JP2019036973A - 放音装置および情報配信システム - Google Patents

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藤田 博之
Hiroyuki Fujita
博之 藤田
須山 明彦
Akihiko Suyama
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Abstract

【課題】音響を用いて複数の方向またはエリアごとに異なる情報を配信することで、音響を用いた情報配信の利便性を向上させることのできる情報配信システムを提供する。【解決手段】複数の方向またはエリアに、それぞれ異なる音響化された識別情報を放音するスピーカを備えた放音装置を設けるとともに、放音装置が放音した音声を収音する収音部、収音した音声から識別情報を分離および復調する復調部、および、復調された識別情報に対応するコンテンツを再生する再生処理部を備えた携帯端末装置を設けたシステムを構成する。【選択図】図1

Description

この発明は、音響を用いて各種の情報を提供する情報配信システム、および、このシステムに用いられる放音装置に関する。
音声とともに情報を提供する情報配信システムとしては、テレビ放送のコマーシャルの音声に識別情報を重畳して放音するシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。このシステムでは、ユーザが、スマートフォンを使用して収音した音声から識別情報を復調し、この識別情報に対応するアドレス情報をサーバから取得する。そして、このアドレス情報に該当するコンテンツサーバにアクセスして上記コマーシャルに関連する各種情報をスマートフォンの画面に表示させる。
特開2012−155706号公報
しかしながら、上述したシステムでは、テレビの視聴者に対して同じ時刻に一律に同じ情報しか提供できない。たとえば、スピーカに対する視聴位置が異なる複数の視聴者に対して異なる情報を提供することができない。
この発明は、音響を用いて複数の方向またはエリアごとに異なる情報を配信することで、音響を用いた情報配信の利便性を向上させることのできる情報配信システム、および、このシステムに用いられる放音装置を提供することを目的とする。
本発明の放音装置は、複数の音声信号をそれぞれ異なる指向性で放音可能な指向性スピーカと、音声信号および音響化された複数の識別情報が入力され、各識別情報を音声信号に重畳し、それぞれ異なる指向性を持つように制御して指向性スピーカに供給する放音制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記発明において、放音制御部は、各識別情報をそれぞれ異なる方向に向けた指向性を持つように制御してもよく、また、各識別情報をそれぞれ異なるエリアをカバーする指向性を持つように制御してもよい。
また、本発明の放音装置は、それぞれ異なるエリアに設置された複数のスピーカユニットと、音声信号および音響化された複数の識別情報が入力され、各識別情報を音声信号に重畳し、それぞれ異なるスピーカユニットに対して供給する放音制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記発明において、放音制御部は、各識別情報の音量をさらに制御してもよい。また、各識別情報を、それぞれ異なる周波数帯域の信号に音響化してもよい。
本発明の情報配信システムは、上記放音装置、および、携帯端末装置を有する。携帯端末装置は、放音装置が放音した音声を収音する収音部、収音した音声から識別情報を分離および復調する復調部、および、復調された識別情報に対応するコンテンツを再生する再生処理部を備える。
上記発明において、情報通信ネットワークと、情報通信ネットワークに接続され、識別情報に基づくコンテンツ情報を割り出すサーバと、をさらに設けてもよい。この場合、再生処理部は、復調された識別情報をサーバに送信して該識別情報に対応するコンテンツ情報を取得し、取得したコンテンツ情報に基づいてコンテンツの再生を行えばよい。
この発明によれば、複数の方向またはエリアにそれぞれ異なる識別情報が到達するように、音響化された複数の識別情報が放音され、携帯端末装置において受信した識別情報に対応するコンテンツが再生される。したがって、ユーザが現在いるエリアに応じたコンテンツを再生させることが可能となる。これにより、音響を用いた情報配信の利便性を向上させることができる。
この発明の実施形態である情報配信システムの構成を説明する図 スマートフォンの優先順位テーブルの例を示す図 音響IDの重畳方式の例を示す図 サーバのコンテンツテーブルの例を示す図 情報配信システムの新製品説明への適用例を示す図 モニタの構成例を示すブロック図 スマートフォンの構成例を示すブロック図 スマートフォン(音響ID処理部)の音響IDの取得動作を示すフローチャート スマートフォンのエリア移動コンテンツテーブルの例を示す図 スマートフォン(音響ID処理部)の音響IDの取得動作および移動検知動作を示すフローチャート この発明の別の実施形態である情報配信システムの構成を説明する図
図面を参照してこの発明の実施形態である情報配信システムについて説明する。図1は、情報配信システムの構成を説明する図である。
この情報配信システム100は、本発明の放音装置を含むモニタ1が、音響化された識別情報(IDコード)である音響IDを放音し、本発明の携帯端末装置であるスマートフォン2が上記音声から取得(復調)した音響IDを用いて特定のインターネットサイト(URL)からこの音響IDのIDコードに対応するコンテンツ情報を獲得して再生するシステムである。また、この情報配信システム100では、それぞれ範囲の一部が重複する複数のエリアA〜Cに対してそれぞれ異なる音響IDが放音され、ユーザ6(スマートフォン2)は、現在位置のエリアA〜Cに放音されている音響IDを取得する。現在位置が複数のエリアに属している場合は、それらのエリアに対応する複数の音響IDを取得する。
この情報配信システム100は、たとえば、展示会などで大型のモニタ1に新商品の説明(広告)に関する動画及び音声を来場者(ユーザ6)に向けて再生する場合に、より有用な情報をユーザ6に配信したり、遠くから視聴しているユーザ6をモニタ1正面に誘導したりするのに使用される。
情報配信システム100は、モニタ1およびサーバ4を有している。モニタ1は、動画などのコンテンツの再生装置110から受信した動画を表示するとともに音声を放音する。モニタ1は、表示装置10および放音装置11を有している。表示装置11は、たとえば液晶表示装置であり、上述した再生装置110から受信した動画(映像信号)を表示する。放音装置11は、上述した再生装置110から受信した動画に対応する音声を指向性スピーカ13(図6参照)から放音する。
また、放音装置11は、複数のIDコードのそれぞれを音響信号に変調した(音響化した)音響IDを、動画の音声と一緒に放音する。この実施形態では、3つの音響ID5(5A〜5C)(図3参照)が放音される。また、放音装置1は、音響ID5A〜5Cのそれぞれが対応するエリアA〜Cに到達するように音響ID5の音量制御および指向性制御を行う。詳細は後述する。放音された音響ID5は、各エリアA〜Cでユーザ6が所持するスマートフォン2を用いて取得することができる。
エリアA〜Cは、図1に示すように一部が重複するように構成されている。音響ID5Aは、エリアAに向けて放音される。音響ID5Bは、エリアBに向けて放音される。音響ID5Cは、エリアCに向けて放音される。ここで、エリアAは、モニタ1の近距離の正面をカバーする。エリアBは、モニタ1の近距離から中距離の正面をカバーする。エリアCは、モニタ1の近距離から中距離の正面およびやや側方をカバーする。したがって、エリアAは、エリアB,Cと重複し包含されている。また、エリアBは、エリアCと重複し包含されている。したがって、エリアAでは、音響ID5Aが取得されるが、さらにエリアB,Cに対応する音響ID5B,5Cも取得される。エリアBでは、音響ID5Bに加え、エリアCに対応する音響ID5Cが取得される。また、エリアCのエリアA,Bに重複されていない領域では、音響ID5Cのみ取得される。なお、この図では、一つのエリアがもう一つのエリアに完全に包含される例を示したが、相互に一部のみ重なりあうようエリアが設定されてもよい。また、エリアおよび音響IDの数は3に限定されない。
3つの音響IDには優先順位が設定されている。スマートフォン2が複数の音響ID5を取得した場合、優先順位の高い1の音響ID5が選択される。スマートフォン2には、図2に示すように、音響ID5A〜5CのIDコード(それぞれ0001,0002,0003)に優先順位を対応付けた優先順位テーブル20が記憶されている。したがって、たとえば、エリアAにおいて、スマートフォン2によって音響ID5A〜5Cが取得された場合は、優先順位の高い音響ID5Aが選択される。
各音響ID5A〜5Cを、各エリアA〜Cに到達させるには、上述したように音響ID5A〜5Cの音量および指向性を制御する。たとえば、スピーカ13から距離の遠いエリアCに対応する音響ID5Cは、スピーカ13からの距離の近いエリアAに対応する音響ID5Aよりも音量が大きくなるように変調される。指向性の制御は、指向性スピーカ13を構成する各スピーカから放音(出力)するタイミングを制御する。たとえば、音響ID5Cを放音する場合、指向性スピーカ13を構成する端部のスピーカから放音するタイミングを、中央のスピーカから放音するタイミングよりも遅らせることで、エリアCの形状に沿って拡散するように放音される。なお、指向性スピーカ13の指向性制御は、例えば本出願人の特開2006−25153号公報に記載されている手法を用いればよい。また、再生装置110からの音響信号は、音響ID5とは別に指向性制御されて指向性スピーカ13から放音される。
各音響ID5A〜5Cは、IDコード(情報信号)から変調される際、図3に示すように、指向性スピーカ13で再生される帯域の音声のうち高音域の周波数帯域に周波数シフトされる。図3に示すように動画の再生などに使用される音声の上限周波数は16kHz程度である。この実施形態では、17〜20kHzの帯域を3つに分けた3バンドのそれぞれに音響ID5A,B,Cが含まれるように周波数シフトされる。
スマートフォン2が、上のような音響ID5を取得するためには、インストールされている音響IDアプリケーションプログラム200を起動する必要がある。音響IDアプリケーションプログラム200は、収音した音声から音響ID5を分離・復調し、この音響ID5(IDコード)をサーバ4に送信して対応するコンテンツ情報を受信するプログラムである。また、音響IDアプリケーションプログラム200は、サーバ4から受信したコンテンツ情報を再生する。コンテンツ情報は、たとえば、テキストデータである。スマートフォン2は、テキストデータを受信すると、表示画面にテキストデータを再生する(表示する)。なお、コンテンツ情報はテキストデータに限定されるものではなく、サーバ4とは別のコンテンツサーバのURLや画像情報などであってもよい。
サーバ4は、図4に示すような音響ID5A〜5CのIDコード(それぞれ0001,0002,0003)とコンテンツ情報とが対応付けられたコンテンツテーブル40を記憶し、受信したIDコード(音響ID5)に対応するコンテンツ情報をコンテンツテーブル40から読み出してスマートフォン2に返信する。この実施形態のコンテンツテーブル40では、各音響ID5A〜5CのIDコードに対応するテキストデータのコンテンツ情報が登録されている。この実施形態のコンテンツテーブル40には、展示会の来場者(ユーザ6)をモニタ1の正面にまで誘導するためのメッセージもコンテンツ情報として登録されている。
たとえば、新製品説明の動画が再生されると、図5に示すような動画がモニタ1の表示装置10に表示されるとともに、指向性スピーカ13から音響ID5が重畳された新製品説明の音声が放音される。動画中には、図5に示すような音響IDアプリケーションプログラム(音響IDアプリ)200の起動を促す文言60も表示される。そして、この文言60の表示に並行して、指向性スピーカ13から音響ID5が重畳された説明音声61が放音される。
ユーザ6は、必要に応じてスマートフォン2を操作して音響IDアプリケーションプログラム200を起動する。なお、既に起動している場合、自動的に起動する場合にはユーザ6の操作は不要である。音響IDアプリケーションプログラム200が起動された(音響ID処理部22が構成された)スマートフォン2は、放音された音響ID5を収音し、これをIDコードに復調して上に説明したサーバ4へのアクセスを開始する。
ユーザ6が、図1に示すようなエリアA,Bに重複していないエリアCの領域にいる場合、スマートフォン2は音響ID5Cを収音する。そして、スマートフォン2は、サーバ4から受信したコンテンツ情報「画面正面でお近くまで来て頂くと、お得な情報をお教えします。」を画面に表示する。そして、ユーザ6が、表示されたメッセージにしたがってエリアAに移動し、音響ID5を再度収音した場合、スマートフォン2は音響ID5A〜5Cを取得する。そして、スマートフォン2は、優先度の高い音響ID5Aのコンテンツ情報「耳寄りなお知らせがあります。詳細はURLを参照ください(http://www.XXXX.co.jp/)。」をサーバ4から受信して画面に表示する。
ユーザ6が、表示されているコンテンツ情報に含まれるURLを選択操作することで、ウェブブラウザ26(図7参照)が起動して、選択されたURLのコンテンツが表示される。たとえば、モニタ1に表示している説明中の新製品の購入クーポンの画像が表示される。また、スマートフォン2が、サーバ4から取得したURLに自動的にアクセスしてもよい。
このように、複数のエリアA〜Cにそれぞれ異なる識別情報(音響ID5)が到達するように、音響化された複数の識別情報が放音され、携帯端末装置(スマートフォン2)において優先順位の高い識別情報に対応するコンテンツが再生されることによって、ユーザ6が現在いるエリアA〜Cに応じたコンテンツを再生させることが可能となる。これによって、音響を用いた情報配信の利便性を向上させることができる。
また、上述したようにユーザ6を所定エリア(エリア1)に誘導することで、さらに追加的な情報をユーザ6に提供することができる。たとえば、モニタ1の付近で待機している新商品の商談担当者から、ユーザ6により詳細な商品情報、費用見積情報などを提供することができる。
図6は、モニタ1の構成例を示すブロック図である。モニタ1は、表示装置10および放音装置11を有している。表示装置10は、コンテンツの再生装置110に接続され、再生装置110によって再生された動画の映像信号を受信・表示する。放音装置11は、コンテンツの再生装置110に接続され、再生装置110によって再生された動画に同期して再生される音声のオーディオ信号を受信し、指向性スピーカ13から放音する。また、放音装置11は、上記音声に音響ID5を重畳して放音する。
放音装置11は、音声再生機12及び指向性スピーカ13を有している。音声再生機12は、制御部15、エンコーダ16A〜16C、指向性制御部17、ネットワーク通信部18、記憶部19を有している。制御部15は、CPU、メモリ等から構成され、装置全体の動作を制御する。たとえば、制御部15は、記憶部19に記憶されている音響ID5A〜5CのIDコードを読み出して、対応するエンコーダ16A〜16Cに送信する。また、制御部15は、ネットワーク通信部18を介してサーバ4からの指示を受信して、記憶部19に記憶されている音響ID5のIDコードを更新する。ネットワーク通信部18は、通信回路等から構成され、情報通信ネットワーク3を介してサーバ4との通信(パケット通信)を制御する。記憶部19は、たとえばハードディスク装置であり、IDコードなどを記憶する。
エンコーダ(変調部)16A〜16Cは、DSP等から構成され、制御部15から受信したIDコードを音響ID5に音響化し(拡散変調し)、指向性制御部17に送信する。エンコーダ16A〜16Cは、それぞれ1のIDコードを受信し、図5に示す周波数帯域に含まれる音響ID5A〜5Cに変調する。具体的には、音響ID5A〜5Cの各IDコードの情報信号に、PNコード(拡散符号)8A〜8Cを乗積し、その後にキャリア9A〜9Cを用いて変調する。その際、各音響ID5A〜5CがエリアA〜Cに到達する所定の音量となるように変調する。例えば、音響ID5A:1/2K(dB),音響ID5B,5C:K(dB)(Kは数値)の音量で変調する。なお、拡散変調の処理については、国際公開第2010/016589号パンフレットに詳細に説明されている。
指向性制御部17は、DSPなどから構成され、音響信号の指向性を制御する。具体的には、音響信号を所定の焦点に向けて出力するべく指向性スピーカ13を構成する各スピーカに出力するタイミングを制御する。この実施形態では、再生装置110からの音響信号、音響ID5A〜5Cの音響信号のそれぞれについて指向性が制御される。再生装置110からの音響信号は、たとえば、指向性スピーカ13から拡散するように制御される。音響ID5A〜5Cの音響信号は、上述したようにエリア5A〜5Cの形状に沿った方向に放音されるように制御される。より具体的には、音響ID5A,5B:直進方向、音響ID5C:拡散方向で制御される。入力された各音響信号は、出力されるスピーカごとに重畳される。
指向性制御部17から出力された音響信号は、図示しないD/Aコンバータ、アンプ等を介して指向性スピーカ13を構成する各スピーカに入力される。指向性スピーカ13は、たとえば列状に配置された複数のスピーカから構成されている。なお、この実施形態では、音響ID5の放音は、再生装置110による動画の再生中は常に行われるが、任意に放音期間を設定してもよい。
図7は、スマートフォン2の構成例を示すブロック図である。なお、図7では、本願発明に関係する機能のみを示す。
スマートフォン2は、マイクロフォン21、音響ID処理22、ネットワーク通信部25、ウェブブラウザ26、操作部27、記憶部28を備えている。音響ID処理部22は、音響IDアプリケーションプログラム200および制御部(コンピュータ)の協働によって実現され、ID復調部23および再生処理部24を備えている。マイクロフォン(集音部)21は、モニタ1のスピーカから放音された音響を収音する。ID復調部23は、収音して得られた音声信号を、拡散変調に用いられた拡散符号を係数とする整合フィルタに通すことによってIDコードを復調する処理部である。この復調処理についても、国際公開第2010/016589号パンフレットに詳細に説明されている。
再生処理部24は、ネットワーク通信部25を介してサーバ4と通信し、ID復調部23が復調したIDコード(音響ID5)を送信してコンテンツ情報を取得し、このコンテンツ情報に基づいてコンテンツを再生する。ネットワーク通信部25は、通信回路等から構成され、情報通信ネットワーク3を介してサーバ4等との通信を制御する。また、再生処理部24は、復調されたIDコードが複数ある場合、優先順位テーブル20に基づいて1のIDコードを選択し、このIDコードをサーバ4に送信する。したがって、再生処理部24は、本発明の選択部を含む。
ウェブブラウザ26は、ユーザ6の操作に従って、コンテンツ再生部24が取得したコンテンツ情報に含まれるURLにアクセスしてウェブページを表示する。操作部27はたとえばタッチパネルであり、情報通信ネットワーク3との通信の許可などのユーザ6の操作を検出する。記憶部28は、たとえばハードディスク装置であり、音響ID処理アプリケーションプログラム200、優先順位テーブル20などを記憶する。
図8は、スマートフォン2(音響ID処理部22)の音響ID5の取得動作を示すフローチャートである。音響IDを検出しない間(ステップS1でNO)は、ステップS1で待機している。音響IDを検出すると(ステップS1でYES)、これをIDコードに復調し(ステップS2)、複数のIDコードが復調されたかを判断する(ステップS3)。複数のIDコードが復調された場合(ステップS3でYES)、音響処理部22は、優先順位テーブル20を読み出して、優先順位の高いIDコードを選択し(ステップS4)、選択されたIDコードをサーバ4に送信する(ステップS5)。また、複数のIDコードが復調されていない場合(ステップS3でNO)、音響処理部22は、復調されたIDコードをサーバ4に送信する(ステップS5)。
サーバ4は受信したIDコードに対応するコンテンツ情報を読み出し、これをスマートフォン2に返信する。スマートフォン2がこのコンテンツ情報をステップS6で受信すると、音響ID処理部22は、コンテンツ情報を再生(表示)する(ステップS7)。さらに、再生されたコンテンツ情報に対してユーザ6によるURLの選択操作があった場合(ステップS8でYES)、音響ID処理部22は、ウェブブラウザプログラムを起動して(ステップS9)、上記URLをウェブブラウザ26に渡し(ステップS10)、このURLで指定されるコンテンツサーバにアクセスしてウェブページを表示させる(ステップS11)。これにより、ユーザ6は、上述したように新製品の購入のためのクーポンを画面に表示させることができる。
なお、上述した実施形態では、優先順位テーブル20に基づいて優先順位の高い音響ID5(IDコード)が選択される例を示したが、種々の方法によって優先順位を特定することが可能である。
たとえば、周波数帯域に優先順位を設定する構成でもよい。これにより、優先順位の高い周波数帯域に含まれる音響ID5を優先順位の高い音響ID5とすることができる。この場合、周波数帯域に優先順位を対応付けたテーブルを記憶部28に記憶しておけばよい。あるいは、放音装置11において優先順位情報も変調して音響ID5とともに放音するようにしてもよい。
また、スマートフォン2において優先順位を判断しなくてもよい。たとえば、サーバ4が優先順位を判断すればよい。この場合、音響ID処理部22は、取得した複数の音響ID5のIDコードの全てをサーバ4に送信する。そして、サーバ4は、受信したIDコードのうちから優先順位の高いIDコードを選択し、このIDコードに対応するコンテンツ情報を返信する。
以上は、スマートフォン2で複数の音響ID5が取得された場合に、優先順位の高い音響ID5(IDコード)に対応するコンテンツ情報が再生される例を示した。一方、スマートフォン2によって取得される音響ID5の種類の変化からユーザ6(スマートフォン2)の移動を検知することも可能であり、スマートフォン2が、この移動に応じたコンテンツ情報を再生することも可能である。
たとえば、スマートフォン2は、前回取得した音響ID5の種類から今回取得した音響ID5の種類への変化に応じて、図9に示すエリア移動コンテンツテーブル45から対応するエリア移動コンテンツ情報を読み出し、表示画面に表示する(再生する)。上記移動に応じたコンテンツの再生は、たとえば音響IDアプリケーションプログラム200を起動して実現される音響ID処理部22(再生処理部24)によって実行される。したがって、再生処理部24は、本発明はエリア移動再生処理部を含む。
エリア移動コンテンツテーブル45は、スマートフォン2の記憶部28に記憶されている。エリア移動コンテンツテーブル45には、エリア移動コンテンツ情報(テキストデータ)が前回取得IDおよび今回取得IDに対応付けられて登録されている。前回取得IDは、前回(一定時間前に)取得した音響ID5の種類を示す。今回取得IDは、今回の音響ID取得処理で取得した音響ID5の種類を示す。音響ID5A(0001)が取得されている場合は、ユーザ6がエリアAにいると判断され、音響ID5B(0002)が取得されており、音響ID5A(0001)が取得されていない場合は、ユーザ6がエリアBにいると判断される。また、音響ID5C(0003)のみが取得されている場合はユーザ6エリアCにいると判断される。さらに、どの音響ID5も取得されていない場合は、エリア外であると判断される。
なお、ユーザ6の移動判定は、取得される音響ID5の変化に基づいて行うのであれば、その手法に制限はない。上述したように、取得された音響IDの種類の変化に基づいてエリア移動を判定してもよく、取得される音響ID5の数や取得される音響IDの周波数帯域の変化に基いてエリア移動を判定してもよい。また、これらの手法を組み合わせてエリア移動を判定してもよい。
たとえば、スマートフォン2が前回音響ID5A(0001)を取得しており(音響ID5が3つ取得されている)、今回音響ID5A(0001)を取得せず音響ID5B(0002)を取得した場合(音響ID5が2つ取得されている)、エリア移動コンテンツテーブル45を参照して「次のセッション(30分後)では、また別のお得情報をお伝えしますので、再度のご来訪をお待ちしております。」のコンテンツ情報がスマートフォン2の表示画面に表示される。この例では、音響ID5A(0001)が取得されなくなり、且つ、音響ID5B(0002)が取得されつづけていることで、エリアAからエリアBに移動したことが判定され、モニタ1を視聴していたユーザ6が、他の場所へ移動しようとしているものと推測される。そのため、上述したような有用な情報を追加的に与えることでユーザ6が再度来訪する確率を向上させる。
このように、ユーザ6の移動を検知して、移動状況に応じた情報をユーザ6に追加的に提供することもでき、音響を用いた情報配信の利便性をより向上させることができる。
図10は、スマートフォン2(音響ID処理部22)の音響ID5の取得動作および移動検知動作を示すフローチャートである。なお、ステップS1〜S11までの取得動作の処理は、図8に示す処理とほぼ同様であり、主としてステップS12以降の移動検知動作についてのみ説明する。
音響ID処理部22は、ステップS8においてユーザ6によるURLの選択操作がなかった場合、コンテンツ情報を表示するべき所定の移動があったかを判断する(ステップS12)。上述したように今回ステップS2で復調(取得)した音響ID5および前回取得した音響ID5を、エリア移動コンテンツテーブル45の前回取得IDおよび今回取得IDと比較し、合致する組み合わせがあるかを判断する。合致する組み合わせがあった場合(ステップS12でYES)、対応するエリア移動コンテンツ情報をエリア移動コンテンツテーブル45から取得し(ステップS13)、スマートフォン2の画面に再生(表示)する(ステップS14)。
そして、ステップS2で取得した音響ID5を、前回取得した音響ID5として記憶部28に記憶(更新)する(ステップS15)。また、合致する組み合わせがない場合、すなわち、エリアを移動していない場合または予定した方向以外に移動した場合(ステップS12でNO)、メッセージの再生をせずにステップS15に移行する。
また、上述の実施形態では、音響ID5を指向性スピーカ13を用いて放音しているが、一般的なスピーカユニットをエリア別に設けて、それぞれ音響IDおよび再生装置110の音響信号を放音することも可能である。また、図11に示すような一部が重複する直線状に形成されたエリアD〜Fに音響ID5D〜5Fを放音する場合であれば、1つのスピーカユニット151を用い、音響ID5D〜5FをエリアD〜Fに応じた音量で放音すればよい。
以上の実施形態では、展示会のモニタの放音装置に本発明の情報配信システムを使用した例を示したが、本発明は、展示会のモニタの放音装置に限定されない。たとえば、放音装置がラジオ受信機であってもよい。また、放音装置が、小売店舗、ショッピングモール等の施設に設置されたデジタルサイネージなどのスピーカを利用したものであってもよい。
施設としては、店舗等の商業施設に限らず、公共施設、民間施設、集合住宅、事務所施設等の各種施設に適用が可能である。たとえば、小売店舗の店頭(店舗近傍)または店内に設置されたスピーカから放音される呼び込み音声や音楽(BGM)に音響IDを重畳し、店舗近傍を通り掛かる顧客や店舗に入店した顧客に、情報を配信するサービスに適用することが可能である。
上述した実施形態におけるスマートフォン2の音響ID処理部22は、制御部と音響IDアプリケーションプログラム200との協働によって実現される機能部であり、この音響IDアプリケーションプログラム200は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録した状態で提供し得るものである。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体としては、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD)など)、光記録媒体(光ディスク(CD、DVD)など)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどを適用することが可能である。また、上記のプログラムは、インターネットのような情報通信ネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。また、本実施形態では、携帯端末装置としてスマートフォン2を例示しているが、スマートフォン2に限定されない。
また、上述した実施形態におけるスマートフォン2のコンテンツ再生は、IDコードに対応するコンテンツ情報をサーバ4から受信して行っているが、特にこれに限定されない。たとえば、スマートフォン2が、コンテンツテーブル40を記憶部28に記憶するようにしてもよい。この場合、スマートフォン2からサーバ4へのアクセスは不要となる。
1 モニタ
2 スマートフォン(携帯端末装置)
3 情報通信ネットワーク
4 サーバ
5(5A〜5C) 音響ID
6 ユーザ
11 放音装置
12 音声再生機
13 指向性スピーカ
20 優先順位テーブル
45 エリア移動コンテンツテーブル
本発明の放音装置は、入力された信号を複数のそれぞれ異なる指向性で放音可能な指向性スピーカと、音声信号および音響化された複数の識別情報が入力され、各識別情報を音声信号に重畳し、それぞれ異なる指向性を持つように制御して指向性スピーカに供給する放音制御部と、を備えたことを特徴とする。

Claims (8)

  1. 複数の音声信号をそれぞれ異なる指向性で放音可能な指向性スピーカと、
    音声信号および音響化された複数の識別情報が入力され、各識別情報を前記音声信号に重畳し、それぞれ異なる指向性を持つように制御して前記指向性スピーカに供給する放音制御部と、
    を備えた放音装置。
  2. 前記放音制御部は、前記各識別情報をそれぞれ異なる方向に向けた指向性を持つように制御する請求項1に記載の放音装置。
  3. 前記放音制御部は、前記各識別情報をそれぞれ異なるエリアをカバーする指向性を持つように制御する請求項1に記載の放音装置。
  4. それぞれ異なるエリアに設置された複数のスピーカユニットと、
    音声信号および音響化された複数の識別情報が入力され、各識別情報を前記音声信号に重畳し、それぞれ異なる前記スピーカユニットに対して供給する放音制御部と、
    を備えた放音装置。
  5. 前記放音制御部は、前記各識別情報の音量をそれぞれさらに制御する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放音装置。
  6. 前記放音制御部は、前記各識別情報を、それぞれ異なる周波数帯域の信号に音響化する変調部をさらに備えた請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の放音装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の放音装置と、
    前記放音装置が放音した音声を収音する収音部、収音した音声から前記識別情報を分離および復調する復調部、および、復調された識別情報に対応するコンテンツを再生する再生処理部を備えた携帯端末装置と、
    を有する情報配信システム。
  8. 情報通信ネットワークと、
    前記情報通信ネットワークに接続され、前記識別情報に基づくコンテンツ情報を割り出すサーバと、をさらに有し、
    前記再生処理部は、復調された前記識別情報を前記サーバに送信して該識別情報に対応するコンテンツ情報を取得し、取得したコンテンツ情報に基づいてコンテンツの再生を行う請求項7に記載の情報配信システム。
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