JP6066681B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents
超音波内視鏡 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6066681B2 JP6066681B2 JP2012250479A JP2012250479A JP6066681B2 JP 6066681 B2 JP6066681 B2 JP 6066681B2 JP 2012250479 A JP2012250479 A JP 2012250479A JP 2012250479 A JP2012250479 A JP 2012250479A JP 6066681 B2 JP6066681 B2 JP 6066681B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- suction
- piston
- suction pipe
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 title description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 87
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 53
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 49
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 49
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 13
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 14
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 description 2
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
この超音波内視鏡は、操作部と、操作部から延び可撓性を有する挿入部と、挿入部の先端部の表面に設けた超音波プローブと、を備えている。挿入部の先端部には超音波プローブを被覆する態様で弾性材料性のバルーンを着脱可能である。
挿入部の先端部にバルーンを被せた状態で、挿入部の先端部に形成した注水口から該先端部の表面とバルーン内面との間に脱気水を注入するとバルーンが膨らむ。このようにして膨らませたバルーンを被検者の体腔壁等に接触させた上で超音波プローブから超音波を発信すれば、超音波診断を行うことができる。
吸引管路用ピストンを付勢手段の付勢力に抗してシリンダの奥側(操作部の内部空間側)に押し込むと、吸引管路用ピストンが吸引管路の上記他端開口を開放するので、吸引源の吸引力が吸引管路に及ぶ。そのため吸引管路の一端(挿入部の先端部表面に形成した開口)から、被検者の体液等を吸引可能になる。
またバルーン吸引管路用ピストンを付勢手段の付勢力に抗してシリンダの奥側に押し込むと、バルーン吸引管路用ピストンに固定したゴム部材がバルーン吸引管路の上記他端開口を開放するので、吸引源の吸引力がバルーン吸引管路に及ぶ。そのため超音波内視鏡による内視鏡術が終了したときにバルーン吸引管路用ピストンを押し込むと、挿入部の先端部表面とバルーン内面との間に注入した脱気水が吸引源によって吸引されるので、バルーンが縮んで超音波プローブの表面に密着する。
図9は、バルーン吸引管路用ピストンが初期位置に位置するときのシリンダ、バルーン吸引管路用ピストン、及びゴム部材の拡大断面図である。図9から明らかなように、バルーン吸引管路用ピストンの外周面にはゴム部材と同じ断面形状の取付用凹部が凹設してあり、この取付用凹部にゴム部材が固定状態で嵌合してある。
吸引操作手段が図9に示す状態にあるとき、ゴム部材の上記曲面(表面部分)がバルーン吸引管路の上記他端開口の周縁部に強く接触し、バルーン吸引管路用ピストンの上記他端開口がゴム部材により塞がれる。このとき、当該周縁部がゴム部材の上記曲面に食い込むので、ゴム部材は自由状態から圧縮された状態(弾性変形状態)になる。
しかしゴム部材と上記取付用凹部の断面形状はほぼ同じであり、取付用凹部とゴム部材の間にはゴム部材の自由な弾性変形を許容するための空間が存在しない。そのため図9の状態からバルーン吸引管路用ピストンをシリンダに対してスライドさせると、バルーン吸引管路の上記他端開口の周縁部が圧縮状態にあるゴム部材の上記曲面に食い込んだまま、ゴム部材がシリンダに対してスライドするので、ゴム部材の上記曲面が削られ易い。
仮にゴム部材の上記曲面が削られてしまうと、吸引操作手段が図9に示す状態になったときに、ゴム部材がバルーン吸引管路の上記他端開口を確実に塞げなくなる。すると吸引源の吸引力がバルーン吸引管路に対して常に及ぶことになるので、バルーンが意図せずに縮んでしまうおそれがある。
このように構成すると、ゴム部材がより弾性変形し易くなるので、ゴム部材の表面の削れをより効果的に防止できるようになる。
このように構成すると、ゴム部材がさらに弾性変形し易くなるので、ゴム部材の表面の削れをさらに効果的に防止できるようになる。
従って、ゴム部材の表面(曲面)がバルーン吸引管路の他端開口の周縁部に強く接触する(当該周縁部がゴム部材の表面に食い込む)ことにより、ゴム部材によってバルーン吸引管路の他端開口が塞がれた状態にあるときに、ゴム部材が当該他端開口を開放する方向にバルーン吸引管路用ピストンをシリンダに対してスライドさせると、ゴム部材は切欠部と取付用凹部間に形成された上記隙間を利用して弾性変形する。そのためゴム部材(バルーン吸引管路用ピストン)のシリンダに対するスライド動作に伴ってゴム部材の表面が削れるおそれが小さい。
図1に示す超音波内視鏡10は、操作部11と、操作部11から延びる挿入部12と、共に操作部11から挿入部12と反対側に延びるユニバーサルチューブ13及び超音波画像伝送用チューブ14と、ユニバーサルチューブ13の端部に設けたコネクタ部13aと、超音波画像伝送用チューブ14の端部に設けたコネクタ部14aと、を備えている。コネクタ部13aはプロセッサ(画像処理装置兼光源装置。図示略)に対して接続可能であり、コネクタ部14aは超音波診断装置(図示略)に対して接続可能である。超音波診断装置及びプロセッサは共にCRTモニタ(図示略)に接続している。
挿入部12には、操作部11に設けた湾曲操作レバー15の回転操作に応じて上下方向及び左右方向に湾曲する湾曲部17が形成してあり、湾曲部17より基端側の部分は自重や施術者の直接的な操作によって屈曲する可撓管部18となっている。
挿入部12における湾曲部17より先端側の部分は硬質樹脂製の先端硬質部19(先端部)となっている。先端硬質部19の後半部には、挿入部12の軸線に対する直交面に対して傾斜する傾斜面20が形成してあり、この傾斜面20には対物レンズや照明レンズ等(図示略)が設けてある。先端硬質部19の前半部の表面(図1では下面)には傾斜面20の直前に位置する超音波プローブ23が形成してある。
操作部11及び挿入部12の内部には可撓性を有する吸引管28(吸引管路)が配設してある。吸引管28の前端は処置具挿通兼吸引管26と連通しており、吸引管28の後端は操作部11の内部空間において開口している。
さらに操作部11及び挿入部12の内部には、処置具挿通兼吸引管26及び吸引管28とは独立した可撓性を有する管路であるバルーン吸引管29が配設してある。バルーン吸引管29の前端はバルーン(図示略)によって覆われる先端硬質部19の側面において開口するバルーン吸引開口29aとなっており、バルーン吸引管29の後端は操作部11の内部空間において開口している。
さらにユニバーサルチューブ13及びコネクタ部13aの内部には可撓性を有する共通吸引管30が配設してある。共通吸引管30の後端はコネクタ部13aに設けた接続口金31と連通しており、共通吸引管30の前端は操作部11の内部空間において開口している。
吸引操作手段33は、吸引管28及びバルーン吸引管29の後端開口、並びに共通吸引管30の前端開口と接続するシリンダ35を備えている。
両端が開口するシリンダ35は、操作部11(の外形を構成する部材)に形成した貫通孔に固定状態で嵌合している。シリンダ35の外側端部(図2、図5、及び図6では上端部)は操作部11の外側に突出している。操作部11の上記貫通孔とシリンダ35の間はOリングL1により気密状態で塞いである。
バルーン吸引管路用ピストン40は両端が開口する円筒状のピストンであり、その外周面には軸線方向位置をずらして環状凹部41と2本の吸引路42(図2、図5、及び図6に1本のみ図示)が形成してある。2本の吸引路42はバルーン吸引管路用ピストン40の軸線方向に延びる溝である。2本の吸引路42の(バルーン吸引管路用ピストン40の)軸線方向位置は互いに一致しており、2本の吸引路42の(バルーン吸引管路用ピストン40の)周方向位置は互いに180°ずれている。またバルーン吸引管路用ピストン40にはバルーン吸引管路用ピストン40の内外を連通する第一空気流通孔43Aが穿設してあり、さらに環状凹部41を形成した部分には第二空気流通孔43Bが穿設してある。バルーン吸引管路用ピストン40の長手方向の中央部には環状フランジからなるストッパ44が突設してある。さらにバルーン吸引管路用ピストン40の外周面の吸引路42と同じ軸線方向位置には、2本の吸引路42と周方向位置をずらして断面円形の取付用凹部45が凹設してある。さらにバルーン吸引管路用ピストン40の内周面の外側端部近傍には環状フランジからなるストッパ46が突設してあり、バルーン吸引管路用ピストン40の外周面の外側端部近傍には環状フランジからなるバネ受け片47が突設してある。またバルーン吸引管路用ピストン40の外周面に形成した環状凹部にはOリングL2が装着してあり、OリングL2が最大径部38に気密状態で摺動可能に接触している。
バルーン吸引管路用ピストン40をシリンダ35内にスライド可能に挿入すると、図2、図5、及び図6に示すようにバルーン吸引管路用ピストン40の外側端部は操作部11の外側に突出する。
硬質ゴム製であるゴム部材48の全体形状は略円柱形状である。ゴム部材48の一方の側面(シリンダ35の内周面と対向する面)には、取付用凹部45の底面と反対側(シリンダ35の内周面側)に向かって突出する開閉凸部49B(図3、図4、図7)が形成されており、この開閉凸部49Bには、シリンダ35の内周面側に向かって凸の球面(曲面)からなる開閉面49が形成してある。さらにゴム部材48の上記一方の側面には、バルーン吸引管路用ピストン40のスライド方向の両端部(図2、図5、及び図6では上下両端部)に位置させて一対の切欠部50が形成してある。一対の切欠部50は、ゴム部材48の幅全体(ゴム部材48の幅方向は、バルーン吸引管路用ピストン40のスライド方向と直交する方向)に渡って形成してあり、ゴム部材48は該幅方向に直線的に延びている。
ゴム部材48の切欠部50を形成した部分より取付用凹部45の底部側に位置する部分の断面形状は、取付用凹部45と同一径の円形である。そのためゴム部材48を取付用凹部45に嵌合すると、ゴム部材48の当該部分(断面円形部)の外周面が取付用凹部45の内周面に密着する。その一方で、一対の切欠部50と取付用凹部45の内周面との間には一対の隙間Sが形成される(図4、図7参照)。
バルーン吸引管路用ピストン40はシリンダ35に対して図2及び図5に示す閉位置(ストッパ44がストッパ51A1に当接する位置)と図6に示す開位置との間を相対スライド可能である。バルーン吸引管路用ピストン40が閉位置に位置するときは図2及び図5に示すように、ゴム部材48の開閉面49がシリンダ35の内周面に形成された(バルーン吸引管29の後端開口と連通する)バルーン吸引管接続孔39(の周縁部)に強く接触する(バルーン吸引管接続孔39の周縁部がゴム部材48の開閉面49に食い込む)ことにより、ゴム部材48(開閉面49)によってシリンダ35のバルーン吸引管接続孔39が塞がれる。そのためバルーン吸引管路用ピストン40が閉位置に位置するときは、バルーン吸引管29(バルーン吸引管接続孔39)と共通吸引管30の間のシリンダ35の内部空間を介した連通が遮断される。一方、バルーン吸引管路用ピストン40が開位置に位置するときは図6に示すようにゴム部材48の開閉面49がシリンダ35のバルーン吸引管接続孔39に対してスライドしてシリンダ35の中間径部37(バルーン吸引管接続孔39とは別の部位)に接触し、バルーン吸引管29(バルーン吸引管接続孔39)と共通吸引管30がバルーン吸引管路用ピストン40の環状凹部41及び吸引路42(シリンダ35の内部空間)を介して互いに連通する。
吸引管路用ピストン52の外周面の4カ所には軸線方向位置をずらして4つの環状凹部が凹設してあり、各環状凹部にはOリングL3、L4、L5、L6がそれぞれ装着してある。このうちOリングL3はシリンダ35の最小径部36に対してのみ気密状態で摺接し、OリングL4は吸引管路用ピストン52のシリンダ35及びバルーン吸引管路用ピストン40に対するスライド位置に応じてバルーン吸引管路用ピストン40の内周面とシリンダ35の最小径部36とに選択的に気密状態で摺接する。一方、OリングL5及びOリングL6はバルーン吸引管路用ピストン40の内周面に対してのみ気密状態で摺接する。
吸引管路用ピストン52をバルーン吸引管路用ピストン40内にスライド可能に挿入すると、図2、図5、及び図6に示すように吸引管路用ピストン52の外側端部は操作部11の外側に突出する。
さらにバルーン吸引管路用ピストン40のバネ受け片47とピストン止め環51Aの間には、第一コイルスプリングCS1より付勢力が強い第二コイルスプリングCS2が縮設してある。そのためバルーン吸引管路用ピストン40は第二コイルスプリングCS2の付勢力によって、バネ受け片47がシリンダ35から外側に離間する方向に付勢されている。
以上説明したシリンダ35、バルーン吸引管路用ピストン40、ゴム部材48、ピストン止め環51A、第一カバー筒51B、吸引管路用ピストン52、操作ボタン57、第二カバー筒58、第一コイルスプリングCS1、第二コイルスプリングCS2、及びOリングL1〜L6が吸引操作手段33の構成要素である。
挿入部12の先端硬質部19(超音波プローブ23)に、処置具挿通兼吸引管26の前端開口を避けながら弾性材料製(例えばシリコンゴム製)のバルーン(図示略)を被せて、超音波内視鏡10のコネクタ部13aに設けた接続口金31に対して負圧源(図示略)を接続する。そして挿入部12を被検者の体腔に挿入した後に、先端硬質部19に形成した注水口(図示略)から先端硬質部19(超音波プローブ23)の表面とバルーンの内面との間に脱気水を注入してバルーンを膨らませる。このようにして膨らませたバルーンを体腔壁に接触させた上で超音波プローブ23から超音波を発信するとCRTモニタに超音波画像が表示される。
操作ボタン57に対して第一コイルスプリングCS1及び第二コイルスプリングCS2以外の外力を及ぼさないときは、超音波内視鏡10の周囲の外気(空気)が第二カバー筒58とピストン止め環51A(第一カバー筒51B)の隙間、第一空気流通孔43A、第二空気流通孔43B、吸引路42、及び共通吸引管30を介して負圧源によって吸引される。
一方、操作ボタン57に対して押込方向(図2、図5、及び図6の下方)の外力を及ぼして、第二コイルスプリングCS2を図2及び図5に示す初期状態に保持したまま第一コイルスプリングCS1のみを図2に示す初期状態から圧縮方向に弾性変形させると、初期閉位置に位置していた吸引管路用ピストン52が第一コイルスプリングCS1の付勢力に抗して図5の開位置までスライドする一方で、バルーン吸引管路用ピストン40は閉位置に留まる。すると吸引管路用ピストン52の外周面に形成した吸引用連通路53の開口端部が共通吸引管30の前端開口と対向し吸引管28と共通吸引管30がシリンダ35の内部空間を介して互いに連通するので、負圧源が発生した吸引力が共通吸引管30、吸引用連通路53、吸引管28、及び処置具挿通兼吸引管26を介して処置具挿通兼吸引管26の前端開口に及ぶ。そのため処置具挿通兼吸引管26の前端開口から被検者の体液等を吸引可能になる。一方、このときゴム部材48がバルーン吸引管接続孔39を塞ぐので、負圧源の吸引力はバルーン吸引管接続孔39(バルーン吸引管29)には及ばない。
操作ボタン57に加えていた上記外力を消失させると第一コイルスプリングCS1の付勢力によって吸引管路用ピストン52は初期閉位置に移動復帰する。
ゴム部材48の開閉面49がシリンダ35のバルーン吸引管接続孔39に対してスライドするとき、図7に示すようにゴム部材48の開閉凸部49Bは取付用凹部45と切欠部50の間に形成された隙間Sを利用してバルーン吸引管路用ピストン40(ゴム部材48)のシリンダ35に対するスライド方向と反対側に弾性変形するので、ゴム部材48(バルーン吸引管路用ピストン40)のシリンダ35に対するスライド動作に伴ってゴム部材48の開閉面49がシリンダ35のバルーン吸引管接続孔39(の周縁部)によって削られるおそれは小さい。
操作ボタン57に加えていた上記外力を消失させると第一コイルスプリングCS1及び第二コイルスプリングCS2の付勢力によって、バルーン吸引管路用ピストン40が閉位置に移動復帰しかつ吸引管路用ピストン52が初期閉位置に移動復帰する。バルーン吸引管路用ピストン40が閉位置に移動復帰するときもゴム部材48の開閉凸部49Bは隙間Sを利用してバルーン吸引管路用ピストン40(ゴム部材48)のシリンダ35に対するスライド方向と反対側に弾性変形するので、この場合もゴム部材48(バルーン吸引管路用ピストン40)のシリンダ35に対するスライド動作に伴ってゴム部材48の開閉面49がシリンダ35のバルーン吸引管接続孔39(の周縁部)によって削られるおそれは小さい。
そのため、例えば、超音波内視鏡10による上記内視鏡術が終了した後に当該超音波内視鏡10を用いて新たな内視鏡術を行う場合に、バルーン吸引管路用ピストン40が閉位置に位置するときにゴム部材48(開閉面49)とバルーン吸引管接続孔39の間に隙間が形成されるおそれが小さい。そのためバルーン吸引管路用ピストン40を閉位置に位置させているにも拘わらず、負圧源の吸引力が(ゴム部材48とバルーン吸引管接続孔39の間の上記隙間から)バルーン吸引管29に及んでしまい、先端硬質部19の表面とバルーンの内面の間に注入した上記脱気水が意図せずに吸引されてしまうことを防止できる。
例えば取付用凹部45の断面形状及びゴム部材48の切欠部50より取付用凹部45の底部側に位置する部分の断面形状を共に円形にしたが、両者を円形以外の同一形状(例えば四角形)にしてもよい。さらに開閉面49は取付用凹部45の底面と反対側(シリンダ35の内周面側)に向かって凸の曲面であれば、球面とは異なる形状の曲面とすることが可能である。
さらにゴム部材48に形成する切欠部50を、バルーン吸引管路用ピストン40のスライド方向の両端部の一方のみとしてもよい。
また切欠部50はゴム部材48の幅全体に渡って形成する必要はなく、ゴム部材48の全幅の一部にのみ形成してもよい。
また超音波内視鏡10は斜視型内視鏡であるが、斜視型ではない超音波内視鏡(但し、挿入部の先端部に被せたバルーンを避けた位置に処置具挿通兼吸引管の前端開口を形成する)に本発明を適用してもよい。
11 操作部
11a 処置具挿入口突起
11b キャップ
12 挿入部
13 ユニバーサルチューブ
13a コネクタ部
14 超音波画像伝送用チューブ
14a コネクタ部
15 湾曲操作レバー
17 湾曲部
18 可撓管部
19 先端硬質部(先端部)
20 傾斜面
23 超音波プローブ
26 処置具挿通兼吸引管(吸引管路)
28 吸引管(吸引管路)
29 バルーン吸引管(バルーン吸引管路)
29a バルーン吸引開口
30 共通吸引管
31 接続口金
33 吸引操作手段
35 シリンダ
36 最小径部
37 中間径部
38 最大径部
39 バルーン吸引管接続孔(バルーン吸引管路)(バルーン側開口)
40 バルーン吸引管路用ピストン
41 環状凹部
42 吸引路
43A 第一空気流通孔
43B 第二空気流通孔
44 ストッパ
45 取付用凹部
46 ストッパ
47 バネ受け片
48 ゴム部材
49B 開閉凸部
49 開閉面
50 切欠部
51A ピストン止め環
51A1 ストッパ
51B 第一カバー筒
52 吸引管路用ピストン
53 吸引用連通路
54 ストッパ
55 バネ受け片
57 操作ボタン
58 第二カバー筒
59 バネ受け片
CS1 第一コイルスプリング
CS2 第二コイルスプリング
L1 L2 L3 L4 L5 L6 Oリング
S 隙間
Claims (3)
- 操作部から延びる挿入部の先端部の表面に設けた、該先端部に着脱可能に装着したバルーンによって覆われる超音波プローブと、
上記操作部及び上記挿入部の内部に配設した、一端が上記挿入部の表面において開口する吸引管路と、
上記操作部及び上記挿入部の内部に配設しかつ一端が上記先端部の表面の上記バルーンによって覆われる部位において開口する、上記吸引管路とは独立した管路であるバルーン吸引管路と、
上記操作部内に設けた、上記バルーン吸引管路及び上記吸引管路の他端開口、並びに吸引源と連通するシリンダと、
上記シリンダに対してスライド自在で外周面に取付用凹部を備えるバルーン吸引管路用ピストンと、
該バルーン吸引管路用ピストン及び上記シリンダに対してスライド自在であり、上記吸引管路の上記他端開口を開閉する吸引管路用ピストンと、
上記取付用凹部に固定状態で嵌合した、上記バルーン吸引管路の上記他端開口であるバルーン側開口と対向したときに該バルーン側開口を塞ぎ、上記バルーン側開口と異なる位置までスライドしたときに該バルーン側開口を開放するゴム部材と、
を備え、
上記ゴム部材が、
上記シリンダの内周面との対向面に形成した、上記シリンダの上記内周面に向かって凸の曲面からなり、上記バルーン側開口を開閉する開閉面を有する開閉凸部と、
上記対向面における上記バルーン吸引管路用ピストンのスライド方向の両端部の少なくとも一方に形成した、上記取付用凹部の内周面との間に隙間を形成する切欠部と、
を備え、
上記ゴム部材は、上記開閉面がバルーン側開口を塞いでいる状態で、上記バルーン吸引用ピストンがスライドしたとき上記開閉面を有する上記開閉凸部が弾性変形して上記スライド方向と反対側に位置している上記隙間内に入り込むことを特徴とする超音波内視鏡。 - 請求項1記載の超音波内視鏡において、
上記スライド方向が、上記ゴム部材の幅方向に対して直交する方向であり、
上記切欠部が上記ゴム部材の幅全体に及ぶ超音波内視鏡。 - 請求項1または2記載の超音波内視鏡において、
上記開閉面における上記両端部に上記切欠部を形成した超音波内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012250479A JP6066681B2 (ja) | 2012-11-14 | 2012-11-14 | 超音波内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012250479A JP6066681B2 (ja) | 2012-11-14 | 2012-11-14 | 超音波内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014097186A JP2014097186A (ja) | 2014-05-29 |
JP6066681B2 true JP6066681B2 (ja) | 2017-01-25 |
Family
ID=50939771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012250479A Active JP6066681B2 (ja) | 2012-11-14 | 2012-11-14 | 超音波内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6066681B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3434562B2 (ja) * | 1994-04-04 | 2003-08-11 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用管路切換装置 |
JP4274518B2 (ja) * | 2002-11-22 | 2009-06-10 | Hoya株式会社 | 内視鏡の管路切換装置 |
JP4217487B2 (ja) * | 2003-01-08 | 2009-02-04 | Hoya株式会社 | 内視鏡の管路切換装置 |
JP4406268B2 (ja) * | 2003-11-17 | 2010-01-27 | Hoya株式会社 | 灌流下観察用内視鏡の送水操作装置 |
JP4787025B2 (ja) * | 2006-01-17 | 2011-10-05 | Hoya株式会社 | 内視鏡の管路切換弁 |
JP2009045126A (ja) * | 2007-08-15 | 2009-03-05 | Hoya Corp | 内視鏡の配管切換弁 |
-
2012
- 2012-11-14 JP JP2012250479A patent/JP6066681B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014097186A (ja) | 2014-05-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5552014B2 (ja) | 内視鏡の吸引ボタン | |
JP5349561B2 (ja) | 内視鏡用管路切換装置 | |
JP5250601B2 (ja) | 内視鏡用管路切換装置 | |
JP5192528B2 (ja) | 内視鏡用管路切換装置 | |
EP2878252B1 (en) | Switching valve unit and endoscope apparatus | |
JP5404569B2 (ja) | 内視鏡の吸引ボタン | |
US9642512B2 (en) | Switching valve unit and endoscope apparatus | |
CN103027654B (zh) | 用于端部开口的封闭装置 | |
JP5963979B2 (ja) | 内視鏡用管路切換装置 | |
JP5414759B2 (ja) | 流体管路切換装置および内視鏡 | |
JP2013070702A (ja) | 流体管路切換装置および内視鏡 | |
JP5238844B2 (ja) | 栓体及び内視鏡 | |
JPWO2013099445A1 (ja) | 内視鏡用バルブ | |
JP2013106770A (ja) | 内視鏡の吸引管路切り替え装置 | |
JP2018121924A (ja) | 内視鏡用送気送水弁及び内視鏡 | |
JP5397863B2 (ja) | 親子式内視鏡 | |
CN116456885A (zh) | 具有带固定环的抽吸阀的内窥镜 | |
JP6204790B2 (ja) | 内視鏡 | |
JP6066681B2 (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP2014097231A (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP5400118B2 (ja) | 内視鏡用鉗子栓 | |
JP5686711B2 (ja) | 内視鏡用栓体及びこれを備えた内視鏡 | |
JP2016047088A (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP5989411B2 (ja) | 腹腔鏡装置 | |
JP2014117337A (ja) | 内視鏡用バルブ及び内視鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150129 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6066681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |