JP2018131976A - 組み付け方法及び組み付け構造 - Google Patents

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秀樹 今峰
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【課題】排気浄化装置の組み付け作業性を効果的に向上させる。【解決手段】ケーシング41の一端側を第1ボルト80にナット81で仮付けする作業、ケーシング41の一端側と他端側との間の所定箇所をエンジン10の側部16に第2ボルト82〜85で仮付けする作業及び、ケーシング41の他端側をエンジン10の側部14に第3ボルト86〜89で仮付けする作業を順不同で行う第1工程と、第2ボルト82〜85を仮締めする第2工程と、第1ボルト80に螺合するナット81を仮締めする第3工程と、第3ボルト86〜89を仮締めする第4工程と、仮締めされたナット81を本締めする第5工程と、仮締めされた第2ボルト82〜85及び第3ボルト86〜89を順不同で本締めする第6工程とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、組み付け方法及び、組み付け構造に関し、特に、エンジンの排気浄化装置の組み付けに関する。
一般的に、エンジンの排気浄化装置には、排気ガス中のHC、CO、NOx等を浄化する触媒コンバータや、排気ガス中の煤等を捕集するパティキュレイト・フィルタ等が設けられている。
この種の排気浄化装置においては、エンジン周囲のスペース上の制約、或は、触媒コンバータに流入する排気ガスの温度低下を抑制すべく、排気マニホールドに直結された過給機の出口側フランジにコンバータケースの入口側フランジを直接的に組み付ける構造が種々提案されている(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2012−145065号公報 特開2015−117590号公報
ところで、一般的な排気浄化装置は重量が重く、コンバータケースの入口側フランジを過給機の出口側フランジに組み付けようとすると、作業者は片方の手でコンバータケースを支えながら、もう片方の手のみを用いてナット等の締め付け作業を行わなければならず、組み付け作業性の悪化を招く課題がある。
また、排気浄化装置の組み付け作業においては、作業効率を向上させるために、過給機の出口側フランジにスタッドボルトの一端側を予め取り付けておき、該スタッドボルトの他端側をコンバータケースの入口側フランジに形成された貫通穴に挿通させて、ナットの締め付け作業を行う場合がある。しかしながら、このような作業工程において、ナットの締め付け時に排気浄化装置がその自重により傾くと、スタッドボルトが入口側フランジの貫通穴に接触して競ってしまい、締め付け軸力を低下させることで、所謂締め付け不良を引き起こす課題がある。
また、排気浄化装置が自重により傾いた状態でナットの締め付けを行うと、過給機の出口側フランジとコンバータケースの入口側フランジとの隙間を封止するガスケットのシール面が不均一となり、排気ガス漏れを引き起こす課題もある。
本開示の技術は、排気浄化装置の組み付け作業性を効果的に向上させることを目的とする。
本開示の組み付け方法は、エンジンの排気浄化装置の組み付け方法であって、前記排気浄化装置のケーシングの一端側を前記エンジンの排気系部品の出口部に取り付けられた第1ボルトにナットで仮付けする作業、前記ケーシングの一端側と他端側との間の所定箇所を前記エンジンの側部に形成された第1雌螺子穴と螺合する第2ボルトで仮付けする作業及び、前記ケーシングの他端側を前記エンジンの側部に形成された第2雌螺子穴と螺合する第3ボルトで仮付けする作業を順不同で行う第1工程と、前記第1雌螺子穴に螺合する前記第2ボルトを仮締めする第2工程と、前記第1ボルトに螺合する前記ナットを仮締めする第3工程と、前記第2雌螺子穴に螺合する前記第3ボルトを仮締めする第4工程と、仮締めされた前記ナットを本締めする第5工程と、仮締めされた前記第2ボルト及び前記第3ボルトを順不同で本締めする第6工程と、を有することを特徴とする。
また、本開示の組み付け方法は、前記ケーシングの一端側に入口側フランジが設けられると共に、前記排気系部品の前記出口部に出口側フランジが設けられ、前記第1工程にて前記入口側フランジと前記出口側フランジとの間にガスケットが取り付けられてもよい。
また、本開示の組み付け方法は、前記入口側フランジに前記第1ボルトを挿通させる第1貫通穴が形成されると共に、該第1貫通穴の穴径が前記第1ボルトの外径と同径に形成されてもよい。
また、本開示の組み付け方法は、前記ケーシングの前記所定箇所が第1ブラケットを介して前記エンジンの側部に固定されると共に、前記ケーシングの前記他端側が第2ブラケットを介して前記エンジンの側部に固定され、前記第1ブラケットに前記第2ボルトを挿通させる第2貫通穴が形成されると共に、該第2貫通穴の穴径が前記第2ボルトの外径よりも大きく形成され、前記第2ブラケットに前記第3ボルトを挿通させる第3貫通穴が形成されると共に、該第3貫通穴の穴径が前記第3ボルトの外径よりも大きい長穴状に形成されてもよい。
本開示の組み付け構造は、エンジンの排気浄化装置の組み付け構造であって、前記排気浄化装置のケーシングの入口側に設けられ、前記エンジンの排気系部品の出口側フランジに取り付けられた第1ボルトにナットを介して固定される入口側フランジと、前記ケーシングの入口側と出口側との間の所定箇所を前記エンジンの側部に第2ボルトを介して固定する第1ブラケットと、前記ケーシングの出口側を前記エンジンの側部に第3ボルトを介して固定する第2ブラケットと、を備え、前記入口側フランジに前記第1ボルトを挿通させる第1貫通穴が形成されると共に、該第1貫通穴の穴径が前記第1ボルトの外径と同径に形成され、前記第1ブラケットに前記第2ボルトを挿通させる第2貫通穴が形成されると共に、該第2貫通穴の穴径が前記第2ボルトの外径よりも大きく形成されたことを特徴とする。
また、本開示の組み付け構造は、前記入口側フランジと前記出口側フランジとの間にガスケットが取り付けられてもよい。
また、本開示の組み付け構造は、前記第2ブラケットに前記第3ボルトを挿通させる第3貫通穴が形成されると共に、該第3貫通穴の穴径が前記第3ボルトの外径よりも大きい長穴状に形成されてもよい。
本開示の技術によれば、排気浄化装置の組み付け作業性を効果的に向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン及び排気浄化装置を示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の固定部位を説明する模式的な分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の組み付け作業工程を説明するフロー図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の組み付け方法及び組み付け構造について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、エンジン10は、例えば、直列多気筒エンジンであって、シリンダブロック11と、シリンダブロック11の上部に取り付けられたシリンダヘッド12と、シリンダヘッド12の上部に取り付けられたヘッドカバー13と、シリンダブロック11の下部に取り付けられたクランクケース14と、クランクケース14の下部に取り付けられたオイルパン15と、エンジン10の長手方向(クランク軸方向)の側端部に設けられたフライホイールハウジング16とを備えている。
シリンダヘッド12の短手方向(クランク軸と直交する方向)の側面部には、排気マニホールド20の各枝管21が取り付けられている。また、排気マニホールド20の集合部22には、図示しないガスケットを介して過給機30のタービンハウジング31が取り付けられている。タービンハウジング31の出口部には、排気浄化装置40が直接的に取り付けられる。なお、符号33は、過給機30のコンプレッサハウジングを示している。
排気浄化装置40は、図示しない酸化触媒コンバータやパティキュレイト・フィルタ等を収容するコンバータケース41を備えている。コンバータケース41は、排気上流側から順に、略L字状に屈曲して形成された拡径管42と、略円筒状に形成されてその内部に図示しないハニカム構造担体等を収容する円筒管43と、略L字状に屈曲して形成された縮径管44とを有する。
拡径管42の小径側端(入口端)には、コンバータ入口側フランジ45が設けられている。コンバータ入口側フランジ45は、ガスケット37を介してタービンハウジング31の過給機出口側フランジ32に取り付けられる。
縮径管44の小径側端(出口端)には、コンバータ出口側フランジ46が設けられている。コンバータ出口側フランジ46には、何れも図示しない他の触媒コンバータや消音装置等に排気ガスを導くための排気管が取り付けられる。
本実施形態の組み付け構造及び組み付け方法において、排気浄化装置40は、コンバータケース41の長手方向を上下方向に向けた状態で、エンジン10の側部に近接して組み付けられる。
より詳しくは、排気浄化装置40は、その上端部のコンバータ入口側フランジ45を過給機出口側フランジ32に固定されると共に、コンバータケース41の長手方向(管軸方向)の略中間位置(円筒管43の上端側)を第1ブラケット60によりフライホイールハウジング16の側部に固定され、さらに、コンバータケース41の下端側(円筒管43の下端部)を第2ブラケット70によりクランクケース14の側部に固定される。以下、これら計3カ所の固定部位の詳細について説明する。
図2に示すように、コンバータ入口側フランジ45には、一対の上側貫通穴50,51(第1貫通穴の一例)及び、一対の下側貫通穴52,53(第1貫通穴の一例)が設けられている。これら4個の各貫通穴50〜53には、組み付け時において、過給機出口側フランジ32に予め取り付けられた4本のスタッドボルト80(第1ボルトの一例)がそれぞれ挿入される。コンバータ入口側フランジ45の各貫通穴50〜53から突出されるスタッドボルト80の先端部には、4個のナット81がそれぞれ締め付けられるようになっている。
本実施形態において、上側貫通穴50,51は、好ましくは、その穴径をスタットボルト80の外径と略同径に形成された小径穴とされ、下側貫通穴52,53は、その穴径をスタッドボルト80の外径よりも僅かに大きく形成された必要最小限の中径穴とされている。
第1ブラケット60は、断面略L字状を呈しており、エンジン10の長手方向(クランク軸方向)に延びる上下一対の第1及び第2円筒ボス部61,62と、これら第1及び第2円筒ボス部61,62に対して略垂直に設けられた上下一対の第3及び第4円筒ボス部63,64とを有する。組み付け時において、第1及び第2円筒ボス部61,62の各筒穴(第2貫通穴の一例)には、コンバータケース41の長手方向略中間位置(円筒管43の上端側)に形成された上下一対の雌螺子穴54,55(第1雌螺子穴の一例)に螺合される一対のボルト82,83(第2ボルトの一例)がそれぞれ挿入される。第3及び第4円筒ボス部63,64の各筒穴(第2貫通穴の一例)には、フライホイールハウジング16の側部に形成された上下一対の雌螺子穴56,57(第1雌螺子穴の一例)に螺合される一対のボルト84,85(第2ボルトの一例)がそれぞれ挿入される。
本実施形態において、第3円筒ボス部63の筒穴は、好ましくは、その穴径をボルト84の外径よりも僅かに大きく形成された必要最小限の中径穴とされている。第1円筒ボス部61、第2円筒ボス部62及び、第4円筒ボス部64の各筒穴は、好ましくは、その穴径をボルト82,83,85の外径よりも大きく形成された大径穴とされている。
第2ブラケット70は、板部材を略L字状に屈曲して形成されており、第1板部71と、第2板部72とを有する。第1板部71には、上下一対の長穴73,74(第3貫通穴の一例)が貫通形成され、第2板部72には上下一対の大径穴75,76(第3貫通穴の一例)が貫通形成されている。組み付け時において、各長穴73,74には、円筒管43の下端側に溶接等で固定された上下一対のナット90,91に螺合される一対のボルト86,87(第3ボルトの一例)がそれぞれ挿入される。各長穴73,74は、好ましくは、その長手方向がエンジン10の幅方向(クランク軸と直交する方向)となるように形成されている。各大径穴75,76には、クランクケース14の側部に形成された上下一対の雌螺子穴92,93(第2雌螺子穴の一例)に螺合される一対のボルト88,89(第3ボルトの一例)がそれぞれ挿入される。各大径穴75,76は、好ましくは、その穴径をボルト88,89の外径よりも大きく形成されている。
次に、図3のフロー図に基づいて、本実施形態に係る排気浄化装置40の組み付け作業工程について説明する。なお、以下の説明において、「仮付け」とは、例えば、ボルト82〜89又はナット81の螺子部を被螺合体に対して約2〜3山程度噛ませた状態をいい、「仮締め」とは、例えば、ボルト82〜89又はナット81を0〜7Nm程度のトルクで座面が着座する所定位置まで被螺合体に締めた状態をいい、「本締め」とは、ボルト82〜89又はナット81を仮締めよりも大きい規定トルクまで締め付けた状態をいう。
まず、第1作業工程:S10では、排気浄化装置40をエンジン10の側部に仮保持させる「仮付け工程」が実施される。「仮付け工程」では、予め過給機出口側フランジ32に取り付けられた4本のスタッドボルト80にガスケット37を取り付けると共に、コンバータ入口側フランジ45の各貫通穴50〜53をスタッドボルト80に挿入させ、該スタッドボルト80の先端にナット81を軽く螺合させることで、コンバータケース41の上端側を過給機30に仮保持させる。
また、第1ブラケット60の各円筒ボス61〜64にボルト82〜85をそれぞれ挿入すると共に、これらボルト82〜85を雌螺子穴54〜57に軽く螺合させることで、コンバータケース41の上下方向略中間位置を第1ブラケット60によりフライホイールハウジング16に仮保持させる。
さらに、第2ブラケット70の長穴73,74にボルト86,87をそれぞれ挿入して雌螺子穴90,91に軽く螺合させると共に、第2ブラケット70の大径穴75,76にボルト88,89をそれぞれ挿入して雌螺子穴92,93に軽く螺合させることで、コンバータケース41の下端側を第2ブラケット70によりクランクケース14に仮保持させる。
これらコンバータケース41の計3カ所を仮付けする各作業工程は順不同である。このように、エンジン10の側部に排気浄化装置40のコンバータケース41を上端側、中間位置、下端側の計3カ所で仮保持させることで、以降の工程において、作業者は重量の重い排気浄化装置40を片方の手で支える必要がなくなり、組み付け作業を容易に行えるようになる。
次いで、第2作業工程:S20では、第1ブラケット60に挿入された各ボルト82〜85を仮締めする「第1仮締め工程」が実施される。「第1仮締め工程」では、第2円筒ボス部62の筒穴(大径穴)に挿入された最も長いボルト83を座面が着座するまで仮締めし、第3円筒ボス部63の筒穴(中径穴)に挿入されたボルト84を座面が着座するまで仮締めし、第4円筒ボス部64の筒穴(大径穴)に挿入されたボルト85を座面が着座するまで仮締めし、最後に第1円筒ボス部61の筒穴(大径穴)に挿入されたボルト82を座面が着座するまで仮締めする。各ボルト82〜85の仮締め順序は、ボルト長さや各円筒ボス部61〜64の穴径に応じて適宜入れ替えてもよい。
このように、コンバータケース41の上下方向略中間位置を保持する第1ブラケット60から仮締めを行うことで、以降の作業工程においては、排気浄化装置40の傾きや上下方向のがたつきが効果的に抑止されるようになる。
次いで、第3作業工程:S30では、スタッドボルト80に軽く螺合されたナット81を仮締めする「第2仮締め工程」が実施される。「第2仮締め工程」では、第2作業工程:S20にて仮締めした第1ブラケット60により排気浄化装置40の傾きやがたつきが抑止された状態で各ナット81の仮締めが行われる。これにより、コンバータ入口側フランジ45がガスケット37を挟んで過給機出口側フランジ32と略平行に保たれた状態で各ナット81の仮締めを行うことが可能になる。
次いで、第4作業工程:S40では、第2ブラケット70に挿入された各ボルト86〜89を仮締めする「第3仮締め工程」が実施される。「第3仮締め工程」では、第1板部71の長穴73,74に挿入されたボルト86,87を座面が着座するまで仮締めし、第2板部72の大径穴75,76に挿入されたボルト88,89を座面が着座するまで仮締めする。各ボルト86〜89の仮締め順序は、何れの順であってもよい。
本実施形態において、各長穴73,74は、その長手方向がエンジン10の幅方向(左右方向)に向くように形成されているので、各ボルト86,87の仮締め時に排気浄化装置40の左右方向のズレを効果的に吸収することができる。また、大径穴75,76は、その穴径をボルト88,89の外径よりも大きく形成されているので、各ボルト88,89の仮締め時に排気浄化装置40の前後上下方向のズレを効果的に吸収することができる。
次いで、第5作業工程:S50では、スタッドボルト80に仮締めされたナット81を本締めする「第1本締め工程」が実施される。このように、仮締め後の最初の本締めをコンバータ入口側フランジ45から行うことで、スタッドボルト80の競りがない状態でナット81を確実に締め付けることができる。また、過給機出口側フランジ32とコンバータ入口側フランジ45とが略平行に維持されるので、ガスケット37に均一に荷重を掛けながらナット81を締め付けることができる。
次いで、第6作業工程:S60では、第1ブラケット60に仮締めされた各ボルト82〜85を本締めする「第2本締め工程」が実施され、さらに、第7作業工程:S70では、第2ブラケット70に挿入された各ボルト86〜89を本締めする「第3本締め工程」が実施されて、排気浄化装置40の組み付け作業を終了する。これら第2及び第3本締め工程においても、第1本締め工程と同様に、各ボルト82〜89を競りがない状態で確実に締め付けることができる。なお、第6作業工程及び、第7作業工程は順不同である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、排気浄化装置40のコンバータケース41を上端側、中間位置、下端側の計3カ所をエンジン10の側部に仮付けした後に、ボルトナット類の仮締め及び本締めの各作業工程が行われるようになっている。これにより、仮締め及び本締めの各作業工程において、作業者は重量の重い排気浄化装置40を片方の手で支えることなく、両方の手を用いて組み付け作業を行えるようになり、組み付け作業性を効果的に向上させることができる。
また、仮締め工程をコンバータケース41の略中間位置を保持する第1ブラケット60から行い、仮締め後の最初の本締めをコンバータ入口側フランジ45から行うことで、スタッドボルト80の競りがない状態でナット81を締め付けつつ、各ボルト82〜89についても競りがない状態で確実に締め付けることが可能となり、締め付け不良を効果的に防止することができる。また、ナット81の本締めを過給機出口側フランジ32とコンバータ入口側フランジ45とが略平行に維持された状態で行えるため、ガスケット37のシール面が均一となり、排気ガス漏れを効果的に防止することができる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、コンバータ入口側フランジ45は、過給機出口側フランジ32に直接的に取り付けられるものとして説明したが、これらの間に排気スロットルバルブ等の他の排気系部品を備える場合には、コンバータ入口側フランジ45を当該他の排気系部品の出口側フランジに取り付けるように構成してもよい。また、エンジン10が過給機30を備えない場合には、コンバータ入口側フランジ45を排気マニホールド20の集合部22に直接的に取り付けるように構成してもよい。これら何れの場合も、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第1ブラケット60は、フライホイールハウジング16に取り付けられ、第2ブラケット70はクランクケース14に取り付けられるものとして説明したが、コンバータケース41の長さ等に応じて、これらをシリンダブロック11等、エンジン10の他の側部に取り付けるように構成してもよい。
10 エンジン
11 シリンダブロック
12 シリンダヘッド
14 クランクケース
16 フライホイールハウジング
20 排気マニホールド
22 集合部
30 過給機
31 タービンハウジング
32 過給機出口側フランジ
40 排気浄化装置
41 コンバータケース
42 拡径管
43 円筒管
44 縮径管
45 コンバータ入口側フランジ
46 コンバータ出口側フランジ
50,51 上側貫通穴
52,53 下側貫通穴
60 第1ブラケット
61 第1円筒ボス部
62 第2円筒ボス部
63 第3円筒ボス部
64 第4円筒ボス部
70 第2ブラケット
71 第1板部
72 第2板部
73,74 長穴
75,76 大径穴
80 スタッドボルト
81 ナット
82〜89 ボルト

Claims (7)

  1. エンジンの排気浄化装置の組み付け方法であって、
    前記排気浄化装置のケーシングの一端側を前記エンジンの排気系部品の出口部に取り付けられた第1ボルトにナットで仮付けする作業、前記ケーシングの一端側と他端側との間の所定箇所を前記エンジンの側部に形成された第1雌螺子穴と螺合する第2ボルトで仮付けする作業及び、前記ケーシングの他端側を前記エンジンの側部に形成された第2雌螺子穴と螺合する第3ボルトで仮付けする作業を順不同で行う第1工程と、
    前記第1雌螺子穴に螺合する前記第2ボルトを仮締めする第2工程と、
    前記第1ボルトに螺合する前記ナットを仮締めする第3工程と、
    前記第2雌螺子穴に螺合する前記第3ボルトを仮締めする第4工程と、
    仮締めされた前記ナットを本締めする第5工程と、
    仮締めされた前記第2ボルト及び前記第3ボルトを順不同で本締めする第6工程と、を有する
    ことを特徴とする組み付け方法。
  2. 前記ケーシングの一端側に入口側フランジが設けられると共に、前記排気系部品の前記出口部に出口側フランジが設けられ、前記第1工程にて前記入口側フランジと前記出口側フランジとの間にガスケットが取り付けられる
    請求項1に記載の組み付け方法。
  3. 前記入口側フランジに前記第1ボルトを挿通させる第1貫通穴が形成されると共に、該第1貫通穴の穴径が前記第1ボルトの外径と同径に形成された
    請求項2に記載の組み付け方法。
  4. 前記ケーシングの前記所定箇所が第1ブラケットを介して前記エンジンの側部に固定されると共に、前記ケーシングの前記他端側が第2ブラケットを介して前記エンジンの側部に固定され、
    前記第1ブラケットに前記第2ボルトを挿通させる第2貫通穴が形成されると共に、該第2貫通穴の穴径が前記第2ボルトの外径よりも大きく形成され、
    前記第2ブラケットに前記第3ボルトを挿通させる第3貫通穴が形成されると共に、該第3貫通穴の穴径が前記第3ボルトの外径よりも大きい長穴状に形成された
    請求項1から3の何れか一項に記載の組み付け方法。
  5. エンジンの排気浄化装置の組み付け構造であって、
    前記排気浄化装置のケーシングの入口側に設けられ、前記エンジンの排気系部品の出口側フランジに取り付けられた第1ボルトにナットを介して固定される入口側フランジと、
    前記ケーシングの入口側と出口側との間の所定箇所を前記エンジンの側部に第2ボルトを介して固定する第1ブラケットと、
    前記ケーシングの出口側を前記エンジンの側部に第3ボルトを介して固定する第2ブラケットと、を備え、
    前記入口側フランジに前記第1ボルトを挿通させる第1貫通穴が形成されると共に、該第1貫通穴の穴径が前記第1ボルトの外径と同径に形成され、
    前記第1ブラケットに前記第2ボルトを挿通させる第2貫通穴が形成されると共に、該第2貫通穴の穴径が前記第2ボルトの外径よりも大きく形成された
    ことを特徴とする組み付け構造。
  6. 前記入口側フランジと前記出口側フランジとの間にガスケットが取り付けられる
    請求項5に記載の組み付け構造。
  7. 前記第2ブラケットに前記第3ボルトを挿通させる第3貫通穴が形成されると共に、該第3貫通穴の穴径が前記第3ボルトの外径よりも大きい長穴状に形成された
    請求項5又は6に記載の組み付け構造。
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Citations (6)

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