以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明において取り扱うコンテンツとは、映像、音声、画像などのデジタルデータおよびそれらに関連する付加情報、関連情報などを意図している。もちろん同様の扱い方をするものであれば、デジタルデータに限定されるものではない。また、テレビ放送、インターネット放送、携帯電話網などのネットワークを介して提供できるものであれば、ひとつのコンテンツが複数のネットワークから提供されることも可能である。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000には、ホームネットワーク501が含まれる。
ホームネットワーク501は、たとえば、宅内に設けられたネットワークである。宅内とは、たとえば、ユーザの自宅内、会社内等である。ホームネットワーク501には、通信端末装置500と、映像表示装置600と、通信部50とが含まれる。
通信端末装置500は、PDA(Personal Digital Assistance)である。また、通信端末装置500は、電話の機能を有する。なお、通信端末装置500は、電話の機能を有していなくてもよい。また、通信端末装置500は、PDAに限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PC(Personal Computer)、携帯電話)でもよい。
通信端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。なお、通信端末装置500は、電話網60とデータ通信をした場合、データ通信時に使用したデータ量に応じたパケット料金が発生する。
映像表示装置600は、液晶テレビである。なお、映像表示装置600は、液晶テレビに限定されることなく、画像を表示可能な装置であればどのような装置であってもよい。映像表示装置600は、たとえば、プラズマテレビであってもよい。また、映像表示装置600は、画像を表示するための表示装置と、当該表示装置に表示させるための画像データを送信する画像データ送信装置とから構成される装置であってもよい。画像データ送信装置は、たとえば、STB(Set Top Box)、HDDレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等である。
通信端末装置500と、映像表示装置600とは、無線または有線でデータ通信を行なう。すなわち、通信端末装置500と、映像表示装置600とから映像表示システムが構成される。
通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、データ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
通信部50は、無線LANの規格である、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、無線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、通信部50は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能(たとえば、ルータ機能)を有する。したがって、通信部50は、たとえば、LANケーブルを介して、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々とデータ通信を行なうことができる。すなわち、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、有線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、ネットワーク70は、電話網60と、無線または有線によりデータ通信可能である。したがって、通信端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
ネットワークシステム1000には、さらに、サービスサーバ800Aと、検索サーバ800Sと、Webサーバ800Wとが含まれる。
サービスサーバ800Aは、コンテンツおよび、コンテンツに関連する情報等を提供するサーバである。コンテンツは、たとえば、動画像、音楽データ等である。コンテンツが、たとえば、番組の動画像である場合、コンテンツに関連する情報とは、たとえば、番組情報である。サービスサーバ800Aは、PCである。なお、サービスサーバ800Aは、PCに限定されることなく、動画像等のコンテンツ、音楽データ等のコンテンツ、コンテンツに関連する情報等を提供する機能を有した装置であればどのような装置であってもよい。
サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組を録画し、番組を録画した録画データを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)経過後の録画データを自動的に削除する。したがって、サービスサーバ800Aには、現在の日時から、所定期間前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。なお、サービスサーバ800Aは、録画データの配信要求があれば、録画データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された録画データを、送信またはストリーミング配信する。
また、サービスサーバ800Aは、現在、放送中の番組およびこれから放送予定の動画像データを所定期間(たとえば、24時間)分予め記憶している。そして、現在、放送中の番組の動画像データの配信要求があれば、動画像データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された動画像データをストリーミング配信する。
検索サーバ800Sは、ネットワーク70に接続された端末装置から、検索情報としてのキーワードを受信すると、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索するサーバである。検索サーバ800Sは、PCである。なお、検索サーバ800Sは、PCに限定されることなく、ネットワーク70に接続された端末装置からキーワードを受信した場合、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
Webサーバ800Wは、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供するサーバである。Webサーバ800Wは、たとえば、映画に関連する情報に対応する複数のWebページのデータを提供する。Webサーバ800Wは、PCである。なお、Webサーバ800Wは、PCに限定されることなく、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々は、ネットワーク70と、無線または有線でデータ通信を行なう。
本実施の形態では、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、たとえば、最大で100Mbps(Mega bit per second)の速度でデータ通信が可能であるとする。
また、ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、たとえば、最大で100Mbpsの速度でデータ通信が可能であるとする。したがって、たとえば、映像表示装置600とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。また、たとえば、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。
なお、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度は、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の速度よりも遅いとする。通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の最大速度は、たとえば、256kbpsであるとする。
また、通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の速度は、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度よりも、十分に速いとする。通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の最大速度は、たとえば、4Mbpsであるとする。
次に、通信端末装置500について詳細に説明する。
図2は、通信端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、通信端末装置500は、表示部530と、音声出力部570と、LED576と、入力部540とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)、FEDパネル(Field Emission Display Panel)および有機ELディスプレイパネル(Organic Electro luminescence Display Panel)のいずれかを使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部530の解像度は、横480(ドット)×縦640(ドット)である。なお、表示部530の解像度は、横480(ドット)×縦640(ドット)に限定されることなく、他の解像度(たとえば、横240(ドット)×縦320(ドット))であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、画面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが画面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
音声出力部570は、電話の音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
LED576は、通信端末装置500で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED576は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、0.5秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。また、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、たとえば画面をそれぞれ、上,下,左,右に画面スクロールすることも可能である。
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。
機能ボタン543Aは、通信端末装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタン543Bは、通信端末装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、通信端末装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが通信端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
通信端末装置500は、さらに、音声入力部574を備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、通信端末装置500内の後述する制御部510へ送信する。
図3は、通信端末装置500の外観を左側面から示した図である。図3を参照して、通信端末装置500は、記録媒体挿入部550Aを備える。記録媒体挿入部550Aは、通信端末装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。
図4は、通信端末装置500の外観を背面から示した図である。図4を参照して、通信端末装置500は、さらに、音声出力部572と、撮像部578とを備える。音声出力部572は、後述する制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
撮像部578は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部578は、図示しない、撮像レンズ、受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。
カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。
撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部578が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部578は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。
図5は、通信端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図5には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図5を参照して、通信端末装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。プログラム180は、後述する、リモコンプログラムを含む。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、通信端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)およびその他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、RDRAM(Rambus Dynamic Random Access Memory)、Direct−RDRAM(Direct Rambus Dynamic Random Access Memory)、その他、データを揮発的に記憶保持可能な構成を有する回路のいずれであってもよい。
通信端末装置500は、さらに、アンテナ502と、チューナ505と、データ処理部507とを備える。
アンテナ502は、チューナ505と接続されている。チューナ505は、制御部510により指示された周波数の放送信号を、アンテナ502を介して受信する。チューナ505は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
放送信号は、画像データ、音声データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、テキストデータ、EPG(Electric Program Guide)データ、BML(Broadcast Markup Language)データ等が含まれる。EPGデータは、複数の番組情報を示すデータである。BMLデータは、画像データ、音声データおよびテキストデータの各々の配置位置や、動作などの制御を行なうためのデータである。チューナ505は、受信した放送信号を、データ処理部507へ送信する。
データ処理部507は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データにする。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP(Video Display Processor)532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。録画データは、MPEG(Moving Picture Experts Group)4形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG4形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、MPEG2、H.264等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、ディジタル放送のプロトコルに基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG4形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG4形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、MPEG2、H.264等の形式である。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
通信端末装置500は、さらに、VDP532と、CGROM(Character Graphic Read Only Memory)534と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
CGROM534には、フォントデータ、図形データ等が記憶されている。VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、CGROM534から必要なデータを読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
通信端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550を備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから通信端末装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、フロッピー(登録商標)ディスク、CF(Compact Flash) カード、SM(Smart Media(登録商標))、MMC(Multi Media Card)、SD(Secure Digital)メモリーカード、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカードおよび上記以外の不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶媒体のいずれであってもよい。
通信端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、映像表示装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(Universal Serial Bus)1.1またはUSB2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB1.1またはUSB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス準拠の規格またはIEEE1284(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1284)の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、ブルートゥースを使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、映像表示装置600と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、無線LANの規格である、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
また、通信部562は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能を有する。したがって、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
したがって、本実施の形態における通信端末装置500は、ネットワーク70から、通信部50および通信部562を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
通信端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網60へ送信する。
通信部566は、最寄の基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した基地局位置情報に基づいて、通信端末装置500の位置を大まかに把握することができる。
また、通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS(Global Positioning System)機能とは、人口衛星と通信して、通信端末装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述した音声出力部570,572、音声入力部574とデータ通信する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。制御部510が、音声データを音声出力部572へ送信すると、音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述したLED576、撮像部578とデータ通信する。LED576は、制御部510からの制御指示に基づいて、光を発する。
撮像部578は、制御部510からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部510へ送信する。制御部510は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部522、記憶部520および記録媒体555のいずれかに記憶させる。
通信端末装置500は、さらに、振動部579を備える。振動部579は、制御部510からの制御指示に基づいて、通信端末装置500を振動させる機能を有する。振動部579は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部510からの制御指示に基づいて、通信端末装置500を振動させる。
次に、映像表示装置600について詳細に説明する。
図6は、映像表示装置600の外観を正面から示した図である。図6を参照して、映像表示装置600は、表示部630と、音声出力部670とを備える。
表示部630は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部630は、LCDパネル、CRT(Cathode Ray Tube)、FEDパネル、PDP(Plasma Display Panel)および有機ELディスプレイパネルのいずれかを使用した装置である。なお、表示部630は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。表示部630の解像度は、表示部530の解像度より大きい。たとえば、表示部630の解像度は、PCの画像が表示できる横1366(ドット)×縦768(ドット)の解像度である。なお、表示部630の解像度は、横1366(ドット)×縦768(ドット)に限定されることなく、他の解像度(たとえば、1024×768)であってもよい。表示部630の映像を表示する部分のアスペクト比は16:9である。なお、アスペクト比は16:9に限定されることなく、たとえば、4:3であってもよい。
音声出力部670は、後述する制御部610で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部670には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部670は、後述する制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
図7は、映像表示装置600の内部構成を示したブロック図である。なお、図7には、説明のために、記録媒体555Aも示している。記録媒体555Aには、後述するプログラム180Aが記録されている。すなわち、プログラム180Aは、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555Aもプログラム製品として流通される。
図7を参照して、映像表示装置600は、さらに、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、映像表示装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
映像表示装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
放送信号は、画像データ、音声データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、テキストデータ、EPGデータ、前述したBMLデータ等が含まれる。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
データ処理部607は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データにする。
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、ディジタル放送のプロトコルに基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像データを表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。なお、映像表示装置600を操作するための後述するリモコン300に設けられる、“1”〜“12”の数字ボタンの押下操作で、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は、最大で12個であるとする。当然のことながら、リモコン300に設けられる数字ボタンの数が多ければ多いほど、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は多くなる。
リモコン300の“1”〜“12”の数字ボタンには、それぞれ、“1”〜“12”のリモコンチャンネル番号が設定される。たとえば、“3”の数字ボタンには、リモコンチャンネル番号“3”が設定される。また、1つのリモコンチャンネル番号には、1つのTV画像のチャンネルを登録可能である。たとえば、リモコンチャンネル番号“1”に対し、TV画像のチャンネル番号“8”が登録されているとする。この場合、リモコン300の“1”の数字ボタンが、ユーザにより押下処理されることにより、リモコン300から、チャンネル番号“8”のTV画像を選局するためのリモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。
なお、映像表示装置600は、複数種類のTV画像を同時に、表示部630に表示する機能を有する。また、映像表示装置600は、TV画像と、他の種類の画像とを同時に、表示部630に表示する機能を有する。
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
映像表示装置600は、さらに、VDP632と、CGROM634と、VRAM636とを備える。
CGROM634には、CGROM534と同様、フォントデータ、図形データ等が記憶されている。VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、CGROM634から必要なデータを読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
映像表示装置600は、さらに、入力部640と、記録媒体アクセス部650とを備える。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、映像表示装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
記録媒体アクセス部650は、プログラム180Aが記録された記録媒体555Aから、プログラム180Aを読出す機能を有する。記録媒体555Aに記憶されているプログラム180Aは、制御部610のインストール処理により、記録媒体アクセス部650により読出され、制御部610が、プログラム180Aを、記憶部620に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、インストール処理は、制御部610が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部620には、プログラム180Aがインストールされていなくてもよい。この場合、制御部610は、記録媒体アクセス部650を介して、記録媒体555Aに記憶されたプログラム180Aを読出して、プログラム180Aに基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555Aには、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555Aは、BD(Blu-ray Disc)、HD−DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、DVD+RW(Digital Versatile Disk Re-Writable)、DVD−RW、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto Optical Disk)、フロッピー(登録商標)ディスク、CFカード、SM(Smart Media(登録商標))、MMC、SDメモリーカード、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカード、USBメモリ、磁気テープおよび上記以外の不揮発性メモリのいずれであってもよい。
映像表示装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、通信端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部662は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。また、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
したがって、本実施の形態における映像表示装置600は、ネットワーク70から、通信部50および通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
映像表示装置600は、さらに、リモコン信号受信部680を備える。リモコン信号受信部680は、リモコン(リモートコントローラー)300から出力される、映像表示装置600を操作するためのリモコン信号を受信する機能を有する。リモコン信号受信部680は、受信したリモコン信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したリモコン信号に応じて、対応する処理を行なう。なお、リモコン300には、前述したように、TV画像を選局するための“1”〜“12”の数字ボタンが設けられる。以下においては、ユーザによる、リモコン300の操作も、インターフェース操作Tともいう。
なお、前述した通信端末装置500がリモコン300の機能を有することも想定でき、通信端末装置500、リモコン300は、2つが存在する場合、および一方のみしか存在しない場合なども想定できる。
制御部610は、前述した音声出力部670とデータ通信する。制御部610が、音声データを音声出力部670へ送信すると、音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
図8は、サービスサーバ800Aの内部構成を示したブロック図である。図8を参照して、サービスサーバ800Aは、表示部830と、制御部810と、一時記憶部822と、記憶部820とを備える。
表示部830は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部830は、前述の表示部630と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
記憶部820は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部820は、制御部810によってデータアクセスされる。記憶部820は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部820は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部820には、プログラム180B、録画データ、コンテンツデータ、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、サービスサーバ800A内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部810は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部822は、制御部810によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部822は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
サービスサーバ800Aは、さらに、VDP832と、CGROM834と、VRAM836とを備える。
CGROM834には、CGROM534と同様、フォントデータ、図形データ等が記憶されている。VRAM836は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、VDP832に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部830に表示させる指示である。
VDP832は表示部830と接続されている。VDP832は、制御部810からの描画指示に応じて、CGROM834から必要なデータを読出し、VRAM836を利用して画像を生成する。そして、VDP832は、VRAM836に記憶された画像データを読出し、表示部830に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
サービスサーバ800Aは、さらに、入力部840を備える。
入力部840には、マウス842と、キーボード844とが接続されている。ユーザは、マウス842またはキーボード844を利用して、サービスサーバ800Aに指示を与える。マウス842またはキーボード844からの入力指示は、入力部840を介して制御部810へ送信される。制御部810は、入力部840からの入力指示に基づいて所定の処理を行なう。
サービスサーバ800Aは、さらに、通信部860と、通信部862とを備える。
通信部860は、制御部810とデータの送受信を行なう。また、通信部860は、図示しない他の装置と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部860は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部862は、制御部810と、データの送受信を行なう。通信部862は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部862は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。また、通信部862は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
なお、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々も、前述したサービスサーバ800Aと同様な構成を有するので詳細な説明は繰り返さない。
次に、通信端末装置500を、映像表示装置600を操作するためのリモコン(以下、表示装置リモコンともいう)として使用するための処理について説明する。インターフェース操作Mにより、制御部510がプログラム180のリモコンプログラムを実行すると、通信端末装置500を、表示装置リモコンとして使用することが可能となる。この場合、表示部530には、以下のリモコン画像MG100が表示される。
図9は、一例としてのリモコン画像MG100を示す図である。図9を参照して、リモコン画像MG100には、ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130が配置される
ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG110は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、電源リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。ここで、映像表示装置600は、待機モードを有する。待機モードとは、表示部630に画像を表示させるための電源がオフであるために、表示部630が画像を表示できない状態であって、主電源がオフでない状態である。すなわち、待機モードとは、表示部630に画像が表示されていない状態であって、主電源がオフでない状態である。以下においては、表示部630に画像を表示させるための電源を画像表示電源ともいう。
したがって、映像表示装置600が待機モードの場合、電源リモコン信号を受信することにより、画像表示電源がオンされることにより、表示部630に画像を表示させることができる。なお、以下においては、画像表示電源がオンの状態の映像表示装置600を通常モードともいう。すなわち、電源リモコン信号は、映像表示装置600において、待機モードと、通常モードとを切替えるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG120は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、番組表表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。番組表表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述する番組表画像を表示させるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG130は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、メニュー表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。メニュー表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述するメニュー画像を表示させるためのリモコン信号である。
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154が配置される。ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG142は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量アップリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量アップリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を大きくさせるためのリモコン信号である。ボタン画像MBG144は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量ダウンリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量ダウンリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を小さくさせるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG152は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルプラスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルプラスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1インクリメントさせるためのリモコン信号である。なお、リモコンチャンネル番号が“12”の場合に、上記の1インクリメントされる処理が行なわれた場合、リモコンチャンネル番号は、“1”になる。
ボタン画像MBG154は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルマイナスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルマイナスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1デクリメントさせるためのリモコン信号である。なお、リモコンチャンネル番号が“1”の場合に、上記の1デクリメントされる処理が行なわれた場合、リモコンチャンネル番号は、“12”になる。
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG170,MBG180が配置される。ボタン画像MBG170,MBG180の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG170は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、設定画像表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。設定画像表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述する設定画像を表示させるためのリモコン信号である。ボタン画像MBG180は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、詳細リモコン画像表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。詳細リモコン画像表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、詳細リモコン画像を表示させるためのリモコン信号である。詳細リモコン画像とは、映像表示装置600に対し頻繁に使用されるリモコン信号以外のリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するための画像である。
以下においては、通信端末装置500が、映像表示装置600へリモコン信号を送信することで映像表示装置600を操作可能な場合における、通信端末装置500の動作モードを、リモコンモードともいう。
次に、映像表示装置600が、サービスサーバ800Aからコンテンツを受信するための処理(以下、コンテンツ取扱い処理ともいう)について説明する。
本実施の形態では、コンテンツ取扱い処理が行なわれる前に、通信端末装置500において、以下のユーザ情報登録処理が行なわているとする。ユーザ情報登録処理は、インターフェース操作Mにより、制御部510が、プログラム180に含まれるユーザ情報登録プログラムを実行することにより行なわれる処理である。
ユーザ情報登録処理では、制御部510が、表示部530に、ユーザ情報を入力するためのユーザ情報入力画像を表示させる。そして、インターフェース操作Mにより、ユーザ情報が入力され、入力したユーザ情報を登録するための処理が行なわれると、制御部510は、以下のユーザ情報データD100を、記憶部520に記憶させる。以上により、ユーザ情報登録処理は終了する。
図10は、一例としてのユーザ情報データD100を示す図である。図10を参照して、「ファイル名」とは、ユーザ情報データD100のファイル名(user.info)である。ユーザ情報データD100では、一例として、通信端末装置500のユーザ(以下、PDAユーザA)ともいうユーザの生年月日が、1953年8月10日であることが示される。「子供」とは、PDAユーザAの子供の人数を示す。「居住地域」とは、PDAユーザAの居住地域を示す情報である。「居住地域」は、たとえば、郵便番号で示される。
また、本実施の形態では、コンテンツ取扱い処理が行なわれる前に、通信端末装置500において、以下の嗜好情報登録処理が行なわれているとする。嗜好情報登録処理は、インターフェース操作Mにより、制御部510が、プログラム180に含まれる嗜好情報登録プログラムを実行することにより行なわれる処理である。
嗜好情報登録処理では、制御部510が、表示部530に、嗜好情報としてのキーワード(以下、嗜好キーワードともいう)を入力するための嗜好情報入力画像を表示させる。嗜好キーワードは、PDAユーザAが興味のある、コンテンツまたは情報に関するキーワードである。
そして、インターフェース操作Mにより、1個以上の嗜好キーワードが入力され、登録される処理が行なわれると、制御部510は、以下の嗜好キーワードデータD200を、記憶部520に記憶させる。以上により、嗜好情報登録処理は終了する。
図11は、一例としての嗜好キーワードデータD200を示す図である。図11を参照して、「ファイル名」とは、嗜好キーワードデータD200のファイル名(reg.keyword)である。「番号」とは、嗜好キーワードを管理するための番号である。「K.T」および「S.S」という嗜好キーワードは、たとえば、コンテンツとしての番組の出演者名である。
また、本実施の形態では、コンテンツ取扱い処理が行なわれる前に、通信端末装置500において、以下の嗜好情報設定処理が行なわているとする。嗜好情報設定処理は、インターフェース操作Mにより、制御部510が、プログラム180に含まれる嗜好情報設定プログラムを実行することにより行なわれる処理である。
本実施の形態では、1台の通信端末装置500は、異なる2台の映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下においては、一方の映像表示装置600を映像表示装置Aともいう。また、他方の映像表示装置600を映像表示装置Bともいう。映像表示装置Aの装置IDは“11TA”であるとする。ここで、装置IDとは、装置を識別するための情報(以下、装置識別情報ともいう)である。また、映像表示装置Bの装置IDは、“11TB”であるとする。なお、通信端末装置500が処理対象とする映像表示装置600の数は、2台に限定されることなく、3台以上であってもよい。
嗜好情報設定処理では、制御部510が、表示部530に、ユーザ情報を入力するための嗜好情報設定画像を表示させる。嗜好情報設定画像は、嗜好情報を処理するための設定を行なうための画像である。
そして、インターフェース操作Mにより、嗜好情報の処理設定が行なわれ、設定した情報を登録するための処理が行なわれると、制御部510は、以下の嗜好情報設定データD300を、記憶部520に記憶させる。以上により、嗜好情報設定処理は終了する。
図12は、一例としての嗜好情報設定データD300を示す図である。図12を参照して、「データ保持期間」とは、映像表示装置600が、後述する処理により、通信端末装置500から受信した端末情報を、保持する期間である。「データ保持期間」が、たとえば、10日となっている場合、映像表示装置600は、通信端末装置500から一度受信した端末情報を、10日間は使用し続ける。
なお、「データ保持期間」は、「アクセス毎」というように設定される場合もある。この場合、映像表示装置600は、通信端末装置500とデータ通信が可能となる毎に、前回、通信端末装置500から受信した端末情報の代わりに、今回、通信端末装置500から受信した端末情報を使用する。この場合、前回、通信端末装置500から受信した端末情報は削除される。また、「データ保持期間」は、「なし」と設定される場合もある。この場合、映像表示装置600は、受信した端末情報を記憶しない。
「送信」という項目では、対応するファイル名のデータを、後述する処理において、送信することを許可するか否かを設定される。たとえば、ファイル名が“user.info”であるユーザ情報データ(たとえば、図10のユーザ情報データD100)は、後述する処理において、通信端末装置500により、映像表示装置600へ送信されることが許可される。
嗜好情報設定データD300において、ファイル名が“TVA.keyword”および“TVB.keyword”であるデータは、それぞれ、以下の表示装置嗜好キーワードデータD410Aおよび表示装置嗜好キーワードデータD410Bである。表示装置嗜好キーワードデータD410Aおよび表示装置嗜好キーワードデータD410Bの各々は、通信端末装置500の記憶部520に記憶される。
図13は、嗜好キーワードデータを示す図である。図13(A)は、一例としての表示装置嗜好キーワードデータD410Aを示す図である。図13(A)を参照して、表示装置嗜好キーワードデータD410Aは、通信端末装置500が、装置IDが“11TA”の映像表示装置Aに対して後述する処理を複数回行なうことにより、通信端末装置500が得たキーワードを、通信端末装置500が集計し、集計個数の多いキーワードの順にならび替えたデータである。
図13(B)は、一例としての表示装置嗜好キーワードデータD410Bを示す図である。図13(B)を参照して、表示装置嗜好キーワードデータD410Bは、通信端末装置500が、装置IDが“11TB”の映像表示装置Bに対して後述する処理を複数回行なうことにより、通信端末装置500が得たキーワードを、通信端末装置500が集計し、集計個数の多いキーワードの順にならび替えたデータである。
再び、図12を参照して、嗜好情報設定データD300において、ファイル名が“mobile.keyword” であるデータは、以下の端末装置嗜好キーワードデータD420である。端末装置嗜好キーワードデータD420は、通信端末装置500の記憶部520に記憶される。
再び、図13を参照して、図13(C)は、一例としての端末装置嗜好キーワードデータD420を示す図である。図13(C)を参照して、端末装置嗜好キーワードデータD420は、通信端末装置500がサービスサーバ800Aから受信したコンテンツを、表示部530に表示させる処理を行なっている期間に、後述する処理を複数回行なうことにより、通信端末装置500が得たキーワードを、通信端末装置500が集計し、集計個数の多いキーワードの順にならび替えたデータである。
端末装置嗜好キーワードデータD420は、たとえば、通信端末装置500が、映像表示装置600と連携することなく、外出先などで携帯電話網を利用して、通信端末装置500が、直接、サービスサーバ800Aにアクセスしサービスを利用するなどのシーンにおいて、更新されるデータである。
再び、図12を参照して、嗜好情報設定データD300において、ファイル名が“total.keyword” であるデータは、以下の総集計嗜好キーワードデータD430である。総集計嗜好キーワードデータD430は、通信端末装置500の記憶部520に記憶される。
再び、図13を参照して、図13(D)は、一例としての総集計嗜好キーワードデータD430を示す図である。図13(D)を参照して、総集計嗜好キーワードデータD430は、表示装置嗜好キーワードデータD410A、表示装置嗜好キーワードデータD410Bおよび端末装置嗜好キーワードデータD420の全てに含まれるキーワードを、通信端末装置500がキーワード毎に集計し、集計個数の多いキーワードの順にならび替えたデータである。
再び、図12を参照して、本実施の形態では、嗜好情報設定データD300において、ファイル名が“total.keyword”である総集計嗜好キーワードデータ(たとえば、図13(D)の総集計嗜好キーワードデータD430)は、後述する処理において、通信端末装置500により、映像表示装置600へ送信されることが許可されるとする。
なお、嗜好情報設定データD300において、総集計嗜好キーワードデータD430の代わりに、表示装置嗜好キーワードデータD410A、表示装置嗜好キーワードデータD410Bおよび端末装置嗜好キーワードデータD420の少なくとも1つが、後述する処理において、通信端末装置500により、映像表示装置600へ送信されることが許可されるように設定されていてもよい。
なお、図12の嗜好情報設定データD300に示される各データは、以下のパス名テーブルT100によって示されるパス名により特定される、記憶部520内の領域に記憶される。
図14は、一例としてのパス名テーブルT100を示す図である。図14を参照して、「パス名」とは、通信端末装置500の記憶部520に記憶されている、対応するファイル名のデータのパスを示す。たとえば、ファイル名が“user.info”であるユーザ情報データD100は、“C:\data\user.info”というパス名により特定される、記憶部520内の領域に記憶される。
次に、コンテンツ取扱い処理について説明する。なお、映像表示装置600は、待機モードであるとする。前述したように、待機モードとは、表示部630に画像が表示されていない状態であって、主電源がオフでない状態である。映像表示装置600は、待機モードであっても、通信部50とデータ通信可能であるとし、以下の処理を行なう。
図15は、コンテンツ取扱い処理のフローチャートである。図15では、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。
通信端末装置500では、まず、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS110では、ネットワーク接続処理が行なわれる。ネットワークアクセス処理では、電源がオン状態の通信端末装置500が、図1の通信部50または直接映像表示装置600とデータ通信可能になることにより、通信端末装置500が、ネットワークに接続される。その後、ステップS110の処理は終了する。
映像表示装置600では、まず、ステップS120の処理が行なわれる。
ステップS120では、通信端末装置が検出されたか否かが判定される。具体的には、制御部610が、通信端末装置500がネットワークに接続され、通信端末装置500とデータ通信可能となったか否かを判定する。ステップS120において、YESならば、ステップS121に進む。一方、ステップS120において、NOならば、再度、ステップS120の処理が行なわれる。
ステップS121では、制御部610が、データ通信可能となった通信端末装置500へ、接続通知を送信する。接続通知は、通信端末装置500が、映像表示装置600とデータ通信可能となったことを示す通知である。そして、ステップS121の処理は終了する。
通信端末装置500では、ステップS110の処理が終了すると、ステップS111に進む。
ステップS111では、接続通知受信処理が行なわれる。接続通知受信処理では、制御部510が接続通知を受信したと判定すると、制御部510が、図9のリモコン画像MG100を、表示部530に表示させるとともに、通信端末装置500をリモコンモードに設定する。その後、ステップS112に進む。
ステップS112では、制御部510が、電源オン操作があるか否かを判定する。電源オン操作とは、リモコン画像MG100内のボタン画像MBG110を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS112において、YESならば、ステップS113に進む。一方、ステップS112において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。
ステップS113では、制御部510が、電源リモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。そして、このステップS113の処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS121の処理が終了すると、ステップS122に進む。
ステップS122では、制御部610が、電源リモコン信号を受信したか否かを判定する。ステップS122において、YESならば、ステップS123に進む。一方、ステップS122において、NOならば、再度、ステップS122の処理が行なわれる。
ステップS123では、リスト取得処理が行なわれる。リスト取得処理では、まず、制御部610が、前述の画像表示電源をオンにさせ、映像表示装置600を通常モードにする。これにより、表示部630に画像が表示可能となる。そして、制御部610が、通信部662を利用して、サービスサーバ800Aから取得可能なコンテンツのリストを取得するためのリスト取得要求を、サービスサーバ800Aへ送信する。
なお、コンテンツ取扱い処理が行なわれる前から映像表示装置600が通常モードである場合、通信端末装置500では、ステップS111の処理の後、ステップS112,S113の処理は行なわれず、ステップS114に進む。また、この場合、映像表示装置600では、ステップS121の処理の後、ステップS122の処理は行なわれず、ステップS123に進む。この場合、ステップS123において、画像表示電源をオンにし、通常モードにする処理は行なわれない。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS140の処理が行なわれる。
ステップS140では、制御部810が、リスト取得要求を受信したか否かを判定する。ステップS140において、YESならば、ステップS141に進む。一方、ステップS140において、NOならば、再度、ステップS140の処理が行なわれる。
ステップS141では、制御部810が、リスト取得要求を送信した装置に対し、配信可能なコンテンツのリストのデータである、以下のリストデータD500を送信する。その後,ステップS141の処理は終了する。
図16は、一例としてのリストデータD500を示す図である。図16を参照して、リストデータD500は、複数のコンテンツ情報から構成される。「管理番号」とは、複数のコンテンツ情報の各々を管理するための番号である。「ID番号」とは、コンテンツを識別するための番号である。「タイトル」とは、対応するコンテンツのタイトルを示す。
再び、図15を参照して、映像表示装置600では、ステップS123のリスト取得処理において、制御部610が、リストデータD500を受信する。制御部610は、リストデータD500を受信すると、記憶部620にリストデータD500を記憶させる。そして、制御部610が、リストデータD500に基づいて、VDP632を利用して、以下のリスト画像G200を生成し、生成したリスト画像G200を表示部630に表示させる。
図17は、一例としてのリスト画像G200を示す図である。図17を参照して、リスト画像G200には、ボタン画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219が配置される。ボタン画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219の各々には、コンテンツのタイトルが表示される。
ボタン画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219の各々は、押下処理されることにより、対応するコンテンツを、サービスサーバ800Aから取得するためのボタン画像である。
なお、リスト画像G200は、EPGデータに基づいて生成された電子番組表が表示された画像であってもよい。この場合、ボタン画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219の各々は、コンテンツとしての番組の動画像を取得するためのボタン画像となる。
再び、図15を参照して、ステップS123のリスト取得処理では、さらに、制御部610が、通信部660を利用して、受信したリストデータD500を、通信端末装置500へ送信(転送)する。その後、ステップS123の処理は終了する。
通信端末装置500では、ステップS113の処理の終了後、ステップS114に進む。
ステップS114では、リスト受信処理が行なわれる。リスト受信処理では、
制御部510が、リストデータD500を受信する。制御部510は、リストデータD500を受信すると、記憶部520にリストデータD500を記憶させる。そして、制御部510が、リストデータD500に基づいて、VDP532を利用して、以下のリスト画像MG200を生成し、生成したリスト画像MG200を表示部530に表示させる。そして、ステップS114の処理は終了する。
図18は、一例としてのリスト画像MG200を示す図である。図18を参照して、リスト画像MG200には、コンテンツ一覧画像G210と、ボタン画像MBG170,MBG280が配置される。
コンテンツ一覧画像G210は、サービスサーバ800Aから取得可能なコンテンツを、ボタン画像として表示する画像である。コンテンツ一覧画像G210には、ボタン画像MBG211,MBG212,MBG213,MBG214,MBG215,MBG216,MBG217,MBG218,MBG219が配置される。ボタン画像MBG211,MBG212,MBG213,MBG214,MBG215,MBG216,MBG217,MBG218,MBG219の各々には、コンテンツのタイトルが表示される。
ボタン画像MBG211,MBG212,MBG213,MBG214,MBG215,MBG216,MBG217,MBG218,MBG219の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることにより、映像表示装置600に表示されているリスト画像G200内の、同じタイトルを表示するボタン画像を押下処理するためのリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
たとえば、インターフェース操作Mにより、「B映画」というタイトルを表示するボタン画像MBG211が押下処理されると、制御部510は、リスト画像G200内において、「B映画」というタイトルを表示するボタン画像BG211を押下処理するためのリモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。
ボタン画像MBG170は、図9のリモコン画像MG100内のボタン画像MBG170と同様なので詳細な説明は繰り返さない。ボタン画像280は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることにより、表示部530に、リスト画像MG200の代わりに、図9のリモコン画像MG100の画像を表示させるためのボタン画像である。
なお、リモコン画像MG100は、EPGデータに基づいて生成された電子番組表が表示された画像であってもよい。この場合、ボタン画像MBG211,MBG212,MBG213,MBG214,MBG215,MBG216,MBG217,MBG218,MBG219の各々は、コンテンツとしての番組の動画像を取得するためのボタン画像となる。
再び、図15を参照して、通信端末装置500では、ステップS114の処理が終了すると、ステップS115に進む。
ステップS115では、端末情報送信処理が行なわれる。端末情報送信処理では、制御部510が、記憶部520に記憶されている嗜好情報設定データを参照して、端末情報を、映像表示装置600へ送信する。嗜好情報設定データは、一例として、図12の嗜好情報設定データD300であるとする。その後、このステップS115の処理は終了する。
送信される端末情報には、以下の装置情報D600が含まれる。
図19は、一例としての装置情報D600を示す図である。図19参照して、装置情報D600において、「装置ID」とは、装置を識別するための情報(以下、装置識別情報ともいう)である。サービスIDとは、通信端末装置500が、サービスサーバ800Aから、サービスを受けるための識別情報である。ここで、サービスとは、たとえば、コンテンツとしての動画像データのダウンロードである。
サービスIDは、通信端末装置500が、サービスサーバ800Aに対し、サービスを受けるためのサービス享受登録処理を行なうことで、サービスサーバ800Aから発行されるIDである。本実施の形態では、通信端末装置500が、サービスサーバ800Aに対し、サービス享受登録処理を行なうことで、事前にサービスIDを受信しているものとする。
「日時」とは、装置情報D600を送信する日時である。「位置」とは、制御部510が通信部566から取得するGPS位置情報が示す情報である。「位置」の項目のX、Yは、それぞれ、通信端末装置500の経度および緯度を示す。したがって、装置情報D600では、一例として、通信端末装置500の経度および緯度は、それぞれ、135度40分および34度25分であることを示す。「データ保持期間」とは、前述したように、映像表示装置600が、受信した端末情報を、保持する期間である。「データ保持期間」が、たとえば、10日となっている場合、映像表示装置600は、通信端末装置500から一度受信した端末情報を、10日間は使用し続ける。
また、送信される端末情報には、さらに、嗜好情報設定データにより、送信が許可されているデータが含まれる。嗜好情報設定データが、嗜好情報設定データD300である場合、送信される端末情報には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータが含まれる。ここでは、一例として、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータは、それぞれ、図10のユーザ情報データD100、図11の嗜好キーワードデータD200、図13(D)の総集計嗜好キーワードデータD430であるとする。
映像表示装置600では、ステップS123の処理が終了すると、ステップS124に進む。
ステップS124では、制御部610が、端末情報を受信したか否かを判定する。ステップS124において、YESならば、ステップS125に進む。一方、ステップS124において、NOならば、再度、ステップS124の処理が行なわれる。ここでは、端末情報を受信したとして、ステップS125に進む。
ステップS125では、端末情報記憶処理が行なわれる。端末情報記憶処理では、制御部610が、以下の記憶条件Aを満たす場合、受信した端末情報が示す装置IDに対応づけて、当該端末情報を記憶部620に記憶させる。すなわち、以下の記憶条件Aを満されない場合、受信した端末情報は記憶部620に記憶されない。以下においては、受信した端末情報を、新端末情報ともいう。また、記憶部620に記憶されている端末情報を、旧端末情報ともいう。
端末情報が示す装置IDは、端末情報に含まれる装置情報(たとえば、図16の装置情報D600)が示す装置IDである。たとえば、端末情報に含まれる装置情報が、装置情報D600である場合、装置情報D600が示す装置IDは“11MA”である。以下においては、端末情報に含まれる装置情報(たとえば、装置情報D600)が示す日時を、単に、端末情報が示す日時ともいう。
記憶条件Aとは、新端末情報が示す装置IDと同じ装置IDを示す旧端末情報が記憶部620に記憶されていないという条件、または、新端末情報が示す日時が、新端末情報が示す装置IDと同じ装置IDを示す旧端末情報が示す日時から、旧端末情報が示すデータ保持期間(たとえば、10日)経過した日時であるという条件である。記憶条件Aを設けることにより、ある特定の装置IDに対応する端末情報が、頻繁に更新されることを防ぐことができる。
端末情報には、前述したように、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータが含まれる。総集計嗜好キーワードデータは、たとえば、図13(D)の総集計嗜好キーワードデータD430であるとする。この場合、総集計嗜好キーワードデータに含まれる複数のキーワードのうち、上位2つのキーワード(以下、高嗜好キーワードともいう)は、「お笑い」、「サッカー」である。この2つの高嗜好キーワードは、ユーザが興味のあるコンテンツまたは情報を多く視聴したことにより得られるキーワードである。すなわち、2つの高嗜好キーワードは、ユーザが興味のあるコンテンツまたは情報に関するキーワードである。なお、高嗜好キーワードは、総集計嗜好キーワードデータに含まれる複数のキーワードのうち、上位2つのキーワードに限定されることなく、たとえば、上位1つのキーワードまたは上位3つのキーワードであってもよい。
ここで、端末情報に含まれる嗜好キーワードデータに含まれる複数のキーワードと、端末情報に含まれる総集計嗜好キーワードデータに含まれる高嗜好キーワードとを含むデータを、以下においては、嗜好判定キーワードデータともいう。すなわち、嗜好判定キーワードデータは、端末情報に含まれるデータである。
嗜好判定キーワードデータに含まれる嗜好キーワードデータは、前述の嗜好情報登録処理により、ユーザにより登録された複数のキーワードからなるデータである。嗜好キーワードデータは、一例として、図11の嗜好キーワードデータD200を含むデータであるとする。すなわち、嗜好判定キーワードデータは、ユーザが興味のあるコンテンツまたは情報に関するキーワードが含まれるデータである。
また、嗜好判定キーワードデータに含まれる、総集計嗜好キーワードデータに含まれる高嗜好キーワードは、前述したように、ユーザが興味のあるコンテンツまたは情報に関するキーワードである。すなわち、嗜好判定キーワードデータは、ユーザが興味のあるコンテンツまたは情報に関するキーワードが含まれるデータである。
なお、制御部610は、記憶条件Aを満たし、かつ、新端末情報が示す装置IDと同じ装置IDを示す旧端末情報が記憶部620に記憶されている場合、当該旧端末情報を、新端末情報で上書き記憶させる。その結果、旧端末情報は削除される。その後、ステップS125の処理は終了する。
なお、制御部610は、記憶部620に記憶されている旧端末情報が示す日時(たとえば、図19の装置情報D600が示す日時)から、旧端末情報が示す「データ保持期間」(たとえば、10日)が経過すると、旧端末情報を削除する処理を自動的に行なう。
通信端末装置500では、ステップS115の処理が終了すると、ステップS116に進む。
ステップS116では、制御部510が、コンテンツ取得操作があるか否かを判定する。コンテンツ取得操作とは、サービスサーバ800Aからコンテンツを受信するための操作である。具体的には、コンテンツ取得操作は、インターフェース操作Mにより、ボタン画像MBG211,MBG212,MBG213,MBG214,MBG215,MBG216,MBG217,MBG218,MBG219のいずれかを押下処理する操作である。
ステップS116において、YESならば、ステップS117に進む。一方、ステップS116において、NOならば、再度、ステップS116の処理が行なわれる。ここでは、インターフェース操作Mにより、「Cサッカー」というタイトルを表示するボタン画像MBG211を押下処理するコンテンツ取得操作があったとして、ステップS117に進む。以下においては、コンテンツ取得操作により、サービスサーバ800Aに対し、取得要求されるコンテンツを取得要求コンテンツという。
ステップS117では、制御部510が、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信する。コンテンツ取得リモコン信号には、通信端末装置500の装置ID(たとえば、“11MA”)も含まれる。そして、このステップS117の処理は終了する。この場合、コンテンツ取得リモコン信号は、タイトルが「Cサッカー」の取得要求コンテンツをサービスサーバ800Aから受信するためのリモコン信号である。
映像表示装置600では、ステップS125の処理が終了すると、ステップS126に進む。
ステップS126では、制御部610が、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号を受信したか否かを判定する。ステップS126において、YESならば、ステップS127に進む。一方、ステップS126において、NOならば、再度、ステップSS126の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ取得要求としての、タイトルが「Cサッカー」の取得要求コンテンツを受信するためのコンテンツ取得リモコン信号を受信したとして、ステップS127に進む。
ステップS127では、制御部610が、通信部662を利用して、サービスサーバ800Aから、受信したコンテンツ取得リモコン信号が特定するコンテンツを取得するためのコンテンツ取得要求Aを、サービスサーバ800Aへ送信する。その後、ステップS127の処理は終了する。コンテンツ取得要求Aには、取得要求コンテンツを特定するためのID番号と、サービスIDとが含まれる。
ここでは、コンテンツ取得要求Aには、タイトルが「Cサッカー」の取得要求コンテンツを特定するためのID番号「1235」が含まれているとする。サービスIDは、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれる装置ID(たとえば、“11MA”)に対応づけて記憶部620に記憶されている端末情報に含まれる装置情報が示すサービスIDである。装置情報が図19の装置情報D600である場合、装置IDは“11MA”であり、サービスIDは“11MA−S1”となる。
サービスサーバ800Aでは、ステップS141の処理が終了すると、ステップS142に進む。
ステップS142では、制御部810が、コンテンツ取得要求Aを受信したか否かを判定する。ステップS142において、YESならば、ステップS143に進む。一方、ステップS142において、NOならば、再度、ステップS142の処理が行なわれる。
ステップS143では、制御部810が、受信したコンテンツ取得要求Aに含まれるサービスIDが、前述のサービス享受登録処理により自装置が発行したIDであるか否かを判定する。ステップS143において、YESと判定される場合、すなわち、受信したコンテンツ取得要求Aに含まれるサービスIDが自装置が発行したIDである場合、認証成功として、ステップS144に進む。一方、ステップS143において、NOならば、再度、ステップS142の処理が行なわれる。
ステップS144では、送信処理Sが行なわれる。
通信端末装置500では、ステップS117の処理が終了すると、ステップS118に進む。
ステップS118では、受信対応処理Mが行なわれる。
映像表示装置600では、ステップS127の処理が終了すると、ステップS128に進む。
ステップS128では、受信対応処理Tが行なわれる。
図20は、受信対応処理M、受信対応処理Tおよび送信処理Sのフローチャートである。図20を参照して、送信処理Sでは、まず、ステップS241の処理が行なわれる。
ステップS241では、コンテンツ送信が開始される。具体的には、制御部810が、受信したコンテンツ取得要求Aに含まれるID番号により特定される取得要求コンテンツを、コンテンツ取得要求Aを送信した映像表示装置600へストリーミング配信する処理を開始する。なお、取得要求コンテンツは、ストリーミング配信ではなく、映像表示装置600が、取得要求コンテンツをダウンロード可能なように送信されてもよい。そして、ステップS241の処理は終了する。
ここで、取得要求コンテンツは、MPEG2形式で圧縮された動画像データであるとする。なお、動画像データの圧縮形式は、MPEG2形式に限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。また、取得要求コンテンツは、タイトルが「Cサッカー」の動画像データであるとする。
受信対応処理Tでは、まず、ステップS221の処理が行なわれる。
ステップS221では、制御部610が、コンテンツ表示処理を実行する。コンテンツ表示処理は、受信対応処理Tおよび他の処理とは独立して行なわれる処理である。その後、ステップS221の処理は終了する。
コンテンツ表示処理では、制御部610が、VDP632を利用して、取得要求コンテンツをサービスサーバ800Aから受信しながら、取得要求コンテンツに基づく画像(以下、コンテンツ画像ともいう)を、表示部630に表示するストリーミング再生表示処理が行なわれる。なお、取得要求コンテンツの受信が完了し、取得要求コンテンツに基づく画像の再生が終了した場合、このコンテンツ表示処理は終了する。
送信処理Sでは、ステップS241の処理の終了後、ステップS242に進む。
ステップS242では、制御部810が、付帯情報を、映像表示装置600へ送信する。そして、ステップS242の処理は終了し、この送信処理Sは終了し、図20のサービスサーバ800Aの処理に戻り、ステップS144の処理も終了し、再度、ステップS142の処理が行なわれる。
ここで、付帯情報とは、取得要求コンテンツに付帯される情報である。付帯情報は、対応する取得要求コンテンツのID番号を含む。また、付帯情報は、記憶部820に記憶されている。記憶部820には、複数のコンテンツにそれぞれ対応する複数の付帯情報が記憶されている。
図21は、一例としての付帯情報D700を示す図である。図21を参照して、「ID番号」とは、対応する取得要求コンテンツのID番号である。「タイプ」の項目には、「連動」および「非連動」の2種類のタイプがある。「連動」とは、対応する取得要求コンテンツに連動した操作を、通信端末装置500で行なうことができることを示す。
ここで、付帯情報の「タイプ」の項目が「連動」であり、対応する取得要求コンテンツが番組であり、かつ、番組中にアンケートを行なうコンテンツであるとする。この場合、取得要求コンテンツが表示部630において再生表示されているとき、通信端末装置500における操作により、番組中に行なわれるアンケートの回答を行なうことができる。すなわち、付帯情報の「タイプ」の項目が「連動」である場合、対応する取得要求コンテンツの内容に連動した操作を、通信端末装置500で行なうことができる。なお、付帯情報の「タイプ」の項目が「非連動」である場合は、上記のようなことはできない。
「タイトル」とは、映像表示装置600または通信端末装置500において参照可能な、情報、コンテンツ等のタイトルである。「表示時間」とは、映像表示装置600または通信端末装置500において、情報、コンテンツ等を参照可能な時間である。「表示時間」において、“00:00:00”は、ステップS221により実行されるコンテンツ表示処理において、取得要求コンテンツの表示処理が開始された時刻(以下、コンテンツ表示開始時刻ともいう)である。たとえば、「表示時間」が、“00:00:00-00:10:30”である場合、コンテンツ表示開始時刻から、10分30秒経過した時刻まで、映像表示装置600または通信端末装置500において、情報、コンテンツ等を参照可能となる。
また、「表示時間」が、たとえば、“01:05:00-01:10:30”である場合、コンテンツ表示開始時刻から1時間5分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から1時間10分30秒経過した時刻まで、映像表示装置600または通信端末装置500において、情報、コンテンツ等を参照可能となる。
「情報表示手段」とは、詳細は後述するが、情報、コンテンツ等を参照可能な手段である。「情報表示手段」が、たとえば、「端末」のみである場合、情報、コンテンツ等は、通信端末装置500においてのみ参照可能となる。
「端末用URL」とは、サービスサーバ800Aが動画像等のコンテンツを配信することで、サービスサーバ800Aを運営する会社に広告料金を支払う広告提供会社等の広告情報を、通信端末装置500において表示させるためのURLである。
「表示装置用URL」とは、前述の広告提供会社等の広告情報を、映像表示装置600において表示させるためのURLである。
「リアクション」、「RSSデータ」、「性別」、「年齢」の項目についての詳細は、後述する。
再び、図20を参照して、ここでは、ステップS242において送信される付帯情報は、図21の付帯情報D700であるとする。
受信対応処理Tでは、ステップS221の処理が終了すると、ステップS222に進む。
ステップS222では、制御部610が、付帯情報を受信したか否かを判定する。ステップS222において、YESならば、ステップS223に進む。一方、ステップS222において、NOならば、再度、ステップS222の処理が行なわれる。
ステップS223では、受信した付帯情報と端末情報との関連性の有無が判定される。具体的には、制御部610が、受信した付帯情報と、通信端末装置500の装置IDに対応づけて記憶部620に記憶されている端末情報に含まれる嗜好情報との間に関連性があるか否かを判定する。さらに具体的には、制御部610が、付帯情報に含まれるキーワードを含む、嗜好情報としての嗜好判定キーワードデータが記憶部620に記憶されているか否かを判定する。嗜好判定キーワードデータは、前述したように、端末情報に含まれるデータである。
ここで、付帯情報は、図21の付帯情報D700であるとする。また、嗜好判定キーワードデータは、前述したように、嗜好キーワードデータに含まれる複数のキーワードを含むデータである。嗜好キーワードデータは、一例として、図11の嗜好キーワードデータD200であるとする。また、嗜好判定キーワードデータは、前述したように、総集計嗜好キーワードデータに含まれる高嗜好キーワードを含むデータである。総集計嗜好キーワードデータは、一例として、図13(D)の総集計嗜好キーワードデータD430であるとする。この場合、高嗜好キーワードは、「お笑い」、「サッカー」である。
この場合、嗜好判定キーワードデータには、付帯情報D700に含まれるキーワードである「サッカー」が含まれるので、制御部610は、付帯情報に含まれるキーワードを含む、嗜好情報としての嗜好キーワードデータが記憶部620に記憶されていると判定する。この場合、付帯情報に含まれるキーワードと、端末情報に含まれる、嗜好情報としての嗜好キーワードデータとの間に関連性があると判定される。すなわち、付帯情報と端末情報との間に関連性があると判定される。
なお、付帯情報に含まれるキーワードを含む、嗜好情報としての嗜好キーワードデータが記憶部620に記憶されていない場合でも、付帯情報に性別および年齢の少なくとも一方の情報が含まれている場合、制御部610は、以下の処理を行なう。
たとえば、付帯情報が、図21の付帯情報D700が「男」という性別の情報を含んだ情報であるとする。この場合、制御部610は、「男」という性別の情報を含んだ、端末情報に含まれるユーザ情報データが記憶部620に記憶されているか否かを判定する。ここで、ユーザ情報データは、図10のユーザ情報データD100であるとする。この場合、ユーザ情報データD100は、「男」という性別の情報が含まれるので、制御部610は、「男」という性別の情報を含んだ、端末情報に含まれるユーザ情報データが記憶部620に記憶されていると判定する。この場合、付帯情報と端末情報との間に関連性があると判定される。
付帯情報と端末情報との間に関連性があると判定された場合、ステップS223において、YESと判定され、ステップS224に進む。一方、付帯情報と端末情報との間に関連性があると判定されない場合、ステップS223において、NOと判定され、この受信対応処理Tは終了し、図15の映像表示装置600の処理に戻り、ステップS128の処理が終了し、再度、ステップS124の処理が行なわれる。
ステップS224では、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理では、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図21の付帯情報D700であるとする。この場合、付帯情報D700において、「情報表示手段」は、「端末」という情報のみであるので、以下の端末表示制御処理が行なわれる。なお、付帯情報D700では、「リアクション」の情報がない。「リアクション」の情報がある場合の処理は後述する。
端末表示制御処理では、制御部610が、自装置の装置IDおよび付帯情報を、付帯情報と関連性があると判定された端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。映像表示装置600の装置IDは、たとえば、“11TA”であるとする。ここで、送信される付帯情報は、付帯情報D700であるとする。その後、ステップS224の処理が終了し、この受信対応処理Tは終了し、図15の映像表示装置600の処理に戻り、ステップS128の処理が終了し、再度、ステップS124の処理が行なわれる。
受信対応処理Mでは、まず、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、制御部510が、装置IDおよび付帯情報を受信したか否かを判定する。ステップS211において、YESならば、ステップS212に進む。一方、ステップS211において、NOならば、再度、ステップS211の処理が行なわれる。ここでは、“11TA”の装置IDおよび付帯情報D700を受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、制御部510が、表示処理Mを実行する。表示処理Mは、受信対応処理Mおよび他の処理とは独立して行なわれる処理である。その後、ステップS212の処理は終了する。
表示処理Mでは、制御部510が、受信した付帯情報に基づいて、コンテンツを表示部530に表示させる。付帯情報が、付帯情報D700である場合、制御部510は、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。なお、“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページのデータは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。すなわち、制御部510は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、Webページのデータを受信する。すなわち、ネットワークから、“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページの情報を受信する。
なお、制御部510が、端末コンテンツ画像を表示部530に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D700である場合、「表示時間」が、“00:00:00-00:10:30”であるので、前述のコンテンツ表示開始時刻から、10分30秒経過した時刻まである。端末コンテンツ画像の表示が終了すると、この表示処理Mは終了する。
端末コンテンツ画像は、広告提供会社等の広告情報等を表示した画像である。端末コンテンツ画像は、たとえば、以下の端末コンテンツ画像MG300であるとする。なお、表示処理Mにおいて、端末コンテンツ画像は、上記「表示時間」に関係なく、インターフェース操作Mによる終了操作が行なわれるまで表示部530に表示されていてもよい。
図22は、一例としての端末コンテンツ画像MG300を示す図である。図22を参照して、端末コンテンツ画像MG300には、静止画像表示画像MG310と、情報表示画像MG320と、ハイパーリンク文字列表示画像MG330とが配置される。
静止画像表示画像MG310は、静止画像が表示される。当該静止画像は、たとえば、サッカーグッズの写真の画像である。情報表示画像MG320は、文章が表示される画像である。当該文章は、たとえが、サッカーグッズの説明の文章である。ハイパーリンク文字列表示画像MG330には、他のWebページを表示させるための複数のハイパーリンク文字列が表示される。複数のハイパーリンク文字列は、たとえば、「人気グッズランキング」、「グッズ購入」という文字列である。
端末コンテンツ画像MG300が表示部530に表示された状態で、インターフェース操作Mがあると、以下の処理が行なわれる。
たとえば、端末コンテンツ画像MG300内のハイパーリンク文字列表示画像MG330に表示されている「人気グッズランキング」という文字列が、通信端末装置500のインターフェース操作Mにより選択された状態で、決定ボタン541Eの短押操作が行なわれると以下の処理Aが行なわれる。処理Aでは、制御部510が、「人気グッズランキング」という文字列に関連付けされている、人気グッズのランキング情報を表示したWebページ画像を、VDP532を利用して、端末コンテンツ画像MG300の代わりに表示部530に表示させる。
なお、制御部510が、終了操作があったと判定すると、制御部510は、VDP532を利用して、表示部530から端末コンテンツ画像MG300を消去する。ここで、終了操作とは、インターフェース操作Mによる表示処理Mを終了させるための操作である。そして、制御部510は、VDP532を利用して、端末コンテンツ画像MG300が表示される前に、表示されていた画像を、表示部530に表示させる。そして、制御部510は、表示処理Mを終了させる。
再び、図20を参照して、ステップS212の処理が終了すると、ステップS213に進む。
ステップS213では、集計処理が行なわれる。ここでは、受信した装置IDが“11TA”であるとする。そのため、通信端末装置500は、装置IDが“11TA”の映像表示装置Aから付帯情報を受信したことになる。受信した付帯情報は、付帯情報D700であるとする。この場合、制御部510は、付帯情報D700に含まれるキーワードである「サッカー」を利用して、たとえば、図13(A)の表示装置嗜好キーワードデータD410Aに示されるキーワードの個数情報を集計しなおす。この場合、表示装置嗜好キーワードデータD410Aにおける「サッカー」のキーワードの個数を、321個から322個にし、集計個数の多いキーワードの順に並べ替えることで、表示装置嗜好キーワードデータD410Aを更新する。さらに、制御部510は、表示装置嗜好キーワードデータD410Aを更新すると同時に、上記の表示装置嗜好キーワードデータD410Aの更新処理と同様に、総集計嗜好キーワードデータD430の更新処理を行なう。
なお、初めて、ステップS213の処理が行なわれる場合、表示装置嗜好キーワードデータD410Aには、何も記述されてない。この場合、表示装置嗜好キーワードデータD410Aは、キーワード名が「サッカー」で、個数が“1”と記載されたデータとなる。上記処理が繰返し行なわる毎に、表示装置嗜好キーワードデータD410Aおよび総集計嗜好キーワードデータD430は、前述のように更新される。
また、受信した装置IDが“11TB”である場合には、通信端末装置500は、装置IDが“11TB”の映像表示装置Bから付帯情報を受信したことになる。この場合、制御部510は、前述の表示装置嗜好キーワードデータD410Aの更新処理と同様に、図13(B)の表示装置嗜好キーワードデータD410Bの更新処理を行なうので詳細な説明は繰り返さない。また、同時に、制御部510は、総集計嗜好キーワードデータD430の更新処理も前述した処理と同様に行なう。そして、ステップS213の処理は終了する。
なお、通信端末装置500が、サービスサーバ800Aに直接アクセスすることで、サービスサーバ800Aから、コンテンツおよび付帯情報を受信した場合、前述の表示装置嗜好キーワードデータD410Aの更新処理と同様に、図13(C)の端末装置嗜好キーワードデータD420の更新処理を行なうので詳細な説明は繰り返さない。また、同時に、制御部510は、総集計嗜好キーワードデータD430の更新処理も前述した処理と同様に行なう。通信端末装置500が、サービスサーバ800Aに直接アクセスする状況は、たとえば、屋外で、通信端末装置500が、コンテンツおよび付帯情報を受信する状況である。
ステップS213の処理が終了すると、この受信対応処理Mは終了し、図15の通信端末装置の処理に戻り、図15のステップS118の処理も終了し、再度、ステップS115の処理が行なわれる。これにより、ステップS213の集計処理により更新された嗜好キーワードデータが、映像表示装置600へ送信される。
以上の処理が行なわれことにより、本実施の形態では、通信端末装置500のユーザが興味のあるコンテンツまたは情報に関するキーワードを含む嗜好キーワードデータを含む端末情報を、映像表示装置600へ送信する。
映像表示装置600は、表示部630にコンテンツを表示した状態で、表示部630に表示しているコンテンツに付帯する付帯情報を受信する。付帯情報には、表示部630に表示されているコンテンツに関連するキーワードが含まれる。そして、映像表示装置600は、付帯情報に含まれるキーワードの情報を含む嗜好情報としての嗜好判定キーワードデータを含む端末情報を送信した通信端末装置500へ付帯情報を送信する。すなわち、表示部630に表示されているコンテンツに興味のあるユーザが保有する通信端末装置500へ付帯情報が送信される。
付帯情報には、広告情報を参照するためのURLが含まれる。通信端末装置500は、受信した付帯情報には含まれるURLにアクセスし広告情報を表示部530に表示する。
したがって、広告情報を提供する広告提供会社は、表示部630に表示されているコンテンツに関連のある広告情報を通信端末装置500の表示部530に表示させることで、表示部630に表示されているコンテンツに興味のあるユーザに対し、効率のよい宣伝を行なうことができるという効果を奏する。
また、以上の処理が行なわれことにより、本実施の形態では、映像表示装置600は、サービスサーバ800Aからコンテンツおよびコンテンツに付帯する付帯情報を受信する。そして、映像表示装置600が備える表示部630に受信したコンテンツを表示し、受信した付帯情報を、通信端末装置500へ送信する。通信端末装置500は、受信した付帯情報に基づく情報を表示部530に表示する。
したがって、映像表示装置600でコンテンツを表示させた状態で、別の装置である通信端末装置500で、コンテンツに付帯する付帯情報に基づく情報を参照することができる。その結果、コンテンツの見易さを損ねることなく、手軽にサービスを享受できるという効果を奏する。
次に、図21の付帯情報D700と異なる付帯情報が、映像表示装置600へ送信される場合の処理について説明する。なお、取得要求コンテンツは、前述した処理と同様、タイトルが「Cサッカー」のコンテンツであるとする。したがって、図15のコンテンツ取扱い処理では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
そして、サービスサーバ800Aでは、ステップS114で、送信処理Sが行なわれる。また、通信端末装置500では、ステップS118で、受信対応処理Mが行なわれる。また、映像表示装置600では、ステップS128で、受信対応処理Tが行なわれる。
再び、図20を参照して、送信処理Sで、ステップS241の処理が行なわれる。ステップS241では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221で、前述したのと同様な処理が行なわれる。この処理により、表示部630に取得要求コンテンツに基づくコンテンツ画像が再生表示される。
送信処理Sでは、ステップS242で、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の付帯情報D700Aが、映像表示装置600へ送信されるとする。
図23は、一例としての付帯情報D700Aを示す図である。図23を参照して、付帯情報D700Aは、図21の付帯情報D700と比較して、「表示時間」、「情報表示手段」、および「表示装置用URL」の項目の情報が異なる。それ以外は、付帯情報D700と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「情報表示手段」は、「端末」に加え、「表示装置」が追加されている。この場合、映像表示装置600の表示部630に、「表示装置用URL」にアクセスことで取得されるコンテンツまたは情報が表示される。また、「(全画面)」とは、表示部630の画面全体に、「表示装置用URL」にアクセスことで取得されるコンテンツまたは情報が表示されることを示す。
受信対応処理Tでは、ステップS221の処理が終了すると、ステップS222に進む。
ステップS222では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、付帯情報D700Aを受信したとして、ステップS223に進む。
ステップS223では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS224に進むとする。
ステップS224では、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理では、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図23の付帯情報D700Aであるとする。この場合、付帯情報D700Aにおいて、「情報表示手段」は、「端末」および「表示装置」の2つであるので、以下の端末表示制御処理Aおよび表示装置表示制御処理Aが互いに独立して同時に開始される。なお、付帯情報D700Aでは、「リアクション」の情報がない。「リアクション」の情報がある場合の処理は後述する。
端末表示制御処理Aでは、制御部610が、自装置の装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Aを、ステップS223の処理において、付帯情報D700Aと関連性があると判定された端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。
表示装置表示制御処理Aでは、制御部610が、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻に、表示装置用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235a.mpg”にアクセスし、ファイル名が“1235a.mpg”である動画像データの取得を開始する。なお、ファイル名が“1235a.mpg”である動画像データは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。動画像データは、たとえば、MPEG2形式の動画像であるとする。
すなわち、制御部610は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、動画像データのストリーミング受信を開始する。すなわち、動画像データをサービスサーバ800Aから受信しながら、動画像データに基づく画像(以下、広告画像ともいう)を、表示部630の全面に再生表示させる。この広告画像は、たとえば、サッカーグッズのコマーシャルの動画像である。そして、前述のコンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻になると、表示部630に表示されていた広告画像を消去し、広告画像が表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Aは終了する。
受信対応処理Mでは、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Aを受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、前述したのと同様、制御部510が、表示処理Mを実行する。その後、前述したのと同様に、ステップS213の処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
表示処理Mでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図22の端末コンテンツ画像MG300が表示部530に表示される。
なお、制御部510が、端末コンテンツ画像MG300を表示部530に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D700Aである場合、「表示時間」が、“00:46:00-00:55:00”であるので、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分秒経過した時刻までである。端末コンテンツ画像の表示が終了すると、この表示処理Mは終了する。なお、表示処理Mにおいて、端末コンテンツ画像MG300は、上記「表示時間」に関係なく、インターフェース操作Mによる終了操作が行なわれるまで表示部530に表示されていてもよい。
以上の処理が行なわれことにより、映像表示装置600の表示部630の全面に広告画像を表示させるとともに、通信端末装置500の表示部530において、広告情報が表示される。したがって、多彩な宣伝手法が可能となる。
次に、インタラクティブ性のある宣伝をするための付帯情報が、映像表示装置600へ送信される場合の処理について説明する。なお、取得要求コンテンツは、前述した処理と同様、タイトルが「Cサッカー」のコンテンツであるとする。したがって、図15のコンテンツ取扱い処理では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
そして、サービスサーバ800Aでは、ステップS114で、送信処理Sが行なわれる。また、通信端末装置500では、ステップS118で、受信対応処理Mが行なわれる。また、映像表示装置600では、ステップS128で、受信対応処理Tが行なわれる。
再び、図20を参照して、送信処理Sで、ステップS241の処理が行なわれる。ステップS241では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221で、前述したのと同様な処理が行なわれる。この処理により、表示部630に取得要求コンテンツに基づくコンテンツ画像が再生表示される。
送信処理Sでは、ステップS242で、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の付帯情報D700Bが、映像表示装置600へ送信されるとする。
図24は、一例としての付帯情報D700Bを示す図である。図24を参照して、付帯情報D700Aは、図23の付帯情報D700Aと比較して、「タイプ」、「タイトル」、「端末用URL」および「表示装置用URL」の項目の情報が異なる。それ以外は、付帯情報D700Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221の処理が終了すると、ステップS222に進む。
ステップS222では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、付帯情報D700Bを受信したとして、ステップS223に進む。
ステップS223では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS224に進むとする。
ステップS224では、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理では、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図24の付帯情報D700Bであるとする。この場合、付帯情報D700Bにおいて、「情報表示手段」は、「端末」および「表示装置」の2つであるので、以下の端末表示制御処理Bおよび表示装置表示制御処理Bが互いに独立して同時に開始される。なお、付帯情報D700Bでは、「リアクション」の情報がない。「リアクション」の情報がある場合の処理は後述する。
端末表示制御処理Bでは、制御部610が、自装置の装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Bを、ステップS223の処理において、付帯情報D700Bと関連性があると判定された端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。
表示装置表示制御処理Bでは、制御部610が、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻に、表示装置用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235b.mpg”にアクセスし、ファイル名が“1235b.mpg”である動画像データの取得を開始する。なお、ファイル名が“1235b.mpg”である動画像データは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。動画像データは、たとえば、MPEG2形式の動画像であるとする。
すなわち、制御部610は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、動画像データのストリーミング受信を開始する。すなわち、動画像データをサービスサーバ800Aから受信しながら、動画像データに基づく画像(以下、広告画像ともいう)を、表示部630の全面に再生表示させる。この広告画像は、たとえば、サッカーの試合のスポンサーのコマーシャルの動画像である。そして、前述のコンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻になると、表示部630に表示されていた広告画像を消去し、広告画像が表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Bは終了する。
受信対応処理Mでは、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Bを受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、前述したのと同様、制御部510が、表示処理Mを実行する。その後、前述したのと同様に、ステップS213の処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
表示処理Mでは、制御部510が、受信した付帯情報D700Bに基づいて、コンテンツを表示部530に表示させる。付帯情報が、付帯情報D700Bである場合、制御部510は、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235b.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。なお、“http://www.bb.ne.jp/1235b.html”で特定されるWebページのデータは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。すなわち、制御部510は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、Webページのデータを受信する。すなわち、ネットワークから、“http://www.bb.ne.jp/1235b.html”で特定されるWebページの情報を受信する。
なお、制御部510が、端末コンテンツ画像を表示部530に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D700Bである場合、「表示時間」が、“00:46:00-00:55:00”であるので、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分秒経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分秒経過した時刻まである。端末コンテンツ画像の表示が終了すると、この表示処理Mは終了する。
この場合、端末コンテンツ画像は、サッカー用品を販売している複数のメーカのうち、好きなメーカに投票するための画像であるとする。この場合、端末コンテンツ画像は、広告提供会社等の広告情報等を表示した画像である。端末コンテンツ画像は、たとえば、以下の端末コンテンツ画像MG300Bであるとする。なお、表示処理Mにおいて、端末コンテンツ画像は、上記「表示時間」に関係なく、インターフェース操作Mによる終了操作が行なわれるまで表示部530に表示されていてもよい。
図25は、一例としての端末コンテンツ画像MG300Bを示す図である。図25を参照して、端末コンテンツ画像MG300Bには、「AA株式会社」、「BB株式会社」、「CC株式会社」というハイパーリンク文字列が表示される。
端末コンテンツ画像MG300Bが表示部530に表示された状態で、インターフェース操作Mがあると、以下の処理が行なわれる。
たとえば、端末コンテンツ画像MG300B内の「AA株式会社」という文字列が、通信端末装置500のインターフェース操作Mにより選択された状態で、決定ボタン541Eの短押操作が行なわれると以下の処理Bが行なわれる。処理Bでは、制御部510が、「AA株式会社」という文字列が選択されたという情報を、リンク先のアンケート集計を行なっている、たとえば、サービスサーバ800Aへ送信する。これにより、サービスサーバ800Aでは、アンケートの集計が可能となる。
なお、制御部510が、終了操作があったと判定すると、制御部510は、VDP532を利用して、表示部530から端末コンテンツ画像MG300Bを消去する。ここで、終了操作とは、インターフェース操作Mによる表示処理Mを終了するための操作である。そして、制御部510は、VDP532を利用して、端末コンテンツ画像MG300Bが表示される前に、表示されていた画像を、表示部530に表示させる。そして、制御部510は、表示処理Mを終了させる。
以上の処理が行なわれことにより、表示部630に広告画像を表示させるとともに、ユーザが参加可能な、好きなメーカに投票を行なうといったアンケート処理を行なうことが可能となる。すなわち、インタラクティブ性のあるメーカの宣伝が可能となる。
前述までの処理は、通信端末装置500の表示部530に自動的に広告情報等を表示させる処理を行なっていた。以下では、通信端末装置500において、ユーザによるインターフェース操作Mがあった場合に、表示部530に広告情報を表示させるための処理について説明する。なお、取得要求コンテンツは、前述した処理と同様、タイトルが「Cサッカー」のコンテンツであるとする。したがって、図15のコンテンツ取扱い処理では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
そして、サービスサーバ800Aでは、ステップS114で、送信処理Sが行なわれる。また、通信端末装置500では、ステップS118で、受信対応処理Mが行なわれる。また、映像表示装置600では、ステップS128で、受信対応処理Tが行なわれる。
再び、図20を参照して、送信処理Sで、ステップS241の処理が行なわれる。ステップS241では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221で、前述したのと同様な処理が行なわれる。この処理により、表示部630に取得要求コンテンツに基づくコンテンツ画像が再生表示される。
送信処理Sでは、ステップS242で、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の付帯情報D700Cが、映像表示装置600へ送信されるとする。
図26は、一例としての付帯情報D700Cを示す図である。図26を参照して、付帯情報D700Cは、図23の付帯情報D700Aと比較して、「リアクション」の項目の情報が異なる。それ以外は、付帯情報D700Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「リアクション」の項目の「決定ボタン」とは、通信端末装置500において、決定ボタン541Eを押下処理するためのインターフェース操作Mがあった場合に、表示部530に広告情報等を表示させることを意味する。
受信対応処理Tでは、ステップS221の処理が終了すると、ステップS222に進む。
ステップS222では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、付帯情報D700Cを受信したとして、ステップS223に進む。
ステップS223では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS224に進むとする。
ステップS224では、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理では、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図26の付帯情報D700Cであるとする。
この場合、付帯情報D700Cにおいて、「情報表示手段」は、「端末」および「表示装置」の2つであるので、以下の端末表示制御処理Cおよび表示装置表示制御処理Cが互いに独立して同時に開始される。
端末表示制御処理Cでは、制御部610が、自装置の装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Cを、ステップS223の処理において、付帯情報D700Cと関連性があると判定された端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。
表示装置表示制御処理Cでは、表示装置表示制御処理Aと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。なお、付帯情報D700Cには、「リアクション」の項目に「決定ボタン」と記載されているので、制御部610は、VDP632を利用して、以下の広告通知画像G300を生成する。そして、制御部610は、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻までの期間、広告通知画像G300を表示部630に表示する。その後、制御部610は、広告通知画像G300が表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Cは終了する。
図27は、一例としての広告通知画像G300を示す図である。図27を参照して、広告通知画像G300には、広告画像が表示される。広告画像は、表示装置表示制御処理Aで表示される広告画像と同じ画像である。この広告画像は、たとえば、サッカーグッズのコマーシャルの動画像である。
また、広告通知画像G300には、広告画像の前面にメッセージ画像G310が表示される。メッセージ画像G310は、ユーザに、通信端末装置500の決定ボタン541Eを押下することで、広告情報を参照できる旨のメッセージが表示される画像である。なお、メッセージ画像G310は、文字を表示した画像ではなく、アイコン等のようなものであってもよい。
なお、表示装置表示制御処理Cにおいて、図26の付帯情報D700Cの情報表示手段の項目において、「(全画面)」の代わりに「(2画面)」と記載されている場合は、以下の処理が行なわれる。
制御部610は、VDP632を利用して、以下の広告通知画像G300Aを生成する。そして、制御部610は、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻までの期間、広告通知画像G300Aを表示部630に表示する。その後、制御部610は、広告通知画像G300Aが表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630の全面に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Cは終了する。
図28は、一例としての広告通知画像G300Aを示す図である。図28を参照して、広告通知画像G300Aは、図27の広告通知画像G300と比較して、コンテンツ画像G320Aがさらに配置される点が異なる。それ以外は、広告通知画像G300と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
コンテンツ画像G320Aは、広告通知画像G300Aが、表示部630に表示される前まで、ステップS221の処理により、表示部630の全面に表示されていたコンテンツ画像を縮小した画像である。これにより、広告画像と、コンテンツ画像を同時に視聴することが可能となる。なお、広告画像と、コンテンツ画像は、互いに重なりあわないように、たとえば、横に並べて、表示部630に表示されてもよい。この場合、広告画像も縮小された画像となる。
再び、図20を参照して、受信対応処理Mでは、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Cを受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、制御部510が、表示処理Mを実行する。表示処理Mは、受信対応処理Mおよび他の処理とは独立して行なわれる処理である。その後、ステップS212の処理は終了する。
表示処理Mでは、制御部510は、付帯情報D700Cの「リアクション」の項目に決定ボタンと記載されている場合、情報参照操作があるか否かを判定する。ここで、情報参照操作とは、決定ボタン541Eを押下処理するためのインターフェース操作Mである。制御部510が、情報参照操作があったと判定すると、以下の処理が行なわれる。
まず、制御部510が、受信した付帯情報に基づいて、コンテンツを表示部530に表示させる。付帯情報が、付帯情報D700Cである場合、制御部510は、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。なお、“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページのデータは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。すなわち、制御部510は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、Webページのデータを受信する。すなわち、ネットワークから、“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページの情報を受信する。
なお、制御部510が、端末コンテンツ画像を表示部530に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D700である場合、「表示時間」が、“00:46:00-00:55:00 ”であるので、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻までの期間である。端末コンテンツ画像の表示が終了すると、この表示処理Mは終了する。
なお、コンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻までの期間に、情報参照操作がない場合は、表示部530に端末コンテンツ画像は表示されない。
ステップS212の処理が終了すると、前述したのと同様に、ステップS213の処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
以上の処理が行なわれことにより、ユーザの意思に応じて、通信端末装置500の表示部530において、広告情報を表示させることが可能となる。
次に、視聴中のコンテンツ画像の見易さを損ねることなく広告情報があることをユーザに通知する処理について説明する。なお、取得要求コンテンツは、前述した処理と同様、タイトルが「Cサッカー」のコンテンツであるとする。したがって、図15のコンテンツ取扱い処理では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
そして、サービスサーバ800Aでは、ステップS114で、送信処理Sが行なわれる。また、通信端末装置500では、ステップS118で、受信対応処理Mが行なわれる。また、映像表示装置600では、ステップS128で、受信対応処理Tが行なわれる。
再び、図20を参照して、送信処理Sで、ステップS241の処理が行なわれる。ステップS241では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221で、前述したのと同様な処理が行なわれる。この処理により、表示部630に取得要求コンテンツに基づくコンテンツ画像が再生表示される。
送信処理Sでは、ステップS242で、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の付帯情報D700Dが、映像表示装置600へ送信されるとする。
図29は、一例としての付帯情報D700Dを示す図である。図29を参照して、付帯情報D700Dは、図26の付帯情報D700Cと比較して、「情報表示手段」、および「表示装置用URL」の項目の情報が異なる。それ以外は、付帯情報D700Cと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221の処理が終了すると、ステップS222に進む。
ステップS222では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、付帯情報D700Dを受信したとして、ステップS223に進む。
ステップS223では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS224に進むとする。
ステップS224では、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理では、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図29の付帯情報D700Dであるとする。
この場合、付帯情報D700Dにおいて、「情報表示手段」は、「端末」および「表示装置」の2つであるので、以下の端末表示制御処理Dおよび表示装置表示制御処理Dが互いに独立して同時に開始される。
端末表示制御処理Dでは、制御部610が、自装置の装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Dを、ステップS223の処理において、付帯情報D700Dと関連性があると判定された端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。
表示装置表示制御処理Dでは、制御部610が、付帯情報D700Dにおいて、「情報表示手段」の項目において、表示装置の横に「(通知)」と記載されており、「リアクション」の項目に「決定ボタン」と記載されているので、VDP632を利用して、以下の広告通知画像G300Dを生成する。広告通知画像G300Dは、表示部630に表示されているコンテンツ画像の前面に、広告情報がある旨を通知するためのメッセージを表示した画像である。
そして、そして、制御部610は、前述のコンテンツ表示開始時刻から46分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から55分経過した時刻までの期間、広告通知画像G300Dを表示部630に表示する。その後、制御部610は、広告通知画像G300Dが表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Dは終了する。
図30は、一例としての広告通知画像G300Dを示す図である。図30を参照して、広告通知画像G300Dは、ステップS221の処理により表示部630に表示されるコンテンツ画像の前面にメッセージ画像G310が表示された画像である。メッセージ画像G310は、図27の広告通知画像G300において説明したメッセージ画像G310と同じなので詳細な説明は繰り返さない。なお、メッセージ画像G310は、文字を表示した画像ではなく、アイコン等のようなものであってもよい。
再び、図20を参照して、受信対応処理Mでは、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Dを受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、制御部510が、表示処理Mを実行する。表示処理Mは、受信対応処理Mおよび他の処理とは独立して行なわれる処理である。その後、ステップS212の処理は終了する。この場合の表示処理Mは、前述した付帯情報D700Cを受信した場合の処理と同様な処理なので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS212の処理が終了すると、前述したのと同様に、ステップS213の処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
以上の処理が行なわれことにより、ユーザの意思に応じて、通信端末装置500の表示部530において、広告情報を表示させることが可能となる。そして、さらに、視聴中のコンテンツ画像の見易さを損ねることなく広告情報があることをユーザに通知することが可能となる。
次に、表示部530に、図18のリスト画像MG200が表示されている状態で、「E音楽」というタイトルを表示するボタン画像MBG214を押下処理するコンテンツ取得操作があった場合の処理について説明する。
再び、図15を参照して、ステップS114の処理が行なわれるまでの処理は、前述したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。ステップS114の後、ステップS115の処理が前述した処理と同様に行なわれる。
この処理により、図10のユーザ情報データD100、図11の嗜好キーワードデータD200、図13(D)の総集計嗜好キーワードデータD430を含む端末情報が、映像表示装置600へ送信されるとする。
映像表示装置600では、端末情報を受信することで、ステップS124において、YESと判定されて、ステップS125に進む。
ステップS125では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
通信端末装置500では、ステップS116の処理が行なわれる。ここでは、「E音楽」というタイトルを表示するボタン画像MBG214を押下処理するコンテンツ取得操作があったとして、ステップS116において、YESと判定され、ステップS117に進む。この場合、取得要求コンテンツは、「E音楽」というタイトルのコンテンツとなる。
ステップS117では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。これにより、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。この場合、コンテンツ取得リモコン信号は、タイトルが「E音楽」の取得要求コンテンツをサービスサーバ800Aから受信するためのリモコン信号である。
映像表示装置600では、ステップS126の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ取得要求としての、タイトルが「E音楽」の取得要求コンテンツを受信するためのコンテンツ取得リモコン信号を受信したとして、ステップS127に進む。
ステップS127では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、コンテンツ取得要求Aが、サービスサーバ800Aへ送信される。コンテンツ取得要求Aには、タイトルが「E音楽」の取得要求コンテンツを特定するためのID番号「1237」と、サービスID(“11MA−S1”)が含まれるとする。
サービスサーバ800Aでは、ステップS142の処理が、前述したのと同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツ取得要求Aを受信したとして、ステップS143に進む。
ステップS143では、前述したのと同様な処理が行なわれ、ステップS144に進む。
ステップS144では、送信処理Sが行なわれる。また、通信端末装置500では、ステップS118で、受信対応処理Mが行なわれる。また、映像表示装置600では、ステップS128で、受信対応処理Tが行なわれる。
再び、図20を参照して、送信処理Sで、ステップS241の処理が行なわれる。ステップS241では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、タイトルが「E音楽」の取得要求コンテンツが、映像表示装置600へストリーミング配信する処理が開始される。
受信対応処理Tでは、ステップS221で、前述したのと同様な処理が行なわれる。この処理により、表示部630に取得要求コンテンツに基づくコンテンツ画像が再生表示される。
送信処理Sでは、ステップS242で、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、付帯情報が、映像表示装置600へ送信される。ここで、送信される付帯情報は、以下の付帯情報D700Eであるとする。
図31は、一例としての付帯情報D700Eを示す図である。図31を参照して、付帯情報D700Eは、図29の付帯情報D700Dと比較して、「ID番号」、「タイトル」、「キーワード」、「表示時間」、「情報表示手段」、「端末用URL」、「RSSデータ」の項目の情報が異なる。それ以外は、付帯情報D700Dと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
受信対応処理Tでは、ステップS221の処理が終了すると、ステップS222に進む。
ステップS222では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、付帯情報D700Eを受信したとして、ステップS223に進む。
ステップS223では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS224に進むとする。
ステップS224では、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理では、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図31の付帯情報D700Eであるとする。
この場合、付帯情報D700Eにおいて、「情報表示手段」は、「端末」および「表示装置」の2つであるので、以下の端末表示制御処理Eおよび表示装置表示制御処理Eが互いに独立して同時に開始される。
端末表示制御処理Eでは、制御部610が、自装置の装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Eを、ステップS223の処理において、付帯情報D700Eと関連性があると判定された端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。
表示装置表示制御処理Eでは、制御部610が、付帯情報D700Eにおいて、「情報表示手段」の項目において、表示装置の横に「(テロップ)」と記載されているので、「RSSデータ」の項目に表示されるURLにアクセスし、RSS(Rich Site Summary,(別名)RDF(Resource Description Framework) Site Summary)形式のデータを受信する。
受信したRSSデータは、たとえば、時間経過に伴い、たとえば、「コンサートチケット予約受付中、予約を行なうには決定ボタンを押してください」という文章が、所定の文字列単位で表示するデータであるとする。
さらに、付帯情報D700Dにおいて、リアクション」の項目に「決定ボタン」と記載されているので、制御部610は、VDP632を利用して、以下の広告通知画像G300Eを生成する。広告通知画像G300Eは、表示部630に表示されているコンテンツ画像の前面に、受信したRSSデータに基づく情報をテロップで表示した画像である。
そして、制御部610は、前述のコンテンツ表示開始時刻から10分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から16分30秒経過した時刻までの期間、広告通知画像G300Eを表示部630に表示する。その後、制御部610は、広告通知画像G300Eが表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Eは終了する。
図32は、一例としての広告通知画像G300Eを示す図である。図32を参照して、広告通知画像G300Eは、図30の広告通知画像G300Dと比較して、メッセージ画像G310の代わりに、テロップとしてのメッセージ画像G340が配置される点が異なる。それ以外は、広告通知画像G300Dと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
メッセージ画像G340には、前述したように、時間経過に伴い、たとえば、「コンサートチケット予約受付中、予約を行なうには決定ボタンを押してください」という文章が、所定の文字列単位で表示される画像である。
再び、図20を参照して、受信対応処理Mでは、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、装置ID(“11TA”)および付帯情報D700Eを受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、制御部510が、表示処理Mを実行する。表示処理Mは、受信対応処理Mおよび他の処理とは独立して行なわれる処理である。その後、ステップS212の処理は終了する。
表示処理Mでは、受制御部510は、付帯情報D700Eの「リアクション」の項目に決定ボタンと記載されている場合、情報参照操作があるか否かを判定する。ここで、情報参照操作とは、決定ボタン541Eを押下処理するためのインターフェース操作Mである。制御部510が、情報参照操作があったと判定すると、以下の処理が行なわれる。
まず、制御部510が、受信した付帯情報に基づいて、コンテンツを表示部530に表示させる。付帯情報が、付帯情報D700Eである場合、制御部510は、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1237.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。なお、“http://www.bb.ne.jp/1237.html”で特定されるWebページのデータは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。すなわち、制御部510は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、Webページのデータを受信する。すなわち、ネットワークから、“http://www.bb.ne.jp/1237.html”で特定されるWebページの情報を受信する。
なお、制御部510が、端末コンテンツ画像を表示部530に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D700Eである場合、「表示時間」が、“00:10:00-00:16:30”であるので、コンテンツ表示開始時刻から10分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から16分30秒経過した時刻までの期間である。端末コンテンツ画像の表示が終了すると、この表示処理Mは終了する。
なお、コンテンツ表示開始時刻から10分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から16分30秒経過した時刻までの期間に、情報参照操作がない場合は、表示部530に端末コンテンツ画像は表示されない。
この場合の端末コンテンツ画像は、たとえば、コンサートチケットを予約するための画像である。端末コンテンツ画像は、たとえば、以下の端末コンテンツ画像MG300Eであるとする。なお、表示処理Mにおいて、端末コンテンツ画像は、上記「表示時間」に関係なく、インターフェース操作Mによる終了操作が行なわれるまで表示部530に表示されていてもよい。
図33は、一例としての端末コンテンツ画像MG300Eを示す図である。図33を参照して、端末コンテンツ画像MG300Eには、「予約を行なう」というハイパーリンク文字列が表示される。
端末コンテンツ画像MG300Eが表示部530に表示された状態で、インターフェース操作Mがあると、以下の処理が行なわれる。
たとえば、端末コンテンツ画像MG300E内の「予約を行なう」という文字列が、通信端末装置500のインターフェース操作Mにより選択された状態で、決定ボタン541Eの短押操作が行なわれると以下の処理Cが行なわれる。処理Cでは、制御部510が、「予約を行なう」という文字列に関連付けされている、予約に必要な情報(たとえば、名前、住所、電話番号等)を入力するためのWebページ画像を、VDP532を利用して、端末コンテンツ画像MG300Eの代わりに表示部530に表示させる。
なお、制御部510が、終了操作があったと判定すると、制御部510は、VDP532を利用して、表示部530から端末コンテンツ画像MG300Eを消去する。ここで、終了操作とは、インターフェース操作Mによる表示処理Mを終了するための操作である。そして、制御部510は、VDP532を利用して、端末コンテンツ画像MG300Eが表示される前に、表示されていた画像を、表示部530に表示させる。そして、制御部510は、表示処理Mを終了させる。
以上の処理が行なわれことにより、ユーザの意思に応じて、通信端末装置500の表示部530において、ユーザの興味のあるサービスを享受することが可能となる。そして、さらに、視聴中のコンテンツ画像の見易さを損ねることなくサービスがあることをユーザに通知することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、通信端末装置500を利用しているユーザに最適な情報(視聴番組の付加情報、視聴者の嗜好に応じた広告)を最適な提供手段にて提供することができるという効果を奏する。
また、本実施の形態では、サービスサーバ800Aから提供されるコンテンツの付帯情報に含まれるキーワード情報を活用することで、別の装置である通信端末装置のユーザに対し、最適な情報のみを提供することができるという効果を奏する。
<第1の実施の形態の変形例1>
本実施の形態では、映像表示装置600が待機モードのときに行なわれる処理について説明する。ここで説明する待機モードとは、映像表示装置600の表示部630の画面はオフであるが、映像表示装置600の通信機能(ネットワークサービスからの広告等の配信を受信する機能)は動作していている状態である。
第1の実施の形態において説明したように、通信端末装置500および映像表示装置600が動作中の場合は、両装置の連携により、通信端末装置500に対応する嗜好情報に応じた付帯情報(番組関連情報、広告情報など)を利用できる。
しかしながら、映像表示装置600の表示部630の画面オフ時においても、映像表示装置600は、通信端末装置500に対応する嗜好情報に関連した付帯情報を記憶部620に蓄積している。これにより、映像表示装置600の表示部630の画面がオフ状態であっても、映像表示装置600は、通信端末装置500に対応する嗜好情報に応じた最適な情報を、通信端末装置500へ提供可能である。具体的には、以下の利用シーンが考えられる。
まず、ユーザが通信端末装置500を利用していない状態(電源オフ状態)から、利用を始めた場合、前回通信端末装置500の利用を終了した時点から今回利用を始めた時までの、通信端末装置500に対応する嗜好情報に応じた最適な情報を、映像表示装置600が、通信端末装置500とデータ通信可能となった時に、通信端末装置500へ提供するという利用シーンである。これにより、通信端末装置500の未使用時の期間に、サービスなどから提供された最適な情報を、通信端末装置500において利用することが可能となる。
また、ユーザが通信端末装置500を宅外で利用する場合、映像表示装置600が、宅外にある通信端末装置500へ情報を提供するという利用シーンである。
本実施の形態では、複数台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下の説明では、2台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下においては、一方の通信端末装置500を、通信端末装置Aともいう。また、他方の通信端末装置500を通信端末装置Bともいう。通信端末装置Aの装置IDは“11MA”であるとする。通信端末装置Bの装置IDは“11MB”であるとする。なお、通信端末装置500の数は、2台に限定されることなく、3台以上であってもよい。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々は、第1の実施の形態と同様、ユーザ情報登録処理、嗜好情報登録処理、嗜好情報設定処理を行なうとする。その結果、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の記憶部520には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータ、嗜好情報設定データが記憶されているとする。
そして、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々は、映像表示装置600に対して、第1の実施の形態と同様、図15のコンテンツ取扱い処理を複数回行なう。
上記処理が行なわれることにより、映像表示装置600の記憶部620には、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の端末情報が記憶される。第1の実施の形態と同様、端末情報は、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータが含まれるとする。通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の端末情報は、異なる情報であるとする。
また、映像表示装置600の記憶部620には、上記処理が行なわれることにより、複数種類の付帯情報が記憶されているとする。
次に、待機モードである映像表示装置600が行なう付帯情報送信処理について説明する。
図34は、付帯情報送信処理のフローチャートである。図34を参照して、ステップS310では、通信端末装置が検出されたか否かが判定される。具体的には、制御部610が、電源がオン状態の通信端末装置500がネットワークに接続され、通信端末装置500とデータ通信可能となったか否かを判定する。ステップS310において、YESならば、ステップS311に進む。一方、ステップS310において、NOならば、再度、ステップS310の処理が行なわれる。
ステップS311では、装置ID受信処理が行なわれる。装置ID受信処理では、検出した通信端末装置500に対して、装置IDの要求を行なうことで、検出した通信端末装置500の装置IDを受信する。その後、ステップS312に進む。
ステップS312では、付帯情報関連性判定処理が行なわれる。付帯情報関連性判定処理では、制御部610が、受信した装置IDに対応づけて記憶部620に記憶されている端末情報を読出す。そして、読出した端末情報に含まれる嗜好判定キーワードデータに含まれる複数のキーワードのいずれかを含む付帯情報(以下、嗜好度大付帯情報ともいう。)が、記憶部620にあるか否かを判定する。すなわち、嗜好度大付帯情報は、端末情報と関連性のある付帯情報である。
たとえば、嗜好判定キーワードデータに含まれるキーワードが「サッカー」である場合、記憶部620に、たとえば、図21の付帯情報D700が記憶されている場合、制御部610は、嗜好度大付帯情報があると判定する。この場合、付帯情報D700は、嗜好度大付帯情報である。その後、ステップS313に進む。
ステップS313では、ステップS312の処理において、制御部610が、嗜好度大付帯情報があると判定した場合、ステップS314に進む。一方、ステップS312の処理において、制御部610が、嗜好度大付帯情報がないと判定した場合、再度、ステップS310の処理が行なわれる。
ステップS314では、制御部610が、受信した装置IDの通信端末装置500へ、嗜好度大付帯情報を送信する。その後、再度、ステップS310の処理が行なわれる。嗜好度大付帯情報は、たとえば、図21の付帯情報D700であるとする。
嗜好度大付帯情報を受信した通信端末装置500は、前述した図20のステップS212の処理を行なう。すなわち、制御部510が、嗜好度大付帯情報に含まれる端末用URLにアクセスして、広告情報を表示部530に表示させる。
以上の処理が行なわれることにより、映像表示装置600が待機モードであっても、通信端末装置500とデータ通信が可能になるだけで、自動的に、表示部530に情報を参照することができる。また、通信端末装置500のユーザは、受信した情報を、出先で気軽に参照することができる。
また別の利用シーンとして、映像表示装置600が待機モードであったとしても、広告スポンサー側からの広告の投げ掛けにより、映像表示装置600を通常モードにして、広告情報へと誘導するようなことも可能になる。
<第1の実施の形態の変形例2>
本実施の形態では、ユーザのコンテンツの視聴状態に応じて、広告情報を表示する頻度を変更させる。本実施の形態では、複数台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下の説明では、2台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下においては、一方の通信端末装置500を、通信端末装置Aともいう。また、他方の通信端末装置500を通信端末装置Bともいう。通信端末装置Aの装置IDは“11MA”であるとする。通信端末装置Bの装置IDは“11MB”であるとする。なお、通信端末装置500の数は、2台に限定されることなく、3台以上であってもよい。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々は、第1の実施の形態と同様、ユーザ情報登録処理、嗜好情報登録処理、嗜好情報設定処理を行なうとする。その結果、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の記憶部520には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータ、嗜好情報設定データが記憶されているとする。
そして、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々は、映像表示装置600に対して、第1の実施の形態と同様、図15のコンテンツ取扱い処理を複数回行なう。
上記処理が行なわれることにより、映像表示装置600の記憶部620には、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の端末情報が記憶される。第1の実施の形態と同様、端末情報は、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータが含まれるとする。通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の端末情報は、異なる情報であるとする。
また、映像表示装置600の記憶部620には、上記処理が行なわれることにより、複数種類の付帯情報が記憶されているとする。
次に、表示部630にコンテンツが再生表示されている映像表示装置600が行なう付帯情報送信頻度設定処理について説明する。なお、映像表示装置600は、通信端末装置500とデータ通信可能な状態であり、通信端末装置500の装置IDは受信しているとする。また、通信端末装置500の表示部530には、リモコン画像MG100が表示されており、通信端末装置500はリモコンモードに設定されているとする。
図35は、付帯情報送信頻度設定処理のフローチャートである。図35を参照して、ステップS412では、図34のステップS312と同様、付帯情報関連性判定処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、複数の嗜好度大付帯情報があると判定されたとする。その後、ステップS413に進む。
ステップS413では、制御部610が、所定時間内に、所定個数以上のリモコン信号を受信したか否かを判定する。所定時間は、たとえば、10分であるとする。所定個数は、たとえば、2個とする。ステップS413において、YESならば、ステップS414Aに進む。テップS413において、YESと判定されるということは、ユーザが、通信端末装置500の操作を頻繁に行なっているため、表示部630に表示されているコンテンツをじっくり見ていないということになる。一方、ステップS413において、NOならば、ステップS414Bに進む。
ステップS414Aでは、制御部610が、嗜好度大付帯情報の送信時間間隔を低くする。なお、嗜好度大付帯情報の送信時間間隔とは、制御部610が、通信端末装置500へ、嗜好度大付帯情報を送信する時間の間隔である。送信時間間隔の初期値は、たとえば、20分であるとする。この場合、制御部610が、通信端末装置500へ、嗜好度大付帯情報を20分毎に送信することになる。ここでは、制御部610が、送信時間間隔を、たとえば、半分に設定する。この場合、送信時間間隔は、10分となる。その後、再度、ステップS413の処理が行なわれる。
ステップS414Bでは、制御部610が、嗜好度大付帯情報の送信時間間隔を上げる。ここでは、制御部610が、送信時間間隔を、たとえば、2倍に設定する。現在の送信時間間隔が、たとえば、20分であれば、送信時間間隔は、40分となる。その後、再度、ステップS413の処理が行なわれる。
なお、映像表示装置600は、付帯情報送信頻度設定処理により設定された送信時間間隔で、通信端末装置500へ、嗜好度大付帯情報を送信する。
そして、嗜好度大付帯情報を受信した通信端末装置500は、前述した図20のステップS212の処理を行なう。すなわち、制御部510が、嗜好度大付帯情報に含まれる端末用URLにアクセスして、広告情報を表示部530に表示させる。すなわち、前述の送信時間間隔が短いほど、表示部530に表示される広告情報は頻繁に代わることになる。すなわち、コンテンツをじっくり見ていないユーザの通信端末装置500に効果的に広告情報を表示させることができるという効果を奏する。このことにより、ユーザがコンテンツに興味が無い場合に、ユーザの興味のある広告への誘導にも繋がる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、映像表示装置600の表示部630で表示されているコンテンツに付帯する付帯情報に応じて、様々な態様でコンテンツ、情報等を表示させる処理について説明する。
本実施の形態では、複数台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下の説明では、2台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下においては、一方の通信端末装置500を、通信端末装置Aともいう。また、他方の通信端末装置500を通信端末装置Bともいう。通信端末装置Aの装置IDは“11MA”であるとする。通信端末装置Bの装置IDは“11MB”であるとする。なお、通信端末装置500の数は、2台に限定されることなく、3台以上であってもよい。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々は、第1の実施の形態と同様、ユーザ情報登録処理、嗜好情報登録処理、嗜好情報設定処理を行なうとする。その結果、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の記憶部520には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータ、嗜好情報設定データが記憶されているとする。
そして、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々は、映像表示装置600に対して、第1の実施の形態と同様、図15のコンテンツ取扱い処理を複数回行なう。
上記処理が行なわれることにより、映像表示装置600の記憶部620には、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の端末情報が記憶される。第1の実施の形態と同様、端末情報には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータが含まれるとする。通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の端末情報は、異なる情報であるとする。また、映像表示装置600の記憶部620には、上記処理が行なわれることにより、複数種類の付帯情報が記憶されているとする。
通信端末装置Aに登録されているユーザ情報データは、一例として、図10のユーザ情報データD100であるとする。また、通信端末装置Bに登録されているユーザ情報データは、一例として、以下のユーザ情報データD100Aであるとする。すなわち、記憶部620に記憶される通信端末装置Aの端末情報に含まれるユーザ情報データは、ユーザ情報データD100であるとする。記憶部620に記憶される通信端末装置Bの端末情報に含まれるユーザ情報データは、以下のユーザ情報データD100Aであるとする。
図36は、一例としてのユーザ情報データD100Aを示す図である。図36を参照して、ユーザ情報データD100Aにおける各項目は、図10のユーザ情報データD100において説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
次に、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bとデータ通信可能な映像表示装置600が行なう付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600は、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の装置IDは受信しているとする。また、表示部630には、コンテンツが再生表示されているとする。また、サービスサーバ800Aは、表示部630で再生表示されているコンテンツに対応する付帯情報を、映像表示装置600へ送信するとする。
図37は、付帯情報対応処理のフローチャートである。図37を参照して、ステップS510では、制御部610が、付帯情報を受信したか否かを判定する。ステップS510において、YESならば、ステップS512に進む。一方、ステップS510において、NOならば、再度、ステップS510の処理が行なわれる。ここでは、以下の付帯情報D710を受信したとして、ステップS512に進む。
図38は、一例としての付帯情報D710を示す図である。図38を参照して、付帯情報D710の各項目は、付帯情報D700、付帯情報D700A、付帯情報D700B、付帯情報D700C、付帯情報D700D、付帯情報D700Eのいずれかにおいて説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
付帯情報D710では、「端末用URL」が2つある。また、「性別」の項目の情報が2つある。左の「端末用URL」は、性別が「男」に対応するURLである。一方、右の「端末用URL」は、性別が「女」に対応するURLである。
再び、図37を参照して、ステップS512では、付帯情報関連性判定処理Aが行なわれる。付帯情報関連性判定処理Aでは、受信した付帯情報と端末情報との関連性の有無が判定される。具体的には、制御部610が、受信した付帯情報に含まれるキーワードを含む嗜好判定キーワードデータを含む端末情報(以下、嗜好度大端末情報ともいう。)が記憶部620に記憶されているか否かを判定する。ここで、受信した付帯情報は、付帯情報D710であるとする。この場合、受信した付帯情報に含まれるキーワードは、「車」である。
この場合、「車」というキーワードを含む嗜好判定キーワードデータを含む嗜好度大端末情報が、記憶部620には、たとえば、2つ記憶されているとする。また、この2つの端末情報にそれぞれ対応する装置IDは、“11MA”および“11MB”であるとする。記憶部620に1つ以上の嗜好度大端末情報が記憶されている場合、制御部610は、嗜好度大端末情報があると判定する。すなわち、制御部610は、受信した付帯情報と嗜好度大端末情報とは関連性があると判定する。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、ステップS512の処理において、制御部610が、嗜好度大端末情報があると判定した場合、ステップS514Aに進む。一方、ステップS512の処理において、制御部610が、嗜好度大端末情報がないと判定した場合、後述するステップS514Bに進む。ここでは、装置ID“11MA” および装置ID“11MB”の各々に対応する嗜好度大端末情報があると判定されたとして、ステップS514Aに進む。
ステップS514Aでは、表示制御処理Aが行なわれる。表示制御処理Aでは、前述した図20のステップS224と同様に、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理Aでは、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図38の付帯情報D710であるとする。この場合、付帯情報D710において、「情報表示手段」は、「端末」および「表示装置」の2つであるので、以下の端末表示制御処理Nおよび表示装置表示制御処理Nが互いに独立して同時に開始される。
端末表示制御処理Nでは、制御部610が、自装置の装置ID(“11TA”)および付帯情報D710を、ステップS512の処理において、付帯情報D710と関連性があると判定された嗜好度大端末情報が示す装置IDの通信端末装置500へ送信する。ここでは、嗜好度大端末情報は、2つあり、対応する装置IDは、“11MA”、“11MB”である。そのため、装置IDが“11MA”の通信端末装置Aおよび装置IDが“11MB”の通信端末装置Bへ、付帯情報D710が送信される。
表示装置表示制御処理Nでは、制御部610が、表示部630に表示されているコンテンツのコンテンツ表示開始時刻から20分経過した時刻に、表示装置用URLである“http://www.bb.ne.jp/1335a.mpg”にアクセスし、ファイル名が“1335a.mpg”である動画像データの取得を開始する。なお、ファイル名が“1335a.mpg”である動画像データは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。動画像データは、たとえば、MPEG2形式の動画像であるとする。
すなわち、制御部610は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、動画像データのストリーミング受信を開始する。すなわち、動画像データをサービスサーバ800Aから受信しながら、動画像データに基づく画像(以下、広告画像ともいう)を、表示部630の全面に再生表示させる。この広告画像は、たとえば、車のメーカーが排出ガスの低減を行なっていることを知らせるためのコマーシャルの動画像である。そして、前述のコンテンツ表示開始時刻から25分経過した時刻になると、表示部630に表示されていた広告画像を消去し、広告画像が表示される前に表示されていたコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。これにより、表示装置画像表示処理Nは終了する。その後、再度、ステップS510の処理が行なわれる。
付帯情報を受信した通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々では、制御部510が、表示処理MMを行なう。表示処理MMでは、受信した付帯情報と、自装置ユーザ情報データとに基づいて、情報を表示部530に表示させる。付帯情報が、図38の付帯情報D710である場合、通信端末装置Aの制御部510は、自装置のユーザ情報データD100に基づいて、情報を表示部530に表示させる。この場合、ユーザ情報データD100に含まれる性別の情報は、「男」であるので、制御部510は、付帯情報D710に含まれる「男」の列に対応する端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1335a.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。
なお、“http://www.bb.ne.jp/1335a.html”で特定されるWebページのデータは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。すなわち、制御部510は、サービスサーバ800Aにアクセスし、サービスサーバ800Aから、Webページのデータを受信する。すなわち、ネットワークから、“http://www.bb.ne.jp/1335a.html”で特定されるWebページの情報を受信する。
なお、制御部510が、端末コンテンツ画像を表示部530に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D710である場合、「表示時間」が、“00:20:00-00:25:00”であるので、前述のコンテンツ表示開始時刻から20分経過した時刻から、コンテンツ表示開始時刻から25分経過した時刻までの期間ある。端末コンテンツ画像の表示が終了すると、通信端末装置Aにおける、表示処理MMは終了する。
この場合、端末コンテンツ画像は、たとえば、男性用の車の情報を示す画像である。なお、表示処理MMにおいて、端末コンテンツ画像は、上記「表示時間」に関係なく、インターフェース操作Mによる終了操作が行なわれるまで表示部530に表示されていてもよい。
通信端末装置Bでは、前述した通信端末装置Aにおける表示処理MMと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、通信端末装置Bにおける表示部530には、“http://www.bb.ne.jp/1335b.html”で特定されるWebページの情報を表示した端末コンテンツ画像が表示される。この場合、端末コンテンツ画像は、たとえば、女性用の車の情報を示す画像である。
以上の処理が行なわれることにより、映像表示装置600の表示部630において、複数台の通信端末装置の嗜好に共通する広告画像を表示させる共に、複数台の通信端末装置の各々において、複数台の通信端末装置の各々の端末情報に応じた情報を表示させることが可能となる。
次に、前述した付帯情報とは異なる付帯情報を受信した場合の付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の条件は、前述した付帯情報D710を受信する場合と同様であるとする。
再び、図37を参照して、ステップS510では、以下の付帯情報D710Aを受信したとして、ステップS512に進む。
図39は、一例としての付帯情報D710Aを示す図である。図39を参照して、付帯情報D710Aは、図38の付帯情報D710と比較して、「性別」、「年齢」の項目の情報が異なる。それ以外は、付帯情報D710と同様なので詳細な説明は繰り返さない。付帯情報D710Aでは、「年齢」の項目の情報が2つある。左の「端末用URL」は、年齢が「30以上」に対応するURLである。一方、右の「端末用URL」は、年齢が「30未満」に対応するURLである。
再び、図37を参照して、ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、2つの嗜好度大端末情報があると判定されたとする。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、ステップS512の処理において、装置ID“11MA” および装置ID“11MB”の各々に対応する嗜好度大端末情報があると判定されたとして、ステップS514Aに進む。
ステップS514Aでは、前述したのと同様に端末表示制御処理Nおよび表示装置表示制御処理Nが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
端末表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、装置IDが“11MA”の通信端末装置Aおよび装置IDが“11MB”の通信端末装置Bへ、付帯情報D710Aが送信される。
表示装置表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部630の全面に広告画像が表示される。
付帯情報を受信した通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々では、制御部510が、前述したのと同様に表示処理MMを行なうので詳細な説明は繰り返さない。
通信端末装置Aでは、この場合、ユーザ情報データD100に含まれる年齢は、“51”であるので、制御部510は、付帯情報D710Aに含まれる年齢が“30以上”の列に対応する端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1335a.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。この場合、端末コンテンツ画像は、たとえば、30歳以上のユーザを対象にした車の情報を示す画像である。
通信端末装置Bでは、前述した通信端末装置Aにおける表示処理MMと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、通信端末装置Bにおける表示部530には、“http://www.bb.ne.jp/1335b.html”で特定されるWebページの情報を表示した端末コンテンツ画像が表示される。この場合、端末コンテンツ画像は、たとえば、30歳未満のユーザを対象にした車の情報を示す画像である。
以上の処理が行なわれることにより、映像表示装置600の表示部630において、複数台の通信端末装置の嗜好に共通する広告画像を表示させる共に、複数台の通信端末装置の各々において、複数台の通信端末装置の各々の端末情報に応じた情報を表示させることが可能となる。
なお、通信端末装置が、付帯情報に含まれる複数の端末用URLから、1つの端末用URLを選択するための情報は、前述した性別、情報等に限定されない。たとえば、趣味であってもよい。この場合、複数台の通信端末装置の各々において、複数台の通信端末装置の各々の嗜好に応じた情報を表示させることが可能となる。
次に、前述した付帯情報とは異なる付帯情報を受信した場合の付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の条件は、前述した付帯情報D710を受信する場合と同様であるとする。通信端末装置Aおよび通信端末装置Bのそれぞれに対応する2つの端末情報の各々に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれるとする。
再び、図37を参照して、ステップS510では、図23の付帯情報D700Aを受信したとして、ステップS512に進む。
ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、2つの嗜好度大端末情報があると判定されたとする。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、ステップS512の処理において、装置ID“11MA” および装置ID“11MB”の各々に対応する嗜好度大端末情報があると判定されたとして、ステップS514Aに進む。なお、装置ID“11MA” および装置ID“11MB”の各々に対応する嗜好度大端末情報は、「サッカー」というキーワードを含む嗜好判定キーワードデータを含むとする。
ステップS514Aでは、前述したのと同様に端末表示制御処理Nおよび表示装置表示制御処理Nが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
端末表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、装置IDが“11MA”の通信端末装置Aおよび装置IDが“11MB”の通信端末装置Bへ、図23の付帯情報D700Aが送信される。
表示装置表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部630の全面に広告画像が表示される。
付帯情報を受信した通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々では、制御部510が、前述した図20のステップS212と同様に表示処理Mを行なうので詳細な説明は繰り返さない。
通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々では、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。
以上の処理が行なわれることにより、映像表示装置600の表示部630において、複数台の通信端末装置の嗜好に共通する広告画像を表示させる共に、複数台の通信端末装置の各々において、共通の情報を表示させることが可能となる。
次に、前述した付帯情報とは異なる付帯情報を受信した場合の付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の条件は、前述した付帯情報D710を受信する場合と同様であるとする。通信端末装置Aに対応する端末情報に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれるとする。なお、通信端末装置Bに対応する端末情報に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれないとする。
再び、図37を参照して、ステップS510では、図23の付帯情報D700Aを受信したとして、ステップS512に進む。
ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、1つの嗜好度大端末情報があると判定されたとする。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、ステップS512の処理において、装置ID“11MA”に対応する嗜好度大端末情報があると判定されたとして、ステップS514Aに進む。なお、装置ID“11MA”に対応する嗜好度大端末情報は、「サッカー」というキーワードを含む嗜好判定キーワードデータを含むとする。
ステップS514Aでは、前述したのと同様に端末表示制御処理Nおよび表示装置表示制御処理Nが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
端末表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、装置IDが“11MA”の通信端末装置Aへ、図23の付帯情報D700Aが送信される。
表示装置表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部630の全面に広告画像が表示される。
付帯情報を受信した通信端末装置Aでは、制御部510が、前述した図20のステップS212と同様に表示処理Mを行なうので詳細な説明は繰り返さない。
通信端末装置Aでは、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。
以上の処理が行なわれることにより、映像表示装置600の表示部630において、通信端末装置Aの嗜好に基づく広告画像を表示させる共に、複数台の通信端末装置のうち、受信した付帯情報に関連する端末情報を有する通信端末装置Aのみにおいて情報を表示させることが可能となる。
次に、前述した付帯情報とは異なる付帯情報を受信した場合の付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の条件は、前述した付帯情報D710を受信する場合と同様であるとする。通信端末装置Aおよび通信端末装置Bのそれぞれに対応する2つの端末情報の各々に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれるとする。
再び、図37を参照して、ステップS510では、以下の付帯情報D710Bを受信したとして、ステップS512に進む。
図40は、一例としての付帯情報D710Bを示す図である。図40を参照して、付帯情報D710Bは、図23の付帯情報D700Aと比較して、「情報表示手段」、「端末用URL」が異なる。それ以外は、付帯情報D700Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図37を参照して、ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、2つの嗜好度大端末情報があると判定されたとする。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、ステップS512の処理において、装置ID“11MA” および装置ID“11MB”の各々に対応する嗜好度大端末情報があると判定されたとして、ステップS514Aに進む。なお、装置ID“11MA” および装置ID“11MB”の各々に対応する嗜好度大端末情報は、「サッカー」というキーワードを含む嗜好判定キーワードデータを含むとする。
ステップS514Aでは、付帯情報D710Bにおいて、情報表示手段が「表示装置」のみであるため、制御部510は、前述した表示装置表示制御処理Nのみを行なう。
表示装置表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部630の全面に広告画像が表示される。
以上の処理が行なわれることにより、映像表示装置600の表示部630において、複数台の通信端末装置の嗜好に共通する広告画像を表示させることが可能となる。
次に、前述した付帯情報とは異なる付帯情報を受信した場合の付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の条件は、前述した付帯情報D710を受信する場合と同様であるとする。通信端末装置Aに対応する端末情報に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれるとする。なお、通信端末装置Bに対応する端末情報に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれないとする。
再び、図37を参照して、ステップS510では、図21の付帯情報D700を受信したとして、ステップS512に進む。
ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、1つの嗜好度大端末情報があると判定されたとする。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、ステップS512の処理において、装置ID“11MA”に対応する嗜好度大端末情報があると判定されたとして、ステップS514Aに進む。なお、装置ID“11MA”に対応する嗜好度大端末情報は、「サッカー」というキーワードを含む嗜好判定キーワードデータを含むとする。
ステップS514Aでは、付帯情報D700において、情報表示手段が「端末」のみであるため、制御部510は、前述した端末表示制御処理Nのみを行なう。
端末表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、装置IDが“11MA”の通信端末装置Aへ、図21の付帯情報D700が送信される。
付帯情報を受信した通信端末装置Aでは、制御部510が、前述した図20のステップS212と同様に表示処理Mを行なうので詳細な説明は繰り返さない。
通信端末装置Aでは、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成し、表示部530に表示させる。
以上の処理が行なわれることにより、複数台の通信端末装置のうち、受信した付帯情報に関連する端末情報を有する通信端末装置Aのみにおいて情報を表示させることが可能となる。
次に、前述した付帯情報とは異なる付帯情報を受信した場合の付帯情報対応処理について説明する。なお、映像表示装置600、通信端末装置Aおよび通信端末装置Bの各々の条件は、前述した付帯情報D710を受信する場合と同様であるとする。通信端末装置Aおよび通信端末装置Bのそれぞれに対応する2つの端末情報の各々に含まれる嗜好判定キーワードデータには、「サッカー」というキーワードが含まれないとする。
再び、図37を参照して、ステップS510では、図40の付帯情報D710Bを受信したとして、ステップS512に進む。
ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、嗜好度大端末情報がないと判定されたとする。その後、ステップS513に進む。
ステップS513では、嗜好度大端末情報がないため、ステップS514Bに進む。
ステップS514Bでは、表示制御処理Bが行なわれる。表示制御処理Bでは、前述した図20のステップS224と同様に、表示制御処理が行なわれる。表示制御処理Bでは、制御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた処理を行なう。ここでは、付帯情報は、図40の付帯情報D710Bであるとする。この場合、付帯情報D710Bにおいて、「情報表示手段」は、「表示装置」であるので、以下の表示装置表示制御処理Nが開始される。
表示装置表示制御処理Nでは、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部630の全面に広告画像が表示される。
以上説明したように、本実施の形態では、受信した付帯情報に応じて、様々な態様でコンテンツ、情報等を表示させることが可能となる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態では、映像表示装置600が、通信端末装置500を検出できない場合の処理について説明する。
本実施の形態では、通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。以下の説明では、通信端末装置500が、映像表示装置600に対して、後述する処理を行なうとする。通信端末装置500の装置IDは“11MA”であるとする。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、通信端末装置500は、第1の実施の形態と同様、ユーザ情報登録処理、嗜好情報登録処理、嗜好情報設定処理を行なうとする。その結果、通信端末装置500の記憶部520には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータ、嗜好情報設定データが記憶されているとする。
そして、通信端末装置500は、映像表示装置600に対して、第1の実施の形態と同様、図15のコンテンツ取扱い処理を複数回行なう。
上記処理が行なわれることにより、映像表示装置600の記憶部620には、通信端末装置500の端末情報が記憶される。第1の実施の形態と同様、端末情報には、ユーザ情報データ、嗜好キーワードデータおよび総集計嗜好キーワードデータが含まれるとする。また、映像表示装置600の記憶部620には、上記処理が行なわれることにより、複数種類の付帯情報が記憶されているとする。
次に、映像表示装置600が行なう付帯情報対応処理Aについて説明する。なお、映像表示装置600は、通信端末装置500の装置IDは受信しているとする。また、表示部630には、コンテンツが再生表示されているとする。また、サービスサーバ800Aは、表示部630で再生表示されているコンテンツに対応する付帯情報を、映像表示装置600へ送信するとする。
なお、付帯情報対応処理Aが行なわれる前に、映像表示装置600では、通信端末装置500が検出されない場合において、付帯情報に含まれる端末用URLに基づく情報を、表示部630に表示させるための表示レイアウトの設定処理(以下、レイアウト設定処理ともいう)が行なわれているとする。レイアウト設定処理では、通信端末装置500におけるインターフェース操作Mにより、制御部610が、以下に示す複数の表示レイアウトの中から1つを選択し、選択したレイアウトを示すデータ(以下、レイアウト選択データともいう)を記憶部620に記憶させる。これにより、レイアウト設定処理は終了する。
図41は、一例としての複数の表示レイアウトを示す図である。図41(A)は、表示レイアウトAを示す図である。表示レイアウトAでは、コンテンツ画像の前面に、端末URLに基づく広告情報を表示させるレイアウトである。図41(B)は、表示レイアウトBを示す図である。表示レイアウトBでは、コンテンツ画像と、端末URLに基づく広告情報を表示させた端末コンテンツ画像とを、重なりあわないように配置した画像である。
図41(C)は、表示レイアウトCを示す図である。表示レイアウトCでは、コンテンツ画像の前面に、端末URLに基づく広告情報をOSD(On Screen Display)表示させるレイアウトである。図41(D)は、表示レイアウトDを示す図である。表示レイアウトDでは、コンテンツ画像の前面に、端末URLに基づく広告情報をテロップ表示させるレイアウトである。
ここでは、一例として、表示レイアウトAを選択したレイアウト選択データが記憶部620に記憶されているとする。
図42は、付帯情報対応処理Aのフローチャートである。図42を参照して、ステップS610では、制御部610が、付帯情報を受信したか否かを判定する。ステップS610において、YESならば、ステップS611に進む。一方、ステップS610において、NOならば、再度、ステップS610の処理が行なわれる。ここでは、付帯情報を受信したとして、ステップS611に進む。
ステップS611では、通信端末装置が検出されたか否かが判定される。具体的には、制御部610が、電源がオン状態の通信端末装置500がネットワークに接続され、通信端末装置500とデータ通信可能となったか否かを判定する。ステップS611において、YESならば、ステップS614に進む。一方、ステップS611において、NOならば、再度、ステップS611の処理が行なわれる。
ステップS614では、表示処理MTが行なわれる。表示処理MTでは、御部610が、受信した付帯情報に含まれる「表示時間」、「情報表示手段」および「リアクション」の情報に応じた表示処理を行なう。
表示処理MTでは、制御部610が、受信した付帯情報およびレイアウト選択データに基づいて、端末情報表示画像を生成し、生成した端末情報表示画像を表示部630に表示させる。付帯情報が、図21の付帯情報D700である場合、制御部510は、端末用URLである“http://www.bb.ne.jp/1235.html”で特定されるWebページにアクセスし、Webページの広告情報を表示させた端末コンテンツ画像を生成する。そして、レイアウト選択データが、表示レイアウトAを選択したデータである場合、制御部610は、図41(A)のように、コンテンツ画像内に広告情報を表示させた端末コンテンツ画像を配置した端末情報表示画像を生成し、生成した端末情報表示画像を表示部630に表示させる。
なお、制御部610が、端末情報表示画像を表示部630に表示させる期間は、付帯情報が、付帯情報D700である場合、「表示時間」が、“00:00:00-00:10:30”であるので、前述のコンテンツ表示開始時刻から、10分30秒経過した時刻まである。端末情報表示画像の表示が終了すると、この表示処理MTは終了する。そして、ステップS614の処理は終了し、再度、ステップS610の処理が行なわれる。
なお、ステップS614の表示処理MTにおいて、付帯情報が、図21の付帯情報D700であり、レイアウト選択データが、表示レイアウトBを選択したデータである場合、制御部610は、前述したのと同様、端末用URLにアクセスし、端末コンテンツ画像を生成する。そして、制御部610は、図41(B)のように、コンテンツ画像と、端末コンテンツ画像とが重なりあわないように配置した端末情報表示画像を生成し、生成した端末情報表示画像を表示部630に表示させる。
また、ステップS614の表示処理MTにおいて、付帯情報が、図21の付帯情報D700であり、レイアウト選択データが、表示レイアウトCを選択したデータである場合、制御部610は、前述したのと同様、端末用URLにアクセスし、広告情報を取得する。そして、制御部610は、図41(C)のように、コンテンツ画像の前面に、端末URLに基づく広告情報をOSD表示させた端末情報表示画像を生成し、生成した端末情報表示画像を表示部630に表示させる。OSD表示では、文字を見易くするために大きなフォントサイズで、広告情報を表示してもよい。
また、ステップS614の表示処理MTにおいて、付帯情報が、図21の付帯情報D700であり、レイアウト選択データが、表示レイアウトDを選択したデータである場合、制御部610は、前述したのと同様、端末用URLにアクセスし、広告情報を取得する。そして、制御部610は、図41(D)のように、コンテンツ画像の前面に、端末URLに基づく広告情報をテロップ表示させた端末情報表示画像を生成し、生成した端末情報表示画像を表示部630に表示させる。
また、ステップS614の表示処理MTにおいて、付帯情報が、図21の付帯情報D700において、「情報表示手段」の項目の「端末」がない情報である場合、制御部610は、前述したのと同様、端末用URLにアクセスし、広告情報を取得する。そして、制御部610は、取得した広告情報を、レイアウト選択データに関わらず、表示部630の全面に表示させるための端末情報表示画像を生成し、生成した端末情報表示画像を表示部630に表示させる。
以上説明したように、本実施の形態では、映像表示装置600の表示部630にコンテンツが表示されている状態で、サービスサーバ800Aから、表示部630で再生表示されているコンテンツに対応する付帯情報を受信した場合において、通信端末装置500を検出できない場合においても、通信端末装置500にのみ表示される情報を表示部630に表示させる。
したがって、通信端末装置500がない場合でも、通信端末装置500にのみ表示される情報を参照することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50 通信部、70 ネットワーク、180,180A プログラム、300 リモコン、500 通信端末装置、510,610,810 制御部、520,620,820 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555,555A 記録媒体、600 映像表示装置、800A サービスサーバ、800S 検索サーバ、800W Webサーバ、1000 ネットワークシステム。