JP6060653B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業ユニットが取り付けられる、農業用車両などの作業車両に関する。
農業用車両などの作業車両においては、作業ユニットが、車両本体の後部に備えられ、一端が車両本体に回動可能に取り付けられているリンクアームの他端に取り付けられる。
なお、播種機が作業ユニットとして取り付けられる作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、苗移植機が作業ユニットとして取り付けられる作業車両が、知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2011−211952 特開2012−115203
ところで、前述された従来の作業車両ではリンクアームの長さが一定であるので、軽トラックなどの輸送手段の荷台が短いと、取り付けられた作業ユニットまたは作業車両の一部が荷台からはみ出してしまうので、所定の届出が作業場所への移動の際に必要になったり、何らかの支障が輸送の際に生じたりすることがある。
さらに、余分なスペースが作業車両を倉庫などに収納する際に必要となってしまい、その他の機体および/または物品が収納できなくなることがある。
またさらに、中国などにおけるある地域では、作業車両は、一つの圃場での作業が終わると、畦を乗り越えて隣接する圃場に移動することがあり、畦の高さが高いまたは圃場が深いときには十分な作業ユニットの上昇量が確保できず、作業ユニットの下部が畦に接触してしまい、作業ユニットが破損したり、畦が壊れたりすることがある。
なお、もしも作業ユニットを大幅に上昇させれば、作業ユニットの下部が畦に接触することは避けられるが、作業車両の重心位置が上方に移動してしまうので、機体傾斜が畦越えの際に大きくなってしまい、畦越えが結局のところうまくできなくなることがある。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、リンクアームの長手方向の長さを変更することが可能な作業車両を提供することを目的とする。
上記課題は、つぎの解決手段で解決される。
の本発明は、
一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
各前記リンクアーム(1110)は、前側リンクアーム部(1111)と、中央リンクアーム部(1112)と、後側リンクアーム部(1113)と、を有し、
前記中央リンクアーム部(1112)は、前記前側リンクアーム部(1111)および前記後側リンクアーム部(1113)の内の少なくとも一方に対して摺動可能に構成されており、
前記伸縮機構(1200)は、前記前側リンクアーム部(1111)に固定された前側支持板(1211)と、前記後側リンクアーム部(1113)に固定された後側支持板(1212)と、前記前側支持板(1211)および前記後側支持板(1212)の内の少なくとも前記後側支持板(1212)に螺合している螺子ロッド(1220)と、前記螺子ロッド(1220)を回転させる調節部材(1230)と、を有することを特徴とする、業車両である。
第2の本発明は、
前記作業ユニット(170)は、前記後側リンクアーム部(1113)に組み付けられており、
前記後側リンクアーム部(1113)は、前記前側リンクアーム部(1111)と脱着可能であることを特徴とする、第1の本発明の作業車両である。
の本発明は、
一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
前記車両本体の傾斜を検知する傾斜検知部(121)と、
前記検知された車両本体の傾斜に対応して、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを変更させるべく前記伸縮機構(1200)の制御を行う制御装置(1500)と、を備え、
前記制御は、前記検知された車両本体の傾斜が後上がりであるときの前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを、前記検知された車両本体の傾斜が前上がりであるときの前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さと比べてより長くするべく行われることを特徴とする、業車両である。
の本発明は、
一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
前記車両本体の旋回を検知する旋回検知部(162)と、
前記検知された車両本体の旋回に対応して、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを変更させるべく前記伸縮機構(1200)の制御を行う制御装置(1500)と、を備え、
前記制御は、(1)前記車両本体の旋回が検知されると、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを所定の長さより短くし、(2)前記車両本体の旋回が検知されなくなると、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを段階的に前記所定の長さと等しくするべく行われることを特徴とする、業車両である。
の本発明は、
一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)を回動させるシリンダー機構(1300)と、
前記シリンダー機構(1300)に配置されたアキュムレーター(1310)と、
前記アキュムレーター(1310)の圧力を検知する圧力計(1311)と、
前記検知された圧力に対応して、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを変更させるべく前記伸縮機構(1200)の制御を行う制御装置(1500)と、を備えることを特徴とする、業車両である。
請求項1記載の本発明によって、たとえば、リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長手方向の長さを伸縮機構(1200)によって長くすることができるので、畦を跨ぐ移動の際にも移動を容易に行って作業能率を向上させることができる。
そして、請求項1記載の本発明によって、リンクアーム(1110)が前側リンクアーム部(1111)および後側リンクアーム部(1113)を有する簡潔な構成を利用してリンクアーム(1110)の長さを容易に変更することができるので、シリンダー機構(1300)と車両本体と作業ユニット(170)との従来の配置関係を変更する必要なく簡潔な機体レイアウトを維持することができる。
さらに、請求項記載の本発明によって、伸縮機構(1200)が前側支持板(1211)、後側支持板(1212)、中央リンクアーム部(1112)、螺子ロッド(1220)および調節部材(1230)を有する簡潔な構成を利用してリンクアーム(1110)の長さを容易に変更することができるので、シリンダー機構(1300)と車両本体と作業ユニット(170)との従来の配置関係を変更する必要なく簡潔な機体レイアウトを維持することができる。
請求項2記載の本発明によって、作業ユニット(170)を後側リンクアーム部(1113)とともに交換してしまうことができるので、クイックヒッチ部(1400)を削減することができる。
請求項3記載の本発明によって、たとえば、リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長手方向の長さを伸縮機構(1200)によって長くすることができるので、畦を跨ぐ移動の際にも移動を容易に行って作業能率を向上させることができる。
そして、請求項記載の本発明によって、たとえば、車両本体の傾斜が前上がりであるときにはリンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを短くすることができるので、車両本体の重心を前側に移動させ、車両本体の前上がりを解消して走行姿勢を安定させることができる。
請求項4記載の本発明によって、たとえば、リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長手方向の長さを伸縮機構(1200)によって長くすることができるので、畦を跨ぐ移動の際にも移動を容易に行って作業能率を向上させることができる。
そして、請求項記載の本発明によって、たとえば、車両本体の旋回が開始されるときにはリンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを短くすることができるので、圃場端の枕地における苗植付箇所の幅を一定に保つことができる。
請求項5記載の本発明によって、たとえば、リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長手方向の長さを伸縮機構(1200)によって長くすることができるので、畦を跨ぐ移動の際にも移動を容易に行って作業能率を向上させることができる。
そして、請求項記載の本発明によって、作業ユニット(170)の昇降操作にともなう車両本体の重心の位置変動を作業ユニット(170)の積載量なども考慮して抑制できるので、車両本体の前後バランスを安定させて走行性をより向上させることができる。
本発明における実施の形態1の作業車両の模式的な側面図 本発明における実施の形態1の作業車両の模式的な平面図 本発明における実施の形態1の作業車両のリンクアーム近傍の模式的な側面図(その1) 本発明における実施の形態1の作業車両のアッパーリンクアーム用調節部材である調節部材近傍の模式的な斜視図 本発明における実施の形態1の作業車両の伸縮機構近傍の模式的な断面図 本発明における実施の形態1の作業車両のリンクアーム近傍の模式的な側面図(その2) 本発明に関連する発明における実施の形態2の作業車両の植付部HSTの模式的なブロック図 本発明に関連する発明における実施の形態3の作業車両の植付部HSTの模式的なブロック図 本発明に関連する発明における実施の形態4の作業車両の植付伝動ケースの模式的な斜視図 本発明に関連する発明における実施の形態4の作業車両の植付伝動ケースの模式的な側面図
以下、図面を参照しながら、本発明および本発明に関連する発明における実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
はじめに、図1〜4を主として参照しながら、本実施の形態の作業車両100の構成および動作について説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態1の作業車両100の模式的な側面図であり、図2は本発明における実施の形態1の作業車両100の模式的な平面図であり、図3は本発明における実施の形態1の作業車両100のリンクアーム1110および1130近傍の模式的な側面図(その1)であり、図4は本発明における実施の形態1の作業車両100のアッパーリンクアーム用調節部材である調節部材1230近傍の模式的な斜視図である。
作業車両100は、車体110、メインフレーム120、前輪131および後輪132、エンジン140、HST(Hydro Static Transmission)150、操縦ユニット160、ならびに作業ユニット170などを備えた、農業用車両である。
作業車両100は、一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット170が取り付けられるリンク機構1000を、車両本体の後部に備える。
リンク機構1000は、複数のリンクアーム1110、1120、1130および1140と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構1200と、を有する。
作業車両100は、リンクアーム1110、1120、1130および1140を回動させるシリンダー機構1300を備える。
リンクアーム1110、1120、1130および1140の長手方向の長さを伸縮機構1200によって短くすることができるので、
(S1)作業ユニット170または作業車両100の一部が輸送用の軽トラックの荷台からはみ出すことを防止し、作業車両100の輸送を円滑に行うことができ、
(S2)倉庫などにおける収納用のスペースを抑え、収納性を向上させることができる、
といった効果が発揮される。
リンクアーム1110、1120、1130および1140の長手方向の長さを伸縮機構1200によって長くすることができるので、
(L1)圃場間の畦を跨ぐ移動の際にも、昇降リンクリフト高さを大きくすることで移動を容易に行って作業能率を向上させることができるとともに、作業ユニット170の下部が畦と接触することを防止してその破損を回避することができ、
(L2)後輪132と作業ユニット170との間の間隔を確保して、排水性および整地性を向上させることができるとともに、苗植付機などの作業ユニット170がローリング可能に構成されているときにおいても後輪132と作業ユニット170との干渉を抑制することができる、
といった効果が発揮される。
もちろん、圃場の土質が固いときにはリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを短くし、圃場の土質が柔らかいときにはリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを長くしてもよく、かくすれば、フロートセンサーを削減することができる。
さらに、苗植付機などの作業ユニット170の昇降作動速度について、昇降作動速度を小さくしたいときにはリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを短くし、昇降作動速度を大きくしたいときにはリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを長くしてもよく、かくすれば、同じシリンダー機構1300で苗の植付深さをさまざまに設定することができるので、苗の植付精度を向上させることができる。
本実施の形態の作業車両100の構成および動作についてより具体的に説明すると、つぎの通りである。
車体110は、メインフレーム120に架装されている。
メインフレーム120には、車両本体の傾斜を検知する傾斜検知部121が必要性にしたがって取付けられる。
前輪131および後輪132は、メインフレーム120などを支持する手段である。
エンジン140は、回転数がHST150の出力に対応して変化させられ、駆動力を供給する手段である。
HST150は、エンジン140からの駆動力を変速し、変速された駆動力を前輪131および後輪132などに伝達する手段である。
操縦ユニット160には、舵取り装置161などの操作具が配置されている。
舵取り装置161には、車両本体の旋回を検知する旋回検知部162が必要性にしたがって取付けられる。
作業ユニット170は、クイックヒッチ部1400のフック1401を利用して脱着される播種機、苗植付機、苗移植機または施肥機などである。
つぎに、図3および4を主として参照しながら、本実施の形態の作業車両100のリンクアーム1110、1120、1130および1140ならびに伸縮機構1200の構成および動作についてより詳しく説明する。
ただし、リンクアーム1110および1120はそれぞれアッパーリンクアームであり、リンクアーム1130および1140はそれぞれロワーリンクアームであり、たとえば、調節部材1230はアッパーリンクアーム用調節部材であり、調節部材1290はロワーリンクアーム用調節部材であるが、これらの構成および動作は類似しているので、リンクアーム1110および調節部材1230について主として説明を行い、その他については類似の説明を省略する。
なお、たとえば、リンクアーム1110のみがアッパーリンクアームであり、リンクアーム1130および1140がロワーリンクアームであるといった、リンクアーム1120を利用しない構成であってもよいことは、いうまでもない。
リンクアーム1110は、前側リンクアーム部1111と、中央リンクアーム部1112と、後側リンクアーム部1113と、を有し、中央リンクアーム部1112は、前側リンクアーム部1111および後側リンクアーム部1113に対して摺動可能に構成されている。
なお、たとえば、中央リンクアーム部1112が後側リンクアーム部1113のみに対して摺動可能に構成されているといった、中央リンクアーム部1112が前側リンクアーム部1111に対して摺動可能ではない構成であってもよいことは、いうまでもない。つまり、中央リンクアーム部1112は、前側リンクアーム部1111および後側リンクアーム部1113の内の少なくとも一方に対して摺動可能に構成されていればよい。
伸縮機構1200についてより具体的に説明すると、つぎの通りである。
すなわち、伸縮機構1200は、前側リンクアーム部1111に固定された前側支持板1211と、後側リンクアーム部1113に固定された後側支持板1212と、前側支持板1211および後側支持板1212に螺合している螺子ロッド1220と、螺子ロッド1220を回転させる調節部材1230と、を有する。
なお、たとえば、螺子ロッド1220が後側支持板1212のみに螺合しているといった、螺子ロッド1220が前側支持板1211に螺合しておらず前側支持板1211についてはピン留めなどを利用して貫通回転するだけである構成であってもよいことは、いうまでもない。つまり、螺子ロッド1220は、前側支持板1211および後側支持板1212の内の少なくとも後側支持板1212に螺合していればよい。
そして、前側リンクアーム部1111の後端は、中空構造を有し、前側支持板1211に貫通固定されており、後側リンクアーム部1113の前端は、中空構造を有し、後側支持板1212に貫通固定されており、中央リンクアーム部1112は、前端が前側リンクアーム部1111の後端に挿入されているとともに、後端が後側リンクアーム部1113の前端に挿入されている。
もちろん、前側リンクアーム部1111の後端が、前側支持板1211に貫通固定されており、後側リンクアーム部1113の前端が、後側支持板1212に貫通固定されており、中央リンクアーム部1112が、中空構造を有し、前端に前側リンクアーム部1111の後端が挿入されているとともに、後端に後側リンクアーム部1113の前端が挿入されていてもよい。
そして、螺子ロッド1220は、前側支持板1211と、後側支持板1212と、に貫通螺合しており、調節部材1230は、螺子ロッド1220を回転させる。
リンクアーム1110を前側リンクアーム部1111と後側リンクアーム部1113とに分割しておいてその中間部分にスライド部材をもった印籠構造を利用するとともに両側のフランジ間をねじで連結する簡潔な構成を利用してリンクアーム1110の長さを容易に変更することができるので、シリンダー機構1300と車両本体と作業ユニット170との従来の配置関係を変更する必要なく簡潔な機体レイアウトを維持することができる。
伸縮機構1200についてさらにより具体的に説明すると、つぎの通りである。
すなわち、螺子ロッド1220は、円筒面に沿って螺旋状のボルト溝が設けられたボルト部材であり、前側支持板1211の前側リンクアーム部1111側の面に設けられたナット部材1211aに貫通螺合するとともに、後側支持板1212の後側リンクアーム部1113側の面に設けられたナット部材1212aに貫通螺合する。
螺旋状のボルト溝の巻きの方向は、螺子ロッド1220の長手方向の中央部Pを挟んだ、ナット部材1211aに貫通螺合する部分と、ナット部材1212aに貫通螺合する部分と、で互いに反対になっている。
調節部材1230は、手動式のハンドルであり、その基部が前側支持板1211の両側の面に設けられたナット部材1230aによって前側支持板1211に貫通固定されている。
ハンドルが手動で回転されるときには、その回転軸に貫通固定されたスプロケット1230bと、螺子ロッド1220が貫通螺合するスプロケット1230cと、スプロケット1230bおよび1230cに組み合わせられたチェーン1230dと、による調節部材1230から螺子ロッド1220への動力の伝達が行われ、螺子ロッド1220が回転される。
そして、螺旋状のボルト溝の巻きの方向が上述の通りである螺子ロッド1220がかくの如く回転されると、その回転方向が所定の方向であるときには前側支持板1211および後側支持板1212はともに中央部Pから離反し、その回転方向が同所定の方向とは反対の方向であるときには前側支持板1211および後側支持板1212はともに中央部Pに近接する。
伸縮機構1200は、上述された原理により伸縮リンク機能を実現する。
もちろん、上述の通り、アッパーリンクアーム用調節部材である調節部材1230と、ロワーリンクアーム用調節部材である調節部材1290は用調節部材と、がそれぞれ独立に設けられているので、アッパーリンクアームとロワーリンクアームとの間の距離がシリンダー機構1300によるリンクアームの回動によって変化しても、同回動が妨げられないことはいうまでもない。
つぎに、図5を主として参照しながら、本実施の形態の作業車両100の伸縮リンク機能を実現する寸法設計について説明する。
ここに、図5は、本発明における実施の形態1の作業車両100の伸縮機構1200近傍の模式的な断面図である。
前側支持板1211と後側支持板1212との間の距離δを0とGmax(>0)との間で変更させる伸縮リンク機能を実現したいのであれば、これに対応して
中央リンクアーム部1112の長さL、
前側リンクアーム部1111の後端の中空構造の深さD1、および
後側リンクアーム部1113の前端の中空構造の深さD2
を決定する必要が生じる。
まず、長さLは、距離δがGmaxであるときにも中央リンクアーム部1112の両側の端部が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造および後側リンクアーム部1113の前端の中空構造からそれぞれ抜け落ちないという条件を考慮して
(数1) L>Gmax
を満足すればよい。
つぎに、深さD1およびD2は、距離δが0であるときにも中央リンクアーム部1112の全体が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造および後側リンクアーム部1113の前端の中空構造に収容されるという条件を考慮して
(数2) D1+D2≧L
を満足すればよい。
長さLならびに深さD1およびD2が上述の如く決定されていれば、前側支持板1211と後側支持板1212との間の距離δを0とGmaxとの間で変更させる伸縮リンク機能を実現することができる。
ただし、距離δが大きくなっているときには、(1)深さD1が大きすぎると、中央リンクアーム部1112の全体が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造に嵌り込んで、中央リンクアーム部1112の後側リンクアーム部1113側の端部が後側リンクアーム部1113の前端の中空構造から抜け落ちる恐れがあり、(2)深さD2が大きすぎると、中央リンクアーム部1112の全体が後側リンクアーム部1113の前端の中空構造に嵌り込んで、中央リンクアーム部1112の前側リンクアーム部1111側の端部が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造から抜け落ちる恐れがある。
そこで、距離δがGmaxであるときにも、中央リンクアーム部1112の全体が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造にも嵌り込まず後側リンクアーム部1113の前端の中空構造にも嵌り込まないという条件を考慮して
(数3) L−Gmax>D1
(数4) L−Gmax>D2
を満足することが望ましい。
たとえば、
L=3・Gmax,D1=D2=(3/2)・Gmax
である寸法設計が行われるときには、(数1)〜(数4)が全て満足される。
もちろん、深さD1およびD2に関する寸法設計を行うことが面倒であるときなどには、深さD1およびD2を十分に大きく決定しておいて、中央リンクアーム部1112の全体が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造に嵌り込んだり後側リンクアーム部1113の前端の中空構造に嵌り込んだりすることを防止する部材を設けてもよい。
たとえば、中央リンクアーム部1112の全体が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造に嵌り込んだり後側リンクアーム部1113の前端の中空構造に嵌り込んだりすることを防止する鍔状のストッパー(図示省略)を中央リンクアーム部1112の長手方向の中央部Qに設けておけば、深さD1およびD2を(数2)のみを考慮して十分に大きく決定しつつ(数3)および(数4)は特に考慮しないで上述した
L=3・Gmax
である寸法設計を、中央リンクアーム部1112の全体が前側リンクアーム部1111の後端の中空構造に嵌り込んだり後側リンクアーム部1113の前端の中空構造に嵌り込んだりする恐れなく行うことができる。
なお、作業ユニット170は、後側リンクアーム部1113に組み付けられており、後側リンクアーム部1113は、前側リンクアーム部1111と脱着可能であってもよい。
作業ユニット170を後側リンクアーム部1113とともに交換してしまうことができるので、大きなスペースを占有しがちな多目的のクイックヒッチ部1400を削減することができるとともに、(1)作業ユニット170を取り外すときには、距離δを大過剰に(δ>L)大きくして中央リンクアーム部1112の前側リンクアーム部1111側の端部を前側リンクアーム部1111の後端の中空構造から抜き取ることで、後側リンクアーム部1113を前側リンクアーム部1111から脱離することができ、(2)作業ユニット170を取り付けるときには、中央リンクアーム部1112の前側リンクアーム部1111側の端部を前側リンクアーム部1111の後端の中空構造に差し込んで距離δを正規の範囲まで(δ≦Gmax)小さくすることで、後側リンクアーム部1113を前側リンクアーム部1111に装着することができるので、たとえばその交換を目的とした作業ユニット170の脱着にともなう作業者の労力を軽減し、作業精度をより向上させることができる。
また、調節部材1230は、上述した本実施の形態においては手動式のハンドルであったが、これに限らず、たとえば、本発明における実施の形態1の作業車両100のリンクアーム1110および1130近傍の模式的な側面図(その2)である図6に示されているが如く電動式のモーターであってもよいし、油圧式のシリンダーであってもよい。
スイッチ操作によってリンクアーム長さ変更を容易に実行できるので、リンクアームの伸張動作でクイックヒッチ部1400と作業ユニット170とを近接させておいてからリンクアームの収縮動作でクイックヒッチ部1400への作業ユニット170の装着を行うことで作業者の労力を軽減することができる。
もちろん、たとえば、操縦ユニット160に設けられたボタン(図示省略)の作業者による押し下げに対応してリンクアーム長さ変更を実行してもよく、かくすれば、作業ユニット170の下部が畦越え時において畦と接触することをより確実に防止することができる。
なおまた、作業車両100は、シリンダー機構1300に配置されたアキュムレーター1310と、アキュムレーター1310の圧力を検知する圧力計1311と、検知された圧力に対応して、リンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを変更させるべく伸縮機構1200の制御を行う制御装置1500と、を備えてもよい。
作業ユニット170の昇降操作にともなう車両本体の重心の位置変動を、空荷時の圧力との差分を利用して計測できる、苗の重量といった苗植付機の作業ユニット170の積載量なども考慮して自動的に抑制できるので、車両本体の前後バランスを安定させて走行性および作業性をより向上させることができるとともに、シリンダー機構1300の揺れ防止用のスプリングを削減することができる。
なお、制御装置1500は、検知された車両本体の傾斜に対応して、リンクアーム1110、1120、1130、1140の長さを変更させるべく伸縮機構(1200)の制御を行い、同制御は、検知された車両本体の傾斜が後上がりであるときのリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを、検知された車両本体の傾斜が前上がりであるときのリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さと比べてより長くするべく行われてもよい。
車両本体の傾斜が前上がりであるときには、たとえば調節アクチュエーターを自動的に作動させてリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを短くすることができるので、(1)車両本体の重心を前側に移動させ、車両本体の前上がりを解消して走行姿勢を安定させることができるとともに、たとえば作業ユニット170の土中への潜り込みを抑制することで苗植付および播種などの作業精度を向上させることができ、(2)作業ユニット170の作業位置が下がって対地作業高さが下がり過ぎることを防止し、作業精度をより向上させることができる。
車両本体の傾斜が後上がりであるときには、たとえば調節アクチュエーターを自動的に作動させてリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを長くすることができるので、(1)車両本体の重心を後側に移動させ、車両本体の後上がりを解消して走行姿勢を安定させることができるとともに、苗植付および播種などの作業精度を向上させることができ、(2)作業ユニット170の作業位置が上がって対地作業高さが上がり過ぎることを防止し、作業精度をより向上させることができる。
また、制御装置1500は、検知された車両本体の旋回に対応して、リンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを変更させるべく伸縮機構(1200)の制御を行い、同制御は、(1)車両本体の旋回が検知されると、リンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを所定の長さより短くし、(2)車両本体の旋回が検知されなくなると、リンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを段階的に所定の長さと等しくするべく行われてもよい。
車両本体の旋回が開始されるときには、たとえば調節アクチュエーターを自動的に作動させてリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを短くすることができるので、(1)圃場端の枕地における苗植付箇所の幅を一定に保つことができるとともに、枕地でつぎに行われる苗植付作業工数を減らして作業能率を向上させることができ、(2)苗を植え付け得るスペースがたとえば1条分空いたままになることを防止し、作物の収量を増加させることができる。
車両本体の旋回が終了されたときには、たとえば作業が開始されるまでの間に調節アクチュエーターを自動的に作動させてリンクアーム1110、1120、1130および1140の長さを元の長さに戻すことができるので、(1)つぎの作業開始位置を前条の作業終了位置に合わせ、圃場端の苗植付箇所の幅を一定に保つことができ、(2)長さを段階的に元の長さに戻すことで伸張動作にともなうリンクアーム1110、1120、1130および1140の揺れを低減し、作業ユニット170の接触による圃場面の荒れを防止することができる。
(実施の形態2)
図7を主として参照しながら、本実施の形態の作業車両100の構成および動作について説明する。
ここに、図7は、本発明に関連する発明における実施の形態2の作業車両100の植付部HST2000の模式的なブロック図である。
矢印X0側のエンジン140に接続されるHST入力軸が設けられた植付部HST2000のユニット両側には、通常植付用ワンウェイクラッチ2110が設けられ矢印X1側の通常植付用ギヤ(図示省略)に接続されるHST出力軸と、疎植植付用ワンウェイクラッチ2120が設けられ矢印X2側の疎植植付用ギヤ(図示省略)に接続されるHST出力軸と、が設けられている。
通常植付用ワンウェイクラッチ2110の対応方向と疎植植付用ワンウェイクラッチ2120の対応方向とは互いに異なっており、疎植植付用ワンウェイクラッチ2120と疎植植付用ギヤ(図示省略)との間には疎植植付用出力回転方向を通常植付用出力回転方向に一致させるギヤ2121および2122が設けられている。
そして、植付部HST2000のトラニオン角度がα側に傾けられたときには通常植付への切替が行われ、植付部HST2000のトラニオン角度がβ側に傾けられたときには疎植植付への切替が行われる。
植付部HST2000における上記のトラニオン角度をα側またはβ側に傾ける操作そのものは標準的なものであり、格段の機能追加は不要である。
かくして、通常植付と疎植植付との切替にともなうギヤチェンジは植付部HST2000のユニット内部における出力回転方向の切替によって行うことができるので、疎植植付対応ギヤチェンジ用の機械的な部材を植付部HST2000の下流側にわざわざ設ける必要はなく、省スペース、コストダウンおよび操作性向上が可能となる。
(実施の形態3)
図8を主として参照しながら、本実施の形態の作業車両100の構成および動作について説明する。
ここに、図8は、本発明に関連する発明における実施の形態3の作業車両100の植付部HST3000の模式的なブロック図である。
植付部HST3000は、矢印X0側のエンジン140に接続される油圧ポンプ3100を有するポンプ部と、矢印X1側の通常植付用ギヤ(図示省略)に接続される通常植付用モーター3110、および矢印X2側の疎植植付用ギヤ(図示省略)に接続される疎植植付用モーター3120を有するモーター部と、これらを接続する油圧回路3010と、を備えた、分離型HSTである。
油圧回路3010には、通常植付と疎植植付との切替を行う切替弁3011が設けられている。
植付部HST3000がポンプ部とモーター部とに分割された分離型HSTであるので、機体レイアウトの自由度を向上させることができる。
そして、モーター部は通常植付用モーター3110および疎植植付用モーター3120の二種類のモーターを有し、通常植付と疎植植付との切替は切替弁3011の操作を利用して行われるので、疎植植付対応ギヤチェンジ用の機械的な部材を植付部HST2000の下流側にわざわざ設ける必要はない。
(実施の形態4)
図9および10を主として参照しながら、本実施の形態の作業車両100の構成および動作について説明する。
ここに、図9は本発明に関連する発明における実施の形態4の作業車両100の植付伝動ケース4000の模式的な斜視図であり、図10は本発明に関連する発明における実施の形態4の作業車両100の植付伝動ケース4000の模式的な側面図である。
植付伝動ケース4000の支持フレームの側面に設けられた穴部には、植込杆駆動を行うチェーン4110の、一方の端部4121が同支持フレームに固定された外付けスプリング4120による張力の付与を利用した自動テンショナーを実現するテンションユニット4100が組み付けられている。
支点Rを中心として回動されるアーム4130は、外付けスプリング4120の他方の端部4122がその内の一つに取り付けられる複数のスプリング取り付け孔4131、4132および4133と、軸4140の一方の端部4141が矢印付きの点線Y1で示された如く挿入される軸挿入孔4134と、を有する。
支点Sを中心として回動されるテンショナー4150は、軸4140の他方の端部4142が矢印付きの点線Y2で示された如く挿入される軸挿入孔4152と、チェーン4110と組み合わせられるテンションスプロケット4151と、を有する。
かくして、チェーン4110の伸びなどに対応して外付けスプリング4120による張力を容易に調節することができ、組み立ておよびメンテナンスが容易な構成を実現することが可能である。
なお、アーム4130には複数のスプリング取り付け孔4131、4132および4133が設けられているので、外付けスプリング4120の他方の端部4122の取り付け位置は容易に変更することができる。
また、外付けスプリング4120そのものも、外付けにされているので、容易に交換することができる。
もちろん、従来は組み立ての簡便性を阻害することがあったタイトナーは不要となるが、タイトナーと類似の取り扱いも複数のスプリング取り付け孔4131、4132および4133の一部を塞ぐことによって可能であるので、仕向地などに対応した仕様の変更は容易である。
本発明における作業車両は、リンクアームの長手方向の長さを変更することが可能であり、作業ユニットが取り付けられる、農業用車両などの作業車両に利用する目的に有用である。
100 作業車両
110 車体
120 メインフレーム
121 傾斜検知部
131 前輪
132 後輪
140 エンジン
150 HST
160 操縦ユニット
161 舵取り装置
162 旋回検知部
170 作業ユニット
1000 リンク機構
1110、1120、1130、1140 リンクアーム
1200 伸縮機構

Claims (5)

  1. 一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
    各前記リンクアーム(1110)は、前側リンクアーム部(1111)と、中央リンクアーム部(1112)と、後側リンクアーム部(1113)と、を有し、
    前記中央リンクアーム部(1112)は、前記前側リンクアーム部(1111)および前記後側リンクアーム部(1113)の内の少なくとも一方に対して摺動可能に構成されており、
    前記伸縮機構(1200)は、前記前側リンクアーム部(1111)に固定された前側支持板(1211)と、前記後側リンクアーム部(1113)に固定された後側支持板(1212)と、前記前側支持板(1211)および前記後側支持板(1212)の内の少なくとも前記後側支持板(1212)に螺合している螺子ロッド(1220)と、前記螺子ロッド(1220)を回転させる調節部材(1230)と、を有することを特徴とする、業車両。
  2. 前記作業ユニット(170)は、前記後側リンクアーム部(1113)に組み付けられており、
    前記後側リンクアーム部(1113)は、前記前側リンクアーム部(1111)と脱着可能であることを特徴とする、請求項に記載の作業車両。
  3. 一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
    前記車両本体の傾斜を検知する傾斜検知部(121)と、
    前記検知された車両本体の傾斜に対応して、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを変更させるべく前記伸縮機構(1200)の制御を行う制御装置(1500)と、を備え、
    前記制御は、前記検知された車両本体の傾斜が後上がりであるときの前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを、前記検知された車両本体の傾斜が前上がりであるときの前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さと比べてより長くするべく行われることを特徴とする、業車両。
  4. 一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
    前記車両本体の旋回を検知する旋回検知部(162)と、
    前記検知された車両本体の旋回に対応して、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを変更させるべく前記伸縮機構(1200)の制御を行う制御装置(1500)と、を備え、
    前記制御は、(1)前記車両本体の旋回が検知されると、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを所定の長さより短くし、(2)前記車両本体の旋回が検知されなくなると、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを段階的に前記所定の長さと等しくするべく行われることを特徴とする、業車両。
  5. 一端が車両本体に回動可能に取り付けられているとともに、他端に作業ユニット(170)が取り付けられるリンク機構(1000)を、前記車両本体の後部に備え、前記リンク機構(1000)は、複数のリンクアーム(1110、1120、1130、1140)と、それらの長手方向の長さを変更させる伸縮機構(1200)と、を有する作業車両であって、
    前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)を回動させるシリンダー機構(1300)と、
    前記シリンダー機構(1300)に配置されたアキュムレーター(1310)と、
    前記アキュムレーター(1310)の圧力を検知する圧力計(1311)と、
    前記検知された圧力に対応して、前記リンクアーム(1110、1120、1130、1140)の長さを変更させるべく前記伸縮機構(1200)の制御を行う制御装置(1500)と、を備えることを特徴とする、業車両。
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