JP6500615B2 - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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Description

本発明は、粉ミルク等の粉体を袋ごとプラスチック製のケースに収納して内部の粉体を使用できるようにする複合容器の技術分野に属し、詳しくは、粉体が入った袋を開封して袋ごと付け替えることができるようにした複合容器に関するものである。
従来より、粉ミルク等の粉体は、缶に充填され密封された状態で店頭で販売されているが、最近では、容器として高価な缶を使用することなく、粉体を袋に充填して付替え包装体とし、これを開封した状態でプラスチック製のケースにセットするようにした複合容器が知られている。このタイプの複合容器では、収納した袋の開口を広げた状態に保持することで、軽量スプーン等ですくい取る操作を容易としたり、袋とケースの間に内容物が入り込まないようにしている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2014−198579号公報 特開2014−208540号公報
上記した引用文献1,2に記載の複合容器は、ケース本体の開口縁部に嵌合固定される口枠体を備え、その口枠体に回動可能あるいは押圧変形可能な押さえ片を複数設けており、これらの押さえ片によって、開封した袋の開口上端部をケース本体の側周壁との間で挟持することで、付替え包装体をその上端部が大きく開いた状態でケース本体に保持するようになっている。
しかしながら、このような複合容器では、複数カ所ある押さえ片をそれぞれ手で操作する必要があるため、開封した袋をケース本体にセットする操作が楽ではない。また、ケース本体に袋を入れて固定する際に、特に現在多用されているガゼット袋の場合、フィルムのクセで開口部が閉塞するために広げ直す場合が多々ある。その際、袋の開口部分を手で持って広げる必要があるので袋の内面に手が触れ、特に内容物が粉ミルク等の口に入れる食品の場合にあっては、衛生的な面から好ましくない。また、ケース本体の内部に押さえ片が位置しているため、入る袋のサイズがその分だけ小さくなり、したがって内容物の量はケースの見た目より少なく、使用すると早くなくなるという感じがして、消費者ががっかりすることがある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粉体の入った袋のケース本体への収納作業を楽に行うことができ、かつ袋の内側に指が触れることなく衛生的な状態でセットできるようにし、しかも袋の内容量が見た目より少なくならないようにした複合容器を提供することにある。
本発明の複合容器は、粉体を充填してなる付替え包装体と、この付替え包装体が収納されるプラスチック製のケースとを具備してなる複合容器であって、
付替え包装体は、粉体を充填した袋とその袋を収納する紙カートンとからなり、袋は上部に開口を形成して開封するタイプであり、紙カートンは上部に相対するフランジを有するとともに各フランジはそれぞれ把手部分を有しており、紙カートンのフランジの内側面が袋の上部の外側面と接着されており、
ケースは、付替え包装体が入るケース本体と、ケース本体の開口縁部に嵌合固定する中枠と、中枠を取り付けたケース本体を開閉するための蓋体とを備え、ケース本体は、開封した付替え包装体を収納したときに、袋上部を開いた状態で紙カートンの把手部分を固定するための係止部を備えており、
付替え包装体の袋にはガセット袋が用いられており、折込みのある短辺側を予め折った状態で紙カートン内で袋を保形し、折込みの分だけ開口部の周長を延ばすことにより、その寸法をケース本体の開口部の周長以上に設定したことを特徴とする。
この複合容器は、付替え包装体の紙カートンを開けてから、露出した袋の上部を切り取るなどして開口を形成することで開封し、その開封状態で付替え容器をケース本体の中に入れる。次いで、紙カートンの相対するフランジにある把手部分を手で持って袋の開口を広げ、両方の把手部分をケース本体の係止部にそれぞれ固定することで付替え包装体をケース本体にセットする。このとき、紙カートンの把手部分を手で持って操作するので、袋の開口部分を手で持つことがない。また、付替え包装体の袋は、折込みの分だけ開口部の周長を延ばし、その開口部をケース本体の開口縁部と中枠との間で挟持するので、開口部を無理に広げる必要はない。
本発明の複合容器は、付替え包装体の紙カートンを開け、袋の上部に開口を形成した状態でケース本体に入れてから、紙カートンの相対するフランジにある把手部分を手で持って袋の開口を広げ、両方の把手部分をケース本体の係止部に固定することで付替え容器をケース内にセットするので、ケースに対する付替え容器の収納作業を楽に行うことができ、しかも袋の開口部分を手で持つことがなく袋の内面に指が触れないことから、衛生的な状態でセットすることができる。また、広げた袋の開口部分を固定するための回動可能あるいは押圧変形可能な押さえ片を用いていないので、付替え包装体のサイズを小さくする必要がなく、袋の内容量が見た目より少なくならないようにすることができる。
また、本発明の複合容器は、付替え包装体の袋にガセット袋を用いており、その短辺側の折込みを利用して、袋の開口部の周長をケース本体の開口部の周長以上に設定したことで、開封した袋の開口部を無理に広げることなく、袋の開口部をケース本体の開口縁部と中枠との間で挟持することができ、付替え包装体のケース本体への収納作業を楽に行うことができる。
第1実施形態の複合容器を分解した状態で示す説明図である。 第1実施形態の複合容器で用いる付替え包装体の紙カートンを組み立てるブランクの展開図である。 付替え包装体の袋を充填状態で示す斜視図である。 内容物を充填した袋を紙カートンに収納する様子を示す説明図である。 付替え包装体を示す斜視図である。 付替え包装体とケース本体のサイズの関係を示す説明図である。 付替え包装体の袋の開口部を広げた状態を示す説明図である。 第2実施形態の複合容器を分解した状態で示す説明図である。 第2実施形態で用いる付替え包装体の紙カートンを組み立てるブランクの展開図である。 内容物を充填した袋を紙カートンに収納する様子を示す説明図である。 第3実施形態の複合容器を組立て途中で示す説明図である。 図8に続く組立て途中の説明図である。 第3実施形態の複合容器を組み立てた状態で示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明に係る第1実施形態の複合容器をその構成部材を離間した状態で示す説明図であり、同図に示すように、この複合容器は、紙カートン10に袋Pを一体化した付替え包装体Wと、この付替え包装体Wが収納されるプラスチック製のケースCとを具備している。付替え包装体Wは、粉体を充填した袋Pとそれを収納する紙カートン10とからなり、袋Pは上部に開口を形成して開封するタイプであり、図1では付替え包装体Wを開封状態で示している。一方、プラスチック製のケースCは、付替え包装体Wが入るケース本体21と、ケース本体21の開口縁部21aに嵌合固定する中枠22と、中枠22を取り付けたケース本体21を開閉するための蓋体23とを有している。そして、ケース本体21には、開口縁部21aより内側の相対する位置にそれぞ突片状の係止部21xが設けられている。
付替え包装体Wの紙カートン10は、図2に展開形状を示すブランクを組み立てて作成されるものであり、このブランクを組み立てる途中において紙カートン10の中に図3に示す袋Pが収納される。
図2のブランクは、板紙を打ち抜いてケースされたもので、図示のように、狭幅側板11、広幅側板12、狭幅側板13、広幅側板14、糊代片14aがこの順で横方向に連設されている。また、狭幅側板11,13の下辺にはそれぞれ底片15が、広幅側板12,14の下辺にはそれぞれ底板16が連設され、狭幅側板11,13の上辺にはそれぞれ蓋板17が、広幅側板12,14の上辺にはそれぞれフランジ18が連設され、このフランジ18には台形状の把手部分18aが設けられている。
狭幅側板11,13の上辺に連設された2つの蓋板17は、組立て時に互いに重なり合うもので、これらにはそれぞれ開封用のジッパーαがそれぞれ形成されており、組立て時に下側となる方の蓋板17の表側には、接着力を高めるために複数の半切れ罫線aが形成されている。また、広幅側板12,14の上辺に連設されたフランジ18と把手部分18aの境界には、折り曲げた時に把手部分18aの方に細長い孔が形成されるようにコの字状の切込み線βが形成されている。
図3の袋Pは、胴部1のサイズが紙カートン10に納まる大きさのガセット袋で、中に粉体を充填した状態で上部を山形に折り畳んでシール部2を形成することで密封されている。そして、図3の袋Pは切取り予定線3のところでシール部2を切除することによって開封するようになっている。
図2のブランクを組み立てる途中で図3の袋Pを収納して付替え包装体Wを形成する手順は次のようである。
まず、底板16の接着片16aを折り返した状態で、底板16及び底片15をそれぞれ内側に折り返し、底片15の表側に接着片16aの裏側を貼り合わせるとともに、糊代片14aを狭幅側板11の端部内面に貼り合わせることでサック貼り状態で折り畳む。そして、この折り畳まれたブランクを起こすと、底板16の部分がオートロックされてカートンの底部が形成される。
このように折り畳み状態のブランクを起函することで底部を形成してから、図4に示すように上部から袋Pを入れた後、上部に露出している山形の部分を平らにし、そこにフランジ18を重ね合わせてそれぞれホットメルト等で貼り合わせる。すなわち、フランジ18の内側面を袋Pの開口端縁となる部位の外側面に接着する。この場合、フランジ18の全面を貼り合わせてもよいし、数カ所のポイントで貼り合わせたり横方向に線状に貼り合わせてもよい。要はフランジ18を引っ張った時に袋Pの開口部が四角状に開くように貼り合わせる。続いて、両方の蓋板17を重ね合わせて糊付けすることで紙カートン10の上部を閉じる。このとき、半切れ罫線aのある蓋板17の方を下側にして糊付けする。これにより図5に示す付替え包装体Wが形成される。
図5の付替え包装体Wは、プラスチック製のケースCに収納した状態で販売される。このとき、ケース本体21に付替え包装体Wを入れ、中枠22をケース本体21の開口縁部21aに嵌合固定してから、蓋体23をヒンジのところで回動して被せた状態にする。また、図5の付替え包装体Wは、ケースCを再利用するため、交換用としてこの付替え包装体Wのみで販売される。
付替え包装体Wは、プラスチック製のケースCにセットして中の粉体を使用できる状態にするが、その手順は次のようである。
まず、紙カートン10における重なり合った蓋板17をそれぞれのジッパーαのところで破断除去してから、残った左右の蓋板17の部分を開け、出てきた袋Pの上部を起こしてそのシール部2をハサミなどで切除することで開封する。そして、その開封した付替え包装体Wをケース本体21の中に入れる(図1参照)。
次いで、紙カートン10のフランジ18にある把手部分18aを手で持って広げるように引っ張る。すると、フランジ18の内側面が袋Pの上部の外側面と接着されている(図1のFで示す部分)ので、、袋Pの開口もフランジ18にくっ付いて広がる。そして、フランジ18に対して折れ曲がった把手部分18aの根元には、切込み線βにより細長い孔が形成されるので、その細長い孔をケース本体21の係止部21aに嵌め込むことにより、把手部分18aを係止部21xに固定する。このとき、紙カートン10の把手部分18aを手で持って操作するので、袋Pの開口部分を手で持つことがなく袋の内面に指が触れるようなことはない。
このように、開封した付替え包装体Wをケース本体21の中にセットした後、ケース本体21の開口縁部21aに中枠22を嵌合固定して使用する。この中枠22には、図示のように摺り切り棒22aが横断状態で設けられており、スプーンにより所定量の粉体をすくい取ることができる。このように所定量の粉体を取り出した後は、蓋体23を被せた状態にして保管すればよい。
中枠22はケース本体21の開口縁部21aに嵌合するため、中枠22の素材にはシリコン系の柔らかいパッキン素材を使用することが好ましい。また、図6(a)に示すように、紙カートン10はケース本体21に入るサイズであるが、紙カートン10に収納された袋Pはその開口部が中枠22で挟持できるようにケース本体21の中で広がらなければならない。そのため、袋Pにはガセット袋を用いており、図6(b)に示すように、折込みのある短辺側を予め折った状態で紙カートン10内で袋Pを保形し、折込みの分だけ開口部の周長を延ばすことにより、その寸法をケース本体21の開口部の周長以上に設定して容器を密閉できるようにしている。ケース本体21の開口部の周長を□Aとし、袋Pの開口部の周長を□Bとしたとき、□A≦□Bとなるように設定する。そして、袋Pに内容物を充填する工程においても、寸法に余裕を持った形状を保って充填する。
このように、開口部の周長を長くしてケース本体21の寸法に合わせられるように設計することにより、図7に示すように、中枠22を嵌合固定する際に、袋Pの開口部は無理に広げなくてもケース本体21の中で広がって状態になり、ケース本体21の開口縁部21aと中枠22との間で挟持することができる。この袋Pとケース本体21の関係は以下の実施形態においても同様である。
〔第2実施形態〕
図8は本発明に係る第2実施形態の複合容器をその構成部材を離間した状態で示す説明図であり、この複合容器は図1の複合容器と略同様の構成をしているので、同じ構成部位には同じ符号を付してその詳細な説明についてはこれを一部省略する。
この複合容器は、図1の複合容器と同様、紙カートン10に袋Pを一体化した付替え包装体Wと、この付替え包装体Wが収納されるプラスチック製のケースCとを具備している。また、付替え包装体Wも、粉体を充填した袋Pとそれを収納する紙カートン10とからなり、袋Pは上部に開口を形成して開封するタイプであり、図8においても付替え包装体Wを開封状態で示している。一方、プラスチック製のケースCは、付替え包装体Wが入るケース本体21と、ケース本体21の開口縁部21aに嵌合固定する中枠22と、中枠22を取り付けたケース本体21を開閉するための蓋体23とを有している。そして、ケース本体21には、開口縁部21aより内側の相対する位置にそれぞれ一対の突片からなる二股状の係止部21yが設けられている。
この付替え包装体Wの紙カートン10は、図9に展開形状を示すブランクを組み立てて作成されるものであり、このブランクを組み立てる途中において紙カートン10の中に図3に示す袋Pが収納される。
図9のブランクは、図2のブランクと略同じ構成であるが、フランジ18に突設する把手部分の形状が異なっており、ここでは付け根の左右に窪みのある矩形状の把手部分18bが設けられている。そして、このブランクを組み立てる途中で図3の袋Pを収納して付替え包装体Wを形成する手順も図2のブランクの場合と同様である。すなわち、折畳み状態のブランクを起函することで底部を形成してから、図10に示すように上部から袋Pを入れた後、上部に露出している山形の部分を平らにし、そこにフランジ18を重ね合わせてそれぞれホットメルト等で貼り合わせてから、両方の蓋板17を重ね合わせて糊付けすることで紙カートン10の上部を閉じる。これにより外観が図5に示すのと同じ付替え包装体Wが形成される。フランジ18を袋Pに貼り合わせるに際しては、フランジ18の全面を貼り合わせてもよいし、数カ所のポイントで貼り合わせたり横方向に線状に貼り合わせてもよい。要はフランジ18を引っ張った時に袋Pの開口部が四角状に開くように貼り合わせる。
付替え包装体Wをプラスチック製のケースCにセットして中の粉体を使用できる状態にするが、その手順は次のようである。
前記したのと同様して付替え包装体Wを開封し、その開封した付替え包装体Wをケース本体21の中に入れる。次いで、紙カートン10のフランジ18にある把手部分18bを手で持って広げるように引っ張る。すると、フランジ18の内側面が袋Pの上部の外側面と接着されている(図8のFで示す部分)ので、袋Pの開口もフランジ18にくっ付いて広がる。そして、フランジ18の把手部分18bの根元には左右に窪みがあるので、把手部分18bを折り曲げた状態でその窪みの部分をケース本体21の係止部21yに嵌め込むことにより、把手部分18bを係止部21yに固定する。このとき、紙カートン10の把手部分18bを手で持って操作するので、袋Pの開口部分を手で持つことがなく袋の内面に指が触れるようなことはない。
このように、開封した付替え包装体Wをケース本体21の中にセットした後、前記したのと同様、ケース本体21の開口縁部21aに中枠22を嵌合固定して使用する。この中枠22には、図示のように摺り切り棒22aが横断状態で設けられており、スプーンにより所定量の粉体をすくい取ることができる。このように所定量の粉体を取り出した後は、蓋体23を被せた状態にして保管すればよい。
〔第3実施形態〕
図11は本発明に係る第3実施形態の複合容器をその構成部材を離間した状態で示す説明図である。この複合容器は図8の複合容器と類似しているので、同様の構成部位には同じ符号を付してある。
この複合容器は、図8の複合容器と同様、紙カートン10に袋Pを一体化した付替え包装体Wと、この付替え包装体Wが収納されるプラスチック製のケースCとを具備している。また、付替え包装体Wも、粉体を充填した袋Pとそれを収納する紙カートン10とからなり、袋Pは上部に開口を形成して開封するタイプであり、図11においても付替え包装体Wを開封状態で示している。一方、プラスチック製のケースCは、付替え包装体Wが入るケース本体21と、ケース本体21の開口縁部21aに嵌合固定する中枠22と、中枠22を取り付けたケース本体21を開閉するための蓋体23とを有している。そして、ケース本体21には、その開口縁部21aの相対する位置にそれぞれ切欠き状の係止部21zが設けられている。
この付替え包装体Wの紙カートン10は、図9に展開形状を示すブランクを組み立てて作成されるものであり、このブランクを組み立てる途中において紙カートン10の中に図3に示す袋Pが収納される。
付替え包装体Wをプラスチック製のケースCにセットして中の粉体を使用できる状態にするが、その手順は次のようである。
前記したのと同様して付替え包装体Wを開封し、その開封した付替え包装体Wをケース本体21の中に入れる。次いで、紙カートン10のフランジ18にある把手部分18bを手で持って広げるように引っ張る。すると、フランジ18の内側面が袋Pの上部の外側面と接着されている(図11のFで示す部分)ので、袋Pの開口もフランジ18にくっ付いて広がる。そして、フランジ18の把手部分18bの根元には左右に窪みがあるので、把手部分18bを折り曲げた状態でその窪みの部分をケース本体21の開口縁部21aにある係止部21zに嵌め込むことにより、把手部分18bを係止部21zに固定する。このとき、紙カートン10の把手部分18bを手で持って操作するので、袋Pの開口部分を手で持つことがなく袋の内面に指が触れるようなことはない。
このように、開封した付替え包装体Wをケース本体21の中にセットした後、図12に示すようにケース本体21の開口縁部21aに中枠22を嵌合する。このとき、図13に示すように、袋Pの開口上部を挟み込むとともに、折れ曲がった把手部分18aを挟み込むようにして中枠22を開口縁部21aに嵌合固定する。この中枠22には、図示のように摺り切り棒22aが横断状態で設けられており、スプーンにより所定量の粉体をすくい取ることができる。このように所定量の粉体を取り出した後は、蓋体23を被せた状態にして保管すればよい。
以上、本発明の実施形態について2つの例を挙げて詳細に説明してきたが、本発明による複合容器及びそれに用いる付替え包装体は、上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の実施形態では、付替え包装体を構成する袋としてガセット袋を使用しているが、四方シール袋、三方シール袋など他の形態の袋でも使用可能である。
本発明の複合容器で用いられる袋の内容物としては、粉ミルクを始めとして粉末状の食品や洗剤などが挙げられるが、粉体であれば特に限定されるものではない。
C ケース
P 袋
W 付替え包装体
1 胴部
2 シール部
3 開封予定線
10 紙カートン
11 狭幅側板
12 広幅側板
13 狭幅側板
14 広幅側板
14a 糊代片
15 底片
16 底板
16a 接着片
17 蓋板
18 フランジ
18a,18b 把手部分
21 ケース本体
21a 開口縁部
21x,21y,21z 係止部
22 中枠
22a 摺り切り棒
23 蓋体
α ジッパー
β 切込み線
a 半切れ罫線

Claims (1)

  1. 粉体を充填してなる付替え包装体と、この付替え包装体が収納されるプラスチック製のケースとを具備してなる複合容器であって、
    付替え包装体は、粉体を充填した袋とその袋を収納する紙カートンとからなり、袋は上部に開口を形成して開封するタイプであり、紙カートンは上部に相対するフランジを有するとともに各フランジはそれぞれ把手部分を有しており、紙カートンのフランジの内側面が袋の上部の外側面と接着されており、
    ケースは、付替え包装体が入るケース本体と、ケース本体の開口縁部に嵌合固定する中枠と、中枠を取り付けたケース本体を開閉するための蓋体とを備え、ケース本体は、開封した付替え包装体を収納したときに、袋上部を開いた状態で紙カートンの把手部分を固定するための係止部を備えており、
    付替え包装体の袋にはガセット袋が用いられており、折込みのある短辺側を予め折った状態で紙カートン内で袋を保形し、折込みの分だけ開口部の周長を延ばすことにより、その寸法をケース本体の開口部の周長以上に設定したことを特徴とする複合容器。
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