JP6065362B2 - 情報提供システム - Google Patents

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この発明は、音響を用いて各種の情報を提供する情報提供システム関する。
音声とともに情報を提供するシステムとしては、たとえばテレビ放送において、映像・音声の放送にデータ放送を重畳し、テレビのリモコン操作によって各種の情報を提供するものが実用化されている。
特開2008−288638号公報
しかし、データ放送は、テレビ画面に表示されるのみのものであり、ユーザが持ち運んで、たとえばクーポンのように活用することができないものであった。また、データ放送は、ユーザが情報を獲得するツールとして日常使い慣れている携帯電話、スマートフォンに転送することができないものであった。
この発明は、音響を用いて、スマートフォンなどのユーザが使用する携帯端末装置に各種情報を表示することのできる情報提供システム提供することを目的とする。
請求項1の発明である情報提供システムは、放音装置、識別情報解決サーバ、振り分けサーバ、および、携帯端末装置を有する。前記放音装置は、前記携帯端末装置を用いたインターネット検索を案内する検索画面を表示するとともに、該検索画面の表示と並行して音響信号に変調された識別情報を音声として放音する。前記識別情報解決サーバは、情報通信ネットワーク経由で前記携帯端末装置から前記識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、前記振り分けサーバにアクセスするための第1アドレス情報を割り出して前記携帯端末装置に送信する。前記振り分けサーバは、前記第1アドレス情報によって特定され、前記識別情報に基づいて、前記検索画面の案内に応じて検索された場合に前記携帯端末装置によってアクセスされるコンテンツにアクセスするための第2アドレス情報を割り出して前記携帯端末装置に送信する。前記携帯端末装置は、前記放音装置が放音した音声を収音する収音部、収音した音声から前記識別情報を復調する復調部、前記情報通信ネットワークを介した通信を行うネットワーク通信部、および、復調された識別情報を前記識別情報解決サーバに送信して前記第1アドレス情報を取得し、取得した第1アドレス情報を用いて前記振り分けサーバにアクセスし前記識別情報を送信して前記第2アドレス情報を取得し、取得した第2アドレス情報を用いて前記所定のコンテンツにアクセスする制御部を備えている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記識別情報解決サーバは、複数の識別情報に対して1つの第1アドレス情報を対応づけ、該1つの第1アドレス情報でアクセスされる振り分けサーバは、前記複数の識別情報に対してそれぞれ異なる第2アドレス情報を対応づけることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1、2の発明において、前記振り分けサーバと、該振り分けサーバが割り出す第2アドレス情報でアクセスされるサーバ(前記所定のコンテンツを提供するコンテンツサーバ)とは同一のサーバであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の発明において、前記放音装置は放送受信装置であり、前記放音装置が放音する音声は、放送の番組または宣伝広告の音声として放送局から送信されてくる音声を含み、前記振り分けサーバは、受信した識別情報に基づき、前記番組または前記宣伝広告に関するコンテンツにアクセスするための第2アドレス情報を割り出すものであることを特徴とする。
この発明によれば、音響に識別情報を重畳することによって、ユーザの携帯端末装置を所定のコンテンツにアクセスさせることができ、音響を用いたプッシュ型の情報提供が可能になる。
この発明の実施形態である情報提供システムのブロック図 情報提供システムの他の形態を示すブロック図 音響IDの重畳方式の例を示す図 ID解決サーバのID/URL対応テーブルおよびコンテンツサーバのID/コンテンツ対応テーブルの例を示す図 情報提供システムのテレビCMへの適用例を示す図 スマートフォンの一部ブロック図 スマートフォンの動作を示すフローチャート ID/コンテンツ対応テーブルの他の例を示す図 情報提供システムを店舗に適用した場合のスピーカの配置例を示す図 放音装置の構成例を示す図
図面を参照してこの発明の実施形態である情報提供システムについて説明する。図1は、情報提供システムの構成を説明する図である。
この情報提供システムは、本発明の放音装置であるテレビ(TV)1が、本発明の識別情報である音響IDが重畳された音声を放音し、本発明の携帯端末装置であるスマートフォン2がこの音響IDを用いて特定のインターネットサイト(URL)にアクセスして情報を獲得するというシステムである。
テレビ1は、テレビ放送を受信して映像を表示するとともに音声を放音する。このテレビ放送の音声に音響信号に変調されたIDコードである音響IDが重畳されている。音響IDの内容および重畳方式については後述する。音響IDが重畳された音声をスマートフォン2が収音する。スマートフォン2はユーザ6が所持している。スマートフォン2には、情報提供システムに用いられる音響IDアプリケーションプログラムがインストールされている。音響IDアプリケーションプログラムは、収音した音声から音響IDを分離してIDコードに復調し、このIDコードをID解決サーバ4に送信してコンテンツサーバ5のURLに変換するアプリケーションプログラムであり、携帯端末装置2の制御部22と協働することにより音響ID処理部23を構成する。この音響ID処理部23の詳細動作は図5のフローチャートで説明する。スマートフォン2は、この音響IDアプリケーション200により、音声に含まれる音響IDを復調し、これを情報通信ネットワーク3を介してID解決サーバ4に送信する。ID解決サーバ4は、ID/URL対応テーブル40を備えており、受信した音響IDを用いて、ID/URL対応テーブル40を検索して対応するポータルURL(本発明の第1アドレス情報)を読み出してスマートフォン2に返信する。ポータルURLはコンテンツサーバ5に存在するが、ウェブサービスのURLではなく、アクセス振り分け処理リソースのURL(telnetなど)である。
スマートフォン2は、このポータルURLにアクセスして再度IDを送信することにより、目的のコンテンツに到達するURL(本発明の第2アドレス情報)を獲得する。スマートフォン2は、このURLにアクセスすることによって目的のコンテンツを取得する。このようにID解決サーバ4に加えて、コンテンツサーバ5のポータルURLにおいてIDに基づくURLの振り分けを再度行うことにより、コンテンツサーバ5による細分化されたコンテンツの提供が可能になる。
なお、ID解決サーバ4は1つであることが望ましいが、コンテンツサーバ5はコンテンツを表示する各社ごとに別々であって構わない。また、図2に示すように、ポータルURLのサーバであるポータルサーバ7をコンテンツサーバ5と分けて別のサーバとしてもよい。ポータルサーバ7は、アクセス振り分け処理リソースを提供するサーバであり、本発明の振り分けサーバに対応する。
ここで、音響IDは、テレビ1のスピーカで再生される帯域の音声のうち高音域の周波数帯域に重畳される。図3に示すようにテレビ放送の番組やCMに使用される音声の上限周波数は16kHz程度である。音響IDは、この周波数以上でテレビ1のオーディオ回路やスピーカが動作する周波数帯域である18〜20kHzの帯域に重畳される。
番組やCMの音声に音響IDを重畳する方式は種々の方式を採用可能であるが、たとえば、本出願人による国際特許出願(国際公開第2010/016589号パンフレット)に詳細に説明されているような、IDを拡散符号で拡散して18〜20kHzの周波数帯域まで周波数シフトする技術が好適である。
テレビ放送において、この情報提供システムは、たとえば以下のような用途で使用される。CMの企業・商品や番組に関連した商品等のクーポンを配ったり、商品情報を掲載するページへユーザを誘導したりする。ここで、番組に関連した商品とは、たとえば、番組に登場した人物が着用している服装のブランド、番組で訪れている観光地や店舗(レストランやホテルなど)などである。
また、この情報提供システムは、スポーツ番組の放送中に、登場選手の情報を詳細に表示するページへ誘導する。さらにまた、この情報提供システムは、TVショッピング番組の放送中に、紹介された商品の注文・決済を行うページへ誘導する。あるいは、番組や商品のアンケートやクイズに応募するページへ誘導する。
このように、テレビ放送の音声には、番組やCMの内容に連携して提供されるコンテンツなどのサービス内容に対応した音響IDが適宜重畳されている。この音響IDが、以下に説明するように、所定のサービス内容を提供するUELに解決される。これにより、ユーザが、スマートフォン2を携帯してテレビ放送を視聴していれば、ユーザが何らの操作をしなくてもユーザに特定のウェブページを表示するプッシュ型のサービスを提供することが可能になる。
このように短いIDコードにコンテンツサーバのURLを対応づけることにより、送信レートの高くない音響によるデータ送信であっても、長いURLにユーザのスマートフォン2を導くことが可能になる。また、短いIDコードを繰り返して送信することにより、ノイズが発生して復調不可能であっても、ノイズが低減した後にIDコードを受信してコンテンツを表示することが可能になり、ユーザを確実にウェブページへ誘導することができる。
音響IDを上記のようなURLに解決するために、ID解決サーバ4には図4(A)に示すようなID/URL対応テーブル40が設けられ、コンテンツサーバ5のポータルURLには、図4(B)に示すようなID/コンテンツ対応テーブル50が設けられる。
図4(A)において、ID/URL対応テーブル40には、複数のIDとそのIDに対応するコンテンツサーバ5のポータルURLとが対応づけて記憶されている。図4(B)は、図4(A)のテーブルで「サーバ1」と記されているコンテンツサーバ5に設けられるID/コンテンツ対応テーブル50を示している。このID/コンテンツ対応テーブル50には、IDコード、番組名(CM商品名)および提供するコンテンツ(クーポン、情報、スタンプラリーなど)のURLが対応づけて記憶されている。
図5は、本情報提供システムをテレビCMに連動させた例を示す図である。放送局が、図5(A)、(B)に示す画像、および、音響IDが重畳されたCM音声を含むテレビCMを放送する。テレビ1がこのテレビCMを受信すると、画面に図5(A)、(B)に示すような画像を表示するとともに、スピーカから音響IDが重畳されたCM音声(音波)63を放音する。音響IDは、CMで宣伝広告されている商品を紹介するURL(コンテンツURL)に視聴者を誘導するものである。また、図5(A)はCMの前半に表示される画像であり、図5(B)はCMの後半に表示される画像である。
CMの前半に、図5(A)に示すように、音響IDアプリケーションプログラム(音響IDアプリ)200の起動を促す文言60が画面に表示される。ユーザ6は、必要に応じて携帯端末装置2を操作して音響IDアプリケーションプログラム200を起動する。既に起動している場合、自動的に起動する場合にはユーザ6の操作は不要である。この画面表示に並行して、スピーカから音響IDが重畳されたCM音声63が放音される。音響IDアプリケーションプログラム200が起動された(音響ID処理部23が構成された)携帯端末装置2は、放音された音響IDを収音し、これをIDコードに復調して上に説明したアクセスを開始する。CMの後半には、図5(B)に示すように、検索ワードとともにインターネットで検索を促す画像62が表示されるが、上述したように、音響IDアプリケーションプログラム200が起動された携帯端末装置2は、ユーザ6が検索ワードを入力しなくてもコンテンツURLへ到達するため、画面には「音響IDアプリが自動的に検索しています」の文言61が表示される。
なお、インターネットの検索サイトに検索ワードを入力して検索されるURLと、ID/コンテンツ対応テーブル50で検索されるコンテンツURLは、同一であっても異なっていてもよい。音響IDによって誘導されるサイト(コンテンツURL)は、検索サイトで検索されない特別なサイトとしてもよい。
図5は、テレビCMに同期してIDコードを出力し、携帯端末装置2がこのIDコードを受信して、コンテンツURLに自動アクセスするシステムであるが、テレビCMに同期して出力されるIDコードは、スピーカから放音される音波に重畳する方式(音響ID)以外の方式で送信することも可能である。たとえば、テレビ1がBluetooth(登録商標)、Wi−Fi、赤外線などの送信機能を有する場合は、これらの機能を用いてIDコードを送信してもよい。この場合、携帯端末装置2には、テレビ1の送信方式に応じて、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fiまたは赤外線などによってIDコードを受信するアプリケーションプログラムがインストールされる。
図6はスマートフォン2の本願発明に関係する部分のみを取り出した機能ブロック図である。スマートフォン2は、マイクロフォン21、制御部22、ネットワーク通信部25、GPS測位部26、時計27、操作部28、表示部29を備えている。マイクロフォン21は、テレビ1のスピーカから放音された音響を収音する。ネットワーク通信部25は、情報通信ネットワーク3を介してID解決サーバ4やコンテンツサーバ5と通信する機能部である。
制御部22には、アプリケーションプログラムとの協働により音響ID処理部23およびウェブブラウザ24が設けられている。音響ID処理部23は、収音して得られた音声信号を、拡散変調に用いられた拡散符号を係数とする整合フィルタに通すことによってIDコードを復調する処理部、ネットワーク通信部25を制御してID解決サーバ4およびコンテンツサーバ5と通信する処理部などからなっている。このIDコードの復調処理は、国際公開第2010/016589号パンフレットに詳細に説明されている。ウェブブラウザ24は、音響ID処理部23が取得したURLにアクセスしてウェブページを表示する。
GPS測位部26は、GPSを用いて自己の位置を測定し、位置情報としてURL取得部24に入力する。また、時計27は、音響IDを含んだ音声の収音時、または、ID解決サーバ4との通信時の時刻を計測して時刻情報としてURL取得部24に入力する。これらGPS測位部26および時計27は、後述の変形例において用いられる。また、操作部28はたとえば表示部29の表面に設けられたタッチパネルであり、情報通信ネットワーク3との通信の許可などのユーザ6の操作を検出する。
図7は、スマートフォン2の制御部22の動作を示すフローチャートである。この処理では、マイクロフォン21が収音した音波から変換された音声信号から音響IDを検出する処理を所定の時間間隔で繰返し行う(ステップS1)。音響IDを検出しない間(ステップS1でNO)は、ステップS1で待機している。音響IDを検出すると(ステップS1でYES)、これをIDコードに復調し(ステップS2)、復調されたIDコードをID解決サーバ4に送信する(ステップS3)。ID解決サーバ4は受信したIDコードに対応するコンテンツサーバ5のポータルURLを読み出し、これをスマートフォン2に返信する。スマートフォン2はこのポータルURLをステップS4で受信すると、受信したポータルURLにアクセスして再度IDを送信する(ステップS5)。コンテンツサーバ5は、受信したIDコードに応じたコンテンツ(クーポン、情報など)のURLを送信する。これにより、スマートフォン2は、送信したIDコードに対応するURLを受信する(ステップS6)。そして、受信したURLのコンテンツタイプに応じて処理を実行する(ステップS7)。例えば、コンテンツタイプがクーポンの場合は、このURLにアクセスしてクーポン画像を表示する(ステップS10)。クーポン画像はウェブページではなく画像データとしてサーバに保存されており、音響ID処理部23は、ftpやtelnetでこの画像データをダウンロードしてディスプレイに表示する。この方式を採用することで、有価証券的な性質を持つクーポンのセキュリティを、ウェブページに登録する場合に比べて高く維持することができる。
また、コンテンツタイプが情報の場合は、スマートフォン2の標準アプリケーションであるウェブブラウザ24を起動し(ステップS8)、受信したURLをウェブブラウザ24に渡して(ステップS9)、このURLにアクセスしてウェブページを表示させる(ステップS20)。
また、コンテンツタイプがスタンプラリーの場合は、スタンプラリーの台紙を既にダウンロードしているかを判断し(ステップS11)、既にダウンロードして保存している場合には(ステップS11でYES)、その保存台紙をロードし(ステップS12)、まだダウンロードしていない場合には(ステップS11でNO)、コンテンツサーバ5から台紙をダウンロードする(ステップS13)。そして、今回のコンテンツであるスタンプ画像をダウンロードし(ステップS14)、先にロードしている台紙にこのスタンプ画像を合成して(ステップS15)、合成画像を台紙として保存するとともにこれを表示部29に表示する(ステップS16)。
ステップS9、ステップS10、ステップS16の処理ののち動作はステップS1にもどる。以上の動作により、ユーザ6は、クーポン、各種の情報、スタンプなどを獲得することができる。なお、ステップS6で受け取ったURLのコンテンツタイプは、そのURLに付加して送られてくるコンテンツの識別情報で判断することができるが、URLのスキームに基づいて判断することも可能である。すなわち、URLのスキームがftpやtelnetであればクーポンであり、URLがhttpであれば情報であるなどである。
図7のフローチャートは、音響IDを検出すると自動的に所定のURLにアクセスしてウェブページを表示する手順になっているが、ユーザ6の許可を求めて、ユーザ6によるアクセス許可の操作があったときコンテンツサーバ5にアクセスするようにしてもよい。この場合、ステップS3の前、ステップS5の前の一方または両方でユーザ6の許可を求めるようにすればよい。
また、コンテンツサーバ5において、1つのIDを複数のコンテンツに対応させる場合、図8(A)、(B)に示すようなテーブルをID/コンテンツ対応テーブル50としてコンテンツサーバ5に持てば良い。
図8は、1つの音響IDを複数のコンテンツに対応させる場合のID/コンテンツ対応テーブル50の例を示す図である。同図(A)は、1つのID「0000」を位置情報に基づいて4つの地域別コンテンツ(URL)に振り分けるID/コンテンツ対応テーブル50の例を示している。位置情報は、スマートフォン2から音響IDとともにコンテンツサーバ5に送られてくる。スマートフォン2はGPS測位部26により自己の位置を正確に測定することができる。コンテンツサーバ5は、スマートフォン2から受信した位置情報に基づき、そのスマートフォン2がどの地域に位置しているかを割り出し、その地域に応じたコンテンツのURLを送信する。
なお、位置情報の取得は、GPS測位部26による測位以外で取得することも可能である。たとえば、スマートフォン2が情報通信ネットワーク3にアクセスしたアクセスポイントの位置をコンテンツサーバ5が取得して位置情報として用いることも可能である。
また、図8(B)は、1つのID「0000」を時刻情報に基づいて4つの時間帯別コンテンツ(URL)に振り分けるID/コンテンツ対応テーブル50の例を示している。コンテンツサーバ5は、スマートフォン2からIDを受信したとき、時刻情報がどの時間帯に属しているかを割り出し、その時間帯に応じたコンテンツのURLを送信する。この実施形態では、スタンプラリーの例を示しており、8時間の長時間番組の合間に音響IDを放送してそのとき番組を視聴していたユーザ6にスタンプを付与するシステムを提供している。なお、このスタンプラリーのシステムは、上記地域別コンテンツにも適用することが可能である。
なお、時刻情報は、スマートフォン2からコンテンツサーバ5に対して送ってもよく、コンテンツサーバ5がスマートフォン2からのアクセスを受け付けた時刻を時刻情報として用いてもよい。スマートフォン2からコンテンツサーバ5に時刻情報を送信する場合、その送信時刻を時刻情報としてもよく、テレビ1(放音装置)から音響IDを受信した時刻を時刻情報としてもよい。
以上はテレビ1の音声に音響IDを重畳させる例について説明したが、放音装置はテレビ1に限定されない。たとえば、ラジオ受信機であってもよい。また、小売店舗等の施設に設置されたスピーカを利用してもよい。施設としては、店舗等の商業施設に限らず、公共施設、民間施設、集合住宅、事務所施設等の各種施設に適用が可能である。
たとえば、小売店舗の店頭(店舗近傍)または店内に設置されたスピーカから放音される呼び込み音声や音楽(BGM)に音響IDを重畳し、店舗近傍を通り掛かる顧客や店舗に入店した顧客に、クーポンや情報を提供したり、スタンプラリーのスタンプを提供するなどのサービスに適用することが可能である。要するに、サービスの提供に対応して音を放音する装置であればよい。この場合において、音響は、一般に電波と異なり到達距離が短いため、音響IDは、スピーカ16を設置した店舗の近傍のみで受信される。これにより、店舗の前を通り掛かった顧客や入店した顧客等の比較的狭い目視可能な領域の対象者に限定して、クーポンや情報を提供することができる。
この場合、放音装置のスピーカ16は、たとえば、図9(A)〜(C)に示すような形態で、店舗近傍または店内に設置すればよい。図9(A)は、通路または店舗の天井にスピーカ16を設置する形態である。図9(B)は、通路または店舗の壁面にスピーカ16を設置する形態である。また、図9(C)は、スピーカ16が埋め込まれた掲示板9を店舗の前に設置する形態である。ただし、スピーカ16の設置形態はこれに限定されない。
図9のスピーカ16を備えた放音装置8は、図10に示すような構成である。放音装置8は、IDコードメモリ11、変調部12、呼び込み音声再生部13、合成部14、増幅器15および上記スピーカ16を備えている。IDコードメモリ11には所定のコンテンツ(URLやクーポン)に対応づけられる音響IDが記憶されている。変調部12は、IDコードを空気などの媒質の振動である音波として放音可能な周波数帯域の信号に変調する処理部である。変調部12の変調方式は種々の方式を用いることが可能であるが、この実施形態では、ノイズ耐性を向上させるために、IDコードで拡散符号を位相変調し、この位相変調された拡散符号を非可聴帯域まで周波数シフトして放音するようにしている。この技術は、本出願人による国際特許出願(国際公開第2010/016589号パンフレット)に詳細に説明されている。呼び込み音声再生部13は、店舗の名称などをアナウンスする音声、CMソングなどの音楽を再生する機能部である。合成部14は、拡散変調されたIDコードと呼び込み音声を加算合成する機能部である。増幅器15は合成部14から入力された音声を適当な電力まで増幅してスピーカ16に供給する。スピーカ16は増幅器15から入力された音声信号を音響として放音する。ここで、増幅器15の出力電力は、この放音装置8のカバーエリアまで音響が到達し、それ以上のエリアへ音響が到達しないような出力電力に、設置場所の広さやノイズの程度に応じて適宜設定すればよい。
以上の実施形態において、スマートフォン2が本発明の携帯端末装置に対応する。ID解決サーバ4が本発明の識別情報解決サーバに対応する。ポータルURLが本発明の第1アドレス情報に対応する。目的のコンテンツに到達するURLが本発明の第2アドレス情報に対応する。コンテンツサーバ5のポータルURLまたはポータルサーバ7が本発明の振り分けサーバに対応する。なお、この実施形態において、携帯端末装置としてスマートフォン2を例示しているが、携帯端末装置はスマートフォン2に限定されない。
上述した各実施形態における携帯端末装置2の音響ID処理部22は、制御部と音響IDアプリケーションプログラムとの協働によって実現される機能部であり、この音響IDアプリケーションプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録した状態で提供し得るものである。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体としては、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD)など)、光記録媒体(光ディスク(CD、DVD)など)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどを適用することが可能である。また、上記のプログラムは、インターネットのような情報通信ネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
1 テレビ(放音装置)
2 スマートフォン(携帯端末装置)
3 情報通信ネットワーク
4 ID解決サーバ
5 コンテンツサーバ
6 顧客
8 放音装置
16 スピーカ
40 ID/URL対応テーブル
50 ID/コンテンツ対応テーブル

Claims (4)

  1. 放音装置、識別情報解決サーバ、振り分けサーバ、および、携帯端末装置を有する情報提供システムであって、
    前記放音装置は、前記携帯端末装置を用いたインターネット検索を案内する検索画面を表示するとともに、該検索画面の表示と並行して音響信号に変調された識別情報を音声として放音し、
    前記識別情報解決サーバは、情報通信ネットワーク経由で前記携帯端末装置から前記識別情報を受信し、受信した識別情報に基づいて、前記振り分けサーバにアクセスするための第1アドレス情報を割り出して前記携帯端末装置に送信し、
    前記振り分けサーバは、前記第1アドレス情報によって特定され、前記識別情報に基づいて、前記検索画面の案内に応じて検索された場合に前記携帯端末装置によってアクセスされるコンテンツにアクセスするための第2アドレス情報を割り出して前記携帯端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置は、前記放音装置が放音した音声を収音する収音部、収音した音声から前記識別情報を復調する復調部、前記情報通信ネットワークを介した通信を行うネットワーク通信部、および、復調された識別情報を前記識別情報解決サーバに送信して前記第1アドレス情報を取得し、取得した第1アドレス情報を用いて前記振り分けサーバにアクセスし前記識別情報を送信して前記第2アドレス情報を取得し、取得した第2アドレス情報を用いて前記所定のコンテンツにアクセスする制御部を備えている、
    情報提供システム。
  2. 前記識別情報解決サーバは、複数の識別情報に対して1つの第1アドレス情報を対応づけ、該1つの第1アドレス情報でアクセスされる振り分けサーバは、前記複数の識別情報に対してそれぞれ異なる第2アドレス情報を対応づける請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記振り分けサーバと、該振り分けサーバが割り出す第2アドレス情報でアクセスされるサーバとは同一のサーバである請求項1または請求項2に記載の情報提供サービス。
  4. 前記放音装置は放送受信装置であり、
    前記放音装置が放音する音声は、放送の番組または宣伝広告の音声として放送局から送信されてくる音声を含み、
    前記振り分けサーバは、受信した識別情報に基づき、前記番組または前記宣伝広告に関するコンテンツにアクセスするための第2アドレス情報を割り出すものである
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報提供システム。
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