JP6062553B2 - 飲料製造カプセルおよびカプセル製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流体が圧力注入されて前記流体と食品の混合を行い、カプセルの出口において前記混合物を得るようにして、前記食品を内側に備えるカプセルに関し、その目的は、その製造方法を簡易化し、そのコストを安くする新しいカプセル構成を提供することである。
本発明の別の目的は、本発明のカプセルのための新しい製造方法を提供することである。
一般的な意味では、本発明は、食品を含有するカプセルであって、その中に流体が圧力注入されて飲料を仕上げる、より正確には、より詳細にはコーヒーの仕上げにおいて浸出液を得るカプセルに適用可能である。
米国特許第3,292,527号明細書が、先行技術において引用可能であり、これは、液体を流入するために穿孔される製品を含有するカプセルによって、飲料を調製および分配し、こうしてカプセルに接触することなく飲料を得る装置を説明している。
英国特許第899,055号明細書もまた、引用可能であり、これは、流体が、製品上に直接的に注入されず、これは、前記空気チャンバ内で行われ、そこからこれが製品に流入されるようにして、流体が、カプセルのチャンバ内に含有された製品と混合されるためにその中に圧力注入される、空気チャンバを備えるカプセルを説明している。
本発明の別の背景は、欧州特許出願公開第1,784,344号明細書下の欧州特許文献によって構成され、これは、先例のように、食品などの製品を含有するチャンバにオリフィスを通って進む流体が、中に圧力注入される空気チャンバを備えるカプセルであって、流体が食品と混合し、それにより、製品を含有するチャンバの底部が変形され、破損手段を押さえ付け、この破損手段は、破損を生み出し、製品と混合された流体が、カプセル内に設けられた出口を通って流出することを可能にする、カプセルを説明している。この文献はまた、製品を含有するチャンバの底部が、破損手段と置き換わる一連の脆弱化ラインを備え、それにより、カプセル内の圧力が増大するとき、製品と混合された流体が脆弱化ラインを通って出口に向かって進むことが可能にされることも企図する。スペイン特許第2365758T3号明細書もまた引用されなければならず、これは、これらのカプセルの1つが、その手動または自動の使用のために抽出可能なやり方で中に挿入される、カプセル容器を説明する。この後者の場合、加圧された液体は、内部カプセルを押さえ、うまく溶け込むが、周囲溶け込み領域内の適切な不浸透性を達成しない。
スペイン特許第1052328U号明細書は、同じホルダから知られており、これは、蓋と、食品物質を含有する第2のチャンバを上部で閉鎖する第1のろ過ディスクまたは膜との間に形成された、第1の注入チャンバによって構成された内部構造をすでに観察することができる、廃棄可能なカプセルに対応する。
したがって、加圧された高温水を受け入れ、そして、その上側蓋を穿孔し、液体を均一化し調節する第1の注入チャンバ内に液体を分散させた後、仕上げられた飲料を浸出によってその下側基部から排出する、カプセルの使用において明確な背景が存在する。
他方では、流体と混合された製品の流出前に混合のより良好な均一化を得るために、製品と混合された流体の流出を減速させる迷路の形態の一連のパーティションを組み込むカプセルの使用が、先行技術においてよく知られているが、この場合、カプセルは空気チャンバを備えない。
本発明は、カプセルの製造方法を簡易化し、そのコストを安くする上述の文献に対する代替策を構成する。
上述の目的を達成するために、本発明は、飲料の仕上げのための新しいカプセルと、前記カプセルのための製造方法とを開発し、ここでは、カプセルは、先行技術で提供される他のもののように、第1の空気チャンバ内の流体の加圧注入がそこを通して行われる第1の蓋を備え、第1の空気チャンバの底部は、流体と食品の混合が行われるように、注入された流体が、製品を含有する第2のチャンバにそこを通して流入される、オリフィスを備える。第2のチャンバは、食品と混合された流体が、迷路の形態のパーティションが装備された第3のチャンバに進むための穿孔部が装備された底部を含み、それにより、流体と前記製品の混合物が、穿孔部を通って第3のチャンバに進み、ここで、流体および製品の混合物の流出は、迷路の形態のパーティションによって減速される。この目的のために、第3のチャンバは、食品と混合された流体の流出のためにカプセルの出口に連結される。
本発明は、カプセルが、上側が開放された外部容器であって、その底部には、出口を画定する延長部に対応して中央開口部が装備される、外部容器を備えることを特徴とする。前記外部容器の外部構成は、流体の圧力注入が行われて飲料を仕上げる機械のボウルに適合される。
加えて、カプセルには、外部容器の底部の開口部を気密式に閉鎖する微小膜が装備される。微小膜には、その表面内に、注入された流体によって及ぼされた圧力によるその破損を許容するために切欠部が装備され、それにより、圧力が特定の値に達したとき、切欠部の破損が起こり、食品と混合された流体を出口に向かって進める。微小膜は、アルミニウム、プラスチック、ポリマー、シリコーン、繊維材料およびさらには加圧式開放弁が装備された気密ニップルからも作製され得る。
カプセルにはまた、第2のチャンバを形成する内部容器が装備され、第2のチャンバは、その上側では、食品の導入を可能にするために開放され、内部容器の開放境界部上に固着された第2の蓋によって閉鎖される。前記第2の蓋は、製品と混合される注入された流体が進むためのオリフィスを備え、それにより、前記第2の蓋は、第1のチャンバの底部を形成する。加えて、内部容器の側壁は、これが固着される外部容器の内部表面に不可動式に適合される構成を有し、それにより、内部容器の側壁の構成は、外部容器の内部表面に相補的であり、流体の通過に対して完全に気密性である接合部を作り出し、このために、封止部が、追加的に、少なくとも内部容器の開放境界部および外部容器の内部表面に施され、液体が前記接合領域内を通り抜けることができないことを確実にする。
この封止部は、熱封止、超音波による熱封止、化学結合などの任意の適切な技術によって得られ得る。
内部容器の底部および外部容器の底部は、迷路の形態のパーティションを含む第3のチャンバを形成し、このために、前記パーティションは、内部容器の底部の外側に配置され、内部容器およびパーティションによって形成された単一要素とする。加えて、内部容器の底部は、穿孔部のセットを組み込み、それにより、流体の圧力注入によって表面内に圧力の増大を誘発するとき、食品と混合された流体が第3のチャンバに進むことが、生み出される。圧力が増大し続けるとき、微小膜の破損が生み出され、それにより、流体と混合された前記食品は、出口を通って出現し、こうして製品と混合された流体の注入から仕上げられた飲料を得る。
この構成は、以下で説明する方法によるカプセルの製造および組み立てを容易にする。加えて、内部容器の底部の外側内の迷路の形態のパーティションの配置は、カプセルの底部上のその組み立てを容易にするが、その理由は、迷路の形態のパーティションを備えた第3のチャンバは、内部容器が外部容器に導入されたときに同時に形成され、先行技術において行われるような、迷路の形態のパーティションの機能を実行する独立体の導入は、必要とされないためである。
説明した構成は、カプセルの内側に含有された食品を、上記で説明したような飲料の仕上げの瞬間まで、上側蓋および微小膜によって提供された気密閉鎖部によって外側から分離して保存する。加えて、圧力の増大によって破損される微小膜の使用は、製品と混合された流体の流出を可能にするためにカプセル内にカプセルの底部の破損要素を含む必要がないようにし、それによってカプセル製造を極めて容易にする。
本発明の好ましい実施形態では、内部容器は、周囲リムを備え、この周囲リムには、内部容器に製品を充填した後、第1のチャンバの底部を構成する第2の蓋が固着される。内部容器の周囲リムは、外部容器内に設けられた周囲段に相補的であり、それにより、前記周囲リムは、外部容器の周囲段によって支持され、上記で説明したように、外部容器内の前記内部容器の位置決めおよび固着を容易にする。周囲リムはまた、内部容器の側壁が外部容器の内部表面に固着されるときに周囲段に固着させることもでき、改良された固着を達成し、その取り付けおよび緊密性を改良する。
本発明の実施形態では、外部容器は、カプセル補強および支持用径方向脈状部を備えて、出口を画定する延長部に対して横方向に、および底部の外部表面からより大きい堅牢性をもたらす。しかし、本発明はまた、前記径方向脈状部を含まないことも企図する。
いずれの場合も、補強用径方向脈状部および外部容器の外部プロファイルの両方は、流体の圧力注入を行うためにこれが結合される機械のボウルの形状に適合される。
内部容器の底部の外側に設けられたパーティションは、外部容器の底部近くに配置されて、食品と混合された流体の流出を均一化し減速させる迷路機能を行うことを可能にする。
第3のチャンバを画定する内部容器の底部および外部容器の底部は、直線状もしくは円錐状の表面またはその組み合わせを備える。両方の底部の円錐構成は、食品と混合された流体からなる、得られた飲料のパフォーマンスおよび使用を容易にする。
本発明の好ましい実施形態では、外部容器は、第1の空気チャンバを構成する上側円錐セクションを備え、その後には、内部容器の周囲リムを支持する周囲ステップを画定する円筒状セクションが続く。この方法で、内部容器は、製品を含有する第2のチャンバを形成し、その後には、迷路の形態のパーティションを備えた第3のチャンバを形成する小さい円錐チャンバが続き、これは、出口を画定する延長部によって終端し、ここでは、前記延長部は、上記で説明したように、カプセル補強用径方向脈状部を組み込んでも組み込まなくてもよい円筒状セクションによって構成される。
第3のチャンバのパーティションは、不連続の同心円の構成を形成して配置され、その不連続部は、同心円内で交互に面して、迷路機能を行うことを可能にするが、これは、同様に、必要とされるときに食品と混合された流体を出口に導くことを容易にする径方向の構成を取ることもできる。
本発明の好ましい実施形態では、第3のチャンバは、その高さを、外側から中心に向かって漸進的に増大させ、それにより、前記第3のチャンバのパーティションは、外側から内側に低減する長さを有し、その高さは、外側から内側に増大する。
内部容器の底部の穿孔部に関して、これらは、微小円、微小円錐台、または微小角錐台などの微小穿孔部のセットによって構成され得る。
加えて、本発明は、内部容器の底部の穿孔部が、微小穿孔部ではなく、これより大きいことも企図し、この場合、これらは、食品と混合された流体の通過を可能にするために高い厚み指数を備えた繊維膜によって封止される。
本発明は、内部容器の穿孔部または微小穿孔部のセットが、位置合わせされて径方向ラインを形成する、または格子を形成することを企図する。
内部容器の第2の蓋の穿孔部のセットに関して、これらは、前記蓋の中心、外側に近い領域内に位置することができ、または表面全体に沿って分散され得る。
本発明の実施形態は、カプセルの外部表面が、粗面を備えて、流体の圧力注入がそれによって行われる飲料製造機械の内側のその場所内でのカプセルの把持および操作を容易にすることを企図する。
第1の蓋によるカプセルの閉鎖を行うために、外部容器は、前記第1の蓋が熱封止される周囲リムを備える。この閉鎖は、内部容器を外部容器の内側に配置し、不可動式に固着した後で行われる。
食品と混合された流体を出口に向けて流出させるための層流を誘発するいくつかのブレードの配置が、出口の内部内に企図され、それにより、「ねずみの尾」の形態の流体の流出が得られる。
ブレードは、径方向のフィン構成をとることができるが、これらが、垂直方向に直角に交互になる直径パーティションのセクションであって、その境界部が、段の形態で、前記境界部の各々の中間点において反対方向の水平延長部を有する、セクションによって形成された長手方向本体によって構成される可能性もまた、企図される。いずれの場合も、これらの構成は、「ねずみの尾」の形態の流体の流出を得ることを容易にする。
加えて、本発明は、カプセルの説明された構成による飲料製造カプセルの製造方法に関し、この場合、方法は、外部容器の底部の中央開口部を気密式に微小膜によって閉鎖することと、内部容器を対応する製品によって充填することと、次いで、内部容器の開放境界部を第2の蓋で閉鎖することとを含む。次に、内部容器は、外部容器内に導入され、内部容器は、追加の封止部によって不可動式に外部容器に固着され、それにより、第2の蓋は、第1の空気チャンバの底部を形成する。次に、外部容器の上側が、第1の蓋によって気密式に閉鎖され、第1と第2の蓋の間に第1の空気チャンバを形成し、カプセルを、流体が空気チャンバの内側にそれによって圧力注入される飲料製造器内に組み付けられる状態にする。
外部容器が、補強および支持用径方向脈状部と、出口の内側のブレードとを備える場合、前記外部容器は、射出方法によって製造され、一体成形品を得る。これはまた、前記径方向脈状部を組み込まない場合、熱形成方法によって製造されてもよい。
本発明の方法は、内部容器を製品で充填することを可能にし、前記内部容器が外部容器の内側に導入され固着される前に、第2の蓋によるその閉鎖を行うことにより、カプセルの製造を簡易化する。
ポリマー、プラスチック化合物、可塑化されたボール紙、およびさらにはアルミニウムなどの金属材料からなどの、任意の適切な材料が、外部および内部の容器の製造に使用され得る。
次に、本明細書のより良好な理解およびその不可欠な部分の形成を容易にするために、一連の図を本明細書に添付し、この図では、本発明の目的が、限定的ではなく例示的に表されている。
本発明の実施形態の例の分解斜視図である。 カプセルを構成するさまざまな要素がその内部で組立てられた、前述の図の断面図である。 迷路の形態のパーティションの配置が明確に観察される、第2の容器の下側斜視図である。 前述の図に示したものに等価であるが、外部容器が、カプセル補強用脈状部を組み込まないことが異なる、本発明の別の可能な実施形態の図である。 「ねずみの尾」の形態の流体を得るために出口内に含まれたブレードの斜視図である。 「ねずみの尾」の形態の流体を得るために出口内に含まれたブレードの実施形態の例を示す図である。
次に、本発明の説明が、前述の図を活用して行われる。
第1に、本発明の実施形態は、図1から3の補助を得て説明され、この場合、本発明のカプセルは、そのノズル内に円錐セクション3内で終端する周囲リム2を有する上側によって開かれた外部容器1を備え、円錐セクション3は、段4の後、円錐底部6を備えた底部において終端する円筒状セクション5に沿って続き、円錐底部6には、出口8を画定する延長部が対応して含められる中央開口部7が装備される。出口8に対して横方向に、これは、カプセル補強用の径方向脈状部9を組み込む。
外部容器1の構造は、以下で説明するように、これが飲料の仕上げのために結合される機械のボウルの形状に適合するように設計される。
円錐セクション3は、カプセルの操作および飲料製造機械への導入のためにこれを把持することを容易にする粗い外部表面を有することに留意されたい。加えて、外部容器の円筒状部分には、一連の粗い刻印またはマークが、把持することを容易にすることに加えて、カプセルによって収容された食品のタイプまたはブランドを示すために収容され得る。
中央開口部7は、微小膜10を用いて気密式に封止され、この微小膜10には、カプセルの内側の圧力を増大させることによる微小膜の破損を容易にする切欠部11が装備される。加えて、微小膜10は、カプセルをその下側部分から分離して、その内容物を保存し、飲料の仕上げのためにその中に含有された食品の酸化を防止し、前記食品が、その使用の瞬間まで完全な状態で消費者に届くことを可能にする。
この実施形態の例は、中央開口部7には、小さい0.5mm厚さの表面を組み込まれ、ここでは、前記微小膜10は、微小膜10の固着を行うことを可能にするために熱封止されることを企図する。
微小膜10は、20から50μmの間に含まれる幅を有して圧力によるその破損を容易にする。
微小膜は、非常に薄いアルミニウム、任意のプラスチック化合物、ポリマーシート、シリコーン、繊維材料またはさらには加圧式開放弁が装備された気密ニップルにおいて製造され得る。
加えて、本発明のカプセルは、周囲リム13を有する上側が開放される内部容器12を備え、その底部には、以下で説明するように、カプセル内に圧力注入された流体が通ることを可能にするために穿孔部14のセットが装備される。
カプセルはまた、底部の外側にパーティション18も含み、パーティションと共に内部容器の一体成形セットを形成する。パーティション18の幅は、0.5mmである。
内部容器12の構成は、これに、たとえばコーヒーなどの食品を充填することを可能にし、それにより、これは、内部容器12の内側に詰められて、次いで一連のオリフィス17が装備された第2の蓋16によって封止される。閉鎖は、第2の蓋16の境界部を周囲リム13上に置くことによって行われ、ここでは、これは熱シールされる。
内部容器12の横方向壁は、外部容器の内部表面、より詳細には円筒状セクション5に適合され、それにより、周囲リム13は段4上に位置して、流体の通過に対して完全に気密性の接合点を作り出し、このために、封止部が、さらに、少なくとも、内部容器の開放境界部および外部容器の内部表面に施され、液体が前記接合領域を通り抜けないことを確実にする。
この封止作用は、熱封止、超音波による熱封止、化学結合などの任意の適切な技術によって得られ得る。
この作業は、内部容器12が、製品で充填され、第2の蓋16で閉鎖された後で行われる。この位置では、パーティション18は、外部容器1の底部6の近くに配置される。この構成は、カプセルの組み立てを簡易化する。
次に、カプセルは、第1の蓋15を用いて、これを周囲リム2上に熱封止して閉鎖される。第1の蓋15は、プラスチック化合物から作製されて、外部容器1に対するその熱封止を可能にする。
第1の蓋15と第2の蓋16の間に含まれる空間は、第1の空気チャンバ19を形成し、内部容器と第2の蓋16のセットは、製品を含有する第2のチャンバ20を形成する。
カプセルの底部6と内部容器12の底部との間に含まれる空間は、パーティション18を含む第3のチャンバ21を画定する。
第3のチャンバ21は、外側からカプセルの中心に向かって漸進的に増大する高さを有し、それにより、パーティション18は、この構成に適合する。
本発明の好ましい実施形態では、パーティション18は、不連続の同心円によって決定付けられた構成を形成して配置され、その不連続部は、交互の同心円内で互いに面し、それにより、パーティションの長さは、外側から内側に低減し、その高さは、外側から内側に増大する。
パーティションはまた、必要とされるときに出口8への流体の通過を容易にするために径方向に位置することもできる。
カプセルが、上記で説明したように組み立てられた後、これは、食品を含有する説明したカプセルからの飲料の仕上げに使用されるものの従来の機械のボウル内に置かれる。
次に、第1の蓋15が、第1の空気チャンバ19に導入されて留まる針(または穿孔要素)によって穿孔され、沸騰水などの流体が圧力注入され、それにより、圧力の増大により、流体が、内部容器12を閉鎖する第2の蓋16のオリフィス17を通り抜けることを可能にし、その結果、含有されるコーヒーなどの食品が浸され、内部容器12の穿孔部14により、これは、第3のチャンバ21の方に出て行き、こうしてコーヒーからのクリームの分離を許容し、パーティション18によって決定された迷路を通り抜け、出口8に向かう流れを均一化する。加えて、第3のチャンバは、クリームがコーヒーと共に外側に押し出されることも可能にする。第2の蓋16は、固くても可撓性でもよく、プラスチック材料、繊維材料またはアルミニウムから作製され、その幅はカプセル内側の圧力、および挽いたコーヒーが水と接触したときのその膨張に耐える必要がある。オリフィス17は、カプセルの内側の水の流れに与えられるのに望ましい方向に応じて、中心、外部端に位置することができ、または表面上に一様に分散され得る。
微小膜10は、出口8にアクセスする直前に配置され、それにより、圧力が増大するとき、その破損が、上記で説明したように切欠部11の配置によって支援されて生み出され、それにより、微小膜10が破損された後、飲料は、一定の均一な流れを得ながら、出口8を通り抜けるように向けられる。
穿孔部14は、いくつかのタイプのジオメトリで運用することができ、この場合は、0.4×0.05mm微小スロットが選択されたが、これらは、円形または円錐台のジオメトリを備えた、これより大きいまたはこれより小さい穿孔部にすることができる。加えて、フィルタとして、およびコーヒーからクリームを分離する要素として作用する非常に厚い繊維膜によって封止された大きい穿孔部の場合も存在し得る。
上記で述べたように、いくつかの穿孔部14のジオメトリおよび寸法は、各々の場合に必要とされる必要性に適合され得る。この場合では、約12のスロットを備えたラインおよび合計約50のラインが提供されており、約12mmの出口表面を得る。この領域は、この表面の圧力の増大を誘発するために小さくなければならず、こうしてクリームおよびコーヒーの分離プロセスを改良する。
第2の蓋16のオリフィス17は、水がより速く浸み込む、又はこれができないように所望に応じてサイズを変化させることができ、第2のチャンバ20の内側の水の流れに与えられるのに望ましい方向に応じて、中心、外部端に位置することができ、または表面上に一様に分散され得る。
図1および2に表す容器は、射出成型によって製造され、それにより、径方向脈状部9を備えた一体成形が得られる。
図4は、図1から3に説明するものに等価であるが、この場合、外部容器1が、径方向脈状部9を備えていないことが異なる、本発明の別の実施形態を示す。
他方では、出口8は、例えば図5に示す径方向フィン22などのブレード22を組み込むことができ、これは、出口8の、その目的で提供された内部段によって支持することができ、または、これらは、同様に、熱によって出口8に接着されて、一体成形品を形成することもできることに留意されたい。この要素が自由であるという事実は、使用の効果性に影響を与えず、その理由は、カプセルは、使用時には常に縦方向にあり、したがって、ブレードは、重力によりその作用位置に降下するためである。図1および2の場合、射出によって製造されるため、ブレード22は、外部容器1との一体成形品を形成する。
出口(8)はまた、その外部縁内に、対応する機械内のボウルの下側オリフィスの境界部内でのその適切な結合および安定化のための小さい周囲段(26)も有する。径方向フィン22の高さは、出口の長さによって決まり、これは、9から15mmの間に含まれる値の中で変動することができる。
図6は、ブレードの別の可能な実施形態を示し、このブレードは、この場合、縦方向に直角に交互になる直径パーティション24のセクション23であって、その境界部が、段の形態で、前記境界部の各々の中間点において反対方向の水平延長部25を有する、セクション23によって構成される。
説明したブレードの構成の目的は、流体に、「ねずみの尾」形態の流出を与えることである。
図4の例では、外部容器1は、熱形成によって製造され、時間およびプラスチックにおいて多大な削減、したがって品物の価格において削減を得る。
本発明はまた、これまでの説明によってカプセルを得るための方法に関する。

Claims (23)

  1. 流体が、第1の空気チャンバ(19)内にそこを通して圧力注入される第1の蓋(15)を備える飲料製造カプセルであって、
    前記空気チャンバ(19)の底部は、注入された流体が、食品を含有する第2のチャンバ(20)にそこを通して流入されるオリフィス(17)を備え、前記流体は前記食品と混合し、
    前記第2のチャンバは、前記流体と前記食品の混合物の流出を減速させるために迷路の形態のパーティション(18)が装備された第3のチャンバ(21)に、前記食品と混合された前記流体が進むための穿孔部(14)が装備された底部を有し;
    前記第3のチャンバ(21)に隣接して、前記流体と前記食品の混合物のための出口(8)を備える、飲料製造カプセルにおいて、
    上側が開口される外部容器(1)であって、その底部(6)には、前記出口(8)を画定する延長部に対応して中央開口部(7)が装備され、その外部構成は、飲料製造機械のボウルに適合される、外部容器(1)と、
    前記外部容器(1)の前記底部(6)の前記開口部(7)を気密式に閉鎖する微小膜(10)であって、その表面内に切欠部(11)を備えて、前記注入された流体の圧力によるその破損を許容し、これにより、前記食品と混合された前記流体が前記出口(8)に向かって進むことを可能にする、微小膜(10)と、
    前記第2のチャンバ(20)を形成する内部容器(12)であって、前記食品が導入される上部が開放され、前記内部容器(12)の開放境界部に固着された第2の蓋(16)によって閉じられ、前記第2の蓋(16)は、前記注入された流体の通過のためのオリフィス(17)を有して、前記第1のチャンバ(19)の底部を形成し、前記内部容器(12)の側壁は、これが気密式かつ不可動式に固着される前記外部容器(1)の内部表面に適合される、内部容器(12)とを備え、
    前記内部容器(12)の底部および前記外部容器(1)の前記底部(6)が、迷路の形態の前記パーティション(18)を備えた第3のチャンバ(21)を形成し、
    迷路の形態の前記パーティション(18)が、前記内部容器(12)の底部の外側に配置され、前記パーティション(18)と共に前記内部容器によって形成された単一要素とし、前記内部容器(12)の前記底部は、複数の穿孔部(14)を有して表面上に圧力の増大を誘発し、前記食品と混合された前記流体が前記第3のチャンバ(21)に進むことを可能にし、ここでは、前記微小膜(10)の破損は、前記圧力を増大させることによって生み出されることを特徴とする、飲料製造カプセル。
  2. 前記内部容器(12)が、前記内部容器(12)を前記食品で充填した後で、前記第1のチャンバ(19)の底部を構成する前記第2の蓋(16)が固着される周囲リム(13)を備え、前記外部容器(1)が、前記第2の蓋(16)が固着される前記内部容器(12)の前記周囲リム(13)を支持する周囲段(4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  3. 前記外部容器(1)が、前記出口(8)を画定する前記延長部に対して横方向の、および前記底部の前記外部表面からの、カプセル補強および支持用の径方向脈状部(9)であって、前記機械のボウルの形状に適合される、補強および支持用径方向脈状部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  4. 前記内部容器(12)の前記底部の外側に設けられた前記パーティション(18)が、前記外部容器(1)の底部近くに配置されることを特徴とする請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  5. 前記第3のチャンバ(21)を画定する前記内部容器(12)の前記底部および前記外部容器(1)の前記底部が、直線、円錐状、およびその組合わせの中で選択された表面を備えることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  6. 前記外部容器(1)が、前記第1の空気チャンバ(19)を構成する上側円錐セクション(3)を備え、その後に、前記内部容器(12)の周囲リム(13)を支持する周囲段(4)を画定する円筒状セクション(5)が続き、その後に、前記出口(8)を画定する前記延長部内で終端する、迷路の形態の前記パーティション(18)が装備された、前記第3のチャンバ(21)を形成する小さい円錐チャンバが続き、前記延長部は、円筒状セクションによって構成されることを特徴とする、請求項2または3に記載の飲料製造カプセル。
  7. 前記第3のチャンバ(21)が、外側から内側に高さが漸進的に増大することを特徴とする、請求項5に記載の飲料製造カプセル。
  8. 前記パーティション(18)が、不連続の同心円から選択された構成であって、その不連続部が、迷路機能を有するように、交互に配される同心円内で互いに面しており、この構成および放射状の構成を形成することによって配置されることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  9. 前記パーティション(18)の長さが、外側から内側に低減し、その高さは、外側から内側に増大することを特徴とする、請求項5または8に記載の飲料製造カプセル。
  10. 前記内部容器(12)の底部の前記穿孔部(14)が、微小円、微小円錐台、および微小角錐台、および微小スロットの中で選択された構成の微小穿孔部のセットを備えることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  11. 前記内部容器(12)の底部内の前記穿孔部が、食品と混合された流体を分離する要素として作用する非常に厚い繊維膜によって封止されることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  12. 前記内部容器(12)の底部の穿孔部(14)または微小穿孔部のセットが、径方向ラインで位置合わせされ、または格子を形成することを特徴とする、請求項10または11に記載の飲料製造カプセル。
  13. 前記内部容器(12)の前記第2の蓋(16)のオリフィス(17)のセットが、中心、外側近くの領域の間で選択された位置に配置され、また、その表面上に分散されることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  14. 前記微小膜(10)が、アルミニウム、プラスチック、ポリマー、シリコーン、繊維材料および加圧式開放弁を備えた気密ニップルの中で選択された材料から作製されることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  15. 前記カプセルの前記外部表面が、把持することを容易にする粗面またはマークを備えることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  16. 前記外部容器(1)が、前記第1の蓋(15)が中に熱封止される周囲リム(2)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  17. 前記出口(8)の内部が、前記出口の外側に向かう前記流体の層流を誘発する、ブレード(22)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  18. 前記ブレード(22)が、径方向のフィン構成を有する径方向フィン(22)と、
    垂直方向に直角に交互になる直径パーティション(24)のセクション(23)であって、セクション(23)の境界部が、段の形態で、前記境界部の各々の中間点において境界部に対して反対方向の水平延長部(25)を有する、セクション(23)との間で選択された構成を有することを特徴とする、請求項17に記載の飲料製造カプセル。
  19. 前記ブレード(22)が、前記出口(8)との一体成形品を形成することを特徴とする、請求項17に記載の飲料製造カプセル。
  20. 前記出口(8)が、その外部縁内に、前記対応する機械のボウルの下側オリフィスの境界部におけるその適切な結合および安定化のための小さい周囲段(26)を有することを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  21. 製造に使用される材料が、ポリマー、プラスチック化合物、可塑化されたボール紙、金属材料またはその組み合わせの中で選択されることを特徴とする、請求項1に記載の飲料製造カプセル。
  22. 飲料製造カプセルの製造方法であって、飲料の仕上げが、流体を前記カプセルの第1の蓋(15)を通して第1の空気チャンバ(19)内に圧力注入することを含み、前記第1のチャンバ(19)の底部は、前記注入された流体が、食品を含有する第2のチャンバ(20)にそれを通して流入されるオリフィス(17)を備え、前記流体は、前記第2のチャンバ(20)内で前記食品と混合し、前記第2のチャンバ(20)は、前記流体と前記食品の混合物の流出を減速させるために迷路の形態のパーティション(18)が装備された第3のチャンバ(21)に、前記食品と混合された前記流体が進むための穿孔部(14)が装備された底部を有し;前記第3のチャンバ(21)の後に、前記流体と前記食品の混合物のための出口(8)を備え、これらのすべては、請求項1から18のカプセルによるものである、方法において、
    −外部容器(1)の底部の中央開口部(7)を微小膜(10)によって気密式に閉鎖して、前記出口(8)の気密閉鎖を行うことと、
    −前記第2のチャンバ(20)を形成する内部容器(12)を製品によって充填することと、
    −前記注入された流体の通過のためのオリフィス(17)を有する第2の蓋(16)によって前記内部容器(12)の開放境界部を閉鎖することと、
    −前記内部容器(12)を前記外部容器(1)に導入することであって、前記内部容器(12)の側壁が、前記外部容器(1)の内部表面に適合するように、導入することと、
    −前記内部容器(12)を、前記外部容器(1)の内側の追加の封止手段によって気密式にかつ不可動式に固着することであって、前記第2の蓋(16)が前記第1の空気チャンバ(19)の底部を形成するように、固着することと、
    −前記外部容器(1)の上側を、前記第1の蓋(15)によって気密式に閉鎖することとを含むことを特徴とする、製造方法。
  23. 前記外部容器(1)が、熱形成と射出成型の間から選択された方法によって製造されることを特徴とする、請求項22に記載の飲料製造カプセルの製造方法。
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