JP6066364B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

この発明は、電子鍵盤楽器などの鍵盤楽器に関する。
例えば、電子鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、楽器ケース内に鍵盤部を前側上方に露出させて設け、この鍵盤部を開閉可能に覆う鍵盤蓋を楽器ケース内に引出可能に収納し、鍵盤部の後方に位置する楽器ケース内に発音部を設け、この発音部で発生した楽音を楽器ケースの前側に向けて放音するように構成されたものが知られている。
特開2010−286633号公報
このような電子鍵盤楽器は、演奏する際に鍵盤蓋が楽器ケース内に収納されて発音部の上方を塞いでしまうため、鍵盤蓋に多数の小孔からなる放音部を設け、この放音部を通して、発音部で発生した楽音を楽器ケースの前側に向けて放音するように構成されている。また、この電子鍵盤楽器では、鍵盤部が楽器ケース内に配置された鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に配列された複数の鍵と、を備え、これら複数の鍵盤の各隙間を通して、発音部で発生した楽音を楽器ケースの前側に向けて放音するように構成されている。
しかしながら、このような電子鍵盤楽器では、発音部で発生した楽音が、鍵盤蓋の放音部を通して、楽器ケースの前側に向けて放音されると共に、複数の鍵の各隙間を通して、楽器ケースの前側に向けて放音されるが、鍵盤蓋の放音部が鍵盤蓋に設けられた多数の小孔であるため、放音部の開口面積が小さく、また複数の鍵の各隙間が狭いため、発音部で発生した楽音を効率良く十分に放音することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、楽音を効率良くかつ十分に放音することができる鍵盤楽器を提供することである。
この発明は、鍵盤部と、対の側板及び当該一対の側板の上端部に取り付けられた天板を少なくとも備える楽器ケースと、前記鍵盤部の後端部側に起立して設けられる仕切部材と、前記天板の下側に配置され、発音放音孔が設けられている棚板と、前記仕切部材の後方かつ前記棚板の下側に、前記発音放音孔に対応して設けられる発音部と、前記仕切部材と前記天板との間の開放部と、前記開放部を通して、前記発音放音孔から放音される音を前記楽器ケースの前側に放つ放音孔の周囲を囲む枠状部と、を備え、前記枠状部は、前記放音孔の上下方向にそれぞれ位置する上板部及び下板部を有し、前記上板部及び前記下板部との間に位置するとともに、当該枠状部と別体で形成され、前記上板部の撓みを抑制するために前記上板部を支える補強部と、を備えることを特徴とする鍵盤楽器である。
この発明によれば、天板と棚板との間に放音された楽音は、仕切部材と天板との間の開放部を通して、枠状部の放音孔から効率良くかつ十分に楽器ケースの前側に向けて放音させることができる。
この発明を電子鍵盤楽器に適用した一実施形態において、一部を破断して示した正面図である。 図1に示された電子鍵盤楽器のA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示された電子鍵盤楽器における放音部材の要部を一部破断して示した拡大斜視図である。
以下、図1〜図3を参照して、この発明を電子鍵盤楽器に適用した一実施形態について説明する。
この電子鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、楽器ケース1を備えている。
この楽器ケース1は、図1および図2に示すように、底板2と、この底板2の前端部(図2では左端部)に起立して設けられた前板3と、底板2の後端部(図2では右端部)に起立して設けられた後板4と、底板2の両側部(図2は紙面の表裏面側)に起立して設けられた一対の側板5と、後板4の上端部および一対の側板5の上端部に設けられた天板6とを備えている。
この場合、前板3は、図1および図2に示すように、その高さが後板4の高さの半分以下の高さに形成されている。また、一対の側板5は、前部側(図2では左側)が前板3の高さよりも少し高く形成され、後部側(図2では右側)が後板4と同じ高さに形成されている。これにより、一対の側板5は、前部側と後部側との境界部がほぼ垂直な立ち上り部5aに形成され、この立ち上り部5aの下部から側板5の前端部に向けて前下がりに緩やかに傾斜する傾斜部5bが形成されている。
天板6は、図1および図2に示すように、一対の側板5における後部側(図2では右側)の各上端部と後板4の上端部とに亘って取り付けられている。これにより、楽器ケース1は、一対の側板5の前部側(図2では左側)に位置する個所が上側に開放されたほぼ箱形状に形成されている。この場合、天板6の前側上面には、譜面立て9が後方に少し傾いた状態で起立して設けられている。
一方、楽器ケース1内における前側部(図2では左側)には、図2に示すように、鍵盤部7が上方に露呈した状態で設けられている。この鍵盤部7は、楽器ケース1の底板2上に設けられた鍵盤シャーシ8と、この鍵盤シャーシ8上に並列に配列された複数の鍵10と、を備えている。複数の鍵10は、白鍵10aと黒鍵10bとを有し、その各後端部が鍵盤シャーシ8上に上下方向に回転可能に取り付けられ、この状態で楽器ケース1の前側上方に露呈するように構成されている。
また、楽器ケース1内には、図2に示すように、鍵盤部7の複数の鍵10にそれぞれアクション荷重を付与するアクション機構部11が、鍵盤部7の後方に位置して設けられている。このアクション機構部11は、鍵10が押鍵された際に、その押鍵された鍵10に対応するハンマー部材11aが回転することにより、押鍵された鍵10それぞれにアクション荷重を付与するように構成されている。
すなわち、このアクション機構部11は、図2に示すように、鍵10にアクション荷重を付与することにより、アコースティックピアノの鍵タッチに近似した鍵タッチ感が得られるように構成されている。また、このアクション機構部11は、ハンマー部材11aが回転して鍵10にアクション荷重を付与した際に、スイッチ動作するスイッチ部12を備えている。このスイッチ部12は、そのスイッチ動作によって後述する発音部13から楽音を発生させるための電気信号を出力するように構成されている。
また、この楽器ケース1内には、図2に示すように、鍵盤部7とアクション機構部11との間を仕切る仕切部材14が設けられている。この仕切部材14は、鍵盤部7における複数の鍵10の各後端部の上方に配置されたカバー板14aと、このカバー板14aの後端部上にほぼ垂直に起立して設けられた上前板14bと、を有している。
この場合、カバー板14aは、図2に示すように、鍵盤部7の後部上側に位置した状態で、一対の側板5間に梁渡されている。また、上前板14bは、天板6の前端部(図2では左端部)に位置する側板5の立ち上り部5aから後部側(図2では右端部)に離れた位置に配置されている。この上前板14bは、その上端部が天板6の下面から下側に離れた位置に配置されている。これにより、天板6の下面と上前板14bの上端部との間には、開放部14cが設けられている。
さらに、この楽器ケース1内には、図2に示すように、棚板15が天板6の下側でかつアクション機構部11の上方に位置する箇所に配置されている。この棚板15は、上前板14bの上端部と後板4との間に位置して設けられている。この棚板15の前側下面における鍵10の配列方向の両側には、図1および図2に示すように、発音部13がそれぞれ上向きで取り付けられている。この場合、棚板15には、発音放音孔15aが発音部13に対応して設けられている。
ところで、この楽器ケース1には、図1および図2に示すように、鍵盤部7を開閉可能に覆うための鍵盤蓋開閉装置16が設けられている。この鍵盤蓋開閉装置16は、鍵盤部7を開閉可能に覆う鍵盤蓋17を備えている。この鍵盤蓋17は、鍵盤部7の前後方向における長さが互いに異なる前蓋18と後蓋19とを有し、これら前蓋18と後蓋19とが蝶番などの連結部材20によって折り曲げ可能に連結された構成になっている。
すなわち、この鍵盤蓋17は、前蓋18と後蓋19とが図2において連結部材20を中心に回転してほぼ平板状に展開した状態で、鍵盤部7の上側に配置されることにより、前蓋18が鍵盤部7の前部側を覆い、後蓋19が鍵盤部7の後部側を覆うように構成されている。この場合、前蓋18は、その前後方向の長さが後蓋19の前後方向(図2では上下方向)の長さよりも長く形成されている。
また、この鍵盤蓋開閉装置16は、図2に示すように、後蓋19の後端部を楽器ケース1に回転可能に支持する回転支点部21と、前蓋18の前端部を鍵盤部7の前後方向にガイドするガイド部22と、を備えている。回転支点部21は、ヒンジ部であり、仕切部材14の上前板14bの下部に位置した状態で、一対の側板5間に梁渡された軸部21aと、後蓋19の後端上部に設けられた筒状の軸受部21bと、を備えている。
これにより、回転支点部21は、図2に示すように、一対の側板5間に梁渡された軸部21aが後蓋19の軸受部21bに挿入され、この状態で軸部21aを中心に後蓋19が上下方向に回転するように構成されている。また、この回転支点部21は、前蓋18と後蓋19とが連結部材20で折れ曲がって鍵盤蓋17が鍵盤部7を開放した際に、鍵盤蓋17を山折に折り曲げて前蓋18を鍵盤部7の後部上方に起立させるように構成されている。
また、ガイド部22は、図2に示すように、前蓋18の前端下部に設けられたガイド突起部18aが挿入して鍵盤部7の前後方向にガイドする溝であり、楽器ケース1における一対の側板5の各内面に設けられている。すなわち、このガイド部22は、鍵盤部7の前端部から立ち上がり、鍵盤部7の上側に沿って鍵盤部7の後部に亘って緩やかに湾曲した状態で設けられている。
これにより、鍵盤蓋17は、前蓋18と後蓋19とが図2において連結部材20を中心に回転してほぼ平板状に展開した状態で鍵盤部7の上側に配置された際に、前蓋18が前下がりに少し傾斜した状態で、前蓋18のガイド突起部18aがガイド部22の前端部に位置して支持されると共に、後蓋19がほぼ水平な状態で、後蓋19の後端部が回転支点部21によって支持されるように構成されている。
また、この鍵盤蓋17は、図2に示すように、前蓋18と後蓋19とが連結部材20を中心に折れ曲がって互いに接近した状態で、鍵盤部7を開放させた際に、前蓋18のガイド突起部18aがガイド部22の後端部に位置して前蓋18がほぼ直立に起立した状態で支持されると共に、後蓋19の後端部が回転支点部21によって支持されて後蓋19が起立するように構成されている。
この場合、鍵盤蓋17は、図2に示すように、前蓋18と後蓋19とが連結部材20を中心に山折に折れ曲がって起立した際に、後蓋19が仕切部材14の上前板14bに接近した状態で、一対の側板5の立ち上り部5aと仕切部材14との間に配置されて収納されるように構成されている。すなわち、この鍵盤蓋17は、山折に折れ曲がって起立した際に、その上端部が天板6の下面から下側に離れた仕切部材14の上端部よりも少し低い高さになるように構成されている。
ところで、この楽器ケース1の前側上部には、図1〜図3に示すように、放音部材24が設けられている。この放音部材24は、枠形状に形成され、発音部13で発生した音を楽器ケース1の前側に向けて放音する放音孔23が、楽器ケース1の前後方向に開放されて設けられている。また、この放音部材24は、鍵盤部7の後部上方に位置する楽器ケース1の天板6の前側下面に配置されている。
すなわち、この放音部材24は、図1〜図3に示すように、複数の鍵10の配列方向に沿う鍵盤部7の全長に亘って配置された肉厚の薄い枠状部25と、この枠状部25を補強する複数の補強部26と、を有し、枠状部25と複数の補強部26とで囲われた領域に放音孔23が楽器ケース1の前後方向に開放された状態で形成された構成になっている。
この場合、枠状部25は、図1〜図3に示すように、厚みの薄い板(上板部25a、下板部25b)によって枠状に構成されている。この枠状部25は、その高さが天板6の下面と上前板14bの上端面との間の開放部14cの高さとほぼ同じ高さに形成されている。また、この枠状部25は、その前後方向の長さが、仕切部材14または仕切部材14の上前板14bの前面と一対の側板5の立ち上り部5aとの間の長さよりも少し短い長さで形成されている。枠状部25は、側板5の立ち上り部5aより前方向に突出しないことが望ましい。つまり、側板5の上部の前後方向の長さに基づく。
複数の補強部26は、図1および図3に示すように、枠状部25内に設けられて枠状部25を補強する角棒状のブロックであり、枠状部25内の両端部、鍵10の配列方向における枠状部25の中間部、およびこの中間部と両端部との間に位置する各中間部にそれぞれ設けられている。
これら複数の補強部26および枠状部25には、図1および図3に示すように、ビス27が挿入するビス挿入孔28が上下に貫通して設けられている。このビス挿入孔28の下部には、ビス27の頭部27aが挿入する座ぐり部28aが設けられている。補強部26は、枠状部25と別体で形成されており、上板部25aの撓みを抑制するため、上板部25a、下板部25bの厚さより厚い部材である。
これにより、放音部材24は、図1〜図3に示すように、天板6の下面と上前板14bの上端面との間の開放部14cに対応して、仕切部材14の上前板14bの前側に位置する天板6の前側下面に配置され、この状態でビス27がビス挿入孔28に下側から挿入されて天板6に螺着されることにより、天板6の下面に取り付けられるように構成されている。
この場合、放音部材24は、図1〜図3に示すように、鍵盤蓋17が山折に折れ曲がって、後蓋19が仕切部材14の上前板14bに接近した状態で、一対の側板5の立ち上り部5aと仕切部材14との間に起立して配置された際に、鍵盤蓋17の上端部が放音部材24の下側に位置することにより、鍵盤蓋17によって放音部材24の放音孔23が塞がれないように構成されている。
また、この放音部材24の前面には、図1〜図3に示すように、ネット部材29が設けられている。このネット部材29は、発音部13のネットとほぼ同じ布状のものであり、放音部材24の放音孔23を覆って放音部材24の前面に取り付けられ、この状態で発音部13が発生した音を通過させ、埃などの塵挨が通過しないように構成されている。この場合、ネット部材29は、楽器ケース1の前面に露呈するため、装飾性を有していることが望ましい。
一方、天板6の後部側には、図2に示すように、放音蓋30が開閉可能に設けられている。この放音蓋30に対応する個所の天板6には、天板放音孔6aが上下に貫通して設けられている。放音蓋30は、その後端部が蝶番30aによって後板4の上端部に回転可能に取り付けられ、この蝶番30aを中心に上下方向に回転して天板放音孔6aを開閉するように構成されている。
この場合、放音蓋30は、図2に示すように、蝶番30aを中心に上方に向けて回転して天板放音孔6aを開放した際に、蓋支持部材31によって支持されるように構成されている。すなわち、この蓋支持部材31は、楽器ケース1内の棚板15の上面に設けられた支持規制部32と、この支持規制部32にスライド可能に設けられて放音蓋30を支持する支持棒33と、を備えている。
この支持棒33は、図2に示すように、その上端部33aが放音蓋30の前側下面に回転可能に取りけられ、下端部33bが支持規制部32にスライド可能に設けられた構成になっている。これにより、支持棒33は、放音蓋30が開かれる際に、下端部33bが支持規制部32に沿って前側に移動しながら徐々に起立し、放音蓋30が開かれた際に、下端部33bが支持規制部32の前端部に当接して位置規制されることにより、天板放音孔6aを開放した状態で放音蓋30を支持するように構成されている。
また、この支持棒33は、図2に示すように、放音蓋30が閉じられる際に、下端部33bが支持規制部32に沿って後側に移動しながら徐々に横倒し、放音蓋30が閉じられた際に、下端部33bが支持規制部32の後端部に位置して、楽器ケース1内に横倒して収納されることにより、放音蓋30が閉じられて天板6の天板放音孔6aを塞ぐように構成されている。
次に、この電子鍵盤楽器の作用について説明する。
この電子鍵盤楽器で演奏する場合には、まず、鍵盤蓋17を開いて鍵盤部7を開放する。このときには、前蓋18の前端下部に手を掛けて前蓋18を押し上げながら鍵盤部7の後方に向けて押す。
すると、前蓋18のガイド突起部18aがガイド部22に沿って鍵盤部7の後部側に向けて移動を開始すると共に、後蓋19の後端部が回転支点部21を中心に図2において時計回りに回転を開始する。このときには、前蓋18と後蓋19とが連結部材20を中心に回転して徐々に山折が高くなるように折れ曲がる。
そして、前蓋18を更に鍵盤部7の後方に向けて押すと、前蓋18の下面(図2では右側面)が後蓋19の下面(図2では左側面)に対面して接近し、前蓋18のガイド突起部18aがガイド部22の後端部に位置した状態でほぼ直立に起立すると共に、後蓋19の後端部が回転支点部21を中心に更に時計回りに回転して起立する。
このときには、前蓋18のガイド突起部18aがガイド部22の後端部に支持されて、前蓋18が鍵盤部7の後部上方にほぼ垂直な状態で起立する。これにより、前蓋18の下面(図2では右側面)と後蓋19の下面(図2では左側面)とが互いに対面して接近した状態で、鍵盤蓋17が鍵盤部7の後端部上に山折に折り曲げられて起立し、鍵盤部7が開放される。
この状態では、鍵盤蓋17が山折に折れ曲がって、後蓋19が仕切部材の上前板14bに接近した状態で、鍵盤蓋17が一対の側板5の立ち上り部5aと仕切部材14との間に起立して配置されると共に、鍵盤蓋17の上端部が放音部材24の下側に位置して配置される。これにより、放音部材24の放音孔23が鍵盤蓋17によって塞がれることがない。また、このときには、放音蓋30を閉じて天板6の天板放音孔6aを塞いでおく。
このように天板6の天板放音孔6aが塞がれて、鍵盤部7が開放された状態では、鍵盤部7が楽器ケース1の上側に露出するので、この鍵盤部7の複数の鍵10を押鍵操作して演奏することができる。この状態で、鍵10を押鍵操作して演奏すると、アクション機構部11のハンマー部材11aが回転して鍵10にアクション荷重が付与される。また、このときには、アクション機構部11のスイッチ部12がスイッチ動作して電気信号を出力し、このスイッチ部12からの電気信号に基づいて発音部13が楽音を発生する。
このように発音部13が楽音を発生すると、その楽音が棚板15の発音放音孔15aから天板6の下側に放音される。このときには、天板6の天板放音孔6aが放音蓋30で塞がれているため、天板6と棚板15との間に放音された楽音は、仕切部材14の上前板14bと天板6との間の開放部14cを通して、放音部材24の放音孔23から楽器ケース1の前側に向けて放音される。これにより、演奏者が発音部13で発生した楽音を良好に聴くことができる。
この場合、放音部材24は、複数の鍵10の配列方向に沿う鍵盤部7の全長に亘って配置された肉厚の薄い枠状部25と、この枠状部25を補強する複数の補強部26と、を有し、枠状部25と複数の補強部26とで囲われた領域に放音孔23が楽器ケース1の前後方向に開放されて形成された構成であるから、放音孔23の放音面積が広く形成されている。このため、発音部13で発生された楽音が効率良くかつ十分に楽器ケース1の前側に向けて放音される。
また、このときには、発音部13が棚板15の下面における前部側に設けられていることにより、発音部13が放音部材24に接近して配置されている。このため、発音部13で発生された楽音が効率良く放音部材24の放音孔23に導かれて、放音部材24の放音孔23から良好に楽器ケース1の前側に向けて放音される。
ところで、発音部13で発生された楽音の音質を変えたい場合には、天板6に設けられた放音蓋30を開いて天板6の天板放音孔6aを開放させれば良い。このときには、放音蓋30の後端部に設けられた蝶番30aを中心に放音蓋30を上方に向けて回転させると、支持棒33の下端部33bが支持規制部32に沿って前側に移動しながら徐々に起立し、放音蓋30が開いた際に、支持棒33の下端部33bが支持規制部32の前端部に当接して位置規制される。
これにより、放音蓋30が開いて天板放音孔6aを開放させた状態で、放音蓋30が支持棒33によって支持される。この状態で、発音部13で楽音が発生されると、その楽音が棚板15の発音放音孔15aから天板6に向けて放音される。この放音された楽音は、その一部が放音部材24の放音孔23を通して楽器ケース1の前側に放音される。
また、他の一部の楽音は、天板6の天板放音孔6aから楽器ケース1の上方に放音され、この放音された楽音が放音蓋30で楽器ケース1の前側に向けて反響される。このように、発音部13で発生された楽音が放音部材24の放音孔23と天板6の天板放音孔6aとから楽器ケース1の外部に放音されることにより、発音部13で発生された楽音の音質が変化し、この変化した音質の楽音を良好に聴くことができる。
このように、この鍵盤楽器によれば、鍵盤部7と、この鍵盤部7を収納するとともに、一対の側板5及び当該一対の側板5の上端部に取り付けられた天板6を少なくとも備える楽器ケース1と、発音部13と、この発音部13からの音を楽器ケース1の前側に放つ放音孔23の周囲を囲む枠状部25と、この枠状部25は、放音孔23の上下方向にそれぞれ位置する上板部25a及び下板部25bを有し、上板部25a及び下板部25bとの間に位置するとともに、当該枠状部25と別体で形成され、上板部25aの撓みを抑制するために上板部25aを支える補強部26と、を備えることにより、枠状部25によって放音孔23の開口面積を最大限に広くすることができ、これにより枠状部25の放音孔23によって楽音を効率良くかつ十分に楽器ケース1の前側に向けて放音させることができる。
この場合、枠状部25の前後方向の長さは、側板5の前部の立ち上り部5aと、鍵盤部7の後部上方に起立して設けられた上前板14bの前面との間の長さに基づくことにより、枠状部25の奥行き、つまり前後方向に長さを長くすることができ、これにより発音部13で発生した楽音を楽器ケース1の前方に向けて放音する際に、楽音に指向性をもたせることができると共に、見栄えを良くすることができ、デザイン性の向上を図ることができる。
また、放音部材24は、複数の鍵10の配列方向に沿って配置された肉厚の薄い枠状部25と、この枠状部25を補強する補強部26と、を有していることにより、肉厚の薄い枠状部25によって放音孔23の開口面積を最大限に広くすることができると共に、放音孔23の開口面積を最大限に広くして枠状部25の強度が低下しても、補強部26によって枠状部25の強度を確保することができ、これにより枠状部25の剛性を高めることができる。
また、この放音部材24は、その前面にネット部材29が放音孔23を覆って設けられていることにより、このネット部材29を通して楽音を楽器ケース1の前側に放音することができると共に、ゴミなどの塵挨が楽器ケース1内に侵入するのを防ぐことができるほか、楽器ケース1の上部における前側下部に放音部材24を設けても、この放音部材24をネット部材29で隠すことができるので、放音部材24によって楽器ケース1の外観が損なわれることがないばかりか、ネット部材29によって楽器ケース1のデザイン性を高めることができる。
さらに、この電子鍵盤楽器では、楽器ケース1内に発音部13が放音部材24の後方に位置して配置されていることにより、発音部13で発生した楽音が楽器ケース1内に放音されても、その楽音を放音部材24の放音孔23から楽器ケース1の前側に確実にかつ良好に放音させることができる。
この場合、楽器ケース1は、その内部に棚板15が天板6とアクション機構部11との間に配置され、この棚板15の下面における前部側に発音部13が上向きに取り付けられているので、発音部13を放音部材24に接近させて配置することができる。このため、発音部13で発生された楽音が天板6と棚板15との間に放音されても、その楽音を効率良く放音部材24の放音孔23から楽器ケース1の前側に向けて放音させることができる。
また、この電子鍵盤楽器では、放音部材24の下側に鍵盤部7の上側を開閉可能に覆う鍵盤蓋17が、山折に折れ曲がって起立した状態で配置されることにより、鍵盤蓋17を開いて鍵盤部7を露出させる際に、鍵盤蓋17を楽器ケース1内に収納する必要がなく、鍵盤部7の後部側に位置する楽器ケース1の前部側に起立させた状態で、放音部材24の放音孔23を塞ぐことなく配置することができる。
すなわち、鍵盤蓋17は、前蓋18と後蓋19とが連結部材20によって折り曲げ可能に連結され、後蓋19の後端部が回転支点部21によって仕切部材14に回転可能に取り付けられた構成であるから、連結部材20によって前蓋18と後蓋19とを山折に折り曲げて起立させることができると共に、回転支点部21によって後蓋19を仕切部材14に接近させて配置することができ、これにより鍵盤蓋17をコンパクトに開くことができる。
この場合、鍵盤蓋17は、前蓋18と後蓋19とを山折に折り曲げて起立させた際に、その上端部が放音部材24の下側に配置される構成であるから、鍵盤蓋17を開いて鍵盤部7を露出させた際に、鍵盤蓋17が放音部材24の放音孔23を塞ぐことがないため、鍵盤蓋17の影響を受けることなく、発音部13で発生した楽音を放音部材24の放音孔23から楽器ケース1の前側に良好に放音させることができる。
さらに、この電子鍵盤楽器では、鍵盤部7の後方に位置する楽器ケース1内に、複数の鍵10それぞれにアクション荷重を付与するアクション機構部11が設けられていることにより、鍵盤部7の複数の鍵10を押鍵操作して演奏する際に、アクション機構部11によって押鍵された鍵10それぞれにアクション荷重を付与することができ、これによりアコースティックピアノの鍵タッチに近似した鍵タッチ感を得ることができる。この場合、楽器ケース1内にアクション機構部11を設けても、鍵盤蓋17が楽器ケース1内に収納されることがないため、楽器全体をコンパクトに構成することができる。
なお、上述した実施形態では、放音部材24の枠状部25を鍵10の配列方向に沿う鍵盤部7の全長に亘って配置した場合について述べたが、必ずしも枠状部25を鍵10の配列方向に沿う鍵盤部7の全長に亘って配置する必要はなく、放音孔23の開口面積を十分に確保することができれば、枠状部25を鍵10の配列方向に沿う鍵盤部7の全長よりも短い長さで配置しても良い。
また、上述した実施形態では、補強部26は、枠状部25内の両端部、鍵10の配列方向における枠状部25の中間部、およびこの中間部と両端部との間に位置する各中間部にそれぞれ設けた場合について述べたが、これに限られず、枠状部25内の両端部及び鍵10の配列方向における枠状部25の中間部に設けても良い。
また、上述した実施形態では、発音部13を上向きに配置した場合について述べたが、必ずしも発音部13は上向きに配置される必要はなく、下向きに配置しても良く、また前向きに配置しても、さらに後向きに配置しても良い。
また、上述した実施形態では、天板6に放音蓋30を開閉可能に設けた場合について述べたが、必ずしも天板6に放音蓋30を設ける必要はない。
さらに、上述した実施形態では、電子鍵盤楽器に適用した場合について述べたが、アコースティックタイプのアップライトピアノなどの鍵盤楽器にも適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、鍵盤部と、前記鍵盤部を収納するとともに、一対の側板及び当該一対の側板の上端部に取り付けられた天板を少なくとも備える楽器ケースと、発音部と、前記発音部からの音を前記楽器ケースの前側に放つ放音孔の周囲を囲む枠状部と、前記枠状部は、前記放音孔の上下方向にそれぞれ位置する上板部及び下板部を有し、前記上板部及び前記下板部との間に位置するとともに、当該枠状部と別体で形成され、前記上板部の撓みを抑制するために前記上板部を支える補強部と、を備えることを特徴とする鍵盤楽器である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鍵盤楽器において、前記枠状部の前後方向の長さは、前記側板の前部の立ち上り部と、前記鍵盤部の後部上方に起立して設けられた上前板の前板との間の長さに基づくことを特徴とする鍵盤楽器である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の鍵盤楽器において、前記枠状部の前面には、ネット部材が前記放音孔を覆って設けられていることを特徴とする鍵盤楽器である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の鍵盤楽器において、前記放音部材の下側には、前記鍵盤部を開閉可能に覆う鍵盤蓋が、山折に折れ曲がって起立した状態で配置されることを特徴とする鍵盤楽器である。
1 楽器ケース
2 底板
3 前板
4 後板
5 側板
6 天板
7 鍵盤部
10 鍵
11 アクション機構部
12 スイッチ部
13 発音部
14 仕切部材
15 棚板
17 鍵盤蓋
18 前板
19 後板
20 連結部材
21 回転支点部
22 ガイド部
23 放音孔
24 放音部材
25 枠状部
26 補強部
27 ビス
28 ビス挿入孔
29 ネット部材
30 放音蓋

Claims (8)

  1. 鍵盤部と、
    対の側板及び当該一対の側板の上端部に取り付けられた天板を少なくとも備える楽器ケースと、
    前記鍵盤部の後端部側に起立して設けられる仕切部材と、
    前記天板の下側に配置され、発音放音孔が設けられている棚板と、
    前記仕切部材の後方かつ前記棚板の下側に、前記発音放音孔に対応して設けられる発音部と、
    前記仕切部材と前記天板との間の開放部と、
    前記開放部を通して、前記発音放音孔から放音される音を前記楽器ケースの前側に放つ放音孔の周囲を囲む枠状部と、
    を備え、
    前記枠状部は、前記放音孔の上下方向にそれぞれ位置する上板部及び下板部を有し、
    前記上板部及び前記下板部との間に位置するとともに、当該枠状部と別体で形成され、前記上板部の撓みを抑制するために前記上板部を支える補強部と、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器。
  2. 鍵盤部と、
    一対の側板及び当該一対の側板の上端部に取り付けられた天板を少なくとも備える楽器ケースと、
    前記鍵盤部の後端部側に起立して設けられる仕切部材と、
    前記天板の下側に配置され、発音放音孔が設けられている棚板と、
    前記仕切部材の後方かつ前記棚板の下側に、前記発音放音孔に対応して設けられる発音部と、
    前記仕切部材と前記天板との間の開放部と、
    前記開放部を通して、前記発音放音孔から放音される音を前記楽器ケースの前側に放つ放音孔の周囲を囲む枠状部と、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器。
  3. 請求項1から請求項2のいずれかに記載の鍵盤楽器において、
    前記発音部は、
    前記棚板の下面における前部側に設けられていることを特徴とする鍵盤楽器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の鍵盤楽器において、
    前記楽器ケースは、
    前記天板の後部側に、開閉可能に設けられる放音蓋を備えることを特徴とする鍵盤楽器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の鍵盤楽器において、
    鍵にアクション荷重を付与するアクション機構部と、
    を備え、
    前記発音部は、
    前記棚板と前記アクション機構部との間に、上向きで取り付けられていることを特徴とする鍵盤楽器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかにに記載の鍵盤楽器において、
    前記枠状部の前後方向の長さは、前記側板の前部の立ち上り部と、前記仕切部材との間の長さよりも短いことを特徴とする鍵盤楽器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の鍵盤楽器において、
    前記枠状部の前面には、ネット部材が前記放音孔を覆って設けられていることを特徴とする鍵盤楽器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の鍵盤楽器において、
    前記枠状部の下側であって前記仕切部材の前側には、前記鍵盤部を開閉可能に覆う鍵盤蓋が、山折に折れ曲がって起立した状態で配置されることを特徴とする鍵盤楽器。
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