JP6065697B2 - 車両用照明装置、及び車両用照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に取り付けられる車両用照明装置、及びこの車両用照明装置を備えた車両用照明システムに関する。
従来から、例えば特許文献1に開示の車室内照明システムのような車両用の照明に係る技術が知られている。特許文献1の車室内照明システムは、光を放射するランプ等の光源と、光源による光を照明光として出射させる室内照明装置を備えており、例えば運転者の乗降時に車室内及び車室外を照明する。
特開2008−265630号公報
さて、特許文献1の車室内照明システムは、単に照明機能を担うだけの装置である。本発明の発明者らは、こうした照明装置の光源から放射される光を、単なる照明機能のためだけでなく、車両の使用者を惹き付けるような効果的な演出に用いたいという発想に至った。しかし、照明用の光源の光でイルミネーションを行なってしまうと、照明機能が損なわれるおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、光源を共有したうえで、照明機能と効果的なイルミネーションの演出とを両立する車両用照明装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に取り付けられる車両用照明装置であって、光を放射する光源(50)と、光源による光を照明光(L_l)として出射させることにより、車両の少なくとも一部を照明する照明発光部(44,244)と、光源による光を電飾光(L_i)として照明光とは異なる方向に出射させることにより、イルミネーションを表示するイルミネーション発光部(33,233)と、光源から放射された光を、照明発光部に向かう第一光(L_1)とイルミネーション発光部に向かう第二光(L_2)とに分ける分割光学素子(40,140)と、を備え、分割光学素子は、光源による光の一部を透過させつつ、他の一部を反射させることにより、第一光及び第二光を生成する反射部(41a,241a)、を有し、反射部(41a)は、光源から放射される光の光軸に対して傾斜する姿勢とされた複数の傾斜面(42)に分割されており、分割光学素子(40)において互いに隣接する各傾斜面の間には、光軸と実質的に直交する平面形状に形成され、これらの傾斜面を連結する連結面(43)、が設けられる。
この発明では、光源から放射された光の一部は、分割光学素子によって第一光とされ、照明発光部から照明光として出射されることにより、車両の一部を照明することができる。また、光源から放射された光の他の一部は、分割光学素子によって第二光とされ、イルミネーション発光部から電飾光として出射されることにより、イルミネーションの表示を形成することができる。以上の構成であれば、光源を共有したうえで、照明機能と効果的なイルミネーションの演出とを両立することが可能となる。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
本発明の第一実施形態による照明システムの車両における配置を模式的に示す模式図ある。 本発明の第一実施形態による照明システムの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態によるイルミネーション装置の外観を示す斜視図である。 イルミネーション装置の外観を示す図であって、Aは背面図であり、Bは平面図であり、Cは正面図であり、Dは底面図である。 イルミネーション装置の構成を示す図であって、図4CのV−V線断面図である。 図5の領域VIを拡大した拡大図である。 制御回路によって実施されるイルミネーション点灯処理を説明するためのフローチャートである。 発進時の発光パターンの一例を説明するための図である。 図8に示す発進時の発光パターンを実現するための各発光ダイオードの点灯制御の内容を示したタイミングチャートである。 発進時の発光パターンの別の一例を説明するための図である。 図10に示す発進時の発光パターンを実現するための各発光ダイオードの点灯制御の内容を示したタイミングチャートである。 ドア開時の発光パターンを説明するための図である。 後退時の発光パターンの一例を説明するための図である。 図13に示す後退時の発光パターンを実現するための各発光ダイオードの点灯制御の内容を示したタイミングチャートである。 後退時の発光パターンの別の一例を説明するための図である。 図15に示す後退時の発光パターンを実現するための各発光ダイオードの点灯制御の内容を示したタイミングチャートである。 室内灯点灯時の発光パターンを実現するための各発光ダイオードの点灯制御の内容を示したタイミングチャートである。 警告時の発光パターンを実現するための各発光ダイオードの点灯制御の内容を示したタイミングチャートである。 本発明の第二実施形態によるイルミネーション装置の外観を示す斜視図である。 図4の変形例を示す図である。 図5の変形例を示す図であって、図20BのXXI−XXI線断面図である。 第一実施形態の変形例を示す図である。 第一実施形態の別の変形例を示す図である。 第一実施形態のさらに別の変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
図1,2に示す本発明の第一実施形態による車両用の照明システム100は、一組のイルミネーション装置10、及び制御装置70等によって構成されている。一方のイルミネーション装置10は、運転席の足元部分を照明可能なように、インスツルメントパネル95の運転席側の下面に取り付けられている。他方のイルミネーション装置10は、助手席側の足元部分を照明可能なように、インスツルメントパネル95の助手席側の下面に取り付けられている。
イルミネーション装置10は、図3,4に示すように、棒状に形成されている。以下の説明では、イルミネーション装置10が棒状に延伸する方向を延伸方向DDとする。また、延伸方向DDと直交する横断面において、矩形の長手となる方向を前後方向LDとし、前後方向LDと直交する方向を厚さ方向TDとする。
図5に示すように、イルミネーション装置10は、筐体20(図3も参照)、回路基板51、及び複数の発光ダイオード50を備えている。筐体20は、回路基板51及び発光ダイオード50を収容している。また筐体20には、光を拡散させるための空間を区画する拡散室22が形成されている。筐体20は、第一筐体部材30及び第二筐体部材40等を互いに組み付けることにより、形成されている。
第一筐体部材30は、例えばアクリル樹脂及びポリカーボネート樹脂等の透光性の材料によって形成されている。第一筐体部材30を形成する樹脂は、例えば乳白色等に着色されている。第一筐体部材30は、前後方向LD及び延伸方向DDに沿った平板状の板状部39と、厚さ方向TD及び延伸方向DDに沿った板状のレンズ部31とを有することにより、横断面がL字状を呈している。
板状部39には、取付面37及び載置面38が形成されている。取付面37(図3,4も参照)は、板状部39の外壁面に設けられており、平坦な平面に形成されている。取付面37は、例えば両面テープなどの接着要素を介してインスツルメントパネル95(図1参照)の設置部分に取り付けられる。載置面38は、板状部39の内壁面に設けられており、厚さ方向TDにおいて取付面37の反対側に形成されている。載置面38は、取付面37と同様に平坦な平面であって、載置された回路基板51を支持している。
レンズ部31には、入射面32及びイルミネーション発光部33が形成されている。入射面32は、レンズ部31の内壁面において、拡散室22を区画している領域に形成されている。入射面32は、この入射面32に到達した光をレンズ部31に入射させる。イルミネーション発光部33(図3,4も参照)は、レンズ部31の外壁面に形成されている。レンズ部31の外壁面は、凸状に湾曲した湾曲面である。イルミネーション発光部33は、湾曲した外壁面の頂部に設けられている。イルミネーション発光部33は、第一筐体部材30を被覆する遮光性の遮光層35を部分的に欠損させることによって、形成されている。こうした構成により、イルミネーション発光部33の形状は、遮光層35に設けた開口36の形状によって規定される。イルミネーション発光部33は、入射面32から入射させた光を、乳白色のレンズ部31内にて拡散されせた後、運転席のヘッドレスト又は助手席のヘッドレスト等に向けて、電飾光L_iとして出射させる。
第二筐体部材40は、例えばアクリル樹脂及びポリカーボネート樹脂等の透明な透光性の材料によって形成されている。第二筐体部材40には、光源収容部48、入射面46、透過反射部41、照明発光部44、及び出射面47が形成されている。
光源収容部48は、延伸方向DDに沿って延伸し、且つ、横断面が矩形状を呈する矩形溝を形成している。光源収容部48によって形成された空間には、複数の発光ダイオード50が収容されている。光源収容部48による矩形溝の底壁面には、入射面46が形成されている。入射面46は、各発光ダイオード50と対向しており、各発光ダイオード50から出射された光源光L_sを、第二筐体部材40の内部に入射させる。
図5,6に示す透過反射部41は、厚さ方向TDにおいて入射面46と重なる領域に形成されている。透過反射部41は、第二筐体部材40に入射した光源光L_sを、照明発光部44に向かう第一光L_1と、イルミネーション発光部33に向かう第二光L_2とに分ける。透過反射部41には、複数の傾斜面42と複数の連結面43とが形成されている。各傾斜面42及び各連結面43は、延伸方向DDに沿って形成された平面である。各傾斜面42は、発光ダイオード50から放射される光源光L_sの光軸AXに対して傾斜した姿勢とされている。第一実施形態では、光源光L_sの一部を透過させつつ、他の一部を反射させることにより、第一光及び第二光を生成する反射部41aが、こうした複数の傾斜面42に分割されている。連結面43は、互いに隣接し且つ離間した各傾斜面42の間に形成され、これらの傾斜面42を互いに連結している。連結面43は、光軸と実質的に直交する平面に沿った形状に形成されている。こうした姿勢により、各連結面43は、光源光L_sを透過させる。そして、傾斜面42及び連結面43が組み合わされた形態の透過反射部41によれば、光軸AXと直交する平面に対する傾斜面42の傾斜を約45度に維持しながら、当該平面に対する透過反射部41の傾斜を約30度程度まで抑えることが可能となる。
照明発光部44は、第二筐体部材40の外壁面において、透過反射部41と重なる領域に形成されている。照明発光部44は、透過反射部41を透過した第一光L_1を、照明光L_lとして出射させる。イルミネーション装置10が車両に搭載された状態で、照明発光部44は、鉛直方向の下側を向けられており、照明光L_lを各足元部分に向けて出射させる。
図5に示す出射面47は、第二筐体部材40の内壁面において、拡散室22を区画している領域に形成されている。出射面47は、レンズ部31の入射面32と前後方向LDにおいて対向している。出射面47は、この出射面47に到達した第二光L_2を、レンズ部31に向けて出射させる。
回路基板51は、延伸方向DDを長手方向とする帯板状に形成されている。回路基板51には、複数の発光ダイオード50、及び制御装置70(図1参照)との接続に用いられるコネクタ24(図4A参照)等が実装されている。回路基板51は、その平面方向を取付面37に沿わせた姿勢にて、載置面38に載置されている。回路基板51は、第一筐体部材30及び第二筐体部材40に挟持されることにより、筐体20に固定されている。
発光ダイオード50は、光を放射する電子素子であって、延伸方向DDに沿って複数(第一実施形態では16個)並べられている。発光ダイオード50は、延伸方向DDにおいて、互いに間隔を開けた配置にて回路基板51に実装されている。各発光ダイオード50から放射される光源光L_sの光軸の向きは、互いに揃えられており、厚さ方向TDに沿っている。各発光ダイオード50は、厚さ方向TDにて対向する入射面46に向けて、光を出射させる。
図1,5に示すように、以上の構成によれば、各発光ダイオード50から放射された光源光L_sは、入射面46から第二筐体部材40内に入射し、透過反射部41に到達する。透過反射部41を透過した第一光L_1は、照明光L_lとして照明発光部44から出射されて、運転席の足元部分又は助手席の足元部分を照明する。
一方、透過反射部41にて反射された第二光L_2は、出射面47から拡散室22に出射される。拡散室22内の空気によって拡散された第二光L_2は、レンズ部31に入射する。レンズ部31内にてさらに拡散された第二光L_2は、電飾光L_iとしてイルミネーション発光部33から、運転席のヘッドレスト又は助手席のヘッドレストに向けて出射される。こうして、照明光L_lとは異なる方向に電飾光L_iを出射させるイルミネーション発光部33は、運転席及び助手席のいずれかに着座した搭乗者Pの目に視認可能なイルミネーションを表示する。
制御装置70は、図1に示すように、インスツルメントパネル95の内部に設置されている。制御装置70は、例えば帯状のフラットケーブル等によって各イルミネーション装置10と電気的に接続されている。制御装置70は、図2に示すように、通信インターフェース71、電源インターフェース72、各コネクタ75,76、制御回路73、及びドライバ回路74を備えている。
通信インターフェース71は、車両に搭載されたナビゲーションシステム91と接続されている。通信インターフェース71には、ナビゲーションシステム91を介して、車内のLocal Area Network(車内LAN)92に出力された車両に係る種々の情報(以下「車両情報」といy)が入力される。
電源インターフェース72には、バッテリ97から電力が供給されている。電源インターフェース72は、バッテリ97と常に導通状態にある給電系統、及びバッテリ97とイグニッション・リレー98を介して接続される給電系統、を有している。電源インターフェース72は、制御装置70の各構成に電力を供給する。
各コネクタ75,76には、各イルミネーション装置10に繋げられたフラットケーブル等が接続される。各コネクタ75,76は、制御装置70の筐体から露出するように設けられている。各コネクタ75,76からは、各イルミネーション装置10の各発光ダイオード50(図5参照)を発光させるための駆動信号が、出力される。
制御回路73は、プログラムによって作動するマイクロコンピュータ等により構成されている。制御回路73は、通信インターフェース71を通じて特定の車両情報を取得すると、取得した車両情報に対応する発光パターンで各発光ダイオード50(図5参照)を発光させるために、ドライバ回路74に制御信号を出力する。
ドライバ回路74は、各イルミネーション装置10に設けられた各発光ダイオード50(図5参照)に流れる電流を個々に制御する。制御回路73から制御信号が入力されると、ドライバ回路74は、制御信号に対応した電流を各発光ダイオード50に印加させるための駆動信号を生成し、各イルミネーション装置10に出力する。
以上の制御装置70において、制御回路73によって実施されるイルミネーション点灯処理を、図7に基づいて、図2,5を参照しつつ説明する。図7に示される処理は、制御装置70に電力が供給されているうちは、制御回路73によって継続される。
S101では、イルミネーション発光部33の発光パターンが予め規定されている特定の車両情報を取得したか否かを判定する。S101にて、特定の車両情報を取得していないと判定した場合には、S101の判定を繰り返す。一方、S101にて、特定の車両情報が取得したと判定した場合には、S102に進む。
S102では、例えば制御回路73の記憶領域に予め格納された複数の発光パターンの中から、S101にて取得した車両情報に紐付けされた発光パターンを読み出す。そして取得した車両情報に対応する発光パターンとして設定し、S103に進む。
S103では、S102にて設定された発光パターンで各発光ダイオード50を発光させるために、この発光パターンに対応した制御信号を生成し、ドライバ回路74に出力して、S101に戻る。以上のS103の制御信号に基づく駆動信号がドライバ回路74から各イルミネーション装置10に出力されることで、イルミネーション発光部33に、イルミネーションが表示される。
次に、イルミネーション点灯処理によって表示されるイルミネーション表示の具体例を、図8〜18を用いて順に説明する。
・発進時の発光パターン
図8,10にそれぞれ示す発進時の発光パターンは、車両のパーキングブレーキの解除を示す情報が車両情報として取得された場合に、イルミネーション発光部33に表示される。図8に示す発進時に表示されるイルミネーションの一例では、運転席側及び助手席側の各イルミネーション装置10が協働して、発光状態にある発光スポットLSを、車両の幅方向における内側から、外側へと徐々に移動させる。このように、運転席側に設けられたイルミネーション装置10と、助手席側に設けられたイルミネーション装置10とは、車両の幅方向において左右対称のイルミネーションを表示する。こうした各イルミネーション装置10によって表示される発光スポットLSが外側に流れるような発光パターンにより、照明システム100は、車両が前方に進むイメージを運転者等に惹起させる。
以上の発光パターンを実現するための各発光ダイオード50の点灯制御を説明する。以下の説明では便宜的に、車両の幅方向の外側に位置する発光ダイオード50から順に、チャンネル(CH)1、CH2、CH3・・・、CH16とする。
図9に示すように、一つの発光ダイオード50は、消灯状態から点灯状態へと徐々に遷移した後、一定時間、点灯状態を維持する。そして、点灯状態を一定時間継続すると、発光ダイオード50は、点灯状態から消灯状態へと徐々に遷移する。
さらに、CH16の発光ダイオード50が消灯状態への遷移を開始するタイミングで、CH16の発光ダイオード50に外側にて隣接するCH15の発光ダイオード50が、点灯状態への遷移を終了させる。そして、CH15の発光ダイオード50が消灯状態への遷移を開始するタイミングで、CH15の発光ダイオード50に外側にて隣接するCH14の発光ダイオード50が、点灯状態への遷移を終了させる。CH1の発光ダイオード50が消灯状態となると、CH16の発光ダイオード50が再び点灯される。こうした制御により、上述した発光スポットLSの移動によるイルミネーションが、実現可能となる。そして、内側から外側への発光スポットLSの移動が例えば三回繰り返されると、イルミネーションは終了される。
また、図10に示す発進時に表示されるイルミネーションの別の一例では、運転席側及び助手席側の各イルミネーション装置10が、それぞれ単独で、発光状態にある発光スポットLSを、各装置10の幅方向における中央から外側へと、徐々に移動させる。このように、各イルミネーション装置10が発光スポットLSを外側に流す同一のイルミネーションを表示することによっても、照明システム100は、車両が前方に進むイメージを運転者等に惹起させることができる。
以上の発光パターンを実現するための各発光ダイオード50の点灯制御を説明する。図11に示すように、CH8,CH9の各発光ダイオード50が消灯状態への遷移を開始するタイミングで、これらの外側にて隣接するCH7,CH10の各発光ダイオード50が、点灯状態への遷移を終了させる。そして、CH7,CH10の各発光ダイオード50が消灯状態への遷移を開始するタイミングで、これらの外側にて隣接するCH6,CH11の各発光ダイオード50が、点灯状態への遷移を終了させる。CH1,CH16の各発光ダイオード50が消灯状態となると、全ての発光ダイオード50の消灯状態が所定時間維持された後、CH8,CH9の各発光ダイオード50が再び点灯される。こうした制御により、上述した発光スポットLSの移動によるイルミネーションが、実現可能となる。そして、中央から外側への発光スポットLSの移動が複数回繰り返されると、イルミネーションは終了される。
ここで、図8,10に示す発光パターンにおいて、点灯状態とされる発光ダイオード50の輝度、即ち発光スポットトLSの輝度は、発光スポットLSの移動に伴って、変化してもよい。具体的には、図8に示す発光パターンでは、車両の内側に位置するCH16の発光ダイオード50につき、点灯時の輝度が最も小さくされる。そして、車両の外側に位置する発光ダイオード50ほど、点灯時の輝度が大きくされる。また、図10に示す発光パターンでは、各イルミネーション装置10の中央に位置するCH8,CH9の各発光ダイオード50につき、点灯時の輝度が最も小さくされる。そして、各装置10の外側に位置する発光ダイオード50ほど、点灯時の輝度が大きくされる。以上の輝度変化により、車両が前方に進み、発光スポットLSがあたかも近づいて来るようなイメージを、運転者等に惹起させることができる。
・ドア開時の発光パターン
図12に示すドア開時の発光パターンは、車両のドアにつき、開けられたことを示す情報が車両情報として取得された場合に、イルミネーション発光部33に表示される。ドア開時のイルミネーションは、開けられたドアに近接する一方のイルミネーション装置10によって表示される。ドア開時の発光パターンでは、発光スポットLSは、車両の幅方向における外側から、内側へと徐々に移動する。こうした発光パターンにより、照明システム100は、搭乗者Pを車内に招き入れるようなイメージを運転者等に惹起させる。尚、ドア開時の発光パターンを実現するための各発光ダイオード50の点灯制御は、図9に示す発進時の発光パターンを実現する点灯制御と実質的に同一である。
・後退時の発光パターン
図13,15にそれぞれ示す後退時の発光パターンは、シフトポジションにつき、リバースに切り替えられたことを示す情報が車両情報として取得された場合に、イルミネーション発光部33に表示される。図13に示す後退時に表示されるイルミネーションの一例では、運転席側及び助手席側の各イルミネーション装置10が協働して、発光状態にある発光スポットLSを、車両の幅方向における外側から内側へと、点滅しながら移動させる。このとき、運転席側に設けられたイルミネーション装置10と、助手席側に設けられたイルミネーション装置10とは、車両の幅方向において左右対称のイルミネーションを表示する。こうした各イルミネーション装置10による発光パターンにより、照明システム100は、車両が後方に進むイメージを運転者等に惹起させる。
以上の発光パターンを実現するための各発光ダイオード50の点灯制御では、図14に示すように、一つの発光ダイオード50は、消灯状態から点灯状態へと瞬時に切り替えられる。そして、一定の時間、点灯状態を継続すると、発光ダイオード50は、点灯状態から消灯状態へと瞬時に切り替えられる。
さらに、CH1の発光ダイオード50の点滅が完了した後、所定の時間が経過すると、CH1の発光ダイオード50に内側にて隣接するCH2の発光ダイオード50が、点灯状態へと切り替えられる。そして、CH2の発光ダイオード50の点滅が完了した後、所定の時間が経過すると、CH2の発光ダイオード50に内側にて隣接するCH3の発光ダイオード50が、点灯状態へと切り替えられる。CH16の発光ダイオード50の点滅が完了すると、CH1の発光ダイオード50が再び点灯される。こうした制御により、上述した発光スポットLSの点滅及び移動によるイルミネーションが、実現可能となる。
尚、図13に示す発光パターンでは、発光スポットトLSの輝度は、発光スポットLSの移動に伴って、変化してもよい。具体的には、車両の外側に位置するCH1の発光ダイオード50は、点灯時の輝度が最も小さくされる。そして、車両の内側に位置する発光ダイオード50ほど、点灯時の輝度が大きくされる。
また、図15に示す後退時に表示されるイルミネーションの別の一例では、運転席側及び助手席側の各イルミネーション装置10が、それぞれ単独で、発光状態にある発光スポットLSを、車両の幅方向における外側から中央へと、点滅しながら移動させる。このように、各イルミネーション装置10が同一のイルミネーションを表示することによっても、照明システム100は、車両が後方に進むイメージを運転者等に惹起させることができる。
以上の発光パターンを実現するための各発光ダイオード50の点灯制御を説明する。図16に示すように、CH1,CH16の各発光ダイオード50の点滅が完了した後、所定の時間が経過すると、これらの内側にて隣接するCH2,CH15の各発光ダイオード50が、点灯状態へと切り替えられる。そして、CH2,CH15の各発光ダイオード50の点滅が完了した後、所定の時間が経過すると、これらの内側にて隣接するCH3,CH14の各発光ダイオード50が、点灯状態へと切り替えられる。CH8,CH9の各発光ダイオード50の点滅が完了すると、全ての発光ダイオード50の消灯状態が所定時間維持された後、CH1,CH16の各発光ダイオード50が再び点灯される。こうした制御により、上述した発光スポットLSの点滅及び移動によるイルミネーションが、実現可能となる。
こうした図15に示す発光パターンでも、発光スポットトLSの輝度は、発光スポットLSの移動に伴って、変化してよい。具体的には、各イルミネーション装置10の外側に位置するCH1,CH16の各発光ダイオード50は、点灯時の輝度が最も小さくされる。そして、各イルミネーション装置10の中央に位置する発光ダイオード50ほど、点灯時の輝度が大きくされる。
・室内灯点灯時の発光パターン
車室内の室内灯につき、点灯されたことを示す情報が車両情報として取得された場合には、図17に示すように、各イルミネーション装置10の全ての発光ダイオード50が点灯状態とされる。そして、室内灯の消灯を示す情報が車両情報として取得された場合には、全ての発光ダイオード50は、消灯状態とされる。こうした発光パターンを実現する点灯制御により、各イルミネーション装置10は、足元部分を照らす照明機能を十分に発揮することができる。
・警告時の発光パターン
車両に搭載された装置の異常を示す情報が車両情報として取得された場合には、図18に示すように、各イルミネーション装置10の全ての発光ダイオード50が点滅を開始する。こうした発光パターンを実現する点灯制御により、各イルミネーション装置10は、アンビエント表示によって車両に生じた異常を搭乗者Pに注意喚起することができる。
以上説明した各発光パターンにおいて、点灯時の発光ダイオード50の輝度は、制御装置70によって調整される。詳しく説明すると、制御装置70は、発光ダイオード50の発光輝度を抑えた暗所モードと、発光ダイオード50を高輝度で発光させる昼間モードとを切り替えることができる。例えば制御装置70は、車幅灯の点灯を示す情報を車両情報として取得した場合には、車両周囲の外光が少ないものと推定し、昼間モードから夜間モードへと切り替える。これにより、搭乗者Pにとって眩しく感じられ難いイルミネーションが実現される。
ここまで説明した第一実施形態によれば、光源光L_sの一部は、透過反射部41を透過して第一光L_1となり、照明発光部44から照光光L_lとして出射さることにより、足元部分を照明することができる。また、光源光L_sの他の一部は、透過反射部41にて反射されて第二光第_2とされ、イルミネーション発光部33から電飾光L_iとして出射されることにより、イルミネーションの表示を形成することができる。このようにして、発光ダイオード50を共有したうえで、照明機能と効果的なイルミネーションの演出とを両立することが可能となる。
加えて第一実施形態によれば、第一光L_1及び第二光L_2は、反射部41aによる透過と反射によってそれぞれ生成されている。こうした構成であれば、光を分けるために複雑な構成を採用することなく、第一光L_1及び第二光L_2が、生成可能となる。
また第一実施形態のように、反射部41aが複数の傾斜面42に分割された構成であれば、光軸AXに対する各傾斜面42の傾斜角度を維持し、かつ、反射部41aの範囲を拡大したとしても、厚さ方向TDにおける反射部41aの寸法は、抑制可能となる。したがって、反射部41aを複数の傾斜面42に分割する構成は、イルミネーション装置10の小型化、薄型化に寄与することができる。
さらに第一実施形態のように、各連結面43が光軸AXと実質的に直交する平面に沿う形状であれば、各傾斜面42によって反射された第二光L_2は、連結面43に妨げられることなく、イルミネーション発光部33に向かい得る。故に、こうした連結面43の形状は、イルミネーション発光部33の輝度を高く維持するのに好適なのである。
加えて第一実施形態の連結面43に到達した光源光L_sは、この連結面43を主に透過することとなる(図6を参照)。故に、連結面43と傾斜面42との面積比を変更することで、電飾光L_iと照明光L_lとの光量の比が、調整可能となる。第一実施形態では、連結面43を透過する光によって、足元部分の照明の明るさが確保されている。また、照明の明るさを高めたい場合には、連結面43の割合を大きくすることにより、照明発光部44から出射される照明光L_lの光量を増加させることができる。
また第一実施形態によれば、拡散室22の拡散機能によって第二光L_2が拡散されることで、イルミネーション発光部33は、明るさのムラを低減された電飾光L_iを出射させることができる。故に、イルミネーション発光部33によって表示されるイルミネーションは、輝度ムラの無い、優れた見映えを獲得できる。
さらに第一実施形態のように、遮光層35によってイルミネーション発光部33の形状が規定されるのであれば、イルミネーション発光部33の形状は、実質的に遮光層の形状変更のみで、変更され得る。こうして、イルミネーション発光部33の形状の調整が容易となることにより、イルミネーション装置10は、取り付けられる車両に最適化されたイルミネーションを表示して、車両の搭乗者Pをいっそう惹き付けることができる。
加えて第一実施形態によれば、回路基板51の姿勢が取付面37に沿うように規定されているので、取付面37と直交する厚さ方向TDでのイルミネーション装置10の大きさは、低減され易くなる。こうして薄型化されたイルミネーション装置10は、車両の様々な場所に取り付けられて、照明機能とイルミネーション機能とを合わせて発揮できるようになる。
そして第一実施形態のように、車両情報に対応した発光パターンでイルミネーション装置10の各発光ダイオード50が発光すれば、イルミネーションは、いっそう車両の搭乗者Pを惹き付けることができる。よって、イルミネーション装置10は、上述の制御装置70と組み合わされて、照明システム100として提供されることが望ましいのである。
尚、第一実施形態において、発光ダイオード50が特許請求の範囲に記載の「光源」に相当し、第二筐体部材40が特許請求の範囲に記載の「分割光学素子」に相当し、拡散室22が特許請求の範囲に記載の「拡散部」に相当し、第一筐体部材30が特許請求の範囲に記載の「イルミネーション透光部材」に相当し、イルミネーション装置10が特許請求の範囲に記載の「車両用照明装置」に相当し、通信インターフェース71及び制御回路73が特許請求の範囲に記載の「情報取得手段」に相当し、制御回路73及びドライバ回路74が特許請求の範囲に記載の「発光制御手段」に相当し、照明システム100が特許請求の範囲に記載の「車両用照明システム」に相当する。
(第二実施形態)
図19〜21に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態によるイルミネーション装置210において、筐体220は、第一筐体部材230、第二筐体部材240、レンズ部材130、分割光学部材140、及び拡散板122等を互いに組み付けることにより、形成されている。
第一筐体部材230及び第二筐体部材240は、例えば遮光性の樹脂材料により、前後方向LD及び延伸方向DDに沿った平板状に形成されている。第一筐体部材230には、取付面37及び載置面38が形成されている。第二筐体部材240には、照明発光部244が形成されている。照明発光部244には、例えば印刷等によって模様が形成されている。照明発光部244は、照明光L_lに陰影を付けることにより、当該照明光L_lに照明された足元部分に模様を浮かび上がらせることができる。
レンズ部材130は、透明な透光性部材によって形成されている。レンズ部材130には、入射面32及びイルミネーション発光部233が形成されている。イルミネーション発光部233は、凸状に湾曲したレンズ部材130の外壁面の全体に形成されている。イルミネーション発光部233は、入射面32から入射させた光を、運転席のヘッドレスト又は助手席のヘッドレスト等に向けて、電飾光L_iとして出射させる。
分割光学部材140は、透明な透光性部材によって形成されている。分割光学部材140には、光源収容部48、入射面46、透過反射部241、第一光出射面147、及び第一実施形態の出射面47(図5参照)に相当する第二光出射面247が形成されている。透過反射部241は、厚さ方向TDにおいて入射面46と重なる領域に形成されており、光軸AXと直交する平面に対して45度程度傾斜した姿勢の反射面241aを有している。透過反射部241は、反射面241aにより、分割光学部材140に入射した光源光L_sを、照明発光部244に向かう第一光L_1と、イルミネーション発光部233に向かう第二光L_2とに分ける。第一光出射面147は、分割光学部材140の外壁面において、反射面241aと重なる領域に形成されている。第一光出射面147は、反射面241aを透過した第一光L_1を、照明発光部244に向けて出射させる。
拡散板122は、例えば乳白色等に着色された透光性の材料によって、厚さ方向TD及び延伸方向DDに沿った帯板状に形成されている。拡散板122は、レンズ部材130の入射面32に接するように配置されている。拡散板122は、当該拡散板122に到達した第二光L_2を拡散させて、レンズ部材130に入射させる。
以上の構成によれば、各発光ダイオード50から放射された光源光L_sは、入射面46から分割光学部材140内に入射し、透過反射部241に到達する。透過反射部241を透過した第一光L_1は、第一光出射面147から出射された後、第二筐体部材240に入射する。そして、照明光L_lとして照明発光部244から出射されて、運転席の足元部分又は助手席の足元部分を照明する。
一方、透過反射部241にて反射された第二光L_2は、第二光出射面247から拡散室222に出射されて、この拡散室222内の空気により拡散される。そして、拡散板122によってさらに拡散された第二光L_2は、レンズ部材130に入射し、電飾光L_iとしてイルミネーション発光部233から、運転席のヘッドレスト又は助手席のヘッドレストに向けて出射される。こうして、イルミネーション発光部233は、運転席及び助手席のいずれかに着座した搭乗者P(図1参照)の目に視認可能なイルミネーションを表示する。
ここまで説明した第二実施形態でも、第一実施形態と同様の効果を奏することができるので、発光ダイオード50を共有したうえで、照明機能と効果的なイルミネーションの演出とを両立することが可能となる。
加えて第二実施形態のように、照明光L_lに付けられた陰影によって模様が浮かび上がるような形態であれば、イルミネーション装置210は、イルミネーションだけでなく、照明によっても車両の搭乗者P(図1参照)を惹き付けることができるようになる。
尚、第二実施形態において、分割光学部材140が特許請求の範囲に記載の「分割光学素子」に相当し、拡散室222及び拡散板122が特許請求の範囲に記載の「拡散部」に相当し、イルミネーション装置210が特許請求の範囲に記載の「車両用照明装置」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記第一実施形態の変形例1では、図22に示すように、イルミネーション装置10の取り付けが想定されたインスツルメントパネル95の設置部分96が、僅かに湾曲している。そのため、変形例1のイルミネーション装置10は、ブラケット380備えている。ブラケット380に設けられた車両側の取付面381は、設置部分96の湾曲に対応した形状に湾曲している。この取付面381が設置部分96の湾曲を補完する形状であれば、ブラケット380は、両面テープ等が用いられたとしても、設置部分96に確実に取り付け可能となる。そして、筐体20の取付面37が取り付けられるブラケット380の外表面を平坦な平面状にすることで、このブラケット380は、筐体20も確実に保持することができるようになる。
この変形例1のように、筐体20とは別に、ブラケット380が設けられてもよい。こうした形態であれば、ブラケット380の車両側の取付面381の形状を、設置部分96の形状に対応させることができる。故に、イルミネーション装置10の車両への確実な取り付けが可能になる。尚、変形例1では、ブラケット380が特許請求の範囲に記載の「保持部材」に相当する。
上記第一実施形態の変形例2では、図23に示すように、例えば筐体420が、シリコーンやエラストマーといった可撓性を有する透光性の材料によって形成されている。さらに、回路基板には、ポリイミド膜等を絶縁体とする所謂フレキシブルプリント基板が採用されている。こうした構成によって、イルミネーション装置410は、撓み自在となり、設置部分96よりも変形容易とされている。
この変形例2では、イルミネーション装置410自体が、設置部分96の形状に対応するよう、形状を変化させることができる。故に、可撓性を備えたイルミネーション装置410は、湾曲した形状の設置部分96に対しても、確実に取り付け可能となる。
上記第一実施形態の変形例3では、図24に示すように、筐体520に取付部525が設けられている。取付部525には、ネジ孔526が形成されている。故に、筐体520は、車両の設置部分にネジ等の締結部材を介して取り付け可能となる。このように、イルミネーション装置の取り付けは、両面テープ等を用いた方法でなくてもよく、適宜変更されてよい。
上記実施形態では、透過反射部が、第一光L_1と第二光L_2とを分ける機能を発揮していた。しかし、光を分ける機能は、例えばハーフミラー等の構成によって果たされていてもよい。また、第一光L_1と第二光L_2との割合の比は、適宜変更されてよい。さらに、第一光L_1及び第二光L_2の出射方向も、適宜変更されてよい。
上記実施形態において、回路基板は、取付面に沿った姿勢とされていた。しかし、回路基板の配置は、適宜変更されてよい。
上記実施形態では、イルミネーション装置10は、インスツルメントパネル95の下面に取り付けられていた。しかし、イルミネーション装置の取り付け位置は、インスツルメントパネルの下面に限定されない。例えば、イルミネーション装置は、後席の足元や車室内の天井等に取り付けられてもよい。或いは、イルミネーション装置は、車外に取り付けられて、ナンバープレート等を照明してもよい。
上記実施形態では、所定のプログラムを実行する制御回路73によって提供されていた種々の機能は、上述の構成と異なるハードウェア及びソフトウェア、或いはこれらの組み合わせによって提供されてよい。例えば、プログラムによらないで所定の機能を果たすアナログ回路によって、「発光制御手段」等の機能が提供されていてもよい。
L_1 第一光、L_2 第二光、L_i 電飾光、L_l 照明光、AX 光軸、10,210,410 イルミネーション装置(車両用照明装置)、20,220,420,520 筐体、22,222 拡散室(拡散部)、122 拡散板(拡散部)、30 第一筐体部材(イルミネーション透光部材)、33,233 イルミネーション発光部、35 遮光層、37 取付面、40 第二筐体部材(分割光学素子)、140 分割光学部材(分割光学素子)、41a 反射部、241a 反射面(反射部)、42 傾斜面、43 連結面、44,244 照明発光部、50 発光ダイオード(光源)、51 回路基板、71 通信インターフェース(情報取得手段)、73 制御回路(情報取得手段,発光制御手段)、74 ドライバ回路(発光制御手段)、96 設置部分、100 照明システム(車両用照明システム)、380 ブラケット(保持部材)

Claims (8)

  1. 車両に取り付けられる車両用照明装置であって、
    光を放射する光源(50)と、
    前記光源による光を照明光(L_l)として出射させることにより、前記車両の少なくとも一部を照明する照明発光部(44,244)と、
    前記光源による光を電飾光(L_i)として前記照明光とは異なる方向に出射させることにより、イルミネーションを表示するイルミネーション発光部(33,233)と、
    前記光源から放射された光を、前記照明発光部に向かう第一光(L_1)と前記イルミネーション発光部に向かう第二光(L_2)とに分ける分割光学素子(40,140)と、を備え
    前記分割光学素子は、前記光源による光の一部を透過させつつ、他の一部を反射させることにより、前記第一光及び前記第二光を生成する反射部(41a,241a)、を有し、
    前記反射部(41a)は、前記光源から放射される光の光軸に対して傾斜する姿勢とされた複数の傾斜面(42)に分割されており、
    前記分割光学素子(40)において互いに隣接する各前記傾斜面の間には、前記光軸と実質的に直交する平面形状に形成され、これらの傾斜面を連結する連結面(43)、が設けられることを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記分割光学素子から出射された前記第二光を拡散させる拡散部(22,122,222)、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 透光性の材料によって形成され、前記イルミネーション発光部を形成するイルミネーション透光部材(30)、を備え、
    前記イルミネーション発光部の形状は、前記イルミネーション透光部材を被覆する遮光性の遮光層(35)によって規定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記照明発光部(244)は、前記照明光に陰影を付けることにより、当該照明光に照明された領域に模様を浮かび上がらせることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
  5. 前記車両に取り付けられる取付面(37)が形成された車両用照明装置であって、
    前記光源が実装され、前記取付面に沿った姿勢で配置される回路基板(51)、を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
  6. 前記光源を収容する筐体(420)と、
    前記車両に取り付けられ、かつ、前記筐体を保持する保持部材(380)と、を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
  7. 前記車両において前記車両用照明装置が取り付けられる設置部分(96)よりも、変形容易であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用照明装置(10,210)と、
    前記車両から当該車両に係る車両情報を取得する情報取得手段(71,73,S101)と、
    前記情報取得手段によって取得された前記車両情報に対応する発光パターンで、前記車両用照明装置の前記光源を発光させる発光制御手段(73,74,S103)と、
    を備えることを特徴とする車両用照明システム。
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