JP6064885B2 - ガスケット、エンジンの排気系部品取付構造、及びガスケットの取付け方法 - Google Patents
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Description
上記所定の回転方向は、一方のフランジにおける連通孔、ガスケットの第2挿通孔、及び他方のフランジにおける連通孔が連通する回転方向とすることができる。
具体的には、第1挿通孔に対してスタッドボルトを挿通した状態、すなわちスタッドボルトにガスケットを吊り下げた状態において、所定の回転方向に回転させた他方のフランジが当接する立設部を設けたことで、ガスケットは、他方のフランジの回転に追従して回転することができる。
従って、ガスケット、及びガスケットの取付け方法は、立設部によって、一対のフランジにおける連通孔に対する第2挿通孔の位置決めを容易にして、組付け性を向上することができる。
具体的には、第2スタッドボルトに対応する第2挿通孔は、所定の回転方向に対して逆方向から第2スタッドボルトの挿入を許容することができる。そして、所定の回転方向で第2スタッドボルトと当接するため、第2スタッドボルトに対応する第2挿通孔は、所定の回転方向へのガスケットの回転を規制することができる。
従って、ガスケットは、所定の回転方向への移動を規制されることで、フランジに対する位置決めを容易にして、組付け性を向上することができる。
この発明により、ガスケットは、一対のフランジにおける連通孔と第2挿通孔との微少な位置ズレを、立設部の弾性変形によって調整することができる。
従って、ガスケットは、弾性を有する立設部によって、一対のフランジにおける連通孔と第2挿通孔との位置決めを容易にすることができる。
具体的には、スタッドボルトに吊り下げた状態において、ガスケットは、搬送による振動などによって、スタッドボルトを回転軸にして容易に揺動することができる。このため、ガスケットを吊り下げた一方のフランジに対して他方のフランジを装着する際、ガスケットが揺動することで、立設部と他方のフランジとが当接し難くなるおそれがある。
この発明により、ガスケットは、一対のフランジにおける連通孔に対する第2挿通孔の位置ズレを抑制することができる。
さらに、例えば、エンジンと下流側排気系部品との干渉などによって、スタッドボルトの軸方向から下流側排気系部品の取付けが困難な場合、エンジンの排気系部品取付構造は、スタッドボルトを回転軸にして、スタッドボルトに吊り下げた下流側排気系部品を回転させて上流側排気系部品に取付けることがある。
なお、図1はディーゼルエンジン1における排気系部品2の背面図を示し、図2はディーゼルエンジン1における排気系部品2の右側面図を示し、図3は上流側フランジ13における外観斜視図を示し、図4は下流側フランジ21における右側面図を示し、図5はガスケット30における外観斜視図を示している。
また、図2において、要部を明確にするため排気過給機11の図示を省略している。
上流側フランジ13は、図3に示すように、車幅方向に所定の厚みを有する略矩形の平板状であって、略中央に排気ガスの流通を許容する上流側ガス流通孔131を開口形成している。
さらに、この上流側フランジ13には、車幅方向に貫通する第1上流側開口孔132、第2上流側開口孔133、及び第3上流側開口孔134を開口形成している。
第2下流側開口孔212は、下流側フランジ21における後方下部近傍において、ボルト5の挿通を許容する大きさで開口形成している。
なお、下流側フランジ21における車両前方側の側面において、第3下流側開口孔213より下方の部分を、後述するガスケット30と当接する前端側面21aとする。
エキゾーストパイプ24は、図1及び図2に示すように、排気ガスの流通を許容する管状体であって、DPF23から導出された排気ガスを車両後方に配置したマフラー(図示省略)に導出するように形成している。
第2貫通孔33は、ガスケット30における後方下部近傍において、上流側フランジ13と下流側フランジ21とを締結するボルト5の挿通を許容する大きさに開口形成している。
また、図6から図11において、要部を明確にするため、排気過給機11の図示を省略している。
具体的には、第1貫通孔32に第1スタッドボルト135を挿通した状態、すなわち第1スタッドボルト135にガスケット30を吊り下げた状態において、回転方向Sに回転させた下流側フランジ21が当接する立設部35を設けたことで、ガスケット30は、下流側フランジ21の回転に追従して回転することができる。
従って、ガスケット30、及びガスケット30の取付け方法は、立設部35によって、第2上流側開口孔133及び第2下流側開口孔212に対する第2貫通孔33の位置合わせを容易にして、組付け性を向上することができる。
具体的には、端部開口孔34は、回転方向Sに対して逆方向から第2スタッドボルト136の挿入を許容することができる。そして、回転方向Sで第2スタッドボルト136と当接するため、端部開口孔34は、回転方向Sへのガスケット30の回転を規制することができる。
従って、ガスケット30は、回転方向Sへの移動を規制されることで、上流側フランジ13及び下流側フランジ21に対する位置決めを容易にして、組付け性を向上することができる。
従って、ガスケット30は、弾性を有する立設部35によって、第2上流側開口孔133及び第2下流側開口孔212に対する第2貫通孔33の位置決めを容易にすることができる。
なお、図12は実施例2におけるガスケット40の外観斜視図を示し、図13は上流側フランジ13にガスケット40を装着したガスケット装着状態の要部拡大図を示している。
また、上述の実施例1と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上流側フランジ13の第1スタッドボルト135に、第1貫通孔42を介して、立設部45を車両右方向に向けたガスケット40を吊り下げる。この際、第2スタッドボルト136にガスケット40の端部開口孔44を挿通するとともに、上流側フランジ13の被係止部13aに係止部46を引っ掛けるようにして係止する。
具体的には、第1スタッドボルト135に吊り下げた状態において、ガスケット40は、搬送による振動などによって、第1スタッドボルト135を回転軸にして容易に揺動することができる。このため、ガスケット40を吊り下げた上流側フランジ13に対して下流側フランジ21を装着する際、ガスケット40が揺動することで、立設部45と下流側フランジ21とが当接し難くなるおそれがある。
従って、ガスケット40は、係止部46によって、第2上流側開口孔133及び第2下流側開口孔212に対する第2貫通孔43の位置決めを阻害することなく、組付け作業性の向上を図ることができる。
この発明の流体は、実施形態の排気ガスに対応し、
以下同様に、
一対のフランジは、上流側フランジ13、及び下流側フランジ21に対応し、
連通孔は、第1上流側開口孔132と第1下流側開口孔211、第2上流側開口孔133と第2下流側開口孔212、及び第3上流側開口孔134と第3上流側開口孔134に対応し、
所定の締結手段は、第1スタッドボルト135、第2スタッドボルト136、ナット3、ナット4、ウェルドナット6、ボルト5、並びに第1上流側開口孔132及び第3上流側開口孔134のネジ山に対応し、
一方のフランジは、上流側フランジ13に対応し、
一方のフランジにおける連通孔は、第1上流側開口孔132に対応し、
第1挿通孔は、第1貫通孔32、及び第1貫通孔42に対応し、
一方のフランジにおける他の連通孔は、第2上流側開口孔133、及び第3上流側開口孔134に対応し、
第2挿通孔は、第2貫通孔33、端部開口孔34、第2貫通孔43、及び端部開口孔44に対応し、
他方のフランジは、下流側フランジ21に対応し、
所定の回転方向は、回転方向Sに対応し、
第2スタッドボルトに対応する第2挿通孔は、端部開口孔34、及び端部開口孔44に対応し、
他方のフランジにおける側部は、前端側面21aに対応し、
第2立設部は、係止部46に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、複数の薄板でガスケット30,40を構成したが、これに限定せず、1枚の薄板でガスケットを構成してもよい。
3…ナット
4…ナット
5…ボルト
6…ウェルドナット
10…上流側排気系部品
13…上流側フランジ
20…下流側排気系部品
21…下流側フランジ
21a…前端側面
30…ガスケット
32…第1貫通孔
33…第2貫通孔
34…端部開口孔
35…立設部
40…ガスケット
42…第1貫通孔
43…第2貫通孔
44…端部開口孔
45…立設部
46…係止部
132…第1上流側開口孔
133…第2上流側開口孔
134…第3上流側開口孔
135…第1スタッドボルト
136…第2スタッドボルト
211…第1下流側開口孔
212…第2下流側開口孔
213…第3下流側開口孔
S…回転方向
Claims (7)
- 流体の流通を許容するフランジ継手における一対のフランジの間に介在し、前記一対のフランジを連通する少なくとも2つの連通孔に挿通する所定の締結手段で締結されることで、前記一対のフランジ間の隙間を閉塞する略板状のガスケットであって、
一方のフランジにおける連通孔に螺合した1本のスタッドボルトの挿通を許容する第1挿通孔と、
前記一方のフランジにおける他の連通孔に対応する位置に開口形成した少なくとも1つの第2挿通孔と、
他方のフランジ側へ向けて立設した立設部とを備え、
前記第1挿通孔に対して前記スタッドボルトを挿通させた状態において、
前記立設部を、
前記スタッドボルトを螺合した前記連通孔に対応する前記他方のフランジにおける連通孔に対して前記スタッドボルトを挿通させるとともに、前記スタッドボルトを回転軸として所定の回転方向に回転させた前記他方のフランジと当接する構成とした
ガスケット。 - 前記スタッドボルトを第1スタッドボルトとし、
前記所定の回転方向において、最も前方に配置した前記一方のフランジにおける連通孔に螺合させた1本の第2スタッドボルトに対応する前記第2挿通孔を、
前記所定の回転方向側が開口した端部開口孔で構成した
請求項1に記載のガスケット。 - 前記立設部を、
前記他方のフランジにおける側部と当接するとともに、前記所定の回転方向に弾性を有する弾性形状に形成した
請求項1または請求項2に記載のガスケット。 - 前記立設部を第1立設部とし、
前記第1挿通孔に前記スタッドボルトを挿通させた状態において、
前記一方のフランジ側へ向けて立設するとともに、前記一方のフランジの側面と当接する第2立設部を備えた
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のガスケット。 - 前記立設部を、
前記所定の回転方向において、前記第1挿通孔より前方側で、かつ前記第1挿通孔に対する直線距離が遠い第2挿通孔近傍の縁端に形成した
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のガスケット。 - 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のガスケットを、
エンジンに装着固定されるとともに、少なくとも1本のスタッドボルトを有する上流側フランジを端部に設けた上流側排気系部品における前記上流側フランジと、
前記上流側フランジに対面するように配置された下流側フランジを備えた下流側排気系部品における下流側フランジとの間に介在させた
エンジンの排気系部品取付構造。 - 流体の流通を許容するフランジ継手における一対のフランジの間に介在し、前記一対のフランジを連通する少なくとも2つの連通孔に挿通する所定の締結手段で締結されることで、一対のフランジ間の隙間を閉塞する略板状のガスケットの取付方法であって、
一方のフランジにおける連通孔に螺合した1本のスタッドボルトを、第1挿通孔を挿通する工程と、
前記スタッドボルトを螺合した前記連通孔に対応する他方のフランジにおける連通孔に前記スタッドボルトを挿入する工程と、
前記スタッドボルトを回転軸として、所定の回転方向に回転させた前記他方のフランジを、前記他方のフランジ側へ向けて立設した前記ガスケットの立設部に当接させる工程と、
前記一方のフランジにおける他の連通孔と、前記ガスケットにおける第2挿通孔とを対向させる工程とを備えた
ガスケットの取付け方法。
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