
本発明によれば、紙の製造工程において、フェルトへの汚れの付着を充分に防止することができ、使用初期から末期までのフェルト通水性を向上させることができる。
通水性評価器を用いたフェルト通水性試験を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の製紙用外添薬剤は、下記の(a1)および(a2)から選ばれる1種または2種の重合体(A)(以下、(A)成分とも呼ぶ)を1〜30質量%、化合物(B)(以下、(B)成分とも呼ぶ)を2〜50質量%、化合物(C)(以下、(C)成分とも呼ぶ)を1〜30質量%含有する。
(a1)アミンとエピハロヒドリンとを反応させて得られ、重量平均分子量が5,000〜500,000である重合体(以下、(a1)成分とも呼ぶ。)
(a2)ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位30〜100モル%を含み、重量平均分子量が10,000〜1000,000である重合体(以下、(a2)成分とも呼ぶ。)
(B)リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸、および酒石酸から選ばれる1種または2種以上のヒドロキシカルボン酸
(C)下記の式(1)で表される化合物
Figure 0006068746
(式中Rは炭素数12〜18の直鎖炭化水素基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mはEOの平均付加モル数で6〜40、nはPOの平均付加モル数で0〜10、EOとPOとのモル比が100:0〜60:40である。)
〔(A)成分〕
本発明の製紙用外添薬剤に使用される(a1)成分は、アミンとエピハロヒドリンとを反応させることで得られる。
(a1)成分を得るために使用されるアミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、s−ブチルアミン、t−ブチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、ジメチルアミン、メチルエチルアミン、ジエチルアミン、ジn−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジn−ブチルアミン、ジs−ブチルアミン、ジt−ブチルアミン、ジヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、エチレンジアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノエチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノブチルアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラエチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラエチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラエチルヘキシレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラヒドロキシエチルエチレンジアミン、N,N−ジメチルN’,N’−ジヒドロキシエチルプロピレンジアミン、エチルアミノエタノール、トリエタノールアミンなどが挙げられ、これらから選ばれる1種を単独でまたは2種以上を使用することができる。
好ましくは、アルキルの炭素数が1〜3のジアルキルアミンであり、具体的には、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、ジイソプロピルアミンが挙げられ、さらに好ましくは、ジメチルアミンである。上記のアミンに加えて、アンモニアなどを含む混合物とエピハロヒドリンとを反応させて得られる(a1)成分を用いることもできる。
(a1)成分を得るために使用されるエピハロヒドリンとしては、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリンなどが挙げられ、これらから選ばれる1種を単独でまたは2種以上を使用することができる。好ましくはエピクロロヒドリンである。
(a1)成分としては、具体的には、ジメチルアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジエチルアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジエチルアミノエチルアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジエチルアミノメチルアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・エチレンジアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・アンモニア・エピクロロヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・エピブロモヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・エチレンジアミン・エピブロモヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・アンモニア・エピブロモヒドリン重縮合物などが挙げられ、好ましくはジメチルアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・エチレンジアミン・エピクロロヒドリン重縮合物、ジメチルアミン・アンモニア・エピクロロヒドリン重縮合物である。
なお、アミンとエピハロヒドリンとの反応は公知の方法で行なうことができ、アミンとエピハロヒドリンの反応モル比は、アミン:エピハロヒドリンが例えば40〜60:60〜40である。
(a1)成分の重量平均分子量は、5,000〜500,000であり、好ましくは10,000〜500,000、さらに好ましくは20,000〜200,000である。重量平均分子量が5,000未満の場合および500,000を越える場合は、充分な汚れ付着防止性および汚れ付着後のフェルト通水性が得られないおそれがある。なお、(a1)成分の重量平均分子量の測定は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)装置を用いて行なうことができる。
本発明の製紙用外添薬剤に使用される(a2)成分は、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位30〜100モル%を含み、他の単量体0〜70モル%を含む。
他の単量体としては、例えばビニルアルコール、ビニルピロリドン、(メタ)アクリルアミド、スチレン、アルキル(メタ)アクリレート、(ポリ)オキシアルキレン(メタ)アクリレート、オレフィン、(ポリ)オキシアルキレンアリルアルコール、ビニルアセトアミド、ビニルホルムアミド、酢酸ビニルなどの非イオン性単量体、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、ビニルイミダゾリウム、アリルアミン、ビニルアミン、またはこれらを塩化メチル、塩化エチル、塩化ベンジル、ジエチル硫酸などで四級化した陽イオン性単量体、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニルスルホン酸、2−アクロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸、ヒドロキシプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸などの陰イオン性単量体またはその塩などが挙げられる。これらのうち、好ましくは非イオン性単量体であり、さらに好ましくはアクリルアミドである。なお、(メタ)アクリルはメタクリルまたはアクリルを、(メタ)アクリレートはメタクリレートまたはアクリレートルを、(ポリ)オキシはポリオキシまたはオキシをそれぞれ表わす。
本発明の製紙用外添薬剤に使用される(a2)成分は、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位が30〜100モル%であり、好ましくは35〜80モル%であり、さらに好ましくは40〜60モル%である。ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位が30モル%未満の場合は、充分な汚れ付着防止性および汚れ付着後のフェルト通水性が得られないおそれがある。
(a2)成分がジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位とアクリルアミド単位から構成される場合、重合体(A)はジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位30〜80モル%およびアクリルアミド単位20〜70モル%を含み、重量平均分子量が50,000〜500,000であることが好ましい。
(a2)成分の重量平均分子量は、10,000〜1,000,000であり、好ましくは50,000〜500,000である。重量平均分子量が10,000未満の場合および1,000,000を越える場合は、充分な汚れ付着防止性が得られないおそれがある。なお、(a2)成分の重量平均分子量の測定は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)装置を用いて行なうことができる。
本発明の製紙用外添薬剤は、(A)成分を1〜30質量%、好ましくは2〜20質量%、さらに好ましくは3〜10質量%含有する。本発明の製紙用外添薬剤における(A)成分の含有量が1質量%未満の場合は、充分な汚れ付着防止性および汚れ付着後のフェルト通水性が得られないおそれがあり、また(A)成分の含有量が30質量%を超える場合は、製紙用外添薬剤が高粘度となり取扱いが困難となるおそれがある。
〔(B)成分〕
本発明の製紙用外添薬剤に使用される(B)成分は、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸、および酒石酸から選ばれる1種または2種以上のヒドロキシカルボン酸であり、好ましくはリンゴ酸、およびクエン酸から選ばれる1種または2種のヒドロキシカルボン酸であり、さらに好ましくはリンゴ酸である。(B)成分として、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸、および酒石酸から選ばれるヒドロキシカルボン酸を用いることによって、(A)成分の汚れ付着防止性を阻害せずに、充分な炭酸カルシウム付着防止性および汚れ付着前後のフェルト通水性が得られる。
本発明の製紙用外添薬剤は、(B)成分を2〜50質量%、好ましくは3〜30質量%、さらに好ましくは4〜20質量%含有する。本発明の製紙用外添薬剤における(B)成分の含有量が2質量%未満の場合は、汚れ付着防止性および汚れ付着前後のフェルト通水性が不充分となるおそれがあり、また、製紙用外添薬剤における(B)成分の含有量が50質量%を超える場合は、製紙用外添薬剤の原液外観が不良となるおそれがある。
〔(C)成分〕
本発明の製紙用外添薬剤に使用される(C)成分は、上記の式(1)において、Rが炭素数12〜18の直鎖炭化水素基であり、好ましくは炭素数14〜16の直鎖炭化水素基である。なお、直鎖炭化水素基は飽和炭化水素基および不飽和炭化水素基のいずれでもよいが、飽和炭化水素基が好ましい。
具体的には、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基などが挙げられ、好ましくテトラデシル基、ヘプタデシル基、ヘキサデシル基である。さらには、(C)成分は、Rが炭素数14〜16の直鎖炭化水素基である式(1)の化合物から選ばれる2種以上の化合物からなる混合物であることが好ましい。Rが12未満の場合および18を超える場合は、充分な汚れ付着防止性および汚れ付着前後のフェルト通水性が得られないおそれがある。また、Rが直鎖の炭化水素基でない場合にも、充分な汚れ付着防止性および汚れ付着前後のフェルト通水性が得られないおそれがある。
式(1)において、EOはオキシエチレン基であり、mはEOの平均付加モル数で6〜40であり、好ましくは10〜30である。mが6未満の場合およびmが40を超える場合は、汚れ付着防止性および汚れ付着前後のフェルト通水性が不良となるおそれがある。
また、式(1)において、POはオキシプロピレン基であり、nはPOの平均付加モル数で0〜10であり、好ましくは1〜6である。nが10を超える場合は、汚れ付着前後のフェルト通水性が不良となるおそれがある。
EOとPOとのモル比(m:n)は、100:0〜60:40であり、好ましくは95:5〜80:20である。m:nが100:0〜60:40の範囲外である場合は、汚れ付着防止性及び汚れ付着前後のフェルト通水性が不良となるおそれがある。なお、式(1)中のEOとPOは、ブロック付加でもランダム付加でも、またはその混合でもよいが、好ましくはブロック付加である。
本発明の製紙用外添薬剤は、(C)成分を1〜30質量%、好ましくは2〜25質量%、さらに好ましくは3〜20質量%含有する。本発明の製紙用外添薬剤における(C)成分の含有量が1質量%未満の場合は、充分な汚れ付着防止性及び汚れ付着前後のフェルト通水性が得られないおそれがあり、また、製紙用外添薬剤における(C)成分の含有量が30質量%を超える場合は、高粘度となるため取扱いが困難となるおそれがある。
(A)成分と(C)成分との質量比は、5:95〜80:20が好ましく10:90〜60:40がさらに好ましい。
本発明の製紙用外添薬剤は、(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計が4〜60質量%であり、好ましくは7〜50質量%であり、さらに好ましくは10〜40質量%である。製紙用外添薬剤における(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計が4質量%未満の場合は、充分な汚れ付着防止性及び汚れ付着前後のフェルト通水性が得られないおそれがあり、また、60質量%を超える場合は、高粘度となるため取扱いが困難となるおそれがある。
本発明の製紙用外添薬剤は、(A)成分と(B)成分と(C)成分を水などの溶媒と混合することにより調製することができる。
本発明の製紙用外添薬剤には、(A)成分と(B)成分と(C)成分の他に、必要に応じて、他の重合体、界面活性剤、キレート剤、酸、アルカリ、溶剤、消泡剤、殺菌剤、防腐剤などを含有させることができる。
〔紙の製造方法〕
次に、本発明の製紙用外添薬剤を用いた紙の製造方法について説明する。
本発明の製紙用外添薬剤は、例えばシャワー水などの溶媒に添加して、散布または噴霧などの方法により、抄紙機のフェルトに外添して使用することができる。
本発明の製紙用外添薬剤は、例えば、抄紙機の稼動前または稼動中に、連続的にまたは間欠的にフェルトに接触させることができ、特に、抄紙機の稼動中に連続的に接触させるのが好ましい。また、本発明の製紙用外添薬剤の使用方法としては、製紙用外添薬剤を添加したシャワー水をフェルトに散布または噴霧する方法が好ましいが、フェルト以外の抄紙機の部材や湿紙に製紙用外添薬剤を接触させることで、対象となるフェルトに間接的に接触させることもできる。
本発明の製紙用外添薬剤をシャワー水などの溶媒に添加する場合の濃度は、(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計として1〜500ppmが好ましく、さらに好ましくは3〜400ppm、特に好ましくは10〜200ppmである。濃度が上記範囲内であれば、汚れ付着防止性及び汚れ付着前後のフェルト通水性が充分であり、また得られる紙の品質や操業性が泡立ちにより不良となるのを回避することができるため好ましい。
本発明の製紙用外添薬剤を用いて紙を製造するに際しては、濾水性向上剤、歩留り向上剤、凝結剤、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、柔軟剤、サイズ剤、染料、硫酸バンド、填料、潤滑剤、剥離剤、洗浄剤、スライムコントロール剤、スケールコントロール剤、消泡剤、酸、アルカリなどの一般的な製紙用薬剤を用いることもできる。
本発明の製紙用外添薬剤および紙の製造方法において、対象となるパルプの種類としては、例えば、クラフトパルプまたはサルファイトパルプなどの晒または未晒化学パルプ、砕木パルプやサーモメカニカルパルプなどの晒または未晒機械パルプ、新聞古紙パルプ、雑誌古紙パルプ、段ボール古紙パルプ、雑古紙パルプ、オフィス古紙パルプ、脱墨古紙パルプなどの古紙パルプ、マシン損紙パルプ、コート損紙パルプなどのブロークパルプが挙げられる。これらのうち古紙パルプが好ましく、粘着性の疎水性汚れや炭酸カルシウムを多量に含有する雑誌古紙パルプ、段ボール古紙パルプ、雑古紙パルプ、オフィス古紙パルプがさらに好ましい。
本発明の製紙用外添薬剤および紙の製造方法を適用する抄紙機としては、例えば、円網、長網、短網、コンビネーション、オントップなどが挙げられる。
本発明の製紙用外添薬剤および紙の製造方法は、酸性、中性およびアルカリ性条件下で行われる紙の製造に適用することができる。本発明により得られる紙としては、例えば、新聞用紙、上質紙やコート紙などの印刷用紙、PPC用紙や感熱紙原紙などの情報用紙、純白ロール紙や晒クラフト紙などの包装用紙、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの衛生用紙、ライナーや中しん原紙などの段ボール原紙、白板紙や色板紙などの紙器用板紙、石こうボードや紙管原紙などの雑板紙などが挙げられる。特に、古紙パルプを含有する段ボール原紙、白板紙、紙管原紙などの板紙、およびトイレットペーパーが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例および比較例で用いた(a1)成分1〜7を表1に、(a2)成分1〜6を表2に、(B)成分1〜7を表3に、(C)成分1〜12を表4それぞれに示す。
〔実施例1〕
(1)製紙用外添薬剤の調製
(a1)成分1、(B)成分2、(C)成分2、および(C)成分3を水に希釈混合し、表4に示す製紙用外添薬剤を得た。
〔実施例2〜12及び比較例1〜13〕
表1および表2に示す重合体、ならびに表3および表4に示す化合物を用いて、実施例1と同様に、実施例2〜12および比較例1〜13の製紙用外添薬剤をそれぞれ調製した。
Figure 0006068746
Figure 0006068746
Figure 0006068746
Figure 0006068746
各製紙用外添薬剤の評価項目と評価方法を以下に示す。実施例1〜12の評価結果を表5に、比較例1〜13の評価結果を表6にそれぞれ示す。
(2)フェルトの通水性
(イ)フェルト通水性試験(汚れ付着前フェルトの通水時間)
新品の製紙用フェルトを直径5cmの円形に切り取り、105℃にて3時間乾燥後、デシケーター中で放冷し、秤量した。このときの質量を質量(1)とする。水500gおよび製紙用外添薬剤0.25gを加えて10分間攪拌し、製紙用外添薬剤希釈液を得た。図1に示す通水性評価器にフェルトを固定し、製紙用外添薬剤希釈液500gを注ぎ、フェルトを通過して350gの希釈液が排出されるまでの時間を計測し、通水時間とした。
上記の通水時間の値に基づき、通水性を以下の基準で評価した。
◎:35秒未満である。
○:35秒以上40秒未満である。
△:40秒以上45秒未満である。
×:45秒以上である。
(ロ)疎水性汚れ分散液の調製
古紙100%のトイレットペーパーを抄造する抄紙機のサクションボックスに付着した汚れを採取し、クロロホルムで抽出した。得られたクロロホルム抽出液をエバポレーターで濃縮した。濃縮したクロロホルム抽出物からは、天然ゴム、スチレン、ブタジエンなどが検出された。濃縮したクロロホルム抽出物3gにクロロホルム50gを加えて溶解し、エタノール50gを加えて激しく振とうし、疎水性汚れ分散液を得た。
(ハ)白水の調製
蒸発残分0.5%のLBKPパルプスラリー700gに、上記(ロ)で調製した疎水性汚れ分散液1gと炭酸カルシウム0.1gを添加し、擬似古紙パルプスラリーを調製した。擬似古紙パルプスラリーをワットマン製NO.41のろ紙でろ過して白水を得た。
(ニ)フェルトへの汚れ付着処理(白水の通水1回目)
上記(ハ)で調製した白水500gに製紙用外添薬剤0.25gを加えて10分間攪拌し、試験液(1)を得た。図1に示す通水性評価器に試験液(1)500gを注ぎ、フェルトを通過して排出された試験液(1)を回収した。
(ホ)フェルトへの汚れ付着処理(白水の通水2回目)
(ニ)で回収した試験液(1)のうち300gを擬似古紙パルプスラリー700gに加えて10分間攪拌した後、ワットマン製NO.41のろ紙でろ過して白水を得た。白水500gおよび製紙用外添薬剤0.25gを加えて10分間攪拌し、試験液(2)を得た。図1に示す通水性評価器に試験液(2)500gを注ぎ、フェルトを通過して排出された試験液(2)を回収した。
(ヘ)フェルトへの汚れ付着処理(白水の通水3〜5回目)
(ホ)で回収した試験液(2)を用いて、(ホ)の操作をさらに3回繰り返し行なって、フェルトに総計5回、白水を通過させた。
(ト)フェルト通水性試験(汚れ付着後フェルトの通水時間)
水500gおよび製紙用外添薬剤0.25gを加えて10分間攪拌し、製紙用外添薬剤希釈液を得た。上記(ヘ)の処理後、フェルトを固定したままの通水性評価器に製紙用外添薬剤希釈液500gを注ぎ、フェルトを通過して350gの希釈液が排出されるまでの時間を計測し、通水時間とした。
上記の通水時間の値に基づき、通水性を以下の基準で評価した。
◎:40秒未満である。
○:40秒以上45秒未満である。
△:45秒以上50秒未満である。
×:50秒以上である。
(3)汚れ付着防止性
(チ)疎水性汚れ付着量の測定
上記(ト)の試験後、フェルトを固定したままの通水性評価器に水500gを注いで濯ぎを行った。フェルトを取り出し、105℃にて3時間乾燥させた(質量(2))。フェルトをクロロホルムに24時間浸漬した後に乾燥させ、フェルトの質量を測定した(質量(3))。
質量(2)−質量(3)が疎水性汚れ付着量となる。疎水性汚れ付着防止率を下式に従い算出した。
疎水性汚れ付着防止率(質量%):
{(薬剤を添加しない場合の疎水性汚れ付着量−薬剤を添加した場合の疎水性汚れ付着量)/薬剤を添加しない場合の疎水性汚れ付着量}×100
上記の疎水性汚れ付着防止率の値に基づき、疎水性汚れ付着防止性を以下の基準で評価した。
◎:付着防止率が80%以上である。
○:付着防止率が65%以上80%未満である。
△:付着防止率が50%以上65%未満である。
×:付着防止率が50%未満である。
(リ)炭酸カルシウム付着量の測定
クロロホルムに24時間浸漬した後に乾燥させた上記(チ)のフェルトを、700℃で3時間灰化させた。その後、サンプルを冷却し、質量を測定した。この質量を炭酸カルシウム付着量として、炭酸カルシウム付着防止率を下式に従い算出した。
炭酸カルシウム付着防止率(質量%):
{(薬剤を添加しない場合の炭酸カルシウム付着量−薬剤を添加した場合の炭酸カルシウム付着量)/薬剤を添加しない場合の炭酸カルシウム付着量}×100
上記の炭酸カルシウム付着防止率の値に基づき、炭酸カルシウム付着防止性を以下の基準で評価した。
◎:付着防止率が80%以上である。
○:付着防止率が65%以上80%未満である。
△:付着防止率が50%以上65%未満である。
×:付着防止率が50%未満である。
Figure 0006068746
Figure 0006068746
本発明の製紙用外添薬剤は、疎水汚れ付着防止性、炭酸カルシウム付着防止性、汚れ付着前後フェルトの通水性が良好であった。
これに対して比較例1は、(C)成分を含有しないため、疎水性汚れ付着性および汚れ付着前後フェルト通水性が不良である。
比較例2は、(B)成分を含有しないため、炭酸カルシウム付着防止性および汚れ付着前後フェルト通水性が不良である。
比較例3は、(A)成分を含有しないため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着後フェルト通水性が不良である。
比較例4は、(a1)成分の重量平均分子量が5,000未満であるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着後フェルト通水性が不良である。
比較例5は、(a1)成分がアミンとエピハロヒドリンとを反応させて得られる重合体ではないため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着後フェルト通水性が不良である。
比較例6は、(a2)成分のジメチルジアリルアンモニウムクロライド単位が30モル%未満であるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着後フェルト通水性が不良である。
比較例7は、(B)成分がヒドロキシカルボン酸ではないため、疎水性汚れ付着防止性、炭酸カルシウム汚れ付着防止性および汚れ付着前後フェルト通水性が不良である。
比較例8は、(B)成分がホスホン酸であるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着後フェルト通水性が不良である。
比較例9は、(B)成分がヒドロキシカルボン酸ではないため、汚れ付着前フェルト通水性が不良である。
比較例10は、(C)成分の式(1)中のmが6未満であるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着前後フェルト通水性が不良である。
比較例11は、(C)成分の式(1)中のRの炭素数が12未満であるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着前後フェルトの通水性が不良である。
比較例12は、(C)成分の式(1)中のRが直鎖ではなく、nが10を超え、EOとPOとのモル比が100:0〜60:40の範囲外であるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着前後フェルトの通水性が不良である。
比較例13は、(C)成分の式(1)中のmが40を超えるため、疎水性汚れ付着防止性および汚れ付着前後フェルトの通水性が不良である。
本発明の製紙用外添薬剤および紙の製造方法は、様々なパルプを用いた紙の製造に適用することができ、特に粘着性の疎水性汚れや炭酸カルシウムを多量に含有する古紙パルプを用いた紙の製造に好適に適用することができる。

Claims (8)

  1. 下記の(a1)および(a2)から選ばれる1種または2種の重合体(A)を1〜30質量%、化合物(B)を2〜50質量%、化合物(C)を1〜30質量%含有し、重合体(A)と化合物(B)と化合物(C)の合計が4〜60質量%であることを特徴とする製紙用外添薬剤。
    (a1)アミンとエピハロヒドリンとを反応させて得られ、重量平均分子量が5,000〜500,000である重合体
    (a2)ジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位30〜100モル%を含み、重量平均分子量が10,000〜1,000,000である重合体
    (B)リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸、および酒石酸から選ばれる1種または2種以上のヒドロキシカルボン酸
    (C)下記の式(1)で表される化合物
    Figure 0006068746
    (式中Rは炭素数12〜18の直鎖炭化水素基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mはEOの平均付加モル数で6〜40、nはPOの平均付加モル数で0〜10、EOとPOとのモル比が100:0〜60:40である。)
  2. 式(1)で表される化合物(C)の式中Rが炭素数14〜16の直鎖炭化水素基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mはEOの平均付加モル数で10〜30、nはPOの平均付加モル数で1〜6、EOとPOとのモル比が95:5〜80:20であり、EOとPOはブロック付加であることを特徴とする請求項1に記載の製紙用外添薬剤。
  3. 重合体(A)が重合体(a1)であり、重合体(a1)がジメチルアミンとエピクロロヒドリンとを反応させて得られ、重量平均分子量が10,000〜500,000である重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載の製紙用外添薬剤。
  4. 重合体(A)が重合体(a2)であり、重合体(a2)がジアリルジメチルアンモニウムクロライド単位30〜80モル%およびアクリルアミド単位20〜70モル%を含み、重量平均分子量が50,000〜500,000である重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載の製紙用外添薬剤。
  5. 化合物(B)がリンゴ酸、およびクエン酸から選ばれる1種または2種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の製紙用外添薬剤。
  6. 式(1)で表される化合物(C)は、式中Rが炭素数14〜16の直鎖炭化水素基である化合物群から選ばれる2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の製紙用外添薬剤。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の製紙用外添薬剤を、重合体(A)と化合物(B)と化合物(C)の合計が1〜500ppmとなるように、シャワー水に混合し、そのシャワー水を抄紙機のフェルトに外添する工程を有することを特徴とする、紙の製造方法。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の製紙用外添薬剤を、古紙パルプを含有する紙を製造する抄紙機のフェルトに外添する工程を有することを特徴とする、紙の製造方法。
JP2012249769A 2012-11-13 2012-11-13 製紙用外添薬剤および紙の製造方法 Active JP6068746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012249769A JP6068746B2 (ja) 2012-11-13 2012-11-13 製紙用外添薬剤および紙の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012249769A JP6068746B2 (ja) 2012-11-13 2012-11-13 製紙用外添薬剤および紙の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014098217A JP2014098217A (ja) 2014-05-29
JP6068746B2 true JP6068746B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=50940441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012249769A Active JP6068746B2 (ja) 2012-11-13 2012-11-13 製紙用外添薬剤および紙の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6068746B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6091363B2 (ja) * 2013-07-05 2017-03-08 油化産業株式会社 製紙用外添薬剤および製紙方法
JP6982514B2 (ja) * 2018-02-21 2021-12-17 アクアス株式会社 紙・パルプ製造工程用ピッチ抑制剤および紙・パルプ製造工程のピッチ抑制方法
JP7278151B2 (ja) * 2019-06-03 2023-05-19 アクアス株式会社 排水系のスケール防止方法
JP7329407B2 (ja) * 2019-10-01 2023-08-18 油化産業株式会社 通水性向上剤

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3175437B2 (ja) * 1993-11-01 2001-06-11 伯東株式会社 ピッチコントロール剤およびピッチコントロール方法
US6051108A (en) * 1998-07-28 2000-04-18 Nalco Chemical Company Method of removing and preventing the buildup of contaminants in papermaking processes
JP3755444B2 (ja) * 2001-09-27 2006-03-15 日本油脂株式会社 古紙再生用添加剤及び再生紙の製造方法
JP4151048B2 (ja) * 2002-05-24 2008-09-17 株式会社片山化学工業研究所 紙・パルプ製造工程用ピッチ抑制剤およびピッチ抑制方法
JP4254565B2 (ja) * 2004-02-12 2009-04-15 栗田工業株式会社 抄紙機における汚れ蓄積防止剤組成物、汚れ蓄積防止方法及び汚れ除去方法
JP2006200074A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd フェルト洗浄剤
JP4873884B2 (ja) * 2005-05-23 2012-02-08 油化産業株式会社 紙の製造方法
JP3930896B1 (ja) * 2005-12-28 2007-06-13 株式会社メンテック 機能性組成物、及びそれを用いた湿紙の剥離性向上方法
JP4002590B1 (ja) * 2007-02-08 2007-11-07 株式会社メンテック 剥離剤及びそれを用いた湿紙の剥離性向上方法
JP5290725B2 (ja) * 2008-12-10 2013-09-18 油化産業株式会社 外添型デポジットコントロール剤及びデポジットコントロール方法
JP5334597B2 (ja) * 2009-01-13 2013-11-06 伯東株式会社 汚れ防止剤組成物及び汚れ防止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014098217A (ja) 2014-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6068746B2 (ja) 製紙用外添薬剤および紙の製造方法
JPH0643672B2 (ja) 古紙の品質向上時に変色およびべとつきの少なくとも一方を低減するための方法
US9797091B2 (en) Felt conditioner and cleaner
CA1319778C (en) Controlling deposits on paper machine felts and the like
US6517682B2 (en) Process for controlling deposit of sticky material
JP5096952B2 (ja) 抄紙機汚れ付着防止剤組成物および抄紙機汚れ付着防止方法
JP5290725B2 (ja) 外添型デポジットコントロール剤及びデポジットコントロール方法
JPH07305289A (ja) 製紙機械表面上のピツチ減少
WO2012027272A2 (en) Method of treating paper forming wire surface
JP5334597B2 (ja) 汚れ防止剤組成物及び汚れ防止方法
JP6091363B2 (ja) 製紙用外添薬剤および製紙方法
JP4873884B2 (ja) 紙の製造方法
JP4802015B2 (ja) 外添型ピッチコントロール剤
JP6982514B2 (ja) 紙・パルプ製造工程用ピッチ抑制剤および紙・パルプ製造工程のピッチ抑制方法
JP4048477B2 (ja) 表面サイズ剤、その製造方法及び新聞用紙
JP7329407B2 (ja) 通水性向上剤
JP7128698B2 (ja) 紙・パルプ製造工程用ピッチ抑制剤および紙・パルプ製造工程のピッチ抑制方法
JP6951133B2 (ja) 紙・パルプ製造工程用ピッチ抑制剤および紙・パルプ製造工程のピッチ抑制方法
AU2004200713B2 (en) Process for Controlling Deposit of Sticky Material
WO2019241056A1 (en) Quaternary cationic surfactants and polymers for use as release and coating modifying agents in creping and tissue papers
JP2023147000A (ja) ピッチコントロール剤
JPH08296195A (ja) 抄造紙、サイズ剤及び製紙方法
JP2006138047A (ja) 湿紙剥離剤
JP2006070388A (ja) 漂白パルプの製造方法
PH26950A (en) Controlling deposits on paper machine felts using cationic polymer and cationic surfactant mixture

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6068746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250