JP6062840B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
をそのシートに定着させる定着装置を有している。
ーラー及び加圧ローラーを有している。加熱ローラー、定着ローラー及びテンションロー
ラーには加熱機構により誘電加熱される金属製のベルトが巻き掛けられている。加圧ロー
ラーは、ベルトを介して定着ローラーを押圧するように配置されている。定着ローラーは
、弾性変形する外層部を有する。そして、定着ローラー上のベルトと加圧ローラーとの間
に形成されるニップ部にシートを通過させることによって、当該シートにトナー像を定着
させる。
トナー像を確実に定着させることが求められている。そこで、定着ローラーの外層部の硬
度を低下させることにより、ニップ部の面積を増大させてシートを十分に加熱及び加圧す
ることが考えられる。
層部は、ベルトのエッジによって削られ易くなってしまう。一方、ベルトの幅が定着ロー
ラーの幅よりも広い場合、ベルトには、定着ローラーのエッジが接触する部分において応
力集中が生じてしまう。その結果、ベルトが疲労して寿命が低下する問題がある。
におけるベルト及び定着ローラーの寿命を向上させることにある。
ラーの外周面に巻き掛けられたベルトと、上記定着ローラーと平行に延びるように設けら
れ、上記ベルトを介して上記定着ローラーの外周面を押圧することによりニップ部を形成
するように構成された加圧ローラーとを備え、上記定着ローラーの外周面は、該定着ロー
ラーの軸方向における両端側において、上記ベルトに接触すると共に上記定着ローラーの
軸方向に出入する凹凸状の端縁を有し、上記外周面の凹凸状の端縁は、ピッチが一定で且つ径方向外側から見たときの凸部の数が5個以上となるような波状に形成されている。
できる。
形態に限定されるものではない。
ンデム方式のカラープリンターであって、図1に示すように、中間転写ベルト7と、一次
転写部8及び二次転写部9と、定着装置11と、光走査装置15と、複数の画像形成部1
6とを備えている。
ット3は、その内部に印刷前の用紙等のシート(図示省略)を積載して収容している。給
紙カセット3の側方には、第1用紙搬送部21が設けられている。第1用紙搬送部21は
、給紙カセット3から送り出された用紙を受け取り、その用紙を上方の二次転写部9へ搬
送する。
方には第2用紙搬送部22が設けられている。第2用紙搬送部22は、手差し給紙部5か
ら送り出された用紙等を受け取って第1用紙搬送部21へ搬送する。
画像データに基づいてレーザ光を画像形成部16へ照射する。画像形成部16は、光走査
装置15の上方に例えば4つ設けられている。各画像形成部16の上方には、無端状の中
間転写ベルト7が設けられている。中間転写ベルト7は、複数のローラーに巻き掛けられ
ており、図示しない駆動装置によって回転駆動される。
れており、イエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像をそれぞれ形成する。
すなわち、各画像形成部16では、光走査装置15によって照射されたレーザ光により原
稿画像の静電潜像がそれぞれ形成され、この静電潜像を現像することによって各色のトナ
ー像が形成される。
、画像形成部16により形成されたトナー像を中間転写ベルト7表面に一次転写する転写
ローラーを有している。
16のトナー像が中間転写ベルト7に転写されることによって、中間転写ベルト7の表面
には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像が互いに重ね合わされ
たカラートナー像が形成される。
ラー18を有している。そして、二次転写部9は、第1用紙搬送部21から送られてきた
用紙にトナーと逆極性の転写バイアス電圧を印加することによって、トナー像を中間転写
ベルト7から用紙へ転写するようになっている。
との間には、トナー像が二次転写された用紙を定着装置11へ搬送する第3用紙搬送部2
3が形成されている。そして、定着装置11は、第3用紙搬送部23から搬送された用紙
を加熱及び加圧することによって、その用紙にトナー像を定着させるようになっている。
定着装置11から排出された用紙は、画像形成装置1の上部に形成された用紙排出部28
に排出される。
、定着ローラー32と、加熱ローラー33と、テンションローラー34とを備えている。
各ローラー31〜34は、その軸方向が互いに平行となるように配置されている。
端状のベルト35が巻き掛けられている。ベルト35は、例えばニッケル電鋳基材等のシ
ート状の金属基材を有している。図示を省略するが、ベルト35を構成するニッケル電鋳
基材にはシリコンゴム層を積層し、そのシリコンゴム層に離型層をさらに積層することが
可能である。離型層は、ベルト35から用紙が容易に剥離できるように設けられた層であ
って、例えばPFA等のフッ素樹脂によって形成されている。
らに備えている。IHコイルユニット36は、加熱ローラー33に対向して配置されてい
る。加熱ローラー33は、図示を省略するが、例えば円筒状の鉄基材と、鉄基材の外周面
に形成されたPFA層等の離型層とを有している。そして、IHコイルユニット36は、
磁界を発生させるコイル(図示省略)を有し、加熱ローラー33に巻き掛けられているベ
ルト35を電磁誘導加熱するように構成されている。
、ベルト35を定着ローラー32側に押圧する加圧ローラー31の一部を拡大して示して
いる。
外周面を被覆するように設けられた外層部39とを有している。外層部39は、例えばシ
リコンゴム層を有している。そのことにより、定着ローラー32は、外層部39の外周面
40が弾性変形するようになっている。
介して定着ローラー32の外周面40を押圧することによりニップ部42を形成するよう
に構成されている。
外周面を被覆する被覆層44とを有している。被覆層44は、図示を省略するが、例えば
シリコンゴム層及び離型層(例えば、PFA層)を有している。
ローラー31に押圧された外層部39が弾性変形し易くなっている。そのことにより、ニ
ップ部42の面積を比較的大きくして、シートを十分に加熱及び加圧することが可能にな
る。
5の内周面に当接するように配置されている。テンションローラー34は、例えばアルミ
ニウムからなる円筒状のローラーであって、走行中のベルト35の撓みを抑制すると共に
、ベルト35を安定して走行させる。アルミニウムは熱伝導率が比較的高いので、ベルト
35における温度分布の変動を低減することができる。
着ローラー32の軸方向Aにおける両端側においてベルト35に接触している。さらに、
外層部39の外周面40は、定着ローラー32の軸方向Aにおける両端側において、その
軸方向Aに出入する凹凸状の端縁41を有している。
状を有している。また、外周面40の端縁41は、ピッチが一定である波状に形成されて
いる。そのことにより、ベルト35には、定着ローラー32の外周面40における凹凸状
の端縁41が接触することになる。
は、定着ローラー32の軸方向Aの幅Bが、定着ローラー32の外径Cの0.05倍以上
且つ0.15倍以下の大きさに規定されている(つまり、0.05C≦B≦0.15C)
。
て、定着ローラー32における外周面40の端縁41がベルト35に接触する構成とした
ので、定着ローラー32の外層部39がベルト35のエッジによって削られるのを防止で
きる。
図6において、縦軸は応力の大きさを示し、横軸はベルト35の中央位置からの距離を示
している。
外径を50mmとし、加圧ローラー31による定着ローラー32側への押圧力を600N
とした。このとき、図6に示すように、ベルト35が定着ローラー32から受ける応力は
、定着ローラー32における外周面40の端縁41において集中し、その大きさが117
MPaになることが確認された。
方向Aに出入する凹凸状の端縁41を有する構成としたので、ベルト35上で応力が集中
する位置を定着ローラー32の回転に伴って移動させることができる。すなわち、図4に
示すように、応力集中する点Pは、定着ローラー32に対して相対的に軸方向Aに往復移
動する。よって、ベルト35に加わる応力を分散させることができる。
ラー32における外層部39の硬度を比較的低く設定したとしても、外層部39の損耗を
抑制し且つベルト35に加わる応力集中を抑制できるので、ベルト35及び定着ローラー
32の寿命を向上させることができる。
すると共にピッチが一定である波状に形成したので、応力集中をより適切に分散させるこ
とができる。
着ローラー32の外径Cの0.05倍未満である場合(B<0.05C)、ベルト35に
加わる応力を十分に分散することができず、ベルト35の寿命を好適に高めることができ
なくなる。一方、上記領域45の幅Bが定着ローラー32の外径Cの0.15倍よりも大
きい場合(0.15C<B)、シートの側部を十分に加熱及び加圧することができず、シ
ートにおけるトナー像の定着不良が生じてしまう。
以上且つ0.15倍以下の大きさに規定することによって、適切にベルト35及び定着ロ
ーラー32の寿命を向上させることができる。
ず、例えば図7及び図8に示すような形状であってもよい。図7及び図8は、他の実施形
態における定着ローラー32の一部外観を示す側面図である。
れている。図8に示す定着ローラー32では、外周面40の端縁41が屈曲線からなる波
状に形成されている。このような構成であっても、ベルト35及び定着ローラー32の寿
命を向上させることができる。
これに限らず、例えばトナー像を定着させる定着装置を有する複合機やモノクロプリンタ
ー等の他の画像形成装置であってもよい。
である。
11 定着装置
31 加圧ローラー
32 定着ローラー
35 ベルト
40 外周面
41 端縁
42 ニップ部
Claims (9)
- 弾性変形する外周面を有する定着ローラーと、
上記定着ローラーの外周面に巻き掛けられたベルトと、
上記定着ローラーと平行に延びるように設けられ、上記ベルトを介して上記定着ローラーの外周面を押圧することによりニップ部を形成するように構成された加圧ローラーとを備え、
上記定着ローラーの外周面は、該定着ローラーの軸方向における両端側において、上記ベルトに接触すると共に上記定着ローラーの軸方向に出入する凹凸状の端縁を有し、
上記外周面の凹凸状の端縁は、ピッチが一定で且つ径方向外側から見たときの凸部の数が5個以上となるような波状に形成されている、定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
上記凹凸状の端縁は上記定着ローラーの中間部の外周面と面一な位置に形成されている、定着装置。 - 請求項1又は2に記載の定着装置において、
上記外周面の端縁は矩形波状に形成されている、定着装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の定着装置において、
上記定着ローラーは、芯金と、該芯金の外周面を被覆するように設けられて上記外周面を形成する外層部とを有しており、
上記凹凸状の端縁は、上記外層部の軸方向の端面に周方向に並び且つ径方向外側に開放する複数の溝部を形成することにより形成されている、定着装置。 - 請求項4の定着装置において、
上記溝部は、上記外層部の内周面から所定の厚みを有するように形成されている、 - 請求項5に記載の定着装置において、
上記加圧ローラーは、芯金と該芯金の外周面を被覆する被覆層とを有し、
上記加圧ローラーの被覆層の端面は、上記定着ローラーの外層部の端面よりも軸方向の外側に位置し、
上記ベルトの端面は、軸方向において上記定着ローラーの外層部の端面と上記加圧ローラーの被覆層の端面との間に位置している、定着装置。 - 請求項1又は2に記載の定着装置において、
上記外周面の端縁は、曲線からなる凹凸形状を有している、定着装置。 - 請求項1乃至7の何れか1つに記載の定着装置において、
上記外周面の端縁が凹凸状に形成されている領域は、上記定着ローラーの軸方向の幅が、上記定着ローラーの外径の0.05倍以上且つ0.15倍以下になっている、定着装置。 - 請求項1乃至8の何れか1つに記載の定着装置を備えている、画像形成装置。
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JP2013218782A JP6062840B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 定着装置及び画像形成装置 |
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