JP5200817B2 - エリア限定ワンセグ放送を利用した広告効果測定方法、及び広告効果測定システム - Google Patents

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本発明は、エリア限定ワンセグ放送を利用した広告効果測定方法、及び広告効果測定システムに関する。
近年、ワンセグ放送(地上デジタル放送1セグメント部分受信サービス)の本放送サービスが開始され、専用ブラウザを搭載した携帯電話のような携帯端末では、通常のテレビ番組映像である本線映像と、テキストや静止画を中心とした補完情報を表示するデータ放送を視聴することが可能である。データ放送では、放送波により送信される放送コンテンツと、携帯端末のネットワーク機能を用いて送信される通信コンテンツの2種類が存在する。
これらのデータ放送のコンテンツは、BML(Broadcast Markup Language)という放送用マークアップ言語で記載されており、各携帯端末に搭載されているBMLブラウザで表示される(特許文献1)。また、BMLにスクリプト関数を埋め込んで、動的なコンテンツを記述することも可能であり、ワンセグ放送をデジタルサイネージと呼ばれる電子広告メディアとして利用するなど、多様な利用方法が提供されている(特許文献2)。
また、微弱電波を利用して、ワンセグ放送を小規模なエリアに配信するエリア限定ワンセグ放送システムが開発されている。これにより、様々な事業者がワンセグ放送を利用することが可能となりつつある。エリア限定ワンセグ放送を利用したデジタルサイネージでは、例えば放送波の本線映像で広告番組を配信するとともに、そのエリアに関するきめ細かいコンテンツを、データ放送で配信することも可能であり、エリア限定ゆえの特有の利点がある。
特開2007−150664号公報 特開2008−191193号公報
しかしながら、上述のデジタルサイネージでは、広告効果を測定する手法が確立されていなかった。例えば、広告提供者等が広告番組の視聴者が何人いるのかを知りたい場合でも、視聴者がサーバに能動的にアクセスしない限り、その人数を把握することができなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、視聴者に特別な操作をさせなくても、広告提供者が広告効果を測定することが可能なエリア限定ワンセグ放送を利用した広告効果測定方法等を提供することにある。
前述した目的を達成するために第1の発明は、エリア限定ワンセグ放送を受信し、再生する機能を有する受信端末を利用した広告効果測定方法であって、前記受信端末は、進入したエリアにおいて配信されている放送波とともに第1のBMLファイルを受信し、前記第1のBMLファイルに記述されている、所定の通信BML配信サーバから広告コンテンツである第2のBMLファイルを取得するためのコマンドを実行する第1のステップと、前記第1のBMLファイルに記述されたコマンドの実行の結果前記通信BML配信サーバとのデータ通信状態へ遷移し、該通信BML配信サーバから、前記広告コンテンツに加えて、受信端末識別情報を取得するコマンド群、前記受信端末における受信チャンネル識別データを取得するコマンド群、並びに、該受信端末識別情報及び該受信チャンネル識別データを所定の行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述された前記第2のBMLファイルを取得する第2のステップと、前記第2のBMLファイルに記述されたコマンド群を実行して、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して前記受信端末識別情報及び前記受信チャンネル識別データを含む視聴者の行動履歴に関する情報を送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させる第3のステップと、を含む処理を行うことを特徴とするエリア限定ワンセグ放送を利用した広告効果測定方法である。
また、前記第2のBMLファイルには、更に、放送波の受信状態データを取得するコマンド群、及び、該放送波の受信状態データを前記行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述されており、前記第3のステップにおいて、前記受信端末は、他のエリアに進入して他のエリアにおいて配信されている放送波とともに他のエリアにおける前記第1のBMLファイルを受信するまで、放送波の受信状態取得処理を所定時間間隔で繰り返し行い、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して、前記行動履歴に関する情報として、更に、前記放送波の受信状態データを送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させることが望ましい。
第2の発明は、所定のエリアに第1のBMLファイルで記述されたデータ放送コンテンツを含むエリア限定ワンセグ放送を配信する放送配信機と、前記ワンセグ放送を受信し、再生する機能を有する受信端末と、前記受信端末にネットワークを介して通信接続され、該受信端末からの要求に応じて広告コンテンツである第2のBMLファイルを配信する通信BML配信サーバと、前記受信端末にネットワークを介して通信接続され、視聴者の行動履歴に関する情報を蓄積して記憶する行動履歴データベースと、からなる広告効果測定システムであって、前記第1のBMLファイルには、前記通信BML配信サーバから第2のBMLファイルを取得するためのコマンド群が記述され、前記第2のBMLファイルには、前記広告コンテンツに加えて、受信端末識別情報を取得するコマンド群、前記受信端末における受信チャンネル識別データを取得するコマンド群、並びに、該受信端末識別情報及び該受信チャンネル識別データを前記行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述され、前記受信端末は、進入したエリアにおいて配信されている放送波とともに前記第1のBMLファイルを受信し、前記第1のBMLファイルに記述されている、前記通信BML配信サーバから前記第2のBMLファイルを取得するためのコマンドを実行する第1のBMLファイル実行手段と、前記第1のBMLファイル実行手段による処理の実行の結果、前記通信BML配信サーバとのデータ通信状態へ遷移し、該通信BML配信サーバから、前記第2のBMLファイルを取得する第2のBMLファイル取得手段と、前記第2のBMLファイルに記述されたコマンド群を実行して、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して前記受信端末識別情報及び前記受信チャンネル識別データを含む前記行動履歴に関する情報を送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させる行動履歴送信手段と、を備えことを特徴とする広告効果測定システムである。
本発明によれば、視聴者に特別な操作をさせなくても、広告提供者が広告効果を測定することが可能なエリア限定ワンセグ放送を利用した広告効果測定方法等を提供することが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態の広告効果測定システム1のシステム構成を示す図である。
図1に示すように、広告効果測定システム1は、ワンセグ放送を配信するコンテンツ配信サーバ10、送出装置21、22、視聴者(ユーザ)32が所有する携帯電話30、携帯電話30と、携帯電話基地局41、携帯キャリアGW(ゲートウェイ)42、及びネットワーク40等を介して接続される行動履歴DBサーバ50及び通信BML配信サーバ70を備える。
携帯電話30は、ワンセグ放送のチューナ及びブラウザ(以下、BMLブラウザという)を搭載した携帯電話であり、進入したエリアに設置されている送出装置21、22から送出されるワンセグ放送TSを受信し、再生する。
コンテンツ配信サーバ10は、映像コンテンツ、音声コンテンツ、データ放送コンテンツ等を含むワンセグ放送トランスポートストリーム(以下、ワンセグ放送TSという)を配信するための装置であり、複数のコンテンツを記憶している。コンテンツ配信サーバ10はネットワーク15を介して送出装置21、22に対して、ワンセグ放送TS(コンテンツ)を送信する。
送出装置21、22は、配信エリア毎に設置されるものであり、コンテンツ配信サーバ10から提供されるワンセグ放送TSを、所定周波数の微弱電波を用いて、所定の配信エリアA,Bにそれぞれ送出する。配信エリアA,Bは、各送出装置21、22の電波到達範囲であり、その規模は、概ね2〜3m程度である。視聴者32は、携帯電話30を持って配信エリアA,B間を移動すると、各配信エリアA,Bにて配信されているワンセグ放送を視聴することが可能となる。以下の説明では、送出装置21、22は、電波到達範囲(エリア)が重複しないように設置され、各送出装置21、22からはそれぞれ一つのチャンネルのワンセグ放送が配信される例を示すが、複数のチャンネルのワンセグ放送が配信されるものとしてもよい。
ここで、ワンセグ方法TSに含まれるデータ放送コンテンツは、BMLで記述されており、携帯電話30のBMLブラウザにて読み込まれ、BMLに従った処理等が行われる。以下、BMLで記述されたコマンド群を、BMLファイルと呼ぶ。
BMLファイルには、放送波から送信される第1のBMLファイル(以下、放送BMLファイル100という)と、携帯電話30の通信機能を利用して通信BML配信サーバ70から配信される第2のBMLファイル(以下、通信BMLファイル200)と、がある。
本実施の形態では、放送BMLファイル100に次のコマンド群(スクリプト関数等)を埋め込むものとする。すなわち、携帯電話30での放送BMLファイル100の実行に伴い、所定の通信BML配信サーバ70との通信を開始し、所定のBMLファイル200を取得するためのコマンド群を埋め込む。
通信BML配信サーバ70は、広告主、広告制作会社、或いは広告管理会社等に配置されるサーバ装置であり、ネットワーク40を介して接続された携帯電話30からの要求に応じて、通信BMLファイル200を配信する。本実施の形態では、通信BML配信サーバ70から携帯電話30に対して配信される通信BMLファイル200に、所定の処理を実行させるためのコマンド群(スクリプト関数等)を埋め込むものとする。
すなわち、通信BMLファイル200のスクリプト関数には、受信チャンネル識別データ、携帯電話30の端末識別データ、及びエリアへの出入りを示す情報を、視聴者32の行動履歴に関する情報として、行動履歴DBサーバ50に送信させる処理が含まれる。
また、通信BMLファイル200のスクリプト関数に、放送波の電波受信状態を取得する関数を埋め込み、携帯電話30が通信BMLファイル200を読み込んだ際、及び電波受信状態が圏外となった際に、それぞれ動作区分「in」(エリアに入ったことを示す情報)、動作区分「out」(エリアから出たことを示す情報)とともに、上述の行動履歴に関する情報を、前記行動履歴DBサーバ50に送信させるようにする。
携帯電話30は、放送波から得た放送BMLファイル100に記述された処理の実行を開始することにより、ネットワーク40との通信へ遷移し、通信BMLファイル200の取得を要求する。また、携帯電話30は、通信BMLファイル200を取得すると、BMLブラウザによって通信BMLファイル200に含まれるスクリプト処理を実行し、ネットワーク40を介して行動履歴DBサーバ50に対して、受信チャンネル識別データ、端末識別データ、及びエリアへの出入りを示すデータ(動作区分「in」または「out」)を送信する。
通信BMLファイル200に含まれるスクリプト処理は、放送波の受信状態が悪くても続行されるものである。そのため、視聴者32があるエリアに進入し、放送BMLファイル100に基づく処理の実行に引き続いて、通信BMLファイル200に基づく処理が実行されると、視聴者32が他のエリアに移動して、別のBMLファイルを受信するまでの間、通信BMLファイル200に基づく処理(受信チャンネル識別データ、端末識別データ、及びエリアへの出入りを示すデータの送信)を続行する。
なお、ARIB(社団法人電波産業会)による地上デジタルテレビジョン放送運用規定では、放送圏外では、放送BMLファイル100の処理は実行されないこととなっている。そのため、正確にエリアを出たことを行動履歴DBサーバ50へ送信するためには、放送圏外においても実行される通信BMLファイル200を利用する必要がある。
行動履歴DBサーバ50は、広告制作会社、或いは広告管理会社等に設置されるサーバ装置であり、携帯電話30から逐次送信される受信チャンネル識別データ、端末識別データ、及びワンセグ放送の受信状態(動作区分「in」または「out」)を蓄積して管理する。
ネットワーク40は、インターネット等の通信網であり、携帯キャリアGW42を介して、複数の携帯電話基地局41で構成される各携帯電話キャリアの通信網と相互に接続されている。携帯キャリアGW42は、携帯電話30の通信網とネットワーク40との通信接続を媒介するサーバである。
図2はコンテンツ配信サーバ10のハードウエア構成を示す図、図3はコンテンツ配信サーバ10の有するコンテンツ管理データ110を示す図、図4は、放送BMLファイル100の一部記述例を示す図、図5は一般的なBMLファイルの構造について説明する図である。
図2に示すように、コンテンツ配信サーバ10は、バス108により相互接続された制御部101、記憶装置102、メディア入出力部103、入力部104、印刷部105、表示部106、通信部107等を有する。
制御部101は、プログラムの実行を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリから構成される。制御部101は、コンテンツ配信サーバ10全体の動作を制御する。
記憶装置102は、コンテンツ配信サーバ10の制御プログラム等の固定データ、各種データ等を格納するための記憶媒体であり、ワンセグ放送TSが記憶されている。
メディア入出力部103は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)あるいはCD−RW(CD−ReWritable)、フレキシブルディスク、MO(Magneto Optic Disc)等の媒体のドライブで、媒体からのデータの読み出しや、媒体へのデータの書き込みを行う。
入力部104は、キーボード、マウス等の入力装置である。
印刷部105はプリンタで、ユーザからの要求により必要な情報等の印刷を行う。
表示部106は、CRT(Cathode−ray Tube)あるいはLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
通信部107は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワーク15を介し、送出装置21、22等との通信を制御する。
コンテンツ配信サーバ10の有するワンセグ放送TSは、番組の放送コンテンツ(本線映像・音声コンテンツ及びデータ放送コンテンツ)をストリーミングデータにエンコードしたものであり、BMLで記述された放送BMLファイル100が含まれる。
なお、映像データは、現在の仕様においては、H264(MPEG4−AVC)となる。
コンテンツ配信サーバ10の記憶装置102は、複数チャンネルのワンセグ放送TSを記憶するとともに、図3に示すように、エリア毎に配信するコンテンツ等を設定したコンテンツ管理テーブル110を記憶している。制御部101は、コンテンツ管理テーブル110に基づいて、所定のワンセグ放送TSを記憶装置102から読み出し、通信部107を制御して送出装置21、22に配信する。
コンテンツ管理テーブル110には、エリア名110a(例えば、「A」、「B」等)、送出装置IPアドレス110b(例えば、「192.168.0.1」、「192.168.0.2」等)、コンテンツパス110c(例えば、「C:¥contents¥area_a.ts」、「C:¥contents¥area_b.ts」等)、チャンネル識別子110d(例えば、「0001」、「0002」等)、配信映像名110e(例えば、「番組1」、「番組2」等)が対応付けて格納されている。なお、チャンネル識別子110dは、ARIBにより規定されるservice_id等のチャンネルを識別する情報である。チャンネル識別子110dは、全地上波デジタルテレビジョン放送TSで、ユニークとなるように割り当てられる。
ワンセグ放送TSに含まれる放送BMLファイル100の一部記述例を図4に示す。図4に示すように、放送BMLファイル100に、例えば、「onLoad()」と記述されるイベント処理を埋め込み、「onLoad()」イベント実行時に呼び出されるスクリプト関数として「browser.launchDocument()」を記述するようにすればよい。スクリプト関数「browser.launchDocument()」の引数には、通信BML配信サーバ70に配置されたBMLコンテンツのURL等が記述される。
ここで、スクリプト関数「browser.launchDocument()」は、ARIBで規定されているBMLのAPI(Application Programming Interface)関数であり、()内の引数に記述されたURLに配置されたBML文書に遷移させる関数である。
また、「・・・onLoad()=“”」は、ページや画像等のデータの読み込み終了時に“”内に定義された処理を発生させるものである。
図5に示すように、一般にBMLは、BML宣言部、HEAD部、BODY部により構成され、更にHEAD部は、TITLE要素とSCRIPT要素を有し、BODY部は、BODY要素とモノメディア要素を有している。SCRIPT要素には、グローバルスクリプトと、スクリプト関数とが記述される。
携帯電話30のBMLブラウザは、図5に示すようなBMLファイルを受信すると、BML宣言部、HEAD部の順に読み込み、BODY要素を読み込んだ際に、onLoadイベントを発生させる。従って、図4のように記述されたBMLにより、携帯電話30は、放送波から放送BMLファイル100を読み込むと、通信BML配信サーバ70に対して通信BMLファイル200を要求する。
図6は、送出装置21、22のハードウエア構成を示す図である。
送出装置21、22は、微弱電波を用いて、ワンセグ放送TSを所定範囲のエリアに送信する装置である。
図6に示すように、送出装置21、22は、バス208を介して接続される制御部201、メモリ202、メディア入力部203、通信部204、OFDM変調部205、及びワンセグ放送送信部206を有し、ワンセグ放送送信部206は送信アンテナ207に接続されている。
制御部201は、プログラムの実行を行うCPUと、OS、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM、一時的な作業用データを格納するためのRAM等のメモリから構成される。制御部201は、送出装置21、22全体を制御する。
メモリ202は、送出装置21、22の制御プログラム、及び固定データが格納される他、通信部204またはメディア入力部203を介して入力されたワンセグ放送TS等が格納される。
メディア入力部203は、CD−ROMあるいはCD−RW、フレキシブルディスク、MO等の媒体のドライブ、或いはワンセグ放送TSを入力するポートを含み、媒体或いはポートから入力されるデータの読み出しを行う。
通信部204は、送出装置21、22とコンテンツ配信サーバ10との間に形成されるネットワーク15とのインターフェイスであり、ネットワーク15を介したコンテンツ配信サーバ10との通信を制御する。通信部204は、コンテンツ配信サーバ10から送信されるワンセグ放送TSを受信する。受信したワンセグ放送TSは、メモリ202に記憶される。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調部205は、メモリ202から読み出したワンセグ放送TSをOFDM変調する。
ワンセグ放送送信部206は、OFDM変調されたワンセグ放送TSを所定周波数帯域の微弱電波に変調し、送信アンテナ207から送出する。ワンセグ放送送信部206による放送波は、2〜3m程度の限定されたエリアに送信される。
図7は携帯電話30のハードウエア構成を示す図である。
携帯電話30は、ワンセグ放送を再生するBMLブラウザ、及びチューナを搭載した携帯電話である。
図7に示すように、携帯電話30は、バス308を介して接続される制御部301、通信部302、音声入力部303、表示部304、音声出力部305、入力部306、メモリ307、及びアンテナ309等の通常の携帯電話の機能に加え、ワンセグチューナ310を有する。ワンセグチューナ310は、バス315を介してチューナ制御部311、メモリ312、OFDM復調部313、チューナ314、及びアンテナ316等を有する。
制御部301は、プログラムの実行を行うCPUと、OS、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM、一時的な作業用データを格納するためのRAM等のメモリから構成される。制御部301は、携帯電話30全体を制御する。
通信部302は、携帯電話基地局41(図1参照)との間で行われる無線通信を制御する。通信部302は、制御部301の制御の下、音声に関するデータやパケット通信用のデータ等の信号を生成し、アンテナ309を介して基地局に送信したり、あるいは、基地局から送信される無線信号を受信し、受信した信号を復調して音声に関するデータやパケット通信用のデータを取得する。
音声入力部303は、マイク等で、音声を入力する。
表示部304は、液晶表示パネル等を有し、表示制御を行う。
音声出力部305は、スピーカ、イヤホン等で音声の出力をする。
入力部306は、数字や文字、操作指示を入力するためのキーボタン等を有し、キーボタンの操作に応じた信号を制御部301に出力する。
メモリ307は、携帯電話30にインストールされているアプリケーションプログラムや、電話番号及びメールアドレス等のアドレス帳データ等が格納されている。また、ワンセグ放送の映像記憶領域としても使用される。
ワンセグチューナ310のチューナ制御部311は、プログラムの実行を行うCPUと、OS、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM、一時的な作業用データを格納するためのRAM等のメモリから構成される。チューナ制御部311は、ワンセグチューナ310全体を制御する。
メモリ312は、揮発性メモリ領域であるUreg/Gregと、不揮発性メモリ領域であるNVRAMを有する。メモリ312へのアクセスは、ワンセグチューナ310のチューナ制御部311からのみアクセス可能で、携帯電話30の制御部301からはアクセスできない。
チューナ314は、アンテナ316を介してワンセグ放送を受信、選局し、音声、映像信号を得る。
OFDM復調部313は、OFDM変調されたワンセグ放送TSを音声、映像信号、データに復調する。
チューナ制御部311は、送出装置20または送出装置21から送出されるワンセグ放送をチューナを介して受信すると、OFDM復調部313により音声、映像、その他データに復調する。音声信号、映像信号は、それぞれチューナ制御部311によりデコード処理され、映像ストリームは、表示部304へ、音声ストリームは音声出力部305へ、それぞれ出力される。放送BMLファイル100は、メモリ312に一旦保持された後、チューナ制御部311のCPUにより読み出される。CPUは、BMLブラウザを起動し、BMLファイルに記述された処理を実行する。
本実施の形態では、携帯電話30は、放送波から取得した放送BMLファイル100の実行に伴い、通信BML配信サーバ70との通信へ遷移し、通信BMLファイル200を取得する。また、チューナ制御部311のCPUは、通信BML配信サーバ70から取得した通信BMLファイル200に従った処理を実行する。また、CPUは、通信BMLファイル200を取得すると、取得した通信BMLファイル200に記述された処理に従って、受信チャンネル識別子及び端末識別子を取得し、取得した受信チャンネル識別子及び端末識別子を動作区分「in」とともに行動履歴DBサーバ50に送信する。
更に、CPUは、所定時間間隔(たとえば、1秒間隔等)に放送波の受信状態(受信レベル)を取得するとともに、状態フラグを用いて受信レベルの変化を監視する。状態フラグは、受信レベルが放送圏内から圏外に変化したときに‘out’にセットされ、圏外であった受信レベルが圏内になったとき、または新たなワンセグ放送配信エリアに入ったときに‘in’にセットされるものである。そして、CPUは、状態フラグが‘in’であり、かつ、受信レベルが「圏外」となったときに、受信チャンネル識別子及び端末識別子を、動作区分「out」とともに行動履歴DBサーバ50に送信する。
図8は、通信BML配信サーバ70のハードウエア構成を示す図、図9は通信BML配信サーバ70から配信される通信BMLファイル200の一部記述例を示す図、図10は(a)チャンネル識別子を取得するAPI関数、(b)端末IDを取得するAPI関数、(c)電波の受信状態を取得するAPI関数について説明する図である。
図8に示すように、通信BML配信サーバ70は、バス708により相互接続された制御部701、記憶装置702、メディア入出力部703、入力部704、印刷部705、表示部706、通信部707等を有する。
制御部701は、プログラムの実行を行うCPUと、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM、RAM等のメモリから構成される。制御部701は、通信BML配信サーバ70全体の動作を制御する。
記憶装置702は、通信BML配信サーバ70の制御プログラム等の固定データ、各種データ等を格納するための記憶媒体である。
メディア入出力部703は、CD−ROMあるいはCD−RW、フレキシブルディスク、MO等の媒体のドライブで、媒体からのデータの読み出しや、媒体へのデータの書き込みを行う。
入力部704は、キーボード、マウス等の入力装置である。
印刷部705はプリンタで、ユーザからの要求により必要な情報等の印刷を行う。
表示部706は、CRTあるいはLCD等の表示装置である。
通信部707は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワーク701を介した携帯電話30との通信を制御する。
通信BMLファイル200の一部を、図9に示す。図9に示すように、通信BMLファイル200に、「onLoad()」イベント処理を埋め込み、イベント実行時に呼び出されるスクリプト関数として、「一定時間おき(例えば、1秒おき)にconditionCheck関数を呼び出す処理」、「受信状態を取得し、戻り値が「0」か(放送受信圏外か)、否かを判断する処理」、及び「行動履歴DBサーバ50に対して情報を送信する処理」を記述するようにすればよい。
携帯電話30のBMLブラウザは、図9に示すような通信BMLファイル200を受信すると、BML宣言部、HEAD部の順に読み込み、BODY要素内のonLoad処理の読み込み時に、指定されたスクリプト関数に記述されている処理を発生させる。すなわち、携帯電話30は、通信BML配信サーバ70からBMLファイル200を読み込んだ後、一定時間おきにconditionCheck関数を呼び出し、受信状態を取得し、戻り値が「0」か否かを判断し、戻り値が「0」(放送圏外)の場合は、行動履歴DBサーバ50に対して情報を送信する。
また、onLoad処理の読み込み時に実行するスクリプト関数として、図10に示すような、チャンネル識別子を取得するAPI関数「getProgramID()」、端末ID(端末識別情報)を取得するAPI関数「X_DPA_getIRDID()」、電波の受信状態を取得するAPI関数「X_DPA_getRcvCond()」を、図9に示す通信BMLファイル200に埋め込むようにすれば、携帯電話30のBMLブラウザで、受信チャンネル識別情報、受信端末識別情報、電波受信状態を取得することが可能となる。
なお、チャンネル識別子を取得するAPI関数の引数には、図10(a)に示す表のtype「1」〜「9」のいずれの種別を用いるようにしてもよい。本実施の形態では、一例としてtype「2」の「service_id」を用いている(図12のチャンネル識別子510a参照)。
図11は行動履歴DBサーバ50のハードウエア構成を示す図、図12は行動履歴DBサーバ50で蓄積管理される行動履歴データ510の詳細を示す図である。
行動履歴DBサーバ50は、携帯電話30から送信される、視聴者32の行動履歴に関するデータを蓄積して管理する行動履歴データベースを有する。
図11に示すように、行動履歴DBサーバ50は、バス508により相互接続された制御部501、記憶装置502、メディア入出力部503、入力部504、印刷部505、表示部506、通信部507等を有する。
制御部501は、プログラムの実行を行うCPUと、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM、RAM等のメモリから構成される。制御部501は、行動履歴DBサーバ50全体の動作を制御する。
記憶装置502は、行動履歴DBサーバ50の制御プログラム等の固定データ、各種データ等を格納するための記憶媒体である。
メディア入出力部503は、CD−ROMあるいはCD−RW、フレキシブルディスク、MO等の媒体のドライブで、媒体からのデータの読み出しや、媒体へのデータの書き込みを行う。
入力部504は、キーボード、マウス等の入力装置である。
印刷部505はプリンタで、ユーザからの要求により必要な情報等の印刷を行う。
表示部506は、CRTあるいはLCD等の表示装置である。
通信部507は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワークを介して携帯電話30等との通信を制御する。
図12に示すように、行動履歴データ510には、チャンネル識別子(service_id)510a、端末識別子510b、動作区分510c、取得時間510d等の項目のデータを1レコードとして蓄積して記録される。
チャンネル識別子510aは、携帯電話30が受信しているワンセグ放送のチャンネル識別情報であり、携帯電話30から送信される。例えば、「0001」、「0002」等のservice_idがチャンネル識別情報として格納される。
端末識別子510bは、携帯電話30の端末識別情報であり、例えば、「DoCoMo/2.0(c10;ser123;icc123)」のように端末固有のデータが格納される。
動作区分510cは、携帯電話30のワンセグ放送配信エリアへの出入りを示す情報であり、「in」は配信エリアへ入った状態を表し、「out」は配信エリアから出た状態を表す。動作区分510cは、携帯電話30のワンセグ放送波の受信状態に基づき決定されるものである。例えば、携帯電話30のワンセグ放送の受信状態を取得するAPI関数として、図10(c)に示すAPI関数「X_DPA_getRcvCond()」が利用される場合は、戻り値として、「0:圏外」、「1:低受信状態」、「2:中受信状態」、「3:受信状態良好」、または「Nan:受信機エラー」が得られる。そのため、戻り値が「1:低受信状態」、「2:中受信状態」、または「3:受信状態良好」のいずれかのときに動作区分を「in」とし、受信状態が「0:圏外」、または「Nan:受信機エラー」のときに動作区分を「out」とすればよい。
取得時間510dは、チャンネル識別子510a、端末識別子510b、及び動作区分510c等の行動履歴に関するデータを携帯電話30から受信した時刻を示すものであり、行動履歴DBサーバ50の制御部501により計時され、付加されるものである。
制御部501は、行動履歴に関するデータ(チャンネル識別子510a、端末識別子510b、動作区分510c)を携帯電話30から受信すると、取得した時刻とともに、行動履歴データ510の各項目に格納する。
図12の行動履歴データ510の例では、端末識別子「DoCoMo/2.0(c10;ser123;icc123)」の携帯電話30は、「2008/06/26 10:08:36」にチャンネル「0001」の配信エリアに入り(動作区分「in」)、「2008/06/26 10:38:36」に、その配信エリアから出た(動作区分「out」)ことが分かる。
つぎに、図13、図14、図15を参照して、広告効果測定システム1の動作について説明する。
図13は、広告効果測定システム1の各装置の処理の流れを示すフローチャート、図14は、携帯電話30のBMLブラウザで実行されるBML表示処理の流れを示すフローチャート、図15は、各段階での携帯電話30の表示画面例である。図15において、30A、30B、30C、30D、30E、30Fは、各段階での携帯電話30の表示画面例である。また、各表示画面例30A〜30Fの上段304aは、ワンセグ放送の本線映像表示領域、下段304bはデータ放送表示領域とする。
まず、視聴者32がいずれのエリアにも入らない場合は、ワンセグ放送が受信できないため、携帯電話30の表示部304は、図15の30Aに示す表示状態となっている。すなわち、上段304aには、映像は表示されずに「電波圏外」等のメッセージが表示され、下段304bには何も表示されない状態となっている。
視聴者32が、エリア限定ワンセグ放送の受信エリア(例えば、図1の配信エリアA)に入ると(ステップU1)、携帯電話30は送出装置21から送出されているワンセグ放送TSを受信する(ステップS1)。この段階では、図15の30Bに示す表示画面例のように、上段304a、下段304bのいずれにも「受信中」等のメッセージが表示される。
携帯電話30は、受信したワンセグ放送TSをチューナ制御部311の制御によってOFDM復調し、映像データ、音声データ、データ放送(BMLファイル)に分離する。映像データ及び音声データはそれぞれチューナ制御部311によりデコードされて、表示部304、音声出力部305から出力される。データ放送は一旦メモリ312に記憶され、チューナ制御部311の制御によりBMLブラウザが起動され、BMLブラウザによって放送BMLファイル100が読み込まれ、処理が実行される。
ステップS2において、携帯電話30はBMLブラウザを起動し、BML表示処理を行う。図14に示すように、BML表示処理では、まず、BMLファイルのBML宣言部の読み込みを行い(ステップS301)、次にHEAD部のTITLE要素、及びスクリプト要素の読み込みを行う(ステップS302)。その後、BODY部のBODY要素を読み込み(ステップS303)、次に、BODY部のモノメディア要素を読み込み(ステップS304)、記述された内容に従った表示処理を行う。
本実施の形態では、ステップS303のBODY部BODY要素を読み込む段階で、放送BMLファイル100に記述されたonLoadイベントが検知され、指定された関数が実行される。
また、この段階では、図15の30Cに示す表示画面例のように、本線映像表示領域304aにはエリアAにて受信可能な「番組1」の映像が表示され、データ放送表示領域304bには、例えば「配信番組をゆっくりお楽しみください」といったテキストデータ等を含むデータ放送コンテンツが表示される。
ここで、携帯電話30のBMLブラウザは、ステップS1で受信した放送BMLファイル100のonLoadイベントを検知すると、通信BML配信サーバ70との通信を開始する。そして、通信BMLファイル200を通信BML配信サーバ70に対して要求する(ステップS2)。
一方、通信BML配信サーバ70は、携帯電話30からの通信BMLファイル200の配信要求に応答し、通信BMLファイル200を携帯電話30へ送信する(ステップT1)。
携帯電話30は、通信BML配信サーバ70から送信された通信BMLファイル200を受信し、BMLブラウザにて読み込む(ステップS3、図14のS301〜S304)。
通信BML配信サーバ70から送信された通信BMLファイル200には、処理の実行に伴い(onLoadイベント)、配信エリア内に入ったことを示す情報(動作区分「in」)とともに、受信チャンネル識別情報、及び受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50へ送信するための関数が記述されている。また、所定時間おき(例えば1秒毎)に受信状態を判別し、放送波の受信レベルが圏外である場合に、視聴者32が配信エリア外に移動したことを示す情報(動作区分「out」)とともに、受信チャンネル識別情報、及び受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50へ送信するための関数が記述されている。
携帯電話30のBMLブラウザは、通信BML配信サーバ70から受信した通信BMLファイル200を実行し、onLoadイベントを検知すると(ステップS4)、配信エリア内に入ったことを示す情報(動作区分「in」)とともに、受信チャンネル識別情報、及び受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50へ送信する(ステップS5)。また、携帯電話30の動作の状態を示す状態フラグを‘in’にセットする(ステップS6)。
行動履歴DBサーバ50は、携帯電話30から送信された、受信チャンネル識別情報、受信端末識別情報、及び動作区分を、これらの情報を取得した日時とともに行動履歴データ510の1レコードに書き込む(ステップK1)。
また、携帯電話30のBMLブラウザは、通信BML配信サーバ70から受信した通信BMLファイル200に従って所定時間おきに、受信レベル(受信状態)を取得する(ステップS7)。
次に、携帯電話30のBMLブラウザは、携帯電話30にセットされている状態フラグと受信レベルとを確認する。状態フラグが‘in’にセットされ、かつ、受信レベルが圏外(図10(C)のAPI関数の戻り値が「0」)である場合は(ステップS8;Yes)、それまで入っていたワンセグ放送配信エリアから出ており、放送波を受信していない状態であるが、携帯電話30は、通信BMLファイル200に基づく処理を続行する(ステップU2、ステップS3〜S10)。
この段階では、放送波の電波圏外であるため、図15の30Dに示す表示画面例のように、本線映像表示領域304aには「電波圏外」等のメッセージが表示され、映像は表示されない。しかしながら、通信BMLファイル200による処理は続行しており、データ放送表示領域304bには、引き続き「配信番組をごゆっくりお楽しみ下さい。」といったデータ放送コンテンツの内容が表示される。
携帯電話30は、配信エリアから出たことを示す情報(動作区分「out」)とともに、受信チャンネル識別情報、及び受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50へ送信する(ステップS9)。そして、状態フラグを‘out’にセットする(ステップS10)。行動履歴DBサーバ50の制御部501は、携帯電話30から送信された受信チャンネル識別情報、受信端末識別情報、及び動作区分を、取得した日時とともに行動履歴データ510の1レコードに書き込む(ステップK2)。
携帯電話30にセットされている状態フラグが‘out’にセットされ、かつ、受信レベルが圏外でない場合(図10(C)のAPI関数の戻り値が「1」以上)は(ステップS8;No→ステップS11;Yes)、ワンセグ放送配信エリアから出て、再び同じエリアに入った状態であるので、携帯電話30は、通信BMLファイル200に基づく処理を続行する(ステップU2、ステップS11〜S13)。
携帯電話30は、配信エリアに入ったことを示す情報(動作区分「in」)とともに、受信チャンネル識別情報、及び受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50へ送信する(ステップS12)。そして、状態フラグを‘in’にセットする(ステップS13)。行動履歴DBサーバ50の制御部501は、携帯電話30から送信された受信チャンネル識別情報、受信端末識別情報、及び動作区分を、取得した日時とともに行動履歴データ510の1レコードに書き込む(ステップK2)。
携帯電話30のBMLブラウザは、状態フラグが‘out’かつ受信レベルが圏外である場合(どのワンセグ放送配信エリアにも入っていない状態が続いている場合)や、状態フラグが‘in’かつ受信レベルが圏外でない場合(同じワンセグ放送配信エリアに入っている状態が続いている場合)は、ステップS7へ戻る。
視聴者32が他のワンセグ放送の配信エリアに入り(ステップU1)、他のエリアにおけるワンセグ放送TSを受信した場合(ステップS1)は、ステップS1〜S13、T1、K1、K2等の処理を実行する。
この段階では、図15の30Eに示す表示画面例のように、ワンセグ放送の受信開始時は、本線映像表示領域304aには受信中のメッセージが表示され、データ放送表示領域304bにも受信中のメッセージが表示される。
その後、図15の30Fに示す表示画面例のように、配信エリアBにおける映像番組(番組2)が本線映像表示領域304aに表示され、エリアBにおけるデータ放送がデータ放送表示領域304bに表示される。
以上のような処理を繰り返すことにより、行動履歴DBサーバ50には、視聴者32の行動履歴に関するデータが蓄積して記憶されることとなる。広告提供者は、行動履歴DBサーバ50に記憶されている行動履歴データ510を解析することにより広告効果を測定することが可能となる。
以上説明したような広告効果測定システム1は、例えば、映画・音楽のショートクリップ配信サービスや、量販店等における利用者の回遊パターン分析、或いは美術館ガイドシステム等に利用できる。
具体的には、映画・音楽のショートクリップ配信サービスでは、レコードショップやレンタルビデオ店の店舗における音楽の視聴サービスとして、上述のエリア限定ワンセグ放送を利用し、複数チャンネルの視聴用番組を各エリアで提供する。視聴者32が携帯電話30を利用してワンセグ放送を視聴すると、上述の広告効果測定システム1の手法によって、視聴者32の行動履歴(どのエリアで、どの視聴用番組を、いつ視聴したか)が行動履歴DBサーバ50へ送信される。そのため、視聴者にとっては自分の携帯電話で気軽に視聴番組を提供でき、また、店舗側も行動履歴データ510を解析することで、視聴サービスの効果が実商品の販売数にどの程度反映されているかを把握できる。
また、例えば、量販店等における利用者の回遊パターン分析でも、量販店は上述のエリア限定ワンセグ放送を利用し、食材商品を使ったレシピの映像や商品の利用方法等を広告番組として複数チャンネルで提供する。訪問者が携帯電話30を利用してワンセグ放送を視聴すると、上述の広告効果測定システム1の手法によって、訪問者の行動履歴(どのエリア(売り場)で、どの広告番組を、どのくらいの時間視聴したか)が行動履歴DBサーバ50へ送信される。そのため、視聴者にとっては自分の携帯電話で気軽に商品についての知識を得ることができ、また、量販店側も行動履歴データ510を解析することで、訪問者の店舗内の回遊パターンを把握することが可能となる。そのため、量販店における効果的な売り場配置等を分析しやすくなり、いわゆる「買い回り」を増やして売上増を期待できる。
また、美術館ガイドシステムでは、展示物毎に複数言語のガイド番組をワンセグ放送の各チャンネルに割り当て、配信する。美術館の訪問者は、所望の言語で展示物についてのガイド番組を視聴できる。また、訪問者の行動履歴データが(どのエリア(展示物)で、どの言語のガイド番組を、どのくらいの時間視聴したか)が行動履歴DBサーバ50へ送信される。美術館側では、訪問者の好み等を正確に把握して、展示物の配置や展示企画等に反映することが可能となる。
また、上述の例の他、銀行、ホテル、映画館、アミューズメントスポット、病院、空港、駅等において、本発明の広告効果測定システム1の手法を適用した場合に、各エリアの混雑度をリアルタイムに把握して、データ放送で混雑を回避する情報を配信するなど、広告測定には限定されない様々な用途が考えられる。
以上説明したように、本実施の形態の広告効果測定システム1では、各送出装置21、22から所定のエリアにワンセグ放送TSを送出する。そのエリアに進入した携帯電話30は、ワンセグ放送TSを受信する。ワンセグ放送のデータ放送コンテンツは、BMLで記述されている。
放送波から受信する放送BMLファイル100には、このBMLファイル100の実行に伴い、前記通信BML配信サーバ70から通信BMLファイル200を取得するためのコマンド群が含まれる。通信BMLファイル200には、配信エリアに入ったことを示す情報(動作区分「in」)とともに受信チャンネル識別情報及び受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50に送信するためのコマンド群や、受信状態を監視し、受信レベルが圏外である場合に、動作区分「out」とともに受信チャンネル識別情報や受信端末識別情報を行動履歴DBサーバ50に送信するためのコマンド群が含まれる。
そのため、携帯電話30は、放送波から取得した放送BMLファイル100を読み込むと、通信BML配信サーバ70との通信へ遷移し、通信BMLファイル200を取得して実行する。
そして、他のエリアにおける放送波を受信するまでの期間、通信BMLファイル200に従った処理を続行し、行動履歴DBサーバ50に対して、動作区分とともに受信チャンネル識別情報及び受信端末識別情報を送信する。
従って、視聴者が特別な操作をしなくても、行動履歴DBサーバ50にワンセグ放送の受信チャンネル識別情報や受信端末識別情報、及びエリアに出入りした時刻等が記憶されるので、全ての視聴者の行動履歴をもれなく把握することができる。そのため広告提供者等は、広告映像を見た不特定多数の利用者の行動を正確に把握することが可能となる。その結果、マーケティングとしての効果測定をより明確に行うことが可能となる。
また、放送波から取得した放送BMLファイル100ではなく、通信にて取得した通信BMLファイル200に基づいて、行動履歴に関するデータを行動履歴DBサーバ50に送信するので、視聴者が放送圏外に出たときにも、処理が途切れることなく行動履歴に関するデータを通信できる。
また、視聴者が他のエリアに入ったときには、携帯電話30は他のエリアにて配信される放送波(BMLファイル)を一旦取得して、その後自動的に通信BMLファイル200を取得するので、視聴者が特別な操作をしなくても、他のエリアに入ってワンセグ放送を視聴したという情報を行動履歴DBサーバ50へ送信できる。
なお、上述の実施の形態では、ワンセグ放送の受信端末として携帯電話を利用したが、これに限定されるものではなく、例えば、ワンセグ放送の受信・再生機能を搭載したゲーム機器、車載機器、またはワンセグ専用端末等であってもよい。
また、携帯電話30が行動履歴DBサーバ50へ送信する行動履歴に関するデータは、受信チャンネル識別情報、受信端末識別情報、及び動作区分情報としたが、これに限定されるものではなく、視聴者の行動履歴を特定するための他の情報を送信するようにしてもよい。
その他、BMLの記述例、使用する関数等は一例であり、当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
広告効果測定システム1のシステム構成を示す図 コンテンツ配信サーバ10のハードウエア構成を示す図 コンテンツ配信サーバ10の有するコンテンツ管理データ110を示す図 ワンセグ放送のデータ放送に含まれる放送BMLファイル100の一部記述例を示す図 BMLファイルの構造について説明する図 送出装置21、22のハードウエア構成を示す図 携帯電話30のハードウエア構成を示す図 通信BML配信サーバ70のハードウエア構成を示す図 通信BML配信サーバ70から配信されるBMLファイル200の一部記述例を示す図 (a)チャンネル識別子を取得するAPI関数、(b)端末IDを取得するAPI関数、(c)電波の受信状態を取得するAPI関数、について夫々説明する図 行動履歴DBサーバ50のハードウエア構成を示す図 行動履歴DBサーバ50で蓄積管理される行動履歴データの詳細を示す図 広告効果測定システム1の各装置の処理の流れを示すフローチャート 携帯電話30のBMLブラウザで実行されるBML表示処理の流れを示すフローチャート 各段階での携帯電話30の表示画面例を示す図
符号の説明
1・・・・・・・広告効果測定システム
10・・・・・・コンテンツ配信サーバ
21、22・・・送出装置
30・・・・・・携帯電話
32・・・・・・視聴者(ユーザ)
40・・・・・・ネットワーク
50・・・・・・行動履歴DBサーバ
70・・・・・・通信BML配信サーバ
110・・・・・コンテンツ管理データ
510・・・・・行動履歴データ
100・・・・・データ放送からのBMLファイル
200・・・・・通信からのBMLファイル

Claims (4)

  1. エリア限定ワンセグ放送を受信し、再生する機能を有する受信端末を利用した広告効果測定方法であって、
    前記受信端末は、
    進入したエリアにおいて配信されている放送波とともに第1のBMLファイルを受信し、前記第1のBMLファイルに記述されている、所定の通信BML配信サーバから広告コンテンツである第2のBMLファイルを取得するためのコマンドを実行する第1のステップと、
    前記第1のBMLファイルに記述されたコマンドの実行の結果前記通信BML配信サーバとのデータ通信状態へ遷移し、該通信BML配信サーバから、前記広告コンテンツに加えて、受信端末識別情報を取得するコマンド群、前記受信端末における受信チャンネル識別データを取得するコマンド群、並びに、該受信端末識別情報及び該受信チャンネル識別データを所定の行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述された前記第2のBMLファイルを取得する第2のステップと、
    前記第2のBMLファイルに記述されたコマンド群を実行して、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して前記受信端末識別情報及び前記受信チャンネル識別データを含む視聴者の行動履歴に関する情報を送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させる第3のステップと、
    を含む処理を行うことを特徴とするエリア限定ワンセグ放送を利用した広告効果測定方法。
  2. 前記第2のBMLファイルには、更に、放送波の受信状態データを取得するコマンド群、及び、該放送波の受信状態データを前記行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述されており、
    前記第3のステップにおいて、前記受信端末は、他のエリアに進入して他のエリアにおいて配信されている放送波とともに他のエリアにおける前記第1のBMLファイルを受信するまで、放送波の受信状態取得処理を所定時間間隔で繰り返し行い、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して、前記行動履歴に関する情報として、更に、前記放送波の受信状態データを送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させることを特徴とする請求項1に記載の広告効果測定方法。
  3. 所定のエリアに第1のBMLファイルで記述されたデータ放送コンテンツを含むエリア限定ワンセグ放送を配信する放送配信機と、前記ワンセグ放送を受信し、再生する機能を有する受信端末と、前記受信端末にネットワークを介して通信接続され、該受信端末からの要求に応じて広告コンテンツである第2のBMLファイルを配信する通信BML配信サーバと、前記受信端末にネットワークを介して通信接続され、視聴者の行動履歴に関する情報を蓄積して記憶する行動履歴データベースと、からなる広告効果測定システムであって、
    前記第1のBMLファイルには、前記通信BML配信サーバから第2のBMLファイルを取得するためのコマンド群が記述され
    前記第2のBMLファイルには、前記広告コンテンツに加えて、受信端末識別情報を取得するコマンド群、前記受信端末における受信チャンネル識別データを取得するコマンド群、並びに、該受信端末識別情報及び該受信チャンネル識別データを前記行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述され
    前記受信端末は、
    進入したエリアにおいて配信されている放送波とともに前記第1のBMLファイルを受信し、前記第1のBMLファイルに記述されている、前記通信BML配信サーバから前記第2のBMLファイルを取得するためのコマンドを実行する第1のBMLファイル実行手段と、
    前記第1のBMLファイル実行手段による処理の実行の結果、前記通信BML配信サーバとのデータ通信状態へ遷移し、該通信BML配信サーバから、前記第2のBMLファイルを取得する第2のBMLファイル取得手段と、
    前記第2のBMLファイルに記述されたコマンド群を実行して、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して前記受信端末識別情報及び前記受信チャンネル識別データを含む前記行動履歴に関する情報を送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させる行動履歴送信手段と、
    を備えことを特徴とする広告効果測定システム。
  4. 前記受信端末は、更に、放送波の受信状態を取得する受信状態取得手段を備え、
    前記第2のBMLファイルには、更に、放送波の受信状態データを取得するコマンド群、及び、該放送波の受信状態データを前記行動履歴データベースを管理するサーバに送信するコマンド群が記述されており、
    前記前記受信状態取得手段は、他のエリアに進入して他のエリアにおいて配信されている放送波とともに他のエリアにおける前記第1のBMLファイルを受信するまで、放送波の受信状態取得処理を所定時間間隔で繰り返し行い、
    前記行動履歴送信手段は、前記行動履歴データベースを管理するサーバに対して、前記行動履歴に関する情報として、更に、前記放送波の受信状態データを送信し、前記行動履歴データベースに蓄積させることを特徴とする請求項3に記載の広告効果測定システム。
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