JP6059250B2 - 液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置 - Google Patents

液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置 Download PDF

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Description

本発明は、液滴吐出装置の吐出ノズルを洗浄液に浸して洗浄する液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置に関する発明である。
液滴吐出装置(例えばインクジェット印刷装置、ディスペンサ等)は、吐出ノズルから液滴を吐出して描画するため、吐出ノズルが汚れていると、描画の精度が悪くなる。そこで、特許文献1(特開2009−119371号公報)に記載されているように、洗浄内に洗浄液を流してオーバーフローさせながら、吐出ノズルを洗浄内の洗浄液に浸して洗浄するようにしたものがある。
特開2009−119371号公報
しかし、上記特許文献1のように、洗浄内に洗浄液を流してオーバーフローさせる洗浄方式では、洗浄内の洗浄液の入れ替えがスムーズに行われず、洗浄内に汚れが滞留しやすい。その結果、汚れが比較的多く残留する洗浄液で吐出ノズルを洗浄することになってしまい、吐出ノズルの汚れをきれいに洗浄できない可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、洗浄液による吐出ノズルの洗浄能力を高めることができる液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、液滴吐出装置の吐出ノズルを洗浄液で洗浄する液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置において、洗浄ステージに形成された洗浄液流路と、前記洗浄液流路に洗浄液を供給する洗浄液供給装置と、前記洗浄液流路に供給した洗浄液に前記吐出ノズルを浸して洗浄する動作を制御する洗浄制御手段とを備え、前記洗浄ステージの上面に前記洗浄液流路から洗浄液が該上面に溢れ出すことを防止するための撥液処理が施されている、液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置であって、前記洗浄ステージに設けられ、前記吐出ノズルの洗浄時に前記洗浄液流路に供給した洗浄液に超音波振動を付与する超音波発振器と、前記吐出ノズルの先端部を撮像するカメラと、前記カメラの撮像画像を処理して前記吐出ノズルの汚れ付着状況を画像認識する画像処理装置とを備え、前記洗浄制御手段は、前記洗浄制御手段は、前記吐出ノズルの洗浄前に前記画像処理装置で画像認識した前記吐出ノズルの汚れ付着状況に基づいて前記吐出ノズルの洗浄を行う洗浄時間と前記超音波発振器の超音波振動強度の少なくとも一方を変更して前記吐出ノズルを洗浄することを特徴とするものである。
本発明は、洗浄液流路に洗浄液を供給する構成であるため、洗浄液流路内の洗浄液の入れ替えがスムーズに行われ、吐出ノズルから洗い落とされた汚れが洗浄液流路内に滞留せずに、洗浄液の流れに乗ってスムーズに排出される。これにより、吐出ノズルをきれいな洗浄液で洗浄できるため、吐出ノズルの洗浄能力を高めることができる。しかも、洗浄ステージの上面に撥液処理が施されているため、洗浄液流路に供給した洗浄液が該洗浄液流路から洗浄ステージの上面へ溢れ出ることを防止できると共に、洗浄液の表面張力により洗浄液面を洗浄ステージの上面(撥液処理面)より盛り上がらせることが可能となり、吐出ノズルの先端部を洗浄液に浸しやすくなり、比較的少ない洗浄液で吐出ノズルを洗浄できる利点がある。
更に、本発明は、洗浄ステージに、洗浄液流路に供給した洗浄液に超音波振動を付与する超音波発振器を設けた構成としているため、洗浄液自体の洗浄効果と超音波洗浄との相乗効果によって吐出ノズルの汚れを効率良く除去することができる。
また、本発明は、吐出ノズルの先端部を撮像するカメラと、このカメラの撮像画像を処理して吐出ノズルの汚れ付着状況を画像認識する画像処理装置とを備えた構成としているため、吐出ノズルの洗浄前に画像処理装置で画像認識した吐出ノズルの汚れ付着状況に基づいて吐出ノズルの洗浄を行う洗浄時間と超音波発振器の超音波振動強度の少なくとも一方を変更して吐出ノズルを洗浄することが可能となる。また、例えば、吐出ノズルの洗浄前に吐出ノズルの汚れ付着状況を画像認識すれば、汚れ無しと画像認識した吐出ノズルについては、洗浄を行わないようにすることが可能となり、無駄な洗浄を行わずに済む。一方、吐出ノズルの洗浄後に吐出ノズルの汚れ付着状況を画像認識するようにすれば、汚れ有りと画像認識した吐出ノズルについては、再度、洗浄し直すことが可能となり、吐出ノズルの汚れをより確実に洗い落とすことができる
更に、洗浄液流路に送風する送風装置を備え、吐出ノズルの洗浄後に前記送風装置を運転して洗浄液流路に送風して該洗浄液流路から洗浄液を排出するようにしても良い。このようにすれば、吐出ノズルの洗浄後に送風効果によって洗浄液流路から洗浄液を効率良く排出することができる。
また、洗浄液流路から洗浄液を吸引するポンプを備え、洗浄液流路から洗浄液を排出した後、前記ポンプを運転して洗浄液流路に残留した洗浄液を吸引するようにしても良い。このようにすれば、洗浄液の排出後に洗浄液流路に残留した洗浄液を効率良く取り除くことができる。
更に、ポンプを運転して洗浄液流路に残留した洗浄液を吸引した後、送風装置を運転して洗浄液流路に送風して該洗浄液流路の内面や吐出ノズルに付着した洗浄液を吹き飛ばすようにしても良い。このようにすれば、洗浄液流路の内面や吐出ノズルに付着した洗浄液をより確実に取り除くことができる。
また、本発明は、洗浄液流路の内面に、洗浄液を流れやすくするための親液処理を施すようにしても良い。このようにすれば、洗浄液流路への洗浄液の供給と排出をスムーズに行うことができる。
一般に、液滴吐出装置のヘッドには、複数の吐出ノズルが列設されている。この点を考慮して、本発明は、洗浄時に複数の吐出ノズルの配列を洗浄液流路と交差させて複数の吐出ノズルを個別に洗浄するようにしても良いし、或は、洗浄時に複数の吐出ノズルの配列を洗浄液流路と平行にして複数の吐出ノズルを一括して洗浄するようにしても良い。
図1は本発明の実施例1の吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図2は実施例1の吐出ノズル洗浄装置の平面図である。 図3は吐出ノズルの洗浄開始前の状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図4は洗浄液溜まりを形成した状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図5は吐出ノズルを洗浄液に浸した状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図6は吐出ノズルを超音波洗浄するときの状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図7は洗浄液流路から洗浄液を排出・回収するときの状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図8は洗浄液流路内に残留する洗浄液をポンプで吸引するときの状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図9は洗浄液流路内に送風するときの状態を示す吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図10は本発明の実施例2の吐出ノズル洗浄装置の正面図である。 図2は実施例2の吐出ノズル洗浄装置の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図9に基づいて説明する。
まず、図1及び図2に基づいて本実施例1の吐出ノズル洗浄装置の構成を説明する。
洗浄ステージ11には、洗浄液を流す洗浄液流路12が形成されていると共に、該洗浄液流路12の上面を部分的に開口する洗浄口13が形成されている。洗浄液流路12の入口側には、流路切換え装置14を介して洗浄液供給装置15と送風装置16が並設され、流路切換え装置14の弁14aにより送風装置16側の流路12aを閉鎖して洗浄液供給装置15側の流路12bを開放して該洗浄液供給装置15から洗浄液を洗浄液流路12に供給する洗浄液供給モードと、流路切換え装置14の弁14b(図3、図5等参照)により洗浄液供給装置15側の流路12bを閉鎖して送風装置16側の流路12aを開放して該送風装置16から洗浄液流路12内へ送風する送風モードと、流路切換え装置14の弁14a,14bの両方を閉鎖して送風装置16側の流路12aと洗浄液供給装置15側の流路12bの両方を閉鎖する入口側閉鎖モードとを洗浄動作制御プログラムに従って切り換えるようになっている。
洗浄液流路12の出口側には、流路切換え装置18を介して廃液回収装置19とポンプ20が並設され、流路切換え装置18の弁18aにより廃液回収装置19側の流路12cを閉鎖してポンプ20側の流路12dを開放して洗浄液流路12内に残留する洗浄液をポンプ20で吸引する洗浄液吸引モードと、流路切換え装置18の弁18bによりポンプ20側の流路12dを閉鎖して廃液回収装置19側の流路12cを開放して洗浄液流路12内の洗浄液(廃液)を回収する廃液回収モードと、流路切換え装置18の弁18a,18bの両方を閉鎖して廃液回収装置19側の流路12cとポンプ20側の流路12dの両方を閉鎖する出口側閉鎖モードとを洗浄動作制御プログラムに従って切り換えるようになっている。
また、洗浄ステージ11の上面には、洗浄液流路12の洗浄口13から洗浄液が該洗浄ステージ11の上面に溢れ出すことを防止するための撥液処理膜21が形成されている。この撥液処理膜21は、必ずしも洗浄ステージ11の上面全体に形成する必要はなく、少なくとも、洗浄口13の周囲を取り囲むように形成すれば良く、要は、洗浄液流路12の洗浄口13から洗浄液が溢れ出すことを防止できるように撥液処理膜21の面積や幅を設定すれば良い。洗浄液流路12に供給した洗浄液の量が満杯になると、撥液処理膜21の撥液性によって洗浄口13内の洗浄液面が表面張力で洗浄ステージ11の上面(撥液処理膜21)より盛り上がって洗浄液溜まりが形成された状態となる。
尚、洗浄液流路12の内面に、洗浄液を流れやすくするための親液処理を施すようにしても良い。このようにすれば、洗浄液流路12への洗浄液の供給と排出をスムーズに行うことができる。
また、洗浄ステージ11には、洗浄液流路12に供給した洗浄液に超音波振動を付与する超音波発振器23が設けられている。更に、吐出ノズル32(図5参照)の先端部を下方又は側方から撮像するカメラ25が設けられている。
以上説明した構成の吐出ノズル洗浄装置の洗浄動作は、洗浄制御装置26(洗浄制御手段)によって洗浄動作制御プログラムに従って制御される。この洗浄制御装置26は、画像処理装置としても機能し、カメラ25で吐出ノズル32の先端部を撮像して、その撮像画像を処理して吐出ノズル32の汚れ付着状況を画像認識する。例えば、吐出ノズル32の洗浄前に吐出ノズル32の汚れ付着状況を画像認識すれば、汚れ無しと画像認識した吐出ノズル32については、洗浄を行わないようにすることが可能となり、無駄な洗浄を行わずに済む。一方、吐出ノズル32の洗浄後に吐出ノズル32の汚れ付着状況を画像認識するようにすれば、汚れ有りと画像認識した吐出ノズル32については、再度、洗浄し直すことが可能となり、吐出ノズル32の汚れをより確実に洗い落とすことができる。或は、吐出ノズル32の汚れ付着度合を画像認識して、その汚れ付着度合に応じて洗浄時間を変更したり、超音波洗浄の振動強度を変更するようにしても良い。
次に、洗浄制御装置26によって制御される吐出ノズル洗浄装置の洗浄動作を、図3乃至図9を用いて説明する。
洗浄開始前は、図3に示すように、洗浄液流路12の入口側の流路切換え装置14の弁14a,14bと出口側の流路切換え装置18の弁18a,18bを全て閉鎖した状態(入口側閉鎖モード、出口側閉鎖モード)に維持される。
この後、図4に示すように、入口側の流路切換え装置14の弁14bのみを開放して該洗浄液供給装置15から洗浄液を洗浄液流路12に供給する洗浄液供給モードに切り換え、洗浄液流路12に洗浄液を供給し、洗浄液流路12内の洗浄液の量が満杯になった時点で、洗浄液の供給を終了する。これにより、洗浄ステージ11の上面の撥液処理膜21の撥液性によって洗浄口13内の洗浄液面が表面張力で洗浄ステージ11の上面(撥液処理膜21)より盛り上がって、洗浄口13に洗浄液溜まりが形成された状態となる。尚、洗浄液は、吐出ノズル32から吐出するインクの溶剤(例えば、水、有機溶剤等)と同種の液を使用すれば良い。
洗浄液の供給を終了した後、図5に示すように、入口側の流路切換え装置14の弁14bを閉鎖して洗浄液流路12の入口側と出口側の両方を閉鎖した状態にした上で、液滴吐出装置(例えばインクジェット印刷装置、ディスペンサ等)のヘッド31を洗浄ステージ11の洗浄口13の真上へ移動させて下降させ、該ヘッド31の吐出ノズル32の先端部を洗浄口13内の洗浄液に浸して、吐出ノズル32の先端部に付着した汚れを洗浄液に溶解させる。
この際、図6に示すように、超音波発振器23を動作させて洗浄液流路12内の洗浄液に超音波振動を付与して、吐出ノズル32の先端部を超音波洗浄する。
超音波洗浄の終了後に、図7に示すように、入口側の流路切換え装置14の弁14aを開放すると共に、出口側の流路切換え装置18の弁18aを開放した後、送風装置16を所定時間運転して送風装置16から洗浄液流路12内へ送風して、洗浄液流路12から洗浄液(廃液)を排出して廃液回収装置19内に回収する。
送風装置16の運転終了後に、図8に示すように、入口側の流路切換え装置14の弁14aを閉鎖すると共に、出口側の流路切換え装置18の弁18aを閉鎖し、弁18bを開放してポンプ20を所定時間運転する。これにより、洗浄液流路12に残留した洗浄液や汚れを吸引すると共に、吐出ノズル32に付着した洗浄液や汚れを吸引する。
ポンプ20の運転終了後に、図9に示すように、出口側の流路切換え装置18の弁18bを閉鎖して、洗浄液流路12の出口側を閉鎖すると共に、入口側の流路切換え装置14の弁14aを開放して送風装置16を所定時間運転して送風装置16から洗浄液流路12内へ送風する。これにより、洗浄液流路12の内面や吐出ノズル32に付着した洗浄液の滴を吹き飛ばす。
液滴吐出装置のヘッド31に複数本の吐出ノズル32が列設されている場合は、洗浄時に複数の吐出ノズル32の配列を洗浄液流路12と直角に交差させて、複数本の吐出ノズル32を、1本ずつ(又は洗浄口13内に同時に入る本数ずつ)、上述した図3から図9までの工程を繰り返して洗浄するようにしても良い。
尚、図3から図9までの工程の順序は一例であり、必ずしも、この順序で行う必要はなく、工程の順序を入れ替えたり、一部の工程を省略したり、別の工程を追加しても良いことは言うまでもない。
以上説明した本実施例1では、洗浄液流路12に洗浄液を供給する構成であるため、洗浄液流路12内の洗浄液の入れ替えがスムーズに行われ、吐出ノズル32から洗い落とされた汚れが洗浄液流路12内に滞留せずに、洗浄液の流れに乗ってスムーズに排出される。これにより、吐出ノズル32をきれいな洗浄液で洗浄できるため、吐出ノズル32の洗浄能力を高めることができる。しかも、洗浄ステージ11の上面に撥液処理が施されているため、洗浄液流路12に供給した洗浄液が該洗浄液流路12から洗浄ステージ11の上面へ溢れ出ることを防止できると共に、洗浄液の表面張力により洗浄液面を洗浄ステージ11の上面(撥液処理膜21)より盛り上がらせることが可能となり、吐出ノズル32の先端部を洗浄液に浸しやすくなり、比較的少ない洗浄液で吐出ノズル32を洗浄できる利点がある。しかも、吐出ノズル32を非接触で洗浄できるため、吐出ノズル32を損傷させることなく洗浄できる。
また、液滴吐出装置のヘッド31と比べて洗浄ステージ11の洗浄口13を小さめに形成(例えば吐出ノズル32の洗浄に必要最小限の大きさに形成)すれば、ヘッド31の下面の接着層等に洗浄液が付着することを回避又は最小限にとどめることができ、ヘッド31にダメージの少ない洗浄が可能となる。
次に、図10及び図11を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、上記実施例1と実質的に同じ部分は同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として異なる部分を説明する。
本実施例2では、洗浄ステージ41を液滴吐出装置のヘッドの幅以上の長さ(ヘッドの複数の吐出ノズルの配列の長さ以上)に形成して、洗浄時に複数の吐出ノズルの配列を、洗浄ステージ41に形成した洗浄液流路42と平行にして複数の吐出ノズルを一括して洗浄するようにしている。
この場合、洗浄ステージ41の上面に溝を形成して洗浄液流路42を設けても良いし、洗浄ステージ41の上面のうちの洗浄液流路42の部分に溝を形成せずに親液処理を施して、親液処理膜のみで洗浄液流路42を形成しても良い。勿論、洗浄液流路42は、溝を形成して、その内面に親液処理を施しても良いことは言うまでもない。洗浄ステージ41の上面には、洗浄液流路42から洗浄液が該洗浄ステージ41の上面に溢れ出すことを防止するための撥液処理膜43が形成されている。この撥液処理膜43は、必ずしも洗浄ステージ41の上面全体に形成する必要はなく、少なくとも、洗浄液流路42の両側を挟むように形成すれば良く、要は、洗浄液流路42から洗浄液が溢れ出すことを防止できるように撥液処理膜43の面積や幅を決めれば良い。
また、洗浄液流路42の入口側に洗浄液供給装置15が配置され、洗浄液流路42の出口側に廃液回収装置19が配置されている。その他の箇所は、前記実施例1と同様に構成しても良い。
以上説明した本実施例2では、洗浄時に複数の吐出ノズルの配列を、洗浄ステージ41の洗浄液流路42と平行にして複数の吐出ノズルを一括して洗浄するようにしているため、複数の吐出ノズルの洗浄を能率良く行うことができる。
尚、本発明は、上記実施例1,2に限定されず、例えば、超音波発振器23、ポンプ20、カメラ25、送風装置16のうちのいずれか1つ又は2つ以上を省略しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…洗浄ステージ、12…洗浄液流路、13…洗浄口、14…流路切換え装置、15…洗浄液供給装置、16…送風装置、18…流路切換え装置、19…廃液回収装置、20…ポンプ、21…撥液処理膜、23…超音波発振器、25…カメラ、26…洗浄制御装置(洗浄制御手段)、31…ヘッド、32…吐出ノズル、41…洗浄ステージ、42…洗浄液流路、43…撥液処理膜

Claims (10)

  1. 液滴吐出装置の吐出ノズルを洗浄液で洗浄する液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置において、
    洗浄ステージに形成された洗浄液流路と、
    前記洗浄液流路に洗浄液を供給する洗浄液供給装置と、
    前記洗浄液流路に供給した洗浄液に前記吐出ノズルを浸して洗浄する動作を制御する洗浄制御手段とを備え、
    前記洗浄ステージの上面に前記洗浄液流路から洗浄液が該上面に溢れ出すことを防止するための撥液処理が施されている、液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置であって、
    前記洗浄ステージに設けられ、前記吐出ノズルの洗浄時に前記洗浄液流路に供給した洗浄液に超音波振動を付与する超音波発振器と、
    前記吐出ノズルの先端部を撮像するカメラと、
    前記カメラの撮像画像を処理して前記吐出ノズルの汚れ付着状況を画像認識する画像処理装置とを備え、
    前記洗浄制御手段は、前記吐出ノズルの洗浄前に前記画像処理装置で画像認識した前記吐出ノズルの汚れ付着状況に基づいて前記吐出ノズルの洗浄を行う洗浄時間と前記超音波発振器の超音波振動強度の少なくとも一方を変更して前記吐出ノズルを洗浄することを特徴とする液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  2. 前記吐出ノズルは、複数本列設され、
    前記洗浄制御手段は、前記複数本の吐出ノズルの洗浄前に前記画像処理装置で画像認識した前記各吐出ノズルの汚れ付着状況に基づいて、汚れ無しと画像認識した前記吐出ノズルについては洗浄を行わず、汚れ有りと画像認識した前記吐出ノズルについてのみ洗浄することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  3. 前記複数本の吐出ノズルの配列を前記洗浄液流路と交差させて、前記複数本の吐出ノズルを1本ずつ前記洗浄液流路内の洗浄液に浸して洗浄するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  4. 前記洗浄液流路に送風する送風装置を備え、
    前記洗浄制御手段は、前記吐出ノズルの洗浄後に前記送風装置を運転して前記洗浄液流路に送風して該洗浄液流路から洗浄液を排出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  5. 前記洗浄液流路から洗浄液を吸引するポンプを備え、
    前記洗浄制御手段は、前記洗浄液流路から洗浄液を排出した後、前記ポンプを運転して前記洗浄液流路に残留した洗浄液を吸引することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  6. 前記洗浄液流路に送風する送風装置と、
    前記洗浄液流路から洗浄液を吸引するポンプとを備え、
    前記洗浄制御手段は、前記吐出ノズルの洗浄後に前記送風装置を運転して前記洗浄液流路に送風して該洗浄液流路から洗浄液を排出した後、前記ポンプを運転して前記洗浄液流路に残留した洗浄液を吸引することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  7. 前記洗浄制御手段は、前記ポンプを運転して前記洗浄液流路に残留した洗浄液を吸引した後、前記送風装置を運転して前記洗浄液流路に送風して該洗浄液流路の内面や前記吐出ノズルに付着した洗浄液を吹き飛ばすことを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  8. 前記洗浄液流路の内面に、洗浄液を流れやすくするための親液処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  9. 前記液滴吐出装置のヘッドには複数の吐出ノズルが列設され、
    前記洗浄制御手段は、洗浄時に前記複数の吐出ノズルの配列を前記洗浄液流路と交差させて前記複数の吐出ノズルを個別に洗浄することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
  10. 前記液滴吐出装置のヘッドには複数の吐出ノズルが列設され、
    前記洗浄制御手段は、洗浄時に前記複数の吐出ノズルの配列を前記洗浄液流路と平行にして前記複数の吐出ノズルを一括して洗浄することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の液滴吐出装置の吐出ノズル洗浄装置。
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