JP6061249B2 - 収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、内部に内容物を充填し上端部を開封した袋体を収納する収納ケースに関する。
粉洗剤や粉ミルク等の粉末状の内容物を、袋状の容器(以下、袋体とする。)に充填し上端開口部をシールした形の商品では、使用する際には、袋体の上端部を切り開いて、袋体ごと専用の収納ケースに入れて使用する場合がある。
そして、この種の商品態様のものでは、費用や省資源の観点から収納ケースは繰り返し使用することができるものとし、内容物を使い切った際には別途購入、用意した内容物を充填した袋体を収納ケースに入れて使用すると云う、所謂、レフィルタイプの商品とする場合がある。
一方、この種の商品態様のものでは、袋体を開封して収納ケースにセットし、スプーンなどで掬い取って使用する際に、袋体の開封上端部が閉じる方向に変形し、袋体中にスプーンが入れ難くなったり、袋体と収納ケースの隙間に内容物が入り込んでしまったりして、使い勝手の悪い状態となる場合がある。
この点、特許文献1にはゴミ箱に関するものではあるが、ゴミを収納するためのポリ袋を、開口上端部を広げた状態で固定、保持しながらゴミ箱の中に収納するための収納ケースに係る考案が記載されている。
この方法は、ポリ袋の開口上端部を、折り曲げ、あるいは延伸状に変形させてゴミ箱の開口上端部を越えるようにして吊着状態とし、さらに断面形状が「コ」の字状の係止具をゴミ箱の開口上端部に嵌着し、ゴミ箱の開口上端部と係止具の間にポリ袋の開口上端部を挟持して、ポリ袋の吊着状態を保持しようとするものである。
実開昭62−176102号公報
しかしながら、ゴミ袋に使用される比較的薄肉のポリ袋は容易に延伸状に変形させることもでき、特許文献1に記載される態様で、袋体の上端部開口部を大きく広がった状態で保持することが可能であるが、粉洗剤や粉ミルク等の粉末状の内容物を袋体に充填した商品では、袋体の破損を防止するため、袋体を比較的厚肉の合成樹脂フィルムで形成する必要があり、上記のような方法は適用することが難しく、適用したとしても使い勝手の悪いものとなってしまう。
本発明の課題は、比較的に肉厚で延伸状に変形することが難しい袋体であっても、開口上端部を広げた状態を容易に固定、保持することができ、この固定及び脱固定操作が容易に達成可能な機構を、シンプルな構成で創出すること、にある。
上記技術的課題を解決する手段に係る本発明の主たる構成は、
内部に袋体を、その上端部を開封した状態で収納する収納ケースにおいて、
有底筒状のケース本体とこのケース本体の開口上端部に脱着可能に嵌合固定する合成樹脂製の口枠体を有し、
口枠体は、ケース本体内に垂下する垂下筒片を有し、
垂下筒片とケース本体の側周壁の間に袋体の環状に広げた開封上端部の挿入が可能に、垂下筒片の周壁とケース本体の側周壁との間に隙間を形成する構成とし、
垂下筒片の周壁の一部を、この周壁の内側位置と外側位置の間で反転状に変位可能に構成した押え片とし、
押え片の外側位置で、この押え片により袋体の開封上端部をケース本体の側周壁に押し付けて、袋体の開封上端部を環状に広げた状態に固定、保持する構成とする、と云うものである。
上記構成によれば、内容物が収納された袋体の上端部を開封し、ケース本体内に収納し、口枠体の垂下筒片を袋体の上端部に挿入した状態で、口枠体をケース本体の開口端部に嵌合固定し、その後、垂下筒片の周壁の一部で形成される押え片を指先で外側方向に押し込んで、この押え片を内側位置から外側位置に反転状に変位させる、と云う容易な操作で、
押え片により袋体の開封上端部をケース本体の側周壁に押し付けて、袋体の開封上端部を環状に広げた状態に固定、保持することが可能となる。
また、内容物を使い切った際には、口枠体をケース本体から脱嵌合すればよい。また、別途用意した内容物が収納された袋体を収納する際には、口枠体の押え片を内側位置に戻しておく。
また、口枠体は垂下筒片の周壁の一部を押え片とする構成であり、射出成形により一体成形することが可能であり、シンプルな構成、すなわち口枠体と云う一つの部材で、上記のような袋体の開封上端部の固定、保持を実現することが可能となる。
本発明の他の構成は、上記主たる構成において、押え片を、垂下筒片の周壁の周方向に沿って所定の間隔でこの周壁の内側方向に突設される一対の基端片の間に、複数の板片を配設し、これら一対の基端片と複数の板片を減肉状に形成されるヒンジ部により周方向に連結し、平断面で見て、周壁の内側方向に凸状に突出形成する構成とする、と云うものである。
上記構成は押え片の具体的な構成に係るものであり、押え片を一対の基端片と複数の板片を減肉状に形成されるヒンジ部により周方向連結した構成とすることにより、ヒンジ部の可撓性を利用して、左右両脇に位置する基端片を基端として、内側方向に凸状に突設形成された押え片を、指先で容易に外側方向に反転変形可能なものとすることができる。
また、連結する板片の数により変転変形性や、反転距離を適宜に調節することも可能である。
勿論、押え片は上記構成のものに限定されるものではなく、たとえば一対の基端片の間に内側方向に凸状に湾曲した薄板片を配設する等、さまざまな態様の反転変形機構を採用することができる。
本発明のさらに他の構成は、上記主たる構成において、ケース本体の側周壁、及び垂下筒片をそれぞれ矩形筒状とし、垂下筒片を形成する4つの平坦壁のそれぞれに押え片を配設する構成とする、と云うものである。
本発明のさらに他の構成は、上記主たる構成において、ケース本体の側周壁、及び垂下筒片をそれぞれ矩形筒状とし、垂下筒片の4つのコーナー壁に押え片を配設する構成とする、と云うものである。
上記2つの構成は、ケース本体が矩形筒状ある場合の押え片の代表的な配設態様に係るものであり、いずれの場合も袋体の開封上端部を十分広げた状態で、しっかりと固定、保持することが可能となる。
なお、押え片の形状、配設個数、配設位置は、柔軟性等の袋体の性状、開封上端部の形状保持性、口枠体の成形性等を考慮して決めることができるものである。
また、ケース本体は矩形筒状に限定されるものではなく、円筒状、長円筒状等、目的に応じてその形状を選択することができる。
本発明のさらに他の構成は、上記主たる構成において、口枠体の上端にケース本体の開口上端部に嵌入する嵌入筒片を配設すると共に、この嵌入筒片の上端から外鍔状周片を介して外嵌筒片を垂下設し、この嵌入筒片と外鍔状周片と外嵌筒片により、ケース本体の開口上端部に口枠体を嵌合固定する構成とする、と云うものである。
上記構成は、口枠体の収納ケース本体への嵌合固定する方法に係る構成であり、上記構成によれば簡単な操作で口枠体を収納ケース本体への嵌合固定することが可能となる。
本発明のさらに他の構成は、上記主たる構成において、口枠体の垂下筒片の周壁の相対向する位置間を橋渡し状に掛け渡す梁部を配設する構成とする、と云うものである。
上記構成によれば、梁部により、外力による垂下筒片の外側方向、内側方向への変形性を抑制する補強部位としての機能を発揮させて、押え片の反転状の変位をよりスムースに達成することが可能となる。
たとえば、垂下筒片を矩形筒状とする場合、その長辺側の周壁は変形し易く、押え片の反転状の変位が難しくなる場合があるが、この長辺側に梁部を配設することにより、長辺側に配設される押え片の反転状の変位をよりスムースに達成することが可能となる。
また、この梁部の配設により成形収縮に起因する垂下筒片の周壁の変形を抑制することも可能となる。
本発明のさらに他の構成は、上記構成において、梁部の中央上端部に嵌合凹部を形成し、この嵌合凹部にスプーンの柄部を嵌入状に嵌合し、スプーンを、梁部の配設方向に直交させて水平状に保持可能に構成する、と云うものである。
本発明のさらに他の構成は、上記構成において、垂下筒片の周壁の、梁部の配設方向に直交する方向において、嵌合凹部に相対向する位置の少なくとも一方に、係止片を突設し、この係止片でスプーンの先端部と柄部の後端部の少なくとも一方を下方から係止、支持する構成とする、と云うものである。
上記二つの構成は、梁部を利用してスプーンを口枠体11内に確実に保持、配設可能にしようとするものであり、使用勝手の良い収納ケースとすることができる。
ここで、係止片の配設態様は配設するスプーンの長さ等を考慮して、垂下筒片の周壁の嵌合凹部に相対向する位置の一方にだけ配設して、スプーンの先端部と柄部の後端部のいずれか一方を支持する構成とすることもできるし、相対向する双方の位置に配設してスプーンの先端部と柄部の後端部の双方を支持する構成とすることもできる。
本発明のさらに他の構成は、上記主たる構成において、ケース本体の開口上端部を覆う蓋体を配設する、と云うものであり、湿気を防ぐ等、内容物を安定して保管することができる。
本発明の収納ケースは、上記した構成となっているので以下に示す効果を奏する。
すなわち本発明の主たる構成を有するものにあっては、内容物が収納された袋体の上端部を開封し、ケース本体内に収納し、口枠体の垂下筒片を袋体の上端部に挿入した状態で、口枠体をケース本体の開口端部に嵌合固定し、その後、垂下筒片の周壁の一部で形成される押え片を指先で外側方向に押し込んで、この押え片を内側位置から外側位置に反転状に変位させる、と云う容易な操作で、押え片により袋体の開封上端部をケース本体の側周壁に押し付けて、袋体の開封上端部を環状に広げた状態に固定、保持することができる。
また、口枠体は垂下筒片の周壁の一部を押え片とする構成であり、射出成形により一体成形することができ、シンプルな構成、すなわち口枠体と云う一つの部材で、上記のように袋体の開封上端部の固定、保持を実現することができる。
(a)は本発明の収納ケースの第1実施例を部分的に示す斜視図、(b)は(a)中の押え片を外側方向に反転した状態を示す斜視図である。 (a)は図1の収納ケースに、内容物を充填した袋体を収納した状態を示す縦断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)と同様な要部拡大図で押え片を外側方向に反転した状態を示す。 図1の収納ケースの口枠体の平面図である。 (a)は本発明の収納ケースの第2実施例を部分的に示す斜視図、(b)は(a)中の押え片を外側方向に反転した状態を示す斜視図である。 図4の収納ケースに、内容物を充填した袋体を収納した状態を示す縦断面図である。 図4の収納ケースの口枠体の平面図である。 本発明の収納ケースの第3実施例を部分的に示す斜視図である。 図7の収納ケースに、内容物を充填した袋体を収納した状態を示す縦断面図である。 図7の収納ケースの口枠体の平面図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に沿って、図面を参照しながら説明する。
図1、2、3は本発明の収納ケースの第1実施例を示すもので、図1(a)は部分的に示す斜視図、図1(b)は(a)中の押え片21の外側方向への反転状態を示す斜視図、図2a)は図1の収納ケースに、内容物を充填した袋体を収納した状態を示す縦断面図、図2(b)は(a)の要部拡大図、図2(c)は(b)と同様な要部拡大図で押え片を外側方向に反転した状態を示す拡大図、図3は図1の収納ケースの口枠体11の平面図である。
なお、図1、また後述する図4では袋体31を分り易いように薄く黒塗りして表している。
この収納ケースの主たる部材は、有底矩形筒状のケース本体1と、このケース本体1の上端部に着脱可能に嵌合固定される口枠体11である。
また、補助的な部材としてケース本体1の上端部には蓋体5を、蝶番6を介して連結状に配設している。
口枠体11は全体形状としては矩形筒状で、ポリプロピレン樹脂製の射出成形品である。
そして、上端部に、本体1の開口上端部2に嵌入する嵌入筒片12を有し、この嵌入筒片12の上端から外鍔状周片13を介して外嵌筒片14を垂下設し、この嵌入筒片12と外鍔状周片13と外嵌筒片14により、ケース本体1の開口上端部2に口枠体11を嵌合固定することができる。
また、嵌入筒片12から縮径筒片15を介して矩形筒状の垂下筒片16を垂下設して、上記のようにケース本体1の開口上端部2に口枠体11を嵌合固定した際、図2(a)、(b)に示されるように、垂下筒片16とケース本体1の側周壁3との間に隙間Sが形成され、この隙間Sを利用して、垂下筒片16と側周壁3との間に袋体31の開封上端部を容易に位置させることができる。
また、垂下筒片16の周壁の一部を、この周壁の内側位置と外側位置の間で反転状に変位可能に構成した押え片21としている。
詳述すると、垂下筒片16は図3に示されるように矩形筒状の長辺側を形成する一対の長辺平坦壁16aと、短辺側を形成する一対の短辺平坦壁16bと4ケのコーナー壁16cから形成されるが、長辺平坦壁16aには2ケ、短辺平坦壁16bには1ケ、計6ケの押え片21を配設している。
また、垂下筒片16の相対向する長辺平坦壁16aの間には、この長辺平坦壁16aの外側方向、内側方向への変形を抑制する補強部位としての機能を発揮するように、橋渡し状に掛け渡す梁部33を配設している。
それぞれの押え片21は、垂下筒片16の周壁である長辺平坦壁16aと短辺平坦壁16bの上端部に所定の幅に周方向にスリットSaを形成し、このスリットSaの下方に位置する部分を、平断面で見て、垂下筒片16の内側方向に凸状なるように形成したものである。(図1、3参照)
そして押え片21は、平断面で「く」の字状に内側方向に突設した一対の基端片22と、一対の反転板片23と横長板状の押え板片24と云う計5つの部位を減肉して形成したヒンジ部25で一体連結して構成している。(図1、3参照)
このように、一対の基端片22と一対の反転板片23と押え板片24からなる計5つの部位をヒンジ部25により連結することにより、指先で押え板片24を外側方向に押すことにより、ヒンジ部25の可撓性が発揮され、一対の基端片22を基端として、反転板片23が反転変位し、押え片21を容易に外側方向に反転変形することができる。
そして、使用にあたっては、内容物32(本実施例で顆粒状の粉体としている。)が収納された合成樹脂フィルム製の袋体31の上端部を開封してケース本体1内に収納し、口枠体11の垂下筒片16を袋体31の開封上端部に挿入すると共に、口枠体11をケース本体1の開口上端部2に嵌合固定し、
その後、計6ケの押え片21を指先で押し込んで、この押え片21の押え板片24を内側位置から外側位置に変位して袋体31の上端部をケース本体1の側周壁3に押し付けて、袋体31の上端部を環状に十分大きく広げた状態に固定、保持することができる。(図1(b)、図2(c)参照)
ここで、押え片21を指先で押し込む際、特に長辺平坦壁16aは変形し易く、押え片21の反転状の変位が難しくなる場合があるが、相対向する一対の長辺平坦壁16aに梁部33を配設することにより、この梁部33の補強部位としての機能が発揮され、長辺平坦壁16aに配設した押え片21の外側方向への反転状の変位をスムースに達成することができる。
そしてまた、内容物32を使い切った際には、口枠体11をケース本体1から脱嵌合すればよい。この際、押え片21により袋体31の開口した上端部はケース本体1の側周壁3に押し付けられているものの、この押え片21は内側方向に弾性変形するので口枠体11の脱嵌合は容易に達成することができる。
なお、梁部33は顆粒状の内容物31をスプーンで梳くって計量する際、均し棒として利用することができる。
ここで、上記の使用態様をみると、垂下筒片16を袋体31の開封上端部に挿入する操作では、垂下筒片16とケース本体1の側周壁3との間の隙間Sを広くすることが好ましいが、その分、上述した押え片21の反転状の変位距離を大きくする必要があり、両者のバランスを考慮し隙間Sの広さを決めることができる。
なお、本実施例の構成では縮径筒片15の縮径の程度により、この隙間Sの広さを調整することができる。
次に、図4、5、6は本発明の収納ケースの第2実施例を示すもので、図4(a)は部分的に示す斜視図、図4(b)は(a)中の押え片21の外側方向への反転状態を示す斜視図、図5は図4の収納ケースに、内容物32を充填した袋体31を収納した状態を示す縦断面図、図6は図1の収納ケースの口枠体11の平面図である。
本実施例の収納ケースの基本的な構成は前述した第1実施例の収納ケースと同一であり、口枠体11において図4、6に見られるように押え片21を垂下筒片16の4ケのコーナー壁16cに配設した点が異なる。
そして、それぞれの押え片21は、垂下筒片16の周壁であるコーナー壁16cの上端部に周方向にスリットSaを形成し、このスリットSaの下方に位置する部分を、平断面で見て、垂下筒片16の内側方向に凸状なるように形成したものである。(図4、6参照)
そして押え片21は、平断面で「く」の字状に内側方向に突設した一対の基端片22と一対の反転片23aとさらにもう一対の反転片23bと押え板片24と云う計7ケの部位を減肉して形成したヒンジ部25で一体連結して構成している。(図4、6参照)
このように、一対の基端片22と一対の反転片23a、23bと押え板片24と云う7ケの部位をヒンジ部25により連結することにより、指先で押え板片24を外側方向に押すことにより、押え片21を容易に外側方向に反転変形することができる。(図4(b)参照)
そして、各コーナー壁16cに配設される、4ケの押え片21を指先で押し込んで、この押え片21の押え板片24を内側位置から外側位置に反転状に変位して袋体31の開封上端部をケース本体1の側周壁3のコーナー壁に押し付けて、袋体31の開封上端部を環状に十分大きく広げた状態に固定、保持することができる。
なお本実施例では、第1実施例の場合に比較して押え片21を構成する部位をさらに細分化することにより、さらに大きな反転状の変位を達成するようにしている。
次に、図7、8、9は本発明の収納ケースの第3実施例を示すもので、図7は部分的に示す斜視図、図8は図7の収納ケースに、内容物32を充填した袋体31を収納した状態を示す縦断面図、図9は図7の収納ケースの口枠体11の平面図である。
本実施例の収納ケースの基本的な構成は前述した第1実施例の収納ケースと同一で、垂下筒片16に橋渡し状に掛け渡す梁部33の形状を変えた点、また嵌合凹部35に相対向する一対の短辺平坦壁16bの中央に一対の係止片36を内側方向に突設した点が異なり、梁部33を利用して、補強部材としての機能を発揮せしめると共に、スプーンSpを口枠体11内に保持、配設できるようにした例である。
この梁部33は中央上端部に嵌合凹部35を形成したものであり、この嵌合凹部35にスプーンSpの柄部Spaを嵌合すると共に、一対の係止片36でスプーンSpの先端部と柄部Spaの後端部を下方から係止、支持することにより、スプーンSpを口枠体11内に確実に保持、配設することができる。
なお、上記構成では垂下筒片16の相対向する位置に一対の係止片36を突設し、スプーンSpの先端部と柄部Spaの後端部を下方から係止するものとしたが、配設するスプーンSpの長さ等を考慮し、たとえばスプーンSpが短い場合には、垂下筒片16の一方にだけ係止片36を突設し、スプーンSpの先端部と柄部Spaの後端部の何れか一方を支持する構成とすることもできる。
以上、本発明の実施の態様を実施例に沿って説明したが、本発明の収納ケースの実施態様はこれら実施例に限定されるものではない。
たとえば、上記実施例ではケース本体1を矩形筒状、口枠体11の形状を矩形筒状のものとしたが、円筒状等、使用目的に合せて適宜な筒状体とすることができる。
また、押え片の配設位置、配設個数についても、使用目的、袋体の柔軟性や開封端部の形状、口枠体の成形性等を考慮して適宜選択できる。
また、押え片の形状についても垂下筒片16の周壁の一部を、周壁の内側位置と外側位置の間で反転状に変位可能に構成する、と云う範疇のなかで、たとえば周壁の一部を湾曲した薄板片とする等、さまざまな態様の反転機構を採用することができる。
以上、説明したように本発明の収納ケースは、延伸状に変形することが難しい袋体でも、簡単な操作で、袋体の開封上端部を十分広げた状態で固定することができるようにした、しかもシンプルな構成でできるようにしたものであり、粉体等の内容物を充填した袋体を開封した状態で収納する収納ケースとして幅広い利用展開が期待される。
1 ;ケース本体
2 ;開口上端部
3 ;側周壁
5 ;蓋体
6 ;蝶番
11;口枠体
12;嵌入筒片
13;外鍔周片
14;外嵌筒片
15;縮径筒部
16;垂下筒片
16a;長辺平坦壁
16b;短辺平坦壁
16c;コーナー壁
21;押え片
22;基端片
23、23a、23b;反転板片
24;押え板片
25;ヒンジ部
31;袋体
32;内容物
33;梁
35;嵌合凹部
36;係止片
S ;隙間
Sa;スリット
Sp;スプーン
Spa;柄部

Claims (9)

  1. 内部に袋体(31)を該袋体(31)の上端部を開封した状態で収納する収納ケースであって、有底筒状のケース本体(1)と該ケース本体(1)の開口上端部(2)に脱着可能に嵌合固定する合成樹脂製の口枠体(11)を有し、
    該口枠体(11)は、前記ケース本体(1)内に垂下する垂下筒片(16)を有し、該垂下筒片(16)とケース本体(1)の側周壁(3)の間に前記袋体(31)の環状に広げた開封上端部の挿入が可能に、垂下筒片(16)の周壁と前記ケース本体(1)の側周壁(3)との間に隙間(S)を形成する構成とし、前記垂下筒片(16)の周壁の一部を、該周壁の内側位置と外側位置の間で反転状に変位可能に構成した押え片(21)とし、該押え片(21)の外側位置で、該押え片(21)により前記袋体(31)の開封上端部をケース本体(1)の側周壁(3)に押し付けて、前記袋体(31)の開封上端部を環状に広げた状態で固定、保持可能に構成した収納ケース。
  2. 押え片(21)を、垂下筒片(16)の周壁の周方向に沿って所定の間隔で該周壁の内側方向に突設される一対の基端片(22)の間に、複数の板片を配設し、該一対の基端片(22)と複数の板片を減肉状に形成されるヒンジ部(25)により周方向に連結し、平断面で見て、周壁の内側方向に凸状に突出形成する構成とした請求項1記載の収納ケース。
  3. ケース本体(1)の側周壁(3)、及び垂下筒片(16)をそれぞれ矩形筒状とし、該垂下筒片(16)を形成する4つの平坦壁のそれぞれに押え片(21)を配設する構成とした請求項1または2記載の収納ケース。
  4. ケース本体(1)の側周壁(3)、及び垂下筒片(16)をそれぞれ矩形筒状とし、該垂下筒片(16)の4つのコーナー壁に押え片(21)を配設する構成とした請求項1または2記載の収納ケース。
  5. 口枠体(11)の上端にケース本体(1)の上端部に嵌入する嵌入筒片(12)を配設すると共に、該嵌入筒片(12)の上端から外鍔状周片(13)を介して外嵌筒片(14)を垂下設し、該嵌入筒片(12)と外鍔状周片(13)と外嵌筒片(14)により、ケース本体(1)の開口上端部(2)に口枠体(11)を嵌合固定する構成とした請求項1、2、3または4記載の収納ケース。
  6. 口枠体(11)の垂下筒片(16)の周壁の相対向する位置間を橋渡し状に掛け渡す梁部(33)を配設する構成とした請求項1、2、3、4または5記載の収納ケース。
  7. 梁部(33)の中央上端部に嵌合凹部(35)を形成し、該嵌合凹部(35)にスプーンの柄部を嵌入状に嵌合し、前記スプーンを、前記梁部(33)の配設方向に直交させて水平状に保持可能に構成した請求項6記載の収納ケース。
  8. 垂下筒片(16)の周壁の、梁部(33)の配設方向に直交する方向において、嵌合凹部(35)に相対向する位置の少なくとも一方に、係止片(36)を突設し、該係止片(36)でスプーンの先端部と柄部の後端部の少なくとも一方を下方から係止、支持する構成とした請求項7記載の収納ケース。
  9. ケース本体(1)の開口上端部(2)を覆う蓋体(5)を配設した1、2、3、4、5、6、7または8記載の収納ケース。

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