JP6061691B2 - レーザー加工方法、及び、レーザー加工装置 - Google Patents

レーザー加工方法、及び、レーザー加工装置 Download PDF

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本発明は、レーザー加工方法及びレーザー加工装置に関する。
従来、IC、LSI等が形成された半導体ウェーハや、LEDが形成されたサファイアウェーハの分割予定ラインをレーザー加工装置によってレーザービームを照射し、表面に溝を形成することで個々のデバイスに分割する加工工程が知られている。分割されたデバイスは、携帯電話、PC、LEDライト等の電気機器に利用されている。
このようなレーザー加工装置を用いた加工工程において、半導体ウェーハやサファイアウェーハにレーザービームを照射すると、デブリと呼ばれる微細なデブリが発生、飛散することが知られており、このデブリがデバイスの表面に堆積すると、デバイスの品質を低下させてしまうことが知られている。
このデブリの対策として、デバイスの表面に保護膜を予め塗布してからレーザー加工を施し、保護膜とともに保護膜上に付着したデブリごと洗浄して除去する加工方法や、対物レンズの光軸に沿ってエアーを噴出する噴出口を備え、噴出口の周りからデブリを吸引してデブリがデバイスの表面に堆積するのを防止するレーザー加工装置が提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照。)。
特開2007−69249号公報 特開2011−189400号公報 特開2006−032419号公報
上述のように、レーザー加工中においてデブリが発生するものであるが、この飛散したデブリがレーザービームを遮ることでレーザービームに悪影響を及ぼし、所望のレーザー加工が施されないといった課題が生じていた。
即ち、例えば、形成されるレーザー加工溝の幅が変動する現象が発生し、隣り合うデバイス間の非常にわずかな隙間に形成されるレーザー加工溝の幅が変動するといったことが考えられる。
このような場合に、レーザー加工溝がデバイスに至ってしまうと、レーザー加工溝によってデバイスを損傷してしまうことが懸念される。
そこで、本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レーザー加工によって発生するデブリによって、レーザービームが悪影響を受けないようにするための新規な技術を提供することである。
請求項1に記載の発明によると、チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射して被加工物の表面にレーザー加工溝を形成するレーザー加工方法であって、レーザービーム照射手段から被加工物の表面に被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射しつつ被加工物とレーザービーム照射手段とを相対移動させて被加工物にレーザー加工溝を形成する際に、レーザービームの通過路を取り囲み被加工物の表面に対向する吸引口を通じてデブリを排出しながら、レーザー加工溝の延伸方向前方且つ吸引口の外側に配置された気体噴射ノズルから既に形成されたレーザー加工溝に向かってレーザービームと交差するように気体を噴出することを特徴とするレーザー加工方法が提供される。
請求項2に記載の発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射手段と、チャックテーブルをレーザービーム照射手段に対して移動させる加工送り手段とを備えるレーザー加工装置であってレーザービームの通過路を取り囲むとともに被加工物の表面に対向し、被加工物にレーザー加工溝を形成する際に被加工物から発生するデブリを排出するための吸引口と、被加工物にレーザー加工溝を形成する際に、レーザー加工溝の延伸方向前方から既に形成されたレーザー加工溝に向かってレーザービームと交差するように気体を噴出する気体噴出手段と、を備え、気体噴出手段は、吸引口の外側に配置され、加工送り手段がチャックテーブルを往復移動させる移動方向両側から気体を噴出する一対の気体噴出ノズルと、一対の気体噴出ノズルの近傍に配設され、気体供給源から供給される気体をチャックテーブルの移動方向に応じて選択的にいずれか一方の気体噴出ノズルへと供給する電磁弁と、を備えるレーザー加工装置が提供される。
本発明によると、レーザー加工溝の形成される方向であるレーザー加工溝の延伸方向前方(進行方向前方)から、既に形成されたレーザー加工溝に向かって、レーザービームと交差するように気体を吹き付けることで、レーザー加工によって発生するデブリ(ウェーハや保護膜が気化して発生する煙状等の粉塵)がレーザービームの周囲から素早く除去することができる。
これにより、デブリによるレーザービームの悪影響の発生が防がれ、レーザー加工溝の幅(加工幅)の変動などの不具合発生を防ぐことが可能となり、また、この不具合に起因するデバイス損傷といった不具合の誘発も防がれる。
さらに、チャックテーブルを往復移動させて往復加工を実施する装置構成の場合、どちらの方向に加工する場合でも同様に気体を吹き付けることができるよう一対の気体噴出ノズルを設けるとともに、さらに気体噴出ノズル近傍に電磁弁を設けることによって、瞬時に加工方向が入れ替わり高速にレーザー加工が実施される場合であっても、気体を噴出する気体噴出ノズルを瞬時に切替えて、気体を吹き付ける方向を加工方向に対して追従させることが可能な加工装置を実現することができる。
本実施形態のレーザー加工装置の全体構成の斜視図である。 被加工物について示す斜視図である。 レーザービーム照射ユニットの構成について説明する側面図である。 レーザービーム照射ユニットの構成について説明する斜視図である。 レーザー加工溝の延伸方向前方からの気体の噴出について説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態としてのレーザー加工装置2の外観を示している。
レーザー加工装置2の前面側には、オペレータが加工条件等の装置に対する指示を入力するための操作手段4が設けられている。装置上部には、オペレータに対する案内画面や後述する撮像手段によって撮像された画像が表示されるCRT等の表示手段6が設けられている。
図2に示すように、加工対象の半導体ウェーハWの表面においては、第1の分割予定ラインS1と第2の分割予定ラインS2とが直交するように形成されており、第1の分割予定ラインS1と第2の分割予定ラインS2とによって区画された領域に多数のデバイスDが形成されている。本実施形態では、デバイスDの表面(ウェーハWの表面)が図示せぬ保護膜によって保護されるようになっている。なお、被加工物は、半導体ウェーハW(シリコンウェーハ)に限定されるものではなく、サファイアウェーハ、光デバイスウェーハ等を含むものである。
図2に示すように、ウェーハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周縁部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウェーハWはダイシングテープTを介して環状フレームFに支持された状態となり、図1に示したウェーハカセット8中にウェーハが複数枚(例えば25枚)収容される。ウェーハカセット8は上下動可能なカセットエレベータ9上に載置される。
ウェーハカセット8の後方には、ウェーハカセット8からレーザー加工前のウェーハWを搬出するとともに、加工後のウェーハをウェーハカセット8に搬入する搬出入手段10が配設されている。
ウェーハカセット8と搬出入手段10との間には、搬出入対象のウェーハが一時的に載置される領域である仮置き領域12が設けられており、仮置き領域12にはウェーハWを一定の位置に位置合わせする位置合わせ手段14が配設されている。
30は保護膜被覆装置であり、この保護膜被覆装置30は加工後のウェーハを洗浄する洗浄装置を兼用する。仮置き領域12の近傍には、ウェーハWと一体となったフレームFを吸着して搬送する旋回アームを有する搬送手段16が配設されている。
仮置き領域12に搬出されたウェーハWは、搬送手段16により吸着されて保護膜被覆装置30に搬送される。保護膜被覆装置30では、ウェーハWの加工面に保護膜が被覆される。この保護膜は、PVA(ポリビニルアルコール)、PEG(ポリエチレングリコール)等の水溶性樹脂を塗布することで形成される。
加工面に保護膜が被覆されたウェーハWは、搬送手段32により吸着されてチャックテーブル18上に搬送され、チャックテーブル18に吸引されるとともに、複数の固定手段(クランプ)19によりフレームFが固定されることでチャックテーブル18上に保持される。
チャックテーブル18は、回転可能且つX軸方向に往復動可能に構成されており、チャックテーブル18のX軸方向の移動経路の上方には、ウェーハWのレーザー加工すべき分割予定ラインを検出するアライメント手段20が配設されている。
チャックテーブル18は、図示せぬ加工送り手段によってX軸方向に移動させるように構成されており、アライメント手段20やレーザービーム照射ユニット24の下方において、ウェーハWがX軸方向に移動するようになっている。また、チャックテーブル18は、図示せぬY軸送り移動手段によってY軸方向に移動可能に構成され、ウェーハWがY軸方向に移動するようになっている。
アライメント手段20は、ウェーハWの表面を撮像する撮像手段22を備えており、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の画像処理によってレーザー加工すべき分割予定ラインを検出することができる。撮像手段22によって取得された画像は、表示手段6に表示される。
アライメント手段20の左側には、チャックテーブル18に保持されたウェーハWに対してレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニット24が配設されている。レーザービーム照射ユニット24のケーシング26中には周知のレーザービーム発振手段等が収容されており、ケーシング26の先端にはレーザービームを加工すべきウェーハ上に集光する集光器28が装着されている。
図3は、レーザービーム照射ユニット24の構成について説明する側面図、図4は同じく斜視図である。ウェーハWはダイシングテープTを介してフレームFに固定されており、フレームFが複数の固定手段(クランプ)19に固定されている。ウェーハWは、チャックテーブル18により吸引保持される。
ウェーハWを保持したチャックテーブル18は、図示せぬ駆動装置によって矢印X1方向に加工送りされる。ウェーハWには、レーザービーム照射ユニット24の下方を通過する過程でレーザービームLBが照射され、ウェーハW上に分割予定ラインに沿った線状のレーザー加工溝Kが形成される。このような加工は、レーザーアブレーション加工として知られているものである。
また、矢印X1に加工送りをして或る分割予定ラインのレーザー加工がなされた後、チャックテーブル18がY軸方向(図1参照)にインデックス送りされて次の分割予定ラインに対する位置決めがなされる。そして、チャックテーブル18は、図示せぬ駆動装置によって矢印X2方向に加工送りされる。
以上のようにして、矢印X1,X2の両方向にチャックテーブル18が加工送りされることで、ウェーハWが往復加工されるようになっている。なお、図3では、矢印X1方向にチャックテーブル18が加工送りされる様子が示されている。
レーザービーム照射ユニット24では、ハウジング41内に配設された集光レンズ42からレーザービームLBがウェーハWに照射されるように構成されている。
ハウジング41の下部には吸引ブロック43が設けられている。吸引ブロック43には、上下方向に貫通するレーザービーム通過路43aが形成されており、レーザービーム通過路43aを通じてレーザービームLBがウェーハWに照射される。
吸引ブロック43の下面には、レーザービーム通過路43aを取り囲むように吸引口43bがウェーハWの表面に対向するように形成されている。この吸引口43bは、ハウジング内部空間43cに連通される。
ハウジング内部空間43cは、排気路44(図4参照)に連通されている。この排気路44は、図示せぬ排気用吸引源に接続されており、ハウジング内部空間43cの空気が、排気路44を通じて排気されるようになっている。
以上の構成において、レーザー加工(レーザーアブレーション加工)によって、ウェーハWや保護膜が気化して発生するデブリ5(粉塵)は吸引口43bからハウジング内部空間43c内へと吸い込まれて、排気路44を通じてハウジング内部空間43cの外部へと排出される。
さらに、図3乃至図5に示すように、吸引ブロック43には、レーザービーム通過路43aを挟んで加工送り方向(矢印X1,X2方向)に対向する一対の気体噴出ノズル51,52が設けられている。これにより、図示せぬ加工送り手段がチャックテーブル18を往復移動させる移動方向(X軸方向)両側から気体Aを噴出するように構成される。
気体噴出ノズル51,52は、気体噴出手段として機能するものであって、それぞれ気体供給経路54,55、電磁弁53、及び、一次側気体供給経路56を通じて図示せぬ気体供給源に接続されており、気体噴出ノズル51,52の先端からは、気体Aが噴出されるようになっている。
気体噴出ノズル51,52は、吸引口43bの外側に配置され、吸引口43bからのデブリ5の吸引が気体噴出ノズル51,52によって妨げられないようにすることが好ましい。
気体噴出ノズル51,52の先端は、レーザービーム通過路43aの中心43dの方向であって、ウェーハWに対して斜め上方から気体Aが当てられる方向に向けられている。なお、気体Aは、ウェーハWの表面に吹き当てることを目的とするものではなく、あくまでもレーザービームLBよりも下流側へデブリ5を移動させることを目的として噴出されるものである。
さらに、図3乃至図5に示されるように、気体噴出ノズル51の先端は、レーザー加工溝Kの延伸方向前方から既に形成されたレーザー加工溝Kに向かってレーザービームLBと交差するように気体Aを噴出する方向に向けられている。
また、図3及び図5に示される状況では、ウェーハW(チャックテーブル18)が矢印X1方向に加工送りされており、この加工送りの方向と反対側の矢印X2方向が、レーザー加工溝Kの延伸方向となる。
そして、この延伸方向の前方、つまりは、矢印X2方向に気体噴出ノズル51が配置され、この気体噴出ノズル51から既に形成されたレーザー加工溝Kに向かって気体Aが噴出される。
さらに、この噴出される気体Aは、レーザービームLBと交差するように噴出されるようになっている。例えば、レーザービームLBの集光点Sよりも上方のレーザービームLBに向かって気体Aを噴出させることで、気体AをレーザービームLBと交差させることができる。
以上のようにして、気体Aが噴出されることによって、レーザー加工によって生じたデブリ5は、加工送り方向(矢印X1方向)においてレーザービームLBよりも下流側へと流されることになり、デブリ5がレーザービームLBに干渉してしまうことを防ぐことができる。
そして、噴出された気体に流されたデブリ及びそれ以外のデブリ5は、吸引口43bから吸引され、さらに、排気路44を通じて外部へと排出される。
また、上述したように、ウェーハWは往復加工されるものであり、矢印X1方向にチャックテーブル18が加工送りされ或る分割予定ラインについてのレーザー加工が実施される際には、気体噴出ノズル51から気体Aが噴出され、矢印X2方向にチャックテーブル18が加工送りされ次の分割予定ラインについてのレーザー加工が実施される際には、気体噴出ノズル52から気体Aが噴出されるようになっている。
そして、この二本の気体噴出ノズル51,52からの気体Aの噴出の切替えは、気体供給経路54,55が接続される電磁弁53を制御することによって行うことができる。なお、電磁弁53の制御は、図示せぬ制御装置によって、チャックテーブル18の加工送り方向の切替えに連動させることにより行うことができる。
また、電磁弁53は、気体噴出ノズル51,52の近傍に設けることとして、気体Aの供給経路の距離を短くすることで、気体Aの噴出方向の切替わりを高速で行えることとすることが好ましい。これにより、気体Aの噴出方向の切替のレスポンスが良好なものとなり、チャックテーブル18の加工送り方向が高速で切替わることに追従できるようになる。
なお、気体噴出ノズル51,52から噴出される気体Aとしては、乾燥空気などが考えられるが、特に限定されるものではない。また、気圧としては、レーザービームLBに対するデブリ5の干渉を防ぎつつ、デブリ5が播き散らかされずに、吸引口43bから吸引されるような適切な圧力に設定されることが好ましい。
以上のようにして、本発明を実施することができる。
即ち、チャックテーブル18に保持された被加工物であるウェーハWにレーザービームLBを照射してウェーハWの表面にレーザー加工溝Kを形成するレーザー加工方法であって、レーザービーム照射ユニット(レーザービーム照射手段)24からウェーハWの表面にウェーハWに対して吸収性を有する波長のレーザービームLBを照射しつつウェーハWとレーザービーム照射ユニット24とを相対移動させてウェーハWにレーザー加工溝Kを形成する際に、レーザー加工溝Kの延伸方向前方から既に形成されたレーザー加工溝Kに向かってレーザービームLBと交差するように気体Aを噴出する、レーザー加工方法とするものである。
これにより、デブリ5によるレーザービームLBの悪影響の発生が防がれ、レーザー加工溝Kの幅(加工幅)の変動などの不具合発生を防ぐことが可能となり、また、この不具合に起因するデバイス損傷といった不具合の誘発も防がれる。
また、被加工物としてのウェーハWを保持するチャックテーブル18と、チャックテーブル18に保持されたウェーハWにレーザービームLBを照射するレーザービーム照射ユニット(レーザービーム照射手段)24と、チャックテーブル18をレーザービーム照射ユニット24に対して移動させる加工送り手段とを備えるレーザー加工装置2において、ウェーハWにレーザー加工溝Kを形成する際に、レーザー加工溝Kの延伸方向前方から既に形成されたレーザー加工溝Kに向かってレーザービームLBと交差するように気体を噴出する気体噴出手段を備え、気体噴出手段は、加工送り手段がチャックテーブル18を往復移動させる移動方向両側から気体を噴出する一対の気体噴出ノズル51,52と、一対の気体噴出ノズル51,52の近傍に配設され、気体供給源から供給される気体をチャックテーブル18の移動方向に応じて気体を選択的にいずれか一方の気体噴出ノズル51,52へと供給する電磁弁53と、を備えたレーザー加工装置2とするものである。
これにより、瞬時に加工方向(X1方向、X2方向)が入れ替わり高速にレーザー加工が実施される場合であっても、気体Aを噴出する気体噴出ノズル51,52を瞬時に切替えて、気体Aを吹き付ける方向を加工方向に対して追従させることが可能な加工装置を実現することができる。
2 レーザー加工装置
5 デブリ
18 チャックテーブル
24 レーザービーム照射ユニット
43 吸引ブロック
43a レーザービーム通過路
43b 吸引口
44 排気路
51 気体噴出ノズル
52 気体噴出ノズル
53 電磁弁
K レーザー加工溝
LB レーザービーム

Claims (2)

  1. チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射して該被加工物の表面にレーザー加工溝を形成するレーザー加工方法であって、
    レーザービーム照射手段から被加工物の表面に該被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射しつつ該被加工物と該レーザービーム照射手段とを相対移動させて該被加工物にレーザー加工溝を形成する際に、該レーザービームの通過路を取り囲み該被加工物の表面に対向する吸引口を通じてデブリを排出しながら、該レーザー加工溝の延伸方向前方且つ該吸引口の外側に配置された気体噴射ノズルから既に形成されたレーザー加工溝に向かって該レーザービームと交差するように気体を噴出することを特徴とするレーザー加工方法。
  2. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射手段と、該チャックテーブルを該レーザービーム照射手段に対して移動させる加工送り手段とを備えるレーザー加工装置であって
    該レーザービームの通過路を取り囲むとともに該被加工物の表面に対向し、該被加工物にレーザー加工溝を形成する際に該被加工物から発生するデブリを排出するための吸引口と、
    該被加工物にレーザー加工溝を形成する際に、該レーザー加工溝の延伸方向前方から既に形成されたレーザー加工溝に向かって該レーザービームと交差するように気体を噴出する気体噴出手段と、を備え、
    該気体噴出手段は、
    該吸引口の外側に配置され、該加工送り手段が該チャックテーブルを往復移動させる移動方向両側から該気体を噴出する一対の気体噴出ノズルと、
    該一対の気体噴出ノズルの近傍に配設され、気体供給源から供給される気体を該チャックテーブルの移動方向に応じて選択的にいずれか一方の気体噴出ノズルへと供給する電磁弁と、を備えるレーザー加工装置。
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