JP4946998B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両の車両室内照明装置の改良に関する。
一部の車両は、ドアの内側に設けられてドアの開閉に連動して点灯し、乗降者の足元を照明するカーテシランプを備える。また、ドア開放時に点灯して車両後方へドアが開放していることを示すランプを備える車両もある。例えば特許文献1には、足元用LEDランプと後方用LEDランプをそれぞれ用いて乗降者の足元と車両の後方とを照らす照明装置が開示されている。一方、特許文献2には足元用LEDランプの機能と後方用LEDランプの機能を併せ持つLEDランプを備える照明装置が開示されている。特許文献2の照明装置はドア内側の端部に設けられて、乗降者の足元、車両後方及び車両内側の三方向を照明する。このように複数の機能を一体化することでコスト低下、デザイン性向上を図っている。
特開2007−22325号公報 特開2005−280657号公報
車両ドアにはカーテシランプやドア開放時の後方表示用ランプの他に、ドアポケット、ドアハンドル、ドアロック機構、ドアウィンドウ、スイッチ類など、様々な部材が設けられる。ドアポケット等は使用者の使い勝手を考慮して所望の大きさで所望の位置に設けることが好ましい。しかし、カーテシランプを備える車両では、カーテシランプの設置領域を確保するためにドアポケットの形状を調整する必要があり、ドアポケットの設計自由度が低下していた。具体的には、ドアポケットの底部に凸部を設けて、その内板側にカーテシランプを収容したりしていた。このように調整されたドアポケットによると、収納容量が低下し、使い勝手が低下していた。そこで、ドアポケットの設計自由度を高め、ドアポケットの容量を確保して使い勝手を向上するために、カーテシランプの小型化が要請されている。
一方、特許文献1の照明装置では、足元照明と後方表示とが別の光源により行われる。そのため、それぞれの光源の設置スペースが必要となり、装置の小型化が困難である。特許文献2の照明装置では、一つの光源の光をアウターレンズを介して三方向に進行させるが、光源とアウターレンズとを接近させると各方向にバランス良く配光できない。特に、LEDランプのように指向性の高い光源では顕著となる。そのため、アウターレンズと光源を相当の距離をもって配置する必要があり、装置の小型化が困難である。
そこで、本発明は乗降者の足元照明及び後方表示の機能を併せ持ち、かつ小型である車両用照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次の構成からなる。即ち、
車両ドアの下縁に設けられ、該車両ドアが開放された状態において点灯する車両用照明装置であって、
光放出側が前記車両ドアの下縁側となるように基板に実装されるLEDランプと、
前記LEDランプの光放出側に位置し、前記LEDランプに対向する光入射面と、前記車両ドアの下面に位置する第1光放出部と、前記車両ドアの車室内側面又は側端面に位置する第2光放出部と、前記光入射面から入射した光の一部を受光し前記第2光放出部側に反射する反射部と、を有する導光体と、
を備える、車両用照明装置である。
本発明の車両用照明装置の構成によれば、LEDランプの光放出側が車両ドアの下縁側となるように設けられる。これにより、LEDランプの光放出側が側面側、又は斜め下方となるように設けた場合に比べて、装置自体の厚さが薄くなり、小型化される。その結果、ドアポケット等の周辺部材の設計自由度の向上に寄与する。
本発明の車両用照明装置の照明態様は以下の通りである。すなわち、車両ドアが開放された状態において、LEDランプの光の一部は導光板に入射して、車両ドアの下面に位置する第1光放出部から外部放出される。この光により、開放された車両ドアの下方の地面が照明されて、乗降者の足元を照らすカーテシランプとしての機能を奏する。一方、LEDランプの光の一部は導光板に入射して、反射部に受光されて第2光放出部側に反射され、第2光放出部から外部放出される。第2光放出部は車両ドアの車室内側面又は側端面に位置するため、第2光放出部から放出された光は、ドア開放時の後方への表示用ランプとしての機能を奏する。以上のように本発明の車両用照明装置は、カーテシランプとしての機能とドア開放時の後方表示機能とを一体に集約した車両用照明装置である。そのため、別個に照明装置を設ける場合に比べて、省スペース化、部品点数の削減、取付行程の簡略化、コストの低減が実現される。
(LEDランプ)
本発明の車両用照明装置では光源としてLEDランプを使用する。LEDランプは小型であること、駆動電力が小さいこと、発熱量が少ないこと、長寿命であることなど様々な利点を有する。LEDランプの種類は特に限定されず、表面実装(SMD)タイプ、砲弾タイプ(レンズタイプ)、チップオンボード(COB)タイプ等、種々のタイプのLEDランプを採用できる。中でもSMDタイプを採用することが好ましい。SMDタイプは小型であるため、装置の薄型化、小型化に寄与するからである。また、砲弾タイプ、COBタイプ等では、その表面が凸状に形成されて放出光が集光するため、光源の指向性が高くなりすぎる。一方、SMDタイプでは、通常、パッケージ内の反射部が白色樹脂又は白色のセラミックで形成されており、放出光が当該反射部で拡散反射されるため、光源の指向性が低い。本発明では前述のように、LEDランプの光の一部を第1光放出部から取り出し、LEDランプの光の他の一部を第2光放出部から取り出すため、光源は指向性が低いことが好ましい。この観点からもSMDタイプのLEDランプを採用することが好ましい。さらにLEDランプは、SMDタイプの中でも、光放出面が平面、又は、封止樹脂の表面張力で凹む程度の凹状面であることがさらに好ましい。指向性が一層低くなるからである。
LEDランプの発光色は任意に選択できる。例えば、白色、赤、アンバー、緑、青等の可視領域の発光波長を有するLEDランプを採用できる。LEDチップの光の一部を蛍光体で波長変換し、LEDチップの光と蛍光とが混合した光を放射するLEDランプを使用することもできる。蛍光体は例えばLEDランプの封止樹脂に含有させることができる。封止樹脂の表面に蛍光体を含む層を設けてもよい。
同種又は異種のLEDチップが複数個内蔵されたLEDランプを光源として使用することもできる。例えば、赤、緑、青の各色のLEDチップを一つの基板上にマウントしたLEDランプ(3in1LEDランプ)を用い、各LEDチップの発光態様を制御すれば、所望の色を発光させることができる。これにより、所望の発光色を発光する照明装置が構成される。なお、同種又は異種のLEDランプを複数個使用してもよい。
本発明においてLEDランプは基板に実装される。ここで使用する基板の種類は特に限定されず、ガラスエポキシ基板(FR−4)、フレキシブル基板(FPC、Flexible Printed circuit)等の基板など、公知の種類の基板を採用できる。基板は車両ドアの下縁と略平行に設けることが好ましい。基板を略平行に設ければ、基板を平行に設けない場合に比べて、装置全体をより薄型化できるからである。
LEDランプの光放出側には導光体が設けられる。導光体はLEDランプに対向する光入射面と、車両ドアの下面に位置する第1光放出部と、車両ドアの車室内側面又は側端面に位置する第2光放出部と、光入射面から入射した光の一部を受光し第2光放出部側に反射する反射部とを有する。導光体の材質は透明性を有する材質であれば特に限定されない。例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、ガラス等を例示できる。中でも、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂製とすることが好ましい。ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂は高光透過率を有し、成形が容易で強度に優れるため、取り扱い易いからである。アウターレンズはドアトリムの下側に露出するため、乗降者の足等の接触、又は衝突による衝撃を受けやすいため、耐衝撃性の高いポリカーボネート樹脂製であることが特に好ましい。導光体の光入射面の形状は、LEDランプの光が入射可能であれば特に限定されず、通常、平滑な平板面であるが、LEDランプの光放出部の形状に沿う形状とすることもできる。光入射面はLEDランプの光放出部と接近させて配置することが好ましい。導光体への入射効率が向上するからである。第1光放出部の形状は特に限定されない。第1光放出部は車両ドアの下縁に位置し、通常、外部から観察されない。そのため、外部から観察したときに、導光体の背後に位置するLEDランプ等が視認されることを防止するために表面処理(シボ加工やブラスト処理)を施す必要がない。なお、第1光放出部の放出光を拡散させる目的で、第1光放出部にシボ加工やブラスト処理の他、プリズム処理等の光拡散処理を施すことができる。
一方、導光体の第2光放出部は車両ドアの車室内側面又は側端面に位置し、外部から観察される位置に設けられるため、導光体の背後に位置するLEDランプ等が視認されることを防止するために表面処理を施すことが好ましい。なお、第1光放出部と同様に放出光を拡散させる目的で、第2光放出部にシボ加工やブラスト処理の他、プリズム処理等の光拡散処理を施すことができる。
(ホルダー)
本発明の一実施態様では、レンズとLEDランプとをホルダーによりパッケージ化する。このように車両用照明装置をパッケージ化すれば車両ドアへの取り付けが容易となる。また、取り付け部の構造も簡略化できる。その結果、設置スペースを小さくすることができ、車両ドアのデザインの自由度向上に寄与する。さらに、パッケージ化することで汎用性が向上する。即ち、様々な車両に対して同一の構成で適用可能となる。これにより、コスト削減が図られる。ホルダーの構造は、レンズとLEDランプとを保持できる限り、特に限定されない。
以下、実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。
本発明の実施例である車両用照明装置1を備える車両ドア100の斜視図を図1に示し、車両ドア100のA−A線断面図の一部拡大図を図2に示す。図1に示すように、車両ドア100の下縁に車両用照明装置1が設けられる。車両用照明装置1の上方の車両内側にはドアポケット101が設けられている。図2に示すように、車両用照明装置1は、LEDランプ2、導光体3を備える。LEDランプ2は表面実装型(SMD型)の白色LEDランプであって上面から光を放出するトップビュータイプである。LEDランプ2はその光軸2aが基板21と略垂直になるように、基板21に実装される。車両ドア100の内板102の下縁には開口部104が設けられており、開口部104にLEDランプ2が位置し、その光放出側が下方(すなわち、地面方向)となるように、開口部104の縁部に基板21がネジ22により固定される。これにより、基板21は内板102の下縁と略平行に設けられる。
車両ドア100の下縁においてLEDランプ2の直下には、導光体3の外形と略同形状の凹部105が設けられており、ここに導光体3が取り付けられる。導光体3はポリカーボネート樹脂製であって、厚さ約5mm、幅約35mm、長さ45mmの略平板状である。導光体3の上面の内、LEDランプ2に対向する領域が光入射面31となり、地面側の平板面が第1光放出部33となり、符号34で示す側面が第2光放出部34となる。第1光放出部33は平滑面であって、内板102の下端面と面一となっている。第2光放出部34は内板102の外側面と面一となっており、光拡散処理としてレンズカットが施されている。第2光放出部34と反対側の面は傾斜角αが約40°の傾斜面となっており、その界面が反射部32となる。反射部32はLEDランプ2の光軸2aと交差している。
導光体3は、第2光放出部34側の上側角部に凸条部35を備え、反射部32の上側に凸条部36を備える。内板102の凹部105の壁面には、凸条部35に対応する位置に溝106が設けられ、凸条部36に対応する位置に溝107が設けられており、凸条部35、36が溝106、107に嵌入して、導光体3が位置決めされる。導光体3の上面と凹部105との間には両面テープ108が設けられ、これにより導光体3が内板102に固定されている。このように、第1光放出部33と第2光放出部34が露出することにより、導光体3はアウターレンズとしての機能を有する。
次に車両用照明装置1の照明態様について説明する。車両ドア100が開放されると、これに連動してLEDランプ2が点灯する。LEDランプ2の光は導光体3の光入射面32から導光体3に入射する。入射光の一部は導光体3内を導光して第1光放出部33に到達し、外部へ放出される(図2においてPで示す矢印を参照)。第1光放出部33は地面に面しており、この放出光は地面を照明する。すなわち、車両用照明装置1は乗降者の足元を照明するカーテシランプとして機能する。これにより、乗降時の足元の視認性が増し、安全性が向上する。また、乗降者に安心感を与える。
一方、入射光の他の一部は導光体3内を導光して反射部32に到達する。反射部32は受光した入射光を全反射して、第2光放出部34側に光を進行させる。第2光放出部34に到達した光は、第2光放出部34で拡散されて外部へ放出される。第2光放出部34は車両ドア100の内板の側面と面一であるため、車両ドア100が開放された状態では、車両の後方に向いており、第2光放出部34から放出された拡散光は車両後方へ放出される(図2においてQで示す矢印を参照)。すなわち、車両用照明装置1は車両ドア100が開放状態であることを示す表示ランプ(以下、「ドア開放表示ランプ」ともいう)として機能することとなる。これにより、後続車等に対する安全性が増す。なお、第2光放出部34にはシボ加工が施されているため、外部から観察したときに、導光体3の内部や奥に位置するLEDランプ2等が観察されない。
このように、車両用照明装置1はカーテシランプとしての機能と、ドア開放表示ランプとしての機能とを併せ持つことにより、別個に照明装置を設ける場合に比べて、省スペース化、部品点数の削減、取付行程の簡略化、コストの低減が実現される。LEDランプ2の光軸2aは反射部32と交差している。これにより、LEDランプ2の光は反射部32に進行して第2光放出部34側へ反射される光量と、第1光放出部33側へ進行する光量とのバランスが良好となる。その結果、カーテシランプとしての機能と、ドア開放表示ランプとしての機能とがバランス良く発揮されることとなる。車両ドア100を閉じると、これに連動してLEDランプ2は消灯する。
図2に示すように、LEDランプ2の光軸2aが車両ドア100の下縁に略垂直となるように、基板21が車両ドア100の下縁と略平行に設けられている。これにより、基板21を車両ドア100の下縁に対して傾斜させて設けた場合に比べて、装置全体が薄型化及び小型化される。また、LEDランプ2がSMD型のLEDランプであることも、装置の小型化に寄与している。これらの結果、図1及び図2に示すように、車両用照明装置1の上方に設けられるドアポケット101の底部に凸部を設けたりすることなく、ドアポケット101及び車両用照明装置1を所定の位置に配置することができる。これにより、ドアポケット101の収納容量の低下や、使い勝手の低下が防止される。このように薄型で小型の車両用照明装置1とすることにより、ドアポケット101のみならず、他の周辺部材についてもその設計自由度が向上することとなる。
車両用照明装置1は運転席側の車両ドア100に設けたが、助手席側、左右の後部座席側の車両ドアに対しても同様の構成の車両用照明装置を設けることができる。
LEDランプ2の点灯状態は車両ドア100の開閉と連動するようにしたが、これに限定されない。例えば、車両ドア100のドアハンドル操作と連動させて、車両ドアが開放される直前から点灯するようにしてもよい。また、車両ドアを閉じた後、所定時間点灯させることとしてもよい。
本発明の他の実施例である車両用照明装置50の斜視図を図3に示し、その分解図の上面側斜視を図4に示し、下面側斜視図を図5に示す。さらに、車両用照明装置50を備える車両ドア500の縦断面の一部拡大図を図6に示す。なお、車両用照明装置1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
車両用照明装置50は車両用照明装置1と同様に車両ドア500の下縁に設けられる。図3に示すように、車両用照明装置50はホルダー510とその下面側に設けられるレンズ530を備える。さらに図4に示すように、レンズ530とホルダー510の間に基板520が挟持される。基板520は長板状の平板であって二本の電極521を備える。図5に示すように基板520の裏面側(レンズ530側)には、2個のLEDランプ2が設けられている。2個のLEDランプ2は基板520の長手方向に沿って所定の間隔で配置される。レンズ530は無色透明のポリカーボネート樹脂製であって、その内側面に4個の位置決め突起531と、2個の係止爪532を備え、レンズ530の側方に上面の一部と端面とが開放した箱状の電極保護部540が設けられている。
レンズ530、基板520及びホルダー510は以下のように予めパッケージ化されている。まず、LEDランプ2がレンズ530の内側面に対向するように、基板520を位置決め突起531及び係止爪532上に載置する。図7に基板520を載置した状態を説明するための側面図を示す。図7に示すように、位置決め突起531の形状はL字型であって、レンズ530の上面に垂直方向で内側に面する壁面531aと、レンズ530の上面に平行な載置面531bとを備える。位置決め突起531は、対向する壁面531aの距離が基板520の幅と略同一の長さとなるように配置される。載置面531bとレンズ530の上面との距離はLEDランプ2の高さよりも若干長い。係止爪532も同様にL字型であって、レンズ530の上面に垂直方向で内側に面する壁面532aと、レンズ530の上面に平行な載置面532bとを備え、さらにレンズ530の上面に垂直方向で外側の壁面に爪部532cを備える。各壁面531aが基板520の側面に当接した状態で、且つ、電極521が電極保護部540に収納されるように、LEDランプ2が搭載される面がレンズ530側となるように、各位置決め突起531の壁面531b上に基板520を載置する。これにより、LEDランプ2はレンズ530に接することなく、且つレンズ530に近接した状態で、レンズ530の所定の位置に対向することとをなる。次に、ホルダー510を基板520の背面側からレンズ530に取り付けて、ホルダー510とレンズ530で基板520を挟持するように配置される。図5に示すように、ホルダー510の形状は箱状であって、下面(レンズ530側の面)には開口部511が設けられている。開口部511の形状は基板520の外縁よりも一回り大きい略矩形である。開口部511の4つの角部511aは、レンズ530に取り付けた状態において、対応する位置にある位置決め突起531の外側壁面に当接する。ホルダー510の側壁には2個の係止孔512が設けられる。ホルダー510の側壁面には爪534が設けられている。また、電極保護部540側の壁面は電極保護部540に連続するように切り欠かれている。ホルダー510の開口部511の角部511aが対応する位置にある位置決め突起531の外側壁面に当接するように、ホルダー510を基板520の背面側からレンズ530に被せ、係止爪532の爪部532cをホルダー510の側壁に設けられた係止孔512に係止させて、基板520をホルダー510とレンズ530で挟持してパッケージする。パッケージされた車両用照明装置50は、車両ドア500の下縁の内板502に設けられた係止孔(図示せず)に爪534を係合させることにより、車両ドア500の下縁に設けられる。
かかる構成の車両用照明装置50は車両用照明装置1と同等の効果を奏する。さらに、図6に示すように、LEDランプ2は車両ドア500の内板502に直接取り付けられるのではなく、ホルダー510を介して内板502に取り付けられる。車両用照明装置50を構成する部材はいずれも、それぞれの爪を対応する係止孔に係合することにより取り付けられるため、ネジ止め等は不要である。これにより、取り付け作業が容易となる。また、このような、ホルダー510によってパッケージングしたことにより、部材の汎用性が増し、部材の共用化が図られる。これにより製造コストが低減する。
本発明の他の実施例である車両用照明装置80の斜視図分解図を図8に示す。さらに、車両用照明装置80を備える車両ドア500の縦断面の部分拡大図を図9に示す。なお、車両用照明装置1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
車両用照明装置80はホルダー510、基板520及びレンズ830を備える。レンズ830の外形は車両用照明装置50のレンズ530の外形と略同一である。レンズ830はレンズ3、530と同等の反射部836、第1放出部833、第2放出部834、入射部835を備える。さらに、レンズ830の上面832には複数(17個)の溝831が設けられている。図10にレンズ830の一部上面図を示し、図10のA−A線位置の断面図を図11Aに示し、図10のB−B線位置の断面図を図11Bに示す。溝831は平面視で格子状に配置されている。A?A線位置では隣接するB?B線位置の配置をずらしたように配置されている。即ち、溝831は互い違いに配列している。なお、図10において点線及び斜線で示す領域は、LEDランプ2の光がレンズ830に入射する領域(入射部835)を示す。図11Aに示すように、溝831の入射部835側壁面の界面は入射部31に近い側から順に界面831a、831b、831cとなっている。図11Aの界面831aの拡大図を図11Cに示す。図11Cに示すように、界面831aは、入射部835から遠いものほど、レンズ830の下面833側に近づくようにテーパーしている。界面831aの幅Waは約2.4mm、最深部の深さHaは約1.0mmであって、界面831aと下面833とのなす角(傾斜角)θaは約20°である。界面831aよりも入射部835から遠くに位置する界面831bは、界面831aよりも最深部が深くなっており下面833にさらに近い。また界面831bの傾斜角は約30°であって、界面831aの傾斜角θaよりも大きい。界面831bの幅は約3.2mmであって、界面831aの幅Waよりも大きい。続いて、界面831bよりも入射部835から遠くに位置する界面831cは、界面831bよりも下面833に近い。界面831cの幅は約4.0mmであり、その傾斜角が約45°であって、いずれも界面831bより大きい。このように、溝831は入射部835から遠いものほど深く形成されている。これにより、界面831a、831b、831cは入射部835から遠いものほど、下面833に近く、かつ、傾斜角が大きい。さらに、界面831a、831b、831cはいずれも以下の関係式を満たす。即ち、溝831の各界面831a〜831nと第1放出部833とのなす角をθa〜θnとし、レンズ830の屈折率をnとしたとき、
Figure 0004946998
を満たすものであって、各界面831a〜831nは全反射面となっている。
同様に、図11Bに示すB?B線位置においても、界面831d、831eは入射部835から遠いものほど、下面833に近く、かつ、傾斜角が大きい。また、界面831d、831eは上記関係式を満たすものであって、全反射面となっている。
導光板830の下面833は第1放出部833となっている。第1放出部833は平滑な面であって、車両ドア500の下縁に露出している。導光板830の入射部835と反対側の端面は第2放出部834となっている。第2放出部834にはレンズカットが施されている。また、図11Aに示すように、第2放出部834は縦断面において第1放出部833に連続するように緩やかに湾曲した曲面となっている。
車両用照明装置80によっても、車両用照明装置1、50と同等の効果を奏する。さらに、図9に示すように車両用照明装置80では、入射部835からレンズ830に入射した光の一部は反射部836で反射された後、レンズ830を導光して上面832の複数の界面831a〜831nに到達する。複数の界面831a〜831nは当該入射光を反射して下面833方向の光を生成する。当該反射光はレンズ830の第1放出部833から外部に放出される(図9においてaで示す光を参照)。b、cで示す光はそれぞれ界面831b、831cにより反射されて第1放出部833から外部放出される。入射部835から遠いものほど各界面831a、831b、831cの傾斜角が大きいため、第1放出部833から放出された放出光は、車両ドア500と車両本体(図示せず)の間の所定領域(図示せず)を照射する。このような配光制御により、車両ドア500と車両本体(図示せず)の間の内、車両本体に近い領域が一層明るく照明されるため、乗降時の足元の視認性がさらに増し、安全性が一層向上する。
一方、入射光の内、複数の界面831a〜831nによって反射されなかった光(dで示す光)は第2放出部834に到達する。第2放出部834に到達した光は、ドア開放表示ランプとして機能するため、後続車両等に対する安全性が向上する。
以下の事項を開示する。
(11) 前記LEDランプと前記導光体を保持するホルダーをさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
(12) 前記ホルダーと前記導光体が前記基板を挟持してパッケージすることを特徴とする(11)に記載の車両用照明装置。
(13) 前記導光体の上面に、前記導光体の上面に垂直な垂直面と、前記導光体の上面に平行な載置面とを有する複数の突起が設けられ、
前記基板を前記導光体の上に載置した状態において、前記垂直面が前記基板の側面に接し、前記載置面が前記基板の前記LEDランプが搭載される面に接することを特徴とする、(11)又は(12)に記載の車両用照明装置。
(14) 前記導光体の上面に係止爪が設けられ、前記ホルダーに前記係止爪が係止する孔が設けられ、
前記係止爪は前記導光体の上面に垂直な垂直面と、前記導光体の上面に平行な載置面とを有し、
前記基板を前記導光体の上に載置した状態において、前記係止爪の前記垂直面が前記基板の側面に接し、前記係止爪の前記載置面が前記基板の前記LEDランプが搭載される面に接することを特徴とする、(11)〜(13)のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
本発明の車両用照明装置は様々な車両のドアに使用することができる。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
本明細書の中で明示した論文、公開特許公報、及び特許公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
本発明の実施例である車両用照明装置1を備える車両ドア100の斜視図である。 図1におけるA−A線断面図の一部拡大図である。 本発明の他の実施例である車両用照明装置50の斜視図である。 車両用照明装置50の上面側斜視である。 車両用照明装置50の下面側斜視である。 車両用照明装置50を備える車両ドア500の縦断面の一部拡大図である。 レンズに基板520を載置した状態を説明するための側面図を示す。 車両用照明装置80の斜視図である。 車両用照明装置80を備える車両ドア500の縦断面の一部拡大図 レンズ830の一部上面図である。 図11Aは図10のA−A線位置の断面図であり、図11Bは図10のB−B線位置の断面図である。
符号の説明
100、500 車両ドア
1、50、80 車両用照明装置
2 LEDランプ
21、520 基板
22 ネジ
3 導光体
31 光入射面
32 反射部
33、833 第1光放出部
34、834 第2光放出部
101 ドアポケット
102 内板
104 開口部
105 凹部
106、107 溝
108 両面テープ
530、830 レンズ

Claims (5)

  1. 車両ドアの下縁に設けられ、該車両ドアが開放された状態において点灯する車両用照明装置であって、
    光放出側が前記車両ドアの下縁側となるように基板に実装されるLEDランプと、
    前記LEDランプの光放出側に位置し、前記LEDランプに対向する光入射面と、前記車両ドアの下面に位置する第1光放出部と、前記車両ドアの車室内側面又は側端面に位置する第2光放出部と、前記光入射面から入射した光の一部を受光し前記第2光放出部側に反射する反射部と、を有する導光体と、
    を備える、車両用照明装置。
  2. 前記基板が前記車両ドアの下縁と略平行に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記導光体の前記反射部が、前記LEDランプの光軸上に位置することを特徴とする、請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記第2光放出部に光拡散処理が施されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
  5. 前記LEDランプがSMDタイプであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用照明装置。
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