JP6058309B2 - 包装用箱とその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、箱体形成片と一体に、吊下片と自立用突起、開封用突起が設けられている包装用箱とその製造方法に関する。
従来、商品を収容して店頭に陳列する包装用箱には、吊り下げて陳列するための吊下片や自立して陳列するための自立用突起が、箱本体から突出して設けられたものがある。また、開封を容易にするために、破断線で形成された開封口が設けられているものがある。
特許文献1に開示されている不正開封防止箱は、四角筒形に組み立てられた4個の側面と、この一側面の開口端部に設けられ先端に差込片を有する蓋板が設けられている。この蓋板は差込片を対向する側面の開口端部に差し込んで四角筒形の開口部を閉鎖している。この差込片が差し込まれる側面の開口端部には、開口端部から側面の内側に延びる2本のミシン線と、このミシン線の端部同士を結ぶ基部線とによって区画形成されるつまみ片が設けられている。そして、差込片を側面の開口端部に差し込んだ状態で、差込片とつまみ片が接着される。開封する時は、つまみ片を指で摘み、ミシン線に沿って外方へ破って開き、差込片と側面との接着を解除して、蓋板を開けるものである。
また、特許文献2に開示されている紙カートンは、四角形に組み立てられた4個の側面が設けられ、互いに対向する一対の側面の開口端部にはそれぞれフラップが設けられ、フラップが設けられていない一方の側面には上面側端面パネルが設けられ、対向する側面には底面側端面パネルが設けられている。底面側端面パネルが設けられている側面には、境界線上の離間した2点を結ぶ押切用切れ目線により底面側端面パネルに隣接する押込部分が区画され、前記押込部分の前記2点からそれぞれ側方の端縁にまで延びる2本の切開用切れ目線が設けられている。各フラップには、底面側端面パネルの切開用切れ目線と近接する分離用切れ目線が形成されている。組み立て工程で、まず一対のフラップを折り曲げその外側に上面側端面パネルを折り曲げて糊付けし、さらにその外側に底面側端面パネルを折り曲げて糊付けする。開封する時は、押込部分を指で押し破り、そのまま押込み部分と上面側端面パネルを指先で挟んで摘むようにして押し開くことで、カートンの端面を開口する。
特開平8−295332号公報 特開2010−52759号公報
上記背景技術のいずれの場合も、陳列のために自立させる構造や吊り下げる構造は考えられていないものであった。また、開封口が箱体形成片の端部にあるため、糊を剥がして開封して再び糊付けする等、上手に改ざんされる恐れがあった。さらに、組み立てる際は、糊付けされた4つの側面の折罫線を90°に折って筒体に形成した後、商品を入れてから筒体の開口部を蓋板等で糊付けするため、作業工程が面倒という問題もあった。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で高い改ざん防止効果を有し、吊下片を設けて吊り下げが可能であり、自立用突起を設けて自立も可能な包装用箱とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、背面と、底面と、正面と、上面が互いに平行に順に連接して折罫線で各々区切られて形成されている包装用箱であり、前記背面の連接方向の側縁部には吊下用の透孔を有する吊下片が設けられ、前記上面の連接方向の側縁部には前記吊下片に糊付けされる糊付片が設けられ、前記背面には前記底面との境界である折罫線に沿って形成されるとともに前記折罫線の端部に接続する前記背面の他の折罫線に連続する破断線が設けられ、前記底面の、前記背面及び前記正面との境界である一対の折罫線には、前記底面側へ突出するコの字形の切断線が各々設けられ、前記切断線の内側は、前記包装用箱の組立状態で、前記背面及び前記正面と面一に連続し前記底面の下方に突出する自立用突起となり、前記自立用突起は前記包装用箱の重心を囲んで設けられ、前記背面との境界である前記折罫線に設けられた切断線は、前記背面の前記破断線に連続して開封用の突起となり、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面の連接方向に対する幅方向の端部には、開封が困難な改ざん防止手段が設けられている。
前記改ざん防止手段は、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面を筒状に組み立てた状態で互いに平行に位置する一対のフラップと、前記フラップの外側に重ねられ前記背面の端縁部に折罫線を介して設けられた内蓋片と、前記内蓋片の外側に重ねられ互いに係合される外蓋片が各々設けられ、前記内蓋片と前記背面の間の前記折罫線上であって前記破断線の途中に、係止用切込線が設けられ、前記外蓋片には前記内蓋片の前記係止用切込線に差し込まれる係止用突起が設けられている。
前記底面の前記自立用突起は、前記背面との間の前記折罫線上に1個と、前記正面との間の前記折罫線上に2個設けられている。前記糊付片は、前記吊下片と同形状であり、前記吊下片と一致する位置に透孔が設けられている。
また本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜いて箱体形成片を形成し、前記箱体形成片には、背面と、底面と、正面と、上面が互いに平行に順に連接して折罫線で各々区切られて形成され、前記背面の連接方向の側縁部には吊下用の透孔を有する吊下片が設けられ、前記上面の連接方向の側縁部には前記吊下片に糊付けされる糊付片が設けられ、前記背面には前記底面との境界である折罫線に沿って形成されるとともに前記折罫線の端部に接続する前記背面の他の折罫線に連続する破断線が設けられ、前記底面の、前記背面及び前記正面との境界である一対の折罫線には、前記底面側へ突出するコの字形の切断線が各々設けられ、前記切断線の内側は、前記包装用箱の組立状態で、前記背面及び前記正面と面一に連続し前記底面の下方に突出する自立用突起となり、前記自立用突起は前記包装用箱の重心を囲んで設けられ、前記背面との境界である前記折罫線に設けられた切断線は、前記背面の前記破断線に連続して開封用の突起となり、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面の連接方向に対する幅方向の端部には、開封が困難な改ざん防止手段が設けられ、前記箱体形成片を、前記正面と前記底面の境界に位置する折罫線で二つ折りして前記吊下片と前記糊付片を糊付けして折り畳み状態とし、この後、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面が互いに略直角となるように立体的に引き起こすことにより箱体を形成する包装用箱の製造方法である。
本発明の包装用箱とその製造方法は、自立用突起が重心の周りに3箇所設けられて、安定して自立して陳列することができ、1個の自立用突起は開封用の破断線に連続して開封用の摘み部となり、構造が簡単で、容易に開封され便利である。開封用の摘み部となる自立用突起は、包装用箱を形成する箱体形成片の中心付近に設けられ、開封するときは連続する破断線を切断しなければならず、開封されたあとが残り高い改ざん防止効果を有している。また、吊下片を設けて吊り下げ可能とし、自立用突起を設けて薄い箱体でも自立可能とし、自由に店頭に陳列することができる
この発明の一実施形態の包装用箱を示す斜視図である。 この発明の一実施形態の包装用箱を示す斜視図である。 この発明の一実施形態の包装用箱の開封する状態を示す斜視図である。 この発明の一実施形態の包装用箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている
図4は、箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、商品を包装する背面14,底面16,正面18,上面20が、互いに平行に連接して形成されている。背面14,底面16,正面18,上面20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは背面14,正面18が長くて互いにほぼ等しく、底面16,上面20が短くて互いにほぼ等しい。背面14,底面16,正面18,上面20は、各々折罫線22,24,26で区切られて設けられている。
背面14の、折罫線22と反対側の側縁部には、吊下片30が折罫線32で区切られて設けられている。吊下片30は、背面14とは連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは背面14よりも大きい矩形である。吊下片30は、包装用箱10の組み立て状態で背面14と面一に上方に延出している。吊下片30の、折罫線32より遠い側縁部30aに近い位置に、吊下用の透孔34が設けられている。
背面14において、吊下片30、底面16との連接方向に対して直角な方向の一方の端部には、矩形の内蓋片36が折罫線38で区切られて設けられている。内蓋片36は、折罫線38から折罫線38と反対の端部までの長さは、包装用箱10の箱体の厚さ、つまり底面16の連接方向の長さよりもわずかに短い。背面14の、折罫線38と反対側の端部には、内蓋片36と同形状の内蓋片40が折罫線42で区切られて設けられている。
背面14には、折罫線38,22,42に沿って開封用の破断線44がコの字形に設けられている。破断線44は、折罫線22の両端部の角部は斜めに切り欠いたように内側を通過して設けられている。折罫線38の中心付近には、破断線44の途中に、後述する差込片62が差し込まれる係止用切込線46が設けられている。係止用切込線46は、折罫線38よりも少し内蓋片36側にずれて設けられ、包装用箱10の組み立て状態で折罫線38を90°に折り曲げたとき、背面14に面一に連続する小さい突起が形成され、係止用突起62の差し込みを容易にする。折罫線42の中心付近にも、破断線44の途中に、後述する差込片72が差し込まれる係止用切込線48が設けられている。係止用切込線48は、折罫線42よりも少し内蓋片40側にずれて設けられ、包装用箱10の組み立て状態で、背面14に面一に連続する小さい突起が形成される。
折罫線22の中心には、破断線44の途中に、自立用突起47を形成する略台形の切断線49が設けられている。切断線49は、台形の上底が底面16側に突出して位置し、包装用箱10の組み立て状態で折罫線22を90°に折り曲げたとき、切断線49の内側が台形状の自立用突起47となり、背面14に連続して底面16の下方に突出する。
底面16の、背面14の折罫線38に隣接する端部には、矩形のフラップ50が折罫線52で区切られて設けられている。底面16の、折罫線52と反対側の端部には、フラップ50とほぼ同形のフラップ54が折罫線56で区切られて設けられている。
正面18の、底面16の折罫線52に隣接する端部には、包装用箱10の組立状態で内蓋片36の外側に重ねられる外蓋片58が折罫線60で区切られて設けられている。外蓋片58は、折罫線60から折罫線60と反対の端部58aまでの長さは、包装用箱10の箱体の厚さ、つまり底面16の連接方向の長さよりもわずかに短い。外蓋片58の、折罫線60と反対側の端部58aの中心には、係止用突起62が設けられている。係止用突起62は、端部58aから離れるに従って細くなる台形状であり、端部58aに接している基端部は、両側に所定長さの切込線66が端部58aに沿って設けられている。切込線66は、係止用突起62の内側で90°に折り曲げられて端部58aに対して約直角に交差して外蓋片58の内側に延出し、外蓋片58に延出した一対の端部は端部58aに対して平行な折罫線64で連結されている。
正面18の、折罫線60と反対側の端部には、包装用箱10の組立状態で内蓋片40の外側に重ねられ外蓋片58とほぼ同じ形状の外蓋片68が折罫線70で区切られて設けられている。外蓋片68は、折罫線70から折罫線70と反対の端部68aまでの長さは、包装用箱10の箱体の厚さ、つまり底面16の連接方向の長さよりもわずかに長い。外蓋片68の、折罫線70と反対側の端部68aの中心には、係止用突起62とほぼ同じ形状の係止用突起72が設けられている。係止用突起72は台形状であり、端部68aに接している基端部に切込線74が設けられ、切込線74は、蓋片68の内側に突出し、外蓋片68に突出した一対の端部は端部68aに対して平行な折罫線75で連結されている。
正面18の、折罫線24の途中の2か所には、自立用突起47と同形の自立用突起76,78を形成する略台形状の切断線80,82が設けられている。切断線80,82は、台形の上底が底面16側に突出して位置し、包装用箱10の組み立て状態で折罫線24を90°に折り曲げたとき、切断線80,82の内側が台形状の自立用突起76,78となり、正面18に連続して底面16の下方に突出する。
上面20の、正面18の折罫線60に隣接する端部には、矩形のフラップ77が折罫線79で区切られて設けられている。上面20の、折罫線79と反対側の端部には、フラップ77とほぼ同形のフラップ81が折罫線83で区切られて設けられている。上面20の、折罫線26と反対側の側縁部には、吊下片30とほぼ同形の糊付片84が折罫線86で区切られて設けられている。糊付片84は、包装用箱10の組み立て状態で吊下片30に接着されて背面14と面一に上方に延出する。糊付片84の、折罫線86より遠い側縁部84aに近い位置に、吊下片30の透孔34と同じ位置に吊下用の透孔88が設けられている。
次に、この実施形態の包装用箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図4が包装用箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、吊下片30の裏面に糊90を塗布する。糊90は、吊下片30の中心よりも透孔34に近い位置に、折罫線32に対して平行に細長く塗布される。そして、折罫線24を正折りして吊下片30と糊付片84の裏面どうしを重ね、糊90で糊付けする。なお、吊下片30の透孔34と、糊付片84の透孔88が一致し、吊り下げ用としてフックなどに掛けることができる。これにより折りたたみ状態となり、この状態で出荷される。
次に、商品を収容し包装する工場等において、折罫線22,24,26を各々90°に正折りし、折罫線86を90°に逆折りして、背面14,底面16,正面18,上面20を四角形の筒体にする。このとき、折罫線22に位置する切断線49は、底面16から開かれて、切断線49の内側の自立用突起47が背面14と面一になり、底面16に対して直角に下方に突出する。また、折罫線24の切断線80,82も同様に、底面16から開かれて、切断線80,82の内側の自立用突起76,78が正面18と面一になり、底面16に対して直角に下方に突出する。
そして、背面14,底面16,正面18,上面20を組み立てた筒体の一方の端部で、折罫線52,79でフラップ50,77を90°に正折りし、次に折罫線38で内蓋片36を90°に正折りする。そして、折罫線60で外蓋片58を90°に正折りし、係止用突起62を折罫線64で正折りし、内蓋片36の係止用切込線46に差し込んで係止し、一方の端部が形成される。係止用突起62は、切込線66が係止用切込線46の周縁部に係止され、抜け落ちることがない。
この後、一方の端部が形成された状態で箱体の中に商品を入れ、開口している他方の端部で、折罫線56,83でフラップ54,81を90°に正折りし、折罫線42で内蓋片40を90°に正折りする。そして、折罫線70で外蓋片68を90°に正折りし、係止用突起72を折罫線75で正折りし、内蓋片40の係止用切込線48に差し込んで係止し、端部が形成される。係止用突起72は、切込線74が係止用切込線48の周縁部に係止され、抜け落ちることがない。これにより、図1、図2に示すように包装用箱10の包装が完了する。
次に、包装用箱10の使用方法について説明する。店頭で包装用箱10を吊り下げて陳列する時は、吊下片30の透孔34と糊付片84の透孔88が一致し、ここを吊り下げ用としてフックなどに掛ける。棚等に置いて陳列する時は、底面16を下に置くと、3個の自立用突起47,76,78が重心を囲む脚部となって安定して自立する。包装用箱10を開封する時は、自立用突起47を摘んで、背面14から引き起こし、自立用突起47に連続する破断線44を切断して、図3に示すように大きい開口部が形成される。
この実施形態の包装用箱10によれば、簡単な構造で、組立方法が容易であり、吊下片30と自立用突起47,76,78を一体に設けて、自由にきれいに陳列することができる。吊下片30に商品名や商品の説明を印刷してデザインスペースの面積を広く設けることができ、セルフセレクション販売に適したものである。底面16には自立用突起47,76,78が3個設けられて重心を囲む脚部となるため、厚みが小さく底面16が細長い形状で底面16が外側に湾曲する場合でも、自立用突起47,76,78が棚等に当接して確実に自立させることができる。従って、吊下片30で吊り下げるか、自立用突起47,76,78で棚等に自立させるかを、周囲の状況に合わせて自由に変更することができる。開封する時は、自立用突起47を摘んで引き上げて破断線44を切断することで簡単に大きく開口させて中の商品を容易に取り出すことができる。自立用突起47底面16から下方に突出しているため、開封の始めに箱の内側に押し込む必要がなく、力が要らず、また中の商品を傷めるおそれがない。自立用突起47は、箱体形成片12の中間付近に設けられ、開封すると明らかに破断線44が切断されて開封した跡が残り、不正に開封することができない。破断線44を切断する他に、外蓋片58,68を開く方法があるが、外蓋片58,68は係止用突起62,72が係止用切込線46,48に係止されているため、開くことが困難で、無理に開くと破損するため、ここから不正に開封することができず高い改ざん防止効果を有するものである。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、吊下片の大きさや箱体の形状は、適宜変更可能である。箱体形成片の各部材の連接する順番は適宜変更可能であり、開封用の自立用突起が箱体形成片の中心付近に位置するものであればよい。開封する自立用突起と破断線は、背面以外に設けられてもよい。糊付片は、吊下片と同形状でなくてもよく、小さいものでもよい。自立用突起は台形以外でもよく、コの字形の切断線で形成される矩形等でもよい。開封用の破断線は、収容する商品の形状や大きさに合わせて適宜変更可能である。前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面を筒状に組み立てた状態で端部を閉鎖する改ざん防止手段は、上記以外でもよい。
10 包装用箱
12 箱体形成片
14 背面
16 底面
18 正面
20 上面
22,24,38,42 折罫線
30 吊下片
34,88 透孔
36,40 内蓋片
44 破断線
46,48 係止用切込線
49,80,82 切断線
47,76,78 自立用突起
50,54,77,81 フラップ
58,68 外蓋片
62,72 係止用突起
84 糊付片

Claims (3)

  1. 一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、背面と、底面と、正面と、上面が互いに平行に順に連接して折罫線で各々区切られて形成されている包装用箱において、
    前記背面の連接方向の側縁部には吊下用の透孔を有する吊下片が設けられ、前記上面の連接方向の側縁部には前記吊下片に糊付けされる糊付片が設けられ、前記背面には前記底面との境界である折罫線に沿って形成されるとともに前記折罫線の端部に接続する前記背面の他の折罫線に連続する破断線が設けられ、前記底面の、前記背面及び前記正面との境界である一対の折罫線には、前記底面側へ突出するコの字形の切断線が各々設けられ、前記切断線の内側は、前記包装用箱の組立状態で、前記背面及び前記正面と面一に連続し前記底面の下方に突出する自立用突起となり、前記自立用突起は前記包装用箱の重心を囲んで設けられ、前記背面との境界である前記折罫線に設けられた切断線は、前記背面の前記破断線に連続して開封用の突起となり、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面の連接方向に対する幅方向の端部には、開封が困難な改ざん防止手段が設けられ、前記改ざん防止手段は、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面を筒状に組み立てた状態で互いに平行に位置する一対のフラップと、前記フラップの外側に重ねられる内蓋片と、前記内蓋片の外側に重ねられ互いに係合される外蓋片が各々設けられ、前記内蓋片には、前記破断線の途中に係止用切込線が設けられ、前記外蓋片には前記内蓋片の前記係止用切込線に差し込まれる係止用突起が設けられていることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記底面の前記自立用突起は、前記背面との間の前記折罫線上に1個と、前記正面との間の前記折罫線上に2個設けられている請求項1記載の包装用箱。
  3. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜いて箱体形成片を形成し、前記箱体形成片には、背面と、底面と、正面と、上面が互いに平行に順に連接して折罫線で各々区切られて形成され、
    前記背面の連接方向の側縁部には吊下用の透孔を有する吊下片が設けられ、前記上面の連接方向の側縁部には前記吊下片に糊付けされる糊付片が設けられ、前記背面には前記底面との境界である折罫線に沿って形成されるとともに前記折罫線の端部に接続する前記背面の他の折罫線に連続する破断線が設けられ、前記底面の、前記背面及び前記正面との境界である一対の折罫線には、前記底面側へ突出するコの字形の切断線が各々設けられ、前記切断線の内側は、前記包装用箱の組立状態で、前記背面及び前記正面と面一に連続し前記底面の下方に突出する自立用突起となり、前記自立用突起は前記包装用箱の重心を囲んで設けられ、前記背面との境界である前記折罫線に設けられた切断線は、前記背面の前記破断線に連続して開封用の突起となり、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面の連接方向に対する幅方向の端部には、開封が困難な改ざん防止手段が設けられ、
    前記箱体形成片を、前記正面と前記底面の境界に位置する折罫線で二つ折りして前記吊下片と前記糊付片を糊付けして折り畳み状態とし、この後、前記背面と、前記底面と、前記正面と、前記上面が互いに直角となるように立体的に引き起こすことにより箱体を形成することを特徴とする包装用箱の製造方法。
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